説明

移動通信端末の機能設定方法,機能実行方法及びその移動通信端末

【課題】本発明は、ユーザが希望する機能を簡単な操作で実行できるようにするためのものである。
【解決手段】ユーザの操作によりその位置が可変する複数のファンクションキーを備えた移動通信端末において、ファンクションキーの機能設定が要求されているときには、ユーザの操作によりファンクションキーが選択されると、その選択されたファンクションキーの位置を判断し、選択されたファンクションキーとその位置との組合わせに対応させて、選択されたファンクションキーに、ユーザにより指定された機能を割当てる。一方、ファンクションキーの機能設定が要求されていないときには、ユーザにより選択されたキーとその位置に基づいて決定される機能を実行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動通信端末においてユーザが希望する機能が簡単な操作で実行される技術に関する。
【背景技術】
【0002】
移動通信端末は、音声通信機能の他にも、データ伝送及び他機能を提供する。これによって、移動通信端末は、ユーザが多様な機能を選択して実行することができるように、複数の関連するメニューオプションを含むグラフィックユーザインターフェース(GUI)を提供する。
【0003】
例えば、メインメニューでサブメニューを表示するように選択することができる。サブメニューを選択すると、移動通信端末のキーパッド(例えば数字キーなど)を用い、サブメニューに設定された機能を実行することができる。
【0004】
また、移動通信端末は、特定の機能を実行するためのファンクションキーを提供する。例えば、ファンクションキーにはユーザが関連するメニューオプションを表示できるメニューキーとしての機能が割当てられる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、メインメニューからサブメニューを表示する方法では、ユーザが希望する機能を実行するために関連するメニューを段階的に経なければならないため、ユーザにとって使い勝手が悪く、不便であった。また、ファンクションキーの機能は移動通信端末の製造者により予め設定され、ユーザが変更することができないため、ユーザは、移動通信端末の製造者により予め機能が設定されたファンクションキーを使用できるに過ぎなかった。このため、ユーザが希望する機能を移動通信端末に実行させるためには、複雑な操作をしなくてはならなかった。
【0006】
そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、ユーザが希望する機能を簡単な操作で実行できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様によれば、ユーザの操作によりその位置が可変する複数のファンクションキーを備え、前記複数のファンクションキーから、いずれかのファンクションキーが選択されるステップと、前記選択されたファンクションキーに割当てるための機能が指定されるステップと、前記選択されたファンクションキーの位置を判断するステップと、前記選択されたファンクションキーとその位置との組合わせに対応させて、前記指定された機能を割当てるステップと、を含んだキー機能設定方法、及び、これに対応する移動通信端末を提供する。
また、本発明の他の態様によれば、ユーザの操作によりその位置が可変する複数のファンクションキーを備え、前記複数のファンクションキーのうち、いずれかのファンクションキーが選択されるステップと、前記選択されたファンクションキーの位置を判断するステップと、前記選択されたファンクションキーとその位置との組合わせに基づいて決定される機能を実行するステップと、を含んだキー機能実行方法、及び、これに対応する移動通信端末を提供する。
【0008】
また、本発明の他の態様によれば、複数のファンクションキーのうち、いずれかのファンクションキーが選択されるステップと、前記複数のファンクションキーから、いずれかのファンクションキーが選択されるステップと、前記選択されたファンクションキーに割当てるための機能が指定されるステップと、前記複数のファンクションキーとは別に設けられ、各ファンクションキーの機能を切り替えるために用いられる機能切替キーの操作回数を判断するステップと、前記選択されたファンクションキーと前記機能切替キーの操作回数との組合わせに対応させて、前記指定された機能を割当てるステップと、を含んだキー機能設定方法、及び、これに対応する移動通信端末が提供される。
また、本発明の他の態様によれば、複数のファンクションキーのうち、いずれかのファンクションキーが選択されるステップと、前記複数のファンクションキーとは別に設けられ、各ファンクションキーの機能を切り替えるために用いられる機能切替キーの操作回数を判断するステップと、前記選択されたファンクションキーと前記機能切替キーの操作回数との組合わせに基づいて決定される機能を実行するステップと、を含んだキー機能実行方法、及び、これに対応する移動通信端末を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、移動通信端末の製造者によって予め指定されているファンクションキーの他にも、ユーザが便利に実行することを希望する機能をファンクションキーに設定可能となることによって、簡単な操作で速かに希望する機能を実行することができる。
【0010】
また、本発明によれば、回転キーパッドに備えられた複数のファンクションキーが、その位置によって夫々異なる機能を実行するため、回転キーパッドを時計方向または反時計方向に回転させれば、ユーザが希望する多くの機能が簡単な操作で実行することができる。
【0011】
また、本発明によれば、各ファンクションキー毎に設定された機能情報が表示されることで、ユーザは各ファンクションキー毎に設定された機能情報を記憶しなくてもよく、また、機能情報を確認しながら該当機能を実行することができる。
【0012】
また、本発明によれば、機能切替キーの操作回数によって切り替えられる各ファンクションキーの機能情報を画面及び/またはキー入力部上に表示することによって、ユーザが希望する機能を便利に選択することができる。
【0013】
そして、前記のような本発明によれば、機能切替キーの操作回数を予め指定された領域にアイコンで表示することによって、ユーザが機能切替キーの操作回数を容易に認識(判断)することができる。
【0014】
本発明が適用される範囲は、以下、記述される詳細な説明から明白であるはずである。しかしながら、詳細な説明及び例は、本発明の好ましい実施形態を示し、単に例示として提供されるものであって、本発明が属する技術分野の通常の知識を有する者は、本発明の思想と範囲内で多様な変更及び変形が可能であることが分かる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、添付された図面を参照しつつ本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明の一実施形態に係るキー機能設定方法及びキー機能実行方法を実行する移動通信端末を説明するためのブロック図である。
