説明

肝X受容体(LXR)モジュレーターとしての極性キナゾリン類

極性キナゾリン系の肝X受容体(LXR)モジュレーターおよび関連方法を開示する。これらのモジュレーターは式(I)の化合物を含む:


式中:R、R、R、R、R、R、R22、R23、R24、R25、R26、R27、R28、R29、W、W、W、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R、R,およびnは、明細書中のいずれかの箇所に定めたものであることができる。一般に、これらの化合物はLXRにより仲介される1以上の疾患、障害、状態または症状を治療または予防するために使用できる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)を有する化合物:
【化1】

[式中:
は、水素またはC−Cアルキルであり;
は、次式を有し:
【化2】

式中:
22、R23およびR24はそれぞれ、独立して水素またはRであり;
Wは、結合、−O−、−NH−、−N(C−Cアルキル)−、C1−2アルキレン、Cアルケニレン、Cアルキニレン、−(C1−2アルキレン)O−、または−O(C1−2アルキレン)−であり;
25、R26、R27、R28およびR29はすべて、下記の(A)または(B)のいずれかにより定められ:
(A):
25、R26、R27、R28およびR29のうち1つは−W−S(O)または−W−S(O)NRであり;他はそれぞれ、独立して水素またはRである;
あるいは
(B):
(a)R25、R26、R27、R28およびR29のうち1つは−W−S(O)であり;
(b)R25、R26、R27、R28およびR29のうち1つは−W−C(O)OR、−W−C(O)NR;または−W−CNであり;
(c)他はそれぞれ、独立して水素またはRである;
、RおよびRはそれぞれ、独立して下記のものであり:
(i)水素;または
(ii)ハロ;または
(iii)C−CアルキルもしくはC−Cハロアルキル:これらはそれぞれ場合により1〜2個のRで置換されている;
は、下記のものであり:
(i)ハロ;または
(ii)C−CアルキルもしくはC−Cハロアルキル:これらはそれぞれ場合により1〜3個のRで置換されている;または
(iii)ニトロ;ヒドロキシ;C−Cアルコキシ;C−Cハロアルコキシ;C−Cチオアルコキシ;C−Cチオハロアルコキシ;シアノ;もしくはS(O)
これらにおいて:
は、結合、−NH−、−N(C1−3アルキル)−、またはC1−2アルキレンであり;
は、結合またはC1−2アルキレンであり;
は、それぞれの場合、独立して、C−Cアルキル;C−Cハロアルキル;ハロ;ヒドロキシ;NR;C−Cアルコキシ;またはC−Cハロアルコキシであり;
は、C−CアルキルまたはC−Cハロアルキルであり、これらはそれぞれ1〜2個のRで置換されており;
およびRはそれぞれ、それぞれの場合、独立して下記のものであり:
(i)水素;または
(i)C−CアルキルもしくはC−Cハロアルキル:これらはそれぞれ場合により1〜3個のRで置換されている;または
(ii)C−CアルケニルもしくはC−Cアルキニル:これらはそれぞれ場合により1〜3個のRで置換されている;または
(iii)C−Cシクロアルキル、C−Cシクロアルケニル、3〜8個の原子を含むヘテロサイクリル、3〜10個の原子を含むヘテロシクロアルケニル、C−C11アラルキル、もしくは6〜11個の原子を含むヘテロアラルキル:これらはそれぞれ場合により1〜3個のRで置換されている;または
(iv)C−C10アリール、もしくは5〜10個の原子を含むヘテロアリール:これらはそれぞれ場合により1〜3個のRで置換されている;あるいは
とRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、3〜8個の原子を含むヘテロサイクリル、または3〜10個の原子を含むヘテロシクロアルケニルを形成し、これらはそれぞれ場合により1〜3個のRで置換されており;
は、それぞれの場合、独立して、C−Cアルキル;C−Cハロアルキル;ハロ;ヒドロキシ;NR;C−Cアルコキシ;またはC−Cハロアルコキシであり;
は、それぞれの場合、独立して、C−CアルキルまたはC−Cハロアルキルであり;
は、下記のものであり:
(i)水素;または
(i)C−CアルキルもしくはC−Cハロアルキル:これらはそれぞれ場合により1〜3個のRで置換されている;
およびRはそれぞれ、それぞれの場合、独立して下記のものであり:
(i)水素;または
(i)C−CアルキルもしくはC−Cハロアルキル:これらはそれぞれ場合により1〜2個のRで置換されている;
は、それぞれの場合、独立して、NR;ヒドロキシ;C−CアルコキシまたはC−Cハロアルコキシであり;
およびRはそれぞれ、それぞれの場合、独立して水素、C−CアルキルまたはC−Cハロアルキルであり;
は、それぞれの場合、独立して下記のものであり:
(i)−C(O)NR;または
(ii)−C(O)OR;または
(iii)−NHS(O)もしくは−N(C−Cアルキル)S(O);または
(iv)−S(O);または
(v)−CN;または
(vi)−NR
は、それぞれの場合、独立して下記のものであり:
(i)ハロ;NR;ヒドロキシ;C−CアルコキシもしくはC−Cハロアルコキシ;または
