説明

自動列車運転装置および自動列車運転方法

【課題】列車速度が運転曲線に対して乖離した場合であっても、列車の運転時分への影響を軽減することが可能な自動列車運転装置および自動列車運転方法を得る。
【解決手段】運転曲線23として、運転計画に沿った通常運転曲線41と、運転計画からの運転遅延を回復させる回復運転曲線42とが設定され、運転曲線23から得られる目標速度24に列車速度26を追従させる自動列車運転装置21において、通常運転曲線41から得られる目標速度24に追従する運転を行っている列車20の列車速度26が、目標速度24を下回り、かつ、所定の速度差が生じた場合、運転曲線41を、通常運転曲線41から回復運転曲線42に切替え、回復運転曲線42から得られる目標速度24に列車速度26を追従させる運転曲線切替部12を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動列車運転装置および自動列車運転方法に関し、特に、列車の駅間走行中における異常を探知し、異常が発生した際には運転曲線を切り換える機能を有した自動列車運転装置および自動列車運転方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の自動列車運転装置は、運転計画に沿った標準走行パターン(以下「通常運転曲線」と称する)と、運転計画からの運転遅延を回復させる複数個の修正走行パターン(以下「回復運転曲線」と称する)とを備え、ダイヤとの差異が生じたときには、必要とする修正時間を加味して、上記複数個の回復運転曲線から最適のものを選択し、力行制御装置またはブレーキ装置に、所定の信号を与えて制御するようにしている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開昭57−36505号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に示される従来の技術は、一の駅に列車が停車しているときにダイヤを照合し、当該ダイヤに対応した運転曲線を選択して、選択した運転曲線に列車速度を追従させることは可能であるが、当該列車が一の駅から他の駅に向かって走行している間に、何らかの異常(例えば、乗務員がブレーキ操作を行った)の発生によって、列車速度が運転曲線に対して乖離した場合には、列車の運転時分に影響を与えてしまうという課題があった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、列車速度が運転曲線に対して乖離した場合であっても、列車の運転時分への影響を軽減することが可能な自動列車運転装置および自動列車運転方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、運転曲線として、前記運転計画に沿った通常運転曲線と、前記運転計画からの運転遅延を回復させる回復運転曲線とが設定され、運転曲線から得られる目標速度に列車速度を追従させる自動列車運転装置において、前記通常運転曲線から得られる第1の目標速度に追従する運転を行っている前記列車の列車速度が、前記第1の目標速度を下回り、かつ、所定の速度差が生じた場合、前記運転曲線を、前記通常運転曲線から前記回復運転曲線に切替え、前記回復運転曲線から得られる第2の目標速度に前記列車速度を追従させる運転曲線切替部を有すること、を特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
この発明によれば、追従対象の運転曲線を、通常運転曲線から回復運転曲線あるいは回復運転曲線から通常運転曲線に変更するようにしたので、列車速度が運転曲線に対して乖離した場合であっても、列車の運転時分への影響を軽減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】図1は、本発明の実施の形態にかかる自動列車運転装置の構成を示す図である。
【図2】図2は、列車速度が通常運転曲線に対して乖離したときの動作を説明するための図である。
【図3】図3は、列車速度が回復運転曲線に対して乖離したときの動作を説明するための図である。
【図4】図4は、運転曲線の変更を決定するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明にかかる自動列車運転装置および自動列車運転方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0010】
実施の形態.
