説明

移動通信基地局のアンテナビーム制御装置

【課題】移動通信基地局のアンテナビーム制御装置を提供する。
【解決手段】下側キャップ101に装着されたモータボックス161と、下側収容空間にモータボックス161を収容し下側キャップ101の上面に結合されるブラケット111と、ブラケット111の上側収容空間に挿入される第1軸受121と、第1軸受121の内周面に挿入された第1シャフト131と、上側キャップ102に装着される第2軸受122と、第2軸受122の内周面に挿入された第2シャフト132と、その上下端がそれぞれ第1、第2シャフトに固定され回転しアンテナ要素が装着されたアンテナ反射板151と、上下キャップに連結され、モータボックス161、ブラケット111、第1軸受121、第1シャフト131、第2軸受122、第2シャフト132及びアンテナ反射板151を収容するレードーム181とを備え、アンテナ反射板151は、シャフトの中心を中心軸として回転する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基地局アンテナに関し、特に、電波環境の変化に応じてアンテナビームの水平方位角及び水平ビーム幅を遠隔操作にて制御できるようにした移動通信基地局のアンテナビーム制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
移動通信システムにおいて、セル設計に当たって基地局に装着されるアンテナの位置は該当セルの送受信範囲(Coverage)を決定する重要な変数となる。したがって、アンテナは、電波の到達距離を最大限に増やすべく都心ビルの屋上や都心近郊の基地局用鉄塔に取り付けられる。
【0003】
アンテナの設置にあたり、屋外では各基地局にアンテナ支持ポールを建ててその上端部にアンテナを取り付け、屋内では壁面などにアンテナを固定させるが、いずれの場合もクランピング装置を使ってアンテナを設置する。
【0004】
アンテナクランピング装置とは、アンテナを壁面や構造物などに固定させる装置のことであり、しかし、この設置には大きな危険が伴う。つまり、クランピング装置は、殆どの場合、設置者が高いアンテナ構造物に上って両手を使って長時間作業をしなければならないため非常に危険であり、且つ、一旦、設置されたアンテナを上下または左右の方向に再設置するためには初期設置時と同様な作業を再び行わねばならない。
【0005】
図1は、従来の移動通信基地局用アンテナ装置を示す斜視図であり、図1に示すように、従来の移動通信基地局用アンテナ装置は、電波を受信及び送信するための反射板(図示せず)が組み込まれたアンテナ10と、アンテナ10を支持するための棒状の支持ポール20と、支持ポール20の上側とアンテナ10とを連結する連結部材30と、支持ポール20の下側とアンテナ10とを連結する連結部材40とから構成される。
【0006】
上側連結部材30は、一端に、アンテナ10の上端が螺合される固定ねじ部31が形成されており、他端には、支持ポール20に固定される上部クランプ32が形成されている。上部クランプ32は、ナット32aを締め付けたり緩めたりしつつ両締結部32bの間隔を変化させる。また、上側連結部材30は、2個の連結アーム33、34が相互連結された構造であり、これら連結アーム33、34は折り曲げ可能にヒンジ結合された継ぎ目部35で相互連結されており、固定ねじ部31と連結アーム33との間、そして上部クランプ32と連結アーム34との間には各々、相互回転可能な構造のヒンジ部33a、34aが配置されている。
【0007】
下側連結部材40は、一側に、アンテナ10の下端が螺合される固定ねじ部41が形成され、他端には、支持ポール20に固定される下部クランプ42が形成されている。上部クランプ32と同様に、下部クランプ42もナット42aを締め付けたり緩めたりしつつ両締結部42bの間隔を変化させる。この下部クランプ42と支持ポール20は相互回転可能にヒンジ結合された構造となっている。
【0008】
一方、連結アーム33の一側面にはアンテナ10の傾き状態が確認できるように角度表示板36が備えられるが、角度表示板36の中央には長手方向に調整穴36aが形成されており、この調整穴36aの両側には角度を表す目盛り36bが付いている。角度表示板36は、調整穴36aの一側を貫通する固定ねじ35aを介して継ぎ目部35に固定され、調整穴36aの他側を貫通する調整ねじ33bを介して連結アーム33の側面に固定される。
【0009】
