説明

組立式箱

【課題】
生花等の収容物を保持して安定した状態で包装することができ、容易に分解及び組立てをすることができる組立式箱の提供。
【解決手段】
基板12と、端板14,16と、両側板19,20と、端側板間連結板23,24と、収容物保持部25とを備え、側板19は、外側板28と、額縁板29を介して連続した内側板30とをもって構成され、収容物保持部25は、端板側保持板48と、収容物保持孔53を有する基板側保持板51とをもって構成され、端側板間連結板23,24は、固定部59を外側板28の内側面に重ねて貼着し、端板16を基板側に重ねて折り畳むとともに、両保持板48,51を基板側に重ねて折り畳んで全体形状を平板状となし、基板12に対し側板19及び端板14,16を立ち上げて箱状に形成することにより、両保持板48,51がそれぞれ基板12又は端板16に対して立ち上がり箱内部に収容物保持部25が形成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、主に生花や鉢植え等の包装に用いられる組立式箱に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、生花は、一定本数を紐等で束ね、それを段ボール箱に収容して、生産地より出荷している。
【0003】
しかし、このような包装状態では、輸送途中に段ボール箱内に収容された生花が箱内で移動し、花や葉が段ボール箱の内壁に当たって傷ついてしまうという問題があった。
【0004】
そこで、箱底部に生花の茎部が挿入保持される収容物保持部を備え、生花束が箱内で移動しないように収容物保持部に保持させた状態で包装することができる箱が提供されている(例えば、特許文献1を参照)。
【0005】
また、底部に収容物保持部を設けた箱を使用することによって、鉢植えや端部を輸送用容器等に収容した生花の束も安定した状態で包装することができるようになっている(例えば、特許文献2を参照)。
【特許文献1】実開平6−22287号公報
【特許文献2】特開2001−340026号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上述の如き従来の技術では、収容物保持部を設けたことによって箱全体の構成が複雑化し、箱の組立てに手間がかかり、作業効率が悪いという問題があった。
【0007】
また、収容物保持部を別個に形成するものもあり、そのようなものは部品点数が増加し、箱を構成する材料の使用量が多くなりコストが嵩むという問題があった。
【0008】
そこで本発明は、上述の従来技術の問題を鑑み、生花等の収容物を保持して安定した状態で包装することができ、容易に分解及び組立てをすることができる組立式箱の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための請求項1に記載の発明は、平板状の基板と、該基板の両端縁に折り目を介して一体に形成された両端板と、両側辺に折り目を介して一体に形成された両側板と、前記端板と側板の両側辺間を連結する端側板間連結板と、前記基板と前記端板とに支持され、収容物を保持する収容物保持部とを備え、
前記一方又は両方の側板は、前記基板と折り目を介して連続した外側板と、該外側板の基板とは反対側の縁部に折り目又は一定幅を有する額縁板を介して連続した内側板とをもって構成され、該内側板を前記折り目又は額縁板より折り曲げて前記外側板の内側に重ね合わせ、
前記一方又は両方の端板は、前記基板と折り目を介して連続した外端板と、該外端板の基板とは反対側の縁部に折り目又は一定幅を有する額縁板を介して一体に形成された内端板とをもって構成され、該内端板を前記折り目又は額縁板より折り曲げて前記外端板に重ね合わせ、
収容物保持部は、前記内端板の外端板とは反対側の縁部に折り目を介して一体に形成された端板側保持板と、該端板側保持板の前記内端板とは反対側の縁部に折り目を介して一体に形成され、他方の縁部が前記基板に支持された基板側保持板とをもって構成され、前記端板側保持板又は基板側保持板に収容物が保持される収容物保持孔を形成し、
前記端側板間連結板は、前記基板の隅部より斜め外向きに形成された折り目により隔てられた固定部と可動部とを備え、前記固定部を前記外側板の内側面に重ねて貼着し、
前記端板を基板側に重ねて折り畳むとともに、前記両保持板を基板側に重ねて折り畳んで全体形状を平板状となし、前記基板に対し前記側板及び端板を立ち上げて箱状に形成することにより、前記両保持板がそれぞれ基板又は端板に対して立ち上がり箱内部に収容物保持部が形成されようにした組立式箱であることを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成に加え、一方の側板は、基板とは反対側の縁部に折り目を介して蓋板を一体に備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1の構成に加え、一方の端板は、基板とは反対側の縁部に折り目を介して蓋板を一体に備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の発明は、請求項1、2又は3の構成に加え、内側板は、その折り目側又は額縁板側の隅部より先端縁側に斜めに向けた折り目を形成して該折り目より折り畳まれる逃がし片部を備えたことを特徴とする。
