説明

破骨細胞分化・増殖阻害組成物、及び該破骨細胞分化・増殖阻害組成物を含有する飲食品

【課題】 破骨細胞の分化・増殖を阻害し、骨吸収を抑制することにより、十分な骨粗鬆症の予防・治療改善効果が期待できる安全性の高い破骨細胞分化・増殖阻害組成物、及び該破骨細胞分化・増殖阻害組成物を含有する飲食品を提供する。
【解決手段】 破骨細胞分化・増殖阻害組成物の有効成分として、マコモタケ抽出物及び/又はマコモタケ粉砕物を有効成分として含有させる。前記マコモタケ抽出物は、マコモタケをクロロホルム又はエタノール抽出して得られたものであることが好ましい。また、前記破骨細胞分化・増殖阻害組成物を、飲食品に好ましくは乾燥マコモタケ換算で0.5〜70質量%含有させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マコモタケ抽出物及び/又はマコモタケ粉砕物を有効成分として含有する破骨細胞分化・増殖阻害組成物及び該破骨細胞分化・増殖阻害組成物を含有する飲食品に関する。
【背景技術】
【0002】
高齢化が年々進んでいる日本の現代社会においては、老化に伴う様々な疾患に悩む人々が増加している。例えば、老化に伴う疾患の一つである骨粗鬆症は、骨量が減少して骨が非常に脆くなる症状をいう。
【0003】
正常な骨では、古くなった骨の部分を破骨細胞が分解する骨吸収と、骨吸収されたところに骨芽細胞が新しい骨を作り出す骨形成がバランスよく行われて、一定の骨量に保たれている。しかし、カルシウムの摂取不足、カルシウム吸収能力の低下、ホルモンバランスの乱れ等により、骨の代謝回転のバランスが崩れて骨吸収が骨形成を上回ることによって骨粗鬆症を招きやすくなる。特に、閉経後の女性は、ホルモンバランスの乱れにより、骨粗鬆症になりやすい。
【0004】
したがって、骨粗鬆症に対しては、骨吸収を抑制するか、又は骨形成を促進することが必要であると考えられている。
【0005】
そのため、従来の骨粗鬆症の治療薬としては、活性型ビタミンD3製剤、ビタミンK2製剤、エストロゲン製剤、カルシトシン製剤、カルシウム製剤、ビスホスホネート製剤等が用いられているが、これらの治療薬には以下のような副作用の問題があった。
【0006】
1)活性型ビタミンD3製剤:血中カルシウム量の増え過ぎによる食欲不振、倦怠感、腎不全等。
【0007】
2)ビタミンK2製剤:心筋梗塞の場合などに服用するワーファリンという薬の効果低下。
【0008】
3)エストロゲン製剤:心筋梗塞や脳卒中の危険性拡大、乳癌及び子宮体癌の発症率拡大等。
【0009】
4)カルシトシン製剤:吐き気、顔面紅潮等。
【0010】
5)カルシウム製剤:胃腸障害。
【0011】
6)ビスホスホネート製剤:消化器症状、特に食道潰瘍。
【0012】
7)活性型ビタミンD3製剤とカルシウム製剤の併用による副作用の相乗効果。
【0013】
そのため、長期間摂取しても副作用の問題がなく、より安全性の高い骨粗鬆症治療剤の開発も進められており、例えば、下記特許文献1には、乳由来の塩基性タンパク質画分を有効成分とする骨強化剤が開示されている。
【0014】
下記特許文献2には、乳由来の塩基性タンパク質画分、特にラクトフェリンを有効成分とする破骨細胞分化抑制因子産生促進剤が開示されている。
【0015】
下記特許文献3には、カゼインホスホペプチド及びゲニステインを有効成分とする骨強化剤が開示されている。
【0016】
下記特許文献4には、コラーゲン又はコラーゲンの酵素分解物を有効成分とする骨粗鬆症予防・治療剤が開示されている。
【0017】
下記特許文献5には、イソフラボンを主たる有効成分とする骨形成促進及び骨塩量減少防止用組成物が開示されている。
【特許文献1】特許第3112637号公報
【特許文献2】特開2004−115509号公報
【特許文献3】特開2001−302539号公報
【特許文献4】特開平11−12192号公報
【特許文献5】特開平10−114653号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
上記特許文献に記載されている食品由来の成分を有効成分とする様々な骨粗鬆症治療剤は、健康食品等として手軽に摂取でき、副作用の問題も少ないものの、いずれも十分満足できる効果が期待できるとは言えなかった。
【0019】
したがって、本発明の目的は、破骨細胞の分化・増殖を阻害し、骨吸収を抑制することにより、十分な骨粗鬆症の予防・治療改善効果が期待できる安全性の高い破骨細胞分化・増殖阻害組成物、及び該破骨細胞分化・増殖阻害組成物を含有する飲食品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0020】