図1は、本発明の実施の形態にかかる自動列車運転装置の構成を示す図であり、図2は、列車速度が通常運転曲線に対して乖離したときの動作を説明するための図であり、図3は、列車速度が回復運転曲線に対して乖離したときの動作を説明するための図である。
【0011】
図1において、列車20には、自動列車制御装置5、列車走行位置認識装置6、列車制動装置9、列車推進装置10、および自動列車運転装置21が搭載されている。
【0012】
自動列車運転装置21は、主たる構成として、通常運転曲線記憶部1、回復運転曲線記憶部2、列車速度計測部8、および運転曲線切替部12を有して構成されている。また、運転曲線切替部12は、運転曲線選択部3、列車目標速度設定部4、列車速度制御部7、および目標速度差検知部11を有して構成されている。
【0013】
通常運転曲線記憶部1には、通常運転曲線(以下単に「通常曲線」と称する)41が記憶され、回復運転曲線記憶装置2には、回復運転曲線(以下単に「回復曲線」と称する)42が記憶されており、これらの運転曲線は、運転曲線選択部(以下単に「選択部」と称する)3によって選択される。選択部3は、後述する目標速度差検知部(以下単に「検知部」と称する)11によって制御される。
【0014】
列車目標速度設定部(以下単に「設定部」と称する)4は、選択部3で選択された運転曲線23と、自動列車制御装置5から出力された制限速度40と、列車走行位置認識装置6から出力された列車の現在位置25とに基づいて、列車20の目標速度24を決定する。
【0015】
列車速度制御部(以下単に「制御部」と称する)7は、設定部4から出力された目標速度24と、列車速度計測部8から出力された現在の列車速度26とに基づいて、列車速度26が目標速度24に追従するためのノッチ情報27を、列車制動装置9および列車推進装置10に対して出力する。
【0016】
以下、各部の動作をより詳細に説明すると、検知部11は、列車速度計測部8が出力する列車速度26と、設定部4が出力する目標速度24とを比較し、所定の速度差を検知する。
【0017】
通常曲線41が選択されている場合、選択部3は、速度差情報28に基づいて回復曲線42を選択し、運転曲線(運転曲線情報)23として出力する。また、設定部4は、運転曲線23に従って目標速度(目標速度情報)24を出力し、制御部7は、目標速度24に列車速度26が追従するようにノッチ情報27を出力する。
【0018】
回復曲線42が選択されている場合、選択部3は、速度差情報28に基づいて通常曲線41を選択し、運転曲線(運転曲線情報)23として出力する。また、設定部4は、運転曲線23に従って目標速度(目標速度情報)24を出力し、制御部7は、目標速度24に列車速度26が追従するようにノッチ情報27を出力する。
【0019】
以下、運転曲線の具体例を用いて自動列車運転装置21の動作を説明する。図2および図3において、列車20が出発駅30から到着駅(到着地)31まで走行する場合、自動列車運転装置21には、図に示される制限速度40の速度を越えない範囲で、通常曲線41および回復曲線42が設定される。これらの曲線は、各区間毎に設定されているものとする。
【0020】
(通常運転曲線から回復運転曲線)
図2において、列車20が出発駅30を出発し、列車速度26が通常曲線41に追従している場合において(A)、何らかの原因(例えば、乗務員がブレーキ操作を行った場合)によって、図2に示される異常発生地点50付近で列車20が減速し、列車速度26が通常曲線41から減速方向に乖離したとする(B)。このとき、検知部11は、選択部3に対して、速度差情報28を出力し、選択部3は、速度差情報28に基づいて回復曲線42に変更する(C)。
【0021】
設定部4は、運転曲線23(回復曲線42)に従って、目標速度24を出力し、制御部7は、目標速度24に列車速度26が追従するようにノッチ情報27を出力する。列車制動装置9または列車推進装置10は、ノッチ情報27に基づいて列車速度26を目標速度24に追従させる。
【0022】
すなわち、運転曲線切替部12は、通常曲線41から得られる目標速度(第1の目標速度)24に追従する運転を行っている列車20の列車速度26が、第1の目標速度を下回り、かつ、所定の速度差が生じた場合、運転曲線24を、通常曲線41から回復曲線42に切替え、回復曲線42から得られる目標速度(第2の目標速度)24に列車速度26を追従させる。
【0023】
これらの動作を具体例で説明すると、例えば、制限速度40が75km/h、回復曲線42の定速時の速度が72km/h、通常曲線41の定速時の速度が70km/hである場合、異常発生地点50付近で列車速度26が、例えば、2km/h程度減少したときに、選択部3は、通常曲線41から回復曲線42に切替える。
【0024】
なお、上記(B)の説明では、列車20が減速した場合として説明しているが、減速した場合に限定されるものではなく、例えば、列車速度26が加速しているが通常曲線41から若干乖離した状態も含むものとする。
【0025】
(回復運転曲線から通常運転曲線)
図3において、列車20が回復曲線42に追従して走行している場合において(A)、何らかの原因によって、異常発生地点51付近で列車20が加速し、列車速度26が、回復曲線42から加速方向に乖離したとき(B)、検知部11は、選択部3に対して、速度差情報28を出力し、選択部3は、速度差情報28に基づいて通常曲線41に変更する(C)。
