説明

監視装置とそれを用いた監視システム

【課題】本発明は、監視装置とそれを用いた監視システムに関するもので、監視機能の低下を抑制することを目的とする。
【解決手段】撮影部8と、前記撮影部8の駆動部14と、前記撮影部8に接続された映像処理部17と、前記映像処理部17および前記駆動部14に接続された制御部22とを備え、前記映像処理部17は、前記撮影部8から伝送された映像から顔を認識する顔認識部21と、前記顔認識部21による顔認識判定結果により、他の監視装置に応援要請信号を送信する送信部25と、他の監視装置からの応援要請信号を受信する受信部26と、前記顔認識部21による顔認識判定結果により、前記駆動部14の動作モードを、自者優先モードと、他者優先モードから選択する判定部27とを有する構成とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、監視装置とそれを用いた監視システムに関する。
【背景技術】
【0002】
異なる位置に複数の監視装置を配置するとともに、これら複数の監視装置を連携させることにより、監視機能を高めるものがある(例えば下記特許文献1)。
【0003】
すなわち、自分の監視エリアを越えて移動する監視対象者に対して、他の監視装置にその監視応援要請をすることにより、その監視対象者に対する監視が、他の監視装置により継続して行われるようにしているのである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−290962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記従来例における課題は、監視機能が低くなることがあると言うことである。
【0006】
すなわち、前記従来例においては、上述のごとく、自分の監視エリアを越えて移動する監視対象物に対して、他の監視装置にその監視応援要請をすることにより、その監視対象者に対する監視が、他の監視装置により継続して行われるようにしている。
【0007】
しかしながら、応援要請を受けた他の監視装置は、自分の監視域にも他の監視対象者が存在するにもかかわらず、要請された監視対象者の監視動作を行うことになるので、この時には、要請された側の監視装置における監視機能が低下する状態が発生してしまう。
【0008】
そこで、本発明は、監視機能の低下を抑制することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的を達成するために、本発明の監視装置は、撮像部と、前記撮像部の駆動部と、前記撮像部に接続された映像処理部と、前記映像処理部および前記駆動部に接続された制御部とを備え、前記映像処理部は、前記撮像部から伝送された映像から顔を認識する顔認識部と、前記顔認識部による顔認識判定結果により、他の監視装置に応援要請信号を送信する送信部と、他の監視装置からの応援要請信号を受信する受信部と、前記顔認識部による顔認識判定結果により、前記駆動部の動作モードを、自者優先モードと他者優先モードから選択する判定部とを有する構成とし、これにより所期の目的を達成するものである。
【0010】
また、本発明の監視システムは、異なる位置に配置された第1の監視装置及び第2の監視装置を備え、前記第1監視装置及び前記第2の監視装置は、それぞれ、撮像部と、前記撮像部の駆動部と、前記撮像部に接続された映像処理部と、前記映像処理部および前記駆動部に接続された制御部とを備え、前記映像処理部は、前記撮像部から伝送された映像から顔を認識する顔認識部と、前記顔認識部による顔認識判定結果により、他の監視装置に応援要請信号を送信する送信部と、他の監視装置からの応援要請信号を受信する受信部と、前記顔認識部による顔認識判定結果により、前記駆動部の動作モードを、自者優先モードと、他者優先モードから選択する判定部とを有する構成とし、これにより所期の目的を達成するものである。
【発明の効果】
【0011】
以上のごとく、本発明の監視装置、および監視装置を用いた監視システムで活用する監視装置は、撮像部と、前記撮像部の駆動部と、前記撮像部に接続された映像処理部と、前記映像処理部および前記駆動部に接続された制御部とを備え、前記映像処理部は、前記撮像部から伝送された映像から顔を認識する顔認識部と、前記顔認識部による顔認識判定結果により、他の監視装置に応援要請信号を送信する送信部と、他の監視装置からの応援要請信号を受信する受信部と、前記顔認識部による顔認識判定結果により、前記駆動部の動作モードを、自者優先モードと他者優先モードから選択する判定部とを有する構成としたものであるので、監視機能の低下を抑制することができる。