次に、上記のような構造を有する従来の移動通信基地局用アンテナ装置の設置過程について説明する。まず、上部クランプ32と下部クランプ42のナット32a、42aをそれぞれ緩めて締結部32b同士、締結部42b同士の間隔をそれぞれ広めた状態で上部及び下部クランプ32、42を支持ポール20に嵌め、各セクターに該当する電波の方向と一致するようにアンテナ10を回転させて指向角を調整した後、ナット32a、42aをそれぞれ締め付けてアンテナ10を支持ポール20に固定させる。
【0010】
この状態で、調整ねじ33b、35aを緩めて上側連結部材30が縮まるか伸びる方向にアンテナ10を移動させつつアンテナ10の傾きを調整し、このようなアンテナ10の傾き調整が完了すると再び調整ねじ33b、35aを締め付けてアンテナ10を固定する。このとき、アンテナ10の傾きは、角度表示板36の目盛り36bと調整ねじ33bが一致する位置の値を読み取って確認する。
【0011】
しかしながら、近年では基地局周辺のビルの地形変化または通話量密集地域での通話品質の劣化に鑑みてアンテナビームの方向を調整する必要性が増加してきた。
また、移動通信システムは、他の基地局と隣接していることから基地局設置及び運用に際して隣接基地局との電波干渉量の度合を考慮して基地局位置を選定しており、その結果、全ての基地局の設定事項を一緒に考慮しなければならない。
【0012】
しかも、アンテナビームの水平方位角、すなわち、水平ステアリング(Horizontal Steering)において、各放射素子に転送される信号の位相を制御して調整する電気的水平ステアリングを行うと、ビームの方向が変わりつつスキャンロス(Scan Loss)が生じ、且つサイドローブ(Side lobe)が増加してしまう(例えば、特許文献1参照)。
【0013】
したがって、水平ステアリングでは機械的にアンテナ自体を左右に回転させて調整することが好ましい。
電気的調整を行う場合には、少なくとも2列以上の放射素子アレイで構成されたアンテナを使用しなければならいが、これは、水平ビーム幅の縮小、製品サイズの増加及び高コスト化などにつながるという問題点があった。
【0014】
一方、上述した従来の移動通信基地局用アンテナ装置は、設置者が直接アンテナ構造物に接近して調整しなければならないため、作業上の困難さと安全上事故の危険があり、アンテナビームの方向を随時には変えられないという問題点があった。
また、従来の移動通信基地局用アンテナ装置では、アンテナの外部にクランピング装置を取り付け、それが支持ポールと結合されるように構成されているため、全体的にアンテナ装置の占める空間が大きく、外観上綺麗でないという問題点があった。
【0015】
一方、垂直ダウンティルティング(vertical down tilting)に対し、フェーズシフタを利用した電気的ダウンティルティングの場合には水平ビームの形状が保てるが、機械的ダウンティルティングの場合には水平ビームの中心部は効果的に制御されるものの、側方は正確に制御されないため、それゆえ電気的ダウンティルティングのほうがより効果的であると言われている。
【0016】
【特許文献1】特開2001−223516号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
そこで、本発明は上記従来の移動通信基地局用アンテナ装置における問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、少なくとも1枚のアンテナ反射板の中心を中心軸としてアンテナ反射板を回転させることによってアンテナビームの水平方位角を調整することができる移動通信基地局のアンテナビーム制御装置を提供することにある。
【0018】
さらに本発明の他の目的は、レードーム中に本発明の全ての構成を組み込ませることによって製品の大きさを縮小ことができ、外観が美麗で環境親和的な移動通信基地局のアンテナビーム制御装置を提供することにある。
【0019】
さらに本発明の他の目的は、アンテナの水平方位角を機械的作動により調整することができ、且つ、遠隔で制御できるようにした移動通信基地局のアンテナビーム制御装置を提供することにある。
さらに本発明の他の目的は、アンテナの水平方位角を遠隔制御で機械的な操作により調整可能にすることによって1列の放射素子アレイで構成されたアンテナだけでも水平ステアリングができ、製品の大きさ及び価格を低減できるようにした移動通信基地局のアンテナビーム制御装置を提供することにある。
【0020】
