説明

立体映像表示装置及び方法

【課題】 例えば、CFLを立体映像表示装置として用いる場合、R、G、Bの単位フレームで特定ラインの画素をブラック画素にすることにより、色混合により生じる色表現領域の変化等を改善できる立体映像表示装置及び方法を提供する。
【解決手段】 本発明は、立体映像表示装置及び方法に関し、本発明の実施形態に係る立体映像表示装置は、入力された単位フレーム映像を赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の単位フレーム映像に分離して生成し、分離した前記R、G、Bの単位フレーム映像で任意のライン(Line)に該当する画素がブラック画素になるようにする映像補正部と、前記ブラック画素を含む前記R、G、Bの単位フレーム映像が順次実現される表示パネルと、前記表示パネルから出力される前記R、G、Bの単位フレーム映像をユーザの左眼及び右眼映像に出力し、前記ブラック画素になる前記ラインの一側と他側との映像を互いに異なるように偏光させて出力する偏光部材を含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、立体映像表示装置及び方法に関し、より詳細には、例えば、CFL(Color Filterless LCD)と、そのCFLに連動する別途の偏光部材を用いて色の表現力が改善した立体映像を実現できる立体映像表示装置及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
3次元(3D)映像を実現する方法は、一般に視聴者が両眼時差を用いるものである。このように、両眼時差を用いて3次元映像を実現する方法には、偏光グラスやシャッター(Shutter)グラス等を着用しなければならないメガネ方式と、表示装置に別途のレンチキュラーレンズ(Lenticular lens)等を付着することにより、別途の眼鏡を必要としない無メガネ方式とがある。通常、前者はステレオスコピー(Stereoscopy)方法と称し、後者はオートステレオスコピー(Autostereoscopy)と称する。
【0003】
より詳細に説明すると、メガネを使用する方式には、ディスプレイを眺める左右に赤色(Red)と青色(Blue)或いは赤色と緑色(Green)のフィルタをかけて、赤(R)・青(B)或いは赤(R)・緑(G)メガネで撮影された画面を見る方式であるアナグリフ(Anaglyph)方式、左右メガネに透過率が異なるフィルタを装着して立体感を感じさせる濃度差方式、光原理を立体投影に使用する偏光フィルタ方式、メガネの左右場面を交互に開閉させると同時に画面を左眼用と右眼用とに切り替えるLCDシャッタ方式とがある。
【0004】
ここで、偏光フィルタ方式のステレオスコピーに対してより詳細に説明すると、偏光メガネの左眼と右眼とに構成された偏光フィルタの透過軸(或いは偏光軸)にそれぞれ偏光した光が出射するように表示装置の表面に偏光板を構成する。偏光板は、偏光メガネの左眼と右眼に構成された偏光フィルタの透過軸方向と平行した透過軸を有する微小偏光板が複数個構成される。それにより、表示装置から出射する互いに異なる偏光を偏光メガネの左眼と右眼で受けることにより、偏光メガネを着用したユーザの両眼で受ける視野差によって立体映像を感じるようになる方式である。
【0005】
一方、最近では、従来のLCDでカラーフィルタによって減少された光効率を改善すべく、カラーフィルタを取り除き、RGB光源を使用して画素のデータとRGB光源を同期化して順次駆動するCFLが注目され、このようなCFLを立体映像表示装置に組み込もうとする研究が進められてきた。従来のLCDは、カラーフィルタが工程上に含まれてバックライトから白色光を提供したとき、各画素を通じてRGBの色相を実現する方式であれば、CFLはLCD工程からカラーフィルタの工程を除き、バックライトからRGBの光を提供することにより、光の透過率を高める方式といえる。
【0006】
ところが、CFLと従来の偏光フィルタ方式を用いて立体映像表示装置に適用すると、バックライトの順次駆動時に色割れ(Color breakup)現象が生じ、色混合(color mixing)により色表現領域(Color gamut)が変化するようになり、さらに、立体映像表示装置の移動間に視聴或いは視聴時点が固定されていない環境でクローストーク(Cross talk)が生じている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国登録特許第623、726号
【特許文献2】日本特開第2004−0279783号公報
【特許文献3】韓国登録特許第616、556
【特許文献4】韓国特開第2004−0090306号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、本発明の実施形態は、例えば、CFLを立体映像表示装置として用いる場合、R、G、Bの単位フレームで特定ラインの画素をブラック画素にすることにより、色混合により生じる色表現領域の変化等を改善できる立体映像表示装置及び方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の実施形態に係る立体映像表示装置は、左眼画素及び右眼画素が含まれた第1映像を受信し、前記第1映像から赤色(R)フレーム、緑色(G)フレーム及び青色(B)フレームを生成する映像補正部と、前記Rフレーム、Gフレーム及びBフレームを順次ディスプレイする表示パネルと、前記Rフレーム、Gフレーム及びBフレームの左眼画素及び右眼画素の偏光方向が互いに異なるように前記偏光方向を制御する偏光部材とを含む。