(ii)C−Cシクロアルキル:これは場合により、独立してNR;ヒドロキシ;C−Cアルキル、C−CアルコキシおよびC−Cハロアルコキシから選択される1〜3個の置換基で置換されている;
は、それぞれの場合、独立して下記のものであり:
(i)ハロ;NR;ヒドロキシ;C−CアルコキシもしくはC−Cハロアルコキシ;または
(ii)C−CアルキルもしくはC−Cハロアルキル;または
(iii)C−CアルケニルもしくはC−Cアルキニル;
は、それぞれの場合、独立して下記のものであり:
(i)ハロ;NR;ヒドロキシ;C−CアルコキシもしくはC−Cハロアルコキシ;もしくはシアノ;または
(ii)C−CアルキルもしくはC−Cハロアルキル:これらはそれぞれ場合により1〜3個のRで置換されている;または
(iii)C−CアルケニルもしくはC−Cアルキニル:これらはそれぞれ場合により1〜3個のRで置換されている;
は、下記のものであり:
(i)水素;または
(i)C−CアルキルもしくはC−Cハロアルキル:これらはそれぞれ場合により1〜3個のRで置換されている;
およびRはそれぞれ、それぞれの場合、独立して下記のものであり:
(i)水素;または
(i)C−CアルキルもしくはC−Cハロアルキル:これらはそれぞれ場合により1〜2個のRで置換されている;
nは、1または2である]
あるいはそのN−オキシドおよび/または医薬的に許容できる塩。
【請求項2】
25、R26、R27、R28およびR29のうち1つは−W−S(O)または−W−S(O)NRであり;他はそれぞれ、独立して水素またはRである、請求項1に記載の化合物。
【請求項3】
25、R26、R27、R28およびR29のうち1つは−W−S(O)であり;他はそれぞれ、独立して水素またはRである、請求項1に記載の化合物。
【請求項4】
26は−W−S(O)である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項5】
は結合であり;nは2であり;Rは、C−Cアルキルであり、これは1〜2個のRで置換されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項6】
は、C−Cアルキルであり、これは1個のRで置換されており;
は、下記のものである:
(i)−C(O)NR;または
(ii)−C(O)OR;または
(iii)−NHS(O)もしくは−N(C−Cアルキル)S(O);または
(iv)−S(O)
請求項5に記載の化合物。
【請求項7】
はCアルキルであり、これは1個のRで置換されている、請求項6に記載の化合物。
【請求項8】
はC−Cアルキルであり、これは1個のRで置換されている、請求項6に記載の化合物。
【請求項9】
はC−Cアルキルであり、これは1個のRで置換されている、請求項8に記載の化合物。
【請求項10】
は−C(O)NH、−C(O)OH、−NHSOCH、−N(CH)SOCHまたは−SOCHである、請求項5〜8のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項11】
25、R27、R28およびR29はそれぞれ水素である、請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項12】
(a)R25、R26、R27、R28およびR29のうち1つは−W−S(O)であり;
(b)R25、R26、R27、R28およびR29のうち1つは−W−C(O)OR、−W−C(O)NR;または−W−CNであり;
(c)他はそれぞれ、独立して水素またはRである、
請求項1に記載の化合物。
【請求項13】
(a)R25、R26、R27、R28およびR29のうち1つは−W−S(O)であり;
(b)R25、R26、R27、R28およびR29のうち1つは−W−C(O)ORまたは−W−C(O)NRであり;
(c)他はそれぞれ、独立して水素またはRである、
請求項1に記載の化合物。
【請求項14】
はそれぞれの場合、結合である、請求項12または13に記載の化合物。
【請求項15】
(a)R25、R26、R27、R28およびR29のうち1つは−SOCHであり;
(b)R25、R26、R27、R28およびR29のうち1つは−C(O)OHまたは−C(O)NHであり;
(c)他はそれぞれ、独立して水素またはRである、
請求項14に記載の化合物。
【請求項16】
(a)R26は−W−S(O)であり;
(b)R27は−W−C(O)ORまたは−W−C(O)NRであり;
(c)R25、R28およびR29はそれぞれ、独立して水素またはRである、
請求項13に記載の化合物。
【請求項17】
26は−SOである、請求項16に記載の化合物。
【請求項18】
26は−SOCHである、請求項17に記載の化合物。
【請求項19】
27は−C(O)ORまたは−C(O)NRである、請求項16〜18のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項20】
27は−C(O)OHまたは−C(O)NHである、請求項19に記載の化合物。
【請求項21】
25、R28およびR29は水素である、請求項12〜20のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項22】
は水素である、請求項1〜21のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項23】
