説明

管型白熱ヒータ、加熱装置

【課題】ハロゲンランプへの電力供給のための接続と機械的な取付けを省スペースで実現する。
【解決手段】石英ガラス製バルブ11内のフィラメント12の両端を、一対の封止部141,142を介してアウターリード171,172に接続し、アウターリード171,172の各外端部を、バルブ11の一対の封止部151,152から外部へそれぞれ気密に延出させてハロゲンランプ100を構成する。アウターリード171を金属端子板181の金属端子板31に、アウターリード172を金属端子板182の金属端子板41にそれぞれ電気的に接続する。金属端子板31には取付孔32を、金属端子板41には取付孔42を形成し、金属端子板31,41の一部を延出させ、この部分を屈曲部33,43で垂直に屈曲させて一端に電力ケーブルを接続した平型接続端子71を挿入接続させ、取付孔32,42のネジ止めと同方向とし、接続の作業効率と省スペース化を実現する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、複写機やプリンタ等のトナー定着に用いられる管型白熱ヒータおよびこの管型白熱ヒータを配置した加熱装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のトナー定着用として用いられる管型白熱ヒータに電力を供給させるには、電源に接続された板状のファストンタブと取り付け孔が形成された金属端子板が用いられる。この金属端子板のファストンタブには、電力用のケーブル一端に接続された平形接続端子を接続させることで、取り付けに起因する通電時の発熱を抑えている。(例えば、特許文献1)
【特許文献1】特開2006−310076公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記した特許文献1の技術は、金属端子板を支持部に取り付ける方向と電力を供給させるケーブルと金属端子板の接続方向が直角方向をなしていることから取り付けや接続に必要な作業スペースを広く確保する必要があり、小型化を阻害する要因となる、という問題があった。
【0004】
この発明の目的は、ハロゲンランプの電気的な接続と機械的な取付けとを省スペースで実現した管型白熱ヒータおよびこのヒータを配した加熱装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記した課題を解決するために、この発明の管型白熱ヒータは、耐熱性ガラス製のバルブ内に内蔵されたフィラメントの両端を、一対の金属箔を介して一対のアウターリードに接続し、これらアウターリードの各外端部を、前記バルブの一対の封止部から外部へそれぞれ気密に延出させ、これら延出端を被取付部に取着させるための金属端子板にそれぞれ電気的に接続した管型白熱ヒータにおいて、前記金属端子板の少なくともいずれか一方は、被取付部に取り付けるための金属端子板に形成された取付孔と、前記金属端子板に一体形成され、前記フィラメントに給電させる一方に電力供給用のケーブルが圧着された接続端子と接続するための接続部とからなり、該接続部を前記金属端子板に対し屈曲させたことを特徴とする。
【0006】
また、この発明の管型白熱ヒータは、耐熱性ガラス製のバルブ内に内蔵されたフィラメントの両端を、一対の金属箔を介して一対のアウターリードに接続し、これらアウターリードの各外端部を、前記バルブの一対の封止部から外部へそれぞれ気密に延出させ、これら延出端を被取付部に取着させるための金属端子板にそれぞれ電気的に接続した第1および第2の管型白熱ヒータとを有し、前記第1および第2の管型白熱ヒータの同方向の一方の前記アウターリードにそれぞれ接続される前記金属端子板は、被取付部に取り付けるための金属端子板に形成された取付孔と、前記金属端子板に一体形成され、前記フィラメントに給電させる一方に電力供給用のケーブルが圧着された接続端子と接続するための接続部とからなり、該接続部を前記金属端子板に対し屈曲させ、前記第1および第2の管型白熱ヒータの同方向の他方の前記アウターリードは、前記金属端子板と前記接続部が共通に形成された前記金属端子板に接続してなることを特徴とする。
【0007】
この発明の加熱装置は、上下に配置され少なくとも一方は加熱される第1および第2のローラと、前記第1または第2のローラ内に配置された請求項1〜3のいずれかに記載のハロゲンランプと、予めトナーが転写された複写紙が、前記第1および第2のローラとの間を移動させて前記トナーを定着させる手段とを具備したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