【0017】
図1を参照すれば、移動通信端末100は、機能が設定されるキー(以下、ファンクションキーという)に設定された機能及びファンクションキーに機能を設定するためのキーデータを含む多様な情報を格納するメモリ110、移動通信端末100の動作を制御する制御部120、通信ネットワークとの無線信号処理を実行するRF部130、音声処理部140、スピーカー150、マイクロホン160、キー入力部170及びユーザに情報を表示する表示部180を含んで構成される。
【0018】
一実施形態によれば、ファンクションキーが4個のボタンを含む回転キーパッドに形成されている。回転キーパッドはどの方向にも回転させることができる。また、各ファンクションキー(例えば、Up key、Down Key、Left Key、Right Key)について、夫々のキーを識別する「第1キーデータ」が割当てられている。このようなキーは他の位置に回転できるので、キーの位置を識別するために「第2キーデータ」が使われる。また、他の実施形態では、ファンクションキーとは別に設けられ、ファンクションキーの機能を切り替えるために用いられる機能切替キーが操作される回数を識別するために第2キーデータが使われる。制御部120は選択されたファンクションキーと、そのファンクションキーの回転位置に基づいて、実行される機能を決定するために、第1キーデータ及び第2キーデータを使用する。このような特徴に対しては、より詳細に後述する。
【0019】
また、メモリ110は、ROM、EEPROM、フラッシュメモリなどに制御部120の動作プログラムを格納し、移動通信端末100を動作させるためのシステムプログラムを格納する。メモリ110はまたデータを一時格納するためのRAMを含む。また、メモリ110は、第1キーデータ及び第2キーデータと選択されたファンクションキーに対する機能情報を格納する。これによって、制御部120はファンクションキーに設定された機能を直ちに実行させるために、格納されたデータを使用することができる。
【0020】
また、制御部120は、回転された回転キーパッド上の各ファンクションキーに設定された機能情報をファンクションキー又はその周辺に表示する。これによって、ユーザは機能情報を参照しながら回転キーパッドを任意の方向に回転させて、希望する機能を容易に選択することができる。
【0021】
RF部130は、制御部120の制御を受けて、制御部120から出力される信号を無線信号に変換する。また、RF部130は、アンテナ(ANT)を介して受信された無線信号を希望する信号に変換して出力する。
【0022】
音声処理部140は、マイクロホン(microphone)160から入力された音声信号を変調して音声データに変換し、RF部130から入力された音声データ及びメモリ110に格納された音声データを音声信号に復調してスピーカー(speaker)150を介して音声に出力する。
【0023】
キー入力部170は、数字キー、メニューキー及びユーザが各種機能を実行するためのファンクションキーを含む。また、キー入力部170はダイヤルキー、通話キー、終了キー、取消キーなどを含む回転可能な回転キーパッド及び固定キーパッドを含む。
【0024】
表示部180は、液晶表示装置(LCD)などのような表示装置であって、制御部120の制御を受けて移動通信端末100の動作実行と関連した情報を表示する。即ち、移動通信端末の全般的な状態及び入力されるユーザ情報などを表示する。なお、表示部180が、画面表示部に相当する。
【0025】
図2を参照すれば、制御部120は、移動通信処理部121、機能設定処理部122、認識部123、実行部124及び画面表示処理部125を含んで構成される。
【0026】
移動通信処理部121は、移動通信端末で無線通信手段を活用して移動通信サービスを遂行するためのモジュールであって、公知の移動通信技術からを使用して構成されて動作するので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0027】
機能設定処理部122は、回転キーパッドのファンクションキーの各々に機能情報を設定し、設定された機能情報をメモリ110に格納する。なお、機能設定処理部122が、機能指定部及び機能設定部に相当する。
【0028】
より詳細に説明すれば、機能設定処理部122は、設定ウィンドウ提供部122a、機能情報提供部122b及びファンクションキー設定部122cを含む。また、第1キーデータ及び第2キーデータは合算され、その結果はファンクションキーの機能を決定するために使われる。
【0029】
設定ウィンドウ提供部122aは、ユーザから入力された回転キーパッドの任意のファンクションキーに対する機能情報設定要求によって、ユーザが希望する機能を設定するための設定ウィンドウ(機能設定画面)を提供する。
【0030】
機能情報提供部122bは、設定ウィンドウ提供部122aにより提供された設定ウィンドウで機能情報表示が要求された場合、回転キーパッドのファンクションキーに未だ設定されていない機能情報を提供する。これによって、ユーザにより各ファンクションキーに機能情報を重複して設定されてしまうことを防ぐことができる。なお、かかる機能情報を、表示部180に表示しても良い。
【0031】
ファンクションキー設定部122cは、機能情報提供部122bにより提供された機能情報のうち、ユーザによりいずれか1つの機能情報が選択されれば、選択された機能情報を該当ファンクションキーの機能情報として設定する。
【0032】
認識部123は、ユーザから回転キーパッドのファンクションキーが入力されれば、入力されたファンクションキーのキーデータとそのファンクションキーが位置した位置データを認識する。
【0033】
実行部124は、認識部123により認識された第1キーデータ及び第2キーデータを合算して、合算された合算データにより実行される機能情報を検出して、検出された機能情報によって該当機能を実行する。なお、実行部124が、機能実行部に相当する。
【0034】
より詳細に説明すれば、実行部124は、合算部124a及び検出部124bを含む。
【0035】
合算部124aは、ファンクションキーの第1キーデータ及び第2キーデータを合算する。
【0036】
検出部124bは、合算部124aにより合算された合算データに基づいて、実行される機能情報を決定し、メモリ110から検出する。
【0037】
また、合算されたデータに対応して、各々の機能情報がメモリ110に格納されているため、選択されたファンクションキーの位置と関係なしに、直ちに該当機能を実行することができる。
【0038】
画面表示処理部125は、回転キーパッドの各ファンクションキーに予め設定された設定情報を画面上に表示する。この際、回転させた位置で実行される各ファンクションキーの機能情報を同一な色で表示して、ユーザが画面上に表示された設定情報を参考して容易にファンクションキーを該当位置だけ回転させて、直ちに希望する機能を実行させることができる。
【0039】
このようにすることで、ユーザが設定したファンクションキーの該当機能を簡単な操作で実行することができる。
