説明

粉・粒体分配機能付コンテナ装置及び粉・粒体の移送・分配方法

【課題】粉・粒体用コンテナと粉・粒体排出機構及びクレーン機構を一体に移動し、生産現場から使用地に直結して粉・粒体を移送するので流通コストを低減し、粉・粒体の分配作業を能率よく安全に行うことができる粉・粒体分配機能付コンテナ装置を提供する。
【解決手段】粉・粒体用コンテナ1は、網状パネル2A、2B、2Cで4面を囲繞し、内部にカバーシート8を配設した収容部2と、収容部2の下端に設けたホッパー4とから構成し、ホッパー4にはシャッターにより開閉可能な排出口が設けてある。粉・粒体用コンテナ1には、粉・粒体を所望の方向に向けて排出する排出ダクト15を有する粉・粒体排出機構11と、排出ダクト15の排出先を変位自在なように粉・粒体排出機構11を支えるクレーン機構21が着脱可能に設けてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、穀物、肥料、農薬などの粉体や粒体を工場等の生産地から農家等の使用地に直接移送し、各農家に適宜の量を面倒なく分配するのに用いて好適な粉・粒体分配機能付コンテナ装置及び粉・粒体の移送・分配方法に関する。
【背景技術】
【0002】
肥料等の粉体、豆等の粒体を生産者から農家に運搬する方法として、従来はフレコンパックと称する布製バッグを用いていた。しかし、フレコンパックでは農家が粉・粒体を播種施肥機に移し替えて分配する作業に危険が伴うし、分配作業の作業性も悪く、排出後は産業廃棄物になるといった幾多の欠点があった。そこで、本件出願人は、上方が開放し、下側に開閉可能な放出口を有し、内部に粉・粒体を収容して移送可能な粉・粒体収容コンテナと、移送した粉・粒体収容コンテナを支承しつつ放出口から放出される粉・粒体を収容し、分配手段により粉・粒体を所定量毎に分配する粉・粒体分配装置とから構成した粉・粒体の移送分配システムを提案した(特許文献1)。
【特許文献1】特開2006−151420号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述した提案はフレコンパックの使用を完全に廃止したことで、従来の粉・粒体の分配方法を変える画期的なシステムであるが、粉・粒体収容コンテナと粉・粒体分配装置の一体性を高めて作業性の効率を一層図ることが求められている。
【0004】
本発明は上述した従来技術の未解決の問題点に鑑みなされたもので、粉・粒体用コンテナと粉・粒体排出機構及びクレーン機構を一体化して移動することが可能で、また組み立て可能に構成することで、肥料工場などの生産現場から畑の使用現場に直結して粉・粒体を移送できるので流通コストを大幅に低減できるし、移送車両の上から粉・粒体の分配作業を能率よく安全に行うことができると共に、移送に用いた粉・粒体用コンテナに収容した状態で粉・粒体の保管も行うことができる粉・粒体分配機能付コンテナ装置及び粉・粒体の移送・分配方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決するために構成された本発明の手段は、粉・粒体用コンテナは、パネルで4面を囲繞してなる収容部と、該収容部の下端に設けられ、閉止体により開閉可能な排出口を有するホッパーとから構成し、該粉・粒体用コンテナに、前記排出口から流出する粉・粒体を所望の方向に向けて排出する排出ダクトを有する粉・粒体排出機構と、前記排出ダクトの排出先を変位自在なように該粉・粒体排出機構を支えるクレーン機構とを夫々設けたものからなる。
【0006】
そして、前記収容部は、1面以上を網状パネルで構成すると共に、内側にカバーシートを配設する構成にするとよい。
【0007】
また、前記収容部内に、上部開口が閉塞自在な保管用袋を配設する構成にしてもよい。
【0008】
更に、前記粉・粒体排出機構は、前記粉・粒体用コンテナに着脱可能に設ける構成にするとよい。
【0009】
更に、前記粉・粒体排出機構は、前記排出ダクトを分離可能に構成するとよい。
【0010】
また、粉・粒体排出機構は、粉・粒体を所望の方向に向けて排出可能なように前記排出ダクトを構成するとよい。