この発明によれば、ランプのアウターリードに接続させる金属端子板の給電用ファストンタブを屈曲加工させることで、金属端子板の平面的な寸法を短くして省スペース化を図るとともに、ファストンタブへの接続作業性の向上を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
図1、図2は、この発明の管型白熱ヒータの第1の実施形態について説明するためのもので、図1は概念的な斜視図、図2は図1の正面図である。
【0011】
図1、図2において、100は管型白熱ヒータの一種であるハロゲンランプであり、例えば定着用等のヒータとして多用され、放射透過性を有する石英ガラス製等のバルブ11を有する。バルブ11は、その内部に耐火性金属の電気抵抗線の一例であるタングステンフィラメント12を熱源として同心状に収容している。このフィラメント12は、バルブ11内で軸方向に複数配設されたアンカー13…により、バルブ11に対する同心状態が保持される。
【0012】
また、バルブ11内には、微量のハロゲン物質たとえば臭素Brや塩素Clとの混合物とともに、アルゴンArや窒素N等の不活性ガスが、常温25℃で約0.9×10Pa(パスカル)の圧力で封入してある。バルブ11の軸方向の両端は、減圧封止による封止部141,142が形成される。封止部141内にはバルブ11と膨張係数が近似した導電性の例えばモリブデンで形成された矩形箔状の金属箔151をそれぞれ埋設している。封止部142内には矩形箔状の金属箔152を、それぞれ埋設している。
【0013】
なお、封止部141,142は、バルブ11の軸方向両端部を直径方向に圧潰するピンチシールにより矩形扁平状にしたものでも構わない。
【0014】
金属箔151,152は、その内端部に、一対のインナーリード161,162を介してフィラメント12の軸方向両端を接続する一方、各外端部には、給電のための一対のアウターリード171,172とをそれぞれ接続している。アウターリード171,172は、各封止部141,142から気密に外部へ延出している。アウターリード171,172に、厚さ0.5±0.05mm程度の導電性の金属端子板181,182を、たとえば溶接により固着している。
【0015】
図3は、金属端子板181について説明するための(a)は正面図、(b)は図3(a)の左側面図、(c)は図3(a)の下側面図である。
【0016】
金属端子板181は、アウターリード171が溶接される矩形状の金属端子板31を固定するための取付孔32と一側面から突設させ屈曲部33で略垂直に屈曲されたファストンタブ34から構成される。ファストンタブ34は、その中央部に保持孔35と先端部を尖らせるための傾斜部36を設けている。
【0017】
図4は、金属端子板182について説明するための(a)は正面図、(b)は図4(a)の左側面図、(c)は図4(a)の下側面図である。
【0018】
金属端子板182は、アウターリード172が溶接される矩形状の金属端子板41を固定するための取付孔42と一側面から突出させ屈曲部43で略垂直に屈曲されたファストンタブ44から構成される。ファストンタブ44は、その中央部に保持孔45と先端部尖らせるための傾斜部46を設けている。取付孔42の形状は、図中のaとbの径の関係をa>bとして遊びを設けて、金属端子板182を取り付けるときに対する調整を可能としている。
【0019】
次に、図5〜図7を参照し、ハロゲンランプ11のアウターリード171が金属端子板181に溶接させた状態で、金属端子板181の被取付部への取り付けと電力供給について説明する。
【0020】
図5は、図1の金属端子板181にハロゲンランプ11のアウターリード171が接続された状態で金属端子板181を被取付部である支持体に取着された側面から見た状態を示す側面図、図6は図5を上から見た状態を示す上面図、図7は図6のI−I’線断面図である。
【0021】
図5、図6において、51は、耐熱性の絶縁性の支持体である。支持体51には予めハロゲンランプ11のアウターリード171が例えば溶接50により接続された金属端子板181の取付孔32にネジ52がねじ込まれることにより支持される。
【0022】