【0040】
図3は、本発明の一実施形態に係る移動通信端末のキー機能設定方法及びキー機能実行方法を示すフローチャートである。以下の説明で、図1及び2が共に参照される。
【0041】
図3を参照すれば、制御部120は、回転キーパッドに備えられた各ファンクションキーの第1キーデータと第2キーデータがメモリ110に格納されるようにする(S101)。
【0042】
次に、機能設定処理部122は、回転キーパッドのファンクションキーを実行するための少なくとも1つの機能情報を設定するファンクションキー設定サブルーチンを遂行する(S102)。図4を参照して、このようなサブルーチンをより詳細に後述する。
【0043】
次に、認識部123は、ユーザから回転キーパッドのファンクションキーが選択されたどうかを判断する(S103)。上述したように、回転キーパッドは手で自由に時計方向または反時計方向に回転させることができる構造となっている。
【0044】
前記ステップS103の判断結果、ユーザから回転キーパッドのファンクションキーが選択されていない場合、認識部123は所定時間待機状態を維持してからプロセスを終了する。
【0045】
前記ステップS103の判断結果、ユーザから回転キーパッドのファンクションキーが選択された場合、認識部123は選択されたファンクションキーに該当する第1キーデータ及び第2キーデータを取得する(S105)。
【0046】
次に、合算部124aは、第1キーデータ及び第2キーデータを合算する(S107)。
次に、検出部124bは、合算された合算データに対応させて格納された機能情報をメモリ110から検出する(S109)。
【0047】
次に、実行部124は、検出された機能情報によって該当機能を実行する(S111)。
【0048】
これによって、ユーザが予め設定したファンクションキーを回転させて選択すれば、希望する機能を簡単な操作で実行することができる。
【0049】
図4を参照してファンクションキー設定サブルーチン(S200)を説明する。より詳しくは、機能設定処理部122はユーザからファンクションキーに対する機能情報設定が要求されたかどうかを判断する(S202)。
【0050】
前記ステップS202の判断結果、ユーザからファンクションキーの機能情報設定が要求されていない場合、機能設定処理部122は図3のステップS103を実行する。
【0051】
前記ステップS202の判断結果、ユーザからファンクションキーの機能情報設定が要求された場合、設定ウィンドウ提供部122aは、ファンクションキーの機能情報を設定するための設定ウィンドウ(機能設定画面)を提供する(S204)。この際、提供された設定ウィンドウはファンクションキー(例えば、Up Key)に基本設定されている機能情報、残りのファンクションキー(例えば、Left Key、Right Key、Down key)の回転によって実行される機能情報を設定する設定欄を含む。
【0052】
次に、機能設定処理部122は、ユーザから設定可能な機能の機能情報表示が要求されたかどうかを判断する(S206)。
【0053】
前記ステップS206の判断結果、ユーザから設定される機能情報表示が要求されていない場合、機能設定処理部122は所定時間待機状態を維持する。
【0054】
前記ステップS206の判断結果、ユーザから設定される機能情報表示が要求された場合、機能情報提供部122bは回転キーパッドのファンクションキーに設定されていない機能情報をリストとして提供する(S208)。
【0055】
次に、機能設定処理部122は、提供されたリストのうち、ユーザから機能情報が選択されたかどうかを判断する(S210)。
【0056】
前記ステップS210の判断結果、ユーザから機能情報が選択されていない場合、機能設定処理部122は所定時間待機状態を維持する。
【0057】
前記ステップS210の判断結果、ユーザにより機能情報が選択され、且つ機能を設定するファンクションキー及びその位置が特定されると、ファンクションキー設定部122cは選択された機能情報を該当ファンクションキーの当該位置における機能情報に設定して、設定された機能情報をメモリ110に格納する(S212)。
即ち、ファンクションキー設定部122cは選択された機能情報に対応させてその機能情報が実行される合算データをメモリ110に格納する。この際、合算データは、ファンクションキーに対応する第1キーデータと前記キーの位置に対応する第2キーデータとを合算して得たデータをいい、これに対してはより詳細に後述する。
上記の説明では、ファンクションキー及びその位置を参照可能な機能設定画面を用いて機能を設定する方法を説明したが、本発明におけるキー機能設定方法はこれに限らない。即ち、複数のファンクションキーからいずれかのファンクションキーが選択され、選択されたファンクションキーに割当てるための機能が指定されたときに、認識部123によって選択されたファンクションキーの位置を判断する。そうすれば、ファンクションキーとその位置との組合わせが特定可能である。そして、選択されたファンクションキーとその位置との組合わせに対応させて、指定された機能を割当てる。
【0058】
図5を参照して回転されていない状態での回転キーパッドのファンクションキーに対応する機能実行方法を説明すれば、次の通りである。
【0059】
図5に示すように、回転キーパッドのファンクションキーは方向キー(Up key、Down Key、Left Key、Right Key)である。例えば、キーが選択された際、Up Keyの第1キーデータは0x00001であり、Left Keyの第1キーデータは0x00011であり、Right Keyの第1キーデータは0x00100であり、Down Keyの第1キーデータは0x00101であると仮定する。
【0060】
また、回転されていない状態での第2キーデータがUp Keyの場合0x00110であり、left keyの場合0x11001であり、right keyの場合0x01100であり、down keyの場合0x01100であると仮定する。次に、第1キーデータ及び第2キーデータは実行される機能を決定するために合算される。
【0061】
本実施形態では、回転キーパッドの回転によって可能な位置を4個(これによって可能なファンクションキーは4*4個)に説明するが、回転キーパッドは幾つかの位置にも回転されることができる。例えば、回転キーパッドが12個の位置に回転できる場合、4*12個のファンクションキーを設定して使用することができる。
【0062】
このように、回転キーパッドに備えられたファンクションキーを4個に限定して説明しているが、本発明はこれに限るものではない。
【0063】
制御部120は回転させない状態で回転キーパッドのUp keyを選択することになれば、選択されたUp keyの第1キーデータ(0x00001)と第2キーデータ(例えば、0x00110)とを合算した合算データ(例えば、0x00111)に対応させて格納された機能情報をメモリ110から検出して、検出された機能情報によって該当機能(例えば、SMS(図5のa1))を実行する。
【0064】
