説明

硬質表面を洗浄する方法

本発明は、家庭用清掃浄具の分野に関する。本発明は、さらに、硬質表面を洗浄する気水ジェットの使用に関する。本発明の目的は、硬質表面のより容易な洗浄を実現することである。したがって、本発明の目的は、特に比較的低い水流量を使用する装置により、硬質表面のより容易な洗浄の方法を提供することである。驚くべきことに、外部混合気水ジェット装置が硬質表面の洗浄に使用され得ることが判明した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家庭用清掃具の分野に関する。本発明は、さらに、硬質表面を洗浄する気水ジェット(air−water jet)の使用に関する。
【背景技術】
【0002】
台所、浴室、床面および/または窓表面などの硬質表面を清掃することは面倒な作業である。そのような表面上に堆積した泥、汚れおよび/または染みは、例えば、限定されないが、浴室の表面上の湯あかおよび風呂あかから、調理器具上面上の油の焦げ付き、窓上の藻類および床上の泥に至るまで、様々である。
【0003】
一般的に、清掃の改善を達成するために、ブラシ、雑巾、布および研磨たわしを使用するが、それらの使用は実質的な肉体的作業を伴う。一般に、泥、汚れおよび/または染みを浮かす、または溶かすのに、洗剤組成物が使用される。
【0004】
高圧ウォータジェット洗浄具は屋外で表面を清掃するために使用されることがあり、一方、スチーム装置は屋内で清掃するために使用可能である。高圧ウォータジェットは洗浄に多量の水を使用するので、室内ではあまり好ましくなく、一方、スチーム装置は、家屋の内部に高温および高湿をもたらし、それもまた、消費者に好感を持たれない。
【0005】
先行技術において、小型ウォータジェット装置が開示されている。FR−B−1108989は、空気通路と水通路とを含む噴霧手段により生成される気水噴霧に基板を晒すことにより基板を洗浄する方法を開示している。
【0006】
米国特許出願公開第2002/189641号は、汚れた表面を洗浄する装置を開示しており、この装置は、水通路と空気通路とを含む噴霧ノズルと連通している給水容器と空気圧縮機とを含む。
【0007】
前述の装置はどちらも、装置の内部で混合される気水噴霧器を提供する。そのようなシステムの欠点は、空気圧が水流方向に逆らうため、水流が確実に調節できないことである。このことは、低い水対空気比(例えば水:空気比が1:9より小さい)が必要とされるとき、または低い水流量が用いられるとき特に問題である。先行技術のノズルは、概して本目的に適さない。
【0008】
新規の気水ジェット装置が、本発明者らの(国際公開第2009/103595号として公開されている)同時係属出願PCT国際出願EP2009/050869号に記載されている。この装置は、他の装置の内部混合に対して空気と水との外部混合のおかげで、洗浄に少量の水しか使用しない小型で強力な気水ジェットと空気圧から独立した確実な水流量とを実現する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】FR−B−1108989
【特許文献2】PCT国際出願EP2009/050869号(国際公開第2009/103595号)
【非特許文献】
【0010】
【非特許文献1】“Surface Active Agents” Vol. 1、by Schwartz & Perry、Interscience 1949
【非特許文献2】“Surface Active Agents” Vol. 2、by Schwartz、Perry & Berch、Interscience 1958
【非特許文献3】“McCutcheon’s Emulsifiers and Detergents” published by Manufacturing Confectioners Companyの現行版
【非特許文献4】“Tenside−Taschenbuch”、H. Stache、2nd Edn.、Carl Hauser Verlag、1981
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明の目的は、硬質表面のより容易な洗浄を実現することである。
【0012】
さらなる目的は、気水ジェットを使用して、硬質表面を洗浄する方法を提供することである。
【0013】
さらに別の目的は、水流量が比較的低い装置を使用して、硬質表面を洗浄する方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
驚くべきことに、外部混合気水ジェット装置が硬質表面の洗浄に使用され得ることが判明した。
【0015】
