耐震装置
【課題】 地震の揺れにも転倒防止を素早く効果的に発揮できる耐震装置を提供すること。
【解決手段】 本発明の耐震装置１０は、床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部１９ａが形成された円錐形状の窪み１９が設けられ、円錐形状の窪み１９の中心部を中心に平板で円盤形状の第１の円盤部１７が設けられた平板状の基板１８と、基板１８に重ねられ、下側の中心部に円盤形状で平板状の第２の円盤部１２が設けられた平板状の上面板１３と、基板１８と上面板１３との間に設けられ、外周に沿って複数の球体１５が取り付けられる環状盤１４とを備えることとした。
【解決手段】 本発明の耐震装置１０は、床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部１９ａが形成された円錐形状の窪み１９が設けられ、円錐形状の窪み１９の中心部を中心に平板で円盤形状の第１の円盤部１７が設けられた平板状の基板１８と、基板１８に重ねられ、下側の中心部に円盤形状で平板状の第２の円盤部１２が設けられた平板状の上面板１３と、基板１８と上面板１３との間に設けられ、外周に沿って複数の球体１５が取り付けられる環状盤１４とを備えることとした。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、地震の揺れにも転倒防止を素早く効果的に発揮できる耐震装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来の地震対策用の耐震装置には、家庭内に置かれるタンス、本棚、食器棚などの多くの家具類の地震のときの転倒防止や、事務所などに置かれる書棚などの転倒防止のために、これらの下側に置く耐震マットや（例えば、特許文献１参照）スライド板付きの耐震マットがある（例えば、特許文献２参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
【特許文献１】 特開平１１−３３２７２６号公報
【特許文献２】 特開２００６−２３９２２３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、従来の家具類などの転倒防止装置は、地震の揺れについても転倒防止を十分に発揮できないのではという問題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、地震の揺れにも転倒防止を素早く効果的に発揮できる耐震装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明の耐震装置は、床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、前記円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心部に円盤形状で平板状の第２の円盤部が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、外周に沿って複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えることとした。
また、本発明の耐震装置は、床面に設置され、上側の中心部に円盤形状で平板状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、前記円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第２の円盤部２２が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えることとした。
また、本発明の耐震装置は、床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、前記円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第２の円盤部が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えることとした。
また、本発明の耐震装置は、床面に設置され、上側の中心部に円盤形状で平板状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心部に円盤形状で平板状の第２の円盤部が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えることとした。
さらに、前記上面板には、弾性体の衝撃吸収マットが上面に重ねられることとした。
【発明の効果】
【０００６】
本発明の耐震装置は、床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、前記円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心部に円盤形状で平板状の第２の円盤部が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、外周に沿って複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えることとしたため、地震により床面に揺れが生じたときでも、収納物の底面にはその揺れは直接伝えられず緩和され、地震の揺れに転倒防止を素早く効果的に発揮することができる。
