説明

秘密ルーティング制御番号

異なる発呼側からの呼に対する異なる扱いを可能にするための方法および装置。呼を完了できることを含めた好ましい扱いを受ける、優遇される発呼側には、秘密番号が提供される。発呼側が秘密番号を使用した場合、発呼側は、被呼側の局の公開電話番号を使用する発呼側に提供されるサービス・クラスの代わりとなる、被呼側に対する着信サービス・クラスの影響を受ける。有利にも、被呼側の判断で、異なる発呼側に異なる秘密番号を提供することができ、発呼側の呼は、特別な警報音付きでブロックまたは完了することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、秘密ルーティング番号の使用によって電話呼またはデータ通信を選択的にブロックするための構成に関する。
【背景技術】
【0002】
スパムは、遠隔通信ネットワークを介して送達される望まれないデータまたは音声メッセージに対する、一般的な用語である。スパムは、ショート・メッセージ・サービスおよび電子メールにおける特有の問題である。例えば、スパム・ショート・メッセージは、全世界の年間総計5兆件のショート・メッセージ・サービス(SMS)メッセージのうち、推定4分の3を占める。スパムはSMSの遠隔通信リソースを非常に多く使用するので、スパムの蔓延、およびスパムを低コストで送信するのが比較的容易であることは、ショート・メッセージ・サービスにおいて危機に近い状態を生み出した。
【0003】
スパマーは通常、固定範囲内の移動体電話番号またはランダムに選択された移動体電話番号によって、スパム・メッセージを移動体エンド・ユーザに送信する。例えば、中国のスパマーは、パーソナル・コンピュータから大量のスパム・メッセージを生成し、最後の4桁が0000〜9999の範囲内にある電話番号を使用してこれらのスパム・メッセージを公衆に送信する。スパマーによっては、例えばエンド・ユーザが新しいサービスに加入するときに新しいエンド・ユーザ加入者の電話番号をインターセプトすることによって、スパム・メッセージを特定のエンド・ユーザ・グループに送信することもある。
【0004】
ネットワークとSMSセンタ(SMSC)のいずれかでスパマー・メッセージをふるい落としブロックするために開発された、多くの機構およびアプリケーションが存在してきた。しかし、現在の高度技術をもってしても、スパム・メッセージの推定10%は、スパム対策フィルタリングを通り抜けてエンド・ユーザに到達することができる。今日、膨大な数のスパム・メッセージが生成されていることを考えると、わずかな割合のスパム・メッセージを受信することさえ、依然としてエンド・ユーザにとっての不満足を引き起こすことになり、多量のSMSリソースを浪費することになる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記の問題は、特に多数のスパム・メッセージの受信から保護されたいと願う受信側顧客にとって、本発明により大幅に緩和される。本発明では、E.164番号などの電話番号で識別される遠隔通信端末が、この番号に、特別なルーティング属性付きの秘密英数字セットや秘密番号など、秘密識別を関連付けることが可能である。主番号のルーティング属性は、「すべての呼をブロックする」と「音声呼のみを完了する」のいずれかとすることができる。有利にも、秘密番号を知っている発呼側のみが、自分の呼または非音声呼を完了させることができる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の好ましい一実施形態によれば、秘密番号は自由裁量による番号であり、例えば電子メール・アドレスに似た番号である。有利にもこの構成は、電話番号のずっと限られた番号を使用することなく、秘密番号の利用可能性をもたらす。
【0007】
本出願人の発明の別の特徴によれば、エンド・ユーザ端末は、正当性(一意性)がチェックされる秘密番号を提供することができ、各秘密番号にルーティング戦略を割り当てることができる。ルーティング戦略は、音声呼は完了するがSMS呼は完了しない、SMS呼のみ完了する、電子メール呼のみ完了する、音声呼のみ完了する、または、話し中の時は音声呼を転送する、などである。この場合、公開番号は、音声呼を単純に完了するために使用することができる。有利にもエンド・ユーザは、いくつかの異なる秘密番号を有することができ、これらの秘密番号のうち異なる番号を異なる発呼側に選択的に配布することができる。
【0008】