【0010】
ここで、前記Rフレームは、前記左眼画素及び右眼画素の赤色(Red)成分に該当するR左眼画素及びR右眼画素を含んでよい。なお、前記Rフレームは、前記R左眼画素またはR右眼画素と隣接して配列されるブラック画素を更に含んでよい。さらに、前記ブラック画素は、前記R左眼画素及びR右眼画素の間に配列されてよい。
【0011】
一方、前記映像補正部は、前記Rフレーム、Gフレーム及びBフレームの左眼画素及び右眼画素の位置をフレーム毎に変更してよい。前記偏光部材は、液晶部材の電圧駆動を制御してよい。なお、前記表示パネルは、CFL LCDとRGBバックライトとを同期化させ、前記Rフレーム、Gフレーム及びBフレームを順次ディスプレイしてよい。
【0012】
さらに、前記映像補正部は、前記左眼画素、色混合防止画素及び右眼画素が順次配列された前記Rフレーム、Gフレーム及びBフレームが順次ディスプレイされるように制御してよい。
【0013】
本発明の実施形態に係る立体映像表示装置は、入力された単位フレーム映像を赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の単位フレーム映像に分離して生成し、分離した前記R、G、Bの単位フレーム映像で任意のライン(Line)に該当する画素がブラック画素になるようにする映像補正部と、前記ブラック画素を含む前記R、G、Bの単位フレーム映像が順次実現される表示パネルと、前記表示パネルから出力される前記R、G、Bの単位フレーム映像をユーザの左眼及び右眼映像に出力し、前記ブラック画素になる前記ラインの一側と他側との映像を互いに異なるように偏光させて出力する偏光部材を含む。
【0014】
ここで、前記映像補正部は、前記ブラック画素を形成するために、前記ラインに該当する画素の画素値をブラックデータに変換したり、前記ラインに該当する前記表示パネルのデータラインをスイッチング制御してターンオフさせてよい。
【0015】
なお、前記映像補正部は、前記R、G、Bの単位フレームのうち隣接するフレーム間で前記ブラック画素になる前記ラインの位置を変更してよい。
【0016】
さらに、前記偏光部材は、前記R、G、Bの単位フレームが順次実現される第1時点で前記ブラック画素を形成するラインの一側(或いは、他側)映像と、前記第1時点に続く第2時点で前記ブラック画素を形成するラインの一側(或いは、他側)映像を互いに異なるように偏光させてよい。
【0017】
前記映像補正部は、前記R、G、Bの単位フレーム映像の各々が互いに同じ位置のラインをブラック画素になるように形成してよい。
【0018】
なお、前記偏光部材は、第1単位フレームで前記ブラック画素を形成する前記ラインの一側(或いは、他側)映像と、前記第1単位フレームに隣接した第2単位フレームで前記ブラック画素を形成する前記ラインの一側(或いは、他側)映像を互いに同じ方式で偏光させてよい。
【0019】
本発明の実施形態に係る立体映像表示方法は、左眼画素及び右眼画素が含まれた第1映像を受信するステップと、前記第1映像から生成された赤色(R)フレーム、緑色(G)フレーム及び青色(B)フレームを順次ディスプレイするステップと、前記Rフレーム、Gフレーム及びBフレームの左眼画素及び右眼画素の偏光方向が互いに異なるように前記偏光方向を制御するステップとを含む。
【0020】
ここで、前記Rフレームは、前記左眼画素及び右眼画素の赤色(Red)成分に該当するR左眼画素及びR右眼画素を含んでよい。
【0021】
なお、前記Rフレームは、前記R左眼画素またはR右眼画素と隣接して配列されるブラック画素を更に含んでよい。
【0022】
前記ブラック画素は、前記R左眼画素及びR右眼画素の間に配列されてよい。
【0023】
一方、前記ディスプレイするステップは、前記Rフレーム、Gフレーム及びBフレームの左眼画素及び右眼画素の位置をフレーム毎に変更することを含んでよい。
【0024】
なお、前記偏光方向を制御するステップは、液晶部材の電圧駆動を制御することを含んでよい。
【0025】
前記ディスプレイするステップは、CFL LCDとRGBバックライトとを同期化させ、前記Rフレーム、Gフレーム及びBフレームを順次ディスプレイすることを含んでよい。
【0026】
なお、前記ディスプレイするステップは、前記左眼画素、色混合防止画素及び右眼画素が順次配列された前記Rフレーム、Gフレーム及びBフレームを順次ディスプレイすることを含んでよい。
【0027】
