説明

番組表表示装置

【課題】 操作者が確認したい複数の番組内容の比較が容易な番組表を表示する番組表表示装置を提供する。
【解決手段】 放送の番組表に関する番組データは、表示制御装置22によって取得され、操作者によるスイッチ25a,25bの操作によって、放送の放送局が選択される。制御手段27は、取得された番組データと選択された放送局とに基づいて、選択された放送局が所定方向に隣接して配列される番組表を生成し、生成した番組表をディスプレイ23に表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえばデジタル放送を受信し、受信したデジタル放送に含まれる電子番組案内(Electronic Program Guide、略称 EPG)情報を表示する際に好適に用いられる番組表表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
アナログ信号によって映像情報および音声情報などを放送するアナログ放送に比べて、高品質な映像および音声を放送可能でかつ、多機能な放送が可能なデジタル放送が普及しつつある。デジタル放送は、放送衛星を用いるBSデジタル放送が2000年に開始されたことに続いて、地上アンテナを用いた地上波デジタル放送が2003年に開始される予定である。
【0003】
図21は、デジタル放送される放送波を示す図である。デジタル放送される放送波1には、放送される番組を表す番組信号が多重化されて放送される。また1つの放送波1には、各番組の音声および動画映像を送る音声画像データ2のほかに、電子番号案内情報を表示するための番組データ3とが放送される。
【0004】
図22は、各番組データ3に含まれるデータ構造を示す図である。各番組データ3は、番組が放送される放送時間帯4と、番組が放送される放送局5と、番組内容6とが示される。従来の番組表表示装置は、複数の番組データに含まれる放送時間帯4、放送局5および番組内容6を読出して、放送される番組の番組表を表示する。
【0005】
図23は、従来の番組表表示装置によって表示される番組表7を示す図である。番組表7は、各番組の番組内容6aa〜6ccが表示され、それぞれの番組内容6aa〜6ccは第1方向8および第1方向8に交差する第2方向9に順に並ぶ。番組内容6aa〜6ccは、放送局5A〜5Cごとに第1方向8に隣接して配列され、同じ放送局から放送される番組の番組内容が時間順次的に第2方向9に隣接して配列される。たとえば同一のA放送局5Aから放送される各番組の番組内容6aa,6ba,6caは、放送時刻4A〜4Cが早い順に第2方向9に一列に並び、同一の時間帯4Aで放送される各放送局の番組内容6aa,6ab,6acは、予め定められる放送局5A,5B,5C順に第1方向8に一列に並ぶ。
【0006】
【特許文献1】特開2000−16519号公報
【特許文献2】特開2001−8119号公報
【特許文献3】特開2000−333085号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
デジタル放送は、1つの放送波に複数の番組が多重化して放送され、従来のアナログ放送に比べてより多くの放送局から放送が放送される。これによって視聴者が視聴可能な番組数が増加し、視聴可能なすべての番組を番組表として、一画面に表示することができない場合がある。
【0008】
従来の番組表表示装置は、番組内容を予め定められた表示順に表示し、表示画像をスクロール表示させることによって、各放送局から放送される番組を表示している。したがって操作者は、異なる2つの番組の番組内容を比較するとき、その2つの番組の番組内容が表示されるそれぞれの表示位置が離れている場合、一画面で見比べることができないという問題がある。この場合、操作者は、比較したい2つのうち一方の番組の番組内容を覚えて、表示画像をスクロール表示して、比較したい2つのうちの他方の番組の番組内容と比較する必要があり、容易に2つの番組の内容を見比べることができないという問題がある。
【0009】
また番組内容が表示画面に表示されていない場合は、番組内容を確認するために、毎回スクロール表示させる必要があり、容易に番組内容を確認することができないという問題がある。
【0010】
また上述する従来の番組表表示装置とは異なる他の技術の番組表表示装置が、特許文献1に開示されている。この番組表表示装置は、時間帯選択画面から選択された時間帯の番組をリストして表示する。また特許文献2に開示されている番組表表示装置は、複数の情報提供システムの番組データを統合した番組表を表示する。また特許文献3に開示されている番組表表示装置は、予め定められる優先順位にしたがって、最も優先度の高い番組を時間帯ごとに並べた番組表を表示する。
【0011】
操作者は、視聴したい番組および選択したい番組を予め定めていない場合、複数の番組の番組内容を比較したうえで番組を決定する。上述する各公報に開示される番組表表示装置では、選択した番組の番組内容を一列に並べて示す番組表を表示するので、番組内容は、各番組内容が時間帯ごとおよび放送局ごとに並んで表示されていない。したがって表示される番組表を操作者が見ても、各番組の内容を放送局ごとまたは時間帯ごとに比較することができないという問題がある。また比較したい2つの番組内容を隣り合うように表示順序を並び換えることができないという問題がある。
【0012】
したがって本発明の目的は、操作者が確認したい複数の番組内容の比較が容易な番組表を表示する番組表表示装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明(1)は、放送の番組表に関する番組データを取得する取得手段と、
操作者の操作によって、放送の放送局を選択する選択手段と、
前記取得手段で取得された番組データと前記選択手段で選択された放送局とに基づいて、選択された放送局が所定方向に隣接して配列される番組表を生成する生成手段と、
前記生成手段で生成された番組表を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする番組表表示装置である。
【0014】
本発明(1)に従えば、放送の番組表に関する番組データは、取得手段によって取得される。選択手段は、操作者の操作によって、放送の放送局を選択する。生成手段は、取得手段によって取得された番組データと選択手段によって選択された放送局とに基づいて、選択された放送局が所定方向に隣接して配列される番組表を生成する。表示手段は、生成手段によって生成された番組表を表示する。
【0015】
また本発明(2)は、前記選択手段は、放送局の一覧表示に基づいて、放送局を選択可能であることを特徴とする。
【0016】
本発明(2)に従えば、選択手段は、放送局の一覧表示に基づいて、放送局を選択することができる。
【0017】
また本発明(3)は、前記選択手段によって選択された放送局に関する情報を記憶する記憶手段をさらに備え、
前記生成手段は、前記取得手段で取得された番組データと前記記憶手段に記憶された放送局に関する情報とに基づいて、選択された放送局が所定方向に隣接して配列される番組表を生成することを特徴とする。
【0018】
本発明(3)に従えば、選択手段によって選択された放送局に関する情報は、記憶手段に記憶される。生成手段は、取得手段によって取得された番組データと記憶手段に記憶された放送局に関する情報とに基づいて、選択された放送局が所定方向に隣接して配列される番組表を生成する。
【0019】
また本発明(4)は、放送の番組表に関する番組データを取得する取得手段と、
前記取得手段で取得された番組データに基づいて、少なくとも第1の放送局に隣接して第2の放送局が配列される番組表を生成する生成手段と、
前記生成手段で生成された番組表を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された番組表において、操作者の操作に基づいて、第1の放送局に隣接して表示される前記第2の放送局が第3の放送局に変更して表示されるように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする番組表表示装置である。
