説明

画像表示装置及び画像表示方法

【課題】膨大な数の画像データが記憶媒体に記憶されている場合にも、ユーザの所望する画像データを簡単に見付けられるようにする。
【解決手段】画像表示装置であるデジタルカメラを再生モードにし、サムネイル表示を指示すると、サムネイル表示画面90が表示される。サムネイル表示画面90には、静止画像ファイルをサムネイル表示するサムネイル表示部91と、キーワード情報毎に重要度を設定するための重要度設定部92とが設けられている。重要度設定部92に設けられた操作部95を操作し、その操作部95に対応したキーワード情報に重要度を設定すると、その設定に応じてサムネイル画像93の画像サイズが変化する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の画像データのサムネイル表示を行う画像表示装置及び画像表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
デジタルの画像データを液晶ディスプレイなどの表示装置に表示する画像表示装置として、デジタルカメラやデジタルフォトフレームなどが知られている。こうした画像表示装置では、縮小表示された画像(以下、サムネイル画像と称す)によって画像データの選択を行えるようにする、いわゆるサムネイル表示が行われている。サムネイル表示では、サムネイル画像によって当該画像データの内容を概略的に確認することができるので、記憶媒体に複数の画像データが記憶されている場合にも、所望の画像データを見付けやすくすることができる。
【0003】
近年では、記憶媒体の記憶容量の増加が進められており、数百から数千単位の膨大な数の画像データが記憶できるようになってきている。このように画像データの数が膨大になると、サムネイル表示を行ったとしても所望の画像データを見付けるのが難しい。そこで、特許文献1では、画像データの選択を行う際に、撮影日時などの検索条件を入力し、検索条件と一致する画像データだけをサムネイル表示するようにしている。このように、サムネイル表示する画像データの数を検索条件によって絞り込むようにすれば、膨大な数の画像データが記憶媒体に記憶されている場合にも、所望の画像データを比較的容易に見付けることができる。
【0004】
また、特許文献1の構成では、複数の検索条件を入力し、各検索条件の全てと一致する画像データだけをサムネイル表示することもできる。画像データの数が膨大である場合には、1つの検索条件だけでは絞り込みが不十分で、依然として多数の画像データが残ってしまうことが懸念されるが、上記のように複数の検索条件の全てと一致するか否かを確認するようにすれば、より細かく絞り込みを行うことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−101573号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、複数の検索条件を入力して絞り込みを行うと、反対に画像データを絞り過ぎてしまい、ユーザの意図に反して所望の画像データが表示されなくなってしまう場合がある。このような場合には、意図に合った結果が得られるように、検索条件の入力を繰り返し行わなければならないが、こうした繰り返しの操作は、ユーザにとって非常に煩わしい。
【0007】
このように、特許文献1の構成は、膨大な数の画像データが記憶媒体に記憶されている場合に、ユーザの所望する画像データを必ずしも簡単に見付けることができるものではなかった。このため、画像表示装置においては、所望する画像データをより簡単に見付けられるようにすることが望まれていた。
【0008】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、膨大な数の画像データが記憶媒体に記憶されている場合にも、ユーザの所望する画像データを簡単に見付けられるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明は、複数の画像データのそれぞれに対応するサムネイル画像を生成し、前記各サムネイル画像を表示部に並べて表示することによって、前記各画像データのサムネイル表示を行う画像表示装置において、前記画像データと、その画像データによって表される画像の内容を示す少なくとも1つのキーワード情報とを対応付けて記憶するファイルから前記各画像データの前記各キーワード情報を読み出し、それらの各キーワード情報を基に前記キーワード情報毎の重要度を設定するための重要度設定部を生成し、その重要度設定部を前記表示部に表示させる重要度設定制御手段と、前記重要度設定部を介して設定された前記各キーワード情報の重要度に応じて前記各サムネイル画像の画像サイズを変化させるサムネイル表示制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0010】
前記重要度設定制御手段は、前記キーワード情報の重要度の設定値を所定の画像サイズに対応付け、前記画像データに1つの前記キーワード情報しか対応付けられていない場合、そのキーワード情報に設定された重要度の画像サイズを当該画像データのサムネイル画像の画像サイズとして決定し、前記画像データに複数の前記キーワード情報が対応付けられている場合、それぞれのキーワード情報に設定された重要度の画像サイズの変動分の総和を算出し、その総和の分だけ拡大又は縮小させた画像サイズを当該画像データのサムネイル画像の画像サイズとして決定する画像サイズ決定手段を備え、前記サムネイル表示制御手段は、前記画像サイズ決定手段が決定した画像サイズで前記各サムネイル画像を生成することにより、前記各サムネイル画像を前記各キーワード情報の重要度に応じた画像サイズに変化させることが好ましい。
【0011】
前記重要度には、前記サムネイル画像を非表示にする設定値があり、前記画像サイズ決定手段は、前記画像データに複数の前記キーワード情報が対応付けられている際、それぞれのキーワード情報のいずれか1つでも非表示の重要度が設定されている場合には、非表示を優先とし、非表示を当該画像データのサムネイル画像の画像サイズとして決定することが好ましい。
【0012】
前記重要度には、前記サムネイル画像を所定の画像サイズよりも小さくならないようにする絶対表示の設定値があり、前記画像サイズ決定手段は、前記画像データに複数の前記キーワード情報が対応付けられている際、それぞれのキーワード情報のいずれか1つでも絶対表示の重要度が設定されている場合には、絶対表示を優先とし、絶対表示を当該画像データのサムネイル画像の画像サイズとして決定することが好ましい。
【0013】
前記重要度設定制御手段は、前記各画像データに対応付けられた前記各キーワード情報のうち、それぞれ示す内容の異なる前記各キーワード情報に対応した操作部を前記重要度設定部に設けるとともに、前記各画像データに多く記憶されている前記キーワード情報の順に前記各操作部を並べて表示することが好ましい。
【0014】
前記重要度設定制御手段は、前記各画像データに対応付けられた前記各キーワード情報のうち、それぞれ示す内容の異なる前記各キーワード情報に対応した操作部を前記重要度設定部に設けるとともに、前記キーワード情報の種別に応じて前記重要度設定部に表示する前記操作部を分類することが好ましい。
【0015】
前記重要度には、前記サムネイル画像を非表示にする設定値があり、前記サムネイル表示制御手段は、前記画像サイズ決定手段によって非表示の画像サイズが決定された場合、その画像データの前記サムネイル画像に代えて前記サムネイル画像よりも小さいアイコンを表示させ、前記各サムネイル画像の順序を維持することが好ましい。
【0016】