【0026】
設定部4は、新たな運転曲線23(通常曲線41)に従って目標速度24を出力し、制御部7は、目標速度24に列車速度26が追従するようにノッチ情報27を出力する。列車制動装置9または列車推進装置10は、ノッチ情報27に基づいて列車速度26を目標速度24に追従させる。
【0027】
すなわち、運転曲線切替部12は、回復曲線42から得られる目標速度(第1の目標速度)24に追従する運転を行っている列車20の列車速度26が、第1の目標速度を上回り、かつ、所定の速度差が生じた場合、運転曲線24を、回復曲線42から通常曲線41に切替え、通常曲線41から得られる目標速度(第2の目標速度)24に列車速度26を追従させる。
【0028】
これらの動作を具体例で説明すると、例えば、制限速度40が75km/h、回復曲線42の定速時の速度が72km/h、通常曲線41の定速時の速度が70km/hである場合、異常発生地点51付近で列車速度26が、例えば、2km/h程度増加したとき、選択部3は、回復曲線42から通常曲線41に切替える。
【0029】
このように、列車速度26が、追従中の運転曲線23から乖離したことによって、到着駅31への到着時間が変わる可能性がある場合、自動列車運転装置21は、列車20の加減速による乗り心地悪化への配慮から、運転曲線23の切替を繰り返すことなく、運転時分への影響を軽減することが可能である。
【0030】
すなわち、選択部3は、出発駅30から到着駅31までの区間で、通常曲線41から回復曲線42への切替えと回復曲線42から通常曲線41への切替えとを、何れかのみに制限する。
【0031】
図4は、運転曲線23の変更を決定するフローチャートである。検知部11は、列車速度26と目標速度24とを比較し、列車20が走行中であり、かつ、列車速度26が目標速度24から乖離したと判断した場合(ステップS10,Yes)、列車速度26が、通常曲線41に追従しているか回復曲線42に追従しているかを判断する。
【0032】
列車速度26が通常曲線41に追従している場合(ステップS11,Yes)、検知部11は、選択部3に対して速度差情報28を出力し、選択部3は、速度差情報28に基づいて回復曲線42に変更する(ステップS12)。
【0033】
ステップS11において、列車速度26が回復曲線42に追従している場合(ステップS11,No)、検知部11は、選択部3に対して速度差情報28を出力し、選択部3は、速度差情報28に基づいて通常曲線41に変更する(ステップS13)。
【0034】
ステップS10において、列車速度26が目標速度24から乖離していないと判断した場合(ステップS10,No)、検知部11は待機状態となる。
【0035】
なお、上記の動作説明において、列車速度26の速度差として、2km/hを用いて説明したが、これに限定されるものではなく、2km/h以外の任意の速度差を用いてもよい。
【0036】
また、検知部11は、目標速度24の変更条件として、例えば、路線の高低差あるいは勾配といった路線データを考慮して、運転曲線23を変更させるように構成してもよい。例えば、上り坂を通常曲線41にて走行中の列車20は、運転時分を短縮し難い状況であるため、この場合、検知部11は、自動列車運転装置21に予め記録されている路線データと、キロ程と、列車速度26とに応じて、運転曲線23を回復曲線42に変更する。また、下り坂を通常曲線41にて走行中の列車20に対しては、上述同様に、検知部11は、運転曲線23を通常曲線41に変更する。このように、本実施の形態にかかる自動列車運転装置21は、路線データを持つことによって、外乱と路線データとを組み合わせて、運転曲線23を変更させることも可能である。
【0037】
なお、図2および図3では、列車20が出発駅30を出発してから到着駅31に到着するまでにおける運転曲線23の切替に関して説明しているが、例えば、到着駅31から他の駅までの間(図示せず)に、列車20から出発駅30までにおける運転曲線23の変更動作を引き継ぐことも可能である。すなわち、選択部3は、図2に示される一の区間における到着駅(到着地)31の到着時刻が遅延している場合、次区間以降で前記回復曲線42を選択する。
【0038】
以上に説明したように、本実施の形態にかかる自動列車運転装置21は、列車20が運転曲線23に追従しながら駅間を走行している際に、何らかの異常発生により、選択中の運転曲線23に対して列車速度26が乖離した場合、通常曲線41から回復曲線42、あるいは回復曲線42から通常曲線41に変更するようにしたので、列車20の運転時分への影響を軽減することが可能である。また、回復運転時に、列車速度26が回復運転曲線を上回った場合には、即座に通常曲線41に変更されるため、無駄な力行が抑制され、省エネルギー化を実現することができる。
【産業上の利用可能性】
【0039】
以上のように、本発明は、列車の駅間走行中における異常を探知し、異常が発生した際には運転曲線を切り換える機能を有した自動列車運転装置および自動列車運転方法に適用可能であり、特に、列車の運転時分への影響を軽減することが可能な発明として有用である。
【符号の説明】
【0040】
1 通常運転曲線記憶部
2 回復運転曲線記憶部
3 運転曲線選択部
4 列車目標速度設定部
5 自動列車制御装置
6 列車走行位置認識装置
7 列車速度制御部
8 列車速度計測部
9 列車制動装置
10 列車推進装置