したがって、本発明は、第1のノズルが給水源と流体連通しており、第2のノズルが圧縮空気源に連結されている2つのノズルを含む気水ジェット装置を含む洗浄装置を用いて硬質表面を洗浄する方法において、両ノズルは中心軸に対して配置されており、第1のノズルは中心軸に対して1°と60°の間の角度であり、第2のノズルは中心軸に対して1°と45°の間の角度であり、第2のノズルの口部は、第1のノズルの口部に比べて、中心軸の方向に沿った流動の方向で、より前方に配置されており、第1のノズルの口部と第2のノズルの口部との間のオフセット距離は、前記方向で0.5mmと5mmの間であることを特徴とする方法を提供する。
【0016】
これらの、および他の態様、特徴および利点は、以下の詳細な説明と添付の特許請求の範囲とを読めば当業者に明らかになるであろう。誤解を避けるために言えば、本発明の一態様の任意の特徴が、本発明の任意の他の態様に利用されてもよい。語「comprising」は、「含むこと」を意味するものとするが、必ずしも「のみからなること」または「で構成されていること」を意味しない。換言すれば、列挙されたステップまたは選択肢は、必ずしも網羅的なものではない。以下の記載において示されている例は、本発明を明確にすることを目的としており、本発明をそれらの例自体に限定するものではないことに留意されたい。同様に、全てのパーセンテージは、別段の指示がない限り、重量/重量パーセンテージである。動作例および比較例の場合または別途明記されている場合を除いて、物質量または作用条件、物質の物理的特性および/または使用量を示す本明細書の全ての数字は、語「約」で修飾されていると理解すべきである。「xからyまで」の形で表現されている数的範囲は、xおよびyを含むと理解される。特定の特徴の複数の好適な範囲が「xからyまで」の形で記載されている場合には、また、異なる端点を組み合わせる全ての範囲が企図されていることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の装置の手持ち式実施形態の概略図である。
【図2】ブラシヘッドの拡大概略図(a schematic of a blown up view)である。
【図3】ノズルの詳細な図である。
【図4】実施形態における気水ジェットノズルの三次元図である。
【図5】図4とは異なる実施形態における気水ジェットノズルの三次元図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
したがって、本発明は、気水ジェットを含む、硬質表面を洗浄する装置に関する。本発明の気水ジェットは手持ち式装置に組み込まれていることが好適であり、ノズルはヘッド内に配置されており、一方、外周部分の少なくとも一部は、ハンドルに組み込まれてもよい。
【0019】
気水ジェット
気水ジェット装置は2つのノズルを含み、第1のノズルは給水源と流体連通しており、第2のノズルは圧縮空気源に連結されている。
【0020】
水源は、任意の水源とすることができ、給水主管から直接、またはポンプを介して、または水を保持している加圧容器を介して、または任意の他の手段によって、さらには重力(すなわち、気水ジェットを使用する高さの上方に水タンク(water reservoir)を配置すること)によって気水ジェット装置に供給される。
【0021】
同様に、空気源は、任意の空気源とすることができ、歯列洗浄装置から分離されたもしくはそれに内蔵されている圧縮機によって、または例えば病院でしばしば利用可能である圧縮空気導管によって供給される。
【0022】
第1のノズル(水ノズル)および第2のノズル(空気ノズル)はどちらも、仮想中心軸(NOR)に対して配置されている。第1のノズルは、中心軸に対して1°と60°の間、好ましくは15°と45°の間の角度(α)で配置されており、第2のノズルは、中心軸に対して1°と45°の間、好ましくは15°と30°の間の角度(φ)で配置されている。
【0023】
第2のノズルの口部(開口部)は、第1のノズルの口部(開口部)に比べて、中心軸の方向に沿った流動の方向で、より前方に配置されており、第1のノズルの口部と第2のノズルの口部との間のオフセット(OS)距離は、前記方向で0.5mmと5mmの間、好ましくは1〜3mmである。
【0024】
最良の結果は、第1のノズルが0.05mmと10mmの間、好ましくはさらには少なくとも0.2mm、および最高7mmまで、より好ましくは最高5mmまで、またはさらには3mm未満の開口部を有する場合に得られる。同様に、第2のノズルの開口部は、0.2mmと3mmの間であることが好ましい。
【0025】
本発明の範囲は、単一の空気ノズルに向けられている2つ以上の水ノズルを含む構造をさらに含む。しかし、これは装置の複雑さを増し、したがって、必ずしも好適ではない。
【0026】
円形開口部を備えたノズルでは、第1のノズルの直径が、好ましくは0.25mmと3.5mmの間、好ましくは少なくとも0.5mm、しかし好ましくは最高3mmまで、より好ましくは最高2.5mmまで、またはさらには3mm未満であり、一方、第2のノズルの直径が、0.5mmと2mmの間であることが好ましい。
【0027】