本出願人の好ましい実施形態の一特徴によれば、エンド・ユーザは、自分の基本電話番号に関連する既存の秘密番号について、秘密番号の変更またはルーティング戦略の変更を行うことができる。これは、以下のようにいくつかの方法で行うことができる。
(1)加入者は、ユーザID(基本電話番号とすることができる)およびパスワードを使用して、インターネットを介してサービス・プロバイダのウェブサイトにログインすることができる。次いでウェブサイトは、新しい秘密番号を追加するためおよび既存の秘密番号を修正するためのメニュー選択を提供する。(2)加入者は、1−800番をダイヤルして対話式音声応答(IVR)システムに電話をかけ、ユーザIDおよびパスワードを使用したアクセスによって秘密番号を追加/修正することができる。サービス・プロバイダは、秘密番号の設定を指導するためのメニュー・アクセスを有することになる。(3)移動電話機アクセス(パスワードまたはPINを使用する)。加入者は、特別な番号またはURLにダイヤルしてデータベースにアクセスし、秘密番号を追加/修正することができる。(4)移動体加入者は、特別な宛先にSMSを送信して、秘密番号を追加/削除することができる(移動体番号だけで十分なのでパスワードはない)。
【0009】
本出願人の発明の好ましい一実施形態によれば、通信を搬送するのに使用される遠隔通信ネットワークは、移動体ネットワークであり、このネットワークのホーム・ロケーション・レジスタ(HLR)を使用して、秘密番号から、この秘密番号を有する端末の電話番号への変換を記憶する。HLRが秘密番号を含まない場合は、HLRは、その関連するショート・メッセージ・サービス・センタSMSCに照会する。より具体的には、次のオプションのうちの1つが利用可能である。(1)基本電話番号と秘密番号とのマッピング・テーブルを、MSCに記憶するか、または、位置およびルーティング・アドレスに関する加入者データベースであるHLRに記憶することができる。(2)SMSCは、加入者およびサービスに関するそれ自体のデータベースを有する。加入者によって設定された特定の秘密番号がSMSサービスに対して許可されている場合にのみ、SMSメッセージが拒否されるべきかどうかをSMSCがチェックすることは重要である。これはスパム対策機能である。(3)MSCとHLRの両方におけるマッピング・テーブルを、ルーティング目的に使用することができる。MSCがそのローカル・データベース中で変換を見つけることができない場合、HLRに変換を照会する。従来技術では、MSCは移動体番号を有するが、どこに呼をルーティングするかは知らない。したがってMSCは、移動体加入者が最新の位置情報でHLRに登録したルーティング・アドレスを、HLRに照会する。しかし本出願では、2つの可能性がある。すなわち、(a)MSCは秘密番号を基本番号に変換したが、ルーティング・アドレスを知らない。したがって、MSCは基本番号を提供することによってルーティング・アドレスをHLRに照会し、HLRはルーティング・アドレスを返す。(b)MSCが秘密番号の変換を見つけることができない場合、MSCは変換とルーティング・アドレスの両方をHLRに照会し、HLRは番号とルーティング・アドレスの両方で応答する。(4)音声呼の場合、MSCは、ルーティング・アドレスが利用可能になると、呼を宛先ネットワークにルーティングすることになる。SMS呼の場合、MSCは、呼がMO(Mobile Originating、移動体発)SMSであれば、まず呼をSMSCにルーティングすることになる。SMSCは、SMS呼を処理し、呼を再びMSCにルーティングする。MSCは、呼を宛先SMSCに送達して(SMSCは、Bパーティ・ルーティング・アドレスを知らないかどうかHLRに照会することになる)、変換を得る。
【0010】
変換がまだ利用可能でない場合は、より広い、ネットワーク全体のデータベースに照会する。変換は、この秘密番号に関連する電話番号(既存の遠隔通信ネットワーク・インフラストラクチャを使用して従来方式で呼を完了できるように)およびルーティング特権(例えばSMSを終了させる、音声を終了させる、電子メールを終了させる)を提供することになる。
有利にも、このタイプの構成により、遠隔通信端末のユーザは、望まない入来トラフィックを制御する際に大きなフレキシビリティを有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
