説明

自動倉庫

【課題】収納効率を向上させることができる自動倉庫を提供する。
【解決手段】棚横幅方向に沿って走行する走行台車8に立設されたマスト9に沿って昇降移動可能で且つ物品収納棚2との間で物品7を移載する移載装置10を支持する昇降台11を備えた搬送手段3と、この搬送手段3の作動を制御する制御手段とを備え、制御手段を、物品収納棚2に収納される物品7の横幅を管理して、横幅の小さな物品7aを複数の収納部1のうちの上方側の収納部1aに収納し、横幅の大きな物品7bを複数の収納部1のうちの下方側の収納部1bに収納すべく搬送手段3の作動を制御するように構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を収納する複数の収納部が棚横幅方向並びに上下方向に並ぶ状態で且つ棚横幅方向に沿う横幅を同じに形成する状態で設けられている物品収納棚と、物品が搬出入される搬出入部と、棚横幅方向に沿って走行する走行台車に立設されたマストに沿って昇降移動可能で且つ前記搬出入部及び前記収納部との間で物品を移載する移載装置を支持する昇降台を備えた搬送手段と、この搬送手段の作動を制御する制御手段と、前記走行台車の棚横幅方向での位置を検出する台車位置検出手段、及び、前記昇降台の昇降方向での位置を検出する昇降位置検出手段とが設けられ、前記制御手段が、前記台車位置検出手段の検出情報と、前記搬出入部に対応して予め設定された搬出入部用の台車停止位置を示す情報及び前記複数の収納部に対応して予め設定された収納部用の台車停止位置を示す情報とに基づいて、前記搬出入部用の台車停止位置及び物品を移載する収納部に対応した前記収納部用の台車停止位置に前記走行台車を停止させ、且つ、前記昇降位置検出手段の検出情報と、前記搬出入部に対応して予め設定された搬出入部用の昇降停止位置を示す情報及び前記複数の収納部に対応して予め設定された収納部用の昇降停止位置を示す情報とに基づいて、前記搬出入部用の昇降停止位置及び物品を移載する収納部に対応した前記収納部用の昇降停止位置に前記昇降台を停止させるように前記搬送手段の作動を制御するように構成されている自動倉庫に関する。
【背景技術】
【0002】
かかる自動倉庫は、各種の品物を収納したコンテナや各種の品物を載置支持するパレット等の物品を物品収納棚に収納するのに用いられるものであって、物品を入庫する場合には、搬出入部に入庫される物品を搬送手段にて複数の収納部のうちの物品を収納すべく選択された収納部に収納することになり、物品を出庫する場合には、複数の収納部のうちのいずれかに収納されている出庫する物品を搬送手段にて搬出入部に搬送することにより行われることになる。
このような物品の入庫や出庫を行う場合には、搬送手段の作動を制御する制御手段が、台車位置検出手段の検出情報に基づいて、搬送手段における走行台車を搬出入部用の台車位置や物品を収納する収納部に対応する収納部用の台車停止位置に停止させるように、走行台車の走行を制御し、また、昇降位置検出手段の検出情報に基づいて、搬送手段における昇降台を搬出部用の昇降停止位置や物品を収納する収納部に対応する収納部用の昇降停止位置に停止させるように、昇降台の昇降を制御することになり、さらに、搬出入部と搬送手段との間での物品の移載及び収納部と搬送手段との間での物品移載のために移載装置の移載作動を制御することになる。
そして、このような自動倉庫においては、複数の収納部の棚横幅方向の横幅は、いずれの収納部も同じ大きさに形成され、又、複数収納部に収納される複数の物品の棚横幅方向に沿う横幅はいずれの物品も同じであり、入庫される物品は複数の収納部のうちのいずれかが選択されて収納されるように構成されていた(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
ちなみに、特許文献1には記載されていないが、入庫する物品を収納する収納部の選択は、例えば出庫される頻度が高い物品ほど搬出入部に近い収納部を選択する条件が定められて行われる等、種々の選択条件が予め定められて、その選択条件に基づいて行われることになる。
また、物品収納棚は、板状体を組み立てて形成されるもの等、種々の形態のものがあるが、支柱式のもの、つまり、前後一対の支柱にて構成される支柱組を棚横幅方向に等間隔に並設し、支柱組に物品受け枠を上下方向に並べて取り付けて、隣接する支柱組の間に収納部を上下方向に並ぶ状態に設けて構成されものを用いることが多い。
さらに、物品収納部の棚横幅方向に沿う横幅は、物品の棚横幅方向に沿う横幅よりも大きく形成されて、収納部に収納される物品の棚横幅方向での位置が、収納部の棚横幅方向中央位置から棚横幅方向にずれることがあっても、物品と棚形成部材との接当を回避して物品を収納できるようにすることになる。