【0013】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3又は4の構成に加え、内側板は、外側板の内側面額縁板側部のみに重なることを特徴とする。
【0014】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜4又は5の構成に加え、内端板は、外端板の内側面額縁板側部のみに重なることを特徴とする。
【0015】
請求項7に記載の発明は、請求項1〜5又は6の構成に加え、端板側保持板は、内端板に先端側縁より切れ目を入れ、該切れ目に沿って形成されたことを特徴とする。
【0016】
請求項8に記載の発明は、請求項1〜6又は7の構成に加え、基板側保持板は、端板側保持板とは反対側の縁部に折り目を介して接着片を一体に備えたことを特徴とする。
【0017】
請求項9に記載の発明は、請求項1〜7又は8の構成に加え、収容物保持孔は、その内縁に折り目を介して一体に形成された弾性支持片を一体に備えることを特徴とする。
【0018】
請求項10に記載の発明は、請求項1〜8又は9の構成に加え、収容物保持孔の開口縁部に保持される輸送用袋を一体的に備えたことを特徴とする。
【0019】
請求項11に記載の発明は、請求項10の構成に加え、輸送用袋は、不透水性の不織布をもって形成されたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
平板状の基板と、該基板の両端縁に折り目を介して一体に形成された両端板と、両側辺に折り目を介して一体に形成された両側板と、前記端板と側板の両側辺間を連結する端側板間連結板と、前記基板と前記端板とに支持され、収容物を保持する収容物保持部とを備え、
前記一方又は両方の側板は、前記基板と折り目を介して連続した外側板と、該外側板の基板とは反対側の縁部に折り目又は一定幅を有する額縁板を介して連続した内側板とをもって構成され、該内側板を前記折り目又は額縁板より折り曲げて前記外側板の内側に重ね合わせ、
前記一方又は両方の端板は、前記基板と折り目を介して連続した外端板と、該外端板の基板とは反対側の縁部に折り目又は一定幅を有する額縁板を介して一体に形成された内端板とをもって構成され、該内端板を前記折り目又は額縁板より折り曲げて前記外端板に重ね合わせ、
収容物保持部は、前記内端板の外端板とは反対側の縁部に折り目を介して一体に形成された端板側保持板と、該端板側保持板の前記内端板とは反対側の縁部に折り目を介して一体に形成され、他方の縁部が前記基板に支持された基板側保持板とをもって構成され、前記端板側保持板又は基板側保持板に収容物が保持される収容物保持孔を形成し、
前記端側板間連結板は、前記基板の隅部より斜め外向きに形成された折り目により隔てられた固定部と可動部とを備え、前記固定部を前記外側板の内側面に重ねて貼着し、
前記端板を基板側に重ねて折り畳むとともに、前記両保持板を基板側に重ねて折り畳んで全体形状を平板状となし、前記基板に対し前記側板及び端板を立ち上げて箱状に形成することにより、前記両保持板がそれぞれ基板又は端板に対して立ち上がり箱内部に収容物保持部が形成されることによって、側板と連動して端板が立ちあがるのに連動して基板側保持板及び端板側保持板が立ち上がるので、箱内部に収容物を保持する収容物保持部を有する箱状に容易に組立て及び解体することができ、作業の効率が向上する。また、収容物保持部を一体に有する構造であるので、部品点数を減らし、箱を構成する材料の使用量を低減することができる。
【0021】
一方の側板は、基板とは反対側の縁部に折り目を介して蓋板を一体に備えたことによって、好適に箱の開口部を閉鎖することができる。
【0022】
一方の端板は、基板とは反対側の縁部に折り目を介して蓋板を一体に備えたことによって、好適に箱の開口部を閉鎖することができる。
【0023】
内側板は、その折り目側又は額縁板側の隅部より先端縁側に斜めに向けた折り目を形成して該折り目より折り畳まれる逃がし片部を備えたことによって、各連結板が内側板に邪魔されずに好適に動作することができる。
【0024】
内側板は、外側板の内側面額縁板側部のみに重なることによって、材料の使用量が減り、材料費が軽減されるとともに、貴重な紙資源を節約することができる。
【0025】
内端板は、外端板の内側面額縁板側部のみに重なることによって、材料の使用量が減り、材料費が軽減されるとともに、貴重な紙資源を節約することができる。
【0026】
端板側保持板は、内端板に先端側縁より切れ目を入れ、該切れ目に沿って形成されたことによって、端板側保持板を任意の形状に形成することができる。
【0027】
基板側保持板は、端板側保持板とは反対側の縁部に折り目を介して接着片を一体に備えたことによって、基板側保持板を基板に折り目より折曲げ可能な状態に支持させることができる。