また、本発明の耐震装置は、床面に設置され、上側の中心部に円盤形状で平板状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、前記円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第２の円盤部２２が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えることとしたため、地震により床面に揺れが生じたときでも、収納物の底面にはその揺れは直接伝えられず緩和され、地震の揺れに転倒防止を素早く効果的に発揮することができる。
また、本発明の耐震装置は、床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、前記円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第２の円盤部が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えることとしたため、地震により床面に揺れが生じたときでも、収納物の底面にはその揺れは直接伝えられず緩和され、地震の揺れに転倒防止を素早く効果的に発揮することができる。
また、本発明の耐震装置は、床面に設置され、上側の中心部に円盤形状で平板状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心部に円盤形状で平板状の第２の円盤部が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えることとしたため、地震により床面に揺れが生じたときでも、収納物の底面にはその揺れは直接伝えられず緩和され、簡潔構造で地震の揺れに転倒防止を素早く効果的に発揮することができる。
さらに、前記上面板には、弾性体の衝撃吸収マットが上面に重ねられることとしたため、さらに転倒防止効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】 本発明の第１の実施の形態の耐震装置の分解斜視図を示す。
【図２】 本発明の第１の実施の形態の耐震装置が組立てられたときの中心垂直断面図を示す。
【図３】 本発明の第２の実施の形態の耐震装置が組立てられたときの中心垂直断面図を示す。
【図４】 本発明の第３の実施の形態の耐震装置が組立てられたときの中心垂直断面図を示す。
【図５】 本発明の第４の実施の形態の耐震装置が組立てられたときの中心垂直断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、本発明の実施の形態の耐震装置につき説明する。
【実施例１】
【０００９】
図１は、本発明の第１の実施の形態の耐震装置の分解斜視図を示す。
本発明の第１の実施の形態の耐震装置１０は、図１（ａ）に示すように、揺れが生じたとき衝撃を吸収するゴムなどの弾性体の四角形状の平板状の衝撃吸収マット１１と、図１（ｂ）に示すように、収納物が上側に直接設置される弾性体の衝撃吸収マット１１が上面に重ねられ、下側の中心部に円盤形状で平板状の円盤部１２が設けられた四角形状で平板状の上面板１３と、図１（ｃ）に示すように、中心部を中心に貫通穴１４ａが設けられ、貫通穴１４ａと外周との間に沿って矢印Ｐに示すように球体１５が取り付けられる複数の球体取付穴１６が設けられる環状盤１４と、図１（ｄ）に示すように、床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部１９ａが形成された円錐形状の窪み１９が設けられ、円錐形状の窪み１９の中心部を中心に平板で円盤形状の円盤部１７が設けられた四角形状で平板状の基板１８とで構成されている。
【００１０】
図１（ｅ）に示すように、環状盤１４は、環状盤１４に明けられた球体取付穴１６に隙間１４ｂが設けられるように球体１５が圧入されている。そのため、球体１５は、球体取付穴１６に回転自在となるとともに、環状盤１４の上面と下面とより突出した部分が突出部１５ａとなっている。
【００１１】
図２は、本発明の第１の実施の形態の耐震装置が組立てられたときの中心垂直断面図を示す。
図２に示すように、本発明の第１の実施の形態の耐震装置１０は、四角形状の平板状の衝撃吸収マット１１と、下側の中心部に円盤形状で平板状の円盤部１２が設けられた四角形状で平板状の上面板１３と、外周に沿って複数の球体１５が取り付けられる環状盤１４と、床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部１９ａが形成された円錐形状の窪み１９が設けられ、円錐形状の窪み１９の中心部を中心に平板で円盤形状の円盤部１７が設けられた四角形状で平板状の基板１８とで構成されている。
【００１２】
従って、本発明の第１の実施の形態の耐震装置１０は、床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部１９ａが形成された円錐形状の窪み１９が設けられ、円錐形状の窪み１９の中心部を中心に平板で円盤形状の円盤部１７が設けられた四角形状で平板状の基板１８に、下側の中心部に円盤形状で平板状の円盤部１２が設けられた四角形状で平板状の上面板１３が、外周に沿って複数の球体１５が取り付けられる環状盤１４により水平方向に移動自在に取り付けられている。
基板１８の上側に設けられた円盤部１７と、上面板１３の下側に設けられた円盤部１２とは、互いに接触または近接し、基板１８と上面板１３との間で水平方向に相対移動が行われたときには、上面板１３の下側に設けられた円盤部１２は環状盤１４の内側に当接するまで水平方向に移動可能であり、また、基板１８の上側に設けられた円盤部１７は環状盤１４の内側に当接するまで水平方向に移動可能である。