【0011】
また、前記クレーン機構は、前記粉・粒体用コンテナに着脱又は折畳み可能に設ける構成にするとよい。
【0012】
また、前記クレーン機構は、前記粉・粒体排出機構を左右横方向に変位可能なように支持する構成にするとよい。
【0013】
そして、請求項1記載の粉・粒体分配機能付コンテナ装置を移送車両に搭載したままの状態、粉・粒の分配作業を行うようにしてある。
【発明の効果】
【0014】
本発明は上述の如く構成したから、下記の諸効果を奏する。
(1)粉・粒体用コンテナに、粉・粒体排出機構とクレーン機構を設け、収容する粉・粒体を所望の方向に向けて排出できるように構成したから、搬送用のコンテナから収容コンテナや袋に直接分配することができるので作業効率を大幅に向上できるし、所謂フレコンパックを使用しないので安全性にも優れている。
(2)分配作業時には相当の荷重が掛ると共に、左右に揺動する排出ダクトはクレーン機構で懸吊する構成にしたから、作業者にとって大きな身体的負担であるダクト支持作業を無くして作業負担の軽減と効率化を図ることができるし、作業の安全を確保することができる。
(3)粉・粒体用コンテナの収容部は、1面以上を網状パネルで構成し、内側にカバーシートを配設した構成にしたから、粉・粒体用コンテナを軽量化して積載量を増やすことができる。
(4)粉・粒体用コンテナの収容部内に、上部開口が閉塞自在な保管用袋を配設することで、搬送のための粉・粒体用コンテナをそのまま粉・粒体の保管用コンテナとして使用することができる。
(5)粉・粒体排出機構は粉・粒体用コンテナに着脱可能であるから、移送時には粉・粒体用コンテナから取外してトラック等の移送車両に搭載して運搬することが可能であり、分配する現場に粉・粒体排出機構を備えておく必要がなく、農家などの費用負担や保管場所の問題も解消できる。
(6)粉・粒体排出機構は排出ダクトを分離可能に構成し、分解して移送車両により運搬するようにしたから、可搬性に優れている。
(7)クレーン機構は粉・粒体用コンテナに着脱可能又は折畳み可能に設けたから、粉・粒体用コンテナと共に移送車両により運搬することができるし、分配する現場で粉・粒体排出機構を粉・粒体用コンテナに組付ける作業を速やかに行うことができる。
(8)クレーン機構は、粉・粒体排出機構を左右横方向に変位可能なように構成したから、列設した複数の収容コンテナや袋に粉・粒体を順次分配することができ、分配作業を短時間で効率的に行うことができる。
(9)粉・粒体排出機構及びクレーン機構は粉・粒体用コンテナに着脱可能であり、一の粉・粒体用コンテナ内の粉・粒体の排出作業が終了したら、他の粉・粒体用コンテナに付替えることが可能であるから、粉・粒体の排出作業を効率よく行うことができるし、設備費も最小限に抑えることができる。
(10)粉・粒体分配機能付コンテナ装置は、移送車両に搭載したままの状態で粉・粒の分配作業を行うことができるから、現場での粉・粒体の分配作業を短時間で効率的に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。図において、1は農薬、肥料などの粉体や穀物などの粒体(以下、粉・粒体Aという)を収容して搬送するための粉・粒体用コンテナを示す。2は該粉・粒体用コンテナ1を構成する収容部で、該収容部2は鋼材をメッシュ状に組んだ網状パネルからなる前パネル2A、後パネル2B、左右の側パネル2C、2Cによって4面を囲繞し、上下方向は開放した四角形の枠状に構成してある。
【0016】
そして、少なくとも前パネル2Aは下側パネル部2Aと上側パネル部2Aの上下に2分割し、コイル状連結材3によって上側パネル部2Aは上下方向に回動可能に連結してある。また、下側パネル部2Aは後述する架台4にコイル状連結材3によって上下方向に回動可能に連結してあり、前面パネル2Aを折畳むと収容部2の前面は全面的に開放できるように構成し、積載物の出し入れを容易に作業性よく行うことができるようにしてある。また、4面のパネル2A、2B、2Cをホッパー4上に折畳み可能に構成し、配送時や保管時にはコンパクト化して収納性を高めるようにしてもよい。