【0028】
収容物保持孔は、その内縁に折り目を介して一体に形成された弾性支持片を一体に備えることによって、収容物を安定した状態に保持することができる。
【0029】
収容物保持孔の開口縁部に保持される輸送用袋を一体的に備えたことによって、花等の収容物の鮮度を保った状態で包装することができる。
【0030】
輸送用袋は、不透水性の不織布をもって形成されたことによって、水漏れを防止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
次に、本発明に係る組立式箱の実施形態に関し図1〜図6について説明する。尚、図中に示す方向をそれぞれ前背左右天底として説明する。
【0032】
図1、図2は組立式箱の一例の使用状態を示し、図中符号10は組立式箱、符号11は生花等の収容物である。
【0033】
組立式箱10は、段ボール紙又はボール紙等からなる板状材を図3に示す展開図のように打ち抜き、それを折曲加工することにより形成されている。
【0034】
この組立式箱10は、背板を構成する平板状の基板12と、基板12の天端縁に折り目13を介して一体に形成された天端板14と、基板12の底端縁に折り目15を介して一体に形成された底端板16と、基板12の両側縁にそれぞれ折り目17,18を介して一体に形成された両側板19,20と、一方の側板、即ち右側板20の基板12とは反対側の縁部に折り目21を介して一体に形成された蓋板22と、他方の側板、即ち左側板19と天端板14の両側辺間を連結する天端側板間連結板23と、左側板19と底端板16の両側辺間を連結する底端側板間連結板24と、箱底部に配置され、収容物11を保持する収容物保持部25とを備えている。
【0035】
更には、右側板20と天端板14の両側辺間を連結する天端側板間連結板26と、右側板20と底端板16の両側辺間を連結する底端板間連結板27を備えている。
【0036】
左側板19は、基板12と折り目17を介して連続した外側板28と、その折り目17とは反対側の縁部に左額縁板29を介して一体に形成された内側板30とをもって構成され、左額縁板29の両縁部を折り目として折り曲げることにより、内側板30を外側板28に重ね合わせ、内側板30の左額縁板29とは反対側の縁部に切れ目31a,31aを入れることにより形成され、折り目31bより折り曲げた接着片31を外側板28の内側面に接着剤により固着させている。
【0037】
内側板30は、外側板28に対して左額縁板29と直交する方向の長さが短く形成されており、組み立てた際に、外側板28の額縁板側部のみに重なり合うようになっている。
【0038】
また、内側板30には、その上下両縁基端側、即ち左額縁板側の隅部より先端縁側に斜めに向けた折り目32,32を形成して折り目32より折り畳まれる逃がし片部33,33を備えている。
【0039】
逃がし片部33の縁部、即ち内側板30の上下縁には、天端板14及び底端板16の側縁に形成された係止凹部34に係合する縁部係止突部35が形成されている。
【0040】
尚、図中符号36は、逃がし片部33を立ち上げる際に使用する指孔である。
【0041】
左額縁板29は、一定幅を有する細長板状に形成され、左側板19の前縁部を構成している。
【0042】
また、左側板19には、前縁部即ち左額縁板29に円弧状の切れ目を入れることにより係止片挿入孔37が形成されている。
【0043】
右側板20は、基板12と折り目18を介して連続して形成され、その折り目18とは反対側の縁部に折り目21を介して蓋板22が連続して形成されている。
【0044】
蓋板22は、基板12と略同形の平板状に形成され、箱の前面を覆うようになっており、その折り目21とは反対側の縁部には、係止片挿入孔37に挿入される係止片38が折り目を介して一体に形成されている。
【0045】
天端板14は、天外端板39と、天額縁板40と、天内端板41とをもって構成され、天額縁板40の両縁部を折り目として折り曲げることにより、天内端板41を天外端板39に重ね合わせるようになっている。
【0046】
天外端板39は、基板12と折り目13を介して連続して形成されている。
【0047】
天内端板41は、天外端板39に対し、天額縁板40と直交する方向の長さが短く形成され、組み立てた際に、天外端板39の額縁板側部のみに重なり合うようになっている。
【0048】
また、天内端板41の側縁には、内側板30の上下縁に設けられた縁部係止突部35が係合されるように係合用の係止凹部34が設けられ、また、折り目を介して挟み込み片42が一体に形成されている。
【0049】
天額縁板40は、一定幅を有する細長板状に形成され、天外端板39と天内端板41の前縁間を連結し、天端板14の前縁部を構成している。
【0050】
底端板16は、底外端板43と、底額縁板44と、底内端板45とをもって構成され、底額縁板44の両縁部を折り目として折り曲げることにより、底内端板45を底外端板43に重ね合わせるようになっている。
【0051】
