説明

睫をメイクアップする方法

【課題】新規な睫又は眉毛をメイクアップするための方法の提供。
【解決手段】眉毛又は睫の房の少なくとも第一部分P1の上に第一のメイクアップの結果を、及び第一部分に隣接する、眉毛又は睫の房の少なくとも第二部分P2の上に、第一のものとは異なる第二のメイクアップ結果を作り、眉毛又は睫の房は鼻に隣接する第一の末端及び第一の末端と反対側の第二の末端を含み、第一部分は第二末端からゼロではない距離に沿って延び、第一末端のメイクアップ結果は第二末端のメイクアップ結果と異なる方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ケラチン繊維、特に睫又は眉毛のメイクアップに関し、より特に睫又は眉毛をメイクアップする方法に関する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
睫上において新規なメイクアップ効果を得る必要性、例えば睫の房の一部分にのみ、より明言された量のマスカラを堆積させる必要性がある。この理由は、特定のメイクアップ効果を得るために、睫の房の接続されていない領域で対照的な物質の堆積物を、より具体的には異なるチャージングに関して変化させることが有利であり得ることである。
【0003】
同じ眉毛又は睫へのメイクアップの非均一な施与により、特に視線(gaze)を変えることのできる効果を与えることが一般的に求められている。
【0004】
すなわち本発明は、新規なメイクアップ効果を得るための方法に向けられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の例示的な実施態様は睫又は眉毛をメイクアップするための方法であって、眉毛又は睫の房の少なくとも第一部分の上に第一のメイクアップの結果を、及び第一部分に隣接する、眉毛又は睫の房の少なくとも第二部分の上に、第一のものとは異なる第二のメイクアップ結果を作り、眉毛又は睫の房は鼻に隣接する第一の末端及び第一の末端と反対側の第二の末端を含み、該第一部分は第二末端からゼロではない距離に沿って延び、第一末端のメイクアップ結果は第二末端のメイクアップ結果と異なる方法を提供する。
【0006】
発明者らは、睫の一部に大量のメイクアップを、特に睫の房の3分の1以下に、より特に睫の房の外側部分に大量の物質の堆積物を施与することにより、特定のメイクアップ効果が付与され、該効果は視線を開き、目を大きくして、目の形状の知覚を光学的的に変更することを見出した。睫の房の3分の1以下、房の外部に、大量の物質の堆積物を含むそのようなメイクアップは、その外側の隅が引き上げられている(視線への「リフティング」効果)ところのアーモンド形の目及び/又は拡大された目の印象を与える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
用語「第一部分」は、睫の房全体又は睫の房の内側の部分を意味する。
【0008】
第二部分は、眉毛又は睫の房の全長の1/8〜1/3、例えば1/4〜1/3を表し得る。
【0009】
眉毛又は睫の房の第二部分は、複数の施与部材を含むブラシ又は櫛を用いてメイクアップされてもよい。
【0010】
複数の施与部材のすべては、0.1cm〜1.5cm、例えば0.1cm〜1cmの範囲の距離に渡って支持部上で延びていてもよい。
【0011】
第一部分及び第二部分は、2つの異なるアプリケーターを使用して、又は同じアプリケーターの2つの異なる施与部分を使用してメイクアップされ得る。
【0012】
例えば、第一部分は慣用のブラシ又は櫛を使用してメイクアップされ、第二部分は、少なくとも1列の形態で支持部上にアレンジされた施与部材であって、該列の長さは、施与部材がせいぜい同時に睫の房の4分の1以下と接触することのできるようなものであるところの施与部材を含むアプリケーターを使用してメイクアップされる。
【0013】
2つの異なるアプリケーターの使用は、所望されるメイクアップ結果を得ることを可能にし得る。
【0014】
変形として、同じアプリケーターが2つの異なる施与領域を含み得、例えば1つは慣用のタイプの櫛又はブラシであり、他は、1列で支持部上に配置された施与部材施与部材であって、該列の長さは、施与部材がせいぜい同時に睫の房の4分の1以と接触することのできるようなものであるところ施与部材を含んでいてもよい。
【0015】
第一部分及び第二部分は、第一部分へのある量の乾燥物質の堆積物によりメイクアップされ得、該第一部分への乾燥物質の量は、第二部分の上へ堆積される乾燥物質の量と異なる。
【0016】
例えば、第一部分に堆積される乾燥物質の量は第二部分に堆積される乾燥物質の量より少なくてもよい。これはベルベット状の外観効果を作ることを可能にし得る。
【0017】
裸眼で視認可能である少なくとも1の光学的特徴により互いに異なる2つの組成物を使用して第一部分及び第二部分がメイクアップされ得る。
【0018】
光学的特徴は、例えば色及び光沢から選択され得る。
【0019】
第一部分及び第二部分の一方及び/又は他方に、好ましくは第一部分に、任意の組成物を施与しないことが可能である。後者の場合、第二部分のみがメイクアップされる。
