説明

眼の痛みを治療するためのκオピオイド・アゴニストの局所使用

【課題】眼の痛みを局所治療するための組成物を提供する。
【解決手段】κオピオイド・アゴニスト、好ましくはGR−89696、U−69593、U−62066スピラドリンメシレート及びtrans−U−50488メタンスルフェートから成る群から選択されるκオピオイド・アゴニストを有効成分として含む組成物である。その他、EMD−61753を薬剤学的に受容されるビヒクル中に有効成分として含む組成物であってもよい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は痛みの薬物による治療に関する。特に、本発明は眼の痛みを予防又は軽減するためのκオピオイド受容体・アゴニスト及び部分的アゴニストの局所使用に関する。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
痛みは身体における局所刺激に対する知覚された侵害受容応答である。中枢神経系のレベルにおける痛みの知覚は、末梢感覚神経線維による痛みを伴う刺激の伝達を必要とする。組織の刺激(即ち、熱的、機械的又は化学的)時に、電気−化学的シグナルが感覚神経末端から脊柱に、したがって、脳に伝達されて、そこで痛みが知覚される。
【0003】
角膜は、種々な痛みを伴う刺激を中枢神経系に伝達する感覚求心神経(sensory afferent)によって非常に刺激される。それ故、眼に関与する痛み状態は例えば異物刺激、炎症、ドライアイ症候群、偶発的外傷、外科的処置及び術後回復のような、非常に多くの場合に起こりうる。例えば、眼の痛みは、光屈折角膜切開術(photorefractive keratotomy)(“PRK”)、角膜を成形するためにレーザーを用いる、視力矯正外科的処置から生じる可能性がある。この方法はBowman膜と、角膜の基質レベルとの光剥離(photoablation)を含む。その結果、角膜の神経含有上皮層の剥離(denuding)が、レーザー手術後から上皮が再生するまで患者に痛みを経験させる可能性がある。
【0004】
痛みを軽減するために、種々な治療法が試みられている。例えばジクロフェナクのような非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)の使用が、痛みの治療のために開発されている。これらの作用剤はシクロオキシゲナーゼ依存性プロスタグランジン合成を阻害する。プロスタグランジンは中枢神経系のレベルにおける痛みの知覚を調節することができ、NSAIDの全身投与は鎮痛を生じることが知られている。しかし、NSAIDの使用は、胃腸出血と腎不全を含めた好ましくない副作用を含む可能性がある。
【0005】
局所麻酔薬は、神経細胞機能を直接阻害することによって痛みを緩和する、別の種類の痛み調節剤である。局所麻酔薬の使用に伴う1つの問題は、これらの麻酔薬が短時間の作用を示すことである。局所麻酔薬の使用に伴う他の問題は、それらの作用機序、非特異的な膜安定化が、例えば線維芽細胞と周囲神経細胞のような、他の細胞の生物学的機能をも阻害するという好ましくない同時発生効果を有しうることである。それ故、局所麻酔薬治療によって痛覚が緩和されうるとしても、組織の治癒と正常な機能とはかなり危険にさらされると考えられる。それ故、局所的な眼適用後に、痛みを伴う刺激の感覚求心神経による伝達を、局所麻酔作用なしに強力にかつ特異的に阻害する作用剤を発見する必要性がある。
【0006】
痛み治療に用いるために他の作用剤も提案されている。このような作用剤は例えばイミプラミンとデシプラミンのような三環系抗うつ薬、α−2アドレナリン作動性アゴニスト、例えばプロザクのようなセロトニン吸収遮断薬、及び米国特許第5,270,050号(Coquelet等)に述べられている、例えばパラセタモールのような、他の鎮痛薬を包含する。しかし、これらの治療法の一部は例えば口内乾燥、うとうと状態、便秘、及び低い効力と効能のような副作用を付随している。
【0007】