底外端板43は、基板12と折り目15を介して連続して形成されている。
【0052】
底内端板45は、底外端板43に対し底額縁板44と直交する方向の長さが短く形成され、底外端板43の前端部分にのみ重なり合うようになっている。
【0053】
また、底内端板45の側縁には、内側板30の上下縁に設けられた縁部係止突部35が係合されるように係合用の係止凹部34が設けられ、また、折り目を介して挟み込み片46が一体に形成されている。
【0054】
更に、切れ目47及び折り目49を設けることにより、底内端板45の底額縁板44と反対側の縁部が段形状に形成され、折り目49を介して切れ目47に沿って延長された端板側保持板48が一体に形成されている。
【0055】
底額縁板44は、一定幅を有する細長板状に形成され、底外端板43と底内端板45の前縁間を連結し、底端板16の前縁部を構成している。
【0056】
収容物保持部25は、底端板16、即ち底内端板45より折り目49を介して立ち上げた端板側保持板48と、端板側保持板48の底端板16とは反対側の縁部より折り目50を介して連続した基板側保持板51とをもって構成されている。
【0057】
端板側保持板48は、底端板16、即ち底内端板45に対し一方に偏らせて配置され、折り目49より折り曲げて底端板16、即ち底内端板45に対し立ち上がるようになっている。
【0058】
また、端板側保持板48は、折り目49の内底端板側縁にコ字状の切れ目を入れることにより、下縁に支持片52を一体に備え、この支持片52は、端板側保持板48を底端板16に対し立ち上げることにより、下向きに突出して底外端板43に当接し、底端板16に対し端板側保持板48を支持するようになっている。
【0059】
基板側保持板51は、中央に収容物挿入孔53が形成され、その端板側保持板48とは反対側の縁部には折り目54を介して接着片55が一体に形成されている。
【0060】
接着片55は、基板12の底側辺(折り目15)より端板側保持板48の長さ分だけ隔てた位置に接着され、基板側保持板51が基板12に対し折り目54を介して支持されるようになっている。
【0061】
また、底端板16を基板12に重ねて折り畳むことによって、端板側保持板48及び基板側保持板51が基板12に重ねて折り畳まれた状態となり、底端板16を基板12に対して立ち上げることにより、端板側保持板48が底端板16に対して立ち上がり,基板側保持板51が基板12に対して立ち上がり、箱底部に収容物保持部25が形成されるようになっている。
【0062】
尚、収容物保持部25は、図4に示すように、収容物挿入孔53の下側に輸送用袋56を一体的に備えることが好ましい。
【0063】
輸送用袋56は、ポリオレフィンからなる不透水性の不織布により有底筒状に形成され、その開口縁部が収容物挿入孔53の周囲裏側に貼着されている。また、箱全体を折り畳んだ際に、この輸送用袋56も折り畳まれて嵩張らないようになっている。
【0064】
また、使用時には、輸送用袋56内にくず綿等の保水性を有する保水材57に含水させた状態で備えることが好ましい。
【0065】
天端側板間連結板23及び底端側板間連結板24は、基板12の四隅より斜め外向きに延長された折り目58を介して隔てられた固定部59と可動部60とをもって構成され、固定部59が接着剤をもって外側板28の内面に接着され、組み立てられた際に、各連結板23,24の固定部59と可動部60とが重なり合った部分の一部が内側板30、即ち逃がし片部33,33により押さえられるようになっている。
【0066】
また、天端側板間連結板26及び底端側板間連結板27は、それぞれ基板12の四隅より斜め外向きに延長された折り目61を備え、蓋板22を閉じた際に、折り目61より折り畳まれて箱内部に折り込まれるようになっている。
【0067】
次に、上述した組立式箱10の組立方法について図5〜図6を参照して説明する。
【0068】
まず、図5(a)〜(b)に示すように、天内端板41を天額縁板40の両側縁を折り目として折り曲げて天外端板39に重ね合わせ、天内端板41を天外端板39に貼着させることにより天端板14を形成し、同様に底内端板45を底額縁板44の両側縁を折り目として折り曲げて底外端板43に重ね合わせ、底内端板45を底外端板43に貼着させることにより底端板16を形成する。
【0069】
このとき、端板側保持板48及び基板側保持板51も底内端板45とともに基板側に折り畳まれ、基板側保持板51が基板12に重なり合い、その位置で接着片55を基板12の内側面に接着剤等により貼着する。
【0070】
尚、基板側保持板51の裏面には、折り畳まれた状態の輸送用袋56を予め貼り付けておくことが好ましい。
【0071】
次に、図5(b)〜(c)に示すように、折り目13に沿って天端板14を内側、即ち基板側に折り曲げ、基板12に重ねて折り畳む。そして、そのとき一緒に折られる天端側板間連結板23の固定部59を外側板28の重なり合った部分に接着剤等によって貼着させる。
【0072】