【0020】
本発明(4)に従えば、放送の番組表に関する番組データは、取得手段によって取得される。生成手段は、取得手段によって取得された番組データに基づいて、少なくとも第1の放送局に隣接して第2の放送局が配列される番組表を生成する。表示手段は、生成手段によって生成された番組表を表示する。表示手段に表示された番組表において、操作者の操作に基づいて、第1の放送局に隣接して表示される前記第2の放送局は、第3の放送局に変更して表示されるように、制御手段によって制御される。
【発明の効果】
【0021】
本発明(1)によれば、操作者は、選択手段によって、番組表で所定方向に隣接して配列されて表示される放送局を、任意に選択することができ、利便性を向上することができる。
【0022】
また本発明(2)によれば、操作者は、表示手段に表示される放送局の一覧で放送局を確認しながら、番組表で所定方向に隣接して配列されて表示される放送局を任意に選択することができ、利便性を向上することができる。
【0023】
また本発明(3)によれば、番組表を表示する度に放送局を選択する操作をする必要がない。これによって所定方向に隣接して配列されて表示される放送局の選択に関する操作者の操作の負担を軽減することができる。
【0024】
また本発明(4)によれば、操作者は、操作者自身の操作に基づいて、表示手段に表示された番組表で第1の放送局に隣接して表示される第2の放送局を、任意に第3の放送局に変更することができ、利便性を向上することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
図1は、本発明の実施の一形態である番組表表示装置20を示すブロック図である。番組表表示装置20は、デジタル放送を受信し、デジタル放送に含まれる番組データを抽出し、抽出した番組データからデジタル放送される番組の番組内容を番組表として表示する。また番組表示装置20は、番組表として表示される各番組内容の表示順序を変更可能に表示する。
【0026】
番組データは、番組が放送される放送時間帯と、番組が放送される放送局と、番組の番組内容とが示されている。また番組内容は、番組のタイトル、カテゴリ、出演者およびあらすじなどの情報を含む。また番組表は、複数の番組内容が第1方向および第1方向と交差する第2方向にそれぞれ隣接して配列される表形式である。
【0027】
番組表表示装置20は、たとえばデジタル放送用テレビジョン受信機を構成し、デジタル放送用テレビジョン受信機は、デジタル放送される各番組の映像データおよび音声データをそれぞれ抽出し、抽出した映像データおよび音声データによって、映像と音声を同期させて、番組の映像を表示するとともに番組の音声を放音する。
【0028】
番組表表示装置20は、放送衛星および地上アンテナから送信されるデジタル放送波を捕捉するアンテナ21と、2次元表示画面を有し画像を表示する表示手段であるディスプレイ23と、スピーカ24と、デジタル放送波から複数の番組データを抽出して、番組表をディスプレイ23に表示させる表示制御装置22と、操作者の指令を表示制御装置22に伝えるためのスイッチ25a,25bとを有する。スイッチ25a,25bは、ディスプレイ23に近接した位置に配置されるディスプレイスイッチ25aと、表示制御装置22に対して無線通信可能なリモートコントローラ、いわゆるリモコンに設けられるリモコンスイッチ25bとを含む。
【0029】
表示制御装置22は、番組データを受信する受信手段26と、ディスプレイ23に番組表を表示させるようにディスプレイ23を制御する制御手段27と、入力手段28とを備える。入力手段28は、操作者による各スイッチ25a,25bの操作に応じた指令信号を出力し、指令信号を制御手段27に与える。
【0030】
受信手段26は、アンテナ21が捕捉した複数のデジタル放送波から1つのチャネルのデジタル放送波を選択して受信するチューナ29と、選択したチャネルのデジタル放送波を復調する復調部30と、復調部30が復調した信号から番組データを含む信号を抽出するトランスポートストリーム(Transport Stream、略称 TS)デコード31と、番組データを含む信号から番組データを生成する番組データデコード42とを有する。
【0031】
さらに受信手段26は、デジタル放送される番組の映像および音声を表示および放音するために、番組信号から音声データを生成する音声デコード32と、番組信号から画像データを生成する映像デコード33とを有する。
【0032】
制御手段27は、ディスプレイ23の表示に関する制御を行う中央演算装置35(
Central Processing Unit、略称 CPU)と、ディスプレイ23の表示に関する表示プログラムが予め記憶される読出し専用メモリ36(Read Only Memory、略称 ROM)と、CPU35の演算結果を書込むとともに書込んだ演算結果を読出すための随意読出し書込み可能メモリ37(Random Access Memory、略称 RAM)と、CPU35から出力される表示に関する信号を受けてディスプレイ23を制御する提示処理部34とを有する。RAM37は、複数の番組データと、番組内容を表示する順序を示す表示順序データとを記憶する。
【0033】
提示処理部34には、ディスプレイ23に表示するための一画面分の画像データを記憶する表示用VRAM38(Video Random Access Memory、略称 VRAM)と、表示順序データに従ってすべての番組内容を表形式で表示した場合の画像データを示す展開処理用画像データを記憶する展開処理用VRAM56とが設けられる。提示処理部34は、表示用VRAM38から画像データを読出して、一画面分の画像をディスプレイ23に表示させる。
【0034】
各スイッチ25a,25bは、入力手段28に接続される。入力手段28は、操作者の指示を制御手段27に伝えるインターフェースであって、操作者によって各スイッチ25a,25bが操作されたときに、操作者の指令に応じた指令信号を出力し、出力した指令信号を制御手段27に与える。
【0035】
表示制御装置22は、さらに電話通信回線に接続するための通信用モデム39を有し、インターネットなどの電話通信回線に接続されるネットワークにアクセスすることができる。また表示制御装置22は、ハードディスクなどによって実現され、受信した画像データおよび音声データを記録する記録手段41とをさらに有する。
【0036】
操作者がスイッチ25a,25bを操作して番組表の表示を指令すると、入力手段28は、番組表の表示を指令する番組表表示指令信号を出力し、番組表表示指令信号を制御手段27に与える。番組表表示指令信号を受けた制御手段27は、番組データを生成するように受信手段26に番組表表示指令信号を与える。
【0037】
受信手段27のTSデコード31は、復調部30によって復調される信号から番組データを含む信号を抽出し、番組データを含む信号を番組データデコードに与える。番組データデコードは番組データを含む信号から番組データを生成する。RAM37は、番組データデコードによって生成された複数の番組データが加工されることなく記憶する。
【0038】
CPU35は、RAM37から複数の番組データおよび表示順序データを読出す。CPU35は、表示順序データに従って、各番組内容の表示位置を決定して、番組内容を表形式で示す展開処理用画像データを作成し、作成した展開処理用画像データを展開処理用VRAM56に記憶させる。
【0039】
提示処理部34は、展開処理用VRAM56に記憶される展開処理用画像データを読取り、展開処理用画像データのうちディスプレイ一画面分の画像データを表示用VRAM38に書込み、一画面分の番組表をディスプレイ23に表示させる。
【0040】