アヘン剤は痛みの治療に用いられる別の種類の化合物である。アヘン剤は多くの方法で投与することができる。例えば、アヘン剤は静脈内注射若しくは経口投与によって全身的に、又は皮下、筋肉内若しくは局所投与によって局所的に投与することができる。しかし、アヘン剤の全身投与は投与量増大(耐性)、嗜癖、呼吸抑制(respiratory depression)及び便秘を含めた、幾つかの問題を付随している。
【0008】
“オピオイド”は身体においてモルヒネ様作用を生じる分子を表すために用いられる一般的技術用語(generic term of art)である。オピオイド受容体は、オピオイドと結合したときに一般に鎮痛反応を生じる膜タンパク質である。μ(ミュー)、κ(カッパ)及びδ(デルタ)と名付けられた、オピオイド受容体の3つの主要なカテゴリーが存在する。他のサブタイプ受容体も存在すると思われる。オピオイド受容体は、異なるアゴニスト及びアンタゴニストの選択的結合アフィニティ(preferential binding affinity)と、各受容体の結合から得られる異なる反応とによって相互から識別されている。例えば、完全アゴニストのモルヒネはμ受容体に対して、δ及びκ受容体に対するよりも10倍大きいアフィニティを有する。したがって、モルヒネはμアゴニストである(Goodman and Gilman’s Pharmacological Basis of Therapeutics(第8版),Jaffee,21章:「オピオイド鎮痛薬とアンタゴニスト」,485〜492頁(1993)参照)。μ受容体アゴニストとδ受容体アゴニストとは膜カリウム・コンダクタンスを高めて、シナプス前作用力(presynaptic action potential)を弱めるが、κ受容体アゴニストは電位依存性カルシウム・コンダクタンスを低下させて、カリウム・コンダクタンスに影響を与えないという事実によって、オピオイド受容体の一般的クラスからκ受容体が正確に概説されている(Kanemasa,「κ−オピオイドアゴニストU50488は2つの機構によってP−型Ca2+チャンネルを阻害する」、Brain Research,707巻,207〜212頁(1995))。
【0009】
例えばモルヒネのようなアヘン剤鎮痛薬は脳内の特異的受容体を活性化することによって痛みを軽減することが知られているが、最近の研究は、末梢組織中のκ受容体に作用する化合物の鎮痛効果を実証している(Joris等,「アヘン剤は、痛覚過敏を抑制する用量でカラギーナン誘導浮腫と低体温症を抑制する」,Pain,43巻,95〜103頁(1990);Eisenberg,「顔面痛のラットモデルにおけるモルヒネの末梢抗侵害受容効果」,Neuroscience,72巻,2号,519〜575頁(1996);及びGohschlich,「末梢作用性κ−アヘン剤アゴニストEMD61753と類似体:オピオイド作用対末梢選択性」,Drugs Exptl.Clin.Res.,XXI(5)巻,171〜174頁(1995)参照)。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0010】
発明の概要
本発明は、眼の痛みを治療するための組成物と方法に関する。本発明は一部において、眼内のκオピオイド受容体に結合する化合物が眼の痛みを抑制するという研究結果に基づいている。さらに詳しくは、本発明は、眼の痛みを治療するためのκオピオイドアゴニストを含有する組成物を提供する。
【0011】
本発明の方法は、以下で説明する組成物の局所投与を含む。この療法の1つの利点は、例えば局所麻酔処置のような非特異的療法とは対照的に、痛みの抑制が受容体−特異性であることである。この特異的作用は1日当たりの投与回数を大きく減ずることができ、局所麻酔薬に付随する、例えば短い作用期間と創傷治癒の抑制のような、他の欠点をも減ずることができる。さらに、眼の組織内で局所的に作用する、κオピオイド受容体結合剤は、アヘン剤の慢性的全身投与に付随する耐性、嗜癖及び便秘の問題を回避する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
発明の詳細な説明
本発明は、痛みを予防又は軽減するためのκオピオイド受容体アゴニストの使用に関する。κオピオイド・アゴニストが眼の痛みを強力に予防又は軽減することが今回発見されている。κオピオイド受容体は主として脊髄において発見されるが、上述したように、他の末梢に存在するκ受容体についての最近の証拠も報告されている。