前記重要度設定制御手段は、前記各サムネイル画像と同一画面上に前記重要度設定部を表示させることが好ましい。
【0017】
前記ファイルに前記画像データと対応付けて前記キーワード情報を入力するためのキーワード入力手段を設けると、より好適である。
【0018】
前記ファイルは、前記画像データを記憶する画像データ記憶領域と、前記キーワード情報をメタデータとして記憶するメタデータ記憶領域とからなる画像ファイルであり、前記重要度設定制御手段は、前記各画像ファイルのそれぞれから前記キーワード情報を読み出すことによって前記重要度設定部を生成することが好ましい。
【0019】
また、本発明は、複数の画像データのそれぞれに対応するサムネイル画像を生成し、前記各サムネイル画像を表示部に並べて表示することによって、前記各画像データのサムネイル表示を行う画像表示方法において、前記画像データと、その画像データによって表される画像の内容を示す少なくとも1つのキーワード情報とを対応付けてファイルに記憶させるステップと、前記ファイルから前記各画像データの前記キーワード情報を読み出し、それらの各キーワード情報を基に前記キーワード情報毎の重要度を設定するための重要度設定部を生成し、その重要度設定部を前記表示部に表示させるステップと、前記重要度設定部を介して設定された前記各キーワード情報の重要度に応じて前記各サムネイル画像の画像サイズを変化させるステップとを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明では、画像データの内容を示すキーワード情報毎に重要度を設定し、その重要度に応じて各サムネイル画像の画像サイズを変化させるようにしたので、例えば、ユーザの意図に合うキーワード情報の重要度を高くするように各キーワード情報の重要度を設定した際に、ユーザの意図に合う画像データのサムネイル画像を拡大表示させることが可能になる。こうすれば、拡大表示されたサムネイル画像を参照することで、膨大な数の画像データが記憶媒体に記憶されている場合にも、ユーザの所望する画像データを簡単に見付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】デジタルカメラの正面斜視図である。
【図2】デジタルカメラの背面図である。
【図3】デジタルカメラの電気的構成を概略的に示すブロック図である。
【図4】静止画像ファイルの構成を示す説明図である。
【図5】再生モードの画面の一例を示す説明図である。
【図6】ダイアログボックスを画面に表示した状態を示す説明図である。
【図7】キーワード入力画面の一例を示す説明図である。
【図8】サムネイル表示画面の一例を示す説明図である。
【図9】各サムネイル画像の画像サイズを重要度の設定に応じて変化させた状態を示す説明図である。
【図10】デジタルカメラの動作を概略的に示すフローチャートである。
【図11】画像サイズ決定処理の手順を概略的に示すフローチャートである。
【図12】重要度を低く設定できるようにした例を示す説明図である。
【図13】重要度を増減させられるようにした例を示す説明図である。
【図14】操作部をチェックボックス式のGUIとした例を示す説明図である。
【図15】操作部を分類して表示できるようにしたサムネイル表示画面の一例を示す説明図である。
【図16】操作部を分類して表示する場合のキーワード入力画面の一例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1に示すように、デジタルカメラ(画像表示装置)2は、略直方体状に形成されたカメラ本体4を有している。カメラ本体4の前面には、撮影レンズ10を保持するレンズ鏡筒11と、撮影実行の際に被写体を照射するフラッシュ発光部12とが設けられている。カメラ本体4の上面には、撮影実行を指示するレリーズボタン14と、電源のON/OFFを切り替える電源ボタン15と、撮影レンズ10をワイド側もしくはテレ側に変倍させるズーム操作を行うためのズームレバー16とが設けられている。
【0023】
レリーズボタン14は、2段階押しのスイッチとなっている。レリーズボタン14を軽く押す(半押し)と、AF(自動焦点調整)やAE(自動露出調整)などの各種の撮影準備処理が実施される。この半押しした状態からレリーズボタン14をさらに押し込む(全押し)と、デジタルカメラ2に撮影の実行が指示され、撮影準備処理が施された1画面分の撮像信号が画像データに変換される。
【0024】
図2に示すように、カメラ本体4の背面には、液晶ディスプレイ(表示部)20、モード選択ボタン21、メニューボタン22が設けられている。液晶ディスプレイ20は、撮影した画像や撮影待機時のいわゆるスルー画、及び各種のメニュー画面などを表示する。デジタルカメラ2は、静止画像を取得する静止画撮影モード、動画像を取得する動画撮影モード、取得した各画像を液晶ディスプレイ20に再生表示する再生モードなどの複数の動作モードを有している。モード選択ボタン21は、デジタルカメラ2の各動作モードを切り替える際に操作される。デジタルカメラ2の動作モードは、モード選択ボタン21の押下操作に応じて順次切り替えられる。メニューボタン22は、液晶ディスプレイ20に各種の設定メニューを表示させる際に操作される。
【0025】
また、液晶ディスプレイ20の前面には、タッチパネル24(図3参照)が設けられている。タッチパネル24は、その表面がカメラ本体4の背面と略面一になるように取り付けられている。タッチパネル24は、指や専用のペンなどで表面が押圧された際に、その位置を検出する。
【0026】
このデジタルカメラ2では、液晶ディスプレイ20に表示されるアイコンや画像に合わせて、タッチパネル24の表面を指で押圧したり、押圧した状態のまま指を移動させたりすることにより、撮影機能の設定や表示する画像の切り替えなどといった各種の操作を直感的に行うことができる。
【0027】
図3に示すように、レンズ鏡筒11には、モータ30が接続されている。モータ30は、ギヤなどの伝達機構を介してレンズ鏡筒11に駆動力を伝えることにより、レンズ鏡筒11の繰り出し/繰り込みを行う。図3では便宜的に図示を簡略化しているが、撮影レンズ10は、複数枚のレンズからなるレンズ群であり、レンズ鏡筒11の繰り出し/繰り込みに応じて各レンズの間隔を変化させることによって倍率を変化させる。また、撮影レンズ10には、倍率を変化させる光学系の他に、開口面積を変化させることによって撮影レンズ10から出射される光の量を調節する絞り機構や、光軸方向に移動することによって撮影レンズ10の焦点を調節するフォーカスレンズが設けられている。
【0028】
モータ30は、モータドライバ32に接続されている。モータドライバ32は、デジタルカメラ2の全体を統括的に制御するCPU(重要度設定制御手段)34に接続されており、このCPU34からの制御信号に基づいてモータ30に駆動パルスを送信する。モータ30は、この駆動パルスに応じて回転軸を回転駆動する。
【0029】
撮影レンズ10の背後には、撮影レンズ10によって結像された被写体像を撮像するCCD36が配置されている。CCD36には、CPU34によって制御されるタイミングジェネレータ(TG)38が接続され、このTG38から入力されるタイミング信号(クロックパルス)により、電子シャッタのシャッタ速度が決定される。
【0030】
CCD36から出力された画像データは、相関二重サンプリング回路(CDS)40に入力され、CCD36の各セルの蓄積電荷量に正確に対応したR、G、Bの画像データとして出力される。CDS40から出力された画像データは、増幅器(AMP)41で増幅され、A/D変換器(A/D)42でデジタルの画像データに変換される。
【0031】