また操作者が番組内容の表示順序を変更するようにスイッチ25a,25bを操作することによって、入力手段28が表示順序を変更する指令信号を出力し、制御手段27に与える。制御手段27のCPU35は、RAM37に記憶される表示順序データを更新して、展開処理用VRAM56の展開処理用画像データを書き換える。
【0041】
また番組表表示装置20は、テレビジョン受信機として、放送される番組を受信して番組の画像を表示するとともに音声を放音する。具体的には、操作者がスイッチ25a,25bを操作して番組の表示を指令すると、入力手段28は、放送される番組の表示を指令する番組表示指令信号を出力し、番組表示指令信号を制御手段27に与える。番組表示指令信号を受けた制御手段27は、画像データおよび音声データを生成するように受信手段26に番組表示指令信号を与える。
【0042】
受信手段26のチューナ29は、アンテナ21が補足した放送波のうちから表示すべき番組が含まれるデジタル放送波を受信し、受信したデジタル放送波を復調部30に与える。復調部30は、チューナ29から与えられたデジタル放送波を復調し、復調した信号をTSデコード31に与える。TSデコード31は、表示すべき番組の番組信号を抽出し、番組信号を音声デコード32および映像デコード33に与える。映像デコードは番組信号から映像データを生成し、音声デコードは番組信号から音声デコードを生成する。
【0043】
制御手段27の提示処理部34は、映像デコード33によって生成された画像データおよび音声デコード32によって生成された音声データを受け取る。提示処理部34は、一画面分の画像データを表示用VRAM38に記憶し、番組の画像と音声とが同期するように、画像をディスプレイ23に表示させる。スピーカ24は、音声デコード32から音声データを受け取って音声を放音する。
【0044】
図2は、ディスプレイ23を示す正面図である。ディスプレイ23は、各番組の番組内容を表形式で表示する。各番組の番組内容は、番組ごとに設けられる番組内容表示領域44aa〜44hdにそれぞれ表示される。図2において、理解を容易にするために各番組内容表示領域44aa〜44hdの添え字aa〜hdを一部省略して示す場合がある。
【0045】
ディスプレイ23は、放送される放送局ごとに番組内容を主走査方向Hに隣接させて表示し、また放送される時間帯ごとに番組内容を副走査方向Vに隣接させて表示する。ディスプレイ23は、放送される番組のカテゴリを、放送局ごとおよび時間帯ごとに並べて、各番組内容表示領域44aa〜44hdにそれぞれ表示する。時間帯は、たとえば1時間ごとに区分される。
【0046】
各番組内容表示領域44aa〜44hdには、放送される番組のカテゴリ以外が表示されてもよく、放送される番組の番組名、番組のあらすじおよび出演者などのいずれの情報を表示してもよい。また各番組内容表示領域44aa〜44hdに表示される番組の時間帯は、予め定められる時間帯であればよく、時間帯が30分ごとに区分されてもよい。
【0047】
またディスプレイ23は、番組内容表示領域44aa〜44hdのほかに、各番組が放送される時間帯を表示する時間帯表示領域46A〜46Cと、各番組が放送される放送局を表示する放送局表示領域45A〜45Dとを表示する。時間帯表示領域46A〜46Cおよび放送局表示領域45A〜45Dは、番組内容表示領域44aa〜44hdの番組内容に対応した位置に配列される。
【0048】
たとえば時間帯表示領域46A〜46Cは、時間順次ごとに副走査方向Vに一列に隣接して表示され、放送局表示領域45A〜45Dは、予め定められる順ごとに主走査方向Hに一行に隣接して表示される。
【0049】
CPU35は、複数の番組の放送される時間帯、番組タイトル、および番組内容に応じて、番組内容表示領域44aa〜44hdの主走査および副走査方向寸法を決定し、各番組内容表示領域44aa〜44hdを同一寸法の矩形状に表示させる。また各番組内容表示領域44aa〜44hdと放送局表示領域45A〜45Dとの主走査方向寸法は、ともに同じ寸法L2に形成される。また各番組内容表示領域aa〜hdと時間帯表示領域46A〜46Cとの主走査方向寸法は、ともに同じ寸法L3に形成される。
【0050】
ディスプレイ23の表示画面43の付近には、番組表の表示順序の変更操作を行うためのスイッチ25bが設けられる。スイッチ25bは、表示画面43に表示されるカーソル49を移動させるカーソル移動キー48と、番組を決定する決定キー47と、決定された番組の番組内容の表示順序を変更する順序変換キー52とが設けられる。またさらに番組内容の順序変更パターンを指定する順序パターン選択キー57と、選択した番組をタイマー録画するための予約キー162とを有する。順序パターン選択キー57は、後述する番組内容の表示順序の変更パターンを指定するための各スイッチ58〜61から成る。
【0051】
カーソル移動キー48は、カーソル49を副走査方向V一方に移動させる第1移動キー48aと、副走査方向V他方に移動させる第2移動キー48bと、主走査方向H一方に移動させる第3移動キー48cと、主走査方向H他方に移動させる第4移動キー48dとを有する。
【0052】
ディスプレイ23は、各第1〜第4移動キー48a〜48dの操作に応じて、表形式で表示された番組内容表示領域44aa〜44hdをカーソル49が移動するように表示する。またディスプレイ23は、カーソル49が表示されている部分(図2において斜線領域50で示す)の番組内容表示領域44cbの表示態様を変化させて表示する。
【0053】
操作者は、カーソル移動キー48によってカーソル49を移動させ、カーソル49によって、順序を変更したい番組内容が表示される番組内容表示領域を選択した状態で、決定キー47を押圧することによって、順序を変更したい番組を決定する。入力手段28は、カーソル49の移動によって選択された番組を示す信号を出力し、選択された番組を示す信号をCPU35に伝える。
【0054】
また第1〜第4移動キー48a〜48dを操作しつづけることによって、カーソル49が主走査方向Hおよび副走査方向Vに移動し、各移動キー48a〜48dに対応する方向に表示画像がスクロールして移動する。表示画像がスクロールすることによって、一画面では、表示できなかった番組内容を表示する。
【0055】
図3は、時間帯ごとに並ぶ番組内容の表示順序を変更する手順を示す図であり、図3(1)〜図3(3)の順で動作が進む。また図4は、時間帯ごとに並ぶ番組内容の表示順序を変更する場合のCPU35の動作を示すフローチャートである。時間帯ごとに並ぶ番組内容の表示順序を変更する場合、CPU35は、ROM35に記憶されるプログラムを実行することによって、副走査方向Vに並んで表示される番組内容の表示位置の順序を変更する順序変更手段となる。
【0056】
ステップa1では、展開処理用VRAM56に記憶される表示順序に応じた表形式で、複数の番組内容を各番組表示領域44aa〜44ccにそれぞれ表示するようにディスプレイ23を制御する。たとえば図3(1)に示すように、ディスプレイ23に、同じ時間帯に放送される放送局ごとの番組内容を主走査方向Hに隣接させ、同じ放送局から放送される各番組の番組内容を時間順次的に副走査方向Vに隣接させて表示させる。
【0057】
次に操作者が、番組内容の時間帯ごとの順序を変更する順序パターン選択スイッチ58を押圧することによって、入力手段28は、副走査方向Vに番組内容の順序変更を行う指令信号を出力してCPU35に与える。CPU35は、入力手段28から信号が入力されると、ステップa2に進み、番組内容の順序変更動作を開始する。
【0058】
ステップa2では、番組内容表示領域44aa〜44ccごとにそれぞれ対応する時間帯表示領域46aa〜46ccを表示させる。図3(2)に示すように、CPU35は、副走査方向Vに沿って延びる時間帯表示領域46aa,46ba,46ca;46ab,46bb,46cb;46ac,46bc,46ccを、それぞれ番組内容表示領域44aa〜44ccに隣り合わせて表示するようにディスプレイ23を制御する。CPU35は、各時間帯表示領域46aa〜46ccに、隣り合う番組内容表示領域44aa〜44ccに表示される番組内容の番組が放送される時間帯を表示する。このように番組ごとに時間帯表示領域46aa〜46ccを追加するとステップa3に進む。