【0013】
本発明の化合物はκオピオイド受容体アゴニストである。本明細書で用いる限り、“κオピオイド・アゴニスト”は、κオピオイド受容体を活性化する化合物を意味する。例えばμ及びδのような、他のオピオイド受容体アゴニストは本発明の化合物から除外される。
【0014】
本発明のκオピオイド受容体アゴニストは既知であるか、又は当該技術分野で公知の種々な生物学的結合研究によって明らかにされることができる。例えば、本発明のκオピオイド・アゴニストは、ターゲット組織スライス又はホモジネートを用いて、例えばU69593のような、既知放射性アゴニストの結合を含む置換試験(displacement study)によって確認することができる(Gohschlich,Drugs Exptl.Clin.Res.,XXI(5)巻,171〜174頁(1995)参照)。
【0015】
下記化合物はそれらの商品名/番号として記載した、κオピオイド・アゴニストの例である:エナドリン、ICI−199441、R−84760、ZT−52656A、チフルアドム、PD−117302、PD−129290、MR−1268、KT−90、GR−45809、GR−89696、GR−103545、GR−45809、GR−94839、キソルファノール、RU−49679、フェドトジン、DuP−747、HN−11608、RP−60180、U−69593、U−62066スピラドリンメシレート(spiradoline mesylate)、及びtrans−U−50488メタンスルフェート。本発明の好ましいκオピオイド化合物は、末梢においてのみ作用し、血液−脳関門を横切らない、又は限定されたCNS効果を有する、例えばEMD−60400及びEMD61753のような化合物である。最も好ましいκオピオイド・アゴニストはEMD−61753である。本発明のκオピオイド・アゴニストは商業的ソースから入手可能であるか、又は当業者に公知の方法によって合成することができる。
【0016】
下記は、他の作用剤と比較した、本発明の代表的なκオピオイド受容体アゴニストの眼の抗痛み効力の実施例である:
実施例1
本発明の代表的な化合物と、μアゴニスト(モルヒネ)と、局所麻酔薬(Alcaine(登録商標)、Alcon Laboratories社、Fort Worth、TX)とをラットにおける眼の痛みのホルマリン誘導モデルにおいて試験した。簡単には、試験すべき化合物又はビヒクル(マキシデックス(maxidex)ビヒクル)20μlをホルマリン投与の前1〜30分間の種々な時点において局所投与した。次に、5μlの0.1%w/vホルマリン溶液(5μg)をEppendorfピペットを用いて局所投与した。直ちに、まばたきが始まり、最初の1分間にわたる頻度を測定した。5μg投与量のホルマリンは典型的に、最初の1分間に約40〜50まばたきを生じた。ビヒクル動物の対照カウントを投薬動物(dosed animal)のカウントに比較し、次に、抑制%を算出した。結果は以下の表1に示す:
【0017】
【表1】

【0018】
表1から知ることができるように、κオピオイド・アゴニストの局所投与は、μアゴニスト、モルヒネの局所投与とは対照的にラットにおける眼の痛みの抑制に有効であった。
【0019】
本発明のκオピオイド・アゴニストは、当業者に公知の製剤化方法によって組成物中に含有される。これらの化合物は、特定のκオピオイド・アゴニストと投与計画(dosing regimen)とに適した、溶液、懸濁液及び他の投与形に含まれることができる。
【0020】
本発明は特に、眼組織の局所治療に適した組成物の提供を目的とする。本発明の眼科用組成物は1種類以上のκオピオイド・アゴニストと、これらのアゴニスト(単数又は複数種類)のための薬剤学的に受容されるビヒクルとを包含する。多様な種類のビヒクルを用いることができる。ビヒクルは一般に性質において水性である。水溶液又は水性懸濁液が、製剤化の容易さ並びに罹患した眼に1〜2滴の溶液を注入することによってこのような組成物を患者が容易に投与可能であることに基づいて、一般に好ましい。しかし、本発明の化合物は、例えば懸濁液、粘稠な若しくは半粘稠なゲル、又は他の種類の固体若しくは半固体組成物のような、他の種類の組成物に容易に混入することもできる。水に比較的不溶性であるκオピオイド・アゴニストに関しては懸濁液が好ましいと考えられる。本発明の眼科用組成物は例えば緩衝剤、防腐剤、補助溶剤及び粘度上昇剤(viscosity building agent)のような、種々な他の成分を包含することもできる。