説明を加えると、入庫される物品を搬出入部から受け取るために、搬送手段の走行台車を搬出入部用の台車停止位置に走行させて停止させる際において停止誤差が発生する虞があるものであり、また、物品を搬出入部から搬送手段側に移載した後、搬送手段に保持する物品を収納すべき収納部に収納させるために、搬送手段の走行台車を保持した物品を収納する収納部に対応する収納部用の台車停止位置に走行させて停止させる際にも停止誤差が発生する虞があるものである。さらには、搬送手段の走行台車を停止させた際においては、マストが慣性力等のために揺れることになるものであり、そして、このようにマストが揺れた状態において、搬送手段に保持した物品を収納部に移載することになるため、物品の収納部に対する棚横幅方向での位置がマストの揺れに起因して変化することになる。
したがって、搬送手段の走行台車を搬出入部用の台車停止位置に走行させて停止させる際や収納部用の台車停止位置に走行させて停止させる際の停止誤差、及び、マストの揺れに起因して物品の収納部に対する棚横幅方向での位置が変化することが主要因となって、収納部に収納される物品の棚横幅方向での位置が収納部の棚横幅方向中央位置から棚横幅方向にずれる虞があるから、物品収納部の棚横幅方向に沿う横幅を、物品の棚横幅方向に沿う横幅よりも大きく形成して、収納部に収納される物品の棚横幅方向での位置が、収納部の棚横幅方向中央位置から棚横幅方向にずれることがあっても、物品と棚形成部材との接当を回避できるようにすることになる。
【0004】
ところで、上下方向に並ぶ複数の収納部に対して、例えば下段の収納部を基準として1つの収納部用の台車停止位置を設定すると、例えば、収納棚が上記した支柱式の形態の場合においては、支柱の傾きによって上下方向に並ぶ収納部が互いに棚横幅方向にずれることになるため、このことによっても、下段よりも上段側の収納部に収納される物品の棚横幅方向での位置が、収納部の棚横幅方向中央位置から棚横幅方向にずれることになる等、上下方向に並ぶ複数の収納部の棚横幅方向に沿う相対位置がずれると、このことによっても、収納部に収納される物品の棚横幅方向での位置が、収納部の棚横幅方向中央位置から棚横幅方向にずれることになる。しかしながら、上下方向に並ぶ複数の収納部の夫々についての収納部用の停止位置を各別に設定することにより、上下方向に並ぶ複数の収納部の棚横幅方向に沿う相対位置がずれることがあっても、収納部に収納される物品の棚横幅方向での位置が、収納部の棚横幅方向中央位置から棚横幅方向にずれる原因となることを回避できるものである。
【0005】
【特許文献1】特開2004−002006号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
このような自動倉庫においては、横幅の小さな物品とその物品よりも横幅の大きな物品とを同じ物品収納棚に収納することが望まれる場合がある。
例えば、側面部分を底面部分上に折り畳んだ折り畳み状態に折り畳み可能な箱状態のコンテナを物品収納棚に収納する場合において、その箱状態のコンテナのみならず、使用しないコンテナを折り畳み状態に小さく折り畳み、その折り畳んだコンテナを複数積み重ねた積み重ね状態のコンテナを収納することが望まれる場合がある。このように折り畳み可能なコンテナは、一般に底面部分と四角形の環状の上枠部分との間に側面部分が折り畳み自在に位置するようになっており、折り畳み状態のコンテナを積み重ねるには、下側のコンテナの上枠部分と上側のコンテナの底面部分とを嵌合させた状態で複数の折り畳み状態のコンテナを積み重ねるようになっている。そして、箱状態のコンテナと折り畳み状態の各コンテナとは棚横幅方向での横幅が同じ大きさであったとしても、積み重ね状態の複数のコンテナ全体としては、上下のコンテナを嵌合させる嵌合箇所のがたにより上下のコンテナ同士が棚横幅方向にずれるので、積み重ね状態のコンテナは箱状態のコンテナより横幅が少しだけ大きくなる虞がある。つまり、箱状態のコンテナと折り畳んだコンテナを複数積み重ねた積み重ね状態のコンテナとを収納する場合には、箱状態のコンテナが横幅の小さな物品となり、折り畳んだコンテナを複数積み重ねた積み重ね状態のコンテナが横幅の大きな物品となる。
上記したコンテナ以外の例として、横幅が小さなパレットと、このパレットよりも少し横幅が大きなパレットとを、横幅の小さな物品とその物品よりも横幅の大きな物品として同じ物品収納棚に収納することが考えられる。
【0007】
