説明

移動速度検出装置

【課題】車両等に搭載された移動局の移動速度を簡単且つ確実に求めることが可能な移動速度検出装置を提供する。
【解決手段】車両等に搭載された移動局21が発射する電波の周波数Foが周囲の構造物22、23により反射される電波をアンテナ101および受信機102で受信し、周波数変換部103で周波数変換し、A/D変換部105でデジタル変換し、データバッファ108に一時格納する。このデータをTFT処理部109で高速フーリエ変換し、TH検出処理部110で所定閾値以下のデータを除去して、周波数偏移算出部112で最大ドップラ周波数Fmaxおよび最小ドップラ周波数Fminを求め、これらFmaxおよびFminに基づき速度成分検出部113で移動局の移動速度を算出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は移動速度検出装置に関し、特に移動する電波発射源の電波を受信してドップラ周波数を検出することにより、電波発射源の移動速度を算出する移動速度検出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両(自動車、電車等)、船舶又は飛行機等の移動速度を迅速に検出したい場合がある。例えば、高速道路を走行中の車両の速度を検出して、当該車両が所定の制限速度以内の適正な速度で走行しているか否か検出し、速度違反の場合には、危険防止のためにこれを取り締まる必要がある。斯かる移動体の移動速度の検出には、ドップラ効果を利用するのが一般的である。
【0003】
また、移動する無線局の速度を測定する場合には、ドップラレーダ装置のように照射した電波の反射波からドップラ周波数を測定するか、移動体が送信している電波のドップラ周波数を測定する方法があるが、これらの移動速度検出には、自ら周波数が既知の電波を移動体に照射するか又は移動体が送信する送信周波数が既知である必要があった。
【0004】
斯かる技術分野における又は関連する従来技術は、幾つかの技術文献に開示されている。FFT(高速フーリエ変換)技術を使用して移動体端末の最大ドップラ周波数を検出し、無線伝搬路特性の変動を推定する伝搬路変動推定装置および伝搬路変動推定方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。また、受信電力の包絡線レベルの変動を検出して、包絡線レベルが基準受信電力レベルを上向きに交差する回数を計数し、ドップラ周波数を算出し、一定間隔毎に平均した移動端末の移動速度を求める無線通信システム等を開示している(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】特開平2002−290293号公報(第5−6頁、第1図)
【特許文献2】特開2004−208001号公報(第11−12頁、第1図)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上述の如き従来技術には、幾つかの課題を有する。先ず、レーダ装置のように電波を送信する場合には、装置規模も大きくなると共に他装置への電波干渉に留意する必要があり、柔軟性に欠ける。また、送信周波数が既知である必要がある場合には、周波数が未知の移動無線局の速度を測定することはできない。
【0007】
更に、レーダ装置では電波の送信と受信をする必要がある。その理由は、 移動目標が発射する電波が未知であっても測定できるが、目標物から反射される電波を受信し解析する必要があり、電波諸元が既知の電波を送信する必要があるからである。また、移動無線局からの電波だけで、移動速度を推定する場合には、無線局の周波数又は波長が既知である必要がある。その理由は、観測されたドップラ周波数だけでは原理的に移動速度を算出することが不可能であり、無線局の送信周波数を受信信号から決定する方法がないためである。
【0008】
本発明は、従来技術の上述した課題に鑑みなされたものであり、上述した課題を克服又は軽減すること、即ち送信周波数が未知である移動無線局の速度を測定する移動速度検出装置を提供することを主たる目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前述の課題を解決するため、本発明による移動速度検出装置は、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)移動無線局から発射される電波を固定局のアンテナおよび受信機で受信することにより前記移動局の移動速度を求める移動速度検出装置において、
前記受信機で受信した前記移動局からの電波が周囲の構造物等により反射されたドップラ周波数成分を含む一定時間分のデータを格納するデータバッファ手段と、該データバッファ手段に格納されたデータを高速フーリエ変換(FFT)するFFT処理手段と、該FFT処理手段の出力から最大ドップラ周波数および最小ドップラ周波数を求める周波数偏移算出手段と、該周波数偏移算出手段で求められた前記最大ドップラ周波数および最小ドップラ周波数から前記移動局の移動速度を求める速度成分検出手段とを備える移動速度検出装置。
(2)移動無線局から発射される電波を固定局のアンテナおよび受信機で受信することにより前記移動局の移動速度を求める移動速度検出装置において、