【0059】
ステップa3では、操作者のスイッチ操作に基づく入力手段28の出力信号に応じて、カーソル49を移動させる。また操作者が選択する番組内容表示領域44cbにカーソル49を移動させた後、決定キー47が押圧されることによって、CPU35は、入力手段28から選択した番組を示す信号を受け、操作者が選択した番組の番組内容を表示する番組内容表示領域44cbとそれに対応した時間帯表示領域46cbとを選択領域51とし、その表示態様を変化させるようにディスプレイ23を制御し、ステップa4に進む。
【0060】
ステップa4では、操作者が順序変換キー52を押圧した状態で、移動キー48を操作する。CPU35は、入力手段28の出力信号に応じて、表示順序データを更新し、選択領域51に表示される番組内容および時間帯を表示する表示位置の順序を副走査方向Vに変更する。
【0061】
たとえば操作者が、選択領域51を選択後、カーソル49を図3(2)の矢符F1で示す副走査方向Vに移動させるように移動キー48を操作すると、選択領域51に表示されていた番組内容および時間帯が、矢符F1方向にある番組内容表示領域および時間帯表示領域に表示される。このように表示順序を変更するとステップa5に進む。
【0062】
ステップa5では、引き続き順序変更が行われるか否かを判定し、順序変更動作が行われると判断するとステップa3に戻り、再び順序変更動作を行う。複数回順序変更動作が行われることによって、図3(3)に示すように主走査方向Hに並ぶ番組内容について、異なる時間帯で放送される番組の番組内容を表示させることができる。ステップa5において、順序動作が完了するとステップa6に進み、動作を終了する。
【0063】
たとえばステップa2において、各表示領域44aa〜44cc,45A〜45C,46A〜46Dの寸法を変更して表示してもよく、時間帯表示領域46aa〜46ccの追加表示に応じて操作者が見やすい寸法に設定してもよい。たとえば時間帯表示領域44aa〜46ccを追加して表示したとしても、一画面に表示可能な番組内容が少なくなることを防止するように、ステップa2での番組内容表示領域44aa〜44ccの主走査方向H寸法L5と時間帯表示領域46A〜46Cの主走査方向H寸法L4との和(L4+L5)を、ステップa1の番組内容表示領域44aa〜44ccの主走査方向寸法L2よりも小さくしてもよい。
【0064】
またステップa4において、番組内容の順序変更は、図3(3)に示すように、選択領域51を含み、副走査方向Vに1列に並んで表示される表示領域44ab,44bb,44cb;46ab,46bb,56cbに表示される各番組内容および各時間帯を、副走査方向Vにスライド移動させてもよい。また選択された選択領域51に表示される番組内容および時間帯を抜き出して副走査方向Vに移動させてもよい。
【0065】
図5は、放送局ごとに並ぶ番組内容の表示順序を変更する手順を示す図であり、図5(1)〜図5(3)の順で動作が進む。また図6は、放送局ごとに並ぶ番組内容の表示順序を変更する場合のCPU35の動作を示すフローチャートである。放送局ごとに並ぶ番組内容の表示順序を変更する場合、CPU35は、ROM35に記憶されるプログラムを実行することによって、主走査方向Hに並んで表示される番組内容の表示位置の順序を変更する順序変更手段となる。以下、理解を容易にするために、各番組の番組内容が表示される各番組内容表示領域44aa〜44ccの添え字を省略することがある。
【0066】
ステップb1では、上述するステップa1と同様に、CPU35の制御によって、図5(1)に示すように予め定められる表形式で、複数の番組内容を各番組表示領域44にそれぞれ表示するようにディスプレイ23を制御する。
【0067】
次に操作者が、番組内容の放送局ごとの順序を変更する順序パターン選択スイッチ59を押圧することによって、入力手段28は、主走査方向Hに番組内容の順序変更を行う指令信号を出力してCPU35に与える。CPU35は、入力手段28から信号が入力されると、ステップb2に進み、番組内容の順序変更動作を開始する。
【0068】
ステップb2では、放送局表示領域45A,45B,45Cを削除し、各番組内容表示領域に個別に放送局名を含めて表示させる。たとえば図5(2)に示すように、各番組内容表示領域44をさらに2つに区画して、区画される一方の領域145に放送局名を表示し、区画される他方の表示領域144に番組内容を表示してもよい。表示が完了するとステップb3に進む。
【0069】
ステップb3では、操作者のスイッチ操作に基づく入力手段28の出力信号に応じて、カーソル49を移動させる。また操作者が選択する番組内容表示領域にカーソル49を移動させた後、決定キー47が押圧されることによって、CPU35は、操作者が選択した番組内容表示領域を選択領域53とし、その表示態様を変化させて、ステップb4に進む。
【0070】
ステップb4では、操作者が順序変換キー52を押圧した状態で、移動キー48を操作する。CPU35は、入力手段28の出力信号に応じて表示順序データを更新し、選択領域53に表示される番組内容および放送局名を表示する表示位置の順序を主走査方向Hに変更する。
【0071】
たとえば操作者が、選択領域53を選択後、カーソル49を図5(2)の矢符F2で示す主走査方向Hに移動させるように移動キーを操作すると、選択領域53に表示されていた番組内容および放送局名が矢符F2方向にある番組内容表示領域に表示される。このように表示順序を変更するとステップb5に進む。
【0072】
ステップb5では、引き続き順序変更が行われるか否かを判定し、順序変更動作が行われると判断するとステップb3に戻り、再び順序変更動作を行う。複数回順序変更動作が行われることによって、図5(3)に示すように副走査方向Vに並ぶ番組内容について、異なる放送局から放送される番組の番組内容を表示させることができる。ステップb5において、順序動作が完了するとステップb6に進み、動作を終了する。
【0073】
たとえばステップb2において、各表示領域44,45A〜45C,46A〜46Cの寸法をステップb2において変更してもよく、番組内容表示領域44に表示される放送局名の追加に応じて、操作者が見やすい寸法に設定してもよい。具体的には、ステップb1に表示する番組内容表示領域の主走査および副走査寸法L2,L3のいずれかを大きくして、ステップb2に表示する組内容表示領域の主走査および副走査寸法L8,L9とすることで、番組内容表示領域に放送局名を表示させたとしても、番組内容を縮小することなく見やすくすることができる。
【0074】
またステップb4において、番組内容の順序変更は、図5(3)に示すように、選択領域53を含み、主走査方向Hに一行に並んで表示される番組内容表示領域に表示される各番組内容および放送局名を主走査方向Hにスライド移動させてもよい。また選択領域53に表示される番組内容および放送局名を抜き出して主走査方向Hに移動させてもよい。
【0075】
図7は、放送局の並ぶ順序を変更する手順を示す図であり、図7(1)〜図7(2)の順で動作が進む。また図8は、放送局の並ぶ順序を変更する場合のCPU35の動作を示すフローチャートである。放送局の並ぶ順序を変更する場合、CPU35は、ROM36に記憶されるプログラムを実行することによって、放送局ごとに表示される番組内容を主走査方向Hに沿う順序を変更する順序変更手段となる。
【0076】
ステップc1では、上述するステップa1と同様に、CPU35の制御によって、図7(1)に示すように予め定められる表形式で、複数の番組内容を各番組表示領域44にそれぞれ表示するようにディスプレイ23を制御する。
【0077】
次に操作者が、放送局の並ぶ順序を変更する順序パターン選択スイッチ60を押圧することによって、入力手段28は、放送局ごとに表示される番組内容の順序変更を行う指令信号を出力してCPU35に与える。CPU35は、入力手段28から信号が入力されると、ステップc2に進み、番組内容の順序変更動作を開始する。