画像入力コントローラ43は、バス44を介してCPU34に接続され、CPU34の制御命令に応じて、CCD36、CDS40、AMP41、及びA/D42の各部を制御する。A/D42から出力された画像データは、SDRAM45に一時的に記録される。
【0032】
画像信号処理回路46は、SDRAM45から画像データを読み出して、階調変換、ホワイトバランス補正、γ補正処理などの各種画像処理を施し、この画像データを再度SDRAM45に記録する。YC変換処理回路47は、画像信号処理回路46で各種処理を施された画像データをSDRAM45から読み出し、輝度信号Yと色差信号Cr、Cbとに変換する。液晶ドライバ48は、画像信号処理回路46、YC変換処理回路47を経た画像データをSDRAM45から読み出し、アナログのコンポジット信号に変換して液晶ディスプレイ20に表示する。
【0033】
圧縮伸長処理回路50は、YC変換処理回路47でYC変換された画像データを、例えば、TIFFやJPEGなどといった圧縮形式のファイルフォーマットに変換し、静止画像ファイル54(図4参照)を生成する。メディアコントローラ51は、メディアスロットに着脱自在に装着されたメモリカード52にアクセスし、生成された静止画像ファイル54の読み書きを行う。
【0034】
図4に示すように、メモリカード52は、複数の静止画像ファイル54を記憶することができる。静止画像ファイル54は、画像データ記憶領域55と、メタデータ記憶領域56とを有している。画像データ記憶領域55は、シャッタレリーズ時の被写体像を示す画像データ57を記憶している。メタデータ記憶領域56は、当該画像データ57によって表される静止画像の内容を示すキーワード情報58をメタデータとして記憶する。メタデータ記憶領域56は、複数のキーワード情報58を記憶することができる。
【0035】
キーワード情報58とは、例えば、撮影日時、撮影場所、被写体(人物、動物、植物、建築物など)の名前、撮影時のイベント名(運動会、花見、旅行など)、撮影シーン(日中、夜景、水中など)などである。これらのキーワード情報58のうち、撮影日時の情報は、静止画像ファイル54の生成時に自動的に入力される。
【0036】
CPU34には、デジタルカメラ2に時計機能を付与するカウンタ60が設けられている。CPU34は、レリーズボタン14が押下されて撮影の実行が指示されると、各部を制御して静止画像ファイル54を生成するとともに、カウンタ60を参照し、例えば2009年7月2日15時13分26秒といったように、レリーズボタン14を押下した時の年月日及び時刻の文字列を撮影日時のキーワード情報58として当該静止画像ファイル54のメタデータ記憶領域56に書き込む。また、撮影日時以外のキーワード情報58は、撮影が完了した後にユーザが任意に入力することができる。
【0037】
バス44には、上記の他に、フラッシュ制御部62、AE/AWB検出回路63、及びAF検出回路64などが接続されている。フラッシュ制御部62は、CPU34から送信されるフラッシュ発光信号に応じてフラッシュ発光部12を発光させる。AE/AWB検出回路63は、YC変換処理回路47でYC変換された画像データの輝度信号Yと色差信号Cr、Cbとの積算値を基に、被写体の輝度を表す測光値を算出し、この算出結果をCPU34に送信する。CPU34は、AE/AWB検出回路63から送信された測光値を基に、露出量、及びホワイトバランスの適否を判断し、撮影レンズ10の絞り機構やCCD36などの動作を制御する。
【0038】
AF検出回路64は、A/D42でデジタル化された画像データを基に撮影レンズ10の合焦位置を算出し、その算出結果をCPU34に送信する。CPU34は、レリーズボタン14の半押しにともなう撮影準備処理の際にAF検出回路64に合焦位置を算出させ、その算出結果に応じて撮影レンズ10のフォーカスレンズの位置を調節することにより、撮影レンズ10を合焦させる。
【0039】
また、CPU34には、レリーズボタン14、ズームレバー16、モード選択ボタン21、メニューボタン22、タッチパネル24といった各種の操作部材が接続されている。これらの各操作部材は、操作を検出し、その検出結果をCPU34に入力する。
【0040】
モード選択ボタン21を押下してデジタルカメラ2を再生モードにすると、CPU34は、メモリカード52にアクセスし、キーワード情報58を基に撮影日時の最も古い静止画像ファイル54を読み出す。そして、図5に示すように、その静止画像ファイル54の画像データ57に応じた静止画像70を液晶ディスプレイ20に表示させる。また、この際、CPU34は、静止画像70とともに送りボタン71と戻しボタン72とを液晶ディスプレイ20に表示させる。
【0041】
CPU34は、送りボタン71のタッチ操作がタッチパネル24によって検出されると、現在静止画像70を表示させている静止画像ファイル54の次に取得された静止画像ファイル54をメモリカード52から読み出し、その静止画像ファイル54の画像データ57に応じた静止画像70を液晶ディスプレイ20に表示させる。一方、CPU34は、戻しボタン72のタッチ操作がタッチパネル24によって検出されると、現在静止画像70を表示させている静止画像ファイル54の前に取得された静止画像ファイル54をメモリカード52から読み出し、その静止画像ファイル54の画像データ57に応じた静止画像70を液晶ディスプレイ20に表示させる。
【0042】
このように、再生モードでは、各ボタン71、72をタッチ操作することで、メモリカード52に記憶された各静止画像ファイル54の静止画像70を撮影日時順に送りながら参照することができる。
【0043】
CPU34は、再生モード中にメニューボタン22の押下が検出されると、図6に示すように、現在静止画像70を表示させている静止画像ファイル54へのキーワード情報58の入力を指示するためのキーワード入力ボタン75と、メモリカード52に記憶された各静止画像ファイル54のサムネイル表示を指示するためのサムネイル表示ボタン76とが設けられたダイアログボックス74を液晶ディスプレイ20に表示させる。
【0044】
CPU34は、タッチパネル24によってキーワード入力ボタン75のタッチ操作が検出されると、図7に示すキーワード入力画面(キーワード入力手段)80を液晶ディスプレイ20に表示させる。キーワード入力画面80には、画像表示部81と、キーワード入力部82と、入力済みキーワード表示部83とが設けられている。画像表示部81には、キーワード情報58を入力する静止画像ファイル54の静止画像70を縮小させた縮小画像84が表示される。キーワード入力部82には、数字やアルファベットの入力、及び変換や入力の実行などを指示するための各種のボタンが配列されたキーボード85と、キーボード85によって入力された文字列を表示するための入力ボックス86とが設けられている。入力済みキーワード表示部83には、当該静止画像ファイル54に対して既に入力されているキーワード情報58が表示される。
【0045】
CPU34は、キーワード入力ボタン75のタッチ操作によって、静止画像70が表示された静止画像ファイル54へのキーワード情報58の入力が指示されると、その静止画像ファイル54の画像データ57を基に縮小画像84を生成するとともに、その静止画像ファイル54のメタデータ記憶領域56を参照し、メタデータ記憶領域56に記憶されたキーワード情報58を読み出す。そして、生成した縮小画像84を画像表示部81に表示させるとともに、読み出したキーワード情報58を入力済みキーワード表示部83に表示させることにより、キーワード入力画面80を構成し、そのキーワード入力画面80を液晶ディスプレイ20に表示させる。
【0046】
