説明

組織の損傷に関連した疾患及び障害を予防及び治療する、組織保護ペプチド及びペプチド類似体

本発明は、組織保護活性を有するが、潜在的に望ましくない血液生成作用をほとんど又は全く有しない、ペプチド及びペプチド類似体を提供する。ペプチド及びペプチド類似体は、組織の損傷に関連した種々の疾患及び障害を予防及び治療することに役立つ。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下を含む単離ペプチド:
(i) 応答性細胞、組織又は器官において組織保護活性を有し、構造式(II)を含む、10〜28残基のペプチド又はペプチド類似体:
【化1】

(式中:
X1は、Ser(S)であり;
X2は、Arg(R)であり;
X3は、Val(V)であり;
X4は、Leu(L)であり;
X5は、Glu(E)であり;
X6は、Arg(R)であり;
X7は、Tyr(Y)であり;
X8は、Leu(L)であり;
X9は、Leu(L)であり;
X10は、Glu(E)であり;
X11は、Ala(A)であり;
X12は、正荷電アミノ酸であり;
X13は、負荷電アミノ酸であり;
X14は、Ala(A)であり;
X15は、Glu(E)であり;
X16は、Asn(N)であり;
X17は、Ile(I)であり;
X18は、Thr(T)であり;
X19は、Thr(T)であり;
X20は、Gly(G)であり;
X21は、Cys(C)であり;
X22は、Ala(A)であり;
X23は、Glu(E)であり;
X24は、His(H)である。);又は
(ii) 残基X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、X23及びX24のうちの少なくとも1つ及び最大14個が欠失されている、構造式(II)の欠失形態;又は
(iii) 残基X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、X23及びX24のうちの少なくとも1つ及び最大8つが別の残基により保存的に置換されている、構造式(II)の変更形態又はその欠失形態。
【請求項2】
以下のアミノ酸配列を有する、請求項1記載の単離ペプチド:
【化2】


【請求項3】
以下を含む単離ペプチド:
(i) 応答性細胞、組織又は器官において組織保護活性を有し、構造式(III)を含む、10〜28残基のペプチド又はペプチド類似体:
【化3】

(式中:
X1は、Pro(P)、Lys(K)又はSer(S)であり;
X2は、Pro(P)、Glu(E)又はGln(Q)であり;
X3は、Arg(R)、Ala(A)又はPro(P)であり;
X4は、Leu(L)、Glu(E)又はTrp(W)であり;
X5は、Ile(I)、Asn(N)又はGlu(E)であり;
X6は、Cys(C)、Ile(I)又はPro(P)であり;
X7は、Asp(D)、Thr(T)、Leu(L)又はAla(A)であり;
X8は、Ser(S)、Thr(T)、Gln(Q)又はAsp(D)であり;
X9は、Arg(R)、Gly(G)又はLeu(L)であり;
X10は、Val(V)、Cys(C)、His(H)又はGlu(E)であり;
X11は、Leu(L)、Ala(A)、Val(V)であり;
X12は、負荷電アミノ酸であり;
X13は、正荷電アミノ酸であり;
X14は、Tyr(Y)、Cys(C)、Ala(A)又はIle(I)であり;
X15は、Leu(L)、Ser(S)、Val(V)又はGly(G)であり;
X16は、Leu(L)、Ser(S)又はAla(A)であり;
X17は、Glu(E)、Asn(N)又はGly(G)であり;
X18は、Ala(A)、Glu(E)又はLeu(L)であり;
X19は、Lys(K)、Asn(N)又はArg(R)であり;
X20は、Glu(E)、Ile(I)又はSer(S)であり;
X21は、Ala(A)、Thr(T)又はLeu(L)であり;
X22は、Glu(E)、Val(V)又はThr(T)であり;
X23は、Asn(N)、Pro(P)又はThr(T)であり;
X24は、Ile(I)、Asp(D)又はLeu(L)である。);又は
(ii) 残基X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、X23及びX24のうちの少なくとも1つ及び最大14個が欠失されている、構造式(III)の欠失形態;又は
(iii) 残基X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、X23及びX24のうちの少なくとも1つ及び最大8つが別の残基により保存的に置換されている、構造式(III)の変更形態。
【請求項4】
以下からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する、請求項3記載の単離ペプチド:
【化4】


【請求項5】
以下を含む単離ペプチド:
(i) 応答性細胞、組織又は器官において組織保護活性を有し、構造式(IV)を含む、10〜28残基のペプチド又はペプチド類似体:
【化5】