ここで、UP Keyが選択されていない場合には、Up Keyの位置データである0x00110が合算データとなるため、これに対応した機能情報がメモリ110に存在しない。従って、当然にUp Keyに対する機能は実行されない。
【0065】
さらに、制御部120は、Left key、Right Key、Down Keyに対しても、Up Keyと同様に制御を行なう。Left Keyが選択される場合、Left Keyの第1キーデータ及び第2キーデータを合算した合算データに対応する機能情報を検出して、検出された機能情報によって該当機能(例えば、Scheduler(図5のd1))を実行する。
【0066】
Right Keyが選択される場合、制御部120はRight Keyの第1キーデータ及び第2キーデータを合算した合算データに対応する機能情報を検出して、検出された機能情報によって該当機能(例えば、Cash Box(図5のb1))を実行する。
【0067】
Down Keyが選択される場合、制御部120はDown Keyの第1キーデータ及び第2キーデータを合算した合算データに対応する機能情報を検出して、検出された機能情報によって該当機能(例えば、My Album(図5のc1))を実行する。
【0068】
言い換えると、制御部120は予め指定されている位置(各ファンクションキーの位置)で、各々の位置に対応する位置データを格納しておき、ユーザにより選択されたファンクションキーの第1キーデータ及び第2キーデータを合算して得られた合算データによって該当機能情報を検出して、該当機能を実行することになる。
【0069】
図6を参照して反時計方向に回転させた状態での回転キーパッドのファンクションキーに該当するキー機能実行方法を説明すれば、次の通りである。
【0070】
制御部120は、図5の基準状態からで反時計方向に一段階回転させてUp keyが選択されれば、選択されたUp Keyの第1キーデータ(0x00001)及び第2キーデータ(0x11001)を合算した合算データ(0x11010)に該当する機能情報をメモリ110から検出して、検出された機能情報によって該当機能(例えば、Menu_4(図5のa2))を実行する。
【0071】
同様に、Left key、Right Key、Down Keyにも同一に適用する。即ち、Left Keyが選択されれば、制御部120はLeft Keyの第1キーデータ(0x00011)及び第2キーデータ(0x10011)を合算した合算データ(0x10110)に該当する機能情報を検出して、検出された機能情報によって該当機能(例えば、Menu_7 (図5のb2))を実行する。
【0072】
Right Keyが選択されれば、制御部120はRight Keyの第1キーデータ(0x00100)及び第2キーデータ(0x00110)を合算した合算データ(0x01010)に該当する機能情報を検出して、検出された機能情報によって該当機能(例えば、Menu_1(図5のd2))を実行する。
【0073】
Down Keyが選択されれば、制御部120はDown Keyの第1キーデータ(0x00101)及び第2キーデータ(0x01100)を合算した合算データ(0x10001)に該当する機能情報を検出して、検出された機能情報によって該当機能(例えば、Menu_10(図5のc2))が実行される。
【0074】
図7を参照して時計方向に回転させた状態での回転キーパッドのファンクションキーに該当する機能実行方法を説明すれば、次の通りである。
【0075】
制御部120は、図5の基準状態でから時計方向に一段階回転させてUp keyが選択されれば、選択されたUp Keyの第1キーデータ(0x00001)及び第2キーデータ(0x01100)を合算した合算データ(0x01101)に該当する機能情報をメモリ110から検出して、検出された機能情報によって該当機能(例えば、Menu_12(図5のa3))を実行する。
【0076】
同様に、Left key、Right Key、Down Keyも同一に適用する。即ち、基準状態から時計方向に一段階回転させてLeft Keyが選択される場合、制御部120はLeft Keyの第1キーデータ(0x00011)及び第2キーデータ(0x01100)を合算した合算データ(0x01111)に対応する機能情報によって該当機能(例えば、Menu_3(図5のd3))を実行する。
【0077】
Right Keyが選択される場合、制御部120はRight Keyの第1キーデータ(0x00100)及び第2キーデータ(0x10011)を合算した合算データ(0x10111)に対応する機能情報によって該当機能(例えば、Menu_9 (図5のb3))を実行する。
【0078】
Down Keyが選択される場合、制御部120はDown Keyの第1キーデータ(0x00101)及び第2キーデータ(0x11001)を合算した合算データ(0x11110)に対応する機能情報によって該当機能(例えば、Menu_6 (図5のc3))を実行する。
【0079】
したがって、本発明に係る移動通信端末は、任意の方向に回転させて、回転された位置で選択されたファンクションキーの第1キーデータ及び第2キーデータを用いて該当機能を簡単な操作で実行することができる。
【0080】
このようなファンクションキーを選択することによって、実行される機能情報を設定する過程を図8(a)乃至図8(d)を参照して説明すれば、次の通りである。
【0081】
制御部120は任意のファンクションキー(例えば、Down Key)の機能情報設定が要求された場合、図8(a)に示すようなDown Keyの機能情報が確認できる確認ウィンドウを提供し、提供された確認ウィンドウを通じてこのキーに対する機能情報設定が要求される場合、図8(b)に示すように、Down Keyの機能情報が設定できる設定ウィンドウを提供する。
【0082】
図8(b)の設定ウィンドウから機能情報が設定されていない設定項目(例えば、Menu_7)を選択すれば、制御部120は図8(c)に示すように、設定されていない機能情報のリストを提供する。この際、図8(b)の設定ウィンドウを通じて、基本設定された短縮機能設定情報を除外した残りの設定された機能情報を変更することができる。
【0083】
次に、ユーザにより提供されたリストの中で、機能情報(例えば、3.画面設定)が選択されれば、制御部120は選択された機能情報をメモリ110に格納する。このように設定された機能情報は図8(d)に図示された通りである。
【0084】
ここで、画面設定機能は、ユーザにより時計方向に一段階回転させた後、Right Keyを選択すれば実行される。なお、反時計方向に3段階回転させた後、Right Keyを選択するとしても画面設定機能を実行する。これは両方とも合算データが同一であるためである。
【0085】
図9は、図8(a)乃至図8(d)に示すような過程を通じて設定された各ファンクションキー毎に実行される機能情報を示す概略図である。
【0086】
