説明

磁束波形算出装置

【課題】中性点の電位を外部に引き出すことなく各固定子巻線の磁束波形を算出する。
【解決手段】Y結線された3つの相巻線で構成された固定子巻線を有するモータ51の3つの相巻線への交流駆動電圧の非供給状態においてモータ51の回転子54を回転させた際に3つの相巻線間に発生する線間電圧を検出すると共に線間電圧をA/D変換して電圧データD1s,D2s,D3sとして出力する電圧検出部2と、電圧データD1s,D2s,D3sを入力すると共にΔ−Y変換して、相巻線についての相電圧を示す相電圧データDu1,Du2,Du3を算出するΔ−Y変換処理、および算出した相電圧データDu1,Du2,Du3を積分して、各相巻線の波形データDsu,Dsv,Dswを算出する磁束波形算出処理をこの順に実行する処理部3とを備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、モータの特性試験に際して巻線の磁束波形を測定する磁束波形算出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
モータの特性試験装置として、下記の特許文献1に開示されたPMモータの特性試験装置が知られている。この特性試験装置では、被試験機であるPMモータを試験用のモータに直結して回転子を回転させるか、またはPMモータを他の駆動源によって駆動し、駆動後にその駆動源よりの制御を遮断して回転子をフリーラン状態にさせ、この回転子の回転状態において固定子巻線に誘起される誘起電圧を電圧検出器で検出し、A/D変換器を経由して誘起電圧の波形をデジタルデータ(波形データ)に変換した後、この波形データをパソコンに収録している。また、下記の特許文献1には、この収録した波形データに基づいて、回転子の回転速度と誘起電圧との関係を示すモータの特性図を作成する例について記載されているが、モータの特性試験では、これ以外のモータの特性として、この波形データに基づいて固定子巻線の磁束波形を算出して、表示装置などに表示させることが行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2002−267727号公報(第2−3頁、第1,6図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、上記モータの特性試験装置には、以下のような解決すべき課題が存在している。すなわち、図6に示すように、固定子巻線52としてY結線された3つの相巻線52u,52v,52w(U相巻線、V相巻線、W相巻線)を備え、相巻線52u,52v,52wの端部に接続された電圧入力端子U,V,Wに三相交流電圧(交流駆動電圧)を供給することで回転するように構成された三相のモータ51における各相巻線52u,52v,52wの上記した磁束波形は、各相巻線52u,52v,52wの両端に発生する誘起電圧U1,U2,U3の波形、つまり相電圧の波形を積分することで算出される。このため、上記モータの特性試験装置では、相巻線52u,52v,52wの中性点Aの電位をモータ51の外部に配線53で引き出すと共に、この中性点Aの電位を基準として相巻線52u,52v,52wの両端に発生する誘起電圧U1,U2,U3を測定している。
【0005】
しかしながら、一般的なモータでは、完成品の状態において、この中性点の電位を簡単に外部に引き出せる構造のものは少なく、また、中性点の電位を引き出せたとしても、引き出すまでに要する作業時間が長くなる。このため、上記のモータの特性試験装置では、モータの特性試験を実施し難いことがあるという解決すべき課題が存在している。
【0006】
本発明は、上記の課題を解決すべくなされたものであり、中性点の電位を外部に引き出すことなく各固定子巻線の磁束波形を算出し得る磁束波形算出装置を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成すべく請求項1記載の磁束波形算出装置は、Y結線された3つの相巻線で構成された固定子巻線を有するモータの当該3つの相巻線のうちの少なくとも1つの相巻線の磁束波形を算出する磁束波形算出装置であって、前記3つの相巻線への交流駆動電圧の非供給状態において前記モータの回転子を回転させた際に当該3つの相巻線間に発生する線間電圧を検出すると共に当該線間電圧をA/D変換して線間電圧データとして出力する電圧検出部と、前記線間電圧データを入力すると共にΔ−Y変換して、前記少なくとも1つの相巻線についての相電圧を示す相電圧データを算出するΔ−Y変換処理、および当該算出した相電圧データを積分して当該少なくとも1つの相巻線の前記磁束波形データを算出する磁束波形算出処理をこの順に実行する処理部とを備えている。
【0008】
また、請求項2記載の磁束波形算出装置は、請求項1記載の磁束波形算出装置において、前記処理部は、前記入力した線間電圧データをフーリエ変換すると共に、当該フーリエ変換によって得られた各周波数成分のうちから直流成分を除去し、かつ当該直流成分が除去された当該各周波数成分に対して逆フーリエ変換を実行して新たな線間電圧データを生成する直流除去処理を前記Δ−Y変換処理に先立って実行し、次いで、当該新たな線間電圧データに対して前記Δ−Y変換処理を実行する。