このように、横幅の小さな物品と横幅の大きな物品とを物品収納棚に収納することができるように、棚横幅方向並びに上下方向に並ぶ各収納部の横幅を、横幅の大きな物品に合わせた大きさの幅広に構成するようにすれば、横幅の小さな物品と横幅の大きな物品とを物品収納棚に収納することができるものであるが、横幅の小さな物品を、横幅が大きな物品に合わせて形成されて横幅の大きな収納部に収納することになるため、横幅の小さな物品と横幅の大きな物品とを効率よく収納することができないものであった。特に、上述した如く、箱状態のコンテナと折り畳んだコンテナを複数積み重ねた積み重ね状態のコンテナとを収納する場合においては、箱状態のコンテナの数が折り畳んだコンテナを複数積み重ねた積み重ね状態のコンテナの数よりかなり多いにも拘わらず、多量の箱状態のコンテナを必要以上に大きな横幅の収納部に収納することになり、物品を効率良く収納できないものとなる。
【0008】
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、横幅の小さな物品と横幅の大きな物品とを物品収納棚に効率よく収納することができる自動倉庫を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的を達成するために、本発明にかかる自動倉庫の第1特徴構成は、物品を収納する複数の収納部が棚横幅方向並びに上下方向に並ぶ状態で且つ棚横幅方向に沿う横幅を同じに形成する状態で設けられている物品収納棚と、物品が搬出入される搬出入部と、棚横幅方向に沿って走行する走行台車に立設されたマストに沿って昇降移動可能で且つ前記搬出入部及び前記収納部との間で物品を移載する移載装置を支持する昇降台を備えた搬送手段と、この搬送手段の作動を制御する制御手段と、前記走行台車の棚横幅方向での位置を検出する台車位置検出手段、及び、前記昇降台の昇降方向での位置を検出する昇降位置検出手段とが設けられ、前記制御手段が、前記台車位置検出手段の検出情報と、前記搬出入部に対応して予め設定された搬出入部用の台車停止位置を示す情報及び前記複数の収納部に対応して予め設定された収納部用の台車停止位置を示す情報とに基づいて、前記搬出入部用の台車停止位置及び物品を移載する収納部に対応した前記収納部用の台車停止位置に前記走行台車を停止させ、且つ、前記昇降位置検出手段の検出情報と、前記搬出入部に対応して予め設定された搬出入部用の昇降停止位置を示す情報及び前記複数の収納部に対応して予め設定された収納部用の昇降停止位置を示す情報とに基づいて、前記搬出入部用の昇降停止位置及び物品を移載する収納部に対応した前記収納部用の昇降停止位置に前記昇降台を停止させるように前記搬送手段の作動を制御するように構成されている自動倉庫において、
前記制御手段が、前記物品収納棚に収納される前記物品の横幅を管理して、横幅の小さな物品を複数の収納部のうちの上方側の収納部に収納し、横幅の大きな物品を前記複数の収納部のうちの下方側の収納部に収納すべく前記搬送手段の作動を制御するように構成されている点にある。
【0010】
すなわち、制御手段にて、物品収納棚に収納される物品の横幅を管理して、横幅の小さな物品を複数の収納部のうちの上方側の収納部に収納し、横幅の大きな物品を複数の収納部のうちの下方側の収納部に収納すべく、搬送手段の作動が制御される。
このように、横幅の小さな物品を複数の収納部の上方側に収納し、横幅の大きな物品を複数の収納部の下方側に収納するようにすることにより、横幅の小さな物品と横幅の大きな物品とを収納するものでありながらも、複数の収納部の棚横幅方向に沿う横幅を極力小さくして、横幅の小さな物品と横幅の大きな物品とを効率良く物品収納棚収納させることができるものとなる。
説明を加えると、搬送手段における走行台車に立設されたマストは、搬送手段の走行台車を停止させた際において、慣性力等のために揺れることになるが、そのマストの揺れは停止状態にある走行台車に支持されている箇所を中心として揺れるものであるため、下方側部分に較べて上方側部分の方が大きな振幅で揺れるものとなる、換言すれば、マストの揺れに起因する搬送手段に保持された物品の棚横幅方向での位置の変化は、複数の収納部にうちの上方側の収納部に対応させて、マストの上方側部分にて昇降台が位置されているときに較べて、複数の収納部のうちの下方側の収納部に対応させて、マストの下方側部分に昇降台が位置されているときの方が小さくなる傾向になるものである。
そして、収納部の棚横幅方向に沿う横幅は、搬送手段の走行台車を搬出入部用の台車停止位置に走行させて停止させる際や収納部用の台車停止位置に走行させて停止させる際に発生する停止誤差、及び、マストの揺れに起因した物品の棚横幅方向での位置の変化によって、収納部に収納される物品の棚横幅方向での位置が収納部の棚横幅方向中央位置から棚横幅方向にずれることがあっても、物品と棚形成部材との接当を回避できるように、物品の棚横幅方向に沿う横幅よりも大きく形成することになるが、上述の如く、マストの揺れに起因した物品の棚横幅方向での位置の変化は、複数の収納部にうちの上方側の収納部に対応させて、マストの上方側部分にて昇降台が位置されているときに較べて、複数の収納部のうちの下方側の収納部に対応させて、マストの下方側部分に昇降台が位置されているときの方が小さくなる傾向になるものであるから、マストの揺れに起因した物品の棚横幅方向での位置の変化に対応させて、収納部の横幅を物品の横幅よりも大きくする必要がある必要幅は、上方側の収納部よりも下方側の収納部の方を少なくすることができるものである。