さらに本発明の他の目的は、アンテナの水平ステアリングを遠隔制御で機械的な操作により調整することにより、一緒に結合されるアンテナに電気的にティルティング可能なアンテナを使用することによって電気的垂直ダウンティルティングと機械的水平ステアリングができるハイブリッドタイプの移動通信基地局のアンテナビーム制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0021】
上記目的を達成するためになされた本発明による移動通信基地局のアンテナビーム制御装置は
下側キャップ及び上側キャップと、前記下側キャップに装着され回転力を提供するモータボックスと、上側及び下側にそれぞれ形成された収容空間を設け、下側の収容空間にモータボックスを収容する状態で前記下側キャップの上面に結合されるブラケットと、前記ブラケットの上側収容空間に挿入される第1軸受と、第1軸受の内周面に挿入されて前記モータボックスの回転力により回転する第1シャフトと、前記上側キャップに装着される第2軸受と、前記第2軸受の内周面に挿入されて回転する第2シャフトと、その上端及び下端がそれぞれ前記第1、第2シャフトに固定され回転し、電波を受信及び送信するためのアンテナ要素が装着されたアンテナ反射板と、前記上側キャップと下側キャップとの間に連結され、前記モータボックス、ブラケット、第1軸受、第1シャフト、第2軸受、第2シャフト及びアンテナ反射板を収容するレードームと、を備え、前記第1、第2シャフトの回転により、前記アンテナ反射板は、その中心を中心軸として回転することを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
上述のように構成される本発明に係る移動通信基地局のアンテナビーム制御装置によれば、少なくとも1枚のアンテナ反射板を機械的に左右に調整できるため、アンテナビームの水平方位角を調整することができる効果がある。
【0023】
また、全ての構成要素をレードーム中に組み込ませることによって製品の大きさを減少させることができ、且つ、環境親和的な製品にすることができる効果がある。さらに、アンテナ反射板がその中心を中心軸として回転するように構成した場合、アンテナ反射板の中心軸がレードームの中心軸に一致すると、製品をより小型化できる効果がある。
【0024】
また、少なくとも1枚のアンテナ反射板を機械的に左右に調整することができるため、電気的ティルティング可能なアンテナの場合には1列の放射素子アレイで構成されたアンテナだけでも垂直ティルティング及び水平方位角調整が可能であり、この結果、製品の大きさの減少及びコスト低を達成できる効果がある。
また、本発明に係る移動通信基地局のアンテナビーム制御装置は、アンテナの水平方位角を遠隔操作で制御できる効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
次に、本発明に係る移動通信基地局のアンテナビーム制御装置を実施するための最良の形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
【実施例】
【0026】
図2及び図3は、本発明の望ましい実施例による移動通信基地局のアンテナビーム制御装置の断面図であり、図4は、図2の平面図である。
図2乃至図4を参照すると、本発明の望ましい実施例による移動通信基地局のアンテナビーム制御装置は、円筒形状の下側キャップ101及び上側キャップ102と、制御信号により駆動されて回転力を提供する駆動手段であるモータボックス161と、上側及び下側に所定の収容空間が形成され、下側キャップ101の上面に装着されて下側収容空間にはモータボックス161が受容・結合固定されるブラケット111と、ブラケット111の上側収容空間に挿入される第1軸受121と、第1軸受121の内周面に挿入されて回転力を受けて回転する第1シャフト131と、上側キャップ102に装着される第2軸受122と、第2軸受122の内周面に挿入されて回転力を受けて回転する第2シャフト132と、第1シャフト131に装着されてモータボックス161から回転力を受ける第2ギア142と、第1シャフト131と第2シャフト132との間に固定連結され、電波を受信及び送信するためのアンテナとして機能する全ての構成要素が装着されたアンテナ反射板151と、外部からの制御信号に応じてモータボックス161の駆動を制御する駆動制御部171と、上側キャップ102と下側キャップ101との間に連結されるレードーム181とから構成される。