以上述べたごとく、本発明の第１の実施の形態の耐震装置１０は、床面に設置された平板状の基板１８に上面板１３が、基板１８との間に設けられた環状盤１４により、球体１５の突出部１５ａ（図１（ｅ）参照）が基板１８の上面と上面板１３の下面に当接し、回転および移動自在に取り付けられている。
本発明の第１の実施の形態の耐震装置１０は、収納物のそれぞれのコーナの底面に設置され、地震により床面に揺れが生じたときでも、その揺れの方向に基板１８はスライドするが、上面板１３の水平方向への回転および移動により、収納物の底面にはその揺れは直接伝えられず緩和され、地震の揺れに転倒防止を素早く効果的に発揮することができる。また、揺れが生じたときゴムなどの弾性体の四角形状の平板状の衝撃吸収マット１１によっても揺れの衝撃を吸収することもできる。
【実施例２】
【００１３】
図３は、本発明の第２の実施の形態の耐震装置が組立てられたときの中心垂直断面図を示す。
図３に示すように、本発明の第２の実施の形態の耐震装置２０は、四角形状の平板状の衝撃吸収マット２１と、下側の中心からなだらかな傾斜部２９ａが形成された円錐形状の窪み２９が設けられ、円錐形状の窪み２９の中心部を中心に平板で円盤形状の円盤部２２が設けられた四角形状で平板状の上面板２３と、外周に沿って複数の球体２５が取り付けられる環状盤２４と、床面に設置され、上側の中心部に円盤形状で平板状の円盤部２７が設けられた四角形状で平板状の基板２８とで構成されている。
【００１４】
従って、本発明の第２の実施の形態の耐震装置２０は、床面に設置され、上側の中心部に円盤形状で平板状の円盤部２７が設けられた四角形状で平板状の基板２８に、窪み２９が設けられ下側の中心部に円盤形状で平板状の円盤部２２が設けられた四角形状で平板状の上面板２３が、外周に沿って複数の球体２５が取り付けられる環状盤２４により水平方向に移動自在に取り付けられている。
基板２８の上側に設けられた円盤部２７と、上面板２３の下側に設けられた円盤部２２とは、互いに接触または近接し、基板２８と上面板２３との間で水平方向に相対移動が行われたときには、上面板２３の下側に設けられた円盤部２２は環状盤２４の内側に当接するまで水平方向に移動可能であり、また、基板２８の上側に設けられた円盤部２７は環状盤２４の内側に当接するまで水平方向に移動可能である。
以上述べたごとく、本発明の第２の実施の形態の耐震装置２０は、床面に設置された平板状の基板２８に上面板２３が、基板２８との間に設けられた環状盤２４により、球体２５が基板２８の上面と上面板２３の下面に当接し、回転および移動自在に取り付けられている。
本発明の第２の実施の形態の耐震装置２０は、収納物のそれぞれのコーナの底面に設置され、地震により床面に揺れが生じたときでも、その揺れの方向に基板２８はスライドするが、上面板２３の水平方向への回転および移動により、収納物の底面にはその揺れは直接伝えられず緩和され、地震の揺れに転倒防止を素早く効果的に発揮することができる。また、揺れが生じたときゴムなどの弾性体の四角形状の平板状の衝撃吸収マット２１によっても揺れの衝撃を吸収することもできる。
【実施例３】
【００１５】
図４は、本発明の第３の実施の形態の耐震装置が組立てられたときの中心垂直断面図を示す。
図４に示すように、本発明の第３の実施の形態の耐震装置３０は、四角形状の平板状の衝撃吸収マット３１と、下側の中心からなだらかな傾斜部３９ａが形成された円錐形状の窪み３９が設けられ、円錐形状の窪み３９の中心部を中心に平板で円盤形状の円盤部３２が設けられた四角形状で平板状の上面板３３と、外周に沿って複数の球体３５が取り付けられる環状盤３４と、床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部９ａが形成された円錐形状の窪み９が設けられ、円錐形状の窪み９の中心部を中心に平板で円盤形状の円盤部３７が設けられた四角形状で平板状の基板３８とで構成されている。
【００１６】
従って、本発明の第３の実施の形態の耐震装置３０は、床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部９ａが形成された円錐形状の窪み９が設けられ、円錐形状の窪み９の中心部を中心に平板で円盤形状の円盤部３７が設けられた四角形状で平板状の基板３８に、下側の中心からなだらかな傾斜部３９ａが形成された円錐形状の窪み３９が設けられ、円錐形状の窪み３９の中心部を中心に平板で円盤形状の円盤部３２が設けられた四角形状で平板状の上面板３３が、外周に沿って複数の球体３５が取り付けられる環状盤３４により水平方向に移動自在に取り付けられている。
基板３８の上側に設けられた円盤部３７と、上面板３３の下側に設けられた円盤部３２とは、互いに接触または近接し、基板３８と上面板３３との間で水平方向に相対移動が行われたときには、上面板３３の下側に設けられた円盤部３２は環状盤３４の内側に当接するまで水平方向に移動可能であり、また、基板３８の上側に設けられた円盤部３７は環状盤３４の内側に当接するまで水平方向に移動可能である。
以上述べたごとく、本発明の第３の実施の形態の耐震装置３０は、床面に設置された平板状の基板３８に上面板３３が、基板３８との間に設けられた環状盤３４により、球体３５が基板３８の上面と上面板３３の下面に当接し、回転および移動自在に取り付けられている。