【0017】
4は収容部2を分離可能に支える架台を示す。5は該架台4を構成する台本体で、該台本体5は収容部2の平面サイズと同じサイズの4角形に連結した上、下の複数本のベースチャンネル5A、5Bと、該ベースチャンネル5A、5B間に連結した複数本の縦フレーム5Cと、該縦フレーム5Cの下端を連結した複数本のベースフレーム5Dとから構成してある。
【0018】
そして、台本体5の左右側面には各一対のUレグ6、6が上端側6Aを台本体5から上方に突出させた状態で固着してあり、積重する粉・粒体用コンテナ1を支持するようになっている。
【0019】
7は架台4に設けたホッパーで、該ホッパー7は上下のベースチャンネル5A、5B間に傾斜させて連結した複数本のホッパーフレーム7Aと、該ホッパーフレーム7Aに4枚の平板を固着して下窄まりの逆四角錐状に形成したホッパー本体7Bと、該ホッパー本体7Bの下側寄りに形成した四角形の排出口7Cと、ホッパー本体7Bに斜め上方に摺動可能に設けられ、該排出口7Cを開閉するシャッター7Dとから構成してある。
【0020】
かくして、粉・粒体用コンテナ1は収容部2と、架台4と、開閉可能な排出口7Cを有するホッパー7とから大略構成してある。8は収容部2内に配設し、結束バンドで収容部2に係止した例えばポリプロピレン製のカバーシートで、該カバーシート8は4面の網状パネル2A、2B、2Cを覆うことにより、粉・粒体Aを漏出することなく確実に収容している。
【0021】
次に、11は粉・粒体用コンテナ1に着脱可能に設けた粉・粒体排出機構を示す。12は該粉・粒体排出機構11を構成するシューターで、該シューター12は鋼板を略V字状に形成した基部12Aと、該基部12Aに突設した半円筒状のホルダー12Bと、該ホルダー12Bに設けたシュータークランプ12Cとから構成してあり、基部7Aで排出口7Cを覆った状態でホッパー本体7Bに着脱可能に設けてある。13は前記ホルダー12Bに下端側を挿脱可能に挿設し、シュータークランプ12Cで締結することにより上向き斜め前方に突出するスクリューコンベヤで、該スクリューコンベヤ13は排出口7Cと連通する切欠き13Aを下端側に形成した円筒状のスクリューカバー13Aと、該スクリューカバー13A内に回転可能に配設したスクリュー13Bとから構成してある。
【0022】
14は該スクリュー13Bを駆動するための駆動装置で、該駆動装置14はスクリューカバー13Aに搭載したモーター14Aと、シャフトカバー14Bに収めて該モーター14Aに連結した連結軸14Cと、該連結軸14Cの先端に設けた駆動プーリー14Dと、スクリューコンベヤ13Bのスクリュー軸に設けた従動プーリー14Eと、該従動プーリー14Eと駆動プーリー14Dに巻装した駆動ベルト14Fとから構成してある。そして、駆動プーリー14Cから従動プーリー14Dにかけた全体はホイールケース14Gで覆ってある。
【0023】
15は前記スクリューカバー13Aの先端に連結した排出ダクトで、該排出ダクト15はスクリューカバー13Aに着脱可能なダクト基部15Aと、該ダクト基部15Aの先端に着脱可能に設けた蛇腹状の屈曲部15Bと、該屈曲部15Bに連結した上側ダクト部15Cと、該上側ダクト部15Cに挿脱可能に挿嵌された下側ダクト部15Dと、排出作業時等に排出ダクト15を所定の状態に保持するために該下側ダクト部15Dの外側面に設けた把持用ハンドル15Eとから構成してある。
【0024】
かくして、粉・粒体排出機構11は、シューター12とスクリューコンベヤ13及び駆動装置14を分離可能に、スクリューコンベヤ13と排出ダクト15を分離可能に構成してあり、移送時は分解して粉・粒体用コンテナ1と共に移送車両により運搬することができるから、可搬性に優れているし、各農家が粉・粒体排出のための機器を備えている必要がない。そして、粉・粒体排出機構11は、粉・粒体用コンテナ1に収容する粉・粒体Aが開扉した排出口7Cからシューター12に流入すると、スクリューコンベヤ13により上方に移送して排出ダクト15から外部のコンテナ、袋などの収容体に排出するようになっている。