キーワード入力画面80では、キーボード85を介して入力ボックス86に所定の文字列を入力した後、キーボード85に設けられた入力実行ボタンをタッチ操作する。これにより、入力ボックス86に入力された文字列がキーワード情報58として当該静止画像ファイル54のメタデータ記憶領域56に書き込まれる。また、入力実行ボタンをタッチ操作すると、入力ボックス86の文字列が消去され、入力済みのキーワード情報58として入力済みキーワード表示部83に表示される。
【0047】
キーワード入力画面80によるキーワード情報58の入力は、メニューボタン22を押下することによって表示されるダイアログボックスから入力終了を指示するか、モード選択ボタン21を押下してデジタルカメラ2の動作モードを切り替えることで終了する。メニューボタン22を押下して入力終了を指示した場合には、キーワード入力画面80から図5に示す再生モードの画面に液晶ディスプレイ20の表示が切り替えられる。モード選択ボタン21を押下してデジタルカメラ2の動作モードを静止画撮影モードもしくは動画撮影モードに切り替えた場合には、キーワード入力画面80からスルー画に液晶ディスプレイ20の表示が切り替えられる。
【0048】
一方、CPU34は、ダイアログボックス74を液晶ディスプレイ20に表示させた後、タッチパネル24によってサムネイル表示ボタン76のタッチ操作が検出されると、図8に示すサムネイル表示画面90を液晶ディスプレイ20に表示させる。サムネイル表示画面90には、メモリカード52に記憶された各静止画像ファイル54をサムネイル表示するサムネイル表示部91と、メモリカード52に記憶された各静止画像ファイル54に含まれるキーワード情報58毎に重要度を設定するための重要度設定部92とが設けられている。
【0049】
サムネイル表示部91には、メモリカード52に記憶された各静止画像ファイル54のそれぞれに対応した複数のサムネイル画像93が並べて表示されている。サムネイル表示画面90では、サムネイル画像93をタッチ操作することで、静止画像ファイル54の選択を行うことができる。サムネイル画像93をタッチ操作すると、サムネイル表示画面90から図5に示す再生モードの画面に液晶ディスプレイ20の表示が切り替えられ、タッチ操作したサムネイル画像93に対応する静止画像ファイル54の静止画像70が表示される。
【0050】
サムネイル表示部91の右端には、タッチ操作に応じて上下方向にスライドするスクロールバー94が設けられている。サムネイル表示部91は、各サムネイル画像93が一画面内に納まらない場合に、スクロールバー94をタッチ操作して画面を上下方向にスクロールさせることにより、全ての各サムネイル画像93が表示できるように構成されている。
【0051】
重要度設定部92には、メモリカード52に記憶された各静止画像ファイル54に含まれる各キーワード情報58のそれぞれに対応した複数の操作部95が設けられている。操作部95は、スライドバー式のGUIであり、キーワード情報58として入力された文字列を表示するためのタグ96と、タグ96に表示されたキーワード情報58の重要度を設定するためのスライダー97とで構成されている。
【0052】
重要度設定部92の下端には、タッチ操作に応じて横方向にスライドするスクロールバー98が設けられている。重要度設定部92は、各操作部95が一画面内に納まらない場合に、スクロールバー98をタッチ操作して画面を横方向にスクロールさせることにより、全ての各操作部95が表示できるように構成されている。
【0053】
また、重要度設定部92には、100%表示、+10%表示、+20%表示、+30%表示、及び非表示の5本の設定ラインが設けられている。これらの各設定ラインは、各操作部95とともにキーワード情報58の重要度を設定するために用いられる。重要度設定部92では、操作部95のスライダー97をタッチ操作し、スライダー97を任意の設定ライン上に配置することにより、その操作部95に対応したキーワード情報58に、設定ラインに応じた重要度が設定される。
【0054】
各設定ラインは、非表示の設定ラインが最も重要度が低く、100%表示、+10%表示、+20%表示、+30%表示の順に重要度が高くなるように設定されている。100%表示の設定ラインにスライダー97を配置すると、当該スライダー97に対応するキーワード情報58に100%表示の重要度が設定され、このキーワード情報58を含む静止画像ファイル54のサムネイル画像93を、基準値である100%の画像サイズで表示させることがCPU34に指示される。
【0055】
+10%表示の設定ラインにスライダー97を配置すると、当該スライダー97に対応するキーワード情報58に+10%表示の重要度が設定され、このキーワード情報58を含む静止画像ファイル54のサムネイル画像93を、110%の画像サイズで表示させることがCPU34に指示される。同様に、+20%表示、+30%表示の設定ラインにスライダー97を配置すると、それぞれ+20%表示、+30%表示の重要度が設定され、120%、130%の画像サイズでサムネイル画像93を表示させることがCPU34に指示される。
【0056】
非表示の設定ラインにスライダー97を配置すると、当該スライダー97に対応するキーワード情報58に非表示の重要度が設定され、このキーワード情報58を含む静止画像ファイル54のサムネイル画像93を、非表示にすることがCPU34に指示される。
【0057】
このように、重要度設定部92では、キーワード情報58の重要度をサムネイル画像93の画像サイズに対応付けて設定する。これにより、キーワード情報58の重要度を高くするほど、そのキーワード情報58を含む静止画像ファイル54のサムネイル画像93の画像サイズが大きくなる。
【0058】
CPU34は、サムネイル表示ボタン76のタッチ操作によって各静止画像ファイル54のサムネイル表示が指示されると、メモリカード52にアクセスし、メモリカード52に記憶された各静止画像ファイル54のメタデータ記憶領域56のそれぞれから全てのキーワード情報58を読み出す。そして、読み出した各キーワード情報58を基に、重要度設定部92に表示させる各操作部95を生成する。この際、CPU34は、異なる静止画像ファイル54に同じ文字列を示すキーワード情報58が記憶されている場合、これらを1つのキーワード情報58として扱う。
【0059】
例えば、静止画像ファイルAに「タロウ」というキーワード情報58と、「運動会」というキーワード情報58とが記憶され、静止画像ファイルBに「ジロウ」というキーワード情報58と、「運動会」というキーワード情報58とが記憶されている場合、CPU34は、「運動会」の2つのキーワード情報58を1つの同じキーワード情報58として扱い、「タロウ」、「ジロウ」、「運動会」のキーワード情報58に対応する3つの操作部95を生成する。
【0060】
CPU34は、各操作部95を生成すると、それらを重要度設定部92に表示する。この際、CPU34は、各静止画像ファイル54に多く記憶されているキーワード情報58の順に各操作部95を重要度設定部92に表示する。例えば、「タロウ」というキーワード情報58が6つの静止画像ファイル54に記憶され、「ジロウ」というキーワード情報58が5つの静止画像ファイル54に記憶され、「運動会」というキーワード情報58が4つの静止画像ファイル54に記憶されている場合、CPU34は、左端から「タロウ」、「ジロウ」、「運動会」の順に、各操作部95を重要度設定部92に表示する。
【0061】
これにより、メモリカード52に記憶された各静止画像ファイル54に含まれる各キーワード情報58のうち、それぞれ示す内容(入力された文字列)の異なる各キーワード情報58に対応した各操作部95が重要度設定部92に設けられる。
【0062】