前記受信機で受信した前記移動局からの電波が周囲の構造物等により反射された電波の周波数を計測するFM検波処理手段と、該FM検波処理手段からのデータを格納するデータバッファ手段と、該データバッファ手段に格納された一定時間の周波数データから最大周波数および最小周波数を算出する周波数偏移算出手段と、該周波数偏移算出手段で算出された最大周波数および最小周波数を使用して前記移動局の移動速度を求める速度成分検出手段とを備える移動速度検出装置。
(3)前記FFT処理手段の出力のうちノイズとして除去する閾値(TH)を設定するTH検出処理手段を備える上記(1)の移動速度検出装置。
(4)前記受信機の受信出力は、制御処理手段で発振周波数が制御される局部発振手段の発振信号により周波数変換手段で中間周波数(IF)に周波数変換される上記(1)、(2)又は(3)の移動速度検出装置。
(5)前記周波数変換手段で周波数変換されたIF信号をA/D変換手段でデジタル信号に変換され、更に直交変換手段で実部および虚部に変換される上記(4)の移動速度検出装置。
(6)前記直交変換手段で変換された出力信号は、ローパスフィルタ(LPF)手段により高周波ノイズを除去する上記(5)の移動速度検出装置。
(7)前記FM検波処理手段の前段および後段にそれぞれLPF手段を設ける上記(2)の移動速度検出装置。
【発明の効果】
【0010】
本発明の移動速度検出装置によると、次の如き実用上の顕著な効果が得られる。無線局からの電波を受信するのみでドップラ周波数が測定可能であるので、移動する無線局の移動速度が容易に検出可能である。また、移動局からの周波数偏移量からドップラ周波数を算出しているため、移動する無線局からの送信周波数が既知である必要がない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明による移動速度検出装置の好適実施例の構成および動作を、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0012】
先ず、図1は、本発明による移動速度検出装置の第1実施例の構成を示す機能ブロック図である。この移動速度検出装置100は、アンテナ101、受信機102、周波数変換部(又は周波数変換手段)103、局部発振部(又は局部発振手段)104、アナログ・デジタル(A/D)変換部(又はA/D変換手段)105、直交変換部(又は直交変換手段)106、ローパスフィルタ(又はLPF手段)107、データを一時格納するデータバッファ(又はデータバッファ手段)108、FFT処理部(又はFFT処理手段)109、TH(閾値)検出処理部(又はTH検出処理手段)110、制御処理部(又は制御処理手段)111、周波数偏移算出部(又は周波数偏移算出手段)112および速度成分検出部(又は速度成分検出手段)113により構成される。
【0013】
この移動速度検出装置100において、アンテナ101の受信信号は、受信機102、周波数変換部103、A/D変換部105、直交変換部106、LPF107、データバッファ108、FFT処理部109、TH検出処理部110、周波数偏移算出部112および速度成分検出部113に順次接続され、後述する所定信号処理が行われる。また、制御処理部111は、局部発振部104を介して周波数変換部103に接続されている。
【0014】
図1に示す移動速度検出装置100において、アンテナ101および受信機102は、移動無線局(図示せず)からの信号を含む実空間の電波を取り込む。周波数変換部103は、局部発振部104からの局部発振信号を使用して受信機102からの入力信号を中間周波数(IF)の信号に変換し出力する。局部発振部104は、制御処理部111から制御された周波数の信号を出力する。
【0015】
また、制御処理部111は、操作者(又はオペレータ)が設定した、目的とする周波数の信号がIF信号に変換されるように、局部発振部104の出力信号を制御する。A/D変換部105は、入力される信号を対応するデジタルデータに変換して出力する。直交変換部106は、A/D変換部105から入力された信号を直交変換し、実部と虚部に分離して出力する。LPF107は、入力された信号をフィルタ処理して、ドップラ周波数と無関係の高周波成分を除去し出力する。
【0016】
データバッファ108は、LPF107から入力された信号を一定時間記録保持する。FFT処理部109は、データバッファ108から入力された信号をフーリエ変換(FFT)処理して出力する。TH検出処理部110は、フーリエ変換後のデータからTH値以下のデータをノイズと見做して除去する。周波数偏移算出部112は、周波数データから最大周波数Fmaxおよび最小周波数Fminを算出して出力する。また、速度成分検出部113は、周波数偏移算出部112の出力を使用して無線局の移動速度を算出し出力端子114から出力する。
【0017】
次に、図1の移動速度検出装置100の動作を説明する。図1において、操作者は移動速度を測定したい無線局が使用していると推定される周波数を、制御処理部111に入力する。制御処理部111は、指定された周波数がIF周波数に変換されA/D変換部105に入力されるよう局部発振部104に局部発振信号の周波数を設定する。これらの制御が行われた結果、移動無線局からの電波は、アンテナ101、受信機102、周波数変換部103を介してIF周波数付近に変換され、A/D変換部105に入力される。そこで、A/D変換部105では、入力された信号をデジタルデータに変換して出力し、A/D変換部105からの出力データは、直交変換部106において直交変換され、実部(Iデータという)および虚部(Qデータという)に分離される。
