説明

空冷吸収式冷凍装置

【課題】 発生器で加熱された溶液を直接蒸発器に流入させることとし、蒸発器での熱交換とすることにより、安価な暖房回路を構成し得るようにする。
【解決手段】 空冷吸収式冷凍装置において、発生器Gから流出する吸収溶液Lcの一部を蒸発器Eへ液化冷媒Rwを供給する冷媒配管23に供給する溶液配管24を付設するとともに、該溶液配管24には、冷房時に閉とされ、暖房時に開とされる第1の開閉弁25を介設して、第1の開閉弁25を閉状態としたときには、蒸発器E内の利用側流体Wcは液化冷媒Rwの蒸発により冷却され、冷房用の冷熱源として利用されるが、前記第1の開閉弁25を開状態としたときには、蒸発器E内の利用側流体Wcは高温な吸収溶液Lcにより加熱され、暖房用の熱源として利用されるようにしている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、空冷吸収式冷凍装置に関し、さらに詳しくは空冷吸収式冷凍装置における暖房回路の構成に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の空冷吸収式冷凍装置は、吸収器で冷媒蒸気を吸収しながら吸収溶液を空冷フィンで冷却する直接空冷方式であり、吸収器では、冷媒蒸気の吸収と吸収溶液の冷却とを同時に行う気液界面の拡大が重要であり、小型化への制約が大きいという不具合があった。
【0003】
そこで、吸収器に流入する溶液を空冷冷却器にて過冷却し、吸収器内では単に冷媒蒸気を吸収させ、吸収熱は過冷却された溶液の顕熱で取り去るだけの間接空冷方式(溶液分離冷却方式)が、吸収器の小型化を図ることができるので、小型の空冷吸収式冷凍装置では有利であるところから、特許文献1にも開示されているように、従来例として存在している。
【0004】
例えば、図4に示すように、LiBr水溶液の濃度変化を利用した空冷吸収式冷凍装置であって、発生器Gと、該発生器Gから供給される冷媒蒸気Rsを凝縮液化する空冷式の凝縮器Cと、該凝縮器Cから供給される液化冷媒Rwを利用側流体Wcを用いて蒸発気化させる蒸発器Eと、前記発生器Gから供給される吸収溶液Lcに前記蒸発器Eから供給される冷媒蒸気Rsを吸収して前記発生器Gへ溶液ポンプPlを介して供給される希溶液Ldを得る吸収器Aと、該吸収器Aへ供給される吸収溶液Leを過冷却する空冷冷却器Haとを備えて構成された空冷吸収式冷凍装置が知られている。図4において、符号Hbは発生器Gから供給される吸収溶液Lcと吸収器Aで得られた希溶液Ldとを熱交換させる溶液熱交換器、Jは発生器Gの熱源、F1は凝縮器Cに付設された空冷ファン、F2は空冷冷却器Haに付設された空冷ファンである。
【0005】
上記構成の空冷吸収式冷凍装置における暖房回路としては、発生器G内に暖房用の伝熱管Hpを設け、該伝熱管Hpを含む回路Yと冷房時の蒸発器Eの回路Xとを、切換弁V1,V2を用いて切り換えることで冷暖房を実現するようにしたものが提案されている。
【0006】
【特許文献1】特開平7−98163号公報。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところが、上記特許文献1に開示されている方式では、回路切換用の弁が複数個必要となり(例えば、切換弁V1,V2等)、コスト的にも高価となるし、回路構成も複雑化するという不具合が生ずる。
【0008】