本発明者らは上記目的を達成するため鋭意研究した結果、マコモタケに破骨細胞の分化・増殖を阻害する成分が含まれていることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0021】
すなわち、本発明の破骨細胞分化・増殖阻害組成物は、マコモタケ抽出物及び/又はマコモタケ粉砕物を有効成分として含有することを特徴とする。
【0022】
本発明の破骨細胞分化・増殖阻害組成物においては、前記マコモタケ抽出物は、マコモタケをクロロホルム又はエタノール抽出して得られたものであることが好ましい。
【0023】
本発明の破骨細胞分化・増殖阻害組成物は、マコモタケ抽出物及び/又はマコモタケ粉砕物を有効成分として含有することにより、優れた破骨細胞分化・増殖阻害作用を有しており、十分な骨粗鬆症の予防・治療改善効果が期待できる。また、マコモタケは、食経験が豊富な素材であり、高い安全性を有している。
【0024】
また、本発明の飲食品は、前記破骨細胞分化・増殖阻害組成物を含有することを特徴とする。
【0025】
本発明の飲食品においては、前記破骨細胞分化・増殖阻害組成物を、乾燥マコモタケ換算で0.5〜70質量%含有することが好ましい。
【0026】
本発明の飲食品は、上記破骨細胞分化・増殖阻害組成物を含有するので、長期間にわたって手軽に摂取することが可能であり、骨粗鬆症の予防・治療改善が期待できる。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、豊富な食経験により安全性が確認されているマコモタケ由来の成分を有効成分として含有する、安全性が高く、十分な骨粗鬆症の予防・治療改善効果が期待できる破骨細胞分化・増殖阻害組成物を提供することができる。
【0028】
また、上記破骨細胞分化・増殖阻害組成物を飲食品に含有させることにより、手軽に摂取でき、骨粗鬆症の予防・治療改善効果が期待できる飲食品を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0029】
マコモタケは、イネ科マコモ属・多年草の水生植物であるマコモの若茎が黒穂菌によって肥大生育したものであり、中国、台湾を中心とした東アジアから東南アジアにかけて栽培されている中国野菜である。近年では日本でも栽培が行われており、これらの市販品を簡単に入手することができる。
【0030】
本発明で用いられるマコモタケ抽出物は、マコモタケを必要に応じて乾燥、粉砕した後、好ましくはマコモタケの5〜50倍量(質量比)の有機溶媒や水等を用いて任意の温度で抽出することにより得ることができる。抽出後は、遠心分離や濾過等により残渣を除去し、必要に応じて濃縮してもよく、更に乾燥してもよい。
【0031】
上記有機溶媒としては、例えば、ヘキサン、クロロホルム、酢酸エチル、ブタノール、プロパノール、2−プロパノール、エタノール、メタノール等を用いることができるが、本発明においては、クロロホルム、エタノールが好ましく用いられ、食品にも安全に用いることができることから、特にエタノールが好ましく用いられる。
【0032】
有機溶媒で抽出した場合は、抽出後、減圧濃縮、送風乾燥等により有機溶媒を十分に除去することが好ましい。抽出温度や抽出時間は、抽出溶媒によって異なるため限定できるものではないが、例えば、クロロホルムを用いた場合は、室温(20℃)〜50℃で2〜12時間抽出することが好ましく、エタノールを用いた場合は、室温(20℃)〜70℃で2〜24時間抽出することが好ましい。
【0033】
本発明で用いられるマコモタケ粉砕物は、マコモタケを必要に応じて乾燥した後、公知の粉砕手段(例えば、粉砕機、ホモジナイザー、ミル、ジェットミル、ボールミル等)で粉砕することによって得ることができる。粉砕物の形状や大きさは特に制限はなく、用途に応じて適宜決定できる。
【0034】
本発明の破骨細胞分化・増殖阻害組成物は、上記マコモタケ抽出物及び/又はマコモタケ粉砕物をそのまま用いてもよいが、イソフラボン、コラーゲンペプチド、ラクトフェリン、カゼインホスホペプチド、魚骨カルシウム、貝カルシウム等の公知の骨粗鬆症予防・治療効果を有する成分を1種類もしくは2種類以上配合してもよく、その他にも、無機塩類、有機酸類、糖質類、タンパク類、ペプチド類、アミノ酸類、脂質類を適宜配合することができる。上記成分を配合することにより、マコモタケ抽出物及び/又はマコモタケ粉砕物との相乗効果が期待できる。
【0035】