図9に示すように、right keyにはキャッシュボックス機能が設定されており、Up keyにはSMS機能が設定されており、Left Keyにはスケジューラ(Scheduler)機能が設定されており、down keyには日付計算(Date Counter)、カメラ(Camera)、画面設定及びマイアルバム機能が設定されている。全ての機能がright key、Up key及びLeft Keyに設定されているのではない。したがって、ユーザは各ファンクションキーに設定されている機能を容易に確認し、他の機能を設定するファンクションキーが残っているかが分かる。
【0087】
図10は、本発明の他の実施形態に係るキー機能設定方法及びキー機能実行方法を実行する移動通信端末を説明するためのブロック図である。
【0088】
図10は、感知部190を含むことが図1と異なるだけである。したがって、本実施形態を説明することにおいて、以前の実施形態で既に説明された事項は重複を避けるために省略する。また、以前の実施形態の構成要素と同一または類似な構成要素に対しては同一の参照番号を付けしている。
【0089】
より詳しくは、感知部190は待機状態のときに、ファンクションキーとは別に設けられ、ファンクションキーの機能を切り替えるために用いられる機能切替キーの操作回数を感知する。
【0090】
制御部120は、感知された操作回数とユーザにより入力されたファンクションキーに相応するキーデータによって該当機能を実行する。また、メモリ110は、機能切替キーの選択回数によって任意のファンクションキーに対して互いに異なるように指定される各ファンクションキーの機能と、その機能の中で、実行される機能を選択するための各ファンクションキーのキーデータを格納している。以前の実施形態でのように、各ファンクションキーは4つの方向(上方向、下方向、左方向、右方向)に移動させることができる方向キーである。しかしながら、これとは異なるキー配列が使われることもできる。
【0091】
本実施形態において、機能切替キーは4つの方向キーの中心に位置したセンターキー(center key)(図15のg)として説明しているが、本発明はこれに限るのでなく、方向キーとは別途に備えられたボタンキーによっても具現可能である。したがって、回転キーパッドを回転させる代わりに、選択された方向キーと関連して機能切替キーを所定回数選択することができる。
【0092】
感知部190は、このようなセンターキーの選択回数を感知して、感知された結果を制御部120に出力する。
【0093】
特に、キー入力部170は、4つの方向キーのうち、いずれか1つの方向キーが選択されれば、選択(入力)されたキーのキーデータを制御部120に出力する。
【0094】
また、キー入力部170は、画面上に表示された少なくとも1つの機能の中で、タッチ方式により実行される機能が選択されれば、選択された機能を実行するためのキーデータを制御部120に出力する。
【0095】
制御部120は、移動通信端末の全般的な動作を制御すると共に、センターキーが操作されて、感知部190により感知された操作回数によって実行される各ファンクションキーの機能を表示して、表示された機能の中で、ユーザから選択されたファンクションキーのキーデータに該当する機能を実行する。
【0096】
ここで、キーデータは4つの方向キーのうち、どの方向キーが選択されたかが分かる値である。
【0097】
より詳細に説明すれば、制御部120は機能切替キーの操作回数によって任意のファンクションキーに対して互いに異なるように指定される機能と、その機能の中で、実行される機能を選択するための各ファンクションキーのキーデータをメモリ110に格納して置いた状態で、ユーザにより操作された機能切替キーの操作回数に相応して予め指定された各ファンクションキーの機能を表示して、表示された機能の中で、ユーザにより選択されたファンクションキーのキーデータに該当する機能をメモリ110から検出して、検出された機能を実行する。
【0098】
また、制御部120は、ユーザから機能切替キーの操作回数によって実行される機能を表示する。これによって、各ファンクションキーに設定された機能を参考して希望する機能を便利に選択し実行することができる。
【0099】
また、制御部120は、機能切替キーの操作回数を予め指定された領域にアイコンで表示する。これによって、ユーザが機能切替キーを何回操作したかが分かるだけでなく、操作回数に相応して予め指定された各ファンクションキーの機能を容易に認識することができる。
【0100】
また、制御部120は、ディスプレイ装置(図示せず)を装着して、選択回数によって実行される各ファンクションキーの機能情報を表す絵、文字、数字、文字と数字の組合わせ情報をディスプレイ装置を通じて表示する。ここで、ディスプレイ装置は、例えばLEDを含む。
【0101】
図11は、図10の制御部120を示すブロック図である。
【0102】
図11の構成要素は、図2に図示された構成要素と類似している。これによって、図2に図示された構成要素の機能と異なる構成要素の機能に対してのみ説明する。図11を参照すれば、制御部120は移動通信サービスを実行するための信号処理を実行する移動通信処理部121、機能設定処理部122、認識部123、実行部124、画面表示処理部125及び表示処理部126を含んで構成される。
【0103】
移動通信処理部121及び機能設定処理部122は、以前の実施形態での説明と同一であるので、その詳細な説明を省略する。
【0104】
認識部123は、感知部190により感知された機能切替キーの操作回数を認識する。
【0105】
また、認識部123は、キー入力部170により入力されたファンクションキーのキーデータを認識する。
【0106】
実行部124は、認識部123により認識された操作回数によって実行されるファンクションキーの機能情報のうち、キー入力部170により入力されて認識されたファンクションキーのキーデータに該当する機能情報をメモリ110から検出して、検出された機能情報によって該当機能を実行する。
【0107】
画面表示処理部125は、認識部123により認識された操作回数によって実行される各ファンクションキーの機能情報を画面上に表示する。
【0108】
表示処理部126は、認識部123により認識された操作回数によって実行される各ファンクションキーの機能情報をディスプレイ装置(例えば、LED)を通じて表示する。
【0109】
このようにすることで、ユーザが設定したファンクションキーの該当機能を簡単な操作で実行することができる。
【0110】
図12は、本発明の他の実施形態に係る移動通信端末のキー機能設定方法及びキー機能実行方法を説明するための動作フローチャートである。以下、図11を共に参照して説明する。
【0111】
図12を参照すれば、制御部120は機能切替キーの操作回数により任意のファンクションキーに互いに異なるように指定される各ファンクションキーの機能と、その機能の中で、実行される機能を選択するために各ファンクションキーのキーデータがメモリ110に格納されるようにする(S301)。
【0112】
次に、機能設定処理部122は、機能切替キーの操作回数によって任意のファンクションキーを実行するための少なくとも1つの機能情報を設定するファンクションキー設定サブルーチンを遂行する(図12のS102)。
【0113】