理論に束縛されることは望まないが、本発明は、仮想軸に対してノズルを配置することおよび空気ノズル(第2のノズル)に対する水ノズル(第1のノズル)のオフセットからその性能を引き出すと考えられる。この配置のため、水ノズルから来る水は、空気ノズルの周囲に薄膜を形成し、これにより、低い水対空気比で(すなわち少ない水を使用して)より微細な噴霧をもたらす。空気ノズルからの空気流は、どの方向にノズルが向けられているかを問わず、空気ノズル先端に沿って空気ノズルの方向に水が確実に押し出されるようにする局所的な圧力不足を生み出すと考えられる。さらに、水流は、空気ノズルの開口部と水ノズルの開口部との分離により、空気圧の影響を受けない。このことは、内部混合ノズル設計の共通の問題である。
【0028】
したがって、水:空気比が10:90と1:9999の間、より好ましくは5:95未満、さらにより好ましくは4:96未満、さらにより好ましくは3:97未満、2:98未満またはさらには1:99未満である一方、この比は、好ましくは3:9997より高く、より好ましくは5:9995より高いことが好適である。
【0029】
水ノズルの開口部と空気ノズルの側面との間に短い距離しかないことがさらに好適であり、この距離は、好ましくは2mm未満、より好ましくは1mm未満、またはさらには0.5mm未満である。水ノズルの開口部は、空気ノズルに接触していることが最も好適である。
【0030】
空気ノズルが水通路を同軸で取り巻いていないことが好適である。また、水ノズルが空気ノズルを同軸で取り巻いていないことが好適である。
【0031】
空気源の空気圧は、1バールから4バールの範囲内であることが好ましい。空気は、ノズルの出口(ノズル開口部)で80m/秒より大きい速度、好ましくは120m/秒より大きい速度、より好ましくは180m/秒より大きい速度、最も好ましくは250m/秒より大きい速度を有することが好ましい。本発明は非常に高い気流速度まで作動すると考えられるが、構造的理由およびユーザの便宜上、気流速度は音速より小さい(すなわち334m/秒未満である)ことが好適である。ノズルの直径に応じて、空気流量は、好ましくは3l/分と50l/分の間であり、好ましくは5l/分より多く、またはさらには10l/分より多い。空気流量は、より好ましくは40l/分未満、より好ましくは30l/分未満、またはさらには25l/分未満である。
【0032】
水流量は、通常、2ml/分と50ml/分の間、より好ましくは5ml/分より多く、またはさらには10ml/分より多く、一方、水流量は、好ましくは40ml/分未満、より好ましくは30ml/分未満、またはさらには25ml/分未満である。
【0033】
構造
空気源および/または水源は、装置に組み込まれても、別個のユニットに嵌め込まれてもよい。後者の場合、圧縮機を含む別個のユニット、圧縮空気カートリッジもしくはシリンダまたは別の空気源および/あるいは適宜給水主管に連結される水タンクが設けられており、それは、空気導管および/または水導管としての管類により手持ち式装置に連結される。
【0034】
ヘッド
装置、好ましくは手持ち式装置のヘッドは、気水ジェットを含む。また、2つ以上の気水ジェット装置の使用もまた企図されている。ヘッドは、剛毛および/または研磨材および/または研磨要素をさらに含むことができる。
【0035】
ブラシヘッドは、さらに、電気的に作動してもよい。この点で、ブラシヘッドは、装置のハンドルに組み込まれている電気モータにより駆動されてもよい。モータは、ヘッドを、ハンドルの方向に直線的に前後に、前記方向に対して90°の角度で横方向に前後に、ハンドルの方向の軸を中心に1〜180°、好ましくは1〜90°もしくはさらには1〜45°の角度に亘って前後に、ハンドルの方向に対して横方向の軸を中心に円運動で、またはハンドルの方向に対して横方向の軸を中心に1〜180°、好ましくは1〜90°もしくはさらには1〜45°の角度に亘って前後に、あるいはそれらの組合せで、動かしてもよい。上記構造の全てにおいて、気水ジェットならびに随意の剛毛および他の要素は、歯状洗浄装置のハンドルに対して横の方向に向いていることが好ましい。
【0036】
洗浄装置は、空気源としての空気圧縮機をさらに含むことができる。圧縮機は、装置のハンドルに内蔵されても、管により気水ジェットに連結されている別個の装置として設けられてもよい。圧縮機は、少なくとも1バールかつ最高5バールまで、好ましくは4バール未満の圧力を供給することが好ましい。したがって、通常は0.05HPから1HPまでの範囲内の非常に低い出力の圧縮機を使用して、上記仕様を達成することができる。管類および装置における圧力低下により、空気ノズルの圧力は、1バールから4バールまで、好ましくは2バールから3バールまでの範囲内となることが好ましい。圧力を設定する手段を備えた装置もまた企図されており、この場合、ユーザが、例えば弱洗浄、中洗浄、および強洗浄の中から選択することができる。