【0078】
ステップc2では、操作者のスイッチ操作に基づく入力手段28の出力信号に応じて、カーソル49を移動させる。また操作者が選択する番組内容表示領域にカーソル49を移動させた後、決定キー47が押圧されることによって、CPU35は、操作者が選択した番組内容表示領域を選択領域54とし、その表示態様を変化させて、ステップc3に進む。たとえば複数の放送局ごとの番組内容表示領域をまとめて、選択領域54としてもよい。
【0079】
ステップc3では、操作者が順序変換キー52を押圧した状態で、移動キー48を操作する。CPU35は、入力手段28の出力信号に応じて表示順序データを更新し、選択領域54に表示される放送局ごとの番組内容を表示する表示位置の順序を主走査方向Hに変更する。
【0080】
たとえば操作者が、選択領域54を選択後、カーソル49を図7(1)の矢符F3で示す主走査方向Hに移動させるように移動キーを操作すると、選択領域54に表示されていた番組内容が矢符F3方向にある番組内容表示領域に表示される。このように表示順序を変更するとステップc4に進む。
【0081】
ステップc4では、引き続き順序変更が行われるか否かを判定し、順序変更動作が行われると判断するとステップc2に戻り、再び順序変更動作を行う。順序動作が完了するとステップc5に進み、動作を終了する。
【0082】
図9は、番組内容の放送局の並ぶ順を変更した状態で、さらに時間帯ごとに並ぶ順序を変更する手順を示す図である。CPU35は、図8に示すフローチャートに示す動作に従って、図9(1)に示すように放送局ごとに番組内容の表示順序を変更したあと、さらに図4に示すフローチャートに示す動作に従って、図9(2)に示すように各番組内容の表示順序を副走査方向Vに変更することができる。この動作の詳細は、図4および図9に示す動作の組み合わせによって達成することができ、詳細な説明を省略する。
【0083】
図10は、番組内容を複写して表形式に追加して表示する手順を示す図であり、図10(1)〜図10(3)の順で動作が進む。図11は、番組内容を複写して表形式に追加して表示する場合のCPU35の動作を示すフローチャートである。CPU35は、ROM36に記憶されるプログラムを実行することによって、番組内容を複写して表形式に追加して表示する番組複写手段となる。
【0084】
ステップd1では、上述するステップと同様に、CPU35の制御によって、図10(1)に示すように予め定められる表形式で、複数の番組内容を各番組表示領域44にそれぞれ表示するようにディスプレイ23を制御する。
【0085】
次に操作者が番組内容を複写する順序パターン選択スイッチ61を押圧することによって、入力手段28は、番組内容を複写する指令信号を出力してCPU35に与える。CPU35は、入力手段28から信号が入力されると、ステップd2に進み、番組内容の複写動作を開始する。
【0086】
ステップd2では、CPU35は、図6に示すステップb2と同様の動作を行い、各番組内容表示領域に放送局名を含めて表示し、表示が完了するとステップd3に進む。
【0087】
ステップd3では、操作者のスイッチ操作に基づく入力手段28の出力信号に応じて、カーソル49を移動させる。また操作者が選択する番組内容表示領域にカーソル49を移動させた後、決定キー47が押圧されることによって、CPU35は、操作者が選択した番組内容表示領域を選択領域56とし、その表示態様を変化させて、ステップd4に進む。
【0088】
ステップd4では、操作者が、図10(2)に示すように順序変換キー52を押圧した状態で、移動キー48を操作する。CPU35は、選択領域56に表示される番組内容を表示するための複写表示位置を新しく表形式に追加し、複写表示位置に選択領域56に表示される番組の番組内容を表示する。
【0089】
具体的には、選択された番組の番組内容を表示する複写番組内容表示領域57を、ステップa3で示される表形式の主走査方向一方側端部に追加し、複写番組内容表示領域57に、選択領域56に表示されている番組内容を表示する。複写表示が完了するとステップd5に進む。
【0090】
ステップd5では、引き続き番組内容を複写するか否かを判定し、番組複写動作が行われると判断するとステップd3に戻り、再び番組複写動作を行う。番組複写動作が完了するとステップd6に進み、動作を終了する。
【0091】
図12は、番組表の順序を変更するCPU35の動作を示すフローチャートである。CPU35は、操作者のスイッチ操作に応じた入力手段28の出力信号に応じて、図3〜図11に示す表示制御を行う。
【0092】
まずCPU35は、ステップe1で番組表の順序変更が可能な状態に移行し、ステップe2に進み、番組表の順序を変更する動作を開始する。ステップe2では、入力手段28からの出力信号が、時間帯ごとに並ぶ番組内容の表示順序を変更する指令であるか否かを判定し、時間帯の順序を変更する指令である場合には、ステップe3に進み、そうでない場合は、ステップe4に進む。ステップe3では、図4に示すステップa1〜a6の動作が行われて、時間帯ごとに並ぶ順序を変更してステップe12に進む。
【0093】
ステップe4では、入力手段28からの出力信号が、放送局ごとに並ぶ番組内容の表示順序を変更する指令であるか否かを判定し、放送局ごとの順序を変更する指令である場合には、ステップe6に進み、そうでない場合は、ステップe5に進む。ステップe5では、図6に示すステップb1〜b6の動作が行われて、放送局毎に並ぶ順序を変更してステップe12に進む。
【0094】
ステップe6では、入力手段28からの出力信号が、放送局の並ぶ順序を変更する指令であるか否かを判定し、放送局の並ぶ順序を変更する指令である場合には、ステップe7に進み、そうでない場合は、ステップe8に進む。ステップe7では、図8に示すステップc1〜c5の動作が行われて、放送局の並ぶ順序を変更してステップe12に進む。
【0095】
ステップe8では、入力手段28からの出力信号が、複写した番組を追加して表示する指令であるか否かを判定し、複写した番組を追加する指令である場合には、ステップe9に進み、そうでない場合は、ステップe10に進む。ステップe9では、図11に示すステップd1〜d6の動作が行われて、複写した番組の番組内容を追加してステップe12に進む。
【0096】
ステップe10では、入力手段28からの出力信号が、デフォルトすなわち予め定められる順序で番組内容が並ぶ番組表を表示しなおす指令であるか否かを判定し、デフォルト表示する指令である場合には、ステップe11に進み、そうでない場合は、ステップe12に進む。ステップe11では、予め定められる順序で番組内容が並ぶ番組表を表示し、ステップe12に進む。
【0097】
ステップe12では、CPU35は、入力手段28から表示設定を完了する信号が入力されたか否かを判定し、表示設定を完了する信号が入力されるとステップe13に進む。また表示設定を完了する信号が入力されない場合は、表示設定を継続し、ステップe2に戻る。ステップe13では、番組表の順序を変更する動作を終了する。
【0098】
図13は、選択された番組を記憶するCPU35の動作を示すフローチャートである。番組表表示装置20は、番組内容の表示順序を変更した状態で、操作者が表示画面に基づいて、スイッチ25a,25bを操作することによって番組を選択、たとえば予約することができる。
【0099】
番組表表示装置20は、操作者によって選択された番組が放送される時間帯に達すると、選択された番組が放送される時刻に達したことを示す時刻到達信号を出力する。この時刻到達信号を受信手段26および制御手段27および記録手段41に与えることによって、操作者によって選択された番組を、放送時間帯に表示または録画することができる。CPU35は、ROM36に記憶されるプログラムを実行することによって、操作者が選択した番組が放送される時刻を検索する放送時刻検索手段となる。
【0100】