ここで、図4を参照してファンクションキー設定サブルーチンを説明する。機能設定処理部122はユーザからファンクションキーの機能情報設定が要求されたかどうかを判断する(S202)。
【0114】
前記ステップS202の判断結果、ユーザからファンクションキーの機能情報設定が要求されていない場合、機能設定処理部122は、図12を参照して後述するステップS303にプロセスを移動する。
【0115】
前記ステップS202の判断結果、ユーザからファンクションキーの機能情報設定が要求された場合、設定ウィンドウ提供部122aはファンクションキーの機能情報を設定するための設定ウィンドウ(機能設定画面)を提供する(S204)。この際、提供された設定ウィンドウは、機能切替キーの操作回数(例えば、1回)に応じてファンクションキーに基本設定されている機能情報、残りの操作回数(例えば、2回、3回、4回)によって実行される機能情報を設定する設定欄を含む。
【0116】
次に、機能設定処理部122は、ユーザから設定される機能情報表示が要求されたかどうかを判断する(S206)。
【0117】
前記ステップS206の判断結果、ユーザから設定される機能情報表示が要求されていない場合、機能設定処理部122は所定時間待機状態を維持する。
【0118】
前記ステップS206の判断結果、ユーザから設定される機能情報表示が要求された場合、機能情報提供部122bはファンクションキーに設定されていない機能情報をリストとして提供する(S208)。
【0119】
次に、機能設定処理部122は、提供されたリストのうち、ユーザから機能情報が選択されたかどうかを判断する(S210)。
【0120】
前記ステップS210の判断結果、ユーザから機能情報が選択されていない場合、機能設定処理部122は所定時間待機状態を維持する。
【0121】
前記ステップS210の判断結果、ユーザから機能情報が選択された場合、ファンクションキー設定部122cは選択された機能情報を該当ファンクションキーの機能情報に設定して、設定された機能情報をメモリ110に格納する。この際、ファンクションキー設定部122cは選択された機能情報に対応させて、その機能情報が実行される操作回数とキーデータをメモリ110に格納する。
ここで、上記の説明では、ファンクションキー及びその位置を参照可能な機能設定画面を用いて機能を設定する方法を説明したが、本発明におけるキー機能設定方法はこれに限らない。即ち、複数のファンクションキーからいずれかのファンクションキーが選択され、選択されたファンクションキーに割当てるための機能が指定されたときに、認識部123により、機能切替キーの操作回数を認識(判断)する。そうすれば、ファンクションキーと機能切替キーの操作回数との組合わせが特定可能である。そして、選択されたファンクションキーと機能切替キーの操作回数との組合わせに対応させて、指定された機能を割当てる。
【0122】
また、図12において、認識部123は感知部190によりユーザから機能切替キー(例えば、図15のgのようなセンターキー)が操作されたかどうかを判断する(S303)。
【0123】
前記ステップS303の判断結果、ユーザから機能切替キーが選択されていない場合、認識部123は所定時間待機状態を維持する。
【0124】
前記ステップS303の判断結果、ユーザから機能切替キーが操作された場合、認識部123はユーザにより選択された機能切替キーの操作回数を認識する(S305)。
【0125】
次に、認識部123は、任意のファンクションキー(例えば、4つの方向キーのうち、 いずれか1つの方向キー)が選択されたかどうかを判断する(S307)。
【0126】
前記ステップS307の判断結果、任意のファンクションキーが選択されていない場合、認識部123は所定時間待機状態を維持してからプロセスを終了する。
【0127】
前記ステップS307の判断結果、任意のファンクションキーが選択された場合、認識部123は選択されたファンクションキーのキーデータを取得する(S309)。
【0128】
次に、実行部124は、認識された操作回数に相応して予め指定されたファンクションキーの機能情報の中で、取得されたファンクションキーのキーデータに該当する機能情報により該当機能を実行する(S311)。
なお、ファンクションキーが選択されてから、機能切替キーの操作回数を認識しても良い。このようにしても、ファンクションキーと機能切替キーの操作回数との組合わせを特定可能である。
【0129】
また、図13に示すように、制御部120は認識された操作回数に相応して予め指定されたファンクションキーの機能を画面上に表示する。これによって、表示された機能の中で、実行するファンクションキーの機能をタッチ方式により選択することによって、選択された機能を実行することができる。
【0130】
また、制御部120は、図14に示すように、機能切替キーの操作回数を予め指定された領域(a)にアイコンで表示して、カーソル(b)が位置したアイコンに該当する各ファンクションキーの機能の中で、任意のファンクションキーの選択によって該当機能を実行する。これによって、ユーザが機能切替キーの操作回数が容易に認識できるだけでなく、アイコンをカーソルにより移動させながらユーザが希望する機能を実行するためのファンクションキーを選択することができる。
【0131】
また、制御部120は、図15に示すように、認識された操作回数に相応して予め指定されたファンクションキーの機能を表す短縮情報(識別子)をキー入力部170上にディスプレイ装置(例えば、LED)を通じて表示する。これによって、キー入力部170上に表示された短縮情報を見ながら希望する機能を便利に実行させることができる。なお、この表示が、識別子表示部に相当する。
【0132】
本実施形態では4つの方向キーの中心に位置したセンターキー(center key)(図15のg)を機能切替キーとして説明しているが、本発明はこれに限るものではなく、この他にも任意のキーは別途に備えられたボタンキーによっても具現可能である。
【0133】
また、制御部120は、図16に示すように、各ファンクションキーに互いに異なるように指定された機能を示す情報をキー入力部170の表面上に表示することもができる。これによって、ユーザが各ファンクションキーごとに互いに異なるように設定された機能を容易に確認することができる。
【0134】
このようにすることで、ユーザが設定したファンクションキーの該当機能を直接見ながら便利に実行することができる。
【0135】
以上、本発明は、前記に記述された実施形態により限るものでなく、当業者により多様な変形及び変更が可能であり、これは特許請求の範囲で定義される本発明の趣旨と範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0136】
【図1】本発明の一実施形態に係るキー機能設定方法及びキー機能実行方法を実行する移動通信端末を説明するためのブロック図である。
【図2】移動通信端末の制御部を説明するためのブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る移動通信端末のキー機能設定方法及びキー機能実行方法を説明するための動作フローチャートである。