なお、各静止画像ファイル54に多く記憶されているキーワード情報58は、ユーザの所望するキーワード情報58である可能性が高い。従って、上記のように、各静止画像ファイル54に多く記憶されているキーワード情報58の順に各操作部95を重要度設定部92に表示するようにすれば、重要度設定部92における重要度の設定の操作性を高めることができる。
【0063】
CPU34には、サムネイル表示制御部65と、画像サイズ決定部66とが設けられている。サムネイル表示制御部65は、サムネイル表示ボタン76のタッチ操作によって各静止画像ファイル54のサムネイル表示が指示された際に、メモリカード52に記憶された各静止画像ファイル54を読み出し、各静止画像ファイル54の画像データ57を基に、各静止画像ファイル54のサムネイル画像93を生成する。この際、サムネイル表示制御部65は、基準値である100%の画像サイズで各サムネイル画像93を生成する。そして、サムネイル表示制御部65は、メタデータ記憶領域56に記憶された撮影日時のキーワード情報58を基に、生成した各サムネイル画像93を取得された順に並べることにより、各サムネイル画像93をサムネイル表示部91にサムネイル表示させる。
【0064】
このように、サムネイル表示を指示すると、図8に示すように、100%の画像サイズの各サムネイル画像93がサムネイル表示部91に表示され、かつ各スライダー97が100%表示の設定ライン上に配置された各操作部95が重要度設定部92に表示されたサムネイル表示画面90が構成され、そのサムネイル表示画面90が液晶ディスプレイ20に表示される。
【0065】
画像サイズ決定部66は、サムネイル表示画面90が液晶ディスプレイ20に表示された後、各スライダー97のいずれかがタッチ操作されたこと、すなわち各キーワード情報58の重要度の設定が行われたことに応答して各サムネイル画像93の画像サイズを決定する処理を開始する。
【0066】
画像サイズ決定部66は、処理を開始すると、1つの静止画像ファイル54をメモリカード52から読み出す。そして、その静止画像ファイル54のメタデータ記憶領域56を参照し、その静止画像ファイル54に含まれる全てのキーワード情報58を読み出す。この後、画像サイズ決定部66は、読み出したキーワード情報58に対応する操作部95のスライダー97の位置を参照することにより、そのキーワード情報58に設定された重要度を確認する。静止画像ファイル54に複数のキーワード情報58が記憶されている場合には、各キーワード情報58のそれぞれの重要度を確認する。画像サイズ決定部66は、キーワード情報58の重要度を確認したら、その重要度に応じて当該静止画像ファイル54のサムネイル画像93の画像サイズを決定する。
【0067】
画像サイズ決定部66は、静止画像ファイル54に1つのキーワード情報58しか記憶されていない場合、そのキーワード情報58に設定された重要度の画像サイズを当該静止画像ファイル54のサムネイル画像93の画像サイズとして決定する。一方、画像サイズ決定部66は、静止画像ファイル54に複数のキーワード情報58が記憶されている場合、各キーワード情報58に設定された重要度の画像サイズの増加分の総和を算出し、その総和の分だけ拡大させた画像サイズを当該静止画像ファイル54のサムネイル画像93の画像サイズとして決定する。
【0068】
例えば、静止画像ファイルCに「タロウ」、「ジロウ」、「運動会」の3つのキーワード情報58が記憶され、「タロウ」のキーワード情報58に+30%表示の重要度が設定され、「ジロウ」のキーワード情報58に+30%表示の重要度が設定され、「運動会」のキーワード情報58に100%表示の重要度が設定されている場合、各重要度の画像サイズの増加分の総和は、(30%+30%+0%)=60%であるから、画像サイズ決定部66は、60%拡大させた160%を当該静止画像ファイル54のサムネイル画像93の画像サイズとして決定する。但し、サムネイル画像93の画像サイズを際限なく拡大させてしまうと、サムネイル表示部91が見辛くなってしまう恐れがあるので、画像サイズ決定部66は、200%を上限として画像サイズの決定を行う。なお、この上限値は、200%に限ることなく、液晶ディスプレイ20の画面の大きさなどに応じて適宜設定すればよい。
【0069】
また、画像サイズ決定部66は、各キーワード情報58に設定された重要度の画像サイズのいずれか1つでも非表示の重要度が設定されている場合には、他のキーワード情報58に拡大を指示する高い重要度が設定されていたとしても、非表示を優先とし、非表示を当該静止画像ファイル54のサムネイル画像93の画像サイズとして決定する。
【0070】
例えば、静止画像ファイルDに「タロウ」、「ジロウ」、「運動会」の3つのキーワード情報58が記憶され、「タロウ」のキーワード情報58に+30%表示の重要度が設定され、「ジロウ」のキーワード情報58に+30%表示の重要度が設定され、「運動会」のキーワード情報58に非表示の重要度が設定されている場合、画像サイズ決定部66は、「タロウ」、「ジロウ」のキーワード情報58の重要度よりも「運動会」のキーワード情報58の重要度を優先させ、非表示を当該静止画像ファイル54のサムネイル画像93の画像サイズとして決定する。
【0071】
画像サイズ決定部66は、上記の処理をメモリカード52に記憶された全ての静止画像ファイル54に対して行うことにより、重要度が設定された後の各静止画像ファイル54のサムネイル画像93の画像サイズを決定する。また、画像サイズ決定部66は、画像サイズを決定する毎に、その画像サイズの情報をサムネイル表示制御部65に送信する。
【0072】
サムネイル表示制御部65は、画像サイズ決定部66から画像サイズの情報を受信すると、その情報が示す画像サイズで、対応する静止画像ファイル54のサムネイル画像93を生成し直し、そのサムネイル画像93をサムネイル表示部91に表示する。そして、サムネイル表示制御部65は、画像サイズの情報を受信する毎に上記処理を繰り返すことにより、図9に示すようにサムネイル表示画面90を更新する。これにより、重要度設定部92での各キーワード情報58の重要度の設定に応じて、サムネイル表示部91の各サムネイル画像93の画像サイズが変化する。
【0073】
また、サムネイル表示制御部65は、決定された画像サイズが非表示である場合、当該静止画像ファイル54のサムネイル画像93に代えて微小なアイコン100を表示させ、各サムネイル画像93の順序を維持する。このアイコン100をタッチ操作すると、サムネイル画像93の場合と同様に、サムネイル表示画面90から図5に示す再生モードの画面に液晶ディスプレイ20の表示が切り替えられ、タッチ操作したアイコン100に対応する静止画像ファイル54の静止画像70が表示される。
【0074】
このようにアイコン100を表示させ、非表示になった静止画像ファイル54があることをユーザに報知するようにすれば、所望する静止画像ファイル54であるか否かを前後のサムネイル画像93から最終的にユーザに判断させることが可能になり、より使い勝手を向上させることができる。なお、アイコン100は、100%の画像サイズのサムネイル画像93よりも小さく、かつタッチ操作が可能な程度の大きさであればよい。また、図9では、矩形状のアイコン100を示したが、アイコン100の形状は、上記の条件を満たす任意の形状でよい。さらには、画像の内容が認識できない程度まで縮小させたサムネイル画像93をアイコン100としてもよい。
【0075】