さらに、図3に示すファストンタブ34の保持孔35は、図7に示すタブリセプタクルと言われる、導電性を有し扁平な筒状の平型接続端子71がファストンタブ34の傾斜部36から挿入させることにより、内部に弾性を持たせて形成された突起72とが嵌合される。
【0023】
平型接続端子71の他端側には、電力が供給されるケーブル53の導体73を挿入し、挿入後において平型接続端子71をプレスすることにより圧着接続を行う。平型接続端子71の表面には絶縁性のカバー54を取り付けケーブル53と金属端子板181との絶縁を行っている。
【0024】
以上の説明では、図1の左側のアウターリード171と金属端子板181の接続と支持体51への取り付けについて説明したが、図1の右側のアウターリード172と金属端子板182との電気的な接続と支持体への取り付けについても同様である。
【0025】
すなわち、図1の右側のアウターリード172を金属端子板182の金属端子板41に溶接し、取付孔42を介して支持体にネジをねじ込むことによって、金属端子板182を支持体に固着させる。この状態の金属端子板182に対し、固着させるネジと同方向からファストンタブ44に平型接続端子を圧入することで、金属端子板182と電力供給用のケーブルとの電気的接続が実現する。
【0026】
上記した構成の金属端子板による支持体への取り付けは、上方からネジを介して支持され、ケーブルの接続も上方からファストンタブへ平型接続端子を圧入させることで接続される。これにより、金属端子板の取り付けと電力供給用のケーブルの接続とが同方向から作業できるようにしたことにより、狭いスペースであっても作業性の向上を図ることができる。
【0027】
言い換えれば、ハロゲンランプを電気的、機械的に取り付けるための省スペース化と作業性の向上を図ることができる。
【0028】
図8、図9は、この発明の管型白熱ヒータの第2の実施形態について説明するためのもので、図8は図1に相当する概念的な斜視図、図9は図6に相当する上面図である。なお、上記した実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0029】
この実施形態は、金属端子板181のファストンタブ34を除去し、金属端子板181そのものに、ケーブル53の導体に接続端子81を圧着させ、接続端子81の接続部を例えばスポット溶接して電気的に接続したものである。
【0030】
この場合でも、金属端子板による支持体への取り付けは、上方からネジを介して支持され、ケーブルの接続も上方から接続端子をスポット溶接することで接続される。これにより、金属端子板の取り付けと電力供給用のケーブルの接続とが同方向から作業できるようにしたことにより、狭いスペースであっても作業性の向上を図ることができる。
【0031】
なお、この実施形態では、金属端子板182にはファストンタブ44を残したが、必要に応じてファストンタブ44を除去し、接続端子によるスポット溶接に接続でも構わない。
【0032】
図10は、この発明の管型白熱ヒータの第3の実施形態について説明するための概念的な斜視図である。なお、上記した実施形態と同一の構成部分には同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0033】
この実施形態は、同様な構成の2本のハロゲンランプ100,200を用いた例を示すものである。
【0034】
すなわち、ハロゲンランプ100,200のそれぞれのアウターリード171には、同構成の金属端子板181,181が接続される。ハロゲンランプ100,200の封止部171には、金属端子板181,182が接続する前の段階で共通の例えばセラミック製の口金101が遊嵌された状態で取り付けられている。
【0035】
また、ハロゲンランプ100,200のそれぞれのアウターリード172には、共通の金属端子板82に長孔の取付孔42とファストンタブ44が形成された金属端子板183が接続される。
【0036】
この場合も、金属端子板181,183のファストンタブ34,44は、取付孔32,42にネジをねじ込む方向と同じであることから、狭いスペースであっても作業性の向上を図ることができる。
【0037】
上記したハロゲンランプの各実施形態では、金属端子板181,182のいずれにも屈曲部33,34を形成させたが、いずれか一方に設ければよい。この場合、電気的、機械的に取り付けるための省スペース化に寄与する。
【0038】
この実施形態では、金属端子板181,183のファストンタブ34,44は、必要に応じて除去し、図8、図9で説明した接続端子によるスポット溶接でケーブルを接続しても構わない。