【0020】
メイクアップ方法は
第一化粧料組成物の少なくとも1の被覆を眉毛又は睫の房の実質的に全体に施与して、第一堆積物を形成すること、及び次に
眉毛又は睫の房の第二部分の第一堆積物の上に、第一化粧料組成物とは異なる第二の化粧料組成物の少なくとも1の被覆を使用して、第二堆積物を形成すること
を含む。
【0021】
例えば、第一組成物が完全に乾燥してしまう前に、第二堆積物を形成することが可能である。
【0022】
第一及び第二組成物は異なる色を有していてもよい。
【0023】
第二部分は、眉毛又は睫の房の全長の少なくとも6分の1に渡って延びていてもよい。
【0024】
眉毛又は睫の房の第二部分の睫は、複数の施与部材、好ましくは施与部材が植設されている支持部と共に成形することから得られた部材を含むブラシ又は櫛を使用してメイクアップされ得る。
【0025】
眉毛又は睫の房の第二部分は、長さが眉毛又は睫の房の平均長の4分の1以下であるところの、少なくとも1列の形態でアレンジされた複数の施与部材を含む櫛を使用してメイクアップされ得る。
【0026】
睫の房は、メイクアップされるべき睫の房の第一部分及び/又は第二部分の上にアレンジされるべき第一部分及び/又は第二部分を含むつけ睫の房を使用してメイクアップされてもよい。
【0027】
メイクアップ方法は、
眉毛又は睫の房の実質的全体に組成物の1の被覆を施与して、第一メイクアップの結果を作り、そして次に該房の一部のみを加熱して、第一メイクアップの結果を変更することにより第二メイクアップを作ることを含み得る。
【0028】
先行技術と組み合わせて又は独立して、本発明の実施態様は、瞼の睫又は眉毛の少なくとも1の房をメイクアップするための方法を提供する。該方法において
房の外側半分の睫が第一アプリケーターでメイクアップされ、房の内側半分の睫が、第一アプリケーターとは異なる第二アプリケーターでメイクアップされる、
及び/又は
メイクアップは、房の内側半分におけるより、房の外側半分における睫において、より多量の乾燥物質を有するように施与される、及び/又は
メイクアップは、房の外側半分の睫が第一組成物で被覆され、かつ房の内側半分の睫が少なくとも光学的特徴により第一組成物と異なる第二組成物で被覆されるように施与される。
【0029】
房の内側半分におけるより房の外側半分により多量の乾燥物質が施与されるようにメイクアップが施与されてもよい。
【0030】
房の外側3分の1において房の残部におけるより、より多量の乾燥物質が施与されるようにメイクアップが施与されてもよい。
【0031】
眉毛の外側半分が第一組成物で被覆され、房の内側半分の睫が少なくとも1の光学的特徴において第一組成物と異なる第二組成物で被覆されるようにメイクアップが施与されてもよい。
【0032】
房の外側3分の1の睫が第一組成物で被覆され、かつ房の残部の睫が少なくとも1の光学的特徴(例えば色又は光沢であり得る)において第一組成物と異なる第二組成物で被覆されるようにメイクアップが施与されてもよい。
【0033】
房の外側半分の睫が第一アプリケーターでメイクアップされ、かつ房の内側半分の睫が第一アプリケーターとは異なる第二アプリケーターでメイクアップされてもよい。
【0034】
房の外側半分の睫のみがメイクアップされて、内側半分には化粧料が施与されなくてもよい。
【0035】
本メイクアップ法は、
房の実質的に全部を第一組成物でメイクアップすること、及び次に
房の外側半分に存在する睫を、第一組成物とは異なる第二化粧料組成物でメイクアップすること
を含み得る。
【0036】
第二化粧料組成物は第一組成物が完全に乾燥してしまう前に施与されてもよい。
【0037】
第二組成物でメイクアップされた睫は、房の外側3分の1、又は外側4分の1にさえに存在し得る。
【0038】
第一および第二組成物は、例えば異なる色を有していてもよい。
【0039】
例えば、明るい色の組成物を房全体又は房の内側に、そしより暗い色の組成物を房の外側部分に施与することが可能である。
【0040】
本方法は、実質的に房の全部を組成物でメイクアップして、房の外側半分に位置され、かつ房の全長の少なくとも6分の1に渡って延びる第一部分に、第一部分と同じ長であって、房の内側半分に位置される第二部分におけるより、より多くの量の乾燥物質を施与することを含む。
【0041】
房の外側半分の睫は、例えば櫛又はブラシを使用してメイクアップされ得る。
【0042】
房の外側半分の睫は、支持部上に配置され、かつ施与部材が房の睫のせいぜい4分の1以下と同時に接触できるような距離だけ支持部の長手軸(支持部の長手軸は房に対して実質的に接線方向を向いている)に沿って延びている施与部材を含むアプリケーターを使用してメイクアップされる。
【0043】
メイクアップされた房は、うわまぶたの睫のものであってもよい。
【0044】