【0012】
すなわち、本発明においても、受信部によって他の監視装置からの応援要請信号を受信した場合には、駆動部によって撮像部を駆動し、その監視対象者の監視を継続することができるので、監視機能は高いものとなる。
【0013】
また、受信部によって他の監視装置からの応援要請信号を受信した場合であっても、自らの監視装置で監視中の監視対象者の顔認識ができない場合には、前記駆動部の動作モードを、自者優先モードを維持するので、それぞれの監視装置での監視動作も中途半端な状態とはならず、その結果として監視機能の低下を抑制することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る監視システムの配置例を示す図
【図2】同監視システムの動作状態を示す図
【図3】同監視システムの動作状態を示す図
【図4】同監視システムの動作状態を示す図
【図5】同監視システムの動作状態を示す図
【図6】本発明の第1の実施形態に係る監視装置の斜視図
【図7】本発明の第1の実施形態に係る監視装置の制御ブロック図
【図8】同監視装置の動作フローチャート
【図9】本発明の第2の実施形態に係る監視装置の動作フローチャート
【図10】本発明の第3の実施形態に係る監視システムの配置例を示す図
【図11】同監視システムの動作状態を示す図
【図12】同監視システムの動作状態を示す図
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の一実施形態を、図面を用いて説明する。
【0016】
(第1の実施形態)
図1は、建物1を上方から見た状態を示しており、この建物1の外周は監視装置2、3によって監視するようにしている。
【0017】
すなわち、上方から見た建物1の左辺部分(以降も同じで、この状態を左辺と称す)と下辺部分(以降も同じで、この状態を下辺と称す)は監視装置2を回動させることによって監視させる。また、上方から見た建物1の右辺部分(以降も同じで、この状態を右辺と称す)と上辺部分(以降も同じで、この状態を上辺と称す)は監視装置3を回動させることによって監視させるようにしている。
【0018】
監視装置2、3はいずれも同じ構成となっているので、監視装置2の構成を図6、図7を用いて説明する。
【0019】
図6に示すように監視装置2は、建物1の外壁4上方に取り付けるための取付具5と、この取付具5に吊り下げた状態の本体ケース6と、この本体ケース6の下方に配置された半球状(下が突状)の透明カバー7と、この透明カバー7内に配置された撮像部8と、透明カバー7の外周に配置された照明素子9とを備えている。なお、照明素子9は透明カバー7の外周に固定配置されているので、例えば透明カバー7を、撮像部8と同じ方向に回動させることで、照明素子9が撮像部8の撮影方向を向くようにしている。
【0020】
また、図7に示すごとく、撮像部8は、ズームレンズ10と、その後方の撮像素子11とにより構成されている。ズームレンズ10はズーム駆動部13によって駆動されるようになっており、また撮像部8全体の水平駆動は、駆動部14内のパンモータ15で行われ、また撮像部8全体の上下駆動は、駆動部14内のチルトモータ16で行われるようになっている。なお、照明素子9は上述のごとく、撮像部8の撮影方向を向くようにしているが、その具体的な構造としては、例えば以下のようなものが考えられる。つまり、照明素子9を、透明カバー7の外周に固定した状態で、この透明カバー7をパンモータ15に連動して駆動する。このようにすると、照明素子9の上下方向駆動はできないが、この照明素子9から発せられる光は広がりを持っているので、方向さえ追従できれば、上下方向も照明することはできる。もちろん、この照明素子9自体に、撮像部8の水平方向移動、上下方向移動に連動する機構を設けてもよい。
【0021】
さらに、撮像部8には映像処理部17が接続されており、この映像処理部17は撮像素子11から伝送された信号を処理するための信号処理部18と、処理済の映像信号を例えば監視センター(図示せず)に送信するための映像出力部19と、信号処理部18からの映像信号により、駆動部14を駆動して自動追尾するための自動追尾処理部20と、信号処理部18からの映像信号により監視対象者の顔を認識する顔認識部21とを備えている。
