説明

自動分析装置

【課題】本発明は、冷却効率、結露、温度のばらつき、ゴミやほこりの進入などの課題を一挙に解決できる自動分析装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、試薬を保冷する試薬保冷庫と、試薬保冷庫に設けられたサンプリングノズル挿入穴に出入りして試薬を小出するサンプリングノズルが備わる試薬分注機構を有する自動分析装置において、サンプリングノズル挿入穴を開け閉めする遮へい機構を備える。そして、その遮へい機構は、回転軸心方向に延在し、かつ回転軸心方向と交差する方向に貫かれたノズル差し込み孔が回転にともなって見え隠れする回転棒体を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、血液の生体試料の定性・定量分析を行う自動分析装置に係り、特に検体サンプルの状態特定に用いる試薬の保冷、揮発防止を目的とする保冷装置を備えた自動分析装置に関する。
【背景技術】
【0002】
保冷装置が備わる自動分析装置は、例えば、特開2006−84366号公報(特許文献1)に示されている。
【0003】
この自動分析装置は、試薬が入った試薬容器を保冷する試薬保冷庫、試薬保冷庫内の冷気を冷やす冷却機(冷却手段)、試薬保冷庫に設けられたサンプリングノズル挿入穴から試薬を小出するサンプリングノズルが備わる試薬分注機構を有する。
【0004】
【特許文献1】特開2006−84366号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記自動分析装置では、試薬分注のために常に開いている前記サンプリングノズル挿入穴から冷気が試薬保冷庫の外に逃げて冷却効率が悪くなる。また、試薬保冷庫内外の湿気を含む空気の移動により結露が発生したり、試薬保冷庫内の試薬容器に温度のばらつきをもたらしたりする。
【0006】
さらに、試薬保冷庫外からゴミやほこりが進入するなどの問題があり、安定した分析の妨げになっていた。
【0007】
本発明は、上記の課題に対処し、冷却効率、結露、温度のばらつき、ゴミやほこりの進入などの課題を一挙に解決できる自動分析装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、試薬を保冷する試薬保冷庫と、試薬保冷庫に設けられたサンプリングノズル挿入穴を出入りし、試薬を小出するサンプリングノズルが備わる試薬分注機構を有する自動分析装置において、サンプリングノズル挿入穴を開け閉めする遮へい機構を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、サンプリングノズル挿入穴を開け閉めする遮へい機構を備えたので、冷却効率、結露、温度のばらつき、ゴミやほこりの進入などの課題を一挙に解決することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
まず、自動分析装置の概要について、図1、図2を引用して説明する。
【0011】
自動分析装置は、血液の生体サンプルと、生体サンプルに含まれる特定成分の定性・定量分析に必要な試薬を反応容器106で反応させ、光度計107で波長解析することにより特定成分の定性・定量分析が行われる。
【0012】
血液の生体サンプルに含まれる特定成分の定性・定量分析に用いる試薬は一般的に試薬保冷庫105で冷却して管理されており、試薬が入った試薬容器203は試薬保冷庫105に複数個保管されている。
【0013】
試薬保冷庫ふた108には試薬分注のために前記サンプリングノズル挿入穴109を有し、その挿入穴109を必要最小限のサイズとすることで、試薬保冷庫105内の冷気を逃さないようにし、温度を一定に保っている。
【0014】
試薬保冷庫105内の冷気は、冷凍機や電子冷却素子(ペルティエ素子)の冷却手段で冷却する。また、冷却手段で冷却した冷気を試薬保冷庫105内に送り込む循環式にすることも可能である。
【0015】
試薬保冷庫105内の試薬ディスク202が回転することで試薬容器203が移動し、用途に応じた試薬が第1のサンプリングノズル103、第2のサンプリングノズル104で分注される。
【0016】
第1のサンプリングノズル103は第1の分注機構の第1のサンプリングアーム101に設けられる。第2のサンプリングノズル104は第2の分注機構の第2のサンプリングアーム102に設けられる。
【0017】
次に本発明の主要部であるサンプリングノズル挿入穴の遮へい機構、およびそれに関連するところを含めて図3〜図7、および図10を引用して説明する。
【0018】
試薬保冷庫105は、着脱自在なる試薬保冷庫ふた108を備える。試薬保冷庫ふた108、試薬保冷庫105は、共に厚い断熱層を備えて保冷機能を高めている。
【0019】
図3に示すサンプリングノズル挿入穴は、図1に示す別個に分けて設けた多数のサンプリングノズル挿入穴109とは違い、横長に延在する一つの穴になっている。このサンプリングノズル挿入穴109を開け閉めするのが遮へい機構である。