(式中:
X1は、His(H)であり;
X2は、Cys(C)であり;
X3は、Ser(S)であり;
X4は、Leu(L)であり;
X5は、Ala(A)又はAsn(N)であり;
X6は、Pro(P)又はGlu(E)であり;
X7は、Pro(P)又はAsn(N)であり;
X8は、Arg(R)又はIle(I)であり;
X9は、Leu(L)又はThr(T)であり;
X10は、Ile(I)又はVal(V)であり;
X11は、Cys(C)又はPro(P)であり;
X12は、負荷電アミノ酸であり;
X13は、極性アミノ酸であり;
X14は、正荷電アミノ酸であり;
X15は、Val(V)であり;
X16は、Leu(L)又はAsn(N)であり;
X17は、Glu(E)又はPhe(F)であり;
X18は、Arg(R)又はTyr(Y)であり;
X19は、Tyr(Y)又はAla(A)であり;
X20は、Leu(L)又はTrp(W)であり;
X21は、Leu(L)又はLys(K)であり;
X22は、Glu(E)又はArg(R)であり;
X23は、Ala(A)又はMet(M)であり;
X24は、Lys(K)又はGlu(E)であり;
X25は、Glu(E)又はVal(V)である。);又は
(ii) 残基X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、X23、X24及びX25のうちの少なくとも1つ及び最大15個が欠失されている、構造式(IV)の欠失形態;又は
(iii) 残基X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、X23、X24及びX25のうちの少なくとも1つ及び最大8つが別の残基により保存的に置換されている、構造式(IV)の変更形態。
【請求項6】
以下からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する、請求項5記載の単離ペプチド:
【化6】


【請求項7】
以下を含む単離ペプチド:
(i) 応答性細胞、組織又は器官において組織保護活性を有し、構造式(I)を含む、10〜28残基のペプチド又はペプチド類似体:
【化7】

(式中:nは、1-4であり;
X1は、Cys(C)又はPro(P)であり;
X2は、Asp(D)又はPro(P)であり;
X3は、Ser(S)又はArg(R)であり;
X4は、Arg(R)又はLeu(L)であり;
X5は、Val(V)又はIle(I)であり;
X6は、Leu(L)又はCys(C)であり;
X7は、Glu(E)又はAsp(D)であり;
X8は、Arg(R)又はSer(S)であり;
X9は、Tyr(Y)又はArg(R)であり;
X10は、Leu(L)又はVal(V)であり;
X11は、Leu(L)又はAla(A)であり;
X12は、負荷電アミノ酸であり;
各Zは、独立に任意のアミノ酸であり;
X13は、負荷電アミノ酸であり;
X14は、Ala(A)又はLeu(L)であり;
X15は、Glu(E)又はLys(K)であり;
X16は、Asn(N)、Glu(E)又はLys(K)であり;
X17は、Ile(I)又はAla(A)であり;
X18は、Thr(T)、Glu(E)又はGly(G)であり;
X19は、Thr(T)、Asn(N)又はAla(A)であり;
X20は、Gly(G)又はIle(I)であり;
X21は、Cys(C)又はThr(T)であり;
X22は、Ala(A)又はThr(T)であり;
X23は、Glu(E)又はGly(G)であり;
X24は、His(H)又はCys(C)である。);又は
(ii) 残基X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、X10、X11、X12、(Z)n、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、X23及びX24のうちの少なくとも1つ及び最大18個が欠失されている、構造式(I)の欠失形態;又は
(iii) 残基X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、X10、X11、X12、(Z)n、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、X23及びX24のうちの少なくとも1つ及び最大8つが別の残基により保存的に置換されている、構造式(I)の変更形態。
【請求項8】
以下からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する、請求項7記載の単離ペプチド:
【化8】


【請求項9】
以下を含む単離ペプチド:
(i) 応答性細胞、組織又は器官において組織保護活性を有し、構造式(VII)を含む、9〜29残基のペプチド又はペプチド類似体:
【化9】

(式中:
X1は、Leu(L)、Ile(I)、Gly(G)、Val(V)、Phe(F)、Pro(P)又はAla(A)であり;
X2は、正荷電アミノ酸であり;
X3は、負荷電アミノ酸であり;
X4は、Phe(F)、Gly(G)、Val(V)、Leu(L)、Ala(A)又はTyr(Y)である。);又は
(ii) 残基X1、X2、X3及びX4のうちの少なくとも1つ及び最大2つが欠失されている、構造式(VI)の欠失形態;又は
(iii) 残基X1、X2、X3及びX4のうちの少なくとも1つ及び最大2つが別の残基により保存的に置換されている、構造式(VI)の変更形態。
【請求項10】
以下からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する、請求項9記載の単離ペプチド:
【化10】


【請求項11】
以下を含む単離ペプチド:
(i) 応答性細胞、組織又は器官において組織保護活性を有し、構造式(VIII)を含む、9〜29残基のペプチド又はペプチド類似体:
【化11】