本発明の例示的な実施態様は、睫又は眉毛をメイクアップする方法において、眉毛又は睫の房の少なくとも第一部分に第一メイクアップの結果を、第一部分に隣接する眉毛又は睫の房の少なくとも第二部分に第一メイクアップとは異なる第二メイクアップの結果を作り、眉毛又は睫の房は鼻に隣接する第一末端及び第一末端の向こう側に第二末端を含み、第一部分は第二末端からゼロではない距離に沿って延び、第一末端のメイクアップ結果は第二末端のメイクアップ結果と異なり、第一及び第二部分は2つの異なるアプリケーターを使用して、又は同じアプリケーターの2つの異なる施与部分を使用してメイクアップされる方法を提供する。
【0045】
本発明の例示的な実施態様は、睫又は眉毛をメイクアップする方法において、眉毛又は睫の房の少なくとも第一部分に第一メイクアップの結果を、第一部分に隣接する眉毛又は睫の房の少なくとも第二部分に第一メイクアップとは異なる第二メイクアップの結果を作り、眉毛又は睫の房は鼻に隣接する第一末端及び第一末端の向こう側に第二末端を含み、第一部分は第二末端からゼロではない距離に沿って延び、第一末端のメイクアップ結果は第二末端のメイクアップ結果と異なり、第一及び第二部分は色が互いに異なる2つの異なる組成物を使用してメイクアップされる方法を提供する。
【0046】
本発明の例示的な実施態様は、睫又は眉毛をメイクアップする方法において、眉毛又は睫の房の少なくとも第一部分に第一メイクアップの結果を、第一部分に隣接する眉毛又は睫の房の少なくとも第二部分に第一メイクアップとは異なる第二メイクアップの結果を作り、眉毛又は睫の房は鼻に隣接する第一末端及び第一末端の向こう側に第二末端を含み、第一部分は第二末端からゼロではない距離に沿って延び、第一末端のメイクアップ結果は第二末端のメイクアップ結果と異なり、睫の房は、メイクアップされるべき睫の房の第一及び/又は第二部分にアレンジされるべき第一及び/又は第二部分を含むつけ睫の房を使用してメイクアップされる方法を提供する。
【0047】
本発明の例示的な実施態様は、睫又は眉毛をメイクアップする方法において、眉毛又は睫の房の少なくとも第一部分に第一メイクアップの結果を、第一部分に隣接する眉毛又は睫の房の少なくとも第二部分に第一メイクアップとは異なる第二メイクアップの結果を作り、眉毛又は睫の房は鼻に隣接する第一末端及び第一末端の向こう側に第二末端を含み、第一部分は第二末端からゼロではない距離に沿って延び、第一末端のメイクアップ結果は第二末端のメイクアップ結果と異なる方法であって、組成物の1の被覆は眉毛又は睫の房の実質的に全体に施与されて、第一のメイクアップ結果を作り、次に該房の一部のみが加熱されて第一メイクアップの結果を変更することにより第二メイクアップの結果を作る方法を提供する。
【0048】
加熱される部分は眉毛又は睫の房の全長の1/8〜1/3、例えば1/4〜1/3であり得る。
【0049】
本発明は本発明の非制限的な実施例の以下の詳細な説明を読み、かつ添付された図面を検討することによりより明らかに理解される。
【0050】
図1は、本発明に従うメイクアップ方法を使用して得られたメイクアップを示す。図1においてみられるように、睫の第一部分P1は、第一メイクアップ結果を形成するようにメイクアップされ、睫の房の第二部分P2は、第一とは異なる第二のメイクアップ結果を得るようにメイクアップされた。
【0051】
説明された実施例において、第一部分P1は、鼻に隣接する、房の第一の内側末端を含み、第二部分P2は、第一末端の反対側に、かつ睫の房の外側部分に位置された、房の第二の外側末端を含む。
【0052】
また説明された実施例において、第二部分P2の長さは睫の房の全長の半分より短く、特に睫の全長の3分の1以下である。
【0053】
説明された実施例において、全体の睫の房は、第一組成物C1でメイクアップされ、第二部分P2は、部分P2が、睫の第一部分P1上に堆積されるものより多い量の堆積される乾燥物質を有するように、第二組成物C2でメイクアップされた。これはベルベットの外観及び/又は大きくされた目、及び/又はアーモンド形の目、及び/又はその外側の隅が吊り上げられた目(「リフティング」効果)の印象を与える。
【0054】
第一部分の上におけるよりも多い、ある量の乾燥物質が第二部分に堆積される代わりに、第二部分のメイクアップ結果は第一部分のメイクアップ結果と、例えば色又は光沢が異なっていてもよい。この場合、第一組成物C1は、睫の房全体に又は第一部分P1にのみ施与されてもよく、第二組成物C2は第二部分P2に施与されてもよく、第一及び第二組成物は色及び/又は光沢が異なる。
【0055】
睫の房全体、又は第一部分P1のみ及び第二部分P2にそれぞれ施与されて、睫の第二部分P2が睫の第一部分P1に堆積されるものより多量の堆積される乾燥物質を有するような組成物は、以下に記載されている。
【0056】
C1は、睫の房全体又は部分P1のみに施与される組成物を指し、C2は部分P2に施与される組成物を指す。
【0057】
組成物C1及びC2は任意の順序で施与され得、施与のこの順序に依存して、化粧組成物の1又は他が「ベースコート」又は「トップコート」と呼ばれ得る。一つの好ましい実施態様に従うと、組成物C1は組成物C2の前に睫の房全体に施与される。
【0058】