【0020】
遮へい機構301は、図5に示すように、回転棒体302、回転駆動体303を有する。回転軸心方向に長く延在する形状をした回転棒体302は、回転軸心方向と交差する方向に貫かれたノズル差し込み孔304を有する。
【0021】
遮へい機構301は、図3、図4に示すように、回転棒体302の外周が試薬保冷庫ふた108のサンプリングノズル挿入穴の内面側に摺接するように試薬保冷庫105に取り付けられる。
【0022】
遮へい機構301は、回転駆動体303側が試薬保冷庫ふた108の外周側に、回転駆動体303の反対側になる回転棒体302の先端に設けた支軸305が試薬保冷庫ふた108の中央部ボス1081に支持される。
【0023】
回転棒体302は支軸305を支点として回転駆動体303で回転駆動される。回転棒体302の回転により、ノズル差し込み孔304が開いたり(見える)、塞がったりする(隠れる)。
【0024】
すなわち、図3の符号3021は、回転棒体302のノズル差し込み孔304がサンプリングノズル挿入穴に臨んでいる状態を示す。この状態ではサンプリングノズル挿入穴を外部に覗かせているので、試薬の分注が行われる。
【0025】
同図の符号3022は、回転棒体302のノズル差し込み孔304がサンプリングノズル挿入穴に臨んでいない状態を示す。この状態ではサンプリングノズル挿入穴が閉ざされているので、試薬の分注は行われない。
【0026】
このように、前記試薬保冷庫に遮へい機構301を設けることにより、試薬分注機構のサンプリングノズルによる分注が行われるときだけサンプリングノズル挿入穴が開かれ、分注が行われないときはサンプリングノズル挿入穴が閉鎖される。このため、サンプリングノズル挿入穴が常に開かれている場合に比べ、冷気が試薬保冷庫の外に逃げたり、試薬保冷庫内外の湿気を含む空気の移動で結露が発生したり、試薬保冷庫内の試薬容器に温度のばらつきをもたらしたり、外からゴミやほこりが試薬保冷庫に進入するなどの問題が生じ難く、安定した分析を提供することができる。
【0027】
回転駆動体303は、モータやロータリーソレノイドなどが用いられる。回転棒体302に設けたノズル差し込み孔304の開け閉めだけなので、回転角度は90°程度で足りる。
【0028】
遮へい機構の開閉を検知する検知手段に関し、図5、図6を引用して説明する。
【0029】
検知手段はサンプリングノズル挿入穴を開く遮へい機構の開放状態、およびサンプリングノズル挿入穴を閉じる遮へい機構の閉成状態を検知する機能をもっている。
【0030】
検知手段は、開閉検知センサ401と、開閉検知孔402を有する。開閉検知センサ401は、図5、図6に示すように、一対になっている送信センサ4011、受信センサ4012で構成される。
【0031】
開閉検知孔402は、図6に示すように、回転駆動体303の反対側に位置する回転棒体302の径小部403に設けられる。この径小部403は回転棒体302の回転軸心方向と交差する方向に貫かれている。検知手段の開閉検知センサ401を開閉検知孔402のところを径小部403の外周両側から挟むように配置される。
【0032】
検知手段は、図6(a)に示す状態では送信センサ4011の信号が開閉検知孔402を通じて受信センサ4012に受信される。この受信で検知手段は、遮へい機構301の開放状態を検知する。
【0033】
また、図6(b)に示す状態では、開閉検知孔402が送信センサ4011/受信センサ4012に向いてなく、送信センサ4011の信号が受信センサ4012に受信されない。この非受信で検知手段は、遮へい機構301の閉成状態を検知する。
【0034】
分析動作では、自動分析装置から第1のサンプリングノズル103、第2のサンプリングノズル104への分注動作の指示が出るのと同時に、回転駆動体303に開方向への回転動作の指示が出る。
【0035】
回転駆動体303の駆動により、遮へい機構301の回転棒体302が閉の状態から開の状態に回され、ノズル差し込み孔304がサンプリングノズル挿入穴に臨む状態になる。この開の状態が開閉検知センサ401で検知が確認されると、第1のサンプリングノズル103、第2のサンプリングノズル104がノズル差し込み孔304を通って試薬容器203内の試薬まで下降する動作に入る。
【0036】
第1のサンプリングノズル103、第2のサンプリングノズル104の下降時には、遮へい機構301が開いていることを確認できたときのみ下降動作をするという制御を行う。
【0037】
万が一、遮へい機構301が開いていることを確認できない場合は第1のサンプリングノズル103、第2のサンプリングノズル104の下降動作を止める。これにより、第1のサンプリングノズル103、第2のサンプリングノズル104が閉じた状態の遮へい機構301に衝突して自動分析装置が破損するのを防ぐことができる。
【0038】
試薬の分注を終えると、第1のサンプリングノズル103、第2のサンプリングノズル104は上昇作動する。第1のサンプリングノズル103、第2のサンプリングノズル104がノズル差し込み孔304から抜け出ると、回転駆動体303が逆方向に回転して遮へい機構301は閉じられる。