(式中:
X1は、Ala(A)、Thr(T)、Ser(S)、Tyr(Y)、Leu(L)、Val(V)、Ile(I)、Phe(F)又はGlu(E)であり;
X2は、任意のアミノ酸であり;
X3は、Ser(S)、Gln(Q)、Asp(D)、Leu(L)、Glu(E)、Cys(C)、Asn(N)、Arg(R)又はAla(A)であり;
X4は、Pro(P)、Gly(G)、Gln(Q)、Leu(L)、Thr(T)、Asn(N)、Ser(S)、Phe(F)又はIle(I)であり;
X5は、任意のアミノ酸であり;
X6は、Pro(P)、Ser(S)、Cys(C)、Val(V)、Lys(K)、Thr(T)、Leu(L)、Ile(I)又はGln(Q)であり;
X7は、任意のアミノ酸であり;
X8は、Thr(T)、Pro(P)、Leu(L)、Arg(R)、Gly(G)、Tyr(Y)、Gln(Q)、Glu(E)、Ile(I)又はAla(A)であり;
X9は、任意のアミノ酸であり;
X10は、Pro(P)、Asn(N)、Glu(E)、Asp(D)、Thr(T)、Leu(L)、Ile(I)、Gln(Q)、Phe(F)又はTrp(W)であり;
X11は、Trp(W)、Leu(L)、Ala(A)、Met(M)、Val(V)、Ile(I)、Phe(F)又はTyr(Y)であり;
X12は、負荷電アミノ酸であり;
X13は、正荷電アミノ酸であり;
X14は、Val(V)、Leu(L)、Ala(A)又はPhe(F)であり;
X15は、任意のアミノ酸であり;
X16は、任意のアミノ酸であり;
X17は、任意のアミノ酸であり;
X18は、任意のアミノ酸であり;
X19は、任意のアミノ酸であり;
X20は、任意のアミノ酸であり;
X21は、Arg(R)、Asp(D)、Tyr(Y)、Val(V)、Ile(I)、Leu(L)、Lys(K)、Ser(S)又はThr(T)であり;
X22は、任意のアミノ酸であり;
X23は、任意のアミノ酸であり;
X24は、Leu(L)、Pro(P)、Phe(F)、Arg(R)、Tyr(Y)、Cys(C)、Gly(G)、Val(V)又はLys(K)である。);又は
(ii) 残基X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、X23及びX24のうちの少なくとも1つ及び最大15個が欠失されている、構造式(VIII)の欠失形態;又は
(iii) 残基X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、X23及びX24のうちの少なくとも1及び最大8つが別の残基により保存的に置換されている、構造式(VIII)の変更形態。
【請求項12】
以下からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する、請求項11記載の単離ペプチド:
【化12】


【請求項13】
以下を含む単離ペプチド:
(i) 応答性細胞、組織又は器官において組織保護活性を有し、構造式(IX)を含む、9〜29残基のペプチド又はペプチド類似体:
【化13】

(式中:
X1は、Cys(C)、Glu(E)、Tyr(Y)又はAla(A)であり;
X2は、Ser(S)、Leu(L)又はGlu(E)であり;
X3は、Arg(R)、Met(M)、Gln(Q)又はAsn(N)であり;
X4は、Ser(S)、Ile(I)又はLeu(L)であり;
X5は、Ile(I)、Leu(L)又はLys(K)であり;
X6は、Trp(W)、Leu(L)又はLys(K)であり;
X7は、Leu(L)、Glu(E)、Phe(F)又はTyr(Y)であり;
X8は、Ala(A)、Tyr(Y)、Asn(N)又はPhe(F)であり;
X9は、Arg(R)、Lys(K)、Pro(P)又はAsn(N)であり;
X10は、Lys(K)、Ile(I)、Leu(L)又はAla(A)であり;
X11は、Ile(I)、Pro(P)、Val(V)又はGly(G)であり;
X12は、正荷電アミノ酸であり;
X13は、極性アミノ酸であり;
X14は、負荷電アミノ酸であり;
X15は、Leu(L)、Ala(A)、Gly(G)又はVal(V)であり;
X16は、Thr(T)、Asp(D)、Ile(I)又はAla(A)であり;
X17は、Ala(A)、Gly(G)、Cys(C)又はAsp(D)であり;
X18は、Leu(L)、Met(M)、Arg(R)又はAsn(N)であり;
X19は、Thr(T)、Pro(P)、Asn(N)又はGly(G)であり;
X20は、Glu(E)、Ile(I)、Arg(R)又はThr(T)であり;
X21は、Ser(S)、Asn(N)、Val(V)又はLeu(L)であり;
X22は、Tyr(Y)、Val(V)、Thr(T)、Phe(F)であり;
X23は、Val(V)、Gly(G)、Asn(N)又はLeu(L)であり;
X24は、Lys(K)、Asp(D)、Asn(N)又はGly(G)であり;
X25は、His(H)、Gly(G)、Val(V)又はIle(I)である。);又は
(ii) 残基X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、X23、X24及びX25のうちの少なくとも1つ及び最大16個が欠失されている、構造式(IX)の欠失形態;又は
(iii) 残基X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、X23、X24及びX25のうちの少なくとも1つ及び最大8つが別の残基により保存的に置換されている、構造式(IX)の変更形態。
【請求項14】
以下からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する、請求項13記載の単離ペプチド:
【化14】


【請求項15】
以下を含む単離ペプチド:
(i) 応答性細胞、組織又は器官において組織保護活性を有し、構造式(X)を含む、9〜29残基のペプチド又はペプチド類似体:
【化15】