つまり、収納部のうちの下方側の収納部の横幅は、大きな横幅の物品に対応させて大きくする必要があるものの、マストの揺れに起因した物品の棚横幅方向での位置の変化に対応させて、物品の横幅よりも大きくする必要がある必要幅が、上方側の収納部よりも少なくなるものであり、これに対して、収納部のうちの上方側の収納部の横幅は、小さな横幅の物品に対応させて小さくできるものの、マストの揺れに起因した物品の棚横幅方向での位置の変化に対応させて、物品の横幅よりも大きくする必要がある必要幅が、下方側の収納部よりも大きくなるものであるから、上方側の収納部と下方側の収納部との横幅を、物品と棚形成部材との接当を回避できるようにするために物品よりも大きくする状態に同じ幅に形成するにあたり、上方側の収納部と下方側の収納部とでは、収納する物品の横幅が大小に異なることと、マストの揺れに起因した物品の棚横幅方向での位置の変化に対応させて、物品の横幅よりも大きくする必要がある必要幅を大小に異ならせることとが逆の関係になることにより、上方側の収納部と下方側の収納部とが必要以上に大きな横幅となるのを抑制して、収納する物品の横幅に応じた極力小さな横幅とすることができるものとなるのである。
したがって、横幅の小さな物品と横幅の大きな物品とを物品収納棚に効率よく収納することができる自動倉庫を提供することができるに至った。
【0011】
本発明にかかる自動倉庫の第2特徴構成は、第1特徴構成において、前記物品収納棚が、前後一対の支柱にて構成される支柱組を棚横幅方向に等間隔で並設し、隣接する支柱組の間に前記収納部を上下方向に並ぶ状態に設けて構成されている点にある。
【0012】
すなわち、前後一対の支柱からなる支柱組を棚横幅方向に等間隔で並置し、物品収納部を、隣接する支柱組の間に、上下方向に並ぶ状態に設けて、物品収納棚を支柱式に構成するものであり、このような支柱式の物品収納棚は、簡素な構成にて、複数の収納部を棚横幅方向に沿う横幅が同じ状態で形成することができるものであるから、このような支柱式の物品収納棚を用いて、横幅の小さな物品を上方側の収納部に収納させ且つ横幅の大きな物品を下方側の収納部に収納させるようにすることにより、全体構成の簡素化を図りながら、横幅の小さな物品と横幅の大きな物品とを効率良く収納することができるのである。
したがって、構成の簡素化を図りながら、物品を効率良く収納することができる自動倉庫を提供することができるに至った。
【0013】
本発明にかかる自動倉庫の第3特徴構成は、第1又は第2特徴構成において、前記物品が、底面部分の周辺部に側面部分を立設させた箱状態のコンテナと前記側面部分を前記底面部分上に折り畳んだ折り畳み状態のコンテナを積み重ねた積み重ね状態のコンテナとであり、前記制御手段が、前記箱状態のコンテナを前記横幅の小さな物品として管理し、積み重ね状態のコンテナを前記横幅の大きな物品として管理するように構成されている点にある。
【0014】
すなわち、箱状態のコンテナと折り畳み状態のコンテナとの横幅が同じ大きさであったとしても、嵌合箇所のがたにより積み重ねた折り畳み状態のコンテナ同士が棚横幅方向にずれることにより積み重ね状態のコンテナは箱状態のコンテナより横幅が少しだけ大きくなってしまうので、箱状態のコンテナを横幅の小さな物品として管理し、折り畳み状態のコンテナを複数積み重ねた積み重ね状態のコンテナを横幅の大きな物品として管理されている。
そして、箱状態のコンテナを上方側の収納部に収納し、積み重ね状態のコンテナを下方側の収納部に収納することにより、物品収納棚に箱状態のコンテナと積み重ね状態のコンテナとを効率よく収納することができるのである。
したがって、箱状態のコンテナと積み重ね状態のコンテナとを物品収納棚に効率よく収納することができる自動倉庫を提供することができるに至った。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、自動倉庫には、物品7を収納する複数の収納部1が棚横幅方向並びに上下方向に並ぶ状態に設けられている物品収納棚2と、物品が搬出入される搬出入部としての搬出入装置6と、この搬出入装置6と物品収納棚2の収納部1との間で物品を搬送する搬送手段としてのスタッカークレーン3とが備えられている。
そして、物品収納棚2は、物品出し入れ方向が互いに対向するように間隔を隔てて設置した一対が棚前後方向に複数設けられており、スタッカークレーン3は、対向する物品収納棚2の間を棚横幅方向に沿って自動走行するように構成されている。