【0039】
なお、回転駆動体303に復帰用バネを備える構成を採用すると、回転駆動体303の励磁を切ることで、復帰用バネの付勢力により遮へい機構301を閉じることができる。回転駆動体303を逆回転させないので制御が簡単になる。
【0040】
停止手段に関して図5、図7を引用して述べる。
【0041】
この停止手段は、遮へい機構の開閉をサンプリングノズル挿入穴の開放状態、およびサンプリングノズル挿入穴の閉成状態に停止させる機能を提供する。
【0042】
停止手段は、ストッパー止め切欠き溝501と、ストッパー止め切欠き溝501に挿入される回転ストッパー502を有する。
【0043】
ストッパー止め切欠き溝501は、遮へい機構301の回転棒体302の径小部401に設けられる。このストッパー止め切欠き溝501は、図7に示すように、回転棒体302の回転方向でほぼ90°の範囲に亘って形成されている。
【0044】
ストッパー止め切欠き溝501内に挿入された回転ストッパー502は、ストッパー止め切欠き溝501の回転方向の両端壁部5011,5012に当接する。このため、回転棒体302の回転作動は90°の範囲に規制される。
【0045】
図7(a)は、遮へい機構301の開放状態を示す。図7(b)は、遮へい機構301の閉成状態を示す。
【0046】
遮へい機構301の開放状態では、回転ストッパー502が端壁部5011に当接し、回転棒体302がそれ以上、反時計方向に回らないように停止させられる。同様に、遮へい機構301の閉成状態では、回転ストッパー502が端壁部5012に当接し、回転棒体302がそれ以上、時計方向に回らないように停止させられる。
【0047】
このように、ストッパー止め切欠き溝501や回転ストッパー502を用いた停止手段で、回転作動する回転棒体302が適正な位置に停止させられるので、遮へい機構301の開放状態,閉成状態が適正に選択維持される。
【0048】
尚、上述した実施例では、試薬容器203から試薬をサンプリングする際に遮へい機構の回転棒体302に設けた複数のノズル差し込み孔304が一緒に開放するので、冷却効率が低下する。
【0049】
サンプリングが行なわれる位置のノズル差し込み孔が、その都度、独立して開放される遮へい機構することにより、試薬保冷庫内が外気と接触する時間が極力少なく抑えられ、冷却効率が高まる。
【0050】
また、この回転棒体を用いた回転式の遮へい機構は、回転棒体を回転させる構成であるので、遮へい板体をスライドさせるスライド式遮へい機構(図8)に比較してスペース効率が良く、スライド式遮へい機構に見られる格納スペースが不要のため断熱材の隙間が減ることで断熱効率が良い。
【0051】
また、遮へい板体を上方に上げるように回動させて開く遮へい機構(図9)と違い、開いた遮へい板体にサンプリングノズルなど他の機構が衝突する不具合が生じない。
【0052】
さらに回転棒体を用いた回転式の遮へい機構は、薄肉でない形状のため、結露が生じ難い。
【0053】
制御部のブロック回路に関し、図10を引用して説明する。
【0054】
ここでは、遮へい機構の制御に関して述べる。
【0055】
アクチュエータ601は、前述した回転駆動体303に相当する。センサ602は、開閉検知センサ401に相当する。センサ602の検知信号は入力回路603を介して制御部604に送られる。制御部604は、駆動回路605を介してアクチュエータ601の運転を制御する。
【0056】
自動分析装置の全体的な制御、分注機構の制御は制御部604とは別の全体制御部により制御される。
【0057】
分析動作の指示が全体制御部に制御部604に来ると、制御部604はアクチュエータ601を駆動させて遮へい機構301を開放させる。センサ602は遮へい機構301の開放状態を検知し、開放の検知信号は制御部604に送られる。
【0058】
制御部604は、その開放の検知信号を受けて、全体制御部に遮へい機構301が開放された情報信号を送ることで、全体制御部は分注機構にサンプルの分注作動を指示する。
【0059】
サンプルの分注が終了すると、全体制御部は制御部604に終了の情報信号を送る。この信号を受けた制御部604はアクチュエータ601に遮へい機構301が閉成駆動されるように制御する。
【0060】
遮へい機構に関する他の実施例について、図8、図9を引用して説明する。
【0061】
図8に示す遮へい機構701は、試薬保冷庫702に設けられる。この遮へい機構701は、厚い断熱層703を貫いて形成したサンプリングノズル挿入穴704を開け閉めするスライド遮へい板体705を有する。
【0062】
スライド遮へい板体705は、サンプリングノズル挿入穴704を横切る方向に進退作動する。スライドガイド706は断熱層703を切り欠いた空間部に設けられる。このスライドガイド706に沿って、スライド遮へい板体705は進退作動し、サンプリングノズル挿入穴704を開け閉めする。
【0063】