【0009】
また、請求項3記載の磁束波形算出装置は、請求項1または2記載の磁束波形算出装置において、前記処理部は、前記算出した磁束波形データに基づいて前記少なくとも1つの相巻線の前記磁束波形を表示部に表示させる表示処理を実行する。
【発明の効果】
【0010】
請求項1記載の磁束波形算出装置によれば、モータを構成する相巻線の中性点の電位をモータの外部に引き出すことなく、外部から接続可能な電圧入力端子のみを使用して、各相巻線の磁束波形を算出(測定)することができる。したがって、中性点の電位を外部に引き出すことができないモータについても、その各相巻線の磁束波形を算出することができる。
【0011】
請求項2記載の磁束波形算出装置によれば、線間電圧データに直流成分が加わった場合においても、処理部が直流除去処理を実行して、この線間電圧データに含まれているこの直流成分を除去する。したがって、この磁束波形算出装置によれば、磁束波形算出処理において行われる積分(順次加算)によって積分値である磁束波形データが直流成分に起因して発散するといった事態を確実に回避することができるため、正確な磁束波形データに基づいて相巻線の正確な磁束波形を算出することができる。
【0012】
請求項3記載の磁束波形算出装置によれば、処理部が表示処理を実行して、算出した磁束波形データに基づいて磁束波形を表示部に表示させるため、磁束波形を目視にて測定(確認)することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】磁束波形算出装置1の構成図である。
【図2】固定子巻線52の構成を説明するためのモータ51の構成図である。
【図3】固定子巻線52の各線間電圧U1s,U2s,U3sの波形図である。
【図4】固定子巻線52の各相電圧U1,U2,U3の波形図である。
【図5】相巻線52u,52v,52wの各磁束波形Su,Sv,Swを示す波形図である。
【図6】中性点Aの電位をモータ51の外部に引き出して各相電圧U1,U2,U3を測定する構成を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して、磁束波形算出装置1の実施の形態について説明する。
【0015】
まず、磁束波形算出装置1の試験対象となるモータ51の構成について、図1,2を参照して説明する。モータ51は、Y結線された3つの相巻線52u,52v,52w(U相巻線、V相巻線、W相巻線)を有する固定子巻線52と、回転子54と、各相巻線52u,52v,52wの各端部(中性点Aとは異なる側の端部)に接続されて各相巻線52u,52v,52wに駆動用の三相交流電圧(交流駆動電圧)を供給するための電圧入力端子U,V,W(モータ51の外部から接続(アクセス)可能な端子)とを備えている。
【0016】
次いで、磁束波形算出装置1の構成について、図面を参照して説明する。
【0017】
磁束波形算出装置1は、図1に示すように、一例として、電圧検出部2、処理部3、記憶部4および表示部5を備え、モータ51の固定子巻線52を構成する各相巻線52u,52v,52w(図2参照)の各磁束波形Su,Sv,Sw(図5参照)を算出すると共に、表示可能に構成されている。
【0018】
電圧検出部2は、図2に示すように、一対の入力端子間に入力された電圧信号をA/D変換して、電圧信号の振幅を示す電圧データとして出力する3系統のA/D変換回路2a,2b,2cを備えている。この場合、各A/D変換回路2a,2b,2cは、一例として増幅器およびA/Dコンバータ(いずれも不図示)を備えて構成されて、共通のサンプリングクロックに同期してそれぞれの入力端子間に入力された電圧信号をサンプリングすることにより、電圧データをそれぞれ出力する。本例では、後述するように、1つのA/D変換回路2aの一対の入力端子が、モータ51の電圧入力端子U,Vに接続され、他の1つのA/D変換回路2bの一対の入力端子が、モータ51の電圧入力端子V,Wに接続され、残りの1つのA/D変換回路2cの一対の入力端子が、モータ51の電圧入力端子W,Uに接続される。
【0019】
このため、電圧入力端子U,Vに接続されたA/D変換回路2aは、図2に示す線間電圧U1sをA/D変換して、電圧データ(線間電圧データ)D1sとして出力する。また、電圧入力端子V,Wに接続されたA/D変換回路2bは、図2に示す線間電圧U2sをA/D変換して、電圧データ(線間電圧データ)D2sとして出力する。また、電圧入力端子W,Uに接続されたA/D変換回路2cは、図2に示す線間電圧U3sをA/D変換して、電圧データ(線間電圧データ)D3sとして出力する。
【0020】
処理部3は、一例としてCPUを備えて構成されて、記憶部4に記憶されている動作プログラムに従って作動して、電圧検出部2から出力された各電圧データD1s,D2s,D3sを入力して、記憶部4に記憶させる。また、処理部3は、直流除去処理、Δ−Y変換処理、磁束波形算出処理および表示処理を実行する。