図1は、本出願人の発明の動作を示すブロック図である。同図は、2つの端末1および2を示す。図示の例では、端末2が端末1に発呼し、端末1は、この移動局1に関連する秘密番号などの秘密識別の扱いを決定するためのデータベースにデータを投入している。移動局1および2は、基地局3および4を介して、移動交換センタ5および6と通信する。移動交換センタは、ネットワーク11によって相互接続されている。移動交換センタ5は、ホーム・ロケーション・レジスタ(HLR)7からデータを受信し、ショート・メッセージ・サービス・センタ(SMSC)9とも通信する。MT(移動端末)の場合、着信側SMSCが着信側MSCからSMSメッセージを受信し、着信側MSCは、被呼側のルーティング・アドレスをHLRに照会する。SMSCは、SMSメッセージを処理し(フィルタリングを含む)、SMSを被呼側に送達するよう着信側MSCに指示する。この適用例では、着信側SMSCは、秘密番号およびサービス・クラスに基づいて、SMSを送達すべきかどうか判定することになる。発信側MSCは、着信側MSCにシグナリングを送達するとき、基本番号と秘密番号の両方をシグナリング中に含めることができる。同様に、移動交換センタ6は、HLR8およびSMSC10と通信する。HLR7、HLR8、SMSC9、およびSMSC10はすべて、ネットワーク・データベース12と通信して、呼をサービスするのに必要だがHLR中にもSMSC中にも見つからない情報を得る。
【0012】
ネットワーク11には、IPネットワーク15に接続された電子メール・サーバ13も接続されている。移動局は、電子メールを電子メール・サーバに送信することができ、電子メール・サーバは、IPネットワークを介して電子メールを宛先電子メール・サーバに向けて送る。次いで宛先電子メール・サーバは、電子メールを受信側に送達することになる。移動局2が移動局1に電子メールを送信したい場合、呼は最初にMSC5にルーティングされ、MSC5は、移動局2から供給された秘密名または公開名をそのHLR記録中でチェックすることによって、提供すべきサービス・クラスの指示、例えばメッセージを受け入れるべきかどうか、またはメッセージに高優先度メッセージとしてフラグを立てるべきかどうかの指示と共に、移動局2からの呼を電子メール・サーバ13にルーティングする。MSCは、HLRに照会して電子メール・サーバのIPアドレスを得ることになり、IPネットワークを介してメッセージをこのサーバにルーティングすることになる。設定された秘密番号およびサービス・クラスを含む、MSCおよびHLRデータベースは、電子メールを送達すべきか拒否すべきか判定することができる。着信側電子メール・サーバは、電子メールを受信側に送達することになる。受信側は、移動局1を含めた任意の種類のデバイスから、電子メールにアクセスすることができる。
【0013】
ローカル・スイッチ21に接続された陸上ベースの局20もまた、本発明の原理を使用することができる。ローカル・スイッチ21は、秘密ルーティング制御番号を解釈するために、ローカル・データベース22へのアクセスを有する。ローカル・データベースもまた、ダイヤルされた秘密ルーティング制御番号がローカル・データベース中にない場合に、ネットワーク・データベース12にアクセスすることができる。呼は、移動交換センタからの呼と本質的に同じ方式で、ローカル・スイッチ21からネットワーク11を介してルーティングされる。
【0014】
音および告知ジェネレータ14は、音および告知を宛先端末に送信するために使用される。音または告知を使用して、識別信号またはメッセージを宛先局に提供することができる。
【0015】
秘密ルーティング制御番号データベースに変更を加えたいときは、ネットワーク11に接続された対話式音声応答ユニット16を、変更を加える局と秘密ルーティング制御番号データベースとの間のダイアログに使用することができる。
【0016】
図2は、秘密番号および公開電話番号についてのデータベース・エントリ間のデータベース関係を示す図である。ブロック201中の秘密番号202など、各秘密番号につき、この秘密番号に対応する公開電話番号203が記録されている。また、発呼側がブロック201の秘密番号を使用している場合に発呼側に提供されることになるサービス・クラスも記録されている。サービス・クラスは、ブロック201の領域204に記憶される。ブロック201中に提供される電話番号203は、被呼側移動局の公開電話番号についてのエントリへのリンクである。ブロック221には、この電話番号222と、この電話番号に対するサービス・クラス223と、任意選択で移動体識別番号とが記憶される。被呼側移動局の電話番号222の代わりに秘密番号202が使用される場合、サービス・クラス223はサービス・クラス204で代用される。