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、発生器で加熱された溶液を直接蒸発器に流入させることとし、蒸発器での熱交換とすることにより、安価な暖房回路を構成し得るようにすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願発明では、上記課題を解決するための第1の手段として、発生器Gと、該発生器Gから供給される冷媒蒸気Rsを凝縮液化する凝縮器Cと、該凝縮器Cから供給される液化冷媒Rwを利用側流体Wcを用いて蒸発気化させる蒸発器Eと、前記発生器Gから供給される吸収溶液Lcに前記蒸発器Eから供給される冷媒蒸気Rsを吸収して前記発生器Gへ溶液ポンプPlを介して供給される希溶液Ldを得る吸収器Aと、該吸収器Aへ供給される吸収溶液Leを過冷却する空冷冷却器Haとを備えた空冷吸収式冷凍装置において、前記発生器Gから流出する吸収溶液Lcの一部を前記蒸発器Eへ液化冷媒Rwを供給する冷媒配管23に供給する溶液配管24を付設するとともに、該溶液配管24には、冷房時に閉とされ、暖房時に開とされる第1の開閉弁25を介設している。
【0010】
上記のように構成したことにより、第1の開閉弁25を閉状態としたときには、溶液配管24を介して発生器Gから流出する高温の吸収溶液Lcの一部が冷媒配管23へ供給されなくなって、蒸発器E内の利用側流体Wcは液化冷媒Rwの蒸発により冷却され、冷房用の冷熱源として利用されることとなるが、前記第1の開閉弁25を開状態としたときには、溶液配管24を介して発生器Gから流出する高温な吸収溶液Lcの一部が冷媒配管23へ供給されることとなって、蒸発器E内の利用側流体Wcは高温な吸収溶液Lcにより加熱され、暖房用の熱源として利用されることとなる。従って、溶液配管24と第1の開閉弁25とを追加するだけで、暖房可能で低コストな暖房回路を構成することができる。
【0011】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第2の手段として、上記第1の手段を備えた空冷吸収式冷凍装置において、前記蒸発器Eの出口の冷媒を冷媒ポンプPrを介して該蒸発器Eの入口側へ還流させる構造とするとともに、前記冷媒ポンプPrの入口側と前記溶液ポンプPlの入口側とを連絡する連絡配管26を介設し且つ該連絡配管26に、冷房時に閉とされ、暖房時に開とされる第2の開閉弁27を介設することもでき、そのように構成した場合、蒸発器Eにおいて蒸発し切れなかった液化冷媒Rwを有効に利用することが可能となるところから、成績係数が向上する。
【0012】
本願発明では、さらに、上記課題を解決するための第3の手段として、上記第1又は第2の手段を備えた空冷吸収式冷凍装置において、前記吸収器Aを流下液膜式構造とする一方、前記蒸発器Eをプレート式熱交換器12により構成するとともに、両者を同一ケーシング4,5内に重ね合わせて収納することもでき、そのように構成した場合、吸収器Aと蒸発器Eとを同一のケーシング4,5内に一体構成することができ、装置のコンパクト化を図ることができる。
【発明の効果】
【0013】
本願発明の第1の手段によれば、発生器Gと、該発生器Gから供給される冷媒蒸気Rsを凝縮液化する凝縮器Cと、該凝縮器Cから供給される液化冷媒Rwを利用側流体Wcを用いて蒸発気化させる蒸発器Eと、前記発生器Gから供給される吸収溶液Lcに前記蒸発器Eから供給される冷媒蒸気Rsを吸収して前記発生器Gへ溶液ポンプPlを介して供給される希溶液Ldを得る吸収器Aと、該吸収器Aへ供給される吸収溶液Leを過冷却する空冷冷却器Haとを備えた空冷吸収式冷凍装置において、前記発生器Gから流出する吸収溶液Lcの一部を前記蒸発器Eへ液化冷媒Rwを供給する冷媒配管23に供給する溶液配管24を付設するとともに、該溶液配管24には、冷房時に閉とされ、暖房時に開とされる第1の開閉弁25を介設して、第1の開閉弁25を閉状態としたときには、溶液配管24を介して発生器Gから流出する高温の吸収溶液