11 目標速度差検知部
12 運転曲線切替部
20 列車
21 自動列車運転装置
23 運転曲線
24 目標速度(第1の目標速度,第2の目標速度)
25 現在位置
26 列車速度
27 ノッチ情報
28 速度差情報
30 出発駅
31 到着駅(到着地)
40 制限速度
41 通常運転曲線
42 回復運転曲線
50,51 異常発生地点

【特許請求の範囲】
【請求項1】
運転曲線として、運転計画に沿った通常運転曲線と、前記運転計画からの運転遅延を回復させる回復運転曲線とが設定され、前記運転曲線から得られる目標速度に列車速度を追従させる自動列車運転装置であって、
前記通常運転曲線から得られる第1の目標速度に追従する運転を行っている前記列車の列車速度が、前記第1の目標速度を下回り、かつ、所定の速度差が生じた場合、前記運転曲線を、前記通常運転曲線から前記回復運転曲線に切替え、前記回復運転曲線から得られる第2の目標速度に前記列車速度を追従させる運転曲線切替部を有すること、
を特徴とする自動列車運転装置。
【請求項2】
運転曲線として、運転計画に沿った通常運転曲線と、前記運転計画からの運転遅延を回復させる回復運転曲線とが設定され、前記運転曲線から得られる目標速度に列車速度を追従させる自動列車運転装置であって、
前記回復運転曲線から得られる第1の目標速度に追従する運転を行っている前記列車の列車速度が、前記第1の目標速度を上回り、かつ、所定の速度差が生じた場合、前記運転曲線を、前記回復運転曲線から前記通常運転曲線に切替え、前記通常運転曲線から得られる第2の目標速度に前記列車速度を追従させる運転曲線切替部を有すること、
を特徴とする自動列車運転装置。
【請求項3】
前記運転曲線切替部は、
前記列車速度と前記目標速度との速度差を検知する目標速度差検知部と、
前記目標速度差検知部からの速度差情報に応じて、前記通常運転曲線または前記回復運転曲線を選択する運転曲線選択部と、
前記運転曲線選択部によって選択された運転曲線に基づいて、前記目標速度を設定する列車目標速度設定部と、
前記列車目標速度設定部からの目標速度情報に基づいて、前記列車速度を制御する列車速度制御部と、
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の自動列車運転装置。
【請求項4】
前記運転曲線選択部は、前記通常運転曲線から前記回復運転曲線への切替えと前記回復運転曲線から前記通常運転曲線への切替えとを、何れかの切替のみに制限することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の自動列車運転装置。
【請求項5】
前記運転曲線選択部は、一の区間における到着地の到着時刻が遅延している場合、次区間以降の運転曲線として前記回復運転曲線を選択することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の自動列車運転装置。
【請求項6】
運転曲線として、運転計画に沿った通常運転曲線と、前記運転計画からの運転遅延を回復させる回復運転曲線とが設定され、前記運転曲線から得られる目標速度に列車速度を追従させる自動列車運転方法であって、
前記通常運転曲線から得られる第1の目標速度に追従する運転を行っている前記列車の列車速度を計測する速度計測ステップと、
前記速度計測ステップで計測された前記列車速度が、前記第1の目標速度を下回り、かつ、所定の速度差が生じたことを検知する目標速度差検知ステップと、
前記目標速度差検知ステップからの速度差情報に基づいて、前記回復運転曲線を選択する運転曲線選択ステップと、
前記運転曲線選択ステップで選択された回復運転曲線から得られる第2の目標速度を設定する列車目標速度設定ステップと、
前記列車目標速度設定ステップからの第2の目標速度情報に基づいて、前記列車速度を制御する列車速度制御ステップと、
を含むことを特徴とする自動列車運転方法。
【請求項7】
運転曲線として、運転計画に沿った通常運転曲線と、前記運転計画からの運転遅延を回復させる回復運転曲線とが設定され、前記運転曲線から得られる目標速度に列車速度を追従させる自動列車運転方法であって、
前記回復運転曲線から得られる第1の目標速度に追従する運転を行っている前記列車の列車速度を計測する速度計測ステップと、
前記速度計測ステップで計測された前記列車速度が、前記第1の目標速度を上回り、かつ、所定の速度差が生じたことを検知する目標速度差検知ステップと、
前記目標速度差検知ステップからの速度差情報に基づいて、前記通常運転曲線を選択する運転曲線選択ステップと、
前記運転曲線選択ステップで選択された通常運転曲線から得られる第2の目標速度を設定する列車目標速度設定ステップと、
前記列車目標速度設定ステップからの第2の目標速度情報に基づいて、前記列車速度を制御する列車速度制御ステップと、
を含むことを特徴とする自動列車運転方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−24343(P2011−24343A)
【公開日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−166935(P2009−166935)
【出願日】平成21年7月15日(2009.7.15)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】