【0017】
ブロック211は、秘密番号について記憶されるデータを示す。このデータは、秘密番号212、基本(公開)電話番号213、およびサービス・クラス214を含む。基本電話番号213は、ブロック221へのポインタを含む。
【0018】
図3は、本出願人の発明の動作を示す流れ図である。MSC6など、サービスする移動交換センタ中で、呼が受信される(アクション・ブロック301)。テスト303で、発呼側によって提供された被呼番号がE.164番号、すなわち従来の電話番号であるかどうか判定する。テスト303の結果が肯定である場合は、呼は従来技術で処理される(アクション・ブロック305)。発呼側によって提供された被呼番号がE.164番号でない場合は、発呼側によって提供された番号はE.164番号に変換され、発呼側によって発呼された秘密番号に対するサービス・クラスが提供される。E.164番号を使用して移動体識別番号が得られ、また、元々E.164番号がダイヤルされなかった場合、E.164番号のサービス・クラスが、秘密番号に関連するサービス・クラスで代用される(アクション・ブロック309)。次いで、呼はE.164番号を使用して処理されるが、ステップ307で得られた、代用されるサービス・クラスも使用して処理される(アクション・ブロック311)。
【0019】
図4に、秘密番号データベースを更新するプロセスを示す。ネットワーク管理システムが、秘密番号データを改変する要求を受け取り、改変を要求した側に関連するPINを受け取る。これは、次の4つの方法のうちの1つで行うことができる。すなわち、(1)加入者は、ユーザID(基本電話番号とすることができる)およびパスワードを使用して、インターネットを介してサービス・プロバイダのウェブサイトにログインすることができる。次いでウェブサイトは、新しい秘密番号を追加するためおよび既存の秘密番号を修正するためのメニュー選択を提供する。(2)加入者は、1−800番をダイヤルして対話式音声応答(IVR)システムに電話をかけ、ユーザIDおよびパスワードを使用したアクセスによって秘密番号を追加/修正することができる。サービス・プロバイダは、秘密番号の設定を指導するためのメニュー・アクセスを有することになる。(3)移動電話機アクセス(パスワードまたはPINを使用する)。加入者は、特別な番号またはURLにダイヤルしてデータベースにアクセスし、秘密番号を追加/修正することができる。(4)移動体加入者は、特別な宛先にSMSを送信して、秘密番号を追加/削除することができる(移動体番号だけで十分なのでパスワードはない)。
【0020】
テスト403を用いて、要求を出している移動局に対してPINが正しいかどうか判定する。正しくない場合は、変更要求は拒否される(アクション・ブロック405)。PINが正しい場合は、秘密番号データを変更するためにデータベースと移動局との間のダイアログが後に続き、秘密番号の変更、またはこの秘密番号のサービス・クラスの変更、あるいはこの両方を行う。秘密番号を変更している場合、新しい秘密番号がチェックされて、既存の秘密番号と競合しないことが確認される。
【0021】
発呼側デバイスが電話機であってパーソナル・コンピュータではない場合は、秘密番号は、***などの接頭部と、その後に続く数字の秘密番号とで示される。
各秘密番号は、異なる識別警報音にマッピングすることができる。この警報音は、誰が発呼しているかが被呼側に知らされるように、被呼側に対して鳴らされることになる。MSCは、秘密番号をマッピング・テーブルから識別警報音IDにマッピングし、トーンIDをインテリジェント周辺(IP)デバイスに送信して、音を被呼側に対して鳴らすことになる。
【0022】
秘密番号は、要求される呼転送を指示することができる。例えば、秘密番号Aは家庭の電話番号に転送され、秘密番号Bは職場の番号に転送され、秘密番号Cは音声メールに転送される。
【0023】
以上の記述は、本出願人の発明の好ましい一実施形態の記述である。他の実施形態も、本発明の範囲を逸脱することなく当業者には明らかになろう。本発明は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本出願人の発明の動作を示すブロック図である。
【図2】本出願人の発明を実施するためのデータベースの要素を示す図である。