Lcの一部が冷媒配管23へ供給されなくなって、蒸発器E内の利用側流体Wcは液化冷媒Rwの蒸発により冷却され、冷房用の冷熱源として利用されるが、前記第1の開閉弁25を開状態としたときには、溶液配管24を介して発生器Gから流出する高温な吸収溶液Lcの一部が冷媒配管23へ供給されることとなって、蒸発器E内の利用側流体Wcは高温な吸収溶液Lcにより加熱され、暖房用の熱源として利用されるようにしたので、溶液配管24と第1の開閉弁25とを追加するだけで、暖房可能で低コストな暖房回路を構成することができるという効果がある。
【0014】
本願発明の第2の手段におけるように、上記第1の手段を備えた空冷吸収式冷凍装置において、前記蒸発器Eの出口の冷媒を冷媒ポンプPrを介して該蒸発器Eの入口側へ還流させる構造とするとともに、前記冷媒ポンプPrの入口側と前記溶液ポンプPlの入口側とを連絡する連絡配管26を介設し且つ該連絡配管26に、冷房時に閉とされ、暖房時に開とされる第2の開閉弁27を介設することもでき、そのように構成した場合、蒸発器Eにおいて蒸発し切れなかった液化冷媒Rwを有効に利用することが可能となるところから、成績係数が向上する。
【0015】
本願発明の第3の手段におけるように、上記第1又は第2の手段を備えた空冷吸収式冷凍装置において、前記吸収器Aを流下液膜式構造とする一方、前記蒸発器Eをプレート式熱交換器12により構成するとともに、両者を同一ケーシング4,5内に重ね合わせて収納することもでき、そのように構成した場合、吸収器Aと蒸発器Eとを同一のケーシン4,5内に一体構成することができ、装置のコンパクト化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、添付の図面を参照して、本願発明を幾つかの好適な実施の形態について説明する。
【0017】
第1の実施の形態
図1および図2には、本願発明の第1の実施の形態にかかる空冷吸収式冷凍装置が示されている。
【0018】
この空冷吸収式冷凍装置は、従来技術の項において説明したものと同様な構成とされており、例えば、図1に示すように、LiBr水溶液の濃度変化を利用した空冷吸収式冷凍装置であって、発生器Gと、該発生器Gから供給される冷媒蒸気Rsを凝縮液化する空冷式の凝縮器Cと、該凝縮器Cから供給される液化冷媒Rwを利用側流体Wcを用いて蒸発気化させる蒸発器Eと、前記発生器Gから供給される吸収溶液Lcに前記蒸発器Eから供給される冷媒蒸気Rsを吸収して前記発生器Gへ溶液ポンプPlを介して供給される希溶液Ldを得る吸収器Aと、該吸収器Aへ供給される吸収溶液Leを過冷却する空冷冷却器Haとを備えて構成されている。ここで、吸収溶液Leは、発生器Gから供給される吸収溶液Lcと吸収器Aから溶液ポンプPlを介して圧送される希溶液Ldとが合流して得られるものであり、吸収溶液Lcより相当希釈されたものとなっている。符号Hbは発生器Gから供給される吸収溶液Lcと吸収器Aで得られた希溶液Ldとを熱交換させる溶液熱交換器、Jは発生器Gの熱源、F1は凝縮器Cに付設された空冷ファン、F2は空冷冷却器Haに付設された空冷ファンである。
【0019】
そして、前記発生器Gから流出する吸収溶液Lcの一部を前記蒸発器Eへ液化冷媒Rwを供給する冷媒配管23に供給する溶液配管24が付設されており、該溶液配管24には、冷房時に閉とされ、暖房時に開とされる第1の開閉弁25が介設されている。
【0020】
本実施の形態においては、前記吸収器Aと前記蒸発器Eとは、図2に示すように、一体構成の吸収・蒸発器ユニットKとされている。
【0021】