(式中:
X1は、Leu(L)であり;
X2は、Gly(G)であり;
X3は、Cys(C)であり;
X4は、Val(V)であり;
X5は、Leu(L)であり;
X6は、His(H)であり;
X7は、Arg(R)であり;
X8は、Leu(L)であり;
X9は、Ala(A)であり;
X10は、Asp(D)であり;
X11は、Leu(L)であり;
X12は、負荷電アミノ酸であり;
X13は、極性アミノ酸であり;
X14は、正荷電アミノ酸であり;
X15は、Leu(L)であり;
X16は、Pro(P)であり;
X17は、Lys(K)であり;
X18は、Ala(A)であり;
X19は、Gln(Q)であり;
X20は、Asp(D)であり;
X21は、Leu(L)であり;
X22は、Glu(E)であり;
X23は、Arg(R)であり;
X24は、Ser(S)であり;
X25は、Gly(G)である。);及び
(ii) 残基X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、X23、X24及びX25のうちの少なくとも1つ及び最大16個が欠失されている、構造式(X)の欠失形態;又は
(iii) 残基X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18、X19、X20、X21、X22、X23、X24及びX25のうちの少なくとも1つ及び最大8つが別の残基により保存的に置換されている、構造式(X)の変更形態。
【請求項16】
下記アミノ酸配列を有する、請求項15記載の単離ペプチド:
【化16】


【請求項17】
以下を含む単離ペプチド:
(i) 応答性細胞、組織又は器官において組織保護活性を有し、構造式(V)を含む、9〜29残基のペプチド又はペプチド類似体:
【化17】

(式中:
X1は、Trp(W)、Val(V)、Ala(A)、Ile(I)、Pro(P)、Leu(L)、Ser(S)、Asp(D)又はThr(T)であり;
X2は、任意のアミノ酸であり;
X3は、任意のアミノ酸であり;
X4は、任意のアミノ酸であり;
X5は、任意のアミノ酸であり;
X6は、任意のアミノ酸であり;
X7は、任意のアミノ酸であり;
X8は、Ile(I)、Phe(F)、Leu(L)、Val(V)、Pro(P)、Tyr(Y)又はGly(G)であり;
X9は、負荷電アミノ酸であり;
X10は、負荷電アミノ酸であり;
X11は、Ile(I)、Leu(L)、Ala(A)、Gly(G)、Phe(F)、Val(V)又はPro(P)であり;
X12は、Ile(I)、Met(M)、Tyr(Y)、Ser(S)、Val(V)、Phe(F)、Lys(K)、Leu(L)、Glu(E)又はAsp(D)であり;
X13は、任意のアミノ酸であり;
X14は、His(H)、Leu(L)、Pro(P)、Thr(T)、Arg(R)、Cys(C)、Ile(I)、Tyr(Y)、Gln(Q)又はAla(A)であり;
X15は、Leu(L)、Lys(K)、Thr(T)、Val(V)、Phe(F)、Ala(A)又はGln(Q)であり;
X16は、Lys(K)、Glu(E)、Met(M)、Gly(G)、Asn(N)、Gln(Q)、Thr(T)又はVal(V)であり;
X17は、任意のアミノ酸であり;
X18は、Pro(P)、Lys(K)、Arg(R)、Ile(I)、Asn(N)、Ser(S)、Gln(Q)又はPhe(F)であり;
X19は、Pro(P)、Ile(I)、Tyr(Y)、Leu(L)、Phe(F)、Ser(S)、Ala(A)、Asp(D)、Asn(N)又はLys(K)である。);又は
(ii) 残基X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18及びX19のうちの少なくとも1つ及び最大10個が欠失されている、構造式(V)の欠失形態;又は
(iii) 残基X1、X2、X3、X4、X5、X6、X7、X8、X9、X10、X11、X12、X13、X14、X15、X16、X17、X18及びX19のうちの少なくとも1つ及び最大8つが別の残基により保存的に置換されている、構造式(V)の変更形態。
【請求項18】
以下からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する、請求項17記載の単離ペプチド:
【化18】


【請求項19】
以下を含む単離ペプチド:
(i) 応答性細胞、組織又は器官において組織保護活性を有し、構造式(VI)を含む、9〜29残基のペプチド又はペプチド類似体:
【化19】

(式中:nは、1-5であり;
X1は、Phe(F)、Val(V)、Ala(A)、Gly(G)、Pro(P)、Leu(L)、Tyr(Y)、Ile(I)、Cys(C)又はMet(M)であり;
X2は、負荷電アミノ酸であり;
各Zは、独立に任意のアミノ酸であり;
X3は、負荷電アミノ酸であり;
X4は、Pro(P)、Met(M)、Val(V)、Ile(I)、Phe(F)、Gly(G)、Leu(L)、Ala(A)、Tyr(Y)又はTrp(W)である。);又は
(ii) 残基X1、X2、(Z)n、X3、及びX4のうちの少なくとも1つ及び最大2つが欠失されている、構造式(VI)の欠失形態;又は
(iii) 残基X1、X2、(Z)n、X3、及びX4のうちの少なくとも1つ及び最大8つが別の残基により保存的に置換されている、構造式(VI)の変更形態。
【請求項20】
以下からなる群から選択されるアミノ酸配列を有する、請求項19記載の単離ペプチド:
【化20】