【0021】
記憶部4は、ハードディスク装置や半導体メモリで構成されて、処理部3のための上記した動作プログラムが予め記憶されている。また、記憶部4は、処理部3によってワークメモリとして使用されて、電圧データD1s,D2s,D3sなどを記憶する。
【0022】
表示部5は、本例では一例として、磁束波形算出装置1の1つの構成要素として液晶ディスプレイ装置などのディスプレイ装置を用いて構成されている。また、表示部5は、処理部3において算出された各磁束波形Su,Sv,Swを画面上に表示する。なお、各磁束波形Su,Sv,Swについては、磁束波形算出装置1の使用者が、目視可能な状態で表示されればよいため、ディスプレイ装置に代えて、プロッタ装置やプリンタ装置で表示部5を構成することもできる。
【0023】
続いて、磁束波形算出装置1の動作について、図面を参照して説明する。なお、モータ51の各電圧入力端子U,V,Wと、電圧検出部2の各A/D変換回路2a,2b,2cとは、上記した対応関係で予め接続されているものとする。
【0024】
交流駆動電圧の非供給状態において、例えば回転子54に直結された出力軸55が不図示の駆動モータによって駆動されることにより、回転子54が一定の回転数で回転させられている状態において、モータ51の固定子巻線52を構成する相巻線52uには相電圧U1(図4において極太線で示す電圧)が発生し、相巻線52vには相電圧U2(図4において太線で示す電圧)が発生し、相巻線52wには相電圧U3(図4において細線で示す電圧)が発生している。また、これにより、モータ51の電圧入力端子U,V間には線間電圧U1s(図3において極太線で示す電圧)が発生し、電圧入力端子V,W間には線間電圧U2s(図3において太線で示す電圧)が発生し、電圧入力端子W,U間には線間電圧U3s(図3において細線で示す電圧)が発生している。
【0025】
この状態において、磁束波形算出装置1では、電圧検出部2の各A/D変換回路2a,2b,2cが、この線間電圧U1s,U2s,U3sを入力すると共にA/D変換して、電圧データ(線間電圧データ)D1s,D2s,D3sを出力している。処理部3は、この電圧データ(線間電圧データ)D1s,D2s,D3sを少なくとも線間電圧U1sの一周期分入力して、記憶部4に記憶させる。
【0026】
次いで、処理部3は、直流除去処理を実行する。この直流除去処理では、処理部3は、まず、各電圧データD1s,D2s,D3sをそれぞれフーリエ変換すると共に、フーリエ変換によって得られた各電圧データD1s,D2s,D3sの各周波数成分のうちから直流成分(0次成分)をそれぞれ除去する。次いで、処理部3は、直流成分が除去された各電圧データD1s,D2s,D3sの各周波数成分に対して逆フーリエ変換をそれぞれ実行して、新たな電圧データD1s,D2s,D3sを生成する。これにより、直流除去処理が完了する。
【0027】
続いて、処理部3は、Δ−Y変換処理を実行する。このΔ−Y変換処理では、処理部3は、新たな電圧データD1s,D2s,D3sの同時刻のデータ(A/D変換回路2a,2b,2cにおいて同じタイミングでサンプリングされたデータ)を、下記のΔ−Y変換演算式(1)、(2)、(3)を用いることにより、図4に示す相電圧U1,U2,U3を表す相電圧データDu1,Du2,Du3に変換して、記憶部4に記憶させる。
Du1=(D1s−D3s)/3 ・・・(1)
Du2=(D2s−D1s)/3 ・・・(2)
Du3=(D3s−D2s)/3 ・・・(3)
【0028】
次いで、処理部3は、磁束波形算出処理を実行する。この磁束波形算出処理では、処理部3は、記憶部4に記憶されている相電圧データDu1を積分(順次加算)することにより、相巻線52uに発生する磁束波形Su(図5参照)を示す波形データ(磁束波形データ)Dsuを算出して、記憶部4に記憶させる。また、処理部3は、同様にして、相巻線52vに発生する磁束波形Sv(図5参照)を示す波形データ(磁束波形データ)Dsv、および相巻線52wに発生する磁束波形Sw(図5参照)を示す波形データ(磁束波形データ)Dswをそれぞれ算出して、記憶部4に記憶させる。
【0029】
最後に、処理部3は、表示処理を実行する。この表示処理では、処理部3は、記憶部4に記憶させた波形データDsu,Dsv,Dswを読み出すと共に、この波形データDsu,Dsv,Dswで表される磁束波形Su,Sv,Swを表示部5の画面上に、図5に示すように表示させる。なお、図5において、磁束波形Suは極太線で表され、磁束波形Svは太線で表され、磁束波形Swは細線で表されている。
【0030】
このように、この磁束波形算出装置1によれば、モータ51を構成する相巻線52u,52v,52wの中性点Aの電位をモータ51の外部に引き出すことなく、外部から接続可能な電圧入力端子U,V,Wのみを使用して、各相巻線52u,52v,52wの磁束波形Su,Sv,Swを算出(測定)することができる。したがって、中性点Aの電位を外部に引き出すことができないモータについても、その各相巻線52u,52v,52wの磁束波形Su,Sv,Swを算出することができる。