本発明の実施形態に係る立体映像表示方法は、入力された単位フレーム映像を赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の単位フレーム映像に分離して生成するステップと、分離した前記R、G、Bの単位フレーム映像が各々互いに同じ位置に該当するラインの画素をブラック画素になるように形成するステップと、前記R、G、Bの単位フレームのいずれもが表示される第1時点で前記ブラック画素をなすラインの一側(或いは、他側)映像と、前記第1時点に続き、前記R、G、Bの単位フレームのいずれもが表示される第2時点で前記ブラック画素をなすラインの一側(或るは、他側)映像とを互いに異なるように偏光させて出力するステップとを含む。
【0028】
ここで、前記ラインの画素をブラック画素になるように形成するステップは、前記ラインに該当する画素の画素値をブラックデータに変換してよい。
【0029】
なお、前記ラインの画素をブラック画素になるように形成するステップは、前記ラインに対応する表示パネルのデータラインをスイッチング制御してターンオフさせてよい。
【0030】
本発明の実施形態に係る立体映像表示方法は、入力された単位フレーム映像を赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の単位フレーム映像に分離して生成するステップと、分離した前記R、G、Bの単位フレーム映像のうち隣接する単位フレーム映像間には、互いに異なるラインの画素がブラック画素になるように形成するステップと、各々の前記R、G、Bの単位フレーム映像でブラック画素をなすラインの一側(或いは、他側)映像を互いに同じ方式で偏光させて出力するステップとを含む。
【0031】
ここで、前記画素がブラック画素になるように形成するステップは、前記R及び前記Bの単位フレーム映像で前記ブラック画素のパターンが同じ形態をなし、前記Gの単位フレーム映像は前記R及び前記Bの単位フレーム映像と前記ブラック画素のパターンが異なる形態になるように形成してよい。
【0032】
なお、前記同じ方式で偏光させて出力するステップは、前記R及び前記Bの単位フレーム映像の全体的な偏光パターンが互いに同一であり、前記Gの単位フレーム映像の全体的な偏光パターンが前記R及び前記Bの単位フレーム映像の全体的な偏光パターンと異なることにより行われてよい。
【発明の効果】
【0033】
以上説明したように本発明によれば、仮にCFLにアクティブリターダ(Active retarder)のような能動型偏光部材を用いることにより、高輝度を要求するDID(Digital Information Display)のような広告板でも画質が改善した自然な3D広告の実現が可能である。なお、液晶の応答時間エラーの均等化によるカラーチューニングが可能になることにより、3D映像実現時のクロストーク問題を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施形態に係る立体映像実現システムを示す図である。
【図2】図1の液晶表示装置の構造を示すブロック図である。
【図3】図1の偏光部材に印加する電圧波形の例示図である。
【図4】図1の立体映像表示装置の第1実施形態に係る順次駆動概念を説明するための図である。
【図5】図1の立体映像表示装置の第2実施形態に係る順次駆動概念を説明するための図である。
【図6】図1の液晶表示装置のラインスイッチング原理を説明するための図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係る立体映像表示方法を示す図である。
【図8】本発明の第2実施形態に係る立体映像表示方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0036】
図1は、本発明の実施形態に係る立体映像実現システムを示す図であり、図2は、図1の液晶表示装置の構造を示すブロック図であり、図3は、図1の偏光部材に印加する電圧波形の例示図である。
【0037】
図1ないし図3に示すように、本発明の実施形態に係る立体映像実現システムは、立体映像表示装置100及びユーザ用メガネ110を含み、ここで、立体映像表示装置100は、液晶表示装置101と偏光部材103を含んでよい。
【0038】
まず、本発明の実施形態に係る液晶表示装置101は、カラーフィルタのない液晶表示装置、すなわち、CFLが望ましい。CFLは、別途のカラーフィルタを形成していない状態で、画像を実現する表示パネル230と、RGBの光を順次提供するLEDのバックライト260を含んでよい。
【0039】
液晶表示装置101は、R、G、Bが混合した単位フレーム映像(或いは、第1映像)が提供され、R、G、Bの特定色を有する画素別に区分される各々の単位フレーム映像を生成し、生成した各々の単位フレーム映像を順次表示パネル230に表示する。このとき、表示パネル230に表示される特定色の単位フレームで奇数番目または偶数番目の水平ラインまたは垂直ラインは、ブラック画素が出力される。勿論、奇数番目及び偶数番目の水平ラインまたは垂直ラインが混合されてブラック画素になることもできる。このとき、液晶表示装置101は、R、G、Bの単位フレームでブラック画素になる水平ラインまたは垂直ラインが奇数番目または偶数番目で互いに同一でもよいが、Rの単位フレームの奇数番目ラインがブラック画素になると、次のフレームであるGの単位フレームは偶数番目ラインがブラック画素になり、Bの単位フレームはRのフレームと同様に奇数番目ラインがブラック画素になってよい。ここで、ブラック画素になるとは、ブラックデータの変換(或いは、挿入)とスイッチング制御により、データラインをターンオフさせる過程をすべて含むという意味である。その他の詳細な内容は後述する。