実際には、基本的に2つのタイプのマスカラ配合物がある。すなわち一方では「エマルジョンマスカラ」として公知である、水性連続相を有するマスカラであり、これは水中ワックスのエマルジョンの形態であり、好ましくは少なくとも1の界面活性剤を使用して分散されている。他方で、「ウォータープルーフマスカラ」として公知である、溶媒又はオイルの連続相を有するマスカラであり、これは無水であるか又は低い水及び/又は水溶性溶媒の含有量を有し、非水性溶媒中のワックスの分散物の形態で配合されている。
【0059】
用語「水性連続相を有するマスカラ」は、水と接触して希釈される又は分散されることのできる系を意味する。特に用語「水性連続相を有する組成物」は、組成物が25℃において測定されて、23μS/cm(マイクロシーメンス/cm)以上の伝導度を有することを意味し、伝導度は、例えばメトラートレド製のMPC227伝導計及びInlab730伝導度セルを使用して測定される。測定セルは、セルの2つの電極の間に形成される可能性のある空気の泡を除去するために組成物に浸漬される。伝導度の読み取は伝導計の値が安定したら直ちに行われる。少なくとも3の連続測定において平均が決定される。
【0060】
用語「溶媒の連続相を有するマスカラ」は、該溶媒媒体と接触すると希釈される又は分散されることのできる系を意味する。特に用語「油状の連続相を有する組成物」は、組成物が25℃において測定されて、23μS/cm(マイクロシーメンス/cm)未満の伝導度を有することを意味し、伝導度は、例えばメトラートレド製のMPC227伝導計及びInlab730伝導度測定用セルを使用して測定される。測定用セルは、セルの2つの電極の間に形成される可能性のある空気の泡を除去するために組成物に浸漬される。伝導度の読み取は伝導計の値が安定したら直ちに行われる。少なくとも3の連続測定において平均が決定される。
【0061】
これらの2つの組成物C1及びC2は、これらの2つのタイプのものであってもよく、明細書の残りの部分において簡単のため、「エマルジョン」タイプの組成物又はマスカラ、及び「ウォータープルーフ」タイプの組成物又はマスカラと呼ばれる。
【0062】
水性又は油状連続相を有する組成物C1及びC2の任意の組み合わせが考えられ得る。しかし、本発明の文脈において、組成物C1及び組成物C2は、同時に「エマルジョン」タイプ又は同時に「ウォータープルーフ」タイプであることが有利である。
【0063】
組成物C1及びC2のそれぞれが、該組成物のそれぞれに含まれる脂肪相を構造化するための剤として少なくとも1のワックスを含む。
【0064】
組成物C1及びC2のそれぞれは少なくとも1のフィルム形成性ポリマー、該ポリマーは水溶性であってもよい、及び/又は少なくとも1のゲル化剤及び/又は少なくとも1の乳化システム、及び/又は少なくとも1の染料及び/又は少なくとも1のフィラー及び/又は少なくとも1の繊維及び/又は少なくとも1の化粧料活性剤をもまた含み得る。
【0065】
一つの実施態様に従うと、組成物C1は滑らかでかつ均一な堆積物を得ることを可能にし、該堆積物は施与しやすく、睫を被覆し、分離し、及び/又は長くする。組成物C1は、控えめにチャージするメイクアップすなわち睫を濃くしないメイクアップを得ることを可能にする。すなわち自然なメイクアップが得られる。次に、物質のより多い堆積物を作ることのできる組成物C2を施与することにより、メイクアップのこの第一フィルム上で、睫の房の一部のみに、例えば睫の房の外側3分の1以下に、よりボリュームを与える又はチャージする堆積物を作ることが容易に可能である。
【0066】
C1及びC2の両方が「エマルジョン」であるとき、組成物C1は、組成物の合計重量に対して26重量%以下のワックス及び親水性ポリマーの合計含有量を有し、組成物C2は組成物の合計重量に対して26重量%以上、好ましくは27重量%以上のワックス及び親水性ポリマーの合計含有量を有する。この場合、該組成物C1及びC2の少なくとも1は連続性の水性相を含む。親水性ポリマーは、親水性のフィルム形成性ポリマー及び親水性ゲル化剤及びそれらの混合物から選択され得、ある親水性フィルム形成性ポリマーはゲル化剤として作用してもよい。
【0067】
一つの特定の実施態様に従うと、
組成物C1は、連続性の水性相、少なくとも1のワックス、カチオン性親水性ポリマー及びアニオン性親水性ポリマーの少なくとも組合せ及び少なくとも1のアクリルターポリマーを含み、
組成物C2は、連続性水性相、0.7N.s以上の粘着性及び3.5MPa以下の硬度を有する上述された少なくとも1の「粘着性」ワックス、カチオン性親水性ポリマー及びアニオン性親水性ポリマーの少なくとも組み合わせ、及び水性相に分散された少なくとも1のフィルム形成性ポリマーを含む。
【0068】
好ましくは、ワックスは0.7N.s以上の粘着性及び3.5MPa以下の硬度を有する粘着性ワックスである。
【0069】
好ましくは、カチオン性ポリマーは4級アンモニウム基を含むヒドロキシ(C−C)アルキルセルロースであり、アニオン性ポリマーはポリメタクリル酸ナトリウムである。
【0070】
好ましくは、ターポリマーは、