本発明の第３の実施の形態の耐震装置３０は、収納物のそれぞれのコーナの底面に設置され、地震により床面に揺れが生じたときでも、その揺れの方向に基板３８はスライドするが、上面板３３の水平方向への回転および移動により、収納物の底面にはその揺れは直接伝えられず緩和され、地震の揺れに転倒防止を素早く効果的に発揮することができる。また、揺れが生じたときゴムなどの弾性体の四角形状の平板状の衝撃吸収マット３１によっても揺れの衝撃を吸収することもできる。
【実施例４】
【００１７】
図５は、本発明の第４の実施の形態の耐震装置が組立てられたときの中心垂直断面図を示す。
図５に示すように、本発明の第４の実施の形態の耐震装置４０は、四角形状の平板状の衝撃吸収マット４１と、下側の中心部に円盤形状で平板状の円盤部４２が設けられた四角形状で平板状の上面板４３と、外周に沿って複数の球体４５が取り付けられる環状盤４４と、床面に設置され、上側の中心部に円盤形状で平板状の円盤部４７が設けられた四角形状で平板状の基板４８とで構成されている。
【００１８】
従って、本発明の第４の実施の形態の耐震装置４０は、床面に設置され、上側の中心部に円盤形状で平板状の円盤部４７が設けられた四角形状で平板状の基板４８に、下側の中心部に円盤形状で平板状の円盤部４２が設けられた四角形状で平板状の上面板４３が、外周に沿って複数の球体４５が取り付けられる環状盤４４により水平方向に移動自在に取り付けられている。
基板４８の上側に設けられた円盤部４７と、上面板４３の下側に設けられた円盤部４２とは、互いに接触または近接し、基板４８と上面板４３との間で水平方向に相対移動が行われたときには、上面板４３の下側に設けられた円盤部４２は環状盤４４の内側に当接するまで水平方向に移動可能であり、また、基板４８の上側に設けられた円盤部４７は環状盤４４の内側に当接するまで水平方向に移動可能である。
以上述べたごとく、本発明の第４の実施の形態の耐震装置４０は、床面に設置された平板状の基板４８に上面板４３が、基板４８との間に設けられた環状盤４４により、球体４５が基板４８の上面と上面板４３の下面に当接し、回転および移動自在に取り付けられている。
本発明の第４の実施の形態の耐震装置４０は、収納物のそれぞれのコーナの底面に設置され、地震により床面に揺れが生じたときでも、その揺れの方向に基板４８はスライドするが、上面板４３の水平方向への回転および移動により、収納物の底面にはその揺れは直接伝えられず緩和され、地震の揺れに転倒防止を素早く効果的に発揮することができる。また、揺れが生じたときゴムなどの弾性体の四角形状の平板状の衝撃吸収マット４１によっても揺れの衝撃を吸収することもできる。
【００１９】
なお、本発明の実施の形態の耐震装置は、地震に限らず、その他さまざまの揺れの防振に使用することもできる。
また、球体１５、２５、３５、４５が当接する上面板１３、２３、３３，４３や、基板１８、２８、３８，４８の面には、半環状形状の窪みを設け、球体１５、２５、３５、４５により位置決めをしておき床面に揺れが生じたときには回転や移動可能にしておくこともできる。
また、上面板１３、２３、３３、４３や、基板１８、２８、３８、４８は、四角形状としたが、これに限定されることなく、丸型形状や六角形状などにすることができる。
さらに、耐震装置の中心部にシャフトを貫通し位置決めをしておき、床面に揺れが生じたときには切断するようにすることもできる。
【産業上の利用可能性】
【００２０】
本発明は、地震の揺れに素早く転倒防止でき、一般家庭に限らず、工場や倉庫などにも幅広く適用することができる。
【符号の説明】
【００２１】
１０、２０、３０、４０ 耐震装置
１１、２１、３１、４１ 衝撃吸収マット
１４、２４、３４、４４ 回転盤
１５、２５、３５、４５ 球体
１３、２３、３３、４３ 上面板
１８、２８、３８、４８ 基板
９、１９、２９、３９ 窪み
【技術分野】
【０００１】
本発明は、地震の揺れにも転倒防止を素早く効果的に発揮できる耐震装置に関する。
【背景技術】
【０００２】
従来の地震対策用の耐震装置には、家庭内に置かれるタンス、本棚、食器棚などの多くの家具類の地震のときの転倒防止や、事務所などに置かれる書棚などの転倒防止のために、これらの下側に置く耐震マットや（例えば、特許文献１参照）スライド板付きの耐震マットがある（例えば、特許文献２参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
【特許文献１】 特開平１１−３３２７２６号公報
【特許文献２】 特開２００６−２３９２２３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、従来の家具類などの転倒防止装置は、地震の揺れについても転倒防止を十分に発揮できないのではという問題があった。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、地震の揺れにも転倒防止を素早く効果的に発揮できる耐震装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明の耐震装置は、床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、前記円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心部に円盤形状で平板状の第２の円盤部が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、外周に沿って複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えることとした。