【請求項21】
以下から構成されている単離ペプチド:
【化21】


【請求項22】
構造式(I)、(II)、(III)、(IV)、(V)、(VI)、(VII)、(VIII)、(IX)又は(X)のアミノ酸配列が、1型サイトカインの一次配列に見い出される、請求項1〜20のいずれか1項記載の単離ペプチド。
【請求項23】
前記1型サイトカインが、エリスロポエチン、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子、インターロイキン-2、インターロイキン-3、インターロイキン-4、インターロイキン-5、インターロイキン-6、インターロイキン-10、インターロイキン-13、白血病抑制因子、毛様体神経栄養因子、成長ホルモン、幹細胞因子、レプチン、インターフェロンγ、プロラクチン、オンコスタチンM、トロンボポエチン、Flt3リガンド、インターロイキン-12αサブユニット、インターロイキン-23サブユニットp19又はインターフェロンβである、請求項22記載の単離ペプチド。
【請求項24】
請求項1〜21のいずれか1項記載の単離ペプチド及び医薬として許容し得る担体を含む、医薬組成物。
【請求項25】
前記組成物が、経口、鼻腔内、眼、吸入、経皮、直腸、舌下、又は非経口投与のために製剤化されている、請求項24記載の医薬組成物。
【請求項26】
前記組成物が、灌流液として製剤化されている、請求項24記載の医薬組成物。
【請求項27】
組織の損傷に関連した疾患を罹患している対象の治療方法であって、該対象に、有効量の請求項1〜21のいずれか1項記載の単離ペプチド又は請求項24〜26のいずれか1項記載の医薬組成物を投与する工程を含む、前記方法。
【請求項28】
前記組織の損傷に関連した疾患が、癌、虚血性障害、外傷、中毒性損傷、又は炎症性損傷によって生じる、請求項27記載の方法。
【請求項29】
前記組織の損傷に関連した疾患が、心血管疾患、心肺疾患、呼吸器疾患、腎臓病、泌尿器系の疾患、生殖系の疾患、骨疾患、皮膚疾患、胃腸疾患、内分泌異常、代謝異常、認知機能障害、又は中枢若しくは末梢神経系の疾患若しくは障害である、請求項27記載の方法。
【請求項30】
癌、腫瘍性障害、炎症、又は毒剤曝露を予防、治療、改善、又は管理する方法であって、その必要のある対象に、30以下のアミノ酸の配列から構成され、かつ下記アミノ酸モチーフを含む単離ペプチドの有効量を投与することを含み:
(a) H1-N1-(X)n-N2-H2、ここでnは0〜5である;(配列番号:5)
(b) H1-N1-(X)n-N2-L1、ここでnは0〜5である;(配列番号:12)又は
(c) L1-N1-(X)n-N2-H1、ここでnは0〜5である;(配列番号:13)
(式中、H1及びH2は疎水性アミノ酸であり、N1及びN2は負荷電アミノ酸であり、Xは任意のアミノ酸であり、L1は極性アミノ酸である。);
前記ペプチドが細胞保護活性を有する、前記方法。
【請求項31】
癌、腫瘍性障害、炎症、又は毒剤曝露を予防、治療、改善、又は管理する方法であって、その必要のある対象に、30以下のアミノ酸の配列から構成され、かつ下記アミノ酸モチーフを含む単離ペプチドの有効量を投与することを含み:
(a) H1-N1-(L)n-P1-H2、ここでnは0〜1である;(配列番号:23)又は
(b) H1-P1-(L)n-N1-H2、ここでnは0〜1である;(配列番号:24)
(式中、H1及びH2は疎水性アミノ酸であり、N1は負荷電アミノ酸であり、L1は極性アミノ酸であり、P1は正荷電アミノ酸である。);
前記ペプチドが細胞保護活性を有する、前記方法。
【請求項32】
前記単離ペプチドが以下である、請求項31記載の方法:
【化22】