【0031】
また、この磁束波形算出装置1では、例えば電圧検出部2において、各電圧データD1s,D2s,D3sに直流成分が加わった場合においても、処理部3が直流除去処理を実行して、各電圧データD1s,D2s,D3sに含まれているこの直流成分を除去する。したがって、この磁束波形算出装置1によれば、磁束波形算出処理において行われる積分(順次加算)によって積分値である各波形データDsu,Dsv,Dswが直流成分に起因して発散するといった事態を確実に回避することができるため、正確な波形データDsu,Dsv,Dswを算出することができる結果、この波形データDsu,Dsv,Dswに基づいて相巻線52u,52v,52wの正確な磁束波形Su,Sv,Swを算出することができる。
【0032】
また、この磁束波形算出装置1によれば、処理部3が表示処理を実行して、算出した磁束波形データDsu,Dsv,Dswに基づいて磁束波形Su,Sv,Swを表示部5に表示させるため、磁束波形Su,Sv,Swを目視にて測定(確認)することができる。なお、上記の磁束波形算出装置1においては、表示部5を磁束波形算出装置1の1つの構成要素として有しているが、表示部5を構成要素として有する構成に代えて、図示はしないが、表示部5を外部装置として接続可能な構成に磁束波形算出装置を構成することも可能である。この構成の磁束波形算出装置では、処理部3は、表示処理として、外部装置として伝送路(不図示)を介して接続された表示部に対して、この伝送路を経由して各磁束波形データDsu,Dsv,Dswを出力する。一方、外部装置として磁束波形算出装置に接続された表示部は、この磁束波形データDsu,Dsv,Dswを入力すると共に、この磁束波形データDsu,Dsv,Dswに基づいて磁束波形Su,Sv,Swを画面上に表示する。
【0033】
なお、上記の磁束波形算出装置1では、処理部3が直流除去処理を実行することにより、直流成分に起因した各波形データDsu,Dsv,Dswの発散を防止する構成を採用しているが、直流成分の重畳の虞のない場合には、直流除去処理を省略する構成を採用することもできる。また、上記の磁束波形算出装置1では、すべての相巻線52u,52v,52wの磁束波形Su,Sv,Swを算出して、表示部5に表示させる構成を採用しているが、相巻線52u,52v,52wのうちから予め選択された1つまたは2つの磁束波形を算出して、表示部5に表示させる構成を採用することもできる。
【符号の説明】
【0034】
1 磁束波形算出装置
2 電圧検出部
3 処理部
5 表示部
51 モータ
52 固定子巻線
52u,,52v,52w 相巻線
54 回転子
D1s,D2s,D3s 電圧データ
Su,Sv,Sw 磁束波形
U1,U2,U3 相電圧
U1s,U2s,U3s 相関電圧

【特許請求の範囲】
【請求項1】
Y結線された3つの相巻線で構成された固定子巻線を有するモータの当該3つの相巻線のうちの少なくとも1つの相巻線の磁束波形を算出する磁束波形算出装置であって、
前記3つの相巻線への交流駆動電圧の非供給状態において前記モータの回転子を回転させた際に当該3つの相巻線間に発生する線間電圧を検出すると共に当該線間電圧をA/D変換して線間電圧データとして出力する電圧検出部と、
前記線間電圧データを入力すると共にΔ−Y変換して、前記少なくとも1つの相巻線についての相電圧を示す相電圧データを算出するΔ−Y変換処理、および当該算出した相電圧データを積分して当該少なくとも1つの相巻線の前記磁束波形データを算出する磁束波形算出処理をこの順に実行する処理部とを備えている磁束波形算出装置。
【請求項2】
前記処理部は、前記入力した線間電圧データをフーリエ変換すると共に、当該フーリエ変換によって得られた各周波数成分のうちから直流成分を除去し、かつ当該直流成分が除去された当該各周波数成分に対して逆フーリエ変換を実行して新たな線間電圧データを生成する直流除去処理を前記Δ−Y変換処理に先立って実行し、次いで、当該新たな線間電圧データに対して前記Δ−Y変換処理を実行する請求項1記載の磁束波形算出装置。
【請求項3】
前記処理部は、前記算出した磁束波形データに基づいて前記少なくとも1つの相巻線の前記磁束波形を表示部に表示させる表示処理を実行する請求項1または2記載の磁束波形算出装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2012−60748(P2012−60748A)
【公開日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−200426(P2010−200426)
【出願日】平成22年9月8日(2010.9.8)
【出願人】(000227180)日置電機株式会社 (982)
【Fターム(参考)】