【0025】
更に、21は粉・粒体排出機構11を支持するクレーン機構を示す。22は該クレーン機構21を構成する鋼材からなる支柱で、該支柱22は縦材22Aと、該支柱22Aの上端から水平方向に突設した張出し材22Bとから構成してある。23は架台4に係着することにより前記支柱22を回動可能に支持する上側腕で、該上側腕23は前記縦材22Aに摺動可能に挿嵌した支持管23Aと、該支持管23Aに水平方向に突設した上側アーム23Bとから構成してある。24は架台4に係着する下側腕で、該下側腕24は縦材22Aの下端を回動可能に支承している。
【0026】
25は支柱22から斜め上向きに突設した鋼材からなるジブで、該ジブ25の先端に滑車26が設けてある。27は上側腕23と下側腕24の間に位置して縦材22Aに設けた手巻きウインチで、該手巻きウインチ27はブラケット27Aによって縦材22Aに対して横方向に回動可能かつ係着可能に設けてある。28は手巻きウインチ27に巻装したワイヤ28で、該ワイヤ28は滑車26を介して先端側が下方に垂下しており、下端に吊フック29が設けてある。
【0027】
そして、上述したクレーン機構21は、支柱22に対して上側腕23及び手巻きウインチ27を着脱可能に構成してある。なお、着脱式によらず折畳み式に構成してもよい。また、クレーン機構21は、粉・粒体用コンテナ1の前面左右両角隅のいずれの位置にも取付け可能であり、分配現場の状況に応じて取付け位置を選択することができるから、作業性の向上を図ることができる。
【0028】
本実施の形態に係る粉・粒体分配機能付コンテナ装置は上述の構成からなるが、次にその使用方法について説明する。地上に配置し或いはトラックBに搭載した粉・粒体用コンテナ1には工場で生産した肥料や農薬、採取した種子等を収容し、トラックBにより農家などの分配現場に移送する。移送時には、粉・粒体排出機構11とクレーン機構21は架台4から取外して荷台に搭載しておく。
【0029】
分配作業を行う現地では、粉・粒体用コンテナ1をトラックBに載せたままの状態で、先ずクレーン機構21を架台4に取付ける。クレーン機構21の設置は、上側腕23と下側腕を架台4に係着し、これに支柱22を立設すると共に、架台4の縦フレーム4Cにウインチ27を取着する。この場合、クレーン機構21は粉・粒体用コンテナ1の前側角隅の位置に設けることによって、広い可動範囲を得ることができるし、粉・粒体排出機構11の横方向の向きを大きく変更することができるから、地上に列設した他の収容コンテナ31などにも連続して順次分配作業を行うことができる。そして、粉・粒体排出機構11のシューター12をホッパー7に接続し、クレーン機構21で吊下げながらスクリューコンベヤ13及び駆動装置14をシューター12に連結し、スクリューコンベヤ13に排出ダクト15を連結する。
【0030】
このようにして粉・粒体用コンテナ1に粉・粒体排出機構11及びクレーン機構21の組付けが終了したら、排出ダクト15の先端を分配する収容コンテナ31の位置に合わせ、シャッター7Dを引上げて排出口7Cを開放して粉・粒体Aをシューター12内に流入させる。そして、駆動モーター14Aを始動してスクリューコンベヤ13により粉・粒体用コンテナ1から粉・粒体Aを排出ダクト15に送り込み、収容コンテナ31に必要量を分配する。この分配作業において、排出ダクト15はクレーン機構21によって吊った状態で支持しているから、重量があって扱い難く、粉・粒体Aの流動により振動する排出ダクト15を女性でも取扱うことができる。このようにして、移送車両Bに粉・粒体用コンテナ1を搭載したままの状態で、粉・粒体Aは収容コンテナ31に容易に、確実にまた安全に分配することができるし、現場での分配作業を短時間で行うことができる。
【0031】