【0018】
直交変換部106においてIデータおよびQデータに分離されたデータは、LPF107において高周波成分を除去しドップラ周波数成分を含むデータを抽出し、データバッファ108に一定時間分蓄積又は保存される。FFT処理部109では、データバッファ108に蓄積されたデータを使用して高速フーリエ変換処理を行い、受信信号の周波数分布を算出してTH検出処理部110に送出する。TH検出処理部110において、図4を参照して後述する如くフーリエ変換後のデータからTH値以下の信号を取り除くことで、ノイズを除去する。
【0019】
TH検出処理部110でノイズを除去された信号(図4の斜線部分)は、周波数偏移算出部112において、下記の(式1)で与えられる最大ドップラ周波数Fmaxおよび下記の(式2)で与えられる最小ドップラ周波数Fminを算出して速度成分検出部113に出力する。
Fmax=Fo・C/(C−V)・・・・・(式1)
Fmin=Fo・C/(C+V)・・・・・(式2)
ここで、Cは光速度(定数)であり、Vは移動無線局の移動速度である。
【0020】
次に、速度成分検出部113において、入力され(式1)および(式2)で与えられるFmaxおよびFminを使用して、下記に示す(式3)の演算を行うことで、移動無線局の移動速度Vを算出し最終結果として出力する。
V=C・(Fmax−Fmin)/(Fmax+Fmin)・・・・・(式3)
【0021】
次に、図2乃至図5を参照して、本発明の移動速度検出装置100による移動体の移動速度検出の原理を詳細に説明する。図2は、電波を発射する移動体からの受信電波を固定局で受信する場合の説明図である。図2において、周波数Foの電波を発射する車両(移動局)21が、電波を反射するビル等の構造物22、23を有する市街地を走行し、固定局24にて電波を受信している。図2の特定例では、車両21は、速度Vで構造物22へ近づき、構造物23から遠ざかりつつある状態を示している。
【0022】
図2の状態で、固定局24が構造物22で反射されて受信する電波の周波数はFmaxであり、上記の(式1)で表される。即ち、移動局21が発射する電波の周波数をFoとするとき、車両21が構造物22に向かって走行するとき、この構造物22で反射された電波の周波数が最大になる。一方、車両21の走行方向と反対側、即ち車両21が遠ざかる構造物23で反射された電波を固定局24が受信する場合に、その電波の周波数は最小Fminとなり、上記の(式2)で表される。
【0023】
図3は、図2に示す場合において固定局の受信周波数が偏移する様子を示す時間対周波数の関係を示すグラフである。図2に示す状況では、固定局24が移動無線局21から受信する電波は、周囲の構造物22、23から反射される電波を受信するため、レーリーフェージングの影響を受ける。その結果、受信周波数は、図3に示す如く、Foを中心に最大周波数Fmaxおよび最小周波数Fmin間で周波数偏移する。
【0024】
次に、図4は、図2に示す固定局24で受信した受信信号のFFT変換後の波形とTH(閾値)判定によるノイズ除去の説明図である。図1に示すTH検出処理部110により、設定したTH値以下の波形(図4中斜線のない部分)を除去し、TH値を超える斜線で示す波形部分のみを残す処理を行う。
【0025】
次に、図5を参照して、本発明による移動速度検出装置の第2実施例について説明する。図5は、第2実施例の移動速度検出装置200の構成を示す機能ブロック図である。尚、説明の便宜上、図1に示す構成要素に対応する構成要素には、類似の参照符号を使用する。そして、以下の説明では、主として、相違点を中心に説明する。
【0026】
この移動速度検出装置200は、アンテナ201、受信機202、周波数変換部203、局部発振部204、A/D変換部205、直交変換部206、第1のLPF207、データバッファ208、制御処理部211、周波数偏移算出部212、速度成分検出部213、FM検波処理部215および第2のLPF216により構成される。そして、速度成分検出部213に接続された出力端子214から、検出された移動局(図示せず)の移動速度を出力する。
【0027】
上述した図5の移動速度検出装置200において、アンテナ201および受信機202で受信された受信信号は、周波数変換部203、A/D変換部205、直交変換部206、第1のLPF207、FM検波処理部215および第2のLPF216に順次接続されている。そして、第2のLPF216は、データバッファ208、周波数偏移算出部212および速度成分検出部213に順次接続されると共に速度成分検出部213にも接続されている。また、制御処理部211は、局部発振部204に接続され、更にこの局部発振部204は、周波数変換部203に接続されている。
【0028】
この移動速度検出装置200では、上述した第1実施例の移動速度検出装置100に対して、周波数偏移を算出技法において更に工夫している。即ち、第1のLPF207は、移動速度検出装置100のLPF107と同様に高周波成分を除去しドップラ周波数成分を含むデータを抽出してFM検波処理部215に出力する。FM検波処理部215では、入力データを周波数データに変換して第2のLPF216に出力する。
【0029】