また、本発明の耐震装置は、床面に設置され、上側の中心部に円盤形状で平板状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、前記円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第２の円盤部２２が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えることとした。
また、本発明の耐震装置は、床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、前記円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第２の円盤部が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えることとした。
また、本発明の耐震装置は、床面に設置され、上側の中心部に円盤形状で平板状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心部に円盤形状で平板状の第２の円盤部が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えることとした。
さらに、前記上面板には、弾性体の衝撃吸収マットが上面に重ねられることとした。
【発明の効果】
【０００６】
本発明の耐震装置は、床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、前記円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心部に円盤形状で平板状の第２の円盤部が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、外周に沿って複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えることとしたため、地震により床面に揺れが生じたときでも、収納物の底面にはその揺れは直接伝えられず緩和され、地震の揺れに転倒防止を素早く効果的に発揮することができる。
また、本発明の耐震装置は、床面に設置され、上側の中心部に円盤形状で平板状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、前記円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第２の円盤部２２が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えることとしたため、地震により床面に揺れが生じたときでも、収納物の底面にはその揺れは直接伝えられず緩和され、地震の揺れに転倒防止を素早く効果的に発揮することができる。
また、本発明の耐震装置は、床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、前記円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第２の円盤部が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えることとしたため、地震により床面に揺れが生じたときでも、収納物の底面にはその揺れは直接伝えられず緩和され、地震の揺れに転倒防止を素早く効果的に発揮することができる。
また、本発明の耐震装置は、床面に設置され、上側の中心部に円盤形状で平板状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心部に円盤形状で平板状の第２の円盤部が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えることとしたため、地震により床面に揺れが生じたときでも、収納物の底面にはその揺れは直接伝えられず緩和され、簡潔構造で地震の揺れに転倒防止を素早く効果的に発揮することができる。
さらに、前記上面板には、弾性体の衝撃吸収マットが上面に重ねられることとしたため、さらに転倒防止効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
【図１】 本発明の第１の実施の形態の耐震装置の分解斜視図を示す。
【図２】 本発明の第１の実施の形態の耐震装置が組立てられたときの中心垂直断面図を示す。
【図３】 本発明の第２の実施の形態の耐震装置が組立てられたときの中心垂直断面図を示す。
【図４】 本発明の第３の実施の形態の耐震装置が組立てられたときの中心垂直断面図を示す。
【図５】 本発明の第４の実施の形態の耐震装置が組立てられたときの中心垂直断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、本発明の実施の形態の耐震装置につき説明する。
【実施例１】
【０００９】
図１は、本発明の第１の実施の形態の耐震装置の分解斜視図を示す。
本発明の第１の実施の形態の耐震装置１０は、図１（ａ）に示すように、揺れが生じたとき衝撃を吸収するゴムなどの弾性体の四角形状の平板状の衝撃吸収マット１１と、図１（ｂ）に示すように、収納物が上側に直接設置される弾性体の衝撃吸収マット１１が上面に重ねられ、下側の中心部に円盤形状で平板状の円盤部１２が設けられた四角形状で平板状の上面板１３と、図１（ｃ）に示すように、中心部を中心に貫通穴１４ａが設けられ、貫通穴１４ａと外周との間に沿って矢印Ｐに示すように球体１５が取り付けられる複数の球体取付穴１６が設けられる環状盤１４と、図１（ｄ）に示すように、床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部１９ａが形成された円錐形状の窪み１９が設けられ、円錐形状の窪み１９の中心部を中心に平板で円盤形状の円盤部１７が設けられた四角形状で平板状の基板１８とで構成されている。