【0037】
水源は、給水主管とすることができ、すなわち蛇口に直接連結されても、別個のタンクの形であってもよい。洗浄装置と共に使用するための水圧は比較的低く、好ましくは少なくとも0.05バール、より好ましくは少なくとも0.1バール、しかし好ましくは最高3バールまで、より好ましくは2.5バール未満、さらにより好ましくは2バール未満である可能性がある。
【0038】
別個のタンクが水源として使用される場合、前記タンクは、水だけまたは洗浄組成物で満たされてもよい。本発明の場合、「水源」、「水タンク」および「水ノズル」のような用語が水に限定されず、洗浄組成物、好ましくは水性洗浄組成物をも含むことを理解されたい。
【0039】
水タンクは、圧力を供給するためなどに、洗浄装置を使用する高さの上方に配置されても、別個に加圧されてもよい。別個に加圧される場合、圧縮空気源からの圧縮空気でタンクが加圧されることが特に好適である。
【0040】
洗浄組成物
洗浄組成物は、固体形態であってもよいが、液体であることが好ましい。液体組成物が最も好適である。液体組成物が使用される場合、それは、そのまま水源として使用されても、注入装置により水源中に入れられ希釈されてもよい。装置内または装置上に、ぱちんと嵌められるか、ねじで留められるか、または圧入されるかもしくは押し付けられてもよい取替えカートリッジもまた企図されている。同様に、そのようなカートリッジは、水源の代わりにもしくはそのような源の上部で使用されてもよく、注入装置により水中に入れられ希釈されてもよい。
【0041】
本発明の場合の洗浄組成物は、液体または1つまたは複数の有益な作用物質を含む任意の組成物を含む。そのような有益な作用物質は、目的の用途によって決まる可能性があり、漂白剤、香料、ポリマー、染料、溶媒等である。
【0042】
界面活性剤
一般に、界面活性剤系の界面活性剤は、“Surface Active Agents” Vol. 1、by Schwartz & Perry、Interscience 1949、Vol. 2 by Schwartz、Perry & Berch、Interscience 1958および/もしくは“McCutcheon’s Emulsifiers and Detergents” published by Manufacturing Confectioners Companyの現行版のような周知の教科書、または“Tenside−Taschenbuch”、H. Stache、2nd Edn.、Carl Hauser Verlag、1981に記載されている界面活性剤から選択されてもよい。
【0043】
界面活性剤は、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤、両性イオン性界面活性剤および/または両性界面活性剤から選択されてもよい。
【0044】
最も好適なのは、C8〜C22、好ましくは、1個と8個の間のエチレンオキシド基を含むC8〜C16脂肪アルコールエトキシレートなどの非イオン界面活性剤である。
【0045】
組成物は、一次アルキル硫酸塩、二次スルホン酸アルキル、アルキルベンゼンスルホン酸塩、またはエトキシ化アルキル硫酸塩などの陰イオン界面活性剤をさらに含むことができる。
【0046】
陰イオン界面活性剤は、アルキルエーテル硫酸塩、好ましくは1個と3個の間のエチレンオキシド基を有する、天然材料もしくは化学合成材料からのもの、および/またはスルホン酸から選択されてもよい。特に好適なのは、ラウリルエーテル硫酸ナトリウムである。
【0047】
また、アルキルポリグルコシドが組成物中に存在してもよく、C6とC16の間の炭素鎖長を有するものが好ましい。
【0048】
ノズルから流れ出す水に基づく界面活性剤濃度が、0.01重量%と10重量%の間、好ましくは7重量%未満である。この濃度は、0.1重量%より大きいことが好ましい。浴室洗剤および台所洗剤は、一般に、1重量%から5重量%までの、好ましくは2重量%から4重量%までの、界面活性剤濃度を有する。多目的洗剤および窓洗剤は、一般に、1重量%から3重量%までの濃度を有する。
【0049】
ポリマー
液体流量の精度と安定性を向上させるために、その配合物の粘度および流動学的挙動は、1つまたは複数のポリマーの添加により調節されてもよい。
【0050】
また、汚れまたは染みが表面上に堆積した後でより容易な洗浄を可能にするポリマーを表面に塗布することにより、ポリマーを添加して表面改質をもたらしてもよい。
【0051】
好適なポリマーは、アクリルポリマー、キサンタンゴム、およびポリアクリル酸塩である。
【0052】
ポリマーは、組成物の0.01重量%と2重量%の間の濃度で組成物中に存在していることが好ましい。ポリマーは、好ましくは少なくとも0.02重量%、より好ましくは0.05重量%の濃度で存在しているが、通常は、最高1重量%までまたはさらには最高0.5重量%までの濃度で存在している。
【0053】