選択された番組をCPU35が表示および録画する場合、CPU35は、選択された番組の情報を記憶する動作を行う。まずステップf1で、CPU35は、図12に示す動作によって表示順序を変更した表形式で番組内容を表示し、番組を選択する動作が開始されることを示す信号が入力手段28から与えられると、選択される番組の情報を記憶する動作を開始し、ステップf2に進む。
【0101】
ステップf2では、操作者が表示画面を確認して、選択したい番組の番組内容表示領域をカーソル49によって選択すると、入力手段28は、操作者によって選択された番組内容表示領域を示す信号をCPU35に与える。CPU35は、入力手段28に応答して、操作者が選択した番組内容表示領域の情報を受けるとステップf3に進む。
【0102】
ステップf3では、RAM36から表示順データを読出し、取得した番組内容表示領域の情報と表示順データとに基づいて、RAM37に記憶される番組データから操作者が選択した番組を検索する。操作者が選択した番組の検索が完了するとステップf4に進む。
【0103】
ステップf4では、操作者が選択した番組の放送局および時間帯を示す情報を取得し、操作者が選択した番組の放送局および時間帯をRAM37に記憶し、ステップf5に進む。ステップf5では操作者が選択した番組に対応する番組データにフラグをセットし、ステップf6に進む。
【0104】
ステップf6では、入力手段28からの出力信号を受けて、番組選択の設定が終了したか否かを判定し、引き続き番組の選択が行われる場合には、ステップf2に戻り、番組選択動作を行う。また番組選択の設定が終了した場合には、ステップf7に進む。ステップf7では、表示する表示画面を予め定められる表示順序で番組内容を表示しなおし、ステップf8に進む。ステップf8では、CPU35は、番組の選択動作を終了する。
【0105】
このように選択動作が完了すると、予め定められる表示順序で番組内容を表示しなおすので、番組を選択するために表示順序を無秩序に並べ替えたとしても、再び秩序ある表示順に戻り、番組内容の表示順序を元に戻す必要がない。たとえば予め定める表示順序として、たとえば図2に示すような、放送局ごとに主走査方向Hに並び、同一の放送局から放送され、その放送時間が時間順次的に副走査方向Vに並ぶ表示順序が設定される。
【0106】
図14は、選択された番組を録画するCPU35の動作を示すフローチャートである。CPU35は、ROM36に記憶されるプログラムを実行することによって、操作者が選択した番組が放送される時刻に到達したことを出力する時刻到達信号出力手段となる。CPU35は、図13に示す選択された番組の記憶動作が行われた後、選択された番組を録画する動作を行う。
【0107】
まずステップg1で、CPU35は、選択された番組がRAM37に記憶されている場合、ステップg2に進み、選択番組の録画動作を開始する。ステップg2では、現在の時刻を取得しステップg3に進む。
【0108】
ステップg3では、現在の時刻が、RAM37に記憶される選択番組の放送開始時刻であるかを検索し、ステップg4に進む。ステップg4では、現在の時刻が選択された番組の放送が開始される放送開始時刻であるか否かを判定し、現在の時刻が、選択された番組の放送される放送開始時刻である場合、操作者が選択した番組が放送される時刻に到達したことを示す時刻到達信号を受信手段26に出力する。
【0109】
CPU35は、さらに選択された番組の画像データおよび音声データを生成するように受信手段26に信号を与え、受信手段26から生成された画像データおよび音声データを、いわゆるハードディスクなどによって実現される記録手段41に再生可能に記憶させる。
【0110】
また選択された番組の放送が終了する放送終了時刻に到達すると、受信手段16に受信を終了する指令信号を与えて、ステップg6に進む。ステップg6では、選択された番組を録画する動作を終了する。
【0111】
上述の動作は、選択された番組を録画する動作であるが、他の実施例として選択される番組が放送される時間に達すると、時刻到達信号に応答して、選択される番組を表示してもよい。また時刻到達信号に応答して、スピーカおよびディスプレイによって、選択される番組が放送される時刻に達したことを操作者に報知してもよい。
【0112】
図15は、RAM37に選択番組が記憶されている状態で表示される表形式の一部を示す図である。RAM37に操作者が選択した選択番組が記憶される場合、CPU35は、選択番組の番組内容が表示される番組内容表示領域58と選択番組以外の番組の番組内容が表示される番組表領域59とを異なる表示態様、たとえば異なる表示色で表示させる。このように表示態様を変えて選択された番組とその他の番組とを区別して表示することによって、操作者に選択番組を短時間で把握させることができ、利便性を向上することができる。
【0113】
またCPU35は、各番組の番組内容が表示される番組表に対して選択される番組の番組内容を表示する追加番組表示位置を別に設定し、各番組の番組内容が表示される追加番組内容表示領域61を番組表に追加する。たとえば追加番組内容表示領域61は2つに区画され、区画する一方の領域59には、選択される番組の放送局が表示され、区画する他方の領域60には、番組の内容が表示される。
【0114】
CPU35は、番組表示領域59と追加番組表示領域61とを隣接させて表示する。具体的には、主走査方向Hに並ぶ番組内容表示領域59と追加番組内容表示領域61とは、同じ時間帯に放送される番組の番組内容をそれぞれ表示する。これによって選択される番組の番組内容と、選択される番組が放送される時間帯の他の番組の番組内容が主走査方向Hに並ぶので、操作者は、2つの番組内容の比較を容易に行うことができる。
【0115】
図16は、図15に示す状態から表示画面をスクロール表示させた場合の表形式の一部を示す図であり、図17は、展開処理用VRAM56に記憶される画像データによって表わされる番組表を示す図である。図17において、番組内容の表示を省略し、2点鎖線の斜線領域62はスクロール表示する前にディスプレイ23に表示される領域であり、図17において実線の斜線領域63a,63b,63c,63d,63eはスクロール表示した後にディスプレイ23に表示される領域である。
【0116】
番組表表示装置20は、受信する放送局の数が多い場合、すべての時間帯および放送局の番組内容のうち一部を番組表として表示し、カーソル移動キー48によって、カーソル49が移動するとともに表示画面をスクロール表示させる。画像をスクロール表示させた場合、CPU35は、各番組内容表示領域59が連続して主走査方向Hおよび副走査方向Vに並ぶスクロール領域63dと、スクロール領域63dを構成する各番組内容表示領域59に対応する追加番組内容表示領域63bと、各時間帯表示領域63eと、各放送局表示領域63cとを表示画面に表示する。各追加番組内容表示領域63bおよび各時間帯表示領域63eは、スクロール領域63dに対して主走査方向Hに隣接する。また各放送局表示領域63cは、スクロール領域63dに対して副走査方向Vに隣接する。
【0117】
画像をスクロール表示した場合に、各追加番組内容表示領域61G〜61Nおよび各時間帯表示領域46G〜46Nは、スクロール領域63dを構成する各番組内容表示領域59G〜59Nに対応した番組内容が表示される。たとえば、主走査方向Hに並ぶ各番組内容表示領域59G〜59Nおよび各追加番組内容表示領域61G〜61Nには、同一時間帯に放送される番組の番組内容がそれぞれ表示される。
【0118】
また各番組内容表示領域59G〜59Nに主走査方向Hに並ぶ各時間帯表示領域46G〜46Nは、番組内容表示領域59G〜59Nが表示する番組内容の番組が放送される時間帯が表示される。また番組内容表示領域59G〜59Nに副走査方向Vに並ぶ各放送表示領域45D〜45Gは、番組内容表示領域59が表示する番組内容の番組が放送される放送局が表示される。
【0119】