次に、図10に示すフローチャートを参照しながら、上記構成によるデジタルカメラ2の作用について説明する。モード選択ボタン21を押下してデジタルカメラ2を再生モードにすると、撮影日時の最も古い静止画像ファイル54の静止画像70が液晶ディスプレイ20に表示される(図5参照)。再生モードでは、送りボタン71又は戻しボタン72をタッチ操作することで、メモリカード52に記憶された各静止画像ファイル54の静止画像70を撮影日時順に送りながら参照することができる。
【0076】
メモリカード52に膨大な数の静止画像ファイル54が記憶されている場合、送りボタン71をタッチ操作して静止画像70を順次送りながら所望の静止画像ファイル54の静止画像70を表示させることは、非常に煩わしく、時間も掛かってしまう。そこで、こうした場合には、再生モードにある状態でメニューボタン22を押下し、液晶ディスプレイ20にダイアログボックス74(図6参照)を表示させる。そして、サムネイル表示ボタン76をタッチ操作し、メモリカード52に記憶された各静止画像ファイル54のサムネイル表示を指示する。
【0077】
各静止画像ファイル54のサムネイル表示を指示すると、100%の画像サイズの各サムネイル画像93がサムネイル表示部91に表示され、各スライダー97が100%表示の設定ライン上に配置された各操作部95が重要度設定部92に表示されたサムネイル表示画面90(図8参照)が液晶ディスプレイ20に表示される。
【0078】
ユーザは、所望の静止画像ファイル54を選択する際、重要度設定部92に設けられた各操作部95のスライダー97をタッチ操作し、各キーワード情報58の重要度を設定する。この際、ユーザは、自身の意図に合うキーワード情報58の重要度は高く、自身の意図に合わないキーワード情報58の重要度は低くする。
【0079】
重要度の設定を行うと、各サムネイル画像93の画像サイズを決定する処理が、画像サイズ決定部66によって行われる。図11のフローチャートに示すように、画像サイズ決定部66は、画像サイズの決定処理を開始すると、まずメモリカード52に記憶された静止画像ファイル54の総数Nを取得する。画像サイズ決定部66は、総数Nを取得した後、N番目の静止画像ファイル54をメモリカード52から読み出す。この後、画像サイズ決定部66は、その静止画像ファイル54のメタデータ記憶領域56を参照し、基準値である100%以外の重要度を検索条件とし、検索条件として設定されているキーワード情報58の数Mを取得する。
【0080】
画像サイズ決定部66は、数Mを取得したら、その静止画像ファイル54のメタデータ記憶領域56を参照してM番目の検索条件の重要度を取得し、数Mの値を1減算する。そして、画像サイズ決定部66は、この処理を数Mの値が0になるまで繰り返し、検索条件として設定されている各キーワード情報58の重要度を取得する。
【0081】
この後、画像サイズ決定部66は、取得した各重要度の画像サイズの増加分の総和を算出する。画像サイズ決定部66は、総和を算出したら、その総和の分だけ拡大させた画像サイズをN番目の静止画像ファイル54のサムネイル画像93の画像サイズとして決定する。なお、取得した数Mが0であった場合、すなわち検索条件としてのキーワード情報58が設定されていない場合には、増加分の総和が0であるから、100%を画像サイズとして決定すればよい。
【0082】
画像サイズ決定部66は、画像サイズを決定したら、その画像サイズの情報をサムネイル表示制御部65に送信する。サムネイル表示制御部65は、画像サイズ決定部66から画像サイズの情報を受信したら、その情報が示す画像サイズでN番目の静止画像ファイル54のサムネイル画像93を生成し、そのサムネイル画像93をサムネイル表示部91に表示させる。
【0083】
画像サイズ決定部66は、画像サイズの情報をサムネイル表示制御部65に送信した後、数Nの値を1減算する。そして、数Nの値が0になるまで、すなわちメモリカード52に記憶された全ての静止画像ファイル54に対して上記の処理を繰り返す。これにより、重要度設定部92での各キーワード情報58の重要度の設定に応じて、サムネイル表示部91の各サムネイル画像93の画像サイズが変化し、サムネイル表示画面90が更新される。
【0084】
ユーザの意図に合うキーワード情報58の重要度を高くするように各キーワード情報58の重要度を設定したので、サムネイル表示画面90が更新されると、ユーザの意図に合う静止画像ファイル54のサムネイル画像93が拡大表示される。これにより、拡大表示されたサムネイル画像93を参照することで、膨大な数の静止画像ファイル54がメモリカード52に記憶されている場合にも、ユーザの所望する静止画像ファイル54を簡単に見付けることができる。
【0085】
ユーザは、所望する静止画像ファイル54のサムネイル画像93を見付けたら、そのサムネイル画像93をタッチ操作する。サムネイル画像93をタッチ操作すると、サムネイル表示画面90から図5に示す再生モードの画面に液晶ディスプレイ20の表示が切り替えられ、タッチ操作したサムネイル画像93に対応する静止画像ファイル54の静止画像70が表示される。
【0086】
上記実施形態では、100%表示、+10%表示、+20%表示、+30%表示、及び非表示の5本の設定ラインを重要度設定部92に設け、キーワード情報58の重要度を高くするほど、そのキーワード情報58を含む静止画像ファイル54のサムネイル画像93の画像サイズを大きくするようにしたが、これに限ることなく、図12に示す重要度設定部110のように構成してもよい。
【0087】
重要度設定部110には、100%表示、−10%表示、−20%表示、−30%表示、及び絶対表示の5本の設定ラインが設けられている。各設定ラインは、−30%表示の設定ラインが最も重要度が低く、−20%表示、−10%表示、100%表示、絶対表示の順に重要度が高くなるように設定されている。
【0088】
100%表示の設定ラインは、上記実施形態の重要度設定部92と同様に、100%の画像サイズでサムネイル画像93を表示させることをCPU34に指示するためのものである。−10%表示、−20%表示、−30%表示の各設定ラインは、それぞれ90%、80%、70%の画像サイズでサムネイル画像93を表示させることをCPU34に指示するためのものである。絶対表示の設定ラインは、他のキーワード情報58に縮小を指示する重要度が設定されていたとしても、優先的に100%の画像サイズでサムネイル画像93を表示させることをCPU34に指示するためのものである。
【0089】
このように、重要度を100%表示よりも低く設定する設定ラインを設け、キーワード情報58の重要度を低くするほど、そのキーワード情報58を含む静止画像ファイル54のサムネイル画像93の画像サイズを小さくするようにしてもよい。
【0090】
なお、この場合、画像サイズ決定部66は、各キーワード情報58に設定された重要度の画像サイズの減少分の総和を算出し、その総和の分だけ縮小させた画像サイズを当該静止画像ファイル54のサムネイル画像93の画像サイズとして決定する。例えば、静止画像ファイルEに「タロウ」、「ジロウ」、「運動会」の3つのキーワード情報58が記憶され、「タロウ」のキーワード情報58に−30%表示の重要度が設定され、「ジロウ」のキーワード情報58に−20%表示の重要度が設定され、「運動会」のキーワード情報58に100%表示の重要度が設定されている場合、各重要度の画像サイズの減少分の総和は、(−30%−20%−0%)=−50%であるから、画像サイズ決定部66は、50%縮小させた50%を当該静止画像ファイル54のサムネイル画像93の画像サイズとして決定する。
【0091】