(メタ)アクリル酸と2〜20の炭素原子を含むモノアルコールとの反応から誘導されたエステルから選択された少なくとも1のモノマーA,
メタクリル酸と1〜10の炭素原子を含むモノアルコールとの反応から誘導されたエステルから選択された少なくとも1のモノマーB、
N−ビニルラクタムから選択された少なくとも1のモノマーCの共重合から得られるポリマーである。
【0071】
C1及びC2が両方とも「ウォータープルーフ」タイプであるとき、該組成物C1及びC2の少なくとも1は、連続性油状相を含み、組成物C2に乾燥抽出物と組成物C1の乾燥抽出物の間の差が、組成物の合計重量に対して、絶対値として2重量%以上、好ましくは3重量%である。
【0072】
一つの特定の実施態様に従うと、組成物C1は、組成物C1の合計重量に対して19重量%以下、好ましくは17重量%以下でありかつ好ましくは10重量%以上の含有量のワックスを含み、組成物C2は、組成物C2の合計重量に対して20重量%以上、好ましくは25重量%以上、さらにより良くは27重量%であり、50%までであり得るワックス含有量を含む。
【0073】
第一及び第二組成物の実施例は以下に与えられる。
【0074】
別に示されない限り、示された量は組成物の合計重量に対する質量百分率として表される。
【実施例】
【0075】
実施例1:エマルジョンタイプの組成物C1及びC2
組成物C1
【0076】

【0077】
組成物C2
【0078】

【0079】
実施例2:ウォータープルーフタイプの組成物C1及びC2
【0080】

【0081】

【0082】

【0083】
以下のようにして製造される。
【0084】
ワックス及び界面活性剤は、混合物を中程度の攪拌で均一化しながら90℃に加熱された。90℃に加熱された水が、攪拌を続けながら取り込まれた。混合物は室温に冷却され、エタノールが添加されて、約170nmの平均粒子直径を有するワックスのマイクロ分散物を得た。
【0085】
組成物C1の少なくとも1の被覆がアプリケーター、例えば慣用のマスカラブラシを使用して睫に施与され、組成物C2の少なくとも1の被覆が次に睫の外側部分に施与される。睫の外側部分はよりチャージされ、よりカールされ、これが目が拡大された効果を与え、その外側の隅が吊り上げられる。
【0086】
本発明に従うメイクアップ法の一つの実施例において、組成物C2は図2〜5に示された装置1に属するアプリケーターを使用して睫の第二部分P2に施与され得る。
【0087】
装置1は、化粧料組成物C2、例えばマスカラの備蓄を含む容器2、及び長手軸Xの柄4を含むアプリケーター3を含む。
【0088】
柄4は、複数の施与部材6を含む支持部5と一つの末端において嵌め込まれており、柄4は、反対の末端において、容器2を閉鎖するためのキャップ7に接続されており、該容器はハンドリング部材をまた構成する。
【0089】
閉鎖キャップ7は、容器2の外側に螺刻された首11に螺挿するための内側の螺刻(示されていない)を含んでいる。
【0090】
容器2は、記載された実施例において、首11に嵌合され、柄4及び施与部材6を備えられた支持部5を掃拭するようにアレンジされた掃拭するための唇状の構造9を含む掃拭部材8を含む。
【0091】
掃拭部材8は、適切な場合には、施与部材6の通過のときに、変形されることができるようにアレンジされていることができる。
【0092】
掃拭部材8は、例えばポリオレフィンの射出成形により作られ得る。
【0093】
容器2は、使用されないときは、閉鎖キャップ7を首11に螺挿することにより密閉される。
【0094】
示された実施例において、アプリケーター3は、櫛、歯からなる施与部材6を含む。支持部5は特に図4に例示されるように、長手軸Yに沿って延び、柄4の長手軸Xとゼロではない角αを形成する。この角αは、例えば5°〜45°であり得る。
【0095】
例えば、6つある施与部材6は、考慮下の実施例においては、列10にアレンジされている。
【0096】
施与部材6は、種々の配置で支持部5上に配置され得る。
【0097】
例示された実施例において、列10は、歯6aの第一シリーズ及び歯6bの第二シリーズを含み、それらは幾何学的な分離表面Sの両側にそれぞれ位置されている。該表面Sは、この場合、櫛の対称の中央平面であり、図4の平面に対して平行であり、櫛の成形のための接合面(joint plane)をもまた構成する。
【0098】
例示された実施例において、歯6a及び6bは、底において歯が接続されているところの骨格として基本的に機能する支持部5の共通のコア15の両側に交互に作られる。
【0099】
支持部5は、容器2への戻りを容易にするために、丸みを付けられた鼻17を正面において付与されている。
【0100】
支持部5は、容器2から離すときに、掃拭部材8の横断を容易するために、隆起18を後部に含む。
【0101】
各施与部材6は、自由端30で終わるトップ部分20及び支持部5のコア15に接続された底部22を含む。
【0102】
考慮下の実施例において、施与部材6は、支持部5の軸Yに実質的に直角に延びる。
【0103】
施与部材の自由端30は、列10の両末端の施与部材間で、すなわち図3において左から右に動くときに単調ではなく変化する長手軸Yからある距離にある。