【請求項33】
癌、腫瘍性障害、炎症、又は毒剤曝露を予防、治療、改善、又は管理する方法であって、その必要のある対象に、以下を含む単離ペプチドの有効量を投与することを含み:
(i) 前記ペプチドと同じアミノ酸残基数を有する配列番号:1の任意の部分と90%未満の配列同一性を有するアミノ酸配列:及び
(ii) 下記のアミノ酸モチーフ:
(a) H1-N1-(X)n-N2-H2、ここでnは0〜5である;(配列番号:5)
(b) H1-N1-(X)n-N2-L1、ここでnは0〜5である;(配列番号:12)又は
(c) L1-N1-(X)n-N2-H1、ここでnは0〜5である;(配列番号:13)
(式中、H1及びH2は疎水性アミノ酸であり、N1及びN2は負荷電アミノ酸であり、Xは任意のアミノ酸であり、L1は極性アミノ酸である。);
前記ペプチドが細胞保護活性を有する、前記方法。
【請求項34】
癌、腫瘍性障害、炎症、又は毒剤曝露を予防、治療、改善、又は管理する方法であって、その必要のある対象に、以下を含む単離ペプチドの有効量を投与することを含み:
(i) 前記ペプチドと同じアミノ酸残基数を有する配列番号:1の任意の部分と90%未満の配列同一性を有するアミノ酸配列:及び
(ii) 下記のアミノ酸モチーフ:
(a) H1-N1-(L)n-P1-H2、ここでnは0〜1である;(配列番号:23)又は
(b) H1-P1-(L)n-N1-H2、ここでnは0〜1である;(配列番号:24)
(式中、H1及びH2は疎水性アミノ酸であり、N1は負荷電アミノ酸であり、L1は極性アミノ酸であり、P1は正荷電アミノ酸である。);
前記ペプチドが細胞保護活性を有する、前記方法。
【請求項35】
癌、腫瘍性障害、炎症、又は毒剤曝露を予防、治療、改善、又は管理する方法であって、その必要のある対象に、30以下のアミノ酸の配列から構成され、かつ下記アミノ酸モチーフを含む単離ペプチドの有効量を投与することを含み:
(a) H1N1N2H2
(b) H1N1N2L1;又は
(c) L1N1N2H1
(N1及びN2のカルボニル炭素間の距離が約3Å〜約5Åとなるように前記ペプチドの三次構造の結果として形成され、式中、H1及びH2は疎水性アミノ酸であり、N1及びN2は負荷電アミノ酸であり、L1は極性アミノ酸である。);
前記ペプチドが細胞保護活性を有する、前記方法。
【請求項36】
癌、腫瘍性障害、炎症、又は毒剤曝露を予防、治療、改善、又は管理する方法であって、その必要のある対象に、30以下のアミノ酸の配列から構成され、かつ下記アミノ酸モチーフを含む単離ペプチドの有効量を投与することを含み:
(a) H1N1(L)nP1H2、ここでnは0〜1である;又は
(b) H1P1(L)nN1H2、ここでnは0〜1である;
(N1及びP1のカルボニル炭素間の距離が約3Å〜約5Åとなるように前記ペプチドの三次構造の結果として形成され、式中、H1及びH2は疎水性アミノ酸であり、N1は負荷電アミノ酸であり、L1は極性アミノ酸であり、P1は正荷電アミノ酸である。);
前記ペプチドが細胞保護活性を有する、前記方法。
【請求項37】
癌、腫瘍性障害、炎症、又は毒剤曝露を予防、治療、改善、又は管理する方法であって、その必要のある対象に、以下を含む単離ペプチドの有効量を投与することを含み:
(i) 前記ペプチドと同じアミノ酸残基数を有する配列番号:1の任意の部分と90%未満の配列同一性を有するアミノ酸配列:及び
(ii) 下記のアミノ酸モチーフ:
(a) H1N1N2H2
(b) H1N1N2L1;又は
(b) L1N1N2H1
(N1及びN2のカルボニル炭素間の距離が約3Å〜約5Åとなるように前記ペプチドの三次構造の結果として形成され、式中、H1及びH2は疎水性アミノ酸であり、N1及びN2は負荷電アミノ酸であり、L1は極性アミノ酸である。);
前記ペプチドが細胞保護活性を有する、前記方法。
【請求項38】
癌、腫瘍性障害、炎症、又は毒剤曝露を予防、治療、改善、又は管理する方法であって、その必要のある対象に、以下を含む単離ペプチドの有効量を投与することを含み:
(i) 前記ペプチドと同じアミノ酸残基数を有する配列番号:1の任意の部分と90%未満の配列同一性を有するアミノ酸配列:及び
(ii) 下記のアミノ酸モチーフ:
(a) H1N1(L)nP1H2、ここでnは0〜1である;又は
(b) H1P1(L)nN1H2、ここでnは0〜1である;
(N1及びP1のカルボニル炭素間の距離が約3Å〜約5Åとなるように前記ペプチドの三次構造の結果として形成され、式中、H1及びH2は疎水性アミノ酸であり、N1は負荷電アミノ酸であり、L1は極性アミノ酸であり、P1は正荷電アミノ酸である。);
前記ペプチドが細胞保護活性を有する、前記方法。
【請求項39】
癌、腫瘍性障害、炎症、又は毒剤曝露を予防、治療、改善、又は管理する方法であって、その必要のある対象に、以下を含む単離ペプチドの有効量を投与することを含む、前記方法:
【化23】

(式中、X1は荷電アミノ酸残基であり、X6は疎水アミノ酸残基又はAであり、X2、X3、X4及びX5は任意のアミノ酸残基である。)。
【請求項40】
前記単離ペプチドが以下である、請求項39記載の方法:
【化24】