【0027】
モータボックス161は、お互い係合されたモータと減速ギアとが含まれており、内部から外部に貫いて突出された回転軸に第1ギア141が連結される。このとき、減速ギアは必要に応じて着脱可能になっている。
アンテナ反射板151を固定させる装置として、第1シャフト131の上端及び第2シャフト132の下端のそれぞれに溝(groove)の形成された突出部が備えられており、この突出部の溝にアンテナ反射板151の上端及び下端を挿入した後、ねじで結合してアンテナを装置内に固定させる。
【0028】
また、第1シャフト131の上端及び第2シャフト132の下端に突出部を備えて、アンテナ反射板151を突出部の一側面に取り付け、突出部の反対側に固定部材を取り付けてアンテナ反射板151が突出部と固定部材との間に位置するように配置した後、ねじで結合してアンテナ反射板151を固定させてもいい。
ブラケット111はモータボックス161を収容した後、下側キャップ101の上面にねじで結合して固定される。
【0029】
上側キャップ102の中央に形成された収容空間は、ブラケット111に代替することも可能である。
したがってモータボックス161は下側キャップ101の上面または上側キャップ102の底面に取り付けることも可能である。
アンテナ反射板151は、その上辺及び下辺の中心が第1シャフト131と第2シャフト132に固定されるようにする。こうすると、アンテナ反射板151が回転するさい、アンテナ反射板151の中心を中心軸(center axis) として回転するようになる。
【0030】
以下、本発明の第1の実施例による移動通信基地局のアンテナビーム制御装置の動作を詳細に説明する。
まず、駆動制御部171は、隣接地域に高層ビルが増設されたり、新しい基地局が増設されたり、或いは、一時的な通話量増加などの電波環境が変わる場合、最適のセルプランニングのために外部の制御信号に応じてモータボックス161に制御信号、すなわち、駆動電圧を出力することによってアンテナ反射板151の左右回転を制御する。
【0031】
駆動制御部171から制御信号が入力されるとモータボックス161内のモータが駆動され、これにより、減速ギアが回転しつつ減速ギアに係合された回転軸(rotation shaft)が回転するようになる。
回転軸の回転に伴ってその回転軸に係合された第1ギア141が回転し、これによって第1ギア141に係合された第2ギア142が回転する。
【0032】
第2ギア142の回転に伴って第1シャフト131が回転するようになるが、回転体の第1軸受121により第1シャフト131は容易に回転できる。
第1シャフト131が回転すると、これに連結されたアンテナ反射板151及び第2シャフト132が連動して回転するようになり、これによってアンテナ反射板151の左右回転が可能になる。
このとき、アンテナ反射板151の中心部分が第1及び第2シャフト131、132に固定されているため、アンテナ反射板151の中心を中心軸(center axis)としてアンテナ反射板151が回転するようになる。
【0033】
このとき、図5に示すように、本発明の第1の実施例の構成要素をレードーム中に3個ずつ装着すれば3セクター用アンテナに使用でき、6個ずつ装着すれば6セクター用のアンテナにも使用できる。上述のように構成することにより各セクターに放射されるビームの水平方位角を全て調整することができる。
【0034】
一方、前記第1ギア141及び第2ギア142は、全て太陽ギア(sun gear)を用いて構成した例が開示されているが、図6に示したように、
第2ギア扇状に構成し、その内周面にはギアの歯を形成して前記第1ギア41の外周面と第2ギア242の内周面とが噛み合いつつ回転できるように構成することができる
【0035】
尚、本発明は、上述の実施例に限られるものではない。本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】従来の移動通信基地局用アンテナ装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の望ましい実施例による移動通信基地局のアンテナビーム制御装置の断面図である。
【図3】図2に示した移動通信基地局のアンテナビーム制御装置の断面図である。
【図4】図3に示した移動通信基地局のアンテナビーム制御装置の平面図である。
【図5】本発明の望ましい実施例の構成要素をレードーム中に3個ずつ装着した場合の平面図である。