【0104】
例示された実施例において、自由端30を結ぶ線Lは、アプリケーターが横から観察されるとき、柄4の長手軸及び上記の幾何学的分離表面に垂直な方向において、図4に示されるように実質的に三角形を有し、2つの直線部分はそれらの間で図面において実質的に90°に等しい角を形成する。
【0105】
考慮下の実施例において、施与部材6の連続は、同じ長さの2つのより大きい歯6a及び6bを含む。
【0106】
アプリケーターの遠末端から出発して、最も短い部材の自由端を通過し、この最も長い部材に最も近い最も長い部材の自由端を通過する直線Dは、考慮下の実施例における直線Lの第一の直線部分と同一である。
【0107】
直線Dと上述の最も長い施与部材の自由端を通過する軸Yに垂直なNとの間に形成される角γは、例えば25°〜60°、例えば約43°である。
【0108】
支持部5の近末端から最も短い施与部材を通過し、そしてこの部材に最も近い最も長い施与部材を通過する直線Dは、線Lの第二の直線部分と同一である。
【0109】
直線D及びこの最も長い施与部材の自由端を通過する軸Yに垂直なNとの間に形成される角γは、角γと同じ範囲の値内であり得、例えば実質的にγと等しくてもよい。直線Lの部分間の頂角は、例えば120°以下、又は90°以下である。
【0110】
施与部材6は、相対的に短い距離d、特におよそ0.1〜1.5cm、例えば0.1〜1cmの距離dに渡って支持部5上で延びている。すなわち、図3に例示されるように、アプリケーター3を使用して、瞼の睫の全部に一度に接触することなく睫の一部のみをメイクアップすることが可能である。例えば、示されるように、施与部材は上瞼の睫のせいぜい4分の1以下に同時に接触することができる。
【0111】
組成物Cは、メイクアップされた又はメイクアップされなかった睫に施与され得る。
【0112】
支持部5及び施与部材6は、例示された実施例においては単独の物として、例えばプラスチックを成形することにより製造される。支持部5は、図10及び11について、後で詳細に説明される様式で柄4に接続される。
【0113】
記載された実施例において、2つの連続した施与部材6のトップ部分20は、図4におけるように、櫛が横から観察されたときに、コア15に対して実質的に下向きに延びる溝21をそれらの間に形成する。溝21は、睫がより容易に捕捉されることを許し、例えば睫を分離し、睫を梳かし又はその表面に堆積される製品を広げる。
【0114】
施与部材の長さ及び間隔を変更することにより、アプリケーターが取り上げる製品の量を容易に変更することが可能であることが理解される。
【0115】
幾何学的な分離表面の同じ側に位置する、2つの連続する施与部材6a及び6bのピークの間の隙間は、考慮下の実施例においては、支持部5の軸Yに平行である、アプリケーター3のおよそ中間の高さにおいて測定されて、施与部材の幅より著しく大きい。
【0116】
アプリケーター3が横から観察されるときに、各施与部材6aは2つの隣接する施与部材6bから実質的に中間の距離において延び、またその逆である。
【0117】
考慮下の実施例において、施与部材6のトップ部分20はすべて、実質的に同じ方向を指す。
【0118】
コア15の同じ側に位置する2つの連続する施与部材の底部22は、それらの間で、及びコア15と共に、製品貯留部を構成することのできる空洞23を形成する。
【0119】
施与部材6a及び6bの間の空間は相対的に大きく、施与部材の互い違いの配置のおかげで、及び施与部材のトップ部分により形成される溝21が十分に真っ直ぐである事実により、アプリケーターが睫を掴む容量を失なうことなくアプリケーターが取り上げる製品の量を改善し得る。
【0120】
施与部材6は、本発明の文脈から離脱することなく、多くの構成、特に異なる方向を向いたトップ部分を有し得る。
【0121】
装置1は、睫の第二部分P2をメイクアップするために使用されるとき、睫の全部又は睫の少なくとも部分P1に対応する部分のみがマスカラ及び慣用のブラシ又は櫛を使用して前もってメイクアップされていてもよい。睫の第一部分P1をメイクアップなしのままにしておくこと、及び第二組成物C2で第二部分P2のみにメイクアップを施与することもまた可能である。
【0122】
第一部分P1及び第二部分P2がメイクアップされるとき、同じ組成物C及び2つの異なる施与領域、例えば図6に示されるもの、を含むアプリケーターが使用され得る。
【0123】
図6に示された装置1´は、櫛の形態における第一施与領域36及び装置1のものと類似する施与部材及び長さを有し得る第二施与領域37を含むアプリケーター35を含む。
【0124】
すなわち、ユーザーは、第一施与領域36を使用して組成物Cを第一部分P1に、場合によって第二部分P2に施与し得、その後第二施与領域37のみを使用して第二部分P2にメイクアップを施与することができる。
【0125】
図7は、本発明に従って、メイクアップを得るための別の装置を示す。該装置は、第二組成物C2及びアプリケーター3を含む容器2に加えて、第一組成物C1及びアプリケーター3と異なっていてもよい第二アプリケーター71を含む第二容器70を含む。例えばアプリケーター71は、慣用のマスカラブラシを含み得る。