即ち、吸収器Aと蒸発器Eとは、一対のケーシング(即ち、吸収器側ケーシング4と蒸発器側ケーシング5)との間に仕切り板6を介して重ね合わせるようにして収納されており、前記吸収器Aは、空冷冷却器Haにおいて過冷却状態とされた吸収溶液Lcが溶液入口配管7より供給される分散器8と、該分散器8から垂設された充填材固定枠9と、該充填材固定枠9内に充填された充填材10とによって構成される一方、前記蒸発器Eは、一対の伝熱プレート11,11からなるプレート式熱交換器12によって構成されている。符号13は冷媒溶液入口管、14は被冷却流体入口配管、15は被冷却流体出口配管、16は吸収器側ケーシング4に入口配管7を嵌挿すべく形成された吸収溶液入口、17は吸収溶液出口、18は蒸発器側ケーシング5に冷媒溶液入口管13を嵌挿すべく形成された冷媒溶液入口、19は蒸発器側ケーシング5に被冷却流体入口管14を嵌挿すべく形成された被冷却流体入口、20は蒸発器側ケーシング5に被冷却流体出口管15を嵌挿すべく形成された被冷却流体出口、21は仕切り板6の上端を蒸発器側ケーシング5の上部に固定するための取り付け片、22は仕切り板6の上端を取り付け片21に固定するためのネジである。図2において符号Bはロウ材であり、リン青銅ロウあるいは銅ロウが使用される。
【0022】
この吸収・蒸発器ユニットKは、流下液膜式の吸収器Aと、該吸収器Aへ冷媒蒸気を供給するプレート式の蒸発器Eとを一対のケーシング4,5内に重ね合わせて収納し、前記蒸発器Eと前記ケーシング4,5とを炉中ロウ付けにより同時にロウ付けして製造されるが、本実施の形態においては、吸収器Aへ吸収溶液Lcを供給する溶液入口配管7、蒸発器Eへ液化冷媒Rwを供給する液化冷媒入口配管13、蒸発器Eへ利用側流体Wcを供給する利用側流体配管14,15および吸収器Aから流出する溶液を導出する溶液出口配管(図示省略)を同時にロウ付けすることとなっている。このようにすると、溶液入口配管7、液化冷媒入口配管13、利用側流体配管14,15および溶液出口配管(図示省略)が同時ロウ付けされることとなり、ロウ付け工程の簡略化を図ることができる。なお、ロウ材としてリン青銅ロウを使用する場合には、真空炉あるいは還元炉における炉中ロウ付けとされ、ロウ材として銅ロウを使用する場合には、真空炉における炉中ロウ付けとされる。
【0023】
上記のようにして製造されるところから、流下液膜式の吸収器Aとプレート式の蒸発器Eとが一対のケーシング4,5内に重ね合わせて収納されることとなり、低コストでコンパクトな吸収・蒸発器ユニットKが得られるし、蒸発器Eとケーシング4,5とを同時にロウ付けするようにしたことにより、ロウ付け工程が大幅に簡略化できる。
【0024】
上記のように構成された空冷吸収式冷凍装置では、次のような作用効果が得られる。
【0025】
即ち、第1の開閉弁25を閉状態としたときには、溶液配管24を介して発生器Gから流出する高温の吸収溶液Lcの一部が冷媒配管23へ供給されなくなって、蒸発器E内の利用側流体Wcは液化冷媒Rwの蒸発により冷却され、冷房用の冷熱源として利用されることとなるが、前記第1の開閉弁25を開状態としたときには、溶液配管24を介して発生器Gから流出する高温な吸収溶液Lcの一部が冷媒配管23へ供給されることとなって、蒸発器E内の利用側流体Wcは高温な吸収溶液Lcにより加熱され、暖房用の熱源として利用されることとなる。従って、溶液配管24と第1の開閉弁25とを追加するだけで、暖房可能で低コストな暖房回路を構成することができる。
【0026】
第2の実施の形態
図3には、本願発明の第2の実施の形態にかかる空冷吸収式冷凍装置が示されている。
【0027】