【００１０】
図１（ｅ）に示すように、環状盤１４は、環状盤１４に明けられた球体取付穴１６に隙間１４ｂが設けられるように球体１５が圧入されている。そのため、球体１５は、球体取付穴１６に回転自在となるとともに、環状盤１４の上面と下面とより突出した部分が突出部１５ａとなっている。
【００１１】
図２は、本発明の第１の実施の形態の耐震装置が組立てられたときの中心垂直断面図を示す。
図２に示すように、本発明の第１の実施の形態の耐震装置１０は、四角形状の平板状の衝撃吸収マット１１と、下側の中心部に円盤形状で平板状の円盤部１２が設けられた四角形状で平板状の上面板１３と、外周に沿って複数の球体１５が取り付けられる環状盤１４と、床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部１９ａが形成された円錐形状の窪み１９が設けられ、円錐形状の窪み１９の中心部を中心に平板で円盤形状の円盤部１７が設けられた四角形状で平板状の基板１８とで構成されている。
【００１２】
従って、本発明の第１の実施の形態の耐震装置１０は、床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部１９ａが形成された円錐形状の窪み１９が設けられ、円錐形状の窪み１９の中心部を中心に平板で円盤形状の円盤部１７が設けられた四角形状で平板状の基板１８に、下側の中心部に円盤形状で平板状の円盤部１２が設けられた四角形状で平板状の上面板１３が、外周に沿って複数の球体１５が取り付けられる環状盤１４により水平方向に移動自在に取り付けられている。
基板１８の上側に設けられた円盤部１７と、上面板１３の下側に設けられた円盤部１２とは、互いに接触または近接し、基板１８と上面板１３との間で水平方向に相対移動が行われたときには、上面板１３の下側に設けられた円盤部１２は環状盤１４の内側に当接するまで水平方向に移動可能であり、また、基板１８の上側に設けられた円盤部１７は環状盤１４の内側に当接するまで水平方向に移動可能である。
以上述べたごとく、本発明の第１の実施の形態の耐震装置１０は、床面に設置された平板状の基板１８に上面板１３が、基板１８との間に設けられた環状盤１４により、球体１５の突出部１５ａ（図１（ｅ）参照）が基板１８の上面と上面板１３の下面に当接し、回転および移動自在に取り付けられている。
本発明の第１の実施の形態の耐震装置１０は、収納物のそれぞれのコーナの底面に設置され、地震により床面に揺れが生じたときでも、その揺れの方向に基板１８はスライドするが、上面板１３の水平方向への回転および移動により、収納物の底面にはその揺れは直接伝えられず緩和され、地震の揺れに転倒防止を素早く効果的に発揮することができる。また、揺れが生じたときゴムなどの弾性体の四角形状の平板状の衝撃吸収マット１１によっても揺れの衝撃を吸収することもできる。
【実施例２】
【００１３】
図３は、本発明の第２の実施の形態の耐震装置が組立てられたときの中心垂直断面図を示す。
図３に示すように、本発明の第２の実施の形態の耐震装置２０は、四角形状の平板状の衝撃吸収マット２１と、下側の中心からなだらかな傾斜部２９ａが形成された円錐形状の窪み２９が設けられ、円錐形状の窪み２９の中心部を中心に平板で円盤形状の円盤部２２が設けられた四角形状で平板状の上面板２３と、外周に沿って複数の球体２５が取り付けられる環状盤２４と、床面に設置され、上側の中心部に円盤形状で平板状の円盤部２７が設けられた四角形状で平板状の基板２８とで構成されている。
【００１４】
従って、本発明の第２の実施の形態の耐震装置２０は、床面に設置され、上側の中心部に円盤形状で平板状の円盤部２７が設けられた四角形状で平板状の基板２８に、窪み２９が設けられ下側の中心部に円盤形状で平板状の円盤部２２が設けられた四角形状で平板状の上面板２３が、外周に沿って複数の球体２５が取り付けられる環状盤２４により水平方向に移動自在に取り付けられている。
基板２８の上側に設けられた円盤部２７と、上面板２３の下側に設けられた円盤部２２とは、互いに接触または近接し、基板２８と上面板２３との間で水平方向に相対移動が行われたときには、上面板２３の下側に設けられた円盤部２２は環状盤２４の内側に当接するまで水平方向に移動可能であり、また、基板２８の上側に設けられた円盤部２７は環状盤２４の内側に当接するまで水平方向に移動可能である。
以上述べたごとく、本発明の第２の実施の形態の耐震装置２０は、床面に設置された平板状の基板２８に上面板２３が、基板２８との間に設けられた環状盤２４により、球体２５が基板２８の上面と上面板２３の下面に当接し、回転および移動自在に取り付けられている。
本発明の第２の実施の形態の耐震装置２０は、収納物のそれぞれのコーナの底面に設置され、地震により床面に揺れが生じたときでも、その揺れの方向に基板２８はスライドするが、上面板２３の水平方向への回転および移動により、収納物の底面にはその揺れは直接伝えられず緩和され、地震の揺れに転倒防止を素早く効果的に発揮することができる。また、揺れが生じたときゴムなどの弾性体の四角形状の平板状の衝撃吸収マット２１によっても揺れの衝撃を吸収することもできる。
【実施例３】
【００１５】
図４は、本発明の第３の実施の形態の耐震装置が組立てられたときの中心垂直断面図を示す。