抗菌
洗浄組成物、特に多目的洗浄組成物は、抗菌剤を含むことができる。
【0054】
抗菌剤は、過酸素漂白剤(例えば、過炭酸塩または過ホウ酸塩)などの漂白剤または次亜ハロゲン酸塩漂白剤(例えば、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウムまたはさらし粉)である。あるいは、抗菌効果を得るために、塩化ベンザルコニウム(C10とC16の間の炭素鎖長を有するベンジル塩化アンモニウム)などの、陽イオン性殺生物剤が使用されてもよい。
【0055】
次亜ハロゲン酸塩を含有する組成物が、次亜ハロゲン酸塩漂白安定剤を含むことが好ましい。
【0056】
pH
pHを、任意の有機酸または無機酸またはそれらの組合せで低下させてもよく、任意の適切な有機塩基または無機塩基またはそれらの組合せで上昇させてもよい。適切な酸は、例えば、クエン酸、スルファミン酸、およびリン酸である。適切な塩基は、例えば、苛性ソーダおよびアンモニアである。
【0057】
浴室洗浄組成物では、pHは、好ましくは1〜6、より好ましくは2.5〜5の範囲内である。
【0058】
台所洗浄組成物では、pHは、好ましくは7〜13、より好ましくは7〜12の範囲内である。
【0059】
多目的洗浄組成物では、抗菌作用なしで、pHは2〜8、好ましくは3〜7の範囲内である。抗菌作用を得るために、pHは、通常、2未満、またはさらには1未満である。
【0060】
多目的洗浄組成物および窓洗浄組成物では、pHは、好ましくは7〜12、より好ましくは9〜11の範囲内である。
【0061】
抗菌作用のための漂白剤または陽イオン性殺生物剤を含む多目的洗浄組成物では、pHは、好ましくは7〜14、より好ましくは10〜12の範囲内である。
【0062】
液体研磨洗浄組成物では、pHは、好ましくは8〜12、より好ましくは10〜12の範囲内である。
【0063】
溶媒
組成物は溶媒をさらに含むことができる。溶媒は、グリコールエーテル、アミノ誘導体アルコール(amino derivate alcohol)(例えば、モノエタノールアミン)、アンモニアから選択されてもよい。
【0064】
溶媒は、好ましくは0.1から10%まで、より好ましくは5%未満、より好ましくは4%未満の濃度で組成物中に存在しているが、通常は、0.5%より高い濃度で存在している。
【0065】
研磨材
洗浄組成物は、適宜、研磨粒子、例えば炭酸カルシウム(方解石)、炭酸マグネシウム、ポリマー研磨材、または天然源由来の研磨材(例えば、ヤシ殻粒子)を含むことができる。研磨粒子は、0.1%と10%の間の濃度で組成物中に存在していることが好ましい。粒子は、水ノズルの口部より小さいことが好適であり、最大粒径は、500マイクロメートル未満であることが好ましい。平均粒径は、1マイクロメートルと250マイクロメートルの間、より好ましくは10マイクロメートルと200マイクロメートルの間、さらにより好ましくは5マイクロメートルと150マイクロメートルの間とすることができる。
【0066】
作業工程
洗浄中、気水ジェットは、継続的にまたは非継続的に使用されてよい。考えられる作業工程の一方法は、洗浄の一部の間に気水ジェットを使用することである。別の実施形態では、気水ジェットは、洗浄過程の第1の部分で使用され、水流のみまたは水流と低空気流とで作動し、有益な作用物質を表面に堆積させる。
【0067】
別の実施形態では、気水ジェットはパルスモードで作動する。すなわち、空気流は、経時的にオンオフ制御される。さらに別の実施形態では、手持ち式装置には、プッシュボタンが取り付けられており、洗浄中に気水ジェットをオンまたはオフに切り換える。
【0068】
非継続的な作業工程のいずれかでは、電磁弁などの適切なバルブで空気導管および/または水導管を開閉することが好適である。
【0069】
また、バルブシステムを使用して、装置の動作時には水導管および/または空気導管を開き、装置の不使用時には、水導管および/または空気導管を閉じる。
【0070】
ここで、本発明は、以下の非限定的な図および例を参照して説明される。本実施形態および本実施例は例証目的に過ぎず、いかなる形においても本発明の範囲を限定しない。
【0071】
図面の詳細な説明
図1を参照すると、本発明の装置は、手持ち式システムとして実施されており、手持ち式装置(H2)に連結されている主要ユニット(U)を示している。この装置は、約3kgの重さがありかつ定格が130Wのモータで作動する空気圧縮機(AC)を含む。したがって、この圧縮機は軽く、布にアイロンをかけるための家庭用アイロンボックスのように持ち運びし易い。空気圧縮機(AC)は、送電線の壁コンセント(EM)または一組の電池からの電力で作動する。液体用容器(CW)が、装置に液体または界面活性剤溶液を供給するために設けられている。液体は、送水ポンプ(WP)から管(PW)を通してノズル(N)に供給される。別の管(PA)が、空気圧縮機(AC)からの圧縮空気をノズル(N)に供給する。本発明のこの実施形態を使用して、1バールから5バールまで程度の空気圧を生成することができる。図1から明らかな通り、ノズル(N)は外部混合ノズルである。
