説明

給水又は給湯用ホース

【課題】給水又は給湯用ホースの補強層がいかなる材質であっても、特に、ポリエステル繊維補強、またはポリエステル繊維と金属ワイヤーによる複合構造であっても、従来の金属ワイヤーのみによる補強層を透明な樹脂製の外被層で覆った場合に近似する金属調の外観を有するホースを提供する。
【解決手段】少なくとも内面層チューブ、その外周を覆う繊維を含む補強層および補強層の外周を覆う外被層を含む給水又は給湯用ホースにおける外被層として、透明な樹脂材料に少なくとも表面が金属または金属酸化物である微粒子を混合した樹脂を用いて、補強層を覆うことにより解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、台所または洗面台の水栓金具やトイレ貯水タンク、その他給水又は給湯用の配管に使用されるホース型可とう伸縮継手に用いるホースに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、台所、洗面台およびトイレの貯水タンク等の給水又は給湯用の配管に使用されるホースには、内面層をゴムまたは熱可塑性エラストマーを主体として構成し、その外周をステンレスワイヤーで編組み補強し、さらにその外周を樹脂製の外被層で覆った可とう性を有するホースが使用されている。そして、このホースは、その両端に継手金具を加締め締結した、ホース型可とう伸縮継手と呼ばれる形態で、配管工事に使用されている。そのホースの外被層は、その金属調の意匠性が好まれることから、補強層のステンレスワイヤーの外観が直接目に触れる様、無着色で、透明のままであることが一般的であった。
【0003】
当該ホースは高い強度が必要なことから、ステンレスワイヤーによる補強層が必要であったが、強度の高いポリエステル繊維の開発により、ポリエステル繊維の補強層でも可能となっている。
【0004】
また、ホースに対する耐圧性、柔軟性または耐キンク性に対する市場から要求される条件がより高度になり、ステンレスワイヤーのみで補強したホースでは、それらの条件に対応することが難しくなっている。その対策として、ポリエステル繊維の補強層、またはポリエステル繊維とステンレスワイヤーによる複合構造の補強層が使用されるようになってきた(特許文献1、2)。
【0005】
【特許文献1】特開2003−343773号公報
【特許文献2】特開2004−197045号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ポリエステル繊維の補強層あるいは複合構造の補強層を用いた場合であっても、市場から要求される意匠性は、剛健性をイメージさせる安心感から、従来同様のステンレスワイヤーなどの金属ワイヤー(以下、金属ワイヤーと称する)の外観が直接目に触れる様な金属調が求められている。
【0007】
対策として外被層の樹脂の着色が考えられるが、本発明者らの検討では十分な外観は得られなかった。
【0008】
そこで、本発明は、給水又は給湯用ホースの繊維を含む補強層がいかなる材質であっても、従来の金属ワイヤーのみによる補強層を透明な樹脂製の外被層で覆った場合に近似する金属調の外観を有するホースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、本発明は、少なくとも内面層チューブ、その外周を覆う繊維を含む補強層および補強層の外周を覆う外被層を含む給水又は給湯用ホースにおいて、前記外被層が透明樹脂とその中に分散した少なくとも表面が金属または金属酸化物の微粒子とを含むことを特徴とする。
【0010】
これにより、繊維を含む補強層がいかなる材質であっても、金属ワイヤーのみによる補強層を透明な樹脂の外被層で覆った外観に近似させることができる。
【0011】
本発明の好ましい態様は下記の通りである。
(1)外被層に含まれる微粒子がアルミニウム微粒子、酸化アルミニウム微粒子、酸化チタン微粒子、または酸化チタン被服酸化アルミニウム微粒子から選択される1種またはその複数種の混合物である。
(2)外被層がさらに粉末パールを含む。
(3)外被層に含まれる微粒子の平均粒径が5μm〜15μmである。