【0016】
図2に示すように、物品収納棚2は、前後一対の支柱にて構成される支柱組4を棚横幅方向に等間隔に並設し、隣接する支柱組4の間に前記収納部1を上下方向に並ぶ状態に構成されており、棚横幅方向並びに上下方向に並ぶ複数の収納部1は全て同じ横幅に形成されている。そして、収納部1の夫々は、載置支持部材5に物品7を載置支持する形態で物品7を収納するように構成されている。
また、スタッカークレーン3には、棚横幅方向に沿って走行する走行台車8に立設されたマスト9に沿って昇降可能で且つ前記搬出入装置6及び前記収納部1との間で物品7を移載するスライドフォーク式の移載装置10を支持する昇降台11が備えられている。尚、昇降台11には、移載装置10がスタッカークレーン3の走行方向(棚横幅方向)に2基備えられており、夫々独立して物品7の移載が可能に構成されている。
そして、搬出入装置6は、棚横幅方向に載置搬送するローラコンベアと棚横幅方向の物品収納棚2が位置する側の端部においてスタッカークレーン3の移載装置10にて物品7を掬い取り可能にローラコンベアから持ち上げるリフタとを備えて構成されている。
【0017】
図4及び図5に示すように、前記物品7は、底面部分41の周辺部に側面部分42を立設させた箱状態のコンテナ(図4(a)及び図5(a)参照)と、前記側面部分42を前記底面部分41上に折り畳んだ折り畳み状態のコンテナ(図4(c)参照)を積み重ねた積み重ね状態のコンテナ(図5(c)参照)とである。尚、物品7における4面の側面部分42の上部夫々は上枠部分43に連結されている。
コンテナは、図4(a)に示すように底面部分41の周辺部に側面部分42を立設させた箱状態と、この箱状態から図4(b)に示すように側面部分42を内側に折り畳み、図4(c)に示すように前記側面部分42を前記底面部分41上に折り畳んだ折り畳み状態とに切り換え可能で、下方側に位置するコンテナの上枠部分と上方側に位置するコンテナの底面部分とが嵌合可能に構成されており、複数の折り畳み状態のコンテナが嵌合された状態で積み重ねられるように構成されている。
そして、図5に示すように、箱状態のコンテナと折り畳み状態のコンテナとは横幅Aが同じものであるが、折り畳み状態のコンテナを複数積み重ねた積み重ね状態のコンテナ7bは、折り畳み状態のコンテナが嵌合箇所のがたにより積み重ねた折り畳み状態のコンテナ同士が互いに棚横幅方向にずれることにより、そのずれ分aだけ横幅が大きくなる可能性がある。よって、上位制御装置Hは、1つの箱状態のコンテナを横幅の小さな物品7aとして管理し、複数の折り畳み状態のコンテナにて構成される積み重ね状態のコンテナを横幅の大きな物品7bとして管理するように構成されている。
【0018】
走行台車8を搬出入部用の台車停止位置や収納部用の台車停止位置に停止させる際の停止誤差や走行台車8を停止させた際の慣性力等によるマスト9の揺れが生じると、移載装置10が搬出入装置6や収納部1に対して棚横幅方向にずれることがあり、これらに起因して、収納部1に物品7を収納する際に物品7が収納部1の棚横幅方向中央箇所から棚横幅方向にずれていたとしても、収納部1の横側方に位置する支柱に物品7が接当することなく物品7を収納部1に収納することができるように、収納部1夫々の横幅を物品7の横幅よりも大きく形成して棚横幅方向中央箇所に位置する物品7の横側方に隙間Bが形成されている。
そして、走行台車8に立設されているマスト9は、上部は大きく揺れるものの下部は殆ど揺れないものであり、マスト9の揺れについては下方側の収納部1bは上方側の収納部1aより影響が小さいものであるので、下方側の収納部1bでは上方側の収納部1aよりマスト9の揺れによる影響が小さい分、上方側の収納部1aより大きな物品を収納することができる。そして、横幅の小さな物品7aと横幅の大きな物品7bとの横幅の大きさの差は、上方側の収納部1aのマスト9による影響と下方側の収納部1bのマスト9による影響との差より小さいものであるため、横幅の小さな物品7aを収納する物品収納棚2における下方側の収納部1bに横幅の大きな物品7bを収納することができる。
つまり、収納部1の横幅は、上下方向に並ぶ最上段の収納部1に収納した横幅の小さな物品7aの横側方に必要最小限の隙間Bが形成されるように設定されており、最上段の収納部1と同じ横幅のその最上段を含む上方側の収納部1aには横幅の小さな物品7aが収納され、最上段の収納部1と同じ横幅の下方側の収納部1bには横幅の大きな物品7bが収納されている。
【0019】
次に、スタッカークレーン3について具体的に説明する。
図2に示すように、走行台車8には、床面上に設置された案内レール24上を走行自在な前後二つの車輪25が設けられ、それら二つの車輪25のうちの一方の車輪が、走行用電動モータ26(図3参照)にて駆動される推進用の駆動輪25aとして構成され、他方の車輪が、遊転自在な従動輪25bとして構成されている。