【0072】
図2は、1つは空気(AN)用で1つは水(WN)および剛毛(BR)用である、2つのノズル(N)を含む気水ジェットを含む手持ち式装置を示す。ノズルは、オフセットを有する外部混合ノズルである。
【0073】
図3を参照すると、ノズル(N)は、ある距離(OS)だけオフセットされている空気用出口ポート(OPA)に対して基板の表面から離して配置されている液体用出口ポート(OPW)を有する。基板(FS)に対する液体用出口ポートの入射角は、角度αにより規定される。基板(FS)に対する空気用出口ポートの入射角は、角度φにより規定される。点線(NOR)は、基板の表面に対して直角の仮想線を表す。明らかな通り、ノズルのこの実施形態では、角度αは角度φより大きい。空気は、空気用出口ポート(OPA)を通ってノズルから出、液体は、液体用出口ポート(OPW)を通って出る。
【0074】
図4は、図3の構造の三次元図を示す。
【0075】
図5は、1つの空気ノズルと2つの水ノズルとを備えた構造の三次元図を示す。
【0076】
(実施例)
本発明は、ここで、例を用いて説明される。
【0077】
(実施例1:汚れたステンレス鋼タイルの洗浄)
汚しプロトコル
基板:軽くブラシをかけられた鋼鉄タイルSS304(10cm×10cm)
オイル:脱水素ヒマシ油
【0078】
方法
・タイルは、5*5cmの露出領域を残すように、マスキングテープで縁取りする。
・露出領域上に、金属棒を使用して2mlのオイルを均一に広げる。
・マスキングテープを除去する。
・100℃で1時間、オーブン内で焼く
【0079】
洗浄方法
上記方法で用意された汚れたタイルを
1 洗浄配合物を噴出する本発明による気水ジェット装置と、対して
2 (同一量の配合物と共に)普通のブラシと
を用いて洗浄する。
【0080】
配合物
ドデシルスルホン酸ナトリウム(0.04グラム/リットル)
流量:30ml/分
時間:1分
空気圧:4バールゲージ
【0081】
洗浄効率を定量化するために、空気ジェットおよびブラシを用いて洗浄されたタイルを、10構成員試験パネルに呈示する。
【0082】
気水ジェットにより洗浄されたタイルの洗浄結果は、比較の従来式に洗浄されたタイルにより得られる結果より優れていると判明した。
【0083】
(実施例2:硬質表面の洗浄)
多数の硬質表面洗浄組成物が、気水ジェット装置での使用に適している。
【0084】
浴室洗浄組成物
適切な酸性浴室洗浄配合物を以下に示す。
【0085】
【表1】

【0086】
上記表内の配合物は、本発明による気水ジェット装置で使用された場合、風呂あかおよび湯あかの洗浄を改善する。
【0087】
台所洗浄組成物
適切なアルカリ性台所洗浄組成物を以下に示す。
【0088】
【表2】

【0089】
上記表内の配合物は、本発明による気水ジェット装置で使用された場合、脂肪質の汚れ(DHCO脱水素ヒマシ油)の洗浄を改善する。
【0090】
他の洗浄組成物
他の洗浄組成物を以下に示す。これらの組成物は、鋼鉄洗浄組成物(組成物9)、オーブン洗浄組成物(組成物10)、窓洗浄組成物(組成物11)、および多目的洗浄組成物(組成物12)を含む。
【0091】
【表3】

【0092】
上記表内の配合物は洗浄を改善する。上記洗剤の全ては、各表面から脂肪質の汚れを洗浄するのに適している。本発明による気水ジェット装置で使用された場合、鋼鉄洗剤は、ステンレス鋼の調理器具上面を洗浄するのに適しており、オーブン洗剤は、エナメル表面を洗浄するのに適しており、窓洗剤および多目的洗剤は、ガラス表面を洗浄するのに適している。
【0093】
(実施例3:かびの生えたタイルの洗浄)
この実施例では、かびが付着しているタイルにおける気水ジェットの洗浄性能を例証する。
【0094】
かびペーストの調製
使用した微生物は、BS EN1275:1997およびBS EN1650:1998により指定されているアスペルギウスニガー(Aspergillus niger)ATCC16404であった。(本方法での使用に適切であることが判明した追加の微生物には、クラドスポリウムクラドスポリオイデス(Cladosporium cladosporioides)JAP001、ペニシリウムクリゾゲヌム(Penicillium chrysogenum)lMl178514、およびアスペルギウスニガーATCC6275が含まれる。)滅菌鉗子を使用して、−80℃の温度の冷蔵庫内に保管されていた微生物の各バイアルから一滴を除去した。この滴を、寒天表面上に縞状に塗り付けた。次いで、28〜30℃で7日間、このプレートをインキュベータ内に置いた。次いで、プレートをインキュベータから取り出した。次いで、綿棒を使用して、胞子を最初のプレートから新しい胚芽エキス寒天プレート上に移した。