具体的には、図16に示すように、16時に放送される番組の番組内容を表示する番組内容表示領域59Hに対して、主走査方向Hに並ぶ追加番組内容表示領域61Hには16時に選択される番組の番組内容と放送局を表示し、主走査方向Hに並ぶ時間帯表示領域46Hには16時と表示する。またE放送で放送される番組の番組内容を表示する番組内容表示領域に対して、副走査方向Vに並ぶ放送局表示領域45EにはE放送と表示する。
【0120】
これによって画像がスクロール表示された状態であっても、スクロール領域63dを構成する各番組内容表示領域59G〜59Nに表示される各番組内容を表示するとともに、それに対応した選択した番組の番組内容を追加番組内容表示領域63bに表示することができる。
【0121】
これによって操作者は、選択番組の番組内容を覚える必要がなく、スクロール表示領域63dに表示される各番組の番組内容と、選択番組の番組内容とを比較することができる。また展開処理用VRAM56に展開処理用画像データが記憶されているので、CPU35は、スクロール表示時に、番組データと表示順データとに基づいて、画像データを順次生成する必要がなく、円滑なスクロール表示を行うことができる。
【0122】
図18は、選択履歴に基づいて、CPU35が選択番組を選択する動作を示すフローチャートである。番組表表示装置20は、予め定められる期間内に選択された番組が放送される曜日および時間帯、番組名、番組内容をRAM37に記憶し、連続ドラマなどの隔日ごとに放送される番組を複数選択される場合は、選択履歴に応じて、CPU35が、次に選択するであろう番組を推定し、その番組を選択する。
【0123】
CPU35は、ステップh1で、選択された番組がRAM37に記憶されると、ステップh2に進み、選択履歴に基づいた番組選択動作を開始する。ステップh2では、CPU35がRAM37から選択された番組を読出し、ステップh3に進む。ステップh3では、選択された番組のうち、同一または類似の番組があるか否かを判定する。たとえば2つの番組における番組のタイトルが同じ場合、2つの番組が同一であると判断し、2つの番組における番組内容が類似している場合は、選択された番組が類似の番組であると判断する。
【0124】
CPU35は、同一または類似の番組であると判断した番組が、隔日ごとに同一時間帯で放送されているか否かを調べる。CPU35は、同一または類似の番組であると判断した番組が同一時間帯で、選択された回数をカウントし、そのカウント回数が予め定められる回数以上である場合は、その番組が次回も選択する必要があると判断し、ステップh4に進み、そうでない場合は、ステップh6に進む。
【0125】
ステップh4では、CPU35は、次回も選択する必要があると判断した番組
を選択して、RAM37に記憶し、ステップh5に進む。ステップh5では、次回も選択する必要があると判断した番組の番組内容を表示する番組内容表示領域の表示形態を変更させ、ステップh6に進む。ステップh6では、選択履歴に基づく番組選択動作を終了する。
【0126】
図15にCPU35が選択した番組を表示する番組表示領域64を斜線で示す。ディスプレイ23は、CPU35によって選択された番組の番組内容を表示する番組内容表示領域58と、操作者の選択操作によって選択された番組の番組内容を表示する番組内容表示領域64との表示態様を異なる表示態様で表示する。たとえば表示態様の変化は、番組内容表示領域の表示色を変えることによって達成される。これによって操作者が選択した番組かCPU35が選択した番組かを、操作者は容易に判断することができる。
【0127】
図19は、選択番組を集めた番組表を示す図である。番組表表示装置20は、選択した番組を集めた番組表を作成するための選択番組表示キー(図示せず)をさらに有する。操作者は、選択番組表示キーを操作することによって、CPU35は、RAM37に記憶される選択番組を読出し、ディスプレイ23を制御して選択番組を集めた番組表を表示画面に表示させる。
【0128】
選択番組を集めて表示することによって、操作者に選択番組の番組内容を短時間で把握させることができる。たとえば一画面に表示される番組内容を表示する番組の数が少なくなるので、選択される各番組の番組内容について、より詳しい情報を表示画面に表示することができる。
【0129】
本実施の形態では、CPU35がROM36に記憶されるプログラムを実行することによって、入力手段28の指令信号に応答して、各番組内容の表示位置を変更するようにディスプレイ23を制御する順序変更手段となり、また番組の番組内容を複写する番組複写手段となり、また番組を選択する番組選択手段となり、また選択された番組が放送される放送時間を検索する放送時刻検索手段となり、また選択された番組が放送される時間に達したことを示す時刻到達信号を出力する時刻到達信号出力手段となり、また選択された番組のうち、番組内容が同一または類似である複数の番組で、かつ放送時間帯が隔日ごとに同一または類似である複数の番組が選択された選択回数を計数するカウント手段となる。番組表表示装置20は、このような各手段を個別にそれぞれ有してもよい。
【0130】
以上のように番組表表示装置20によれば、複数の番組の各番組内容を主走査方向Hおよび副走査方向Vに複数配置して表形式で表示し、その番組案内の表示順序を変更することができるので、操作者の好みに応じた表示順序の番組表をディスプレイ23に表示させることができ、利便性を向上することができる。
【0131】
たとえば異なる2つの番組の番組内容を比較したい場合、その2つの番組の番組内容を一画面に表示するように、番組内容の表示順序を変更することによって、2つの番組の番組内容を見比べることができる。これによって操作者は、確認したい番組の番組内容を表示するために、画面をスクロールする必要がなく、番組内容の確認を容易に行うことができる。また表示画面に複数の番組内容が表形式に表示されることによって、操作者は、時間帯ごとまたは放送局ごとに複数の番組を確認することができ、複数の番組内容を容易に把握することができる。
【0132】
また視聴可能な放送局の数が大きくなり、視聴可能なすべての番組を番組表として一画面に表示することができない場合であっても、操作者が確認したい時間帯および放送局の番組の番組内容を、集めて一画面に表示することができ、表示画像をスクロール表示する手間を省略することができる。
【0133】
また、番組データを受信することができるので、最新でかつ正確な番組データをRAM37にストアすることができるとともに、操作者は、番組データを取得する操作を特別に行う必要がない。
【0134】
また選択した番組を複写して表示することによって、操作者は、複写した番組内容と、その他の番組内容とを1画面に表示して見比べることができ、表形式の順序を変更することなく番組内容を比較することができる。
【0135】
また上述のように番組内容の表示順序を変更したうえで、表示画面でカーソル49を移動させて番組を選択することができるので、操作者は、確認したい複数の番組内容を一画面に表示させて、複数の番組を見比べて番組を選択することができる。これによって番組選択ごとに、画面スクロールを行う必要がなく、また番組の選択ミスを減らすことができる。
【0136】
また選択した番組が放送される時間帯に、CPU35が選択番組到達信号に応じて受信手段26およびディスプレイ23を動作させることによって、選択した番組を録画および表示させることができる。選択した番組を追加して表示することによって、操作者は、既に選択されている番組をひと目で把握することができる。また選択操作においても、すでに選択された番組の番組内容が表示されているので、同一時間帯に放送される2つの番組を2重に選択することを防止することができる。また選択される番組の表示内容を表示する表示領域58と、選択されていない番組の番組内容を表示する表示領域59とは、異なる表示態様で表示するので、操作者は、選択される番組を一見して見分けることができる。
【0137】