次に、第2のLPF216は、FM検波処理部215によるFM検波処理後のデータに対してローパスフィルタ処理を行う。これにより、ドップラ周波数データのみを抽出してデータバッファ208に一定時間格納(又は蓄積)して周波数偏移算出部212に出力することで、周波数偏移の分布を算出している。図6において、(A)は第2のLPF216を通過前の信号であり、高周波ノイズを含んでいるが、(B)は第2のLPF216通過後の信号であり、高周波ノイズが除去されている。
【0030】
以上、本発明による移動局の移動速度検出装置の好適実施例の構成および動作を詳述した。しかし、斯かる実施例は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨や精神を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であること、当業者には容易に理解できよう。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明による移動速度検出装置の第1実施例の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明における受信電波の周波数偏移が生じる原理の説明図である。
【図3】本発明における受信電波の周波数偏移および偏移量の関係を示す図である。
【図4】高速フーリエ変換(FFT)後の波形と閾値(TH)判定によりノイズ除去処理の説明図である。
【図5】本発明による移動速度検出装置の第2実施例の構成を示す機能ブロック図である。
【図6】図5に示す移動速度検出装置においてFM検波処理後の波形からフィルタ処理によりドップラ周波数成分を抽出する処理の説明図であり、(A)はフィルタ前、(B)はフィルタ後の波形である。
【符号の説明】
【0032】
100、200 移動速度検出装置
101、201 アンテナ
102、202 受信機
103、203 周波数変換手段
104、204 局部発振手段
105、205 A/D変換手段
106、206 直交変換手段
107、207、216 ローパスフィルタ(LPF)
108、208 データバッファ手段
109 高速フーリエ変換(FFT)処理手段
110 TH検出処理手段
111、211 制御処理手段
112、212 周波数偏移算出手段
113、213 速度成分検出手段
215 FM検波処理手段
21 移動局
22、23 構造物
24 固定局

【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動無線局から発射される電波を固定局のアンテナおよび受信機で受信することにより前記移動局の移動速度を求める移動速度検出装置において、
前記受信機で受信した前記移動局からの電波が周囲の構造物等により反射されたドップラ周波数成分を含む一定時間分のデータを格納するデータバッファ手段と、該データバッファ手段に格納されたデータを高速フーリエ変換(FFT)するFFT処理手段と、該FFT処理手段の出力から最大ドップラ周波数および最小ドップラ周波数を求める周波数偏移算出手段と、該周波数偏移算出手段で求められた前記最大ドップラ周波数および最小ドップラ周波数から前記移動局の移動速度を求める速度成分検出手段とを備えることを特徴とする移動速度検出装置。
【請求項2】
移動無線局から発射される電波を固定局のアンテナおよび受信機で受信することにより前記移動局の移動速度を求める移動速度検出装置において、
前記受信機で受信した前記移動局からの電波が周囲の構造物等により反射された電波の周波数を計測するFM検波処理手段と、該FM検波処理手段からのデータを格納するデータバッファ手段と、該データバッファ手段に格納された一定時間の周波数データから最大周波数および最小周波数を算出する周波数偏移算出手段と、該周波数偏移算出手段で算出された最大周波数および最小周波数を使用して前記移動局の移動速度を求める速度成分検出手段とを備えることを特徴とする移動速度検出装置。
【請求項3】
前記FFT処理手段の出力のうちノイズとして除去する閾値(TH)を設定するTH検出処理手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の移動速度検出装置。
【請求項4】
前記受信機の受信出力は、制御処理手段で発振周波数が制御される局部発振手段の発振信号により周波数変換手段で中間周波数(IF)に周波数変換されることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の移動速度検出装置。
【請求項5】
前記周波数変換手段で周波数変換されたIF信号をA/D変換手段でデジタル信号に変換され、更に直交変換手段で実部および虚部に変換されることを特徴とする請求項4に記載の移動速度検出装置。
【請求項6】
前記直交変換手段で変換された出力信号は、ローパスフィルタ(LPF)手段により高周波ノイズを除去することを特徴とする請求項5に記載の移動速度検出装置。
【請求項7】
前記FM検波処理手段の前段および後段にそれぞれLPF手段を設けることを特徴とする請求項2に記載の移動速度検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−258689(P2006−258689A)
【公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−78724(P2005−78724)
【出願日】平成17年3月18日(2005.3.18)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】