接種されたプレートの数は、作り出される胞子懸濁液の量を決定する(1つのプレートは、通常、約6mlの懸濁液を生じる)。最初のプレートを廃棄した。再度、28〜30℃で9日間、プレートをインキュベータ内に置いた。プレートをインキュベータから取り出し、へらを使用して、(寒天を含む)プレートの内容物をオートクレーブで滅菌可能なビーカ内に空けた。このビーカを蒸留水で満たした。ビーカの最上部をアルミホイルで覆い、121℃で15分間オートクレーブで滅菌することにより殺菌消毒した。オートクレーブでの滅菌後、ビーカは、希釈麦芽エキス寒天中に浮遊している、プレートからのかびの輪を含んでいた。次の段階を、希釈麦芽エキス寒天を50℃より下に冷却する前に実施した。希釈麦芽エキス寒天をビーカから捨て、かびの輪がビーカ内に確実に残るようにした。ビーカに熱湯を注いだ。ビーカを数分間放置し、次いで、熱湯を捨て、再度、かびの輪がビーカ内に確実に残るようにした。前のステップを一度繰り返した。次いで、かびの輪をビーカから外へかき集め、次いで、それらをすり鉢とすりこぎですり潰した。すり潰しは、全ての塊がなくなるまで実施した。十分な蒸留水を加えてペーストを薄めた。次いで、それを粉末瓶内に移し入れ、2〜4℃で最長1か月間保存した。その後、ペーストは、実験で使用する準備ができていた。
【0095】
かびの生えたタイルの準備
無釉多孔質のビスケット色のタイル(例えばH&R Jonson、英国)を、所望の大きさに切断した。次いで、1〜2時間、タイルを希釈Demestos Thick Bleach (例えばUnilever、英国)で満たされたバケツ内に浸し、その後、この漂白剤を排水し、バケツを脱イオン水/蒸留水で再度満たし、再度、一晩、タイルを浸すことにより洗浄した。次いで、そのすすぎステップを2度繰り返し、水を捨てた。
【0096】
次に、タイルを、上向きに、シール可能なオートクレーブで滅菌可能なトレーに内に覆いをして入れた。タイルは、オートクレーブで滅菌可能な紙で覆ってトレー内にあり、121℃で15分間オートクレーブで滅菌し、60℃で一晩乾燥した。
【0097】
かび混合物(上記参照)を、各タイル上にピペットで移し、タイルが覆われるように表面に完全に広げたが、タイルの端部から垂れるほど多量には使用しなかった。3時間、混合物をタイル内に染み込ませた。
【0098】
このタイルのために、オートクレーブで滅菌可能なインキュベーション箱を用意した。混合物がタイル内に完全に染み込んだら、タイルをその箱に入れ、ポリエチレンのラップで覆い、オートクレーブで滅菌可能なプラスチック袋に入れた。この袋はオートクレーブテープで密封した。
【0099】
袋を、121℃で15分間オートクレーブで滅菌する前に、28〜30℃で一週間インキュベートした。
【0100】
タイルを袋から取り出した状態で箱を冷却した後、さらに、20℃+−1℃でタイルを乾燥した。乾燥すると、タイルは、漂白実験に使用する用意ができていた。
【0101】
タイル洗浄
タイルの洗浄の評価は、パネル評価点によって行った。パネリストに、0から5の評価点を与えるように依頼した。完全にかびが生えたタイルは、評価点が「0」、きれいなタイルは、評価点が「5」であり、中間は、パネリストにより相応に点が与えられた。評価点が高いほど洗浄がより良好である。パネリストの総数は11名であった。
【0102】
気水噴霧を用いた全ての実験を以下の条件下で実施した。
【0103】
空気圧450kPa
液体流量:10ml/分
ノズル直径:0.5mm(空気ノズルおよび水ノズルのどちらも)
【0104】
空気ジェットノズルを、家庭の洗浄に通常使用される普通の布製塗布用具と比較した。どちらの場合も、塗布時間は30秒であった。データを以下のTable 3(表4)に示す。同様に、洗浄水溶液を、原液で塗布されたDettol(登録商標) Mould and Mildew Remover(かびおよび白かび除去剤)(例えばReckitt Benckiser)および10倍に希釈されたDettol(登録商標) Mould and Mildew Removerと比較した。
【0105】
【表4】

【0106】
上記表では、記録された評価点はパネリストの示度の平均である。Dettol(登録商標)は、2.5%の次亜塩素酸ナトリウム漂白剤を含有する、Reckitt Benckiserにより製造される、周知のMould and Mildew Removerである。
【0107】
上記のデータから、気水ジェット装置を使用する現在の方法が、かび除去組成物の希釈使用でもまたは水だけでも、普通の布製塗布具より優れた洗浄効果をもたらすことが明らかである。
【0108】
(実施例4:2つのノズルの配置およびそれらの間のオフセットに関連する装置の洗浄データ)
ノズル間のオフセットがより良好な洗浄に関与することを証明する定性的データは、実施例2において既にもたらされている。
【0109】