【0039】
図11、図12は、図1〜図4で説明したハロゲンランプを用いたこの発明の加熱装置の一実施形態について説明するための、図11は概略的な構成図、図12は図11のII−II’断面図である。
【0040】
図11、図12において、300は加熱装置である。301はアルミニウムや鉄等の金属からなる円筒状の加熱ローラであり、加熱ローラ301の外周面には耐熱性の樹脂による被覆材302が被覆されている。加熱ローラ301の内部には、発熱源であるハロゲンランプ100が金属端子板181,182を介して支持体51,52を用いてそれぞれ支持される。
【0041】
ハロゲンランプ100を加熱ローラ301に収容させる場合は、作業性の効率を考え金属端子板181,182を予めアウターリード171,172に溶接した状態で金属端子板181,182の何れか一方から挿入される。金属端子板181,182のファストンタブ43,44は金属端子板31,41に対してそれぞれ垂直方向に屈曲されている。このため、金属端子板181,182が取り付けられた状態であっても、加熱ローラ301の内径を大きくすることなく収容させることが可能となる。
【0042】
303は、加熱ローラ301と圧接して下方に対向配置されたアルミニウムや鉄等の金属からなる円筒状の加圧ローラである。加圧ローラ303の外周面には、例えばシリコンゴムによる弾性体層304が被覆されている。この弾性体層304の表面には、通過する紙が定着後に加圧ローラ303から離れやすくなるように、表面を平滑にする樹脂コーティングを形成してもよい。
【0043】
加圧ローラ303は、軸305を支持手段306を用いて回転自在に支持されている。また、加熱ローラ301の両端には回転ギア307が取り付けられ、これら回転ギア307とモータの回転軸に取り付けた回転ギアを噛み合わせて、モータを回転させることで、加熱ローラ301と加圧ローラ303を図12の矢印A,B方向にそれぞれ回転させることができる。
【0044】
加熱ローラ301のハロゲンランプ100がファストンタブ34,44を介して通電されると、加熱ローラ301が発熱してヒートアップ(昇温)する。そこで、図12の矢印A,B方向に加熱ローラ301と加圧ローラ303を回転させ、図示しない転写ドラムなどからトナーTが所定分布状態に転写された複写紙Pが、ヒートアップされた加熱ローラ301と加圧ローラ303間に送り込ませることで、複写紙Pおよび前の工程で塗布されたトナーT1が上下から加熱され、加熱されたトナーT2が溶融後複写紙P上に定着し、所定の文字や図柄などとして描かれる。
【0045】
この実施形態では、金属端子板のファストンタブを屈曲させたことにより、予めハロゲンランプのアウターリードと結合された状態であっても加熱ローラの内径を大きくすることなく収容させることが可能となる。このため、加熱ローラの径を小さくでき、少ない電力でも所望の加熱を実現でき、省エネに加え、ファーストコピーの時間短縮に寄与することができる。
【0046】
上記した加熱装置では、加圧ローラ303も加熱ローラ301と同様の加熱ローラの構成にしても構わない。ランプ取付装置100に取り付けるハロゲンランプ100の数は、図10で説明した2灯であってもよい。この場合、金属端子板183の金属端子板82を平行に配置されるハロゲンランプ100,200の並んだ方向に対し、ハロゲンランプ100,200から金属端子板82が突出しない大きさにし、金属端子板183から加熱ローラ301に収容させることで、2本のハロゲンランプ使用しながら加熱ローラの径を小さなものとすることができる。
【0047】
なお、加熱装置の用途としては、複写機等の画像形成装置の定着用に用いたが、これに限らず、家庭用の電気製品、業務用や実験用の精密機器や化学反応用の機器等に装着して加熱や保温の熱源としても使用し同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】この発明の管型白熱ヒータの第1の実施形態について説明するための概念的な斜視図。
【図2】図1の正面図。
【図3】図1の要部について説明するための(a)は正面図、(b)は図3(a)の左側面図、(c)は図3(a)の下側面図。
【図4】図1の要部について説明するための(a)は正面図、(b)は図4(a)の左側面図、(c)は図3(a)の下側面図。
【図5】この発明の要部を側面から見た状態を示す側面図。