【請求項41】
癌、腫瘍性障害、炎症、又は毒剤曝露を予防、治療、改善、又は管理する方法であって、その必要のある対象に、以下を含む単離ペプチドの有効量を投与することを含む、前記方法:
【化25】

(式中、NはAsp(N)であり、AはLeu(L)又はIle(I)であり、Xは独立に任意のアミノ酸であり、nは2〜3であり、oは0〜1であり、pは1〜7であり、Bは1つ以上の荷電アミノ酸(Asp(D)、Lys(K)、Glu(E)又はArg(R))であり、qは4〜7であり、Cは1つ以上の疎水性アミノ酸(Ala(A)、Leu(L)、Ile(I)又はVal(V))であり、Cは第2のアスパラギン残基からの6〜10アミノ酸である。)。
【請求項42】
前記単離ペプチドが以下である、請求項41記載の方法:
【化26】


【請求項43】
癌、腫瘍性障害、炎症、又は毒剤曝露を予防、治療、改善、又は管理する方法であって、その必要のある対象に、以下を含む単離ペプチドの有効量を投与することを含む、前記方法:
【化27】

(式中、X3はC、E、A、α-アミノ-γ-ブロモ酪酸又はHocであることができ、Hocはホモシステインであり;
X4はR、H、Y、L又はWであることができ、又はX4は結合であり;
X5は、M、F又はIであることができ;
X6は、独立に、20の遺伝的にコード化されたL-アミノ酸又は立体異性D-アミノ酸のうちの任意の一つであり;
X7は、D、E、I、L又はVであることができ;かつ
X8は、C、K、A、α-アミノ-γ-ブロモ酪酸又はHocであることができ、Hocはホモシステインであり、但し、X3又はX8はC又はHocであることを条件とする。)。
【請求項44】
前記単離ペプチドが以下である、請求項43記載の方法:
【化28】



【請求項45】
癌、腫瘍性障害、炎症、又は毒剤曝露を予防、治療、改善、又は管理する方法であって、その必要のある対象に、以下を含む単離ペプチドの有効量を投与することを含む、前記方法:
【化29】

(式中、Xは、スルフヒドラル基を含む第1アミノ酸残基であり;かつ
Yはスルフヒドラル基を含む第2アミノ酸残基であり、第1アミノ酸残基のスルフヒドラル基は、第2アミノ酸残基のスルフヒドラル基から適当な距離であり、ペプチド配列内の第2アミノ酸残基のスルフヒドラル基とジスルフィド結合を形成する。)。
【請求項46】
前記単離ペプチドが以下である、請求項45記載の方法:
【化30】