【0021】
貯蔵条件下でのpHドリフトを防止するために、適当な緩衝剤系(例えば、リン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム又はホウ酸ナトリウム)を加えることができる。
【0022】
眼科用製品は典型的に多数回投与量形(multidose form)でパッケージされる。したがって、使用中の微生物汚染を防止するために、防腐剤が必要である。適当な防腐剤はベンザルコニウムクロリド、チメロサール、クロロブタノール、メチルパラベン、プロピルパラベン、フェニルエチルアルコール、エデト酸ナトリウム、ソルビン酸、ポリクォーターニウム−1、又は当業者に公知の他の作用剤を包含する。このような防腐剤は組成物の総重量に基づいて0.001〜1.0重量%(wt%)のレベルで典型的に用いられる。
【0023】
本発明の化合物の一部は水中への限定された溶解性を有しうるので、組成物中に界面活性剤と他の適当な補助溶剤とを必要とする可能性がある。このような補助溶剤は、ポリエトキシル化ひまし油、Polysorbate 20、60及び80;Pluronic(登録商標)F−68、F−84及びP−103(BASF社、Parsippany NJ、USA);シクロデキストリン;又は当業者に公知の他の作用剤を包含する。このような補助溶剤は典型的に0.01〜2重量%のレベルで用いられる。
【0024】
活性化合物の眼内吸収(ocular absorption)を高め、製剤の分散の可変性を減じ、製剤の懸濁液若しくはエマルジョンの成分の物理的分離を減じ、及び/又は他の方法で眼科製剤を改良するために、単純な水溶液の粘度よりも大きい粘度が望ましいと考えられる。このような粘度上昇剤は、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース又は当業者に公知の他の作用剤を包含する。このような作用剤は典型的に0.01〜2重量%のレベルで用いられる。
【0025】
眼の手術後のひりひり痛む組織(irritated tissues)を治療するためにも、該化合物を用いることができる。該化合物は一過性状態の急性治療のために用いることができる、又は慢性的に投与することができる。該化合物は、特に眼の手術若しくは非侵襲性の眼処置又は他の種類の手術の前に、予防的に用いることもできる。
【0026】
本発明の化合物と組成物とは種々な刺激に付随する眼の痛みを予防する又は改善するために用いられる。例えば、本発明のκオピオイド・アゴニストと組成物とはアレルゲン、炎症、外傷、ドライアイ、例えばコンタクトレンズ及び手術からの異物感に起因する痛みの治療に用いることができる。本発明の化合物は例えばPRK手術のような眼の手術後の痛みの治療に用いることができる。このような治療によって、κオピオイド・アゴニストを個別に又は他の薬剤と組み合わせて例えば米国特許第4,939,135号と第5,401,510号(Robertson等)(これらの全内容は本明細書に援用される)に開示される方法によって投与することができる。該化合物は眼の痛みを予防する又は改善するために有効な濃度で用いられる。本明細書で用いる限り、“薬剤学的有効量(pharmaceutically effective amount)”とは、眼の痛みを予防する又は軽減するような、1種類以上のκオピオイド・アゴニストの量を意味する。一般に、上記目的のいずれかのために用いられるκオピオイド・アゴニストの投与量は一般に約1〜2滴の0.01重量%〜3重量%組成物、1〜4回/日投与である。
【0027】
本発明の組成物を下記製剤例2〜4によってさらに説明する。成分“κオピオイド・アゴニスト”は本発明の化合物を意味する。
【0028】
【表2】

【0029】
【表3】

【0030】
【表4】

【0031】