22、R23およびR24のうち1つはRであり、他の2つは水素である、請求項1〜22のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項24】
22はRであり、R23およびR24はそれぞれ水素である、請求項23に記載の化合物。
【請求項25】
22はハロである、請求項24に記載の化合物。
【請求項26】
22はクロロまたはフルオロである、請求項25に記載の化合物。
【請求項27】
Wは−O−である、請求項1〜26のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項28】
、RおよびRはそれぞれ水素である、請求項1〜27のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項29】
はC−Cハロアルキルである、請求項1〜28のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項30】
はC−Cペルフルオロアルキルである、請求項29に記載の化合物。
【請求項31】
はCFである、請求項30に記載の化合物。
【請求項32】
はハロである、請求項1〜28のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項33】
はクロロである、請求項32に記載の化合物。
【請求項34】
化合物が約100Åから約120ÅまでのTPSAを有する、請求項1〜33のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項35】
化合物が約100Åから約109ÅまでのTPSAを有する、請求項34に記載の化合物。
【請求項36】
化合物が約110Åから約120ÅまでのTPSAを有する、請求項34に記載の化合物。
【請求項37】
化合物が約90Åから約99ÅまでのTPSAを有する、請求項1〜33のいずれか1項に記載の化合物。
【請求項38】
化合物が実施例1〜11、14〜23、25〜29、31〜57、59および61〜65の表題化合物;あるいはその医薬的に許容できる塩および/またはN−オキシドから選択される、請求項1に記載の化合物。
【請求項39】
請求項1〜38のいずれか1項に記載の式(I)の化合物あるいはその医薬的に許容できる塩および/またはN−オキシド、ならびに医薬的に許容できるキャリヤーを含む、組成物。
【請求項40】
肝X受容体仲介による疾患または障害、アテローム硬化症、心血管疾患、X症候群、肥満症、下記のものから選択される1以上の脂質障害:異脂肪血症、高脂血症、高トリグリセリド血症、高コレステロール血症、低HDLおよび/または高LDL、I型またはII型糖尿病、あるいは炎症性疾患を予防または治療する方法であって、その処置を必要とする対象に、有効量の請求項1〜38のいずれか1項に記載の式(I)の化合物あるいはその医薬的に許容できる塩および/またはN−オキシドを投与することを含む方法。
【請求項41】
心血管疾患が急性冠動脈症候群または再狭窄である、請求項40に記載の方法。
【請求項42】
心血管疾患が冠動脈疾患である、請求項40に記載の方法。
【請求項43】
炎症性疾患がリウマチ性関節炎である、請求項40に記載の方法。
【請求項44】
結合組織疾患を処置する方法であって、その処置を必要とする哺乳動物に、有効量の請求項1〜38のいずれか1項に記載の式(I)の化合物あるいはその医薬的に許容できる塩および/またはN−オキシドを投与することを含む方法。
【請求項45】
式(I)の化合物が軟骨分解を阻害し、軟骨再生を誘導する、請求項44に記載の方法。
【請求項46】
式(I)の化合物がアグリカナーゼ活性を阻害する、請求項45に記載の方法。
【請求項47】
式(I)の化合物が、骨関節炎病変における炎症性サイトカインの産生を阻害する、請求項45に記載の方法。
【請求項48】
結合組織疾患が骨関節炎または腱炎である、請求項44に記載の方法。
【請求項49】
皮膚の老化を処置する方法であって、その処置を必要とする哺乳動物に、有効量の請求項1〜38のいずれか1項に記載の式(I)の化合物あるいはその医薬的に許容できる塩および/またはN−オキシドを投与することを含む方法。
【請求項50】
式(I)の化合物を局所投与する、請求項49に記載の方法。
【請求項51】
皮膚の老化が、暦年齢老化、光老化、ステロイド誘発性皮膚菲薄化、またはその組合わせにより誘導される、請求項49または50に記載の方法。
【請求項52】
哺乳動物がヒトである、請求項44〜51のいずれか1項に記載の方法。

【公表番号】特表2012−509334(P2012−509334A)
【公表日】平成24年4月19日(2012.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−537552(P2011−537552)
【出願日】平成21年11月17日(2009.11.17)
【国際出願番号】PCT/US2009/064791
【国際公開番号】WO2010/059627
【国際公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【出願人】(309040701)ワイス・エルエルシー (181)
【Fターム(参考)】