【0022】
また、撮像部8、照明素子9、ズーム駆動部13、駆動部14、映像処理部17には制御部22が接続されている。さらに、この制御部22には、動作プログラムや、記録保存のためのメモリ23と、通信部24が接続されている。
【0023】
つまり、本実施形態では、映像処理部17の顔認識部21による顔認識判定結果により、他の監視装置(たとえば監視装置3)に応援要請信号を送信する送信部25と、他の監視装置(たとえば監視装置3)からの応援要請信号を受信する受信部26とを備えている。
【0024】
また、制御部22は、顔認識部21による顔認識判定結果により、駆動部14の動作モードを、自者優先モードと、他者優先モードから選択する判定部27を備えていることが特徴点の一つになっている。
【0025】
なお、監視装置3は、上述のごとく、監視装置2と同じ構成となっているので、説明の煩雑化を避けるために、説明は省略する。
【0026】
以上の構成において、図1は上述のごとく建物1の外周を、監視装置2、3によって監視している状況を示している。
【0027】
この時、監視装置2では建物1の左辺手前部分から左辺部分を上辺側に移動する監視対象者12を追尾しながら継続監視している。また、監視装置3は建物1の上辺部分と右辺部分の監視を行っている。
【0028】
図1において、監視装置2で、建物1の左辺手前部分から左辺部分を上辺側に移動する
監視対象者12を追尾しながら継続監視している。また、この監視装置2は建物1の下辺、左辺部分を監視するものであるので、上述のごとく左辺手前部分から左辺部分を上辺側に移動する監視対象者12の顔は図1の状態に至る前に十分に認識することができるチャンスはあり、その時には監視対象者12の顔情報はメモリ23に記録される。
【0029】
しかしながら、監視対象者12の服装や挙動によっては、上記追尾しながら継続な監視をしても、監視装置2の顔認識部21での顔認識が行えないこともある。
【0030】
このように監視装置2が監視対象者12に対して自動追尾動作を行ったにも関わらず、監視対象者の顔認識が行えない場合、建物1の左辺部分と上辺部分が交差する監視装置2、3共通の連携エリア28(監視装置2、3共通の連携エリア29は建物1の右辺部分と下辺部分が交差する部分に設定)にまで監視対象者12が移動すると、監視装置2はその送信部25から、監視装置3の受信部26に応援要請信号を送信する。
【0031】
図2の状態は、応援要請信号を受信した監視装置3は追尾する監視対象者が存在しない状態であるので、監視装置3は直ちに連携エリア28の監視動作を行っている(図8のS1、S2、S3、S4)。
【0032】
つまり、監視装置3は、撮像部8を連携エリア28に向けるとともに、照明素子9を駆動し、監視対象者12の追尾監視を行うことになる。
【0033】
これに対して、図3、図4は、監視装置3において監視対象者30が存在する状態を示している。
【0034】
この時には、監視装置3は、その判定部27によって、他の監視装置2からの応援要請信号を受信した場合であっても、自らの監視装置3で監視中の監視対象者30の顔認識ができるまでは、その駆動部14の動作モードを、自者優先モードに維持する(図9のS5)。
【0035】
このため、それぞれの監視装置2及び監視装置3のいずれの監視動作も中途半端な状態とはならず、その結果として監視機能の低下を抑制することができるのである。
【0036】
また、監視装置3で監視対象者30の顔認識ができた場合には、直ちに監視装置3は、その判定部27により、他者優先モード、つまり監視装置2からの応援要請信号に応じて、図5のごとく監視装置3の撮像部8を連携エリア28に向けるとともに、照明素子9を駆動し、監視対象者12の追尾監視を行うことになる。
【0037】
なお、監視装置3において、監視装置2からの応援要請信号がない場合には、この監視装置3(または監視装置2も同様)は図8のS6〜S10の動作を行う。
【0038】