【0040】
なお、偏光部材103は、受動(Passive)方式ではない能動的な制御が可能であるため、アクティブリターダ(Active Retarder)と称されてよいが、そのために、偏光部材103は液晶層を含むことが望ましい。このような偏光部材103は、独立的な装置として別途に形成されて液晶表示装置101に付着されてよいが、液晶表示装置101に一体化されて形成されてよい。そして、偏光部材103は、図3でのように、互いに異なるレベルの駆動電圧を用いて液晶層を水平ライン或いは垂直ライン別に制御することにより、液晶表示装置101に実現されるR、G、Bの単位フレーム映像をユーザ用メガネ110の左眼映像と右眼映像とに分離して出力するようになる。厳密にいうと、本発明の実施形態においては、図3でのようなホワイト(W)電圧が必要でなくてよい。一方、偏光部材103は、図3でのような駆動電圧を液晶表示装置101の電源電圧生成部240から提供されてよく、タイミングコントローラ200または映像補正部210によって制御されてよい。
【0041】
例えば、偏光部材103が垂直ラインの形態で左/右眼映像を出力する場合であれば、垂直ラインの奇数番目ラインの映像は垂直偏光させて出力し、偶数番目ラインの映像は水平偏光させて出力することができ、その反対も可能である。または、垂直ラインの奇数番目ラインの映像は時計回りに円形偏光させて出力し、偶数番目ラインの映像は反時計回りに円形偏光させて出力することができる。さらに、垂直ラインの奇数番目ラインの映像を線形偏光させ、偶数番目ラインの映像は円形偏光させることも可能であり、混合することも可能である。
【0042】
本発明の実施形態に、仮に液晶表示装置101でR、G、Bの単位フレーム映像でいずれも同じ位置、すなわち、奇数番目または偶数番目の水平または垂直ラインをブラック画素にした後、R、G、Bの単位フレームを順次実現する第1時点で偏光部材103は左眼映像は水平偏光させて出力し、右眼映像は垂直偏光させて出力するようになる。一方、第1時点に続き、R、G、Bの単位フレームを順次実現する第2時点で偏光部材103は左眼映像は垂直偏光させ、右眼映像は水平偏光させて出力することが望ましい。言い換えると、偏光部材103は、ブラック画素を基準にする一側及び他側の映像が各々垂直偏光と水平偏光を交互に行うようになるのである。このとき、ブラック画素は垂直偏光及び水平偏光の何れか一つの方式であっても構わない。
【0043】
なお、別の実施形態として、仮に、液晶表示装置101がR、G、Bの単位フレーム映像で奇数番目及び偶数番目の水平または垂直ラインを交互にブラック画素で形成して出力する際、表示パネル230におけるブラック画素の位置が変更されるものの、偏光部材103はそのブラック画素を基準に一側映像は同様に水平偏光させて出力し、他側映像に対しては同様に垂直偏光させて出力するようになる。これにより、単位フレームの映像を具体的に区分すると、まるでR、G、Bの単位フレームでブラック画素の位置が変換されるとともに、偏光部材103の水平偏光及び垂直偏光の位置も変わると認識される。それに対する詳細な内容は後述する。
【0044】
ユーザ用メガネ110は、本発明の実施形態に係る偏光メガネが望ましい。左眼が仮に水平偏光されて提供される映像を認識することができれば、右眼は垂直偏光されて提供される映像を認識することができる。勿論、その反対であってもよい。更に、ユーザ用メガネ110は、時計回り及び反時計回りに円形偏光されて提供される映像を左眼と右眼とが各々認識するように形成されてよく、更に、線形偏光と円形偏光で提供される映像を左眼と右眼で各々認識するように形成されてよいため、本発明の実施形態ではどのような偏光方式で映像を認識するかについては限定しない。
【0045】
図2を参考に液晶表示装置101をより詳細に説明すると、本発明の実施形態に係る液晶表示装置101は、タイミングコントローラ200と、映像補正部210と、ゲート/ソースドライバ220_1、220_2と、表示パネル230と、電源電圧生成部240と、ランプ駆動部250と、バックライト260と、基準電圧生成部270の一部または全部を含む。
【0046】
まず、タイミングコントローラ200は、グラフィックカードのようなインターフェース部に連動することができ、スカラー(Scalar)及び制御信号生成部を含んでよい。ここで、グラフィックカードは外部から入力された映像データを液晶表示装置101の解像度を適切に変換して出力する。このとき、映像データは、勿論、R、G、Bのビデオデータで構成され、グラフィックカードは液晶表示装置101の解像度に適したクロック信号(DCLK)の垂直及び水平同期信号(Vsync、Hsync)等のような制御信号を発生させる。スカラーは、仮にグラフィックカードから提供される8ビットのR、G、Bデータが提供されて6ビットで並べ直す等のデータを並べ直す過程を行うことができ、制御信号生成部はグラフィックカードからの制御信号に応答してゲート/ソースドライバ220_1、220_2のタイミング制御のためのタイミング信号等を発生するようになる。このとき、タイミングコントローラ200を介して並べ直されて生成されるR、G、Bデータ及びタイミング信号、即ち、制御信号は映像補正部210に提供される。勿論、ここにおける制御信号は、システム設計者の意図により、タイミングコントローラからゲート/ソースドライバ220_1、220_2及びランプ駆動部250に直接提供されてよいものであるため、本発明の実施形態では、それに限定しない。