【図4】ファンクションキー設定サブルーチンを説明するための動作フローチャートである。
【図5】回転キーパッドを回転させていない状態を示す画面例示図である。
【図6】反時計方向に回転させた状態で任意のファンクションキーを選択して該当機能を実行する過程を説明するための画面例示図である。
【図7】時計方向に回転させた状態で任意のファンクションキーを選択して該当機能を実行する過程を説明するための画面例示図である。
【図8】ファンクションキーの短縮機能設定情報を設定する過程を説明するための画面例示図である。
【図9】回転キーパッドの各ファンクションキーに設定された機能を表す画面の概略図である。
【図10】本発明の他の実施形態に係るキー機能設定方法及びキー機能実行方法を実行する移動通信端末を説明するためのブロック図である。
【図11】図10に図示された移動通信端末の制御部を説明するためのブロック図である。
【図12】本発明の他の実施形態に係る移動通信端末のキー機能設定方法及びキー機能実行方法を説明するための動作フローチャートである。
【図13】機能切替キーの操作回数によって実行される各ファンクションキーのための機能情報を示す画面例示図である。
【図14】機能切替キーの操作回数を表示するアイコンを示す概略図である。
【図15】操作回数によって実行される各ファンクションキーの機能情報が表示されたキー入力部を示す画面例示図である。
【図16】各ファンクションキーに予め指定された機能情報が表示されたキー入力部を示す画面例示図である。
【符号の説明】
【0137】
100 移動通信端末
110 メモリ
120 制御部
121 移動通信処理部
122 機能設定処理部
122a 設定ウィンドウ提供部
122b 機能情報提供部
122c ファンクションキー設定部
123 認識部
124 実行部
124a 合算部
124b 検出部
125 画面表示処理部
126 表示処理部
130 RF部
140 音声処理部
150 スピーカー
160 マイクロホン
170 キー入力部
180 表示部
190 感知部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの操作によりその位置が可変する複数のファンクションキーを備え、
前記複数のファンクションキーから、いずれかのファンクションキーが選択されるステップと、
前記選択されたファンクションキーに割当てるための機能が指定されるステップと、
前記選択されたファンクションキーの位置を判断するステップと、
前記選択されたファンクションキーとその位置との組合わせに対応させて、前記指定された機能を割当てるステップと、
を含むことを特徴とする移動通信端末のキー機能設定方法。
【請求項2】
前記ファンクションキーが選択されるステップは、前記選択されたファンクションキーに対応する第1キーデータを取得し、
前記位置を判断するステップは、前記判断した位置に対応する第2キーデータを取得し、
前記機能を割当てるステップは、前記第1キーデータ及び第2キーデータの組合わせに対応させて、前記指定された機能を割当てることを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末のキー機能設定方法。
【請求項3】
前記複数のファンクションキーは、前記移動通信端末の回転キーパッドに備えられ、
前記機能を割当てるステップは、選択されたファンクションキー及び前記回転キーパッドの回転位置の組合わせに対応させて、前記指定された機能を割当てることを特徴とする請求項2に記載の移動通信端末のキー機能設定方法。
【請求項4】
前記第2キーデータは、前記回転キーパッドの回転位置を示すことを特徴とする請求項3に記載の移動通信端末のキー機能設定方法。
【請求項5】
前記選択されたファンクションキー又はその周辺に、そのファンクションキーの位置に応じて、前記割当てられた機能を示す識別子を表示するステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末のキー機能設定方法。
【請求項6】
前記複数のファンクションキーの機能設定画面を表示するステップを更に含み、
前記ファンクションキーが選択されるステップは、いずれかのファンクションキーが前記機能設定画面を用いて選択され、
前記機能が指定されるステップは、前記選択されたファンクションキーに割当てるための機能が前記機能設定画面を用いて指定され、
前記位置を判断するステップは、前記機能設定画面を用いて指定された位置を判断することを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末のキー機能設定方法。
【請求項7】
前記複数のファンクションキーの機能設定画面を表示するステップは、前記複数のファンクションキーに未だ割当てられていない機能をさらに表示し、
前記機能が指定されるステップは、前記画面に表示された機能のなかから選択された機能が指定されることを特徴とする請求項6に記載の移動通信端末のキー機能設定方法。
【請求項8】
ユーザの操作によりその位置が可変する複数のファンクションキーを備え、
前記複数のファンクションキーのうち、いずれかのファンクションキーが選択されるステップと、
前記選択されたファンクションキーの位置を判断するステップと、
前記選択されたファンクションキーとその位置との組合わせに基づいて決定される機能を実行するステップと、
を含むことを特徴とする移動通信端末のキー機能実行方法。
【請求項9】
前記選択されたファンクションキーの機能は、ユーザによって設定された機能であることを特徴とする請求項8に記載の移動通信端末のキー機能実行方法。
【請求項10】
ユーザの操作によりその位置が可変する複数のファンクションキーと、
各ファンクションキーに割当てるための機能が指定される機能指定部と、
各ファンクションキーに対し、その位置ごとに、前記指定された機能を割当てる機能設定部と、
を含むことを特徴とする移動通信端末。
【請求項11】
前記機能設定部は、各ファンクションキーに対応した第1キーデータを取得すると共に各ファンクションキーの位置に対応した第2キーデータを取得し、
前記機能設定部は、前記第1キーデータ及び第2キーデータの組合わせに対応させて、前記指定された機能を割当てることを特徴とする請求項10に記載の移動通信端末。
【請求項12】
前記複数のファンクションキーは、前記移動通信端末の回転キーパッドに備えられ、
前記機能設定部は、各ファンクションキーに対し、前記回転キーパッドの回転位置ごとに、前記指定された機能を割当てることを特徴とする請求項10に記載の移動通信端末。
【請求項13】
前記複数のファンクションキーは、前記移動通信端末の回転キーパッドに備えられ、
前記第2キーデータは、前記回転キーパッドの回転位置を示すことを特徴とする請求項11に記載の移動通信端末。
【請求項14】
前記各ファンクションキー又はその周辺に、各ファンクションキーの位置に応じて、前記割当てられた機能を示す識別子を表示する識別子表示部を更に含むことを特徴とする請求項10に記載の移動通信端末。
【請求項15】
前記複数のファンクションキーの機能設定画面を表示する画面表示部を更に含み、