また、排出ダクト15は屈曲部15Bによって先端側のダクト部15C,15Dはその向きを自在に変更できるから、手巻きウインチ27によりワイヤ28を巻き上げて排出ダクト15を吊り上げた状態にして、複数個並べた収容コンテナ31、31に排出ダクト15を移動させることで各収容コンテナ31に順次粉・粒体Aを大きな力を要することなく容易に分配することができ、分配作業を効率的に行うことができる。また、図7は排出ダクト15の屈曲部15Bから先端側のダクト部15C、15Dを外し、ダクト基部15Aから粉・粒体Aを排出している状態を示しているが、このような排出方法も可能である。
【0032】
なお、粉・粒体用コンテナ1内に上部開口が開閉可能な図示しない保管用収容袋を配設し、該保管用袋に粉・粒体Aを収容して上部開口を閉塞することにより、搬送に使用した粉・粒体用コンテナ1は粉・粒体Aの保管にも使用することができる。この場合、粉・粒体用コンテナ1は積重することできるから、粉・粒体の保管に広い保管スペースを必要としない。
【0033】
また、粉・粒体用コンテナ1は収容部2の4面を網状のパネル2A、2B、2Cで構成したが、例えば樹脂製或いは金属製パネルで構成してもよいものである。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の実施の形態に係る粉・粒体分配機能付コンテナ装置の正面図である。
【図2】粉・粒体分配機能付コンテナ装置の左側面図である。
【図3】粉・粒体収容コンテナの正面図である。
【図4】粉・粒体収容コンテナの右側面図である。
【図5】粉・粒体排出機構の構成説明図である。
【図6】クレーン機構の構成説明図である。
【図7】粉・粒体分配機能付コンテナ装置の使用状態説明図である。
【符号の説明】
【0035】
1 粉・粒体用コンテナ
2 収容部
7 ホッパー
7C 排出口
7D シャッター
8 カバーシート
11 粉・粒体排出機構
15 排出ダクト
21 クレーン機構

【特許請求の範囲】
【請求項1】
粉・粒体用コンテナは、パネルで4面を囲繞してなる収容部と、該収容部の下端に設けられ、閉止体により開閉可能な排出口を有するホッパーとから構成し、該粉・粒体用コンテナに、前記排出口から流出する粉・粒体を所望の方向に向けて排出する排出ダクトを有する粉・粒体排出機構と、前記排出ダクトの排出先を変位自在なように該粉・粒体排出機構を支えるクレーン機構とを夫々設けてなる粉・粒体分配機能付コンテナ装置。
【請求項2】
前記収容部は、1面以上を網状パネルで構成すると共に、内側にカバーシートを配設してあることを特徴とする請求項1記載の粉・粒体分配機能付コンテナ装置。
【請求項3】
前記収容部内に、上部開口が閉塞自在な保管用袋を配設してあることを特徴とする請求項1記載の粉・粒体分配機能付コンテナ装置。
【請求項4】
前記粉・粒体排出機構は、前記粉・粒体用コンテナに着脱可能に設けてあることを特徴とする請求項1記載の粉・粒体分配機能付コンテナ装置。
【請求項5】
前記粉・粒体排出機構は、前記排出ダクトを分離可能に構成してあることを特徴とする請求項1記載の粉・粒体分配機能付コンテナ装置。
【請求項6】
前記粉・粒体排出機構は、粉・粒体を所望の方向に向けて排出可能なように前記排出ダクトを構成してあることを特徴とする請求項1記載の粉・粒体分配機能付コンテナ装置。
【請求項7】
前記クレーン機構は、前記粉・粒体用コンテナに着脱又は折畳み可能に設けてあることを特徴とする請求項1記載の粉・粒体分配機能付コンテナ装置。
【請求項8】
前記クレーン機構は、前記粉・粒体排出機構を左右横方向に変位可能なように支持していることを特徴とする請求項1記載の粉・粒体分配機能付コンテナ装置。
【請求項9】
請求項1記載の粉・粒体分配機能付コンテナ装置を移送車両に搭載したままの状態で、粉・粒体の分配作業を行うことを特徴とする粉・粒体の移送・分配方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−249021(P2009−249021A)
【公開日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−102080(P2008−102080)
【出願日】平成20年4月10日(2008.4.10)
【出願人】(593203619)北海道セイカン工業株式会社 (5)
【Fターム(参考)】