この場合、蒸発器Eの出口の冷媒を還流配管28および冷媒ポンプPrを介して該蒸発器Eの入口側へ還流させる構造とされており、前記冷媒ポンプPrの入口側と溶液ポンプPlの入口側とを連絡する連絡配管26を介設し且つ該連絡配管26には、冷房時に閉とされ、暖房時に開とされる第2の開閉弁27が介設されている。このようにすると、蒸発器Eにおいて蒸発し切れなかった液化冷媒Rwを有効に利用することが可能となるところから、成績係数が向上する。
【0028】
その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0029】
本願発明は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる空冷吸収式冷凍装置の回路構成図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる空冷吸収式冷凍装置における吸収・蒸発器ユニットの拡大縦断面図である。
【図3】本願発明の第2の実施の形態にかかる空冷吸収式冷凍装置の回路構成図である。
【図4】従来公知の空冷吸収式冷凍装置の回路構成図である。
【符号の説明】
【0031】
4はケーシング(吸収器側ケーシング)
5はケーシング(蒸発器側ケーシング)
12はプレート式熱交換器
23は冷媒配管
24は溶液配管
25は第1の開閉弁
26は連絡配管
27は第2の開閉弁
Aは吸収器
Cは凝縮器
Eは蒸発器
Gは発生器
Haは空冷冷却器
Lcは吸収溶液
Ldは希溶液
Leは吸収溶液(吸収溶液Lcと希溶液Ldとが合流した吸収溶液)
Plは溶液ポンプ
Prは冷媒ポンプ
Rsは冷媒蒸気
Rwは液化冷媒

【特許請求の範囲】
【請求項1】
発生器(G)と、該発生器(G)から供給される冷媒蒸気(Rs)を凝縮液化する凝縮器(C)と、該凝縮器(C)から供給される液化冷媒(Rw)を利用側流体(Wc)を用いて蒸発気化させる蒸発器(E)と、前記発生器(G)から供給される吸収溶液(Lc)に前記蒸発器(E)から供給される冷媒蒸気(Rs)を吸収して前記発生器(G)へ溶液ポンプ(Pl)を介して供給される希溶液(Ld)を得る吸収器(A)と、該吸収器(A)へ供給される吸収溶液(Le)を過冷却する空冷冷却器(Ha)とを備えた空冷吸収式冷凍装置であって、前記発生器(G)から流出する吸収溶液(Lc)の一部を前記蒸発器(E)へ液化冷媒(Rw)を供給する冷媒配管(23)に供給する溶液配管(24)を付設するとともに、該溶液配管(24)には、冷房時に閉とされ、暖房時に開とされる第1の開閉弁(25)を介設したことを特徴とする空冷吸収式冷凍装置。
【請求項2】
前記蒸発器(E)の出口の冷媒を冷媒ポンプ(Pr)を介して該蒸発器(E)の入口側へ還流させる構造とするとともに、前記冷媒ポンプ(Pr)の入口側と前記溶液ポンプ(Pl)の入口側とを連絡する連絡配管(26)を介設し且つ該連絡配管(26)には、冷房時に閉とされ、暖房時に開とされる第2の開閉弁(27)を介設したことを特徴とする請求項1記載の空冷吸収式冷凍装置。
【請求項3】
前記吸収器(A)を流下液膜式構造とする一方、前記蒸発器(E)をプレート式熱交換器(12)により構成するとともに、両者を同一ケーシング(4),(5)内に重ね合わせて収納したことを特徴とする請求項1および2のいずれか一項記載の空冷吸収式冷凍装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−202814(P2008−202814A)
【公開日】平成20年9月4日(2008.9.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−36423(P2007−36423)
【出願日】平成19年2月16日(2007.2.16)
【出願人】(000002853)ダイキン工業株式会社 (7,604)
【Fターム(参考)】