同様に、折り目15に沿って底端板16を内側、即ち基板側に折り曲げ、基板12に重ねて折り畳む。そして、そのとき一緒に折られる底端側板間連結板24の固定部59を外側板28の重なり合った部分に接着剤等によって貼着させる。
【0073】
このように底端板16を基板側に折り曲げることにより、端板側保持板48及び基板側保持板51が、それぞれ折り目49,50より折り曲げられ、端板側保持板48及び基板側保持板51が重なりあった状態で基板12に折り畳まれる。
【0074】
また、各連結板23,24の固定部59を外側板28の重なり合った部分に貼着させたことにより、側板19を立ち上げると貼着された連結板23,24に連動して天端板14及び底端板16も立ち上がるようになっている。
【0075】
そして、図5(c)〜(d)に示すように、内側板30を左額縁板29の両縁を折り目として折り曲げ、外側板28に重ね合わせ、重なり合った内側板30の接着片31を外側板28の内側面に貼着させる。
【0076】
これで一次組立が終了し、組立中間部材70が形成され、この状態で、運搬や保管等を行えば、平板状であるので重ねても嵩張らず効率がよい。
【0077】
次に、この組立中間部材70を縦向きにし、図6(e)〜(f)に示すように、側板19を立ち上げると、各連結板23,24が連動して天端板14及び底端板16も立ち上がる。このとき逃がし片部33,33を立ち上げることにより、連結板23,24が内側板30に邪魔されずに好適に作動する。
【0078】
また、このとき、底端板16を基板12に対して立ち上げることに連動して、端板側保持板48が底端板16に対して立ち上がり、基板側保持板51が基板12に対して立ち上がり、箱底部に収容物保持部25が形成される。
【0079】
そして、図6(f)〜(g)に示すように、側板19、天端板14及び底端板16を基板12に対して立ち上げ、逃がし片部33,33を元に戻して、内側板30の上下縁に形成された縁部係止突部35,35を天端板14及び底端板16の係止凹部34,34に係合させ、連結板23,24の固定部59と可動部60とが重なり合った部分を、外側板28と内側板30、即ち外側板28と逃がし片部33,33との間で挟持する。
【0080】
この際、挟み込み片42,46も両連結板23,24とともに外側板28と内側板30、即ち外側板28と逃がし片部33,33との間に挟持される。
【0081】
これにより、組立式箱10は、箱底部に収容物保持部25を備える箱状に形成される。
【0082】
そして、生花等の収容物11を収容物保持部25に保持させ、即ち、基板側保持板51の収容物挿入孔53を通して茎部を広げた輸送用袋56に挿入し、収容物11を安定した状態で箱内に収容する。
【0083】
最後に、折り目18より右側板20を立ち上げ、更に、天端側板間連結板26及び底端側板間連結板27を内側の折り込んだ状態で折り目21より蓋板22を折り曲げ、縁部の係止片38を係止片挿入孔37に挿入することにより前面を閉じ、収容物の包装がなされる。
【0084】
尚、上述の実施例では、輸送用袋を使用した例について説明したが、輸送用袋を使用せずに、その他の容器に花の茎部を保持させ、それを収容物保持部の収容物挿入孔に挿入して保持させるようにしてもよい。
【0085】
次に、本発明に係る組立式箱の他の一例に関し図7〜図11について説明する。尚、図中に示す方向をそれぞれ前背左右天底として説明する。
【0086】
図7、図8は組立式箱の一例の使用状態を示し、図中符号100は組立式箱、符号101は鉢植え等の収容物である。
【0087】
組立式箱100は、段ボール紙又はボール紙等からなる板状材を図9に示す展開図のように打ち抜き、それを折曲加工することにより形成されている。
【0088】
この組立式箱100は、底板を構成する平板状の基板102と、基板102の前背両端縁に折り目103,104を介して一体に形成された端板105,106と、基板102の左右両側縁に折り目107,108を介して一体に形成された側板109,110と、端板と側板の側辺間を連結する端側板間連結板111,112,113,114と、基板102及び端板105に支持された収容物保持部115とを備えている。
【0089】
また、端板106の基板102とは反対側の縁部には、折り目116を介して蓋板117が一体に備えられている。
【0090】
前端板105は、基板102と折り目103を介して連続した外端板118と、外端板118の基板102とは反対側の縁部に前端額縁板119を介して連続した内端板120とをもって構成され、前端額縁板119の両側縁を折り目として内端板120を内側に折り曲げて重ね合わせ、両板118,120の対向する面同士を接着剤で貼着している。
【0091】
前端額縁板119は、一定幅を有する細長板状に形成され、端板の基板102とは反対側の縁部を構成している。
【0092】
内端板120は、外端板118に対し、前端額縁板119と直交する方向の長さが短く形成され、その両側縁には、折り目を介して挟み込み片121,121が一体に形成されている。
【0093】
また、内端板120の額縁板とは反対側の縁部には、収容物保持部115を構成する端板側保持板139が折り目138を介して一体に形成されている。