【0047】
映像補正部210は、表示パネル230でカラーが割れて見える現象、色混合により色表現領域が変化する現象及び移動環境におけるクロストーク現象を防止するための方法として、順次実現されるR、G、Bの単位フレーム映像の奇数番目または偶数番目の水平ラインまたは垂直ラインの画素をブラック画素で形成する。そのために、映像補正部210は、ブラックデータに変換または挿入して出力したり、特定色の単位フレーム映像が出力される際、奇数または偶数番目のデータラインがターンオフされるようにスイッチング制御することも可能である。以下では、ブラックデータへの変換を例に挙げて説明する。
【0048】
より具体的に、映像補正部210は、本発明の実施形態に係る一つの方法として、R、G、Bの単位フレーム映像で3つの単位フレームのすべてにおいて同じ位置に該当する奇数番目または偶数番目の水平ラインまたは垂直ラインの画素値をブラックデータに変換して出力することができる。別の方法として、映像補正部210は、Rの単位フレーム映像、Gの単位フレーム映像及びBの単位フレーム映像でブラックデータに変換される奇数番目または偶数番目の水平ラインまたは垂直ラインを交互にするのである。言い換えると、垂直ラインを仮定すると、Rの単位フレームで偶数番目ラインがブラックデータに変換された場合、次のフレームであるBの単位フレームで奇数番目ラインをブラックデータに変換して出力するのである。仮に、このような2つの方法に対する設定は、システムの設計者によって行われてよい。
【0049】
映像補正部210は、例えば、ルックアップテーブル型のメモリ部に連動することができる。前者の方法で駆動するために映像補正部210は第1ルックアップテーブルに保存された変換値(或いは、補正値)を用いることができ、後者の方法で駆動するために第2ルックアップテーブルに保存された変換値を用いることができる。このようなルックアップテーブルの利用により、R、G、Bの単位フレームで特定ラインの映像をブラックに変換する過程において、データ処理が素早く行われることができる。
【0050】
ゲートドライバ220_1は、電源電圧生成部240から生成されたゲートオン/オフ電圧(VgH、VgL)が提供され、提供されたゲートオン/オフ電圧(VgH、VgL)は映像補正部210から提供する制御信号、或いはタイミングコントローラ200から提供される制御信号に同期されて表示パネル230のゲートライン(GL1〜GLn)に印加される。このようなゲート電圧の印加の際、ゲートドライバ220_1は、映像補正部210或いはタイミングコントローラ200の制御により水平ライン別に電圧を順次提供するようになる。
【0051】
ソースドライバ220_2は、電源電圧生成部240から生成された共通電圧(Vcom)、基準電圧生成部270から提供する基準電圧(Vref)(或いは、ガンマ電圧)が提供され、映像補正部210からは変換されたR、G、B映像及び制御信号が提供されてよい。ここで、共通電圧(Vcom)は表示パネル230の共通電極で提供するためのものであり、基準電圧(Vref)はソースドライバ220_2内のD/Aコンバータに提供されてカラー映像の階調を表現する際に用いられる。言い換えると、映像補正部210から提供される変換されたR、G、B映像はD/Aコンバータに提供することができるが、D/Aコンバータに提供されたR、G、B映像のデジタル情報はカラーの階調を表現可能なアナログ電圧に変換されて表示パネル230に提供される。このとき、R、G、B映像、即ち、階調電圧は映像補正部210から提供される制御信号に同期されて表示パネル230に提供されてよい。
【0052】
表示パネル230は、第1基板及び第2基板、そしてその間に介在された液晶層でなされてよい。このとき、第1基板は互いに交差して画素領域を定義するための複数のゲートライン(GL1〜GLn)とデータライン(DL1〜DLn)が形成され、その交差する画素領域には画素電極が形成される。そして、画素領域の一領域、より正確には、角にはTHT(Thin Film Transistor)が形成される。このようなTHTのターンオン動作の際、第1基板の画素電極と、仮に第2基板の共通電極に印加された電圧の差分だけ液晶がツイスト(Twist)されてバックライト260のR、G、B光を順次透過させることができるようになる。ここで、R、G、Bの光を順次透過させるために、本発明の実施形態に係る表示パネル230はCFL、すなわち、カラーフィルタのない表示パネルが望ましい。言い換えると、多様なカラーを有する単位フレームを形成するために、CFLは入力された映像の単位フレームに対してR、G、Bの光で表現される3つの単位フレームを形成して画像を実現するようになる。
【0053】