図４に示すように、本発明の第３の実施の形態の耐震装置３０は、四角形状の平板状の衝撃吸収マット３１と、下側の中心からなだらかな傾斜部３９ａが形成された円錐形状の窪み３９が設けられ、円錐形状の窪み３９の中心部を中心に平板で円盤形状の円盤部３２が設けられた四角形状で平板状の上面板３３と、外周に沿って複数の球体３５が取り付けられる環状盤３４と、床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部９ａが形成された円錐形状の窪み９が設けられ、円錐形状の窪み９の中心部を中心に平板で円盤形状の円盤部３７が設けられた四角形状で平板状の基板３８とで構成されている。
【００１６】
従って、本発明の第３の実施の形態の耐震装置３０は、床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部９ａが形成された円錐形状の窪み９が設けられ、円錐形状の窪み９の中心部を中心に平板で円盤形状の円盤部３７が設けられた四角形状で平板状の基板３８に、下側の中心からなだらかな傾斜部３９ａが形成された円錐形状の窪み３９が設けられ、円錐形状の窪み３９の中心部を中心に平板で円盤形状の円盤部３２が設けられた四角形状で平板状の上面板３３が、外周に沿って複数の球体３５が取り付けられる環状盤３４により水平方向に移動自在に取り付けられている。
基板３８の上側に設けられた円盤部３７と、上面板３３の下側に設けられた円盤部３２とは、互いに接触または近接し、基板３８と上面板３３との間で水平方向に相対移動が行われたときには、上面板３３の下側に設けられた円盤部３２は環状盤３４の内側に当接するまで水平方向に移動可能であり、また、基板３８の上側に設けられた円盤部３７は環状盤３４の内側に当接するまで水平方向に移動可能である。
以上述べたごとく、本発明の第３の実施の形態の耐震装置３０は、床面に設置された平板状の基板３８に上面板３３が、基板３８との間に設けられた環状盤３４により、球体３５が基板３８の上面と上面板３３の下面に当接し、回転および移動自在に取り付けられている。
本発明の第３の実施の形態の耐震装置３０は、収納物のそれぞれのコーナの底面に設置され、地震により床面に揺れが生じたときでも、その揺れの方向に基板３８はスライドするが、上面板３３の水平方向への回転および移動により、収納物の底面にはその揺れは直接伝えられず緩和され、地震の揺れに転倒防止を素早く効果的に発揮することができる。また、揺れが生じたときゴムなどの弾性体の四角形状の平板状の衝撃吸収マット３１によっても揺れの衝撃を吸収することもできる。
【実施例４】
【００１７】
図５は、本発明の第４の実施の形態の耐震装置が組立てられたときの中心垂直断面図を示す。
図５に示すように、本発明の第４の実施の形態の耐震装置４０は、四角形状の平板状の衝撃吸収マット４１と、下側の中心部に円盤形状で平板状の円盤部４２が設けられた四角形状で平板状の上面板４３と、外周に沿って複数の球体４５が取り付けられる環状盤４４と、床面に設置され、上側の中心部に円盤形状で平板状の円盤部４７が設けられた四角形状で平板状の基板４８とで構成されている。
【００１８】
従って、本発明の第４の実施の形態の耐震装置４０は、床面に設置され、上側の中心部に円盤形状で平板状の円盤部４７が設けられた四角形状で平板状の基板４８に、下側の中心部に円盤形状で平板状の円盤部４２が設けられた四角形状で平板状の上面板４３が、外周に沿って複数の球体４５が取り付けられる環状盤４４により水平方向に移動自在に取り付けられている。
基板４８の上側に設けられた円盤部４７と、上面板４３の下側に設けられた円盤部４２とは、互いに接触または近接し、基板４８と上面板４３との間で水平方向に相対移動が行われたときには、上面板４３の下側に設けられた円盤部４２は環状盤４４の内側に当接するまで水平方向に移動可能であり、また、基板４８の上側に設けられた円盤部４７は環状盤４４の内側に当接するまで水平方向に移動可能である。
以上述べたごとく、本発明の第４の実施の形態の耐震装置４０は、床面に設置された平板状の基板４８に上面板４３が、基板４８との間に設けられた環状盤４４により、球体４５が基板４８の上面と上面板４３の下面に当接し、回転および移動自在に取り付けられている。
本発明の第４の実施の形態の耐震装置４０は、収納物のそれぞれのコーナの底面に設置され、地震により床面に揺れが生じたときでも、その揺れの方向に基板４８はスライドするが、上面板４３の水平方向への回転および移動により、収納物の底面にはその揺れは直接伝えられず緩和され、地震の揺れに転倒防止を素早く効果的に発揮することができる。また、揺れが生じたときゴムなどの弾性体の四角形状の平板状の衝撃吸収マット４１によっても揺れの衝撃を吸収することもできる。
【００１９】
なお、本発明の実施の形態の耐震装置は、地震に限らず、その他さまざまの揺れの防振に使用することもできる。
また、球体１５、２５、３５、４５が当接する上面板１３、２３、３３，４３や、基板１８、２８、３８，４８の面には、半環状形状の窪みを設け、球体１５、２５、３５、４５により位置決めをしておき床面に揺れが生じたときには回転や移動可能にしておくこともできる。
また、上面板１３、２３、３３、４３や、基板１８、２８、３８、４８は、四角形状としたが、これに限定されることなく、丸型形状や六角形状などにすることができる。
さらに、耐震装置の中心部にシャフトを貫通し位置決めをしておき、床面に揺れが生じたときには切断するようにすることもできる。
【産業上の利用可能性】
【００２０】