【図6】図5を上から見た状態を示す上面図。
【図7】図6のI−I’断面図。
【図8】この発明の管型白熱ヒータの第2の実施形態について説明するための概念的な斜視図。
【図9】この実施形態の要部を上から見た状態を示す上面図。
【図10】この発明の管型白熱ヒータの第3の実施形態について説明するための概念的な斜視図。
【図11】この発明の加熱装置に関する一実施形態について説明するための概略的な構成図。
【図12】図11のII−II’断面図。
【符号の説明】
【0049】
100 ハロゲンランプ
11 バルブ
141,142 封止部
171,172 アウターリード
181,182,183 金属端子板
31,41,82 金属端子板
32,42 取付孔
33,43 屈曲部
34,44 ファストンタブ
36,46 傾斜部
51,52 支持体
53 ケーブル
71 平型接続端子
300 加熱装置
301 加熱ローラ
303 加圧ローラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
耐熱性ガラス製のバルブ内に内蔵されたフィラメントの両端を、一対の金属箔を介して一対のアウターリードに接続し、これらアウターリードの各外端部を、前記バルブの一対の封止部から外部へそれぞれ気密に延出させ、これら延出端を被取付部に取着させるための金属端子板にそれぞれ電気的に接続した管型白熱ヒータにおいて、
前記金属端子板の少なくともいずれか一方は、被取付部に取り付けるための金属端子板に形成された取付孔と、前記金属端子板に一体形成され、前記フィラメントに給電させる一方に電力供給用のケーブルが圧着された接続端子と接続するための接続部とからなり、該接続部を前記金属端子板に対し屈曲させたことを特徴とする管型白熱ヒータ。
【請求項2】
前記金属端子板を取り付ける方向と前記屈曲させた前記接続部に前記ケーブルを接続する方向を同方向としたことを特徴とする請求項1記載の管型白熱ヒータ。
【請求項3】
前記接続部を除去し、前記金属端子板上に電力供給用のケーブルが圧着された接続端子をスポット溶接したことを特徴する請求項1記載の管型白熱ヒータ。
【請求項4】
耐熱性ガラス製のバルブ内に内蔵されたフィラメントの両端を、一対の金属箔を介して一対のアウターリードに接続し、これらアウターリードの各外端部を、前記バルブの一対の封止部から外部へそれぞれ気密に延出させ、これら延出端を被取付部に取着させるための金属端子板にそれぞれ電気的に接続した第1および第2の管型白熱ヒータとを有し、
前記第1および第2の管型白熱ヒータの同方向の一方の前記アウターリードにそれぞれ接続される前記金属端子板は、被取付部に取り付けるための金属端子板に形成された取付孔と、前記金属端子板に一体形成され、前記フィラメントに給電させる一方に電力供給用のケーブルが圧着された接続端子と接続するための接続部とからなり、該接続部を前記金属端子板に対し屈曲させ、
前記第1および第2の管型白熱ヒータの同方向の他方の前記アウターリードは、前記金属端子板と前記接続部が共通に形成された前記金属端子板に接続してなることを特徴とする管型白熱ヒータ。
【請求項5】
共通の前記金属端子板は、該金属端子板に接続された前記第1および第2の管型白熱ヒータの並び方向に対し、該前記第1および第2の管型白熱ヒータの内側にくる大きさとしたことを特徴とする請求項4記載の管型白熱ヒータ。
【請求項6】
上下に配置され少なくとも一方は加熱される第1および第2のローラと、
前記第1または第2のローラ内に配置された請求項1〜5のいずれかに記載のハロゲンランプと、
予めトナーが転写された複写紙が、前記第1および第2のローラとの間を移動させて前記トナーを定着させる手段とを具備したことを特徴とする加熱装置。
【請求項7】
前記金属端子板は、前記ハロゲンランプを加熱ローラに収納する前に、予め前記管型白熱ヒータのアウターリードに接続してあることを特徴とする請求項6記載の加熱装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2010−80150(P2010−80150A)
【公開日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−245197(P2008−245197)
【出願日】平成20年9月25日(2008.9.25)
【出願人】(000111672)ハリソン東芝ライティング株式会社 (995)
【Fターム(参考)】