【0126】
一つの特定の実施態様(示されていない)において、容器2及び容器70は同じ組成物Cを含み得る。この場合、第一及び第二のメイクアップの結果は、2つの異なるアプリケーター3及び71を使用することにより得られる。
【0127】
図7に例示された実施例において、第二組成物C2を含む容器2は、螺挿で嵌合され、第一組成物C1を含む容器70のための閉鎖キャップを構成する下方のスカート部72を含む。
【0128】
2つの容器及び2つのアプリケーターを含む装置の他の例は図8〜11に示された。
【0129】
これらの実施例のアプリケーターは、各容器が他の容器と接続されたアプリケーターのためのグリッピング部材として機能することができるように反対の方向に向けられている。
【0130】
図8において、装置はマスカラブラシ及び櫛を含むアプリケーター3を含むのに対して、図9における装置のアプリケーター3は、ブラシを含む。マスカラブラシは、例えば米国特許第5937870号又は仏国特許第2605505号に記載されたものから選択され得、これらの公報の内容は参照することにより本明細書に取り込まれる。
【0131】
図10の装置は、櫛及び、やはり櫛からなるアプリケーター3を含む。図11のアプリケーターは、櫛及びブラシからなるアプリケーター3を含む。図10及び11のアプリケーターの櫛71は、例えば米国特許第6581610号、国際公開第01/05271号又は米国特許第6539950号に記載されたものから選択され、これらの公報の内容は参照することにより本特許出願に取り込まれる。
【0132】
図8〜11の装置は、容器70及び2とそれぞれ結合された閉鎖キャップ82及び7を接続する管状スリーブ80を含む。閉鎖キャップ82及び7は、例えば摩擦、接着、又はクリック締めにより、スリーブ80内に保持され得る。
【0133】
図8〜11の各装置において、第二容器70に収容された第一組成物C1は、容器2に収容された第二組成物C2と異なっていてもよい。
【0134】
表現「1の〜を含む」は、表現「少なくとも1の〜を含む」と同義であると理解されるべきであり、用語「〜の間」は、他に規定されない限り、限界を含むと考えられるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0135】
【図1】本発明に従うメイクアップ法に従ってメイクアップされた目である。
【図2】睫の房の第二部分に化粧料組成物を施与するために機能することができる装置の部分的正面図における図式図である。
【図3】図2のアプリケーターの使用法を説明する。
【図4】図2のアプリケーターの図式的部分側面図である。
【図5】図2のアプリケーターの図式的部分的俯瞰図である。
【図6】本発明に従う方法を実施するための装置であって、同じアプリケーター上に2つの異なる施与領域を含む装置の図式的軸断面図である。
【図7】2つの化粧料組成物及び本発明に従う方法を実施するための2つのアプリケーターを含む装置の図式的断面図である。
【図8】2つの化粧料組成物及び本発明に従う方法を実施するための2つのアプリケーターを含む装置の図式的断面図である。
【図9】2つの化粧料組成物及び本発明に従う方法を実施するための2つのアプリケーターを含む装置の図式的断面図である。
【図10】2つの化粧料組成物及び本発明に従う方法を実施するための2つのアプリケーターを含む装置の図式的断面図である。
【図11】2つの化粧料組成物及び本発明に従う方法を実施するための2つのアプリケーターを含む装置の図式的断面図である。
【符号の説明】
【0136】
1 装置
2 容器
3 アプリケーター
4 柄
5 支持部
6 施与部材
6a 歯
6b 歯
7 閉鎖キャップ
8 掃拭部材
10 列
11 首
15 コア
17 鼻
18 隆起
20 トップ部分
21 溝
22 底部
23 空洞
30 自由端
35 アプリケーター
36 第一施与領域
37 第二施与領域
37 第二施与領域
70 第二容器
71 第二アプリケーター
72 スカート部
80 管状スリーブ
82 閉鎖キャップ
C1 組成物
C1 第一組成物
C2 化粧料組成物
C2 組成物
C2 第二組成物
d 距離
直線
直線
L 直線
P1 第一部分
P2 第二部分
S 分離表面
X 長手軸
Y 長手軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
睫又は眉毛をメイクアップするための方法において、眉毛又は睫の房の少なくとも第一部分(P1)上に第一のメイクアップの結果を、及び第一部分に隣接する、眉毛又は睫の房の少なくとも第二部分(P2)上に、第一のメイクアップ結果とは異なる第二のメイクアップ結果を作ることからなり、眉毛又は睫の房は鼻に隣接する第一の末端及び第一の末端と反対側の第二の末端を含み、上記第一部分は第二末端からゼロではない距離に沿って延び、第一末端のメイクアップ結果は第二末端のメイクアップ結果と異なることを特徴とする方法。
【請求項2】