また、画像サイズ決定部66は、各キーワード情報58に設定された重要度の画像サイズのいずれか1つでも絶対表示の重要度が設定されている場合には、他のキーワード情報58に縮小を指示する重要度が設定されていたとしても、絶対表示を優先とし、100%表示を当該静止画像ファイル54のサムネイル画像93の画像サイズとして決定する。なお、優先的に100%表示させることに代えて、サムネイル画像93の周囲を点滅させるなどして当該静止画像ファイル54のサムネイル画像93を強調表示するようにしてもよい。
【0092】
さらには、図13に示す重要度設定部112のように、−20%表示、−10%表示、100%表示、+10%表示、+20%表示の設定ラインを設け、キーワード情報58の重要度に応じて静止画像ファイル54のサムネイル画像93の画像サイズを拡大又は縮小させるようにしてもよい。なお、この場合、画像サイズ決定部66は、各キーワード情報58に設定された重要度の画像サイズの変動分の総和を算出し、その総和の分だけ拡大又は縮小させた画像サイズを当該静止画像ファイル54のサムネイル画像93の画像サイズとして決定すればよい。
【0093】
例えば、静止画像ファイルFに「タロウ」、「ジロウ」、「運動会」の3つのキーワード情報58が記憶され、「タロウ」のキーワード情報58に+20%表示の重要度が設定され、「ジロウ」のキーワード情報58に100%表示の重要度が設定され、「運動会」のキーワード情報58に−10%表示の重要度が設定されている場合、各重要度の画像サイズの変動分の総和は、(20%+0%−10%)=10%であるから、画像サイズ決定部66は、10%拡大させた110%を当該静止画像ファイル54のサムネイル画像93の画像サイズとして決定する。
【0094】
上記実施形態では、操作部95としてスライドバー式のGUIを示したが、これに限ることなく、例えば、図14のサムネイル表示画面120に示すように、チェックボックス式のGUIとしてもよい。
【0095】
サムネイル表示画面120の重要度設定部122には、メモリカード52に記憶された各静止画像ファイル54に含まれる各キーワード情報58のそれぞれに対応した複数の操作部124が設けられている。操作部124は、キーワード情報58として入力された文字列を表示するためのタグ125と、設定する重要度に対応した複数のチェックボックス126とで構成されている。
【0096】
この重要度設定部122では、設定したい重要度のチェックボックス126をタッチ操作し、そのチェックボックス126に図中黒丸で示すチェックを入れることにより、その操作部124に対応したキーワード情報58に、チェックボックス126に応じた重要度が設定される。なお、操作部の形態は、これらに限ることなく、重要度の設定が可能な任意の形態でよい。
【0097】
上記実施形態では、重要度設定部92に対して各キーワード情報58のそれぞれに対応した全ての操作部95を一列に表示するようにしたが、これに限ることなく、図15のサムネイル表示画面130に示すように、キーワード情報58の種別に応じて重要度設定部132に表示する操作部95を分類してもよい。重要度設定部132には、表示する操作部95の分類を示すタグ133が設けられている。タグ133をタッチ操作すると、その分類の操作部95が重要度設定部132に表示される。
【0098】
この場合には、例えば、図16に示すように、入力するキーワード情報58の分類を設定するための分類設定部142をキーワード入力画面140に設けることで、「分類」−「詳細キーワード」といった階層構造を予めキーワード情報58に持たせておけばよい。なお、図16では、分類毎にチェックボックス144を設け、チェックボックス144にチェックを入れることで分類を設定する分類設定部142を示したが、分類設定部142の形態は、これに限ることなく、キーワード情報58に分類を設定することが可能な任意の形態でよい。また、キーワード情報58の階層構造は、2層に限ることなく、「大分類」−「小分類」−「詳細キーワード」といったように、さらに細かく分類してもよい。
【0099】
上記実施形態では、液晶ディスプレイ20の前面にタッチパネル24を設け、タッチ操作によってキーワード情報58の入力を行えるようにしたが、キーワード情報58の入力方法は、これに限らず、例えば、カメラ本体4に十字キーなどの操作部材を設け、操作部材の操作によって入力できるようにしてもよいし、カメラ本体4にマウスやキーボードなどを接続し、これらの操作によって入力できるようにしてもよい。また、上記実施形態では、デジタルカメラ2で静止画像ファイル54にキーワード情報58を入力できるようにしたが、キーワード情報58は、パーソナルコンピュータなどの他の機器で入力するようにしてもよい。
【0100】
さらに、上記実施形態では、撮影日時のキーワード情報58のみを撮影完了時に自動的に入力し、その他のキーワード情報58は、ユーザに手動で入力させるようにしたが、これに限ることなく、例えば、周知の顔認識技術を用いて人名のキーワード情報58を自動的に入力してもよいし、周知のシーン認識技術を用いて撮影シーンのキーワード情報58を自動的に入力してもよい。なお、顔認識で人名のキーワード情報58を自動的に入力する場合には、顔画像と人名とを対応付けたテーブルデータを予め記憶させておけばよい。また、顔画像自体をキーワード情報58として記憶させるようにしてもよい。
【0101】
上記実施形態では、サムネイル表示画面90を更新した際にも、アイコン100を表示させたりして各サムネイル画像93の順序を維持するようにしたが、これに限ることなく、例えば、画像サイズの大きい順などに各サムネイル画像93を並べ替えてもよい。
【0102】
上記実施形態では、サムネイル表示部91と重要度設定部92とを同一画面上に表示するようにしたが、これらを別画面に分け、順次切り替えて表示させるようにしてもよい。
【0103】
上記実施形態では、サムネイル表示ボタン76のタッチ操作によって各静止画像ファイル54のサムネイル表示が指示された際に、基準値である100%の画像サイズで各サムネイル画像93を生成するようにしたが、これに限ることなく、例えば、前回行われた重要度の設定結果を記憶しておき、その設定結果に応じた画像サイズで各サムネイル画像93を生成するようにしてもよい。
【0104】
上記実施形態では、カメラ本体4に対して着脱自在なメモリカード52に記憶された静止画像ファイル54をサムネイル表示する例を示したが、本体に内蔵された記憶媒体に記憶された静止画像ファイル54をサムネイル表示する際や、サーバなどに記憶された静止画像ファイル54をネットワークを介して読み出してサムネイル表示する際に、本発明を適用してもよい。
【0105】
上記実施形態では、サムネイル表示が指示された際に、メモリカード52に記憶された各静止画像ファイル54のメタデータ記憶領域56のそれぞれから全てのキーワード情報58を読み出し、それらに対応した各操作部95を生成するようにしたが、必ずしもメタデータ記憶領域56に記憶された全てのキーワード情報58を読み出さなくてもよい。例えば、キーワード情報58をメタデータ記憶領域56に記憶させる際に、予め各キーワード情報58にランク付けを行う。そして、サムネイル表示が指示された際に、メタデータ記憶領域56に記憶された各キーワード情報58の中からランクの高い上位数個のキーワード情報58のみを読み出す。こうすれば、操作部95の数が多すぎる場合などに、読み出すキーワード情報58の数に応じて操作部95の数を絞ることができ、重要度設定部92における重要度の設定の操作性をより高めることができる。なお、このように読み出すキーワード情報58の数を絞る際に、その数をユーザが任意に設定できるようにしてもよい。
【0106】
上記実施形態では、キーワード情報58をメタデータとして静止画像ファイル54に記憶させるようにしたが、これに限ることなく、例えば、画像データ57とキーワード情報58とを対応付けたテーブルデータのファイルを作成し、このファイルで全てのキーワード情報58を一括管理するようにしてもよい。