(4)外被層に含まれる微粒子の粒子形状がフレーク状である。
(5)外被層に含まれる微粒子の量が0.2質量%〜2質量%である。
(6)外被層の透明樹脂がポリプロピレン、ポリウレタンまたはスチレン−ビニル−イソプレントリブロック共重合体のビニル−イソプレン相の水素添加物とポリプロピレンとを含むスチレン系熱可塑性エラストマー組成物である。
(7)繊維を含む補強層がポリエステル繊維またはポリエステル繊維と金属ワイヤーとの複合構造である。
(8)内面層チューブが複層構造となっており、該複層構造がポリエチレン樹脂、架橋ポリエチレン樹脂またはポリブテン樹脂を含む内層と、ポリオレフィン系エラストマーを含む外層とから構成されている。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、繊維を含む補強層および補強層の外周を覆う外被層を含む給水又は給湯用ホースにおける前記補強層が、いかなる材質であっても、特にポリエステル繊維の補強層、またはポリエステル繊維と金属ワイヤーによる複合構造の補強層の場合であっても、金属ワイヤーのみによる補強層を透明な樹脂の外被層で覆った外観に近似した金属調の給水給湯用ホースを得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明について詳細に説明する。
【0014】
本発明の給水又は給湯用ホースは、少なくとも内面層チューブ、その外周を覆う繊維を含む補強層および補強層の外周を覆う外被層をその基本構造として有し、前記外被層が透明樹脂とその中に分散した少なくとも表面が金属または金属酸化物の微粒子とを含むことを特徴としている。
【0015】
本発明の代表的な給水又は給湯用ホースの構造の1例を図1に示す。図1の給水又は給湯用ホースは内面層チューブ1、その外周を覆う補強層2、その外周を覆う外被層3から構成されている。内面層チューブ1は熱可塑性エラストマー又はゴムであり、単層構造であっても、内層と外層の複層構造であってもよい。補強層2はポリエステル繊維等の繊維を編組み又はスパイラル巻きした単層構造である。外被層3は熱可塑性ポリウレタン等の透明樹脂と少なくとも表面が金属または金属酸化物の微粒子を含むものである。
【0016】
図2は本発明の給水又は給湯用ホースの別の代表例を示す。図2の給水又は給湯用ホースは基本構造については図1と同様であるが、補強層2が繊維層2D〜2Fとその外側の金属ワイヤー層2Gで構成される複合構造である。繊維層2D〜2Fはポリエステル繊維等の繊維を編組みまたはスパイラル巻きしたものであり、金属ワイヤー層2Gは金属ワイヤーを編組みしたものである。
【0017】
外被層3に含まれる少なくとも表面が金属または金属酸化物である微粒子は、透明樹脂に混合した場合に、本発明の目的を達成し、柔軟性等の品質に悪影響を及ぼさなければ、いかなる微粒子であっても良い。例えば、アルミニウム微粒子、酸化アルミニウム微粒子、酸化チタン酸化チタン被覆酸化アルミニウム微粒子、銀微粒子、ステンレス微粒子、酸化亜鉛微粒子、または酸化ジルコニウム微粒子などの金属系フィラーの微粒子であっても、樹脂、セラミック粉末または黒雲母(マイカ)など非金属系微粒子の表面を酸化チタンなどの金属でコーティングしたフィラーの微粒子であっても良く、これらは単独で使用しても、複数種併用して使用しても良い。特に、金属ワイヤーのみによる補強層を透明な樹脂の外被層で覆った外観に、より近似させるため、アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化チタン又は酸化チタン被覆酸化アルミニウムを用いることが好ましい。
【0018】
さらに、金属または金属酸化物の微粒子に加え、粉末パールを混合すると、パールの虹色の発色により、さらに金属調の外観を強めることができる。
【0019】