つまり、この監視装置3(または監視装置2も同様)は、デフォルト動作(S6)、例えば、複数のプリセットポジションを巡回して監視している状態から、監視対象者を検出して自動追尾中か否かを判定し(S7)、自動追尾中である場合には、次に、連携エリア28、29に監視対象者30が侵入したか否かの判定を行い(S8)、次に、監視対象者30の顔認識が出来ているか否かの判定を行い(S9)、監視対象者30の顔認識が出来ていないときには、その送信部25から他の監視装置2の受信部26へ応援要請信号を送信する(S10)。
【0039】
(第2の実施形態)
図9は本発明の第2の実施形態を示し、この実施形態では、応援要請信号を受信した監
視装置3が判定部により他者優先モードを選択した場合(図8のS4)に、監視装置3の送信部25から、監視装置2の受信部26に連係動作を実行することを知らせるようにしている(図9のS11)。
【0040】
つまり、監視装置3が他者優先モードを選択した状況(図8のS4)とは、監視装置2から応援要請を受けた監視装置3は、自身の監視対象者が存在しない状態、もしくは監視対象者30の顔認識が終了している状態である。
【0041】
したがって、この時には、監視装置2から応援要請により、監視装置3は撮像部8を連携エリア28に向けるとともに、照明素子9を駆動し、監視対象者12の追尾監視を行う。
【0042】
また、これとともに、監視装置3の送信部25から、監視装置2の受信部26に、監視装置2からの連携要請に応じて連係動作を実行することを知らせるようにしているのである(図9のS3、S4、S11)。
【0043】
また、監視装置2から応援要請を受けた監視装置3は、自身の監視対象者30が存在する状態(図9のS2のY)で、しかも、その監視対象者30の顔認識が終了していない状態(図9のS5のY)では、この時には、監視装置2から応援要請を受けることが出来ないので、監視装置2の受信部26に連係動作を実行出来ないことを知らせるようにしている(図9のS12)。
【0044】
よって、監視装置2は、監視装置3が連係動作を実行できないことを認識することができ、その後も監視対象者12を自動追尾し、監視し続けるように動作することができる。(第3の実施形態)
図10〜図12は本発明の第3の実施形態を示し、この実施形態では、第1の監視装置2と第2の監視装置3が対向する位置(例えば、略直線上)に配置されるとともに、この第1監視装置2と第2の監視装置の3間に、共通の連携エリア28が設定された状態を示している。
【0045】
具体的には、第1の監視装置2は建物1aの左辺部分と上辺部分を監視し、また第2の監視装置3は建物1bの右辺部分と上辺部分を監視する構成としている。
【0046】
図10においては、監視装置2の自動追尾処理部20、制御部22によって、建物1aの左側から右方向に進行している監視対象者12の自動追尾が行われている。また、この自動追尾中に、監視対象者12の顔認識も行われる。
【0047】
しかしながら、監視対象者12の服装や挙動によっては、監視装置2の顔認識部21での顔認識が行えないこともある。
【0048】
そして、このように監視装置2が監視対象者12に対して自動追尾動作を行ったにも関わらず、監視対象者の顔認識が行えない場合、図11のごとく、建物1a、1b間に設定した監視装置2と監視装置3の共通の連携エリア28にまで監視対象者12が移動すると、監視装置2はその送信部25から、監視装置3の受信部26に応援要請信号を送信する。
【0049】
図11の状態は、監視装置3は追尾する監視対象者が存在しない状態であるので、図12のごとく、監視装置3は直ちに連携エリア28の監視動作を行うべく監視装置3は撮像部8を連携エリア28に向けるとともに、照明素子9を駆動し、監視対象者12の追尾監視を行うことになる。
【0050】
つまり、建物1aから1b側へと移動する監視対象者12の顔を前方から迎え撃つようにして顔認識するようにするのである。
【0051】
また、この状態においては、監視装置2から応援要請により、監視装置3の撮像部8を連携エリア28に向けるとともに、照明素子9を駆動し、監視対象者12の追尾監視を行い、さらに、監視装置2の受信部26に連係動作を実行することを知らせるようにしている(図9のS11)ので、これを受け、監視装置2はその照明素子9の消灯を行う。
【0052】
つまり、図11の状態で、監視装置2の照明素子9が駆動されていると、監視装置3の撮像部8にとっては逆光状態となり、この監視装置3による顔認識が行いにくくなるので、上述のごとく監視装置2の照明素子9を消灯させるのである。