さらにCPU35が、次に選択されるであろう番組を推定して選択するので、操作者が選択し忘れた番組を選択することができる。これによって連続ドラマなどの毎週連続して放送される番組を確実に選択することができる。また操作者が選択した番組の番組内容を表示する表示領域58と、番組表示装置が推定して選択した番組の番組内容を表示する表示領域64とを異なる表示態様で表示するので、番組表示装置が推定して選択した番組が、選択したい番組かどうかを容易に確認することができる。
【0138】
このような番組表表示装置20は、たとえば車載用として用いられてもよい。車載用に用いられる場合、ディスプレイ23の表示画面43が小さくても、操作者が表示順序を変更することによって、確認したい番組の番組内容を表形式で表示することができ、番組内容が不鮮明になることを防止することができ、またスクロール表示を必要とせず、操作者に番組内容を確実に把握させることができる。
【0139】
図20は、他の表示例を示す表形式の一部を示す図である。選択した番組を表わす番組内容表示領域の表示態様を変化させるだけでもよい。また表示態様は、番組内容表示領域の表示色を変更させるだけでなく、番組内容表示領域に選択されていることを示す記号66,67を設けてもよい。このように記号を設けることによっても、操作者に選択されている番組とそうでない番組を短時間で把握させることができる。
【0140】
また上述する記号は、操作者が選択した番組を表示する番組内容表示領域に表示する記号66とCPU35が選択した番組を表示する番組内容表示領域に表示する記号67とで異なる記号を設けてもよい。また番組が選択される時間帯の表示様態を変化してもよい。これによって操作者が選択した番組かCPU35が選択した番組かを、操作者は容易に判断することができる。
【0141】
また上述する実施の形態は、発明の例示に過ぎず発明の範囲内において構成を変更することができる。たとえば、番組表表示手段20は、コンパクトディスク(Compact Disc、
略称 CD)などの番組表表示装置20から取り出し可能な記録媒体に記憶される番組データを読取るための記録媒体読取手段40を有してもよく、番組データを受信手段26から取得するほかに、番組データが記憶される記憶媒体から番組データを読取ってもよい。また通信用モデム39を介して、インターネットなどの電話通信回線に接続されるネットワークにアクセスして番組データを読取ってもよく、番組データを取得する取得手段を有すればよい。
【0142】
また番組表として、番組内容が放送局ごとに主走査方向Hに並び、時間帯ごとに副走査方向Vに並んで表示されるとしたが、縦横が逆に並んでもよい。また予め定められる番組内容の表示順序は、デフォルトとして設定されているほか、操作者が番組内容の表示順序を変更した変更表示順を、CPU35がROM37に記憶させて、この表示順序を予め定められる番組内容の表示順序としてもよい。
【0143】
また操作者は、表示画面に応じて番組を選択でき、ディスプレイ23に近接して設けられるカーソル移動キー48のほか、リモコンに設けられるスイッチ25aを用いてもよい。また各種表示順序変更パターンを指定するスイッチ58〜61がなくてもよく、メニュー画面を表示してメニュー画面に基づいて、カーソル移動キー48で表示順序の変更パターンを設定してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0144】
【図1】本発明の実施の一形態である番組表表示装置20を示すブロック図である。
【図2】ディスプレイ23を示す正面図である。
【図3】時間帯ごとに並ぶ番組内容の表示順序を変更する手順を示す図である。
【図4】時間帯ごとに並ぶ番組内容の表示順序を変更する場合のCPU35の動作を示すフローチャートである。
【図5】放送局ごとに並ぶ番組内容の表示順序を変更する手順を示す図である。
【図6】放送局ごとに並ぶ番組内容の表示順序を変更する場合のCPU35の動作を示すフローチャートである。
【図7】放送局の並ぶ順序を変更する手順を示す図である。
【図8】放送局の並ぶ順序を変更する場合のCPU35の動作を示すフローチャートである。
【図9】番組内容の放送局の並ぶ順を変更した状態で、さらに時間帯ごとに並ぶ順序を変更する手順を示す図である。
【図10】番組内容を複写して表形式に追加して表示する手順を示す図である。
【図11】番組内容を複写して表形式に追加して表示する場合のCPU35の動作を示すフローチャートである。
【図12】CPU35の番組表の順序を変更する動作を示すフローチャートである。
【図13】選択された番組を記憶するCPU35の動作を示すフローチャートである。
【図14】選択された番組を録画するCPU35の動作を示すフローチャートである。
【図15】RAM37に選択番組が記憶されている状態で表示される表形式の一部を示す図である。
【図16】図15に示す状態から画像をスクロール表示させた場合の表形式の一部を示す図である。
【図17】展開処理用VRAM56に記憶される画像データによって表わされる画像を示す図である。
【図18】選択履歴に基づいて、CPU35が選択番組を選択する動作を示すフローチャートである。
【図19】選択番組を集めた番組表を示す図である。
【図20】他の表示例を示す表形式の一部を示す図である。
【0145】
【図21】デジタル放送される放送波を示す図である。
【図22】各番組データ3に含まれるデータ構造を示す図である。
【図23】従来の番組表表示装置によって表示される番組表7を示す図である。
【符号の説明】
【0146】
20 番組表表示装置
22 表示制御装置
23 ディスプレイ
25a,25b スイッチ
26 受信手段
27 制御手段
28 入力手段
34 提示処理部
35 CPU
36 ROM
37 RAM
38 表示用VRAM
56 展開用処理用RAM
43 表示画面
44,51,53,54,55 番組内容表示領域
45 放送局表示領域
46 時間帯表示領域

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送の番組表に関する番組データを取得する取得手段と、
操作者の操作によって、放送の放送局を選択する選択手段と、
前記取得手段で取得された番組データと前記選択手段で選択された放送局とに基づいて、選択された放送局が所定方向に隣接して配列される番組表を生成する生成手段と、
前記生成手段で生成された番組表を表示する表示手段と、を備えることを特徴とする番組表表示装置。
【請求項2】
前記選択手段は、放送局の一覧表示に基づいて、放送局を選択可能であることを特徴とする請求項1記載の番組表表示装置。
【請求項3】
前記選択手段によって選択された放送局に関する情報を記憶する記憶手段をさらに備え、
前記生成手段は、前記取得手段で取得された番組データと前記記憶手段に記憶された放送局に関する情報とに基づいて、選択された放送局が所定方向に隣接して配列される番組表を生成することを特徴とする請求項1または2記載の番組表表示装置。
【請求項4】
放送の番組表に関する番組データを取得する取得手段と、
前記取得手段で取得された番組データに基づいて、少なくとも第1の放送局に隣接して第2の放送局が配列される番組表を生成する生成手段と、
前記生成手段で生成された番組表を表示する表示手段と、
前記表示手段に表示された番組表において、操作者の操作に基づいて、第1の放送局に隣接して表示される前記第2の放送局が第3の放送局に変更して表示されるように制御する制御手段と、を備えることを特徴とする番組表表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【公開番号】特開2007−259474(P2007−259474A)
【公開日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−119717(P2007−119717)
【出願日】平成19年4月27日(2007.4.27)
【分割の表示】特願2002−178570(P2002−178570)の分割
【原出願日】平成14年6月19日(2002.6.19)
【出願人】(000237592)富士通テン株式会社 (3,383)
【Fターム(参考)】