発明を実施するための好ましい態様は下記のようなものである。
1. 眼の痛みを局所治療するための組成物であって、薬剤学的に受容されるビヒクル中に1種類以上のκオピオイド・アゴニスト(単数又は複数種類)の薬剤学的有効量を含む上記組成物。
2. κオピオイド・アゴニストがEMD−60400、EMD−61753、エナドリン、ICI−199441、R−84760、ZT−52656A、チフルアドム、PD−117302、PD−129290、MR−1268、KT−90、GR−45809、GR−89696、GR−103545、GR−45809、GR−94839、キソルファノール、RU−49679、フェドトジン、DuP−747、HN−11608、RP−60180、U−69593、U−62066スピラドリンメシレート及びtrans−U−50488メタンスルフェートから成る群から選択される、1記載の組成物。
3. κオピオイド・アゴニストがEMD−61753である、2記載の組成物。
4. 薬剤学的に受容されるビヒクル中に1種類以上のκオピオイド・アゴニスト(単数又は複数種類)の薬剤学的有効量を含む組成物をヒトに投与することを含む、眼の痛みの治療方法。
5. κオピオイド・アゴニストがEMD−60400、EMD−61753、エナドリン、ICI−199441、R−84760、ZT−52656A、チフルアドム、PD−117302、PD−129290、MR−1268、KT−90、GR−45809、GR−89696、GR−103545、GR−45809、GR−94839、キソルファノール、RU−49679、フェドトジン、DuP−747、HN−11608、RP−60180、U−69593、U−62066スピラドリンメシレート及びtrans−U−50488メタンスルフェートから成る群から選択される、4記載の方法。
6. κオピオイド・アゴニストがEMD−61753である、5記載の方法。
7. 該組成物を局所投与することをさらに含む、5記載の方法。
8. 該組成物を局所投与することをさらに含む、6記載の方法。
9. 眼の痛みがPRK手術の結果である、5記載の方法。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明によれば、眼の痛みを予防又は軽減するための組成物が提供される。



【特許請求の範囲】
【請求項1】
眼の痛みを局所治療するための組成物であって、薬剤学的に受容されるビヒクル中に、EMD−60400、EMD−61753、エナドリン、ICI−199441、R−84760、ZT−52656A、チフルアドム、PD−117302、PD−129290、MR−1268、KT−90、GR−45809、GR−89696、GR−103545、GR−45809、GR−94839、キソルファノール、RU−49679、フェドトジン、DuP−747、HN−11608、RP−60180、U−69593、U−62066スピラドリンメシレート及びtrans−U−50488メタンスルフェートから成る群から選択される、少なくとも1種類のκオピオイド・アゴニストを含む組成物。
【請求項2】
κオピオイド・アゴニストがGR−89696、U−69593、U−62066スピラドリンメシレート及びtrans−U−50488メタンスルフェートから成る群から選択される、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
κオピオイド・アゴニストがEMD−61753である、請求項1記載の組成物。


【公開番号】特開2009−67806(P2009−67806A)
【公開日】平成21年4月2日(2009.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−282744(P2008−282744)
【出願日】平成20年11月4日(2008.11.4)
【分割の表示】特願平10−527903の分割
【原出願日】平成9年12月11日(1997.12.11)
【出願人】(592038834)アルコン ラボラトリーズ インコーポレイテッド (3)
【氏名又は名称原語表記】ALCON LABORATORIES, INCORPORATED
【Fターム(参考)】