【0053】
なお、上記第1〜第3の実施形態では、監視対象者12、監視対象者30を人物として説明したが、動物でも顔認識は出来るので、同じように対応することが出来、本発明の対象として監視することが出来る。
【産業上の利用可能性】
【0054】
以上のごとく、本発明は、受信部によって他の監視装置からの応援要請信号を受信した場合には、駆動部によって撮像部を駆動し、その監視対象者の監視を継続することができるので、監視機能は高いものとなる。
【0055】
また、受信部によって他の監視装置からの応援要請信号を受信した場合であっても、自らの監視装置で監視中の監視対象者の顔認識ができない場合には、前記駆動部の動作モードを、自者優先モードを維持するので、それぞれの監視装置での監視動作も中途半端な状態とはならず、その結果として監視機能の低下を抑制することができるのである。
【0056】
したがって、監視装置、およびそれを用いた監視ユニットとして、きわめて有用なものとなる。
【符号の説明】
【0057】
1、1a、1b 建物
2、3 監視装置
4 外壁
5 取付具
6 本体ケース
7 透明カバー
8 撮像部
9 照明素子
10 ズームレンズ
11 撮像素子
12、30 監視対象者
13 ズーム駆動部
14 駆動部
15 パンモータ
16 チルトモータ
17 映像処理部
18 信号処理部
19 映像出力部
20 自動追尾処理部
21 顔認識部
22 制御部
23 メモリ
24 通信部
25 送信部
26 受信部
27 判定部
28、29 連携エリア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
撮像部と、前記撮像部の駆動部と、前記撮像部に接続された映像処理部と、前記映像処理部および前記駆動部に接続された制御部とを備え、前記映像処理部は、前記撮像部から伝送された映像から顔を認識する顔認識部と、前記顔認識部による顔認識判定結果により、他の監視装置に応援要請信号を送信する送信部と、他の監視装置からの応援要請信号を受信する受信部と、前記顔認識部による顔認識判定結果により、前記駆動部の動作モードを、自者優先モードと他者優先モードから選択する判定部とを有することを特徴とする監視装置。
【請求項2】
前記撮像部は、撮像素子と、照明素子とを有することを特徴とする請求項1に記載の監視装置。
【請求項3】
異なる位置に配置された第1の監視装置及び第2の監視装置を備え、前記第1監視装置及び前記第2の監視装置は、それぞれ、撮像部と、前記撮像部の駆動部と、前記撮像部に接続された映像処理部と、前記映像処理部および前記駆動部に接続された制御部とを備え、前記映像処理部は、前記撮像部から伝送された映像から顔を認識する顔認識部と、前記顔認識部による顔認識判定結果により、他の監視装置に応援要請信号を送信する送信部と、他の監視装置からの応援要請信号を受信する受信部と、前記顔認識部による顔認識判定結果により、前記駆動部の動作モードを、自者優先モードと、他者優先モードから選択する判定部とを有することを特徴とする監視システム。
【請求項4】
前記第1の監視装置及び前記第2の監視装置は、共通の連携エリアが設定されていることを特徴とする請求項3に記載の監視システム。
【請求項5】
前記第1の監視装置の撮像部と前記第2の監視装置の撮像部とは、それぞれ、撮像素子と、照明素子とを有することを特徴とする請求項4に記載の監視システム。
【請求項6】
前記第1の監視装置及び前記第2の監視装置が対向するように配置されるとともに、前記第1の監視装置及び前記第2の監視装置の間に、共通の連携エリアが設定された状態で、前記第1の監視装置及び前記第2の監視装置の一方から他方に応援要請信号を送信した場合には、応援要請を送信した側の照明素子を消灯することを特徴とする請求項5に記載の監視システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−227583(P2012−227583A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−90779(P2011−90779)
【出願日】平成23年4月15日(2011.4.15)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】