また、上記微粒子の粒径は、樹脂に混合した場合に、本発明の目的を達成し、柔軟性等の品質に悪影響を及ぼさない粒径であれば、いかなる大きさであっても良く、前記ホースの必要とする外観に応じて、設定することができる。ここで、粒径はX線による元素分析装置(走査型電子顕微鏡(SEM)エネルギー分散型X線元素分析装置(EDS)を付属した分析装置)により2000倍に拡大して測定した数値とする。特に、補強層がいかなる材質であっても、より金属調の外観を得るために、平均粒径は5μm〜15μmであることが好ましい。小さい粉末を用いると、しっとりとして落ち着いた発色を得ることができ、粒径が大きい粉末を用いると、より金属色の輝きが強い発色を得ることができる。
【0020】
上記微粒子の形状は、樹脂に混合した場合に、本発明の目的を達成し、柔軟性等の品質に悪影響を及ぼさない形状であれば、いかなる形状でも良い。例えば、フレーク状(鱗片状)、球状、楕円状、針状、不規則形状などでも良い。特に、粒子の形状をフレーク状とすることで、外被層の製造プロセスにおいて、押出成形した場合、その押出時の材料の流れる方向に向かって、粉末の金属面が並ぶことで金属色が映え、より金属調の外観を得ることができる。
【0021】
上記微粒子の使用量は、本発明の目的を達成し、柔軟性等の品質に悪影響を及ぼさない混合量であれば、いかなる混合量であっても良く、前記ホースの必要とする外観に応じて、設定することができる。特に、補強層がいかなる材質であっても、より金属調の外観を得るために、透明樹脂に対して0.2質量%〜2質量%が好ましい。例えば、補強層がポリエステル繊維のみのホースの外被層の場合は、1質量%〜2質量%が好ましい。これにより、ポリエステル繊維が外被層の下で目立たなくなり、金属調の外観を得ることができる。また、補強層がポリエステル繊維と金属ワイヤーによる複合構造の場合は、0.2質量%〜1質量%が好ましく、特に0.5質量%付近の混合量が好ましい。これにより、ポリエステル繊維を目立たせず、かつ金属ワイヤーの外観を外被層の下から僅かに透過させることができ、金属ワイヤーのみによる補強層を透明な樹脂の外被層で覆った外観に、より近似させることができる。なお、粉末パールの使用量についても、必要に応じて、上記微粒子と同様に適宜設定することができる。
【0022】
外被層3の透明樹脂は、本発明の目的を達成するものであれば、いかなる透明樹脂でも良く、前記ホースの必要とする柔軟性等の品質に応じて選択することができる。特に、ポリウレタン、ポリプロピレンが好ましく、特にポリプロピレンが加工性の点から好ましい。さらに、前記ホースに、より柔軟性を求める場合はポリプロピレンとスチレン−ビニル−イソプレントリブロック共重合体のビニル−イソプレン相の水素添加物(以下、水素添加スチレンブタジエンラバーと略記する)を混合した、スチレン系熱可塑性エラストマー組成物を前記樹脂材料とすることが好ましい(特許文献2参照)。水素添加スチレンブタジエンラバーを混合する割合は、総樹脂量に対して、40質量%〜80質量%が好ましい。45質量%〜55質量%の混合量で十分な柔軟性は得られ、さらに65質量%〜75質量%の混合量とすることで、より柔軟性が得られ、補充層との密着性が向上する。水素添加スチレンブタジエンラバーは、市販品を使用することができる。例えば、JSR社製「ダイナロン2324P」、「ダイナロン1320P」などを好適に使用することができる。
【0023】
補強層2は、本発明の目的を達成するものであれば、いかなる繊維および構造でも良く、前記ホースの必要とする柔軟性等の品質に応じて選択することができる。例えば、図1の補強層2の場合は単構造であり、ポリエチレンテレフタレート繊維、ポリエチレンナフタレート繊維等のポリエステル繊維、ナイロン繊維、アラミド繊維などの合成繊維またはコットン繊維などの植物性繊維でも良く、これらを単独で使用しても複数種を併用しても良い。特にポリエステル繊維が好ましい。繊維の太さは50デニール〜2500デニールとすることが好ましく、構造は編組みまたはスパイラル巻きして、編組み層または互いに対をなす方向に巻き付けられたスパイラル層として形成される構造が好ましい。
【0024】