【図6】図1に示した 移動通信基地局のアンテナビーム制御装置の第2ギアの変更例を示す詳細 図である
【符号の説明】
【0037】
101 下側キャップ
102 上側キャップ
111 ブラケット
121、221 第1軸受
122 第2軸受
131 第1シャフト
132 第2シャフト
141 第1ギア
142、242 第2ギア
151 アンテナ反射板
161 モータボックス
171 駆動制御部
181、281 レードーム
211 支持ポール

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動通信基地局のアンテナビーム制御装置であって、
下側キャップ及び上側キャップと、
前記下側キャップに装着され回転力を提供するモータボックスと、
上側及び下側にそれぞれ形成された収容空間を設け、下側の収容空間にモータボックスを収容する状態で前記下側キャップの上面に結合されるブラケットと、
前記ブラケットの上側収容空間に挿入される第1軸受と、
第1軸受の内周面に挿入されて前記モータボックスの回転力により回転する第1シャフトと、
前記上側キャップに装着される第2軸受と、
前記第2軸受の内周面に挿入されて回転する第2シャフトと、
その上端及び下端がそれぞれ前記第1、第2シャフトに固定され回転し、電波を受信及び送信するためのアンテナ要素が装着されたアンテナ反射板と、
前記上側キャップと下側キャップとの間に連結され、前記モータボックス、ブラケット、第1軸受、第1シャフト、第2軸受、第2シャフト及びアンテナ反射板を収容するレードームと、を備え、
前記第1、第2シャフトの回転により、前記アンテナ反射板は、その中心を中心軸として回転することを特徴とする移動通信基地局のアンテナビーム制御装置。
【請求項2】
前記第1シャフトの上端及び第2シャフトの下端のそれぞれに溝が形成された突出部をさらに備え、
前記アンテナ反射板の上端及び下端が前記突出部の溝に挿入されることを特徴とする請求項1記載の移動通信基地局のアンテナビーム制御装置。
【請求項3】
前記アンテナ反射板の上端及び下端をねじで前記突出部に結合することによって、前記アンテナ反射板が前記第1の、第2シャフトに固定されることを特徴とする請求項1記載の移動通信基地局のアンテナビーム制御装置。
【請求項4】
前記記モータボックスに装着される第1ギアと、
前記第1シャフトに装着される第2ギアと、をさらに備え、
前記第1、第2ギアが係合され前記モータボックスの回転力を伝達して前記第1シャフトを回転させることを特徴とする請求項1記載の移動通信基地局のアンテナビーム制御装置。
【請求項5】
前記第1、第2ギアは、すべて太陽ギア(sun gear)であることを特徴とする請求項4記載の移動通信基地局のアンテナビーム制御装置。
【請求項6】
前記第1ギアは太陽ギア(sun gear)であり、前記第2ギアは扇状でありながら、その内周面にギア歯が形成されて前記第1ギアに係合されることを特徴とする請求項4記載の移動通信基地局のアンテナビーム制御装置。
【請求項7】
前記アンテナ反射板はその中心を中心軸として回転し、前記アンテナ反射板の中心は、前記レードームの中心軸に一致することを特徴とする請求項1記載の移動通信基地局のアンテナビーム制御装置。
【請求項8】
前記アンテナ反射板は、前記レードーム内に3個がそれぞれ設置されることを特徴とする請求項1記載の移動通信基地局のアンテナビーム制御装置。
【請求項9】
前記モータボックスの駆動を制御する駆動制御部をさらに備え、前記駆動制御部は前記アンテナ反射板に装着されることを特徴とする請求項1記載の移動通信基地局のアンテナビーム制御装置。
【請求項10】
前記下側キャップと上側キャップはそれぞれ円筒形であることを特徴とする請求項1記載の移動通信基地局のアンテナビーム制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−154257(P2008−154257A)
【公開日】平成20年7月3日(2008.7.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−1827(P2008−1827)
【出願日】平成20年1月9日(2008.1.9)
【分割の表示】特願2004−194956(P2004−194956)の分割
【原出願日】平成16年6月30日(2004.6.30)
【出願人】(597114292)株式会社ケイエムダブリュー (1)
【Fターム(参考)】