本発明の破骨細胞分化・増殖阻害組成物の摂取形態は、液剤、散剤、錠剤、丸剤、細粒剤、顆粒剤、カプセル剤、ゼリー、チュアブル、ペースト等が挙げられ、生理活性を損わない範囲で、食品、及び医薬的に許容される担体、賦形剤、糖類、甘味料、香料、酸味料、着色料、その他補助的添加剤を使用してもよい。
【0036】
本発明の破骨細胞分化・増殖阻害組成物の有効摂取量は、摂取者の体重、性別、年齢等によって適宜設定すればよいが、通常、乾燥マコモタケ換算で、体重1kg当り0.01〜5g/日、好ましくは0.05〜0.5g/日である。
【0037】
本発明の破骨細胞分化・増殖阻害組成物は、飲食品に配合して摂取することもでき、例えば、(1)清涼飲料、炭酸飲料、果実飲料、野菜ジュース、乳酸菌飲料、乳飲料、豆乳、ミネラルウォーター、茶系飲料、コーヒー飲料、スポーツ飲料、アルコール飲料、ゼリー飲料等の飲料類、(2)トマトピューレ、キノコ缶詰、乾燥野菜、漬物等の野菜加工品、(3)乾燥果実、ジャム、フルーツピューレ、果実缶詰等の果実加工品、(4)カレー粉、わさび、ショウガ、スパイスブレンド、シーズニング粉等の香辛料、(5)パスタ、うどん、そば、ラーメン、マカロニ等の麺類(生麺、乾燥麺含む)、(6)食パン、菓子パン、調理パン、ドーナツ等のパン類、(7)アルファー化米、オートミール、麩、バッター粉等、(8)焼菓子、ビスケット、米菓子、キャンデー、チョコレート、チューイングガム、スナック菓子、冷菓、砂糖漬け菓子、和生菓子、洋生菓子、半生菓子、プリン、アイスクリーム等の菓子類、(9)小豆、豆腐、納豆、きな粉、湯葉、煮豆、ピーナッツ等の豆類製品、(10)蜂蜜、ローヤルゼリー加工食品、(11)ハム、ソーセージ、ベーコン等の肉製品、(12)ヨーグルト、プリン、練乳、チーズ、発酵乳、バター、アイスクリーム等の酪農製品、(13)加工卵製品、(14)干物、蒲鉾、ちくわ、魚肉ソーセージ等の加工魚や、乾燥わかめ、昆布、佃煮等の加工海藻や、タラコ、数の子、イクラ、からすみ等の加工魚卵、(15)だしの素、醤油、酢、みりん、コンソメベース、中華ベース、濃縮出汁、ドレッシング、マヨネーズ、ケチャップ、味噌等の調味料や、サラダ油、ゴマ油、リノール油、ジアシルグリセロール、べにばな油等の食用油脂、(16)スープ(粉末、液体含む)等の調理、半調理食品や、惣菜、レトルト食品、チルド食品、半調理食品(例えば、炊き込みご飯の素、カニ玉の素)等が挙げられる。
【0038】
上記飲食品における破骨細胞分化・増殖阻害組成物の配合量は、乾燥マコモタケ換算で0.5〜70質量%が好ましく、1〜20質量%がより好ましい。配合量が上記範囲よりも少ないと、十分な量を1食で摂取するのが困難となり、上記範囲よりも多いと飲食品の味や品質安定性に不具合が生じる他、飲料や加工食品においては、それらのもつ本来の風味を損うため好ましくない。
【実施例1】
【0039】
市販のマコモタケ5,000gを天日乾燥した後、ミキサーを用いて粉砕を行い、マコモタケ粉砕物350gを得た。
【実施例2】
【0040】
実施例1で得られたマコモタケ粉砕物100gに1,000mlのクロロホルムを加えて室温で2時間、撹拌しながら抽出を行った。吸引濾過にて残渣を除去後、得られた抽出液をロータリーエバポレーターを用いて、クロロホルムを完全に除去後、減圧乾固させて、4.0gのマコモタケ抽出物を得た。
【実施例3】
【0041】
実施例1で得られたマコモタケ粉砕物100gに1,000mlのエタノールを加えて 30℃で3時間、撹拌しながら抽出を行った。吸引濾過にて残渣を除去後、得られた抽出液をロータリーエバポレーターを用いて減圧濃縮によりエタノールを除去し、21.0g(固形分87%)のペースト状のマコモタケ抽出物を得た。
【実施例4】
【0042】
実施例1で得られたマコモタケ粉砕物100gに1,000mlの水を加えて95℃で 1時間、撹拌しながら抽出を行った。吸引濾過にて残渣を除去後、得られた抽出液をロータリーエバポレーターを用いて減圧濃縮して、51.0g(固形分82%)のペースト状のマコモタケ抽出物を得た。
【0043】
<試験例1>
実施例2で得られたマコモタケ抽出物について、破骨細胞の分化・増殖阻害活性の検討を行った。
【0044】
まず、エストロゲン受容体α:ERαをトランスフェクトさせたRAW264.7細胞(American Type Culture Collectionより入手、ATCC No.TIB71)を600μg/mlのG418を含む培地中で選択培養した後、100U/mlのペニシリン、100μg/mlストレプトマイシン、及び10%(v/v)の加熱不活性化されたCD−FBSを含む、フェノールレッドフリーのαMEM培地(GIBCO社製)を用いて、37℃、5%炭酸ガスの条件で増殖させた。