また、図2の補強層2の場合は上述の通り複合構造である。繊維層2D〜2Fが前記繊維で形成され、この場合、繊維をスパイラル状に巻き付けた第1繊維層2Dとこの第1繊維層2Dとは逆向きのスパイラル状に巻き付けた第2繊維層2E、さらに第1、第2繊維層2D、2Eを安定化させる保持層として押え糸層2Fが形成されるのが好ましい。その外周に金属ワイヤー層2Gがステンレスワイヤー、鉄、銅、アルミニウムなどの金属ワイヤーを編組みして形成され、複合構造が構成される(特許文献2参照)。金属ワイヤーの引張強さは1500N/mm2〜3000N/mm2が好ましく、線径は0.15mm〜0.5mmが好ましい。編組み密度は15%〜55%、編み上げ角度は54°〜70°とすることが好ましい。特に、本発明の効果がより発揮させるために、ポリエステル繊維と金属ワイヤーとの複合構造であることが好ましい。ポリエステル繊維と金属繊維の複合構造の場合、外被層は編み組された金属ワイヤー上では薄く、金属ワイヤーの間隙では厚く覆う状態となるため、金属ワイヤーの外観は目に触れるが、ポリエステル繊維の部分は隠れ、金属ワイヤーのみによる補強層を透明な樹脂の外被層で覆った外観に、より近似させることができる。
【0025】
内面層チューブ1は、本発明の目的を達成するものであれば、いかなる材質および構造でも良く、前記ホースの必要とする柔軟性等の品質に応じて選択することができる。例えば、ゴム、ポリブテン樹脂、架橋ポリエチレン樹脂等の単層構造としても、ポリエチレン樹脂、架橋ポリエチレン樹脂、またはポリブテン樹脂を内層として、その外周をポリオレフィン系エラストマーの外層で覆った構造や、ゴム等の内面にフッ素樹脂コーティングする構造の複層構造としても良い。特に、給水又は給湯用ホースは水道水と接するため、塩素対策として、接液部である最内面はポリエチレン樹脂、架橋ポリエチレン樹脂、またはポリブテン樹脂であることが好ましい。また、内面層チューブを単層構造とした場合に、硬くなり、曲がりにくくなることを考慮すると、内面層チューブを複層構造とし、ポリエチレン樹脂、架橋ポリエチレン樹脂、またはポリブテン樹脂を内層として、その外周をポリオレフィン系エラストマーの外層で覆った構造とすることが好ましい。この場合、内層を薄層(厚み0.15mm〜0.5mm)として曲げ剛性を低くし、内面層チューブとして必要な肉厚(厚み1.0mm〜3.0mm)を柔軟性のある外層で確保することが好ましい(特許文献1参照)。
【0026】
本発明の給水又は給湯用ホースは、公知の方法で製造することができる。例えば、以下の様に行うことができる。
【0027】
押出機先端から、内層としてポリブテン樹脂(または架橋ポリエチレン樹脂)層を、外層としてポリオレフィン系エラストラマーを共押出することにより、押出成形し、内面層チューブを成形する。次いで内面層チューブの上にスパイラル編み上げ機により、例えば1100デニールのPET糸を右方向にスパイラルし、同様に左方向、更に、押さえ糸の3層を形成する。その上にステンレスワイヤーを編組みし補強層の形成を完了する。その表面にスチレン系熱可塑性エラストマーにフレーク状酸化チタン被覆酸化アルミニウムを、総樹脂量に対して0.5質量%分散したものを押出機により押出成形することで外被層を形成し、給水又は給湯用ホースを得る。
【実施例】
【0028】
以下実施例により本発明を詳細に説明する。
【0029】
(実施例1)
常法により、ポリブテン樹脂製の内層とポリオレフィン系エラストマーの外層を共押出して内面層チューブ(内径9mm、厚み1.3mm)を作製した。その外周面にポリエステル繊維を編組みして補強層を形成したものに、押出成形機を用いて外被層組成物を厚み0.5mmに押し出し、図1に示す構造のホースを作製した。外被層組成物は熱可塑性ポリウレタン樹脂にフレーク状酸化チタン被覆酸化アルミニウム(平均粒径9μm)を、樹脂に対して1.5質量%分散したものを用いた。
【0030】
外観観察の結果、この給水又は給湯用ホースは金属調の好ましい外観であった。
【0031】
(実施例2)
実施例1と同様に内面層チューブを作製した。その外周面に、ポリエステル繊維をスパイラルに巻き付けまたは編組みし、その外周にステンレスワイヤー(0.29mm径×24本)を編み密度が15〜55%程度に粗く編組みして補強層を形成し、押出成形機を用いて外被層組成物を厚み0.5mmに押し出し、図2に示す構造のホースを作製した。外被層組成物はポリプロピレン50質量%と水素添加スチレンブタジエンラバー(ダイナロン2324P(JSR社製))50質量%とを混合したスチレン系熱可塑性エラストマーに、フレーク状酸化チタン被覆酸化アルミニウム(平均粒径9μm)を総樹脂量に対して0.5質量%分散したものを用いた。