【0094】
また、前端板105には、上縁部即ち前端額縁板119にスリット状の抜け止片挿入孔122が形成され、その抜け止片挿入孔122を跨いでコ字状の切れ目を入れることにより、抜け止片123が形成され、この抜け止片123が折り目124,125より折り曲げられるようになっている。
【0095】
背端板106は、基板102と折り目104を介して連続して形成され、その折り目104とは反対側の縁部に折り目116を介して蓋板117が連続して形成されている。
【0096】
蓋板117は、基板102と略同形の平板状に形成され、箱の上面を覆うようになっており、その折り目116とは反対側の縁部には、抜け止片挿入孔122に挿入される抜け止挿入片126が折り目127を介して一体に形成されている。
【0097】
そして、その抜け止挿入片126の折り目側縁には、抜け止片123の折り目125より先の部分が挿入される閂孔128が形成されている。
【0098】
左側板109は、基板102の側辺に折り目107を介して連続した左外側板129と、左外側板129の基板102とは反対側の縁部に左額縁板130を介して一体に形成された左内側板131とをもって構成され、左額縁板130の両側縁を折り目として左内側板131を内側に折り曲げて左外側板129の内側面に重ね合わせ、両板129,131の重なり合った部分を接着剤により貼着する。
【0099】
右側板110は、基板102の側辺に折り目108を介して連続した右外側板132と、右外側板132の基板102とは反対側の縁部に右額縁板133を介して一体に形成された右内側板134とをもって構成され、右額縁板133の両側縁を折り目として右内側板134を内側に折り曲げて右外側板132の内側面に重ね合わせ、両板132,134の重ね合わせた部分を接着剤により貼着する。
【0100】
左内側板131及び右内側板134は、外側板129,132に対し額縁板130,133と直交する方向の長さが短く形成され、その長さは、内端板120と同じ長さとなっている。
【0101】
また、内側板131,134の前端側にのみ、側縁基端側、即ち額縁板側の隅部より斜めに向けた折り目135を形成することにより、その折り目135より折り畳める逃がし片部136が形成されている。
【0102】
この逃がし片部136の側縁、即ち、内側板131,134の前側縁には、前端板105の内側面を構成する内端板120の両側縁に形成された係止凹部151,151に係止される係止片137が一体に形成されている。
【0103】
収容物保持部は、内端板120の外端板とは反対側の縁部に折り目138を介して一体に形成された端板側保持板139と、端板側保持板139の内端板120とは反対側の縁部に折り目140を介して一体に形成された基板側保持板141とをもって構成されている。
【0104】
端板側保持板139は、折り目138より折り曲げて前端板105に対し立ち上がるようになっており、その表面には、収容物101が収容される収容物挿入孔142,142…が形成されている。
【0105】
基板側保持板141は、その端板側保持板139とは反対側の縁部には折り目143を介して接着片144が一体に形成されている。
【0106】
接着片144は、基板102の前端辺(折り目103)より端板側保持板139の長さ分だけ隔てた位置に接着され、基板側保持板141が基板102に対し折り目143を介して支持されるようになっている。
【0107】
また、前端板105を基板102に重ねて折り畳むことによって、端板側保持板139及び基板側保持板141が基板102に重ねて折り畳まれた状態となり、前端板105を基板102に対して立ち上げることにより、端板側保持板139が前端板105に対して立ち上がり,基板側保持板141が基板102に対して立ち上がり、箱底部に収容物保持部が形成されるようになっている。
【0108】
端側板間連結板111,112は、基板102の隅より斜め外向きに形成された折り目145により隔てられた固定部146と可動部147とを備え、外端板118及び外側板129,132の両側辺間、即ち端板105と側板109,110の両側縁間を連結している。
【0109】
この端側板間連結板111,112は、固定部146が接着剤をもって外側板129,132の内面に接着され、組み立てられた際に、各連結板111,112の固定部146と可動部147とが重なり合った部分の一部が内側板、即ち逃がし片部136により押さえられるようになっている。
【0110】
背端側板間連結板113,114は、基板102の隅より斜め外向きに形成された折り目148を有し、この折り目より折り畳まれて背端板106の内側に折り込まれるようになっている。
【0111】
次に、この組立式箱100の組立て方法について説明する。
【0112】
まず、図10(a)〜図10(b)に示すように、額縁板119の両側縁を折り目として前内端板120を内側に折り曲げて前外端板118に重ね合わせ、両板118,120の重なり合った部分を接着剤で貼着する。
【0113】