【0020】
前記案内レール24の一端側には、走行方向に測距用のビーム光を投射する走行用レーザ測距計27が設けられ、走行台車8には、走行用レーザ測距計27からのビーム光を反射する反射板28が設けられている。
そして、走行用レーザ測距計27は、走行台車8に設置されている反射板28に向けて投射して、自己の設置位置を基準水平位置として、基準水平位置からの水平移動距離を検出するように構成されており、この走行用レーザ測距計27にて、前記走行台車8の棚横幅方向での位置を検出する台車位置検出手段が構成されている。
【0021】
また、昇降台11は、その走行方向両側に連結した昇降用チェーン12にて吊下げ支持されており、この昇降用チェーン12は、スタッカークレーン3の上部フレーム13に設けた上部用案内スプロケット14と一方の昇降マスト9の上下中間部に設けた中間部用案内スプロケット15とに巻き掛けられて、走行台車8の走行方向の一端部に装備した巻き取りドラム16に連結されている。
つまり、巻き取りドラム16を昇降用電動モータ17にて正逆に駆動回転させることによって昇降用チェーン12の繰り出しや巻き取り操作が行われることにより、昇降台11が昇降移動するように構成されている。
【0022】
前記走行台車8には、水平方向に測距用のビーム光を投射する昇降用レーザ測距計20と、その昇降用レーザ測距計20にて投射されたビーム光の進路を鉛直上方に屈曲させて昇降台11の下面に設置された反射板21に照射するためのミラー22とが設けられている。
そして、昇降用レーザ測距計20は、昇降台11の昇降方向において、走行台車8に設けられたミラー22の配設位置を基準昇降位置として、その基準昇降位置と昇降台11との距離を検出することにより、昇降台11の基準昇降位置からの昇降移動距離を検出するように構成されており、この昇降用レーザ測距計20にて、前記昇降台11の昇降方向での位置を検出する昇降位置検出手段が構成されている。
【0023】
図3に示すように、スタッカークレーン3の作動を制御する上位制御手段Hが設けられており、この上位制御手段Hは、この上位制御装置Hに接続された固定側の光送受信装置31と、スタッカークレーン3に備えられた下位制御装置hに接続された移動側の光送受信装置31との間で光信号を送受信することにより、スタッカークレーン3の下位制御装置hとの間で各種の情報を送受信するように構成されている。
つまり、上位制御手段Hは、搬出入装置6の物品7を物品収納棚2に搬送する入庫要求や物品収納棚2の物品7を搬出入装置6に搬送する出庫要求などが入力部35に入力されると下位制御装置hに運転指令情報を送信し、下位制御手段hから昇降用レーザ測距計20の検出情報、支柱検出センサ33の検出情報及び載置支持部材検出センサ34の検出情報を受信するように構成されている。尚、上位制御手段Hには、走行用レーザ測距計27の検出情報が入力されている。
そして、下位制御手段hは、上位制御手段Hから受信した運転指令情報に基づいて、走行用電動モータ26、昇降用電動モータ17及び移載装置10の作動を制御するとともに、昇降用レーザ測距計20の検出情報、支柱検出センサ33の検出情報及び載置支持部材検出センサ34の検出情報を上位制御装置Hに送信するように構成されている。
【0024】
前記上位制御手段Hには、搬出入装置6に対応して予め設定された搬出入部用の台車停止位置を示す情報、複数の収納部1に予め設定された収納部用の台車停止位置を示す情報、搬出入装置6に対応して予め設定された搬出入部用の昇降停止位置を示す情報、並びに、複数の収納部1に対応して予め設定された収納部用の昇降停止位置を示す情報が記憶されており、前記走行用レーザ測距計27の検出情報と、搬出入部用の台車停止位置を示す情報及び収納部用の台車停止位置を示す情報とに基づいて、前記搬出入部用の台車停止位置及び物品7を移載する収納部1に対応した前記収納部用の台車停止位置に前記走行台車8を停止させ、且つ、前記昇降用レーザ測距計20の検出情報と、搬出入部用の昇降停止位置を示す情報及び前記複数の収納部1に対応して予め設定された収納部用の昇降停止位置を示す情報とに基づいて、前記搬出入部用の昇降停止位置及び物品7を移載する収納部1に対応した前記収納部用の昇降停止位置に前記昇降台11を停止させるように前記スタッカークレーン3の作動を制御するように構成されている。
【0025】
次に、入庫要求に基づくスタッカークレーン3の作動の制御について説明を加える。
上位制御装置Hは、前記物品収納棚2に収納される前記物品7の横幅を管理して、横幅の小さな物品7aを複数の収納部1のうちの上方側の収納部1aに収納し、横幅の大きな物品7bを前記複数の収納部1のうちの下方側の収納部1bに収納すべく前記スタッカークレーン3の作動を制御するように構成されている。