【0032】
外観観察の結果、外側のステンレスワイヤーの補強層は確認でき、内側のポリエステル繊維はほとんど見えず、全体として金属調の好ましい外観であった。
【0033】
なお、本発明は上記の実施の形態及び実施例の構成に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で種々変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の給水又は給湯用ホースの実施形態の一例を示す一部断面斜視図である。
【図2】本発明の給水又は給湯法ホースの実施形態の他の例を示す一部断面斜視図である。
【符号の説明】
【0035】
1 内面層チューブ
2 補強層
3 外被層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも内面層チューブ、その外周を覆う繊維を含む補強層および補強層の外周を覆う外被層を含む給水又は給湯用ホースにおいて、前記外被層が透明樹脂とその中に分散した少なくとも表面が金属または金属酸化物の微粒子とを含むことを特徴とする給水又は給湯用ホース。
【請求項2】
微粒子がアルミニウム微粒子、酸化アルミニウム微粒子、酸化チタン微粒子、酸化チタン被覆酸化アルミニウム微粒子から選択される少なくとも1種の微粒子であることを特徴とする請求項1に記載の給水又は給湯用ホース。
【請求項3】
前記外被層がさらに粉末パールを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の給水又は給湯用ホース。
【請求項4】
微粒子の平均粒径が5μm〜15μmであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の給水又は給湯用ホース。
【請求項5】
微粒子の形状がフレーク状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の給水又は給湯用ホース。
【請求項6】
微粒子の量が透明樹脂に対して0.2質量%〜2質量%の範囲にあることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の給水又は給湯用ホース。
【請求項7】
透明樹脂がポリプロピレン、ポリウレタンまたはスチレン−ビニル−イソプレントリブロック共重合体のビニル−イソプレン相の水素添加物とポリプロピレンとを含むスチレン系熱可塑性エラストマー組成物であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の給水又は給湯用ホース。
【請求項8】
補強層がポリエステル繊維の補強層またはポリエステル繊維と金属ワイヤーとの複合構造の補強層であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の給水又は給湯用ホース。
【請求項9】
内面層チューブが複層構造となっており、該複層構造がポリエチレン樹脂、架橋ポリエチレン樹脂またはポリブテン樹脂を含む内層と、ポリオレフィン系エラストマーを含む外層とからなることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の給水又は給湯用ホース。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2009−204143(P2009−204143A)
【公開日】平成21年9月10日(2009.9.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−49689(P2008−49689)
【出願日】平成20年2月29日(2008.2.29)
【出願人】(000005278)株式会社ブリヂストン (11,469)
【Fターム(参考)】