【請求項47】
前記組織の損傷に関連した疾患が癌である、請求項28及び30〜46記載の方法。
【請求項48】
前記癌が、浸潤乳癌、浸潤前の乳癌、炎症性の乳癌、パジェット病、転移性乳癌、再発性乳癌、虫垂癌、胆管癌、肝外胆管癌、大腸癌、食道癌、胆嚢癌、胃癌、腸癌、肝癌、膵癌、直腸癌、胃癌、副腎癌、膀胱癌、腎臓癌、陰茎癌、前立腺癌、精巣癌、尿路癌、子宮頸癌、子宮内膜癌、卵管癌、卵巣癌、子宮癌、膣癌、外陰癌、目癌、頭頸部癌、癌、喉頭癌、咽頭癌、口腔癌、鼻腔癌、唾液腺癌、副鼻腔癌、喉頭癌、甲状腺癌、舌癌、扁桃腺癌、ホジキン病、白血病、急性リンパ性白血病、急性顆粒球性白血病、急性骨髄性白血病、慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、多発性骨髄腫、リンパ腫、b-細胞リンパ腫、リンパ節癌、骨癌、骨肉腫、黒色腫、皮膚癌、基底細胞癌、扁平上皮細胞癌、肉腫、ユーイング肉腫、カポジ肉腫、脳癌、星状細胞腫、神経膠芽腫、神経膠腫、下垂体癌、脊髄癌、肺癌、腺癌、燕麦細胞癌、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、扁平上皮細胞癌又は中皮腫である、請求項47記載の方法。
【請求項49】
前記組織の損傷に関連した疾患が炎症である、請求項28及び30〜46記載の方法。
【請求項50】
前記炎症が、虫垂炎、眼瞼炎、気管支炎、滑液嚢炎、子宮頸管炎、胆管炎、胆嚢炎、絨毛羊膜炎、結膜炎、膀胱炎、涙腺炎、皮膚炎、心内膜炎、子宮内膜炎、上顆炎、精巣上体炎、結合組織炎、胃炎、歯肉炎、舌炎、汗腺膿瘍、虹彩炎、喉頭炎、乳腺炎、心筋炎、筋炎、腎炎、臍炎、卵巣炎、睾丸炎、骨炎、耳炎、耳下腺炎、心膜炎、腹膜炎、咽頭炎、胸膜炎、静脈炎、肺臓炎(肺炎)、前立腺炎、腎盂腎炎、鼻炎、卵管炎、副鼻腔炎、口内炎、滑膜炎、扁桃炎、ブドウ膜炎、尿道炎、腟炎、外陰炎、喘息、全身性エリテマトーデス、重症筋無力症、腱炎、脈管炎、慢性気管支炎、膵炎、骨髄炎、関節リュウマチ、乾癬性関節炎、糸球体腎炎、視神経炎、側頭動脈炎、脳炎、髄膜炎、横断性脊髄炎、皮膚筋炎、多発性筋炎、壊疽性筋膜炎、肝炎、壊死性腸炎、骨盤内炎症性疾患、炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、クーロン病、回腸炎、腸炎、直腸炎、脈管炎、血管狭窄、再狭窄、低血圧、1型糖尿病、川崎病、デクム病、慢性閉塞性肺疾患、乾癬、アテローム性動脈硬化症、強皮症、シェーグレン症候群、混合結合組織疾患、酒さ、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、アルツハイマー病、成人発症スティル病、急性網膜色素上皮炎、ティーツェ症候群、ベーチェット病、白点症候群、急性後部多発性斑状色素上皮症、匐行性脈絡膜炎、散弾網脈絡膜炎、汎ブドウ膜炎を有する多病巣性脈絡膜炎、びまん性網膜下線維症、点状内部脈絡膜症、多発一過性白点症候群、びまん性片側性亜急性神経網膜炎、環状肉芽腫、過敏性大腸症候群、胃腸炎、グレーブス病、多発性硬化症、デュピュイトラン拘縮、移植片拒絶疾患、同種移植片拒絶、移植片対宿主病、皮膚移植拒絶、固形臓器移植拒絶、骨髄移植拒絶、炎症性皮膚疾患、ヒト乳頭腫ウイルスから誘導されるものなどのウイルス性皮膚病、HIV又はRLV感染症、細菌性、真菌性、及び又は他の寄生性皮膚病、皮膚エリテマトーデス、高IgG4疾患、アレルギー、アレルギー疾患、鈍的外傷から生じる炎症、挫傷から生じる炎症、炎症結果として生じるアレルギー、リウマチ性疾患、小児関節炎、関節リュウマチ、チャーグ−ストラウス症候群、線維筋痛、巨細胞(側頭部)動脈炎、痛風、ヘノッホシェーライン紫斑病、過敏性血管炎、強直性脊椎炎、被膜炎、リウマチ熱、リウマチ性心疾患、全身性エリテマトーデス、リウマチ性多発性筋痛、骨関節炎、結節性多発性動脈炎、ライター症候群、スポーツ関連の損傷、ひざの軟骨軟化症、テニス肘、五十肩、アキレス腱炎、足底筋膜炎、滑液嚢炎、オスグッド・シュラッター病、反復運動過多損傷、蓄積外傷疾患、フォーカルジストニア、手根管症候群、交差症候群、反射性交感神経性ジストロフィー症候群、狭窄性腱鞘炎、ド・ケルヴァン症候群、バネ指/トリガー親指、胸郭出口症候群、腱炎、腱滑膜炎、橈骨神経管症候群、レイノー病、神経節、ゲーマーの親指、ウィーアイティス、感染症から生じる炎症である、請求項49記載の方法。
【請求項51】
前記組織の損傷に関連した疾患が毒剤に対する曝露から生じる、請求項28及び30〜46記載の方法。
【請求項52】
前記毒剤が、生物剤、化学薬品又は放射線剤である、請求項51記載の方法。
【請求項53】
前記対象が哺乳動物である、請求項27及び30〜46記載の方法。
【請求項54】
前記哺乳動物が、ヒトである、請求項53記載の方法。
【請求項55】
哺乳動物から単離された応答性細胞、組織又は器官の生存度を保護、維持又は強化する方法であって、該細胞、組織又は器官を、請求項24、25又は26記載の医薬組成物に曝露することを含む、前記方法。
【請求項56】
請求項1〜21のいずれか1項記載の単離ペプチドをコードしているヌクレオチド配列を含む、単離核酸。
【請求項57】
請求項56記載の核酸を含む、発現ベクター。
【請求項58】
請求項57記載の発現ベクターを含む、宿主細胞。
【請求項59】
単離ペプチドを組換え産生する方法であって、請求項58記載の宿主細胞から該ペプチドを単離する工程を含む、前記方法。
【請求項60】
前記両親媒性ペプチドへリックスが、以下のアミノ酸配列を含む、請求項1〜21記載の単離ペプチド:
【化31】



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公表番号】特表2011−527560(P2011−527560A)
【公表日】平成23年11月4日(2011.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−544332(P2010−544332)
【出願日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際出願番号】PCT/US2009/000424
【国際公開番号】WO2009/094172
【国際公開日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【出願人】(508205800)アライム ファーマシューティカルズ,インコーポレーテッド (2)
【Fターム(参考)】