第一部分及び第二部分が、2つの異なるアプリケーターを使用して、又は同じアプリケーターの2つの異なる施与部分を使用してメイクアップされることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
第二部分の上に堆積される乾燥物質の量と異なる量の乾燥物質を第一部分に堆積することにより、第一部分及び第二部分がメイクアップされることを特徴とする、請求項1又は2のいずれか1項に記載の方法。
【請求項4】
第一部分の上に堆積される乾燥物質の量が、第二部分の上に堆積される乾燥物質の量より少ないことを特徴とする、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
裸眼で視認可能である少なくとも1の光学的特徴により互いに異なる2つの組成物を使用して、第一及び第二部分がメイクアップされることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
光学的特徴が色及び光沢から選択されることを特徴とする、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
第二部分が眉毛又は睫の房の全長の1/8〜1/3であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
第二部分が眉毛又は睫の房の全長の1/4〜1/3であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
第一及び第二部分の一方及び/又は他方に、好ましくは第一部分に、組成物が施与されないことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
第一化粧料組成物(C1)を眉毛又は睫の房の実質的に全体に施与して、第一堆積物を形成すること、及び次に
眉毛又は睫の房の第二部分(P2)の第一堆積物の上に、第一化粧料組成物とは異なる少なくとも1の第二化粧料組成物(C2)を使用して、第二堆積物を形成すること
を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
第一組成物が完全に乾燥してしまう前に、第二堆積物が形成されることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
第一及び第二組成物が異なる色を有することを特徴とする、請求項10又は10に記載の方法。
【請求項13】
第二部分が、眉毛又は睫の房の全長の少なくとも6分の1に渡って延びていることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
眉毛又は睫の房の第二部分の睫が、施与部材が植設されている支持部と共に好ましくは成形することから得られた複数の施与部材を含むブラシ又は櫛を使用してメイクアップされることを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1項に記載の方法。
【請求項15】
0.1cm〜1.5cmの距離に渡って支持部上で延びている少なくとも1の列の形態でアレンジされている複数の施与部材を含む櫛を使用して、眉毛又は睫の房の第二部分がメイクアップされることを特徴とする、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
0.1cm〜1cmの距離に渡って支持部上で延びている少なくとも1の列の形態でアレンジされている複数の施与部材を含む櫛を使用して、眉毛又は睫の房の第二部分がメイクアップされることを特徴とする、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
メイクアップされるべき睫の房の第一及び/又は第二部分の上にアレンジされるべき第一及び/又は第二部分を含むつけ睫の房を使用して、睫の房上のメイクアップが作られる、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
眉毛又は睫の房の実質的全体に組成物の1の被覆を施与して、第一メイクアップの結果を作り、そして次に前記房の一部のみを加熱して、第一メイクアップの結果を変更することにより第二メイクアップを作ることからなる工程を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項19】
加熱された部分が、眉毛又は睫の房の全長の1/8〜1/3であることを特徴とする、請求項18に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2007−291104(P2007−291104A)
【公開日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2007−112816(P2007−112816)
【出願日】平成19年4月23日(2007.4.23)
【出願人】(595100370)ロレアル (108)
【氏名又は名称原語表記】L′OREAL
【Fターム(参考)】