このとき、前内端板120とともに端板側保持板139及び基板側保持板141が内側に折り畳まれ、基板102に重ねられ、その位置で接着片144を基板102に接着剤により貼着する。
【0114】
次に、図10(b)〜図10(c)に示すように、折り目103に沿って前端板105を内側、即ち基板側に折り曲げ、基板102に重ねて折り畳む。そして、そのとき一緒に折られる端側板間連結板111,112の固定部146を外側板129,132の重なり合った部分に接着剤等によって貼着させる。
【0115】
このように前端板105を基板102側に折り曲げることにより、基板側保持板141及び端板側保持板139が、折り目138,140より折り曲げられ、基板側保持板141に端板側保持板139が重なりあった状態で折り畳まれる。
【0116】
また、各連結板111,112の固定部146を外側板129,132の重なり合った部分に貼着させたことにより、両側板109,110を立ち上げると貼着された連結板111,112に連動して前端板105も立ち上がるようになっている。
【0117】
そして、図10(c)〜図10(d)に示すように、内側板131,134を額縁板130,133の両縁を折り目として折り曲げ、外側板129,132に重ね合わせ、重なり合った内側板131,134を外側板129,132の内側面に貼着させる。
【0118】
これで一次組立が終了し、組立中間部材150が形成され、この状態で、運搬や保管等を行えば、平板状であるので重ねても嵩張らず効率がよい。
【0119】
次に、この組立中間部材150を図10(d)〜図11(e)に示すように、両側板109,110を立ち上げると、各連結板111,112が連動して、前端板105も立ち上がる。
【0120】
このとき、前端板105に連動して基板側保持板141及び端板側保持板139がそれぞれ、基板102又は前端板105に対して立ち上がり、箱内部に収容物保持部115が形成される。
【0121】
尚、逃がし片部136を立ち上げることにより、連結板111,112が内側板131,134に邪魔されずに好適に作動する。
【0122】
そして、図11(e)〜図11(f)に示すように、前端板105及び両側板109,110を基板102に対して立ち上げ、逃がし片部136,136を元に戻して、逃がし片部136、即ち両内側板の側縁に形成された係止片137を前端板105を構成する内端板120の両側縁に形成された係止凹部151,151に係止させ、連結板111,112の固定部146と可動部147とが重なり合った部分を、外側板129,132と内側板131,134との間で挟持する。
【0123】
これにより、組立式箱100は、図11(g)に示すように、箱底部に収容物保持部115を備える箱状に形成される。
【0124】
そして、鉢植え等の収容物101を収容物保持部115に保持させ、即ち、端板側保持板139に形成された収容物挿入孔142,142…に収容物101に挿入し、収容物101を安定した状態で箱内に保持する。
【0125】
最後に、折り目104より背端板106を立ち上げ、更に、折り目116より蓋板117を折り曲げ、縁部の抜け止挿入片126を挿入孔122に挿入し、抜け止片123を折り目125より折り曲げ、その先端部を閂孔128に差し込むことにより閉じた状態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0126】
【図1】本発明に係る組立式箱の一例を示す斜視図である。
【図2】同上の組立式箱の蓋板を開いた状態を示す斜視図である。
【図3】同上の組立式箱の展開図である。
【図4】同上の組立式箱の収容物保持部に生花を保持させた状態の一例を示す部分拡大断面図である。
【図5】図1中の組立式箱の組立中間工程の状態を示す斜視図である。
【図6】同上の組立式箱の製箱工程の状態を示す斜視図である。
【図7】本発明に係る組立式箱の他の実施の一例を示す斜視図である。
【図8】同上の組立式箱の蓋板を開いた状態を示す斜視図である。
【図9】同上の組立式箱の展開図である。
【図10】同上の組立式箱の組立中間工程の状態を示す斜視図である。
【図11】同上の組立式箱の製箱工程の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0127】
10 組立式箱
11 収容物
12 基板
13 折り目
14 天端板
15 折り目
16 底端板
17,18 折り目
19,20 側板
21 折り目
22 蓋板
23 天端側板間連結板
24 底端側板間連結板
25 収容物保持部
26 天端側板間連結板
27 底端側板間連結板
28 外側板
29 額縁板
30 内側板
31 接着片
31a 切れ目
31b 折り目
32 折り目
33 逃がし片部
34 係止凹部
35 縁部係止突部
36 指孔
37 係止片挿入孔
38 係止片
39 天外端板
40 天額縁板
41 天内端板
42 挟み込み片
43 底外端板
44 底額縁板
45 底内端板
46 挟み込み片
47 切れ目
48 端板側保持板
49 折り目
50 折り目