【図3】本出願人の発明の動作を示す流れ図である。
【図4】本出願人の発明のデータベースを変更するプロセスを示す流れ図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
差別化された着信サービスを移動局の発呼側に提供する方法であって、
前記移動局に対する差別化された着信サービスを受けることになる発呼側に秘密識別を提供する工程と、
前記秘密識別と着信呼についてのサービス・クラスとをデータベースに投入する工程と、
前記秘密識別に対する着信呼を受信したのに応答して、前記移動局の主電話番号に発呼する発呼側に提供される前記着信サービス・クラスを前記記憶済みサービス・クラスで代用する工程とを含む方法。
【請求項2】
前記秘密識別はどんな移動局の主電話番号とも容易に区別可能である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記移動局は前記データベースの内容の改変を要求するメッセージを送信することができる、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記移動局のユーザは前記データベース・エントリの変更を可能にするために個人識別番号(PIN)を提供し、
前記PINを知らない未許可ユーザは前記データベース内容を変更することができない、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記代用された記憶済みサービス・クラスを使用すると特別な警報(呼出し)音が提供される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記データベースは前記移動局にサービスするための遠隔通信ネットワークの一部である、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記記憶済みサービス・クラスは、前記主番号に発呼された場合の前記呼のルーティングとは異なる前記着信呼のルーティングを要求する、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記秘密識別は、移動体電話番号のヘッダとは異なるヘッダと、数字のグループとを含み、前記秘密識別はPOTS(plain old telephone service)電話機から入力することができる、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
差別化された電子メール・サービスを電子メール宛先の発呼側に提供する方法であって、
前記電子メール宛先に対する差別化された電子メール・サービスを受けることになる発呼側に秘密識別を提供する工程と、
前記秘密識別と前記秘密識別を使用する前記電子メール宛先に対する電子メール・サービスについてのサービス・クラスとをデータベースに投入する工程と、
前記秘密識別に対する電子メール・メッセージを受信したのに応答して、前記電子メール宛先の主識別に発呼する発呼側に提供される電子メール・サービス・クラスを前記記憶済みサービス・クラスで代用する工程とを含む方法。
【請求項10】
差別化された着信サービスを陸上ベースの電話機の発呼側に提供する方法であって、
前記陸上ベースの電話機に対する差別化された着信サービスを受けることになる発呼側に秘密識別を提供する工程と、
前記秘密識別と着信呼についてのサービス・クラスとをデータベースに投入する工程と、
前記秘密識別に対する着信呼を受信したのに応答して、前記陸上ベースの電話機の主番号に発呼する発呼側に提供される前記着信サービス・クラスを前記記憶済みサービス・クラスで代用する工程とを含む方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2008−541667(P2008−541667A)
【公表日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−512372(P2008−512372)
【出願日】平成18年5月12日(2006.5.12)
【国際出願番号】PCT/US2006/018511
【国際公開番号】WO2006/127302
【国際公開日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【出願人】(596092698)ルーセント テクノロジーズ インコーポレーテッド (965)
【Fターム(参考)】