電源電圧生成部240は、外部からの常用電圧、すなわち110Vまたは220Vの交流電圧が提供されて多様な大きさのDC電圧を生成して出力する。例えば、ゲートドライバ220_1のためには、ゲートオン電圧(VgH)として、仮にDC 15V電圧を生成して提供することができ、ランプ駆動部250のためには、DC 24Vの電圧を生成して提供することができ、タイミングコントローラ200のためには、DC 12Vの電圧を生成して提供する等、多様な大きさの電圧を生成して提供することができる。さらに、電源電圧生成部240は、偏光部材103の駆動のための電圧を生成して提供することができる。
【0054】
ランプ駆動部250は、電源電圧生成部240から提供された電圧を変換してバックライト260に提供することができる。なお、ランプ駆動部250は、バックライト260を構成するR、G、BのLEDを順次駆動するために映像補正部210から提供される制御信号に同期されて動作することができる。なお、ランプ駆動部250は、バックライト260のRGB LEDから均一の光が提供されるようにLEDの駆動電流をフィードバック制御するフィードバック回路を含むことができる。
【0055】
バックライト260は、RGB LEDで構成され、表示パネル230の周縁部にRGB LEDが配置されるエッジ型(Edge type)、表示パネル230の下段全体にRGB LEDが配置される直下型(Direct type)等、如何なる形態で構成されても構わない。ただ、本発明の実施形態に係るバックライト260はランプ駆動部250の制御により、R、G、Bの光を順次提供するように動作することが望ましい。
【0056】
基準電圧生成部270は、ガンマ電圧生成部と称されてよく、電源電圧生成部240から仮にDC 10Vの電圧を提供された場合、それを再び分割抵抗等を通じて複数の電圧に分割してソースドライバ220_2に提供することができる。それを通じて、ソースドライバ220_2は提供される複数の電圧を細部分割して仮にR、G、Bデータの256階調等を表現することができるようになる。
【0057】
図4は、図1の立体映像表示装置の第1実施形態に係る順次駆動概念を説明するための図である。図4を図1とともに参照すると、図4の左側映像から眺める際、左眼映像と右眼映像のデータがブラック画素を隔てて両方とも点いている。このとき、仮に偏光部材103としてアクティブリターダの位相差(Retardation)(或いは、偏光)方向に沿って左眼(L)映像及び右眼(R)映像とが分離されてユーザ用メガネ110、即ち、3Dメガネに映像が入り込むようになり、ユーザはこの映像を通じて立体感を感じる。ここで、ブラックが表示される画素ラインに該当するアクティブリターダの画素ラインの位相差方向は垂直、水平及び斜線(Splay)のような線形偏光のいずれかであっても構わない。
【0058】
図4の右側映像は、左側映像のRGB順次駆動後、その次のフレームに該当するデータ印加状態を示している。図4の左側映像と対比すると、左側映像で左眼(L)映像だったものが、右側映像では右眼(R)映像になり、左側映像における右眼(R)映像は右側映像における左眼(L)映像になって出力されるように、右眼(R)映像及び左眼(L)映像の位置を入れ替えることにより、特定ラインにブラックデータを挿入しない場合に比べて、解像度が低下する問題を解決することができる。それは、偏光部材103の液晶層を制御することで十分に可能となる。
【0059】
図5は、図1の立体映像表示装置の第2実施形態に係る順次駆動概念を説明するための図である。図5を図1とともに参照すると、図5の左側一番目映像から眺める際、左眼(L)映像と右眼(R)映像のデータがブラック画素を隔てて点いているという点は、図4と同じである。このとき、アクティブリターダの位相差方向に沿って左眼の赤色(Red)イメージと右側の赤色イメージとが分離されてユーザ用メガネ110、即ち、3Dメガネに入り込み、ユーザはこの映像を通じて赤色成分の映像に対する立体感を感じるようになる。勿論、このときも、ブラックが表示される画素ラインに対応するアクティブリターダの画素ラインの位相差方向は線形偏光のいずれかであっても構わない。
【0060】
図5の中心映像を眺める際、順次駆動方法により、左眼映像の緑色(Green)データと右眼映像の緑色データがブラック画素を隔てて点いているが、赤色データと比較すると、ブラック画素の位置が入れ替わっている。このとき、アクティブリターダの偏光画素の位置も左/右眼映像をなす緑色データの画素位置に基づいて変わるようになる。したがって、左眼(L)の緑色映像と右眼(R)の緑色映像とが分離されて3Dメガネに入り込み、この映像を通じてユーザが緑色成分の映像に対する立体感を感じるようになる。
【0061】
図5の右側映像を眺める際、左側映像と同様の状態で左眼(L)映像の青色(Blue)データと右眼(R)映像の青色データが印加された状態を示す。同じ原理で左眼(L)の青色映像と右眼(R)の青色映像とが分離されて3Dメガネに入り込み、この映像を通じてユーザが青色成分の映像に対する立体感を感じるようになる。
【0062】
結局、このような方法で、RGBイメージを人間の眼が合成を行うことで、カラー映像を感じるようになり、左/右眼の映像が分離されて入り込む方式で立体感を感じることができるようになる。