【0107】
上記実施形態では、静止画像ファイル54をサムネイル表示する例を示したが、動画像ファイルをサムネイル表示する際、及び静止画像ファイルと動画像ファイルとを同時にサムネイル表示する際に、本発明を適用してもよい。なお、動画像ファイルをサムネイル表示する場合には、動画像の所定のコマを用いてサムネイル画像93を生成すればよい。
【0108】
上記実施形態では、画像表示装置としてデジタルカメラ2を示したが、画像表示装置は、デジタルフォトフレームやパーソナルコンピュータなどでもよい。
【符号の説明】
【0109】
2 デジタルカメラ(画像表示装置)
20 液晶ディスプレイ(表示部)
34 CPU(重要度設定制御手段)
54 静止画像ファイル
57 画像データ
58 キーワード情報
65 サムネイル表示制御部
66 画像サイズ決定部
80 キーワード入力画面(キーワード入力手段)
90 サムネイル表示画面
92 重要度設定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の画像データのそれぞれに対応するサムネイル画像を生成し、前記各サムネイル画像を表示部に並べて表示することによって、前記各画像データのサムネイル表示を行う画像表示装置において、
前記画像データと、その画像データによって表される画像の内容を示す少なくとも1つのキーワード情報とを対応付けて記憶するファイルから前記各画像データの前記各キーワード情報を読み出し、それらの各キーワード情報を基に前記キーワード情報毎の重要度を設定するための重要度設定部を生成し、その重要度設定部を前記表示部に表示させる重要度設定制御手段と、
前記重要度設定部を介して設定された前記各キーワード情報の重要度に応じて前記各サムネイル画像の画像サイズを変化させるサムネイル表示制御手段とを設けたことを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
前記重要度設定制御手段は、前記キーワード情報の重要度の設定値を所定の画像サイズに対応付けており、
前記画像データに1つの前記キーワード情報しか対応付けられていない場合、そのキーワード情報に設定された重要度の画像サイズを当該画像データのサムネイル画像の画像サイズとして決定し、前記画像データに複数の前記キーワード情報が対応付けられている場合、それぞれのキーワード情報に設定された重要度の画像サイズの変動分の総和を算出し、その総和の分だけ拡大又は縮小させた画像サイズを当該画像データのサムネイル画像の画像サイズとして決定する画像サイズ決定手段を備え、
前記サムネイル表示制御手段は、前記画像サイズ決定手段が決定した画像サイズで前記各サムネイル画像を生成することにより、前記各サムネイル画像を前記各キーワード情報の重要度に応じた画像サイズに変化させることを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
【請求項3】
前記重要度には、前記サムネイル画像を非表示にする設定値があり、
前記画像サイズ決定手段は、前記画像データに複数の前記キーワード情報が対応付けられている際、それぞれのキーワード情報のいずれか1つでも非表示の重要度が設定されている場合には、非表示を優先とし、非表示を当該画像データのサムネイル画像の画像サイズとして決定することを特徴とする請求項2記載の画像表示装置。
【請求項4】
前記重要度には、前記サムネイル画像を所定の画像サイズよりも小さくならないようにする絶対表示の設定値があり、
前記画像サイズ決定手段は、前記画像データに複数の前記キーワード情報が対応付けられている際、それぞれのキーワード情報のいずれか1つでも絶対表示の重要度が設定されている場合には、絶対表示を優先とし、絶対表示を当該画像データのサムネイル画像の画像サイズとして決定することを特徴とする請求項2又は3記載の画像表示装置。
【請求項5】
前記重要度設定制御手段は、前記各画像データに対応付けられた前記各キーワード情報のうち、それぞれ示す内容の異なる前記各キーワード情報に対応した操作部を前記重要度設定部に設けるとともに、前記各画像データに多く記憶されている前記キーワード情報の順に前記各操作部を並べて表示することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の画像表示装置。
【請求項6】
前記重要度設定制御手段は、前記各画像データに対応付けられた前記各キーワード情報のうち、それぞれ示す内容の異なる前記各キーワード情報に対応した操作部を前記重要度設定部に設けるとともに、
前記キーワード情報の種別に応じて前記重要度設定部に表示する前記操作部を分類することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像表示装置。
【請求項7】
前記重要度には、前記サムネイル画像を非表示にする設定値があり、
前記サムネイル表示制御手段は、前記画像サイズ決定手段によって非表示の画像サイズが決定された場合、その画像データの前記サムネイル画像に代えて前記サムネイル画像よりも小さいアイコンを表示させ、前記各サムネイル画像の順序を維持することを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
【請求項8】
前記重要度設定制御手段は、前記各サムネイル画像と同一画面上に前記重要度設定部を表示させることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像表示装置。
【請求項9】
前記ファイルに前記画像データと対応付けて前記キーワード情報を入力するためのキーワード入力手段を設けたことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の画像表示装置。
【請求項10】
前記ファイルは、前記画像データを記憶する画像データ記憶領域と、前記キーワード情報をメタデータとして記憶するメタデータ記憶領域とからなる画像ファイルであり、
前記重要度設定制御手段は、前記各画像ファイルのそれぞれから前記キーワード情報を読み出すことによって前記重要度設定部を生成することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の画像表示装置。
【請求項11】
複数の画像データのそれぞれに対応するサムネイル画像を生成し、前記各サムネイル画像を表示部に並べて表示することによって、前記各画像データのサムネイル表示を行う画像表示方法において、
前記画像データと、その画像データによって表される画像の内容を示す少なくとも1つのキーワード情報とを対応付けてファイルに記憶させるステップと、
前記ファイルから前記各画像データの前記各キーワード情報を読み出し、それらの各キーワード情報を基に前記キーワード情報毎の重要度を設定するための重要度設定部を生成し、その重要度設定部を前記表示部に表示させるステップと、
前記重要度設定部を介して設定された前記各キーワード情報の重要度に応じて前記各サムネイル画像の画像サイズを変化させるステップとを有することを特徴とする画像表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2011−55190(P2011−55190A)
【公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−201490(P2009−201490)
【出願日】平成21年9月1日(2009.9.1)
【出願人】(306037311)富士フイルム株式会社 (25,513)
【Fターム(参考)】