【0045】
次いで、10%(v/v)の加熱不活性化されたCD−FBSを含むフェノールレッドフリーのαMEM培地に懸濁させた上記RAW264.7細胞を、48ウェルの培養プレートに2×10cell/wellとなるように分注して、終濃度で100ng/mlとなるようにNF−κB活性化受容体リガンド:RANKL(R&D Systems社製)を添加して、更に予め100mg/mlとなるようにDMSOに溶解させた実施例2で得られたマコモタケ抽出物を0.1%(v/v)濃度で添加後、37℃、5%炭酸ガスの条件で培養した。
【0046】
対照群としては、(1)RANKL添加、マコモタケ抽出物無添加、(2)RANKL無添加、マコモタケ抽出物無添加の2群を設定した。
【0047】
培養4日目に培地を交換した後、7日目に培地を除去して、細胞をPBSで2回洗浄後、酒石酸抵抗性フォスフォターゼ染色キット(Sigma社)で染色し、試験群と対照2群を比較した。なお、破骨細胞は、上記染色キットで赤く染色されるので、細胞の染色状態を見ることにより、破骨細胞の分化・増殖状態を見ることができる。
【0048】
対照群1(RANKL無添加、マコモタケ抽出物無添加)の結果を示す写真を図1、対照群2(RANKL添加、マコモタケ抽出物無添加)の結果を示す写真を図2、試験群(RANKL添加、マコモタケ抽出物添加)の結果を示す写真を図3に示す。
【0049】
その結果、図2のRANKL添加、マコモタケ抽出物無添加群では、染色された破骨細胞(図中の黒くなっている部分)が明瞭に認められた。これに対して、図1のRANKL無添加、マコモタケ抽出物無添加群、及び図3のRANKL添加、マコモタケ抽出物添加群では、染色された破骨細胞が認められなかった。
【0050】
したがって、マコモタケ抽出物を添加することによって、破骨細胞の分化・増殖に対する強い阻害活性が観察された。
【実施例5】
【0051】
表1に示す配合で調合した組成物を常法にしたがってハードカプセルに230mg/カプセルで充填して、ハードカプセル食品を製造した。魚骨カルシウムは商品名「焼成ボニカル」(焼津水産化学工業株式会社製)を使用した。




【0052】
【表1】

【実施例6】
【0053】
表2に示す配合で常法にしたがってゼリー飲料を製造した。このゼリー飲料はマコモタケの風味を感じることなく、また食感にも優れ、非常に飲み易かった。
【0054】
【表2】

【実施例7】
【0055】
表3に示す配合で常法にしたがって乳飲料を製造した。この乳飲料は沈殿を生じることなく、またマコモタケの風味を感じることもなく、非常に飲み易かった。
【0056】
【表3】

【産業上の利用可能性】
【0057】
本発明の破骨細胞分化・増殖阻害組成物は、そのまま、あるいは飲食品等に配合して摂取することにより、骨粗鬆症の予防・治療改善に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【0058】
【図1】対照群(RANKL無添加、マコモタケ抽出物無添加)における破骨細胞の分化・増殖阻害活性の陽性状態を表す写真である。
【図2】対照群(RANKL添加、マコモタケ抽出物無添加)における破骨細胞の分化・増殖阻害活性の陰性状態を表す写真である。
【図3】試験群(RANKL添加、マコモタケ抽出物添加)におけるマコモタケ抽出物の破骨細胞の分化・増殖阻害活性の陽性状態を表す写真である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マコモタケ抽出物及び/又はマコモタケ粉砕物を有効成分として含有することを特徴とする破骨細胞分化・増殖阻害組成物。
【請求項2】
前記マコモタケ抽出物は、マコモタケをクロロホルム又はエタノール抽出して得られたものである請求項1記載の破骨細胞分化・増殖阻害組成物。
【請求項3】
請求項1又は2記載の破骨細胞分化・増殖阻害組成物を含有することを特徴とする飲食品。
【請求項4】
前記破骨細胞分化・増殖阻害組成物を、乾燥マコモタケ換算で0.5〜70質量%含有する請求項3記載の飲食品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2006−193452(P2006−193452A)
【公開日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−5548(P2005−5548)
【出願日】平成17年1月12日(2005.1.12)
【出願人】(390033145)焼津水産化学工業株式会社 (80)
【Fターム(参考)】