【0063】
通常、CFLは赤色の画素値から緑色の画素値に、または緑色の画素値から青色の画素値に液晶(LC)が反応する際、定められた時間、例えば、240Hzを基準に4.3ms内に完全に反応することができないため、以前の画素値が次のカラーの画素値に影響を与えて、それにより色混合の問題を生じるようになるが、本発明の実施形態でのように、ブラック画素を形成すると、図5のように色混合が生じる画素数が1/3に減るようになる。通常、ライジングタイム(Rising Time)よりフォーリング(Falling Time)がかなり早いため、ブラック画素を形成する位置の色混合の現象を無視できるようになる。
【0064】
図6は、図1の液晶表示装置のラインスイッチング原理を説明するための図である。図6を図1とともに参照すると、本発明の実施形態に係る立体映像表示装置を駆動するうえで、何より注目すべきは、色混合とクロストークを同時に解決することである。特に、問題になるのは、以前のフレームの各画素の画素値に応じて現在のフレームの各画素値に及ぶ映像がすべて異なることである。例えば、図6(a)に示すように、(n、m)と(i、j)という位置の画素値のレベルが以前のフレームで100と200であり、現在のフレームで20、20とする場合、以前のフレームの画素値に応じて現在のフレームで表現できる階調(Color)が変わる。言い換えると、グレイトゥグレイ応答時間(Gray to Gray Response Time)がすべて異なるため、200から200に変化する画素値は100から20に変化する画素の値と異なり、その結果映像に応じて領域別にカラーが異なって見える現象を引き起こす。
【0065】
しかし、図6の(b)のように、特定ラインの画素に順次1つずつブラックを形成することにより、図6の(a)より、DCC(Dynamic Capacitance Compensation)によるエラー率を減少させ、色混合を防止できるようになる。以前の画素値に影響を受けないように画素を移しつつブラックを形成してエラー率を均等に合わせることで、その分色混合を防止でき、目標カラーに対するチューニング(Tuning)を容易にすることができる。それは、240Hzパネルでブラックを挿入してクロストークを最大限に改善することと同様に説明することができる。さらに、左/右眼映像を映す3D方式では、データの変化時にブラックレベルから開始したり、ブラックレベルに一回ずつは低下させるようにすることで、クロストークの水準を同様にチューニングしてより優れた立体感を感じるようにすることができる。それは、つまり、オーバードライブ(Over Drive)開始値とエンド(End)値の同一化及びリセット機能に関するものであるといってよい。
【0066】
図7は、本発明の第1実施形態に係る立体映像表示方法を示す図である。図7を図1とともに参照すると、立体映像表示装置100は、例えば、本発明の実施形態のようなCFLを含む場合、R、G、Bが混合した単位フレーム映像を受信し、R、G、Bに区分される各々の単位フレーム映像を生成する(S701)。
【0067】
次いで、立体映像表示装置100は、分離した各R、G、Bの単位フレーム映像のすべてで同じ位置に該当するラインの画素をブラック画素で形成する(S703)。ここで、同じ位置に該当するラインとは、R、G、Bの単位フレームのいずれもが偶数番目に該当するラインか、奇数番目に該当するラインであることを意味し、ブラック画素で形成するとは、ブラックデータへの変換または挿入すること以外に当該データラインをスイッチング制御してターンオフさせることを含む意味である。
【0068】
なお、立体映像表示装置100は、R、G、Bの単位フレームが順次表示される第1時点においてブラック画素の一側(或いは、他側)映像と、第1時点に続きR、G,Bの単位フレームが順次表示される第2時点においてブラック画素の一側(或いは、他側)映像とは、偏光方法を異なるようにして出力する(S705)。言い換えると、第1時点でブラック画素を基準にして左側に位置する左眼映像は、第2時点で右眼映像に入れ替わって映像が出力され、第1時点でブラック画素を基準にして右側に位置する右眼映像は、第2時点で左眼映像に入れ替わって映像が出力されるのである。
【0069】
このように、R、G、Bを一つの単位とする左眼映像と右眼映像とがブラック画素を基準に立体映像表示装置100から交互に出力される際、ユーザ用メガネ110は、当該偏光方式に適した映像を受け入れて左眼映像及び右眼映像をユーザが見られるようにするのである。
【0070】
図8は、本発明の第2実施形態に係る立体映像表示方法を示す図である。図8を図1とともに参照すると、本発明の実施形態に係る立体映像表示装置100は入力された単位フレーム映像に対してR、G、Bで区分される各々の単位フレーム映像を生成する(S801)。この場合は、立体映像表示装置100が仮にCFLを含むのが望ましい。
【0071】
次いで、立体映像表示装置100は、分離した各R、G、Bの単位フレーム映像で隣接する単位フレーム間で互いに異なるラインの画素をブラック画素で形成する(S803)。例えば、Rの単位フレーム映像は奇数番目ラインをブラック画素で形成したならば、次に続くGの単位フレーム映像は偶数番目ラインをブラック画素で形成し、Bの単位フレームの映像は再び奇数番目ラインをブラック画素で形成するのである。