オフセットがより良い洗浄を実現することを証明する定量的データを得るために、空気および水のみを使用する気水ジェットを用いて、モデル染み(沈殿した石灰の粉末:55g、流動パラフィン:40g、およびステアリン酸:0.6g)の付いたセラミック表面上で実験を行い、オフセットを有さない装置および逆のオフセットを有する装置と比較した。結果は、0〜10の尺度で得点を与えられている。
【0110】
実験の結果は以下のTable 3(表5)にまとめてある。
【0111】
【表5】

【0112】
Table 3(表5)のデータは、水ノズルおよび空気ノズルが一緒に配置されているかまたは逆の状態で配置されている場合と比較して、水ノズルが空気ノズルより基板からさらに離れているように、水ノズルが空気ノズルに対してあるオフセットで配置された場合に、優れた洗浄が得られることを示している。
【符号の説明】
【0113】
9 (鋼鉄洗浄)組成物
10 (オーブン洗浄)組成物
11 (窓洗浄)組成物
12 (多目的洗浄)組成物
AC 空気圧縮機
AN 空気
BR 剛毛
CW 液体用容器
EM 送電線の壁コンセント
FS 基板
H2 手持ち式装置
N ノズル
NOR 仮想中心軸
OPA 空気用出口ポート
OPW 液体用出口ポート
OS オフセット(距離)
PA 別の管
PW 管
U 主要ユニット
WN 水
WP 送水ポンプ
α (第1のノズルの)角度
φ (第2のノズルの)角度

【特許請求の範囲】
【請求項1】
a.2つのノズルを含む気水ジェット装置であり、
i.第1のノズルが給水源と流体連通しており、
ii.第2のノズルが圧縮空気源に連結されている
気水ジェット装置
を含む洗浄装置で硬質表面を洗浄する方法において、
iii.両ノズルが中心軸に対して配置されており、
1.前記第1のノズルは、前記中心軸に対して1°と60°の間の角度であり、
2.前記第2のノズルは、前記中心軸に対して1°と45°の間の角度であり、
3.前記第2のノズルの口部が、前記第1のノズルの口部に比べて前記中心軸の方向に沿った流動の方向で、より前方に配置されており、前記第1のノズルの前記口部と前記第2のノズルの前記口部との間のオフセット距離が、前記方向で0.5mmと5mmの間である
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記硬質表面に有益な作用物質を堆積させるステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記装置の前記第1のノズルの前記口部は、0.05mm〜7mmの開口部を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記装置の前記第1のノズルの前記口部は、0.2mm〜3.5mmの開口部を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記装置の前記第1のノズルの前記口部は、前記第2のノズルの壁から1mm未満離れている、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記装置はハンドルをさらに含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記装置は、剛毛および/または他の研磨材および/または研磨要素を含むヘッドを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記剛毛ヘッドは電気的に作動する、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記装置は手持ち式であり、圧縮機および液体を保持するタンクを含む別個のユニットに連結されており、前記圧縮機は前記空気源であり、前記液体を保持する前記タンクは前記水源である、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記タンクは、
a.0.01重量%から10重量%までの界面活性剤と、
b.0.01重量%から2重量%までのポリマーと、
c.0.1重量%から10重量%までの溶媒と
を含む洗浄組成物を含む、請求項9に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2013−502306(P2013−502306A)
【公表日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−525126(P2012−525126)
【出願日】平成22年8月9日(2010.8.9)
【国際出願番号】PCT/EP2010/061554
【国際公開番号】WO2011/020731
【国際公開日】平成23年2月24日(2011.2.24)
【出願人】(590003065)ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ (494)
【Fターム(参考)】