前記機能指定部は、前記機能設定画面を用いて機能が指定され、
前記機能設定部は、前記機能設定画面を用いて選択されたいずれかのファンクションキーと、前記機能設定画面を用いて指定された位置との組合わせに対応させて、前記指定された機能を割当てることを特徴とする請求項10に記載の移動通信端末。
【請求項16】
前記画面表示部は、前記複数のファンクションキーに未だ割当てられていない機能をさらに表示し、
前記機能設定部は、前記機能設定画面に表示された機能のなかから選択された機能が指定されることを特徴とする請求項15に記載の移動通信端末。
【請求項17】
ユーザの操作によりその位置が可変する複数のファンクションキーと、
前記複数のファンクションキーのうちいずれかのファンクションキーが選択されると、そのファンクションキーの位置を判断する位置判断部と、
前記選択されたファンクションキー及びその位置との組合わせに基づいて決定される機能を実行する機能実行部と、
を含むことを特徴とする移動通信端末。
【請求項18】
前記選択されたファンクションキーの機能は、ユーザによって設定された機能であることを特徴とする請求項17に記載の移動通信端末。
【請求項19】
複数のファンクションキーのうち、いずれかのファンクションキーが選択されるステップと、
前記複数のファンクションキーから、いずれかのファンクションキーが選択されるステップと、
前記選択されたファンクションキーに割当てるための機能が指定されるステップと、
前記複数のファンクションキーとは別に設けられ、各ファンクションキーの機能を切り替えるために用いられる機能切替キーの操作回数を判断するステップと、
前記選択されたファンクションキーと前記機能切替キーの操作回数との組合わせに対応させて、前記指定された機能を割当てるステップと、
を含むことを特徴とする移動通信端末のキー機能設定方法。
【請求項20】
前記ファンクションキーが選択されるステップは、前記選択されたファンクションキーに対応する第1キーデータを取得し、
前記操作回数を判断するステップは、前記機能切替キーの操作回数に対応する第2キーデータを取得し、
前記機能を割当てるステップは、前記第1キーデータ及び第2キーデータの組合わせに対応させて、前記選択されたキーに機能を割当てることを特徴とする請求項19に記載の移動通信端末のキー機能設定方法。
【請求項21】
前記選択されたファンクションキー又はその周辺に、前記機能切替キーの操作回数に応じて、そのファンクションキーに割当てた機能を示す識別子を表示するステップを更に含むことを特徴とする請求項19に記載の移動通信端末のキー機能設定方法。
【請求項22】
前記複数のファンクションキーの機能設定画面を表示するステップを更に含み、
前記ファンクションキーが選択されるステップは、いずれかのファンクションキーが前記機能設定画面を用いて選択され、
前記機能が指定されるステップは、前記選択されたファンクションキーに割当てるための機能が前記機能設定画面を用いて指定され、
前記操作回数を判断するステップは、前記機能設定画面を用いて指定された操作回数を判断することを特徴とする請求項19に記載の移動通信端末のキー機能設定方法。
【請求項23】
複数のファンクションキーのうち、いずれかのファンクションキーが選択されるステップと、
前記複数のファンクションキーとは別に設けられ、各ファンクションキーの機能を切り替えるために用いられる機能切替キーの操作回数を判断するステップと、
前記選択されたファンクションキーと前記機能切替キーの操作回数との組合わせに基づいて決定される機能を実行するステップと、
を含むことを特徴とする移動通信端末のキー機能実行方法。
【請求項24】
前記選択されたファンクションキーの機能は、ユーザによって設定された機能であることを特徴とする請求項23に記載の移動通信端末のキー機能実行方法。
【請求項25】
ユーザの操作によりその位置が可変する複数のファンクションキーと、
前記複数のファンクションキーとは別に設けられ、各ファンクションキーの機能を切り替えるために用いられる機能切替キーと、
各ファンクションキーに割当てるための機能が指定される機能指定部と、
各ファンクションキーに対し、前記機能切替キーの操作回数に対応させて、前記指定された機能を割当てる機能設定部と、
を含むことを特徴とする移動通信端末。
【請求項26】
前記機能設定部は、各ファンクションキーに対応した第1キーデータを取得すると共に前記機能切替キーの操作回数に対応した第2キーデータを取得し、
前記機能設定部は、前記第1キーデータ及び第2キーデータの組合わせに対応させて、前記指定された機能を割当てることを特徴とする請求項25に記載の移動通信端末。
【請求項27】
前記選択されたファンクションキー又はその周辺に、前記機能切替キーの操作回数に応じて、そのファンクションキーに割当てた機能を示す識別子を表示する識別子表示部を更に含むことを特徴とする請求項25に記載の移動通信端末。
【請求項28】
前記複数のファンクションキーの機能設定画面を表示する画面表示部を更に含み、
前記機能指定部は、前記機能設定画面を用いて機能が指定され、
前記機能設定部は、前記機能設定画面を用いて選択されたいずれかのファンクションキーと、前記機能設定画面を用いて指定された操作回数との組合わせに対応させて、前記指定された機能を割当てることを特徴とする請求項25に記載の移動通信端末。
【請求項29】
ユーザの選択によりその位置が可変する複数のファンクションキーと、
前記複数のファンクションキーとは別に設けられ、各ファンクションキーの機能を切り替えるために用いられる機能切替キーと、
前記複数のファンクションキーのうちいずれかのファンクションキーが選択されると、前記機能切替キーの操作回数を判断する位置判断部と、
前記選択されたファンクションキー及び前記機能切替キーの操作回数との組合わせに基づいて決定される機能を実行する機能実行部と、
を含むことを特徴とする移動通信端末。
【請求項30】
前記選択されたファンクションキーの機能は、ユーザによって設定された機能であることを特徴とする請求項29に記載の移動通信端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図15】
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【図16】
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【図14】
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【公開番号】特開2007−184896(P2007−184896A)
【公開日】平成19年7月19日(2007.7.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−280508(P2006−280508)
【出願日】平成18年10月13日(2006.10.13)
【出願人】(502032105)エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド (2,269)
【Fターム(参考)】