【0072】
そして、立体映像表示装置100は、偏光部材103を介してR、G、Bの単位フレームのすべてでブラック画素の一側(或いは、他側)映像は偏光方式を互いに同様にして出力する(S805)。例えば、R、G、Bの各単位フレーム毎にブラック画素を基準に左側の映像は互いに同様の偏光方式で映像を出力し、右側の映像も同様の偏光方式で映像を出力する一方で、左側と右側は互いに異なる偏光方式で映像を出力するのである。
【0073】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は以上の実施形態に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的趣旨の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
左眼画素及び右眼画素が含まれた第1映像を受信し、前記第1映像から赤色(R)フレーム、緑色(G)フレーム及び青色(B)フレームを生成する映像補正部と、
前記Rフレーム、Gフレーム及びBフレームを順次ディスプレイする表示パネルと、
前記Rフレーム、Gフレーム及びBフレームの左眼画素及び右眼画素の偏光方向が互いに異なるように前記偏光方向を制御する偏光部材と
を含むことを特徴とする立体映像表示装置。
【請求項2】
前記Rフレームは、
前記左眼画素及び右眼画素の赤色(Red)成分に該当するR左眼画素及びR右眼画素を含むことを特徴とする請求項1に記載の立体映像表示装置。
【請求項3】
前記Rフレームは、
前記R左眼画素またはR右眼画素と隣接して配列されるブラック画素を更に含むことを特徴とする請求項2に記載の立体映像表示装置。
【請求項4】
前記ブラック画素は、
前記R左眼画素及びR右眼画素の間に配列されることを特徴とする請求項3に記載の立体映像表示装置。
【請求項5】
前記映像補正部は、
前記Rフレーム、Gフレーム及びBフレームの左眼画素及び右眼画素の位置をフレーム毎に変更することを特徴とする請求項1に記載の立体映像表示装置。
【請求項6】
前記偏光部材は、
液晶部材の電圧駆動を制御することを特徴とする請求項1に記載の立体映像表示装置。
【請求項7】
前記表示パネルは、
CFL LCD(Color Filterless LCD)とRGBバックライトとを同期化させ、前記Rフレーム、Gフレーム及びBフレームを順次ディスプレイすることを特徴とする請求項1に記載の立体映像表示装置。
【請求項8】
前記映像補正部は、
前記左眼画素、色混合防止画素及び右眼画素が順次配列された前記Rフレーム、Gフレーム及びBフレームが順次ディスプレイされるように制御することを特徴とする請求項1に記載の立体映像表示装置。
【請求項9】
左眼画素及び右眼画素が含まれた第1映像を受信するステップと、
前記第1映像から生成された赤色(R)フレーム、緑色(G)フレーム及び青色(B)フレームを順次ディスプレイするステップと、
前記Rフレーム、Gフレーム及びBフレームの左眼画素及び右眼画素の偏光方向が互いに異なるように前記偏光方向を制御するステップと
を含むことを特徴とする立体映像表示方法。
【請求項10】
前記Rフレームは、
前記左眼画素及び右眼画素の赤色(Red)成分に該当するR左眼画素及びR右眼画素を含むことを特徴とする請求項9に記載の立体映像表示方法。
【請求項11】
前記Rフレームは、
前記R左眼画素またはR右眼画素と隣接して配列されるブラック画素を更に含むことを特徴とする請求項10に記載の立体映像表示方法。
【請求項12】
前記ブラック画素は、
前記R左眼画素及びR右眼画素の間に配列されることを特徴とする請求項11に記載の立体映像表示方法。
【請求項13】
前記ディスプレイするステップは、
前記Rフレーム、Gフレーム及びBフレームの左眼画素及び右眼画素の位置をフレーム毎に変更することを含むことを特徴とする請求項9に記載の立体映像表示方法。
【請求項14】
前記偏光方向を制御するステップは、
液晶部材の電圧駆動を制御することを含むことを特徴とする請求項9に記載の立体映像表示方法。
【請求項15】
前記ディスプレイするステップは、
前記左眼画素、色混合防止画素及び右眼画素が順次配列された前記Rフレーム、Gフレーム及びBフレームを順次ディスプレイすることを含むことを特徴とする請求項9に記載の立体映像表示方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2013−73238(P2013−73238A)
【公開日】平成25年4月22日(2013.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−208209(P2012−208209)
【出願日】平成24年9月21日(2012.9.21)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung−ro,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】