51 基板側保持板
52 支持片
53 収容物挿入孔
54 折り目
55 接着片
56 輸送用袋
57 保水材
58 折り目
59 固定部
60 可動部
61 折り目
70 組立中間部材
100 組立式箱
101 収容物(鉢植え)
102 基板
103,104 折り目
105 前端板
106 背端板
107,108 折り目
109 左側板
110 右側板
111,112 端側板間連結板
113,114 端側板間連結板
115 収容物保持部
116 折り目
117 蓋板
118 外端板
119 前端額縁板
120 内端板
121 挟み込み片
122 抜け止挿入孔
123 抜け止片
124,125 折り目
126 抜け止挿入片
127 折り目
128 閂孔
129 左外側板
130 左額縁板
131 左内側板
132 右外側板
133 右額縁板
134 右内側板
135 折り目
136 逃がし片部
137 係止片
138 折り目
139 端板側保持板
140 折り目
141 基板側保持板
142 収容物挿入孔
143 折り目
144 接着片
145 折り目
146 固定部
147 可動部
148 折り目
150 組立中間部材
151 係止凹部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
平板状の基板と、該基板の両端縁に折り目を介して一体に形成された両端板と、両側辺に折り目を介して一体に形成された両側板と、前記端板と側板の両側辺間を連結する端側板間連結板と、前記基板と前記端板とに支持され、収容物を保持する収容物保持部とを備え、
前記一方又は両方の側板は、前記基板と折り目を介して連続した外側板と、該外側板の基板とは反対側の縁部に折り目又は一定幅を有する額縁板を介して連続した内側板とをもって構成され、該内側板を前記折り目又は額縁板より折り曲げて前記外側板の内側に重ね合わせ、
前記一方又は両方の端板は、前記基板と折り目を介して連続した外端板と、該外端板の基板とは反対側の縁部に折り目又は一定幅を有する額縁板を介して一体に形成された内端板とをもって構成され、該内端板を前記折り目又は額縁板より折り曲げて前記外端板に重ね合わせ、
前記収容物保持部は、前記内端板の外端板とは反対側の縁部に折り目を介して一体に形成された端板側保持板と、該端板側保持板の前記内端板とは反対側の縁部に折り目を介して一体に形成され、他方の縁部が前記基板に支持された基板側保持板とをもって構成され、前記端板側保持板又は基板側保持板に収容物が保持される収容物保持孔を形成し、
前記端側板間連結板は、前記基板の隅部より斜め外向きに形成された折り目により隔てられた固定部と可動部とを備え、前記固定部を前記外側板の内側面に重ねて貼着し、
前記端板を基板側に重ねて折り畳むとともに、前記両保持板を基板側に重ねて折り畳んで全体形状を平板状となし、前記基板に対し前記側板及び端板を立ち上げて箱状に形成することにより、前記両保持板がそれぞれ基板又は端板に対して立ち上がり箱内部に収容物保持部が形成されるようにしたことを特徴としてなる組立式箱。
【請求項2】
一方の側板は、基板とは反対側の縁部に折り目を介して蓋板を一体に備えた請求項1に記載の組立式箱。
【請求項3】
一方の端板は、基板とは反対側の縁部に折り目を介して蓋板を一体に備えた請求項1に記載の組立式箱。
【請求項4】
内側板は、その折り目側又は額縁板側の隅部より先端縁側に斜めに向けた折り目を形成して該折り目より折り畳まれる逃がし片部を備えた請求項1、2又は3に記載の組立式箱。
【請求項5】
内側板は、外側板の内側面額縁板側部のみに重なる請求項1〜3又は4に記載の組立式箱。
【請求項6】
内端板は、外端板の内側面額縁板側部のみに重なる請求項1〜4又は5に記載の組立式箱。
【請求項7】
端板側保持板は、内端板に先端側縁より切れ目を入れ、該切れ目に沿って形成された請求項1〜5又は6に記載の組立式箱。
【請求項8】
基板側保持板は、端板側保持板とは反対側の縁部に折り目を介して接着片を一体に備えた請求項1〜6又は7に記載の組立式箱。
【請求項9】
収容物保持孔は、その内縁に折り目を介して一体に形成された弾性支持片を一体に備える請求項1〜7又は8に記載の組立式箱。
【請求項10】
収容物保持孔の開口縁部に保持される輸送用袋を一体的に備えた請求項1〜8又は9に記載の組立式箱。
【請求項11】
輸送用袋は、不透水性の不織布をもって形成された請求項10に記載の組立式箱。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2006−103712(P2006−103712A)
【公開日】平成18年4月20日(2006.4.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−289942(P2004−289942)
【出願日】平成16年10月1日(2004.10.1)
【出願人】(395019889)中越テック株式会社 (14)
【出願人】(000201641)全国農業協同組合連合会 (69)
【Fターム(参考)】