つまり、入力部35にて入庫要求を入力する際に、その入庫要求とともに搬出入装置6に搬入された物品7が箱状態に展開させた1つのコンテナか折り畳み状態のコンテナの複数を積み重ねた積み重ね状態のコンテナかの情報も上位制御装置Hに入力され、前記上位制御装置Hは、前記箱状態のコンテナを前記横幅の小さな物品7aとして管理し、前記積み重ね状態のコンテナを前記横幅の大きな物品7bとして管理するように構成されている。
【0026】
上位制御装置Hは、搬出入装置6の物品7を物品収納棚2に入庫する入庫要求や物品収納棚2から搬出入装置6に物品7を出庫する出庫要求などの物品搬送要求が入力部35にて入力されると、複数の収納部1から目的の収納部1を指令する運転指令情報をスタッカークレーン3における下位制御装置hに与える。
一方、スタッカークレーン3における下位制御装置hは、上位制御手段Hから入庫要求の入力による運転指令情報が与えられると、その運転指令情報に基づいて、走行台車8が搬出入部用の台車停止位置に停止させるように走行台車8の作動を制御し、昇降台11が搬出入部用の昇降停止位置に停止させるように昇降台11の作動を制御し、走行台車8が搬出入部用の台車停止位置に停止し且つ昇降台11が搬出入部用の昇降停止位置に停止させた状態で移載装置10にて搬出入装置6から自己に物品7を移載するように移載装置10の作動を制御する。その後、走行台車8が収納部用の台車停止位置に停止させるように走行台車8の作動を制御し、昇降台11が収納部用の昇降停止位置に停止するように昇降台11の作動を制御し、走行台車8が収納部用の台車停止位置に停止し且つ昇降台11が収納部用の昇降停止位置に停止させた状態で移載装置10にて自己から収納部1に物品7を移載するように移載装置10の作動を制御する。
ちなみに、移載装置10による物品7の移載は、走行台車8を搬出入部用の台車停止位置や収納部用の台車停止位置に停止させた後に設定時間が経過しかつ昇降台11が搬出入部用の昇降停止位置や収納部用の昇降停止位置に停止している状態で行われるように構成されており、マスト9の揺れが小さく収まった状態で物品7を移載するように構成されている。
【0027】
前記上位制御手段Hは、上記したように搬出入装置6と物品収納棚2の収納部1との間で物品7を搬送するようにスタッカークレーン3の作動を制御する作業モードの他に、学習モードも実行するように構成されている。次に、この学習モードについて説明を加える。
昇降台11には、支柱組4を検出する支柱検出センサ33が備えられており、上下方向に並ぶ収納部1における検出対象となる段に対応する高さに昇降台11を昇降移動させ、その後、走行台車8を学習用走行速度にて棚横幅方向に走行させるようにして、上下方向に並ぶ収納部1の段ごとに支柱検出センサ33にて支柱組4における収納部1に対応する部分を検出させる。
また、昇降台11には、載置支持部材5を検出する載置支持部材検出センサ34が備えられており、棚横幅方向に並ぶ収納部1における検出対象となる連に対応する位置に走行台車8を走行させ、その後、昇降台11を学習用昇降速度にて昇降移動させるようにして、棚横幅方向に並ぶ収納部1を連ごとに載置支持部材検出センサ34にて載置支持部材5を検出させる。
そして、上位制御装置Hは、支柱検出センサ33にて支柱6を検出したときの走行用レーザ測距計27の検出情報に基づいて各目標停止位置についての台車停止位置を示す情報を補正するとともに、載置支持部材検出センサ34にて載置支持部材5を検出したときの昇降用レーザ測距計20の検出情報に基づいて各目標停止位置についての昇降停止位置を示す情報を補正するように構成されている。
【0028】
〔別実施の形態〕
(1) 上記実施の形態では、複数の収納部1のうちの下方側の収納部1bに横幅の大きな物品7bのみを収納するように構成したが、例えは、上方側の収納部1aに空きがなく下方側の収納部1bに空きがある場合に横幅の小さな物品7aを下方側の収納部1bに収納する等、図6に示すように、設定条件下において横幅の小さな物品7aを下方側の収納部1bに収納させるように構成してもよい。
【0029】
(2) 上記実施の形態では、横幅の小さな物品7aと横幅の大きな物品7bとの横幅の大きさが異なる2種類の物品7を物品収納棚2に収納するように構成したが、さらに横幅の大きさが異なる物品を加えて、物品収納棚2に横幅の大きさが異なる3種類以上の物品7を収納するように構成してもよい。