本発明は、地震の揺れに素早く転倒防止でき、一般家庭に限らず、工場や倉庫などにも幅広く適用することができる。
【符号の説明】
【００２１】
１０、２０、３０、４０ 耐震装置
１１、２１、３１、４１ 衝撃吸収マット
１４、２４、３４、４４ 回転盤
１５、２５、３５、４５ 球体
１３、２３、３３、４３ 上面板
１８、２８、３８、４８ 基板
９、１９、２９、３９ 窪み
【特許請求の範囲】
【請求項１】
床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、前記円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心部に円盤形状で平板状の第２の円盤部が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、外周に沿って複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えたことを特徴とする耐震装置。
【請求項２】
床面に設置され、上側の中心部に円盤形状で平板状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、前記円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第２の円盤部が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えたことを特徴とする耐震装置。
【請求項３】
床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、前記円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第２の円盤部が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えたことを特徴とする耐震装置。
【請求項４】
床面に設置され、上側の中心部に円盤形状で平板状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心部に円盤形状で平板状の第２の円盤部が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えたことを特徴とする耐震装置。
【請求項５】
前記上面板には、弾性体の衝撃吸収マットが上面に重ねられることを特徴とする請求項１〜４に記載の耐震装置。
【請求項１】
床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、前記円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心部に円盤形状で平板状の第２の円盤部が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、外周に沿って複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えたことを特徴とする耐震装置。
【請求項２】
床面に設置され、上側の中心部に円盤形状で平板状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、前記円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第２の円盤部が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えたことを特徴とする耐震装置。
【請求項３】
床面に設置され、上側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、前記円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心からなだらかな傾斜部が形成された円錐形状の窪みが設けられ、円錐形状の窪みの中心部を中心に平板で円盤形状の第２の円盤部が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えたことを特徴とする耐震装置。
【請求項４】
床面に設置され、上側の中心部に円盤形状で平板状の第１の円盤部が設けられた平板状の基板と、前記基板に重ねられ、下側の中心部に円盤形状で平板状の第２の円盤部が設けられた平板状の上面板と、前記基板と前記上面板との間に設けられ、複数の球体が取り付けられる環状盤とを備えたことを特徴とする耐震装置。
【請求項５】
前記上面板には、弾性体の衝撃吸収マットが上面に重ねられることを特徴とする請求項１〜４に記載の耐震装置。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【公開番号】特開２０１１−５８６１８（Ｐ２０１１−５８６１８Ａ）
【公開日】平成２３年３月２４日（２０１１．３．２４）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００９−２３２８１４（Ｐ２００９−２３２８１４）
【出願日】平成２１年９月１１日（２００９．９．１１）
【出願人】（５９９１１９５６９）株式会社三富工業 (29)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２３年３月２４日（２０１１．３．２４）
【国際特許分類】
【出願日】平成２１年９月１１日（２００９．９．１１）
【出願人】（５９９１１９５６９）株式会社三富工業 (29)
【Ｆターム（参考）】
[ Back to top ]