スライド遮へい板体705を進退作動させる駆動機構は図示されていないが、上述したアクチュエータを含む駆動源などが用いられる。
【0064】
このスライド遮へい板体705を用いる遮へい機構701は、スライド遮へい板体705を進退作動させる簡単な機構の構成になるメリットがある。
【0065】
図9に示す遮へい機構801は、試薬保冷庫802に設けられる。この遮へい機構801は、厚い断熱層803を貫いて形成したサンプリングノズル挿入穴804を開け閉めする回動式の遮へい板体805を有する。
【0066】
この遮へい板体805は、回動支点の反対側がサンプリングノズル挿入穴804に被さるように近づいたり、離間するように回転作動する。遮へい板体805を回動させる駆動機構は図示されていないが、上述したアクチュエータを含む駆動源などが用いられる。
【0067】
遮へい板体805を用いる遮へい機構801は、回動式の遮へい板体805を用いるだけなので、簡単な構成になるメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【0068】
【図1】本発明に係る自動分析装置の概要を示す図である。
【図2】本発明に係る自動分析装置の試薬保冷庫内に試薬容器が置かれた状態を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例に係るもので、試薬保冷庫の斜め上から見た斜視図である。
【図4】本発明の実施例に係るもので、試薬保冷庫を遮へい機構のところで断面した断面図である。
【図5】本発明の実施例に係るもので、遮へい機構の回転棒体を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施例に係るもので、遮へい機構の開放作動を検知する検知手段を示す図である。
【図7】本発明の実施例に係るもので、サンプリングノズル挿入穴の開放状態、および閉成状態に前記遮へい機構の作動を止める停止手段を示す図である。
【図8】本発明の他の実施例に係るもので、別の遮へい機構を示す図である。
【図9】本発明の他の実施例に係るもので、更なる別の遮へい機構を示す図である。
【図10】本発明の実施例に係るもので、制御部のブロック回路を示す図である。
【符号の説明】
【0069】
105…試薬保冷庫、203…試薬容器、109…サンプリングノズル挿入穴、103…第1のサンプリングノズル、104…第2のサンプリングノズル、301…遮へい機構、304…ノズル差し込み孔、302…回転棒体。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
試薬を保冷する試薬保冷庫と、前記試薬保冷庫に設けられたサンプリングノズル挿入穴に出入りして前記試薬を小出するサンプリングノズルが備わる試薬分注機構を有する自動分析装置において、
前記サンプリングノズル挿入穴を開け閉めする遮へい機構を備えたことを特徴とする自動分析装置。
【請求項2】
請求項1記載の自動分析装置において、
前記遮へい機構は、回転軸心方向に延在し、かつ回転軸心方向と交差する方向に貫かれたノズル差し込み孔が回転にともなって見え隠れする回転棒体を有することを特徴とする自動分析装置。
【請求項3】
請求項1または2記載の自動分析装置において、
前記試薬分注機構のサンプリングノズルが前記サンプリングノズル挿入穴に進入する際に、前記サンプリングノズル挿入穴が開かれるように前記遮へい機構を作動制御する制御部を備えたことを特徴とする自動分析装置。
【請求項4】
請求項1〜3の何れかに記載された自動分析装置において、
前記遮へい機構の開放作動、および閉成作動を検知する検知手段を有することを特徴とする自動分析装置。
【請求項5】
請求項1〜4の何れかに記載された自動分析装置において、
前記サンプリングノズル挿入穴が開かれた前記遮へい機構の開放状態、および前記サンプリングノズル挿入穴が閉じられた前記遮へい機構の閉成状態に遮へい機構を停止させる停止手段を有することを特徴とする自動分析装置。
【請求項6】
請求項1記載の自動分析装置において、
前記遮へい機構は、前記サンプリングノズル挿入穴を横切る方向に進退作動するスライド遮蔽板体を有することを特徴とする自動分析装置。
【請求項7】
請求項1記載の自動分析装置において、
前記遮へい機構は、回動支点の反対側が前記サンプリングノズル挿入穴に被さるように近づいたり、離間するように回転作動する遮蔽板体を有することを特徴とする自動分析装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−145291(P2009−145291A)
【公開日】平成21年7月2日(2009.7.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−325739(P2007−325739)
【出願日】平成19年12月18日(2007.12.18)
【出願人】(501387839)株式会社日立ハイテクノロジーズ (4,325)
【Fターム(参考)】