つまり、例えば、横幅の大きさが異なる3種類の物品7を収納する場合では、上方側の収納部1aに横幅が最も小さな物品を収納し、下方側の収納部1bに横幅が最も大きな物品を収納し、上方側の収納部1aと下方側の収納部1bとの間に位置する収納部に横幅が二番目に大きな物品を収納するように、1つの棚列に全種類の物品7を収納するように構成してもよい。また、例えば、ある棚列には、上方側の収納部1aに最も小さな物品を収納し、下方側の収納部1bに横幅が二番目に大きな物品を収納し、ある棚列には、上方側の収納部1aに横幅が二番目に大きな物品を収納し、下方側の収納部1bに最も大きな物品を収納するように、1つの棚列に一部の種類の物品7を収納するように構成してもよい。
【0030】
(3) 上記実施の形態では、学習モードにおいて、収納部1に対応する目標停止位置についての台車停止位置を示す情報の補正を、格段の収納部1の高さ、つまりは、上下方向に等間隔に複数設定された設定高さにおいて支柱組4夫々の位置を検出した支柱検出センサ33の検出情報に基づいて補正するように構成したが、支柱の位置を検出する複数設定された設定高さは上下方向に等間隔でなくてもよい。
【0031】
(4) 上記実施の形態では、物品7を箱状態と折り畳み状態とに切り換え可能なコンテナとしたが、例えば、物品7を、カートンケースや荷を載置支持したパレット等、物品収納棚2に収納するものであればよい。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】自動倉庫の斜視図
【図2】物品収納棚の正面図
【図3】制御ブロック図
【図4】物品を示す図
【図5】横幅の小さな物品と横幅の大きな物品とを示す図
【図6】別実施の形態における物品収納棚の正面図
【符号の説明】
【0033】
1 収納部
2 物品収納棚
3 搬送手段
4 支柱組
7 物品
7a 横幅の小さな物品
7b 横幅の大きな物品
8 走行台車
9 マスト
10 移載装置
11 昇降台
20 昇降位置検出手段
27 台車位置検出手段
41 底面部分
42 側面部分
H 制御手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品を収納する複数の収納部が棚横幅方向並びに上下方向に並ぶ状態で且つ棚横幅方向に沿う横幅を同じに形成する状態で設けられている物品収納棚と、
物品が搬出入される搬出入部と、
棚横幅方向に沿って走行する走行台車に立設されたマストに沿って昇降移動可能で且つ前記搬出入部及び前記収納部との間で物品を移載する移載装置を支持する昇降台を備えた搬送手段と、
この搬送手段の作動を制御する制御手段と、
前記走行台車の棚横幅方向での位置を検出する台車位置検出手段、及び、前記昇降台の昇降方向での位置を検出する昇降位置検出手段とが設けられ、
前記制御手段が、前記台車位置検出手段の検出情報と、前記搬出入部に対応して予め設定された搬出入部用の台車停止位置を示す情報及び前記複数の収納部に対応して予め設定された収納部用の台車停止位置を示す情報とに基づいて、前記搬出入部用の台車停止位置及び物品を移載する収納部に対応した前記収納部用の台車停止位置に前記走行台車を停止させ、且つ、
前記昇降位置検出手段の検出情報と、前記搬出入部に対応して予め設定された搬出入部用の昇降停止位置を示す情報及び前記複数の収納部に対応して予め設定された収納部用の昇降停止位置を示す情報とに基づいて、前記搬出入部用の昇降停止位置及び物品を移載する収納部に対応した前記収納部用の昇降停止位置に前記昇降台を停止させるように前記搬送手段の作動を制御するように構成されている自動倉庫であって、
前記制御手段が、前記物品収納棚に収納される前記物品の横幅を管理して、横幅の小さな物品を複数の収納部のうちの上方側の収納部に収納し、横幅の大きな物品を前記複数の収納部のうちの下方側の収納部に収納すべく前記搬送手段の作動を制御するように構成されている自動倉庫。
【請求項2】
前記物品収納棚が、前後一対の支柱にて構成される支柱組を棚横幅方向に等間隔で並設し、隣接する支柱組の間に前記収納部を上下方向に並ぶ状態に設けて構成されている請求項1記載の自動倉庫。
【請求項3】
前記物品が、底面部分の周辺部に側面部分を立設させた箱状態のコンテナと前記側面部分を前記底面部分上に折り畳んだ折り畳み状態のコンテナを積み重ねた積み重ね状態のコンテナとであり、
前記制御手段が、前記箱状態のコンテナを前記横幅の小さな物品として管理し、積み重ね状態のコンテナを前記横幅の大きな物品として管理するように構成されている請求項1又は2記載の自動倉庫。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−217102(P2007−217102A)
【公開日】平成19年8月30日(2007.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−38176(P2006−38176)
【出願日】平成18年2月15日(2006.2.15)
【出願人】(000003643)株式会社ダイフク (1,209)
【Fターム(参考)】