説明

自動遠心分離装置

【課題】低エネルギーで運転でき、且つ運転安定性の優れた自動遠心分離装置を提供すること。
【解決手段】回転体と、該回転体を収納し検体の搬入及び搬出用の開口部を有する回転体室5と、該回転体室5上面の開口部の両側に設置されたレール9と、該レール9上を水平に移動して前記開口部を塞ぐドア4と、前記回転体室5と前記ドア4を密封するためのパッキン10と、前記回転体室5を冷却する冷凍機と、検体を搬送し前記ドア4の開閉を行う搬送手段3を備える自動遠心分離装置において、前記ドア4の底部に設けられた凸部12と、該ドア4の上下移動機構を設け、前記搬送手段3によって前記ドア4を上から押圧する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、医学・農学・薬学・理学等の分野で細胞・核酸等の有用物質の分離において、低エネルギーで安定した遠心運転を可能とした自動遠心分離装置に関するものである。その中でも、特に回転体室上部の開口部を自動で開閉するスライド機構を有する自動遠心分離装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動遠心分離装置は、検体を遠心することにより分離する回転体、該回転体を収納し上面に検体を搬入及び搬出するための開口部を有する回転体室、回転体室上面の開口部を塞ぐための開閉自在なドア、回転体室を冷却することにより回転体内の検体を冷却する冷凍機、検体を回転体に搬送し、且つ、ドアの開閉及び遠心中のドアを固定するための搬送手段等から構成されている。
【0003】
従来の自動遠心分離装置では、装置の省スペース化、回転体室上部を移動する搬送手段との干渉回避、ドア部で独立して開閉を行うとコストが掛かる等の理由から、特許文献1に示すように、回転体室上面のレール上を水平方向にスライド可能なドアを配置し、搬送手段がドアを移動させることによって回転体室上面の開口部を開閉するスライドドア方式が採用されている。回転体室開口部の外周には、ドアを閉じたときにドアと回転体室の隙間から空気が漏れないようパッキンが設けられている。又、レールにはドアを閉じる位置では下方に移動するように傾斜が設けられていて、ドアを閉じるときにドアがレールの傾斜に沿って斜め下方向に平行移動する。更に、遠心運転中は搬送手段がドアの上面を押え、ドアとパッキンを接触させることにより回転体室を密封している。
【0004】
自動遠心分離装置では、遠心運転時に回転体が回転室内の空気を攪拌することにより、空気による摩擦回転損失(以下、「風損」と称する)が発生する。風損は、自動遠心分離装置において最も大きなエネルギー損失であり、摩擦熱による回転体の温度を上昇させる原因にもなる。又、風損は回転体及び回転体室内に凹凸があると増加するため、回転体及び回転体室を凹凸の無い形状にする必要がある。
【0005】
上述した従来の技術では、ドアを閉じたときに、ドアは開口部外周に設けられたパッキン上に載るため、ドアと回転体室との間に段差が生じる。この段差により風損が増加し、回転体駆動モータの出力不足や検体の冷却効率低下の原因となる。又、この段差は回転体が回転する際の風切音を増加させ騒音の原因となる。更には、風損が増加すると回転室内の風圧が上昇し、ドアを浮き上がらせる力が増すことから回転体室の密封性が損なわれ、空気の流出の原因となる。空気の流出は騒音の増加や冷却効率の低下等の原因となるばかりか、空気が流出すると回転体室内の圧力が急激に変動し、回転体室内の回転体に不安定な力が加わる。これにより、回転体が異常振動を起こし、更には回転体の回転体軸折損、回転体の離脱等の重大な事故が発生する場合がある。
【0006】
【特許文献1】特開平11−262685号公報(図1及び図2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述したように、回転体室とドアの間に生じる段差により、風損、騒音、回転体の不安定な運転等の問題がある。
【0008】
これに対応するためにドアの底部に凸部を設け、ドアを閉じたときに検体の搬入・搬出口を塞ぐことにより段差を無くす方法を検討した。
【0009】
しかし、スライドドア底部に凸部を設けると、ドア開閉動作中にドアが回転体室上面及びパッキンと干渉しないよう、レールを高くしなければならない。このため、ドアを閉じる時においてドアは下方向における移動量が増加する。
【0010】
又、ドアはこれを閉じるときにレールの傾斜部に沿って平行移動するため、回転体室及びパッキンと干渉することなく開口部をなるべく多く塞ごうとすると、レールの傾斜を急にしなければならない。このため、ドアを閉じるときにおいて、ドアの移動角度が急になる。
【0011】
上述した理由から、従来のスライド方式だけではスライドドアの開閉が円滑に行えない問題がある。
【0012】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、低エネルギーで運転でき、且つ、運転安定性の優れた自動遠心分離装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、回転体と、該回転体を収納し検体の搬入及び搬出用の開口部を有する回転体室と、該回転体室上面の開口部の両側に設置されたレールと、該レール上を水平に移動して前記開口部を塞ぐドアと、前記回転体室と前記ドアを密封するためのパッキンと、前記回転体室を冷却する冷凍機と、検体を搬送し前記ドアの開閉を行う搬送手段を備える自動遠心分離装置において、前記ドアの底部に設けられた凸部と、該ドアの上下移動機構を設け、前記搬送手段によって前記ドアを上から押圧することを特徴とする。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記上下移動機構を前記ドアに設けたことを特徴とする。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記上下移動機構を前記レールに設けらたことを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記上下移動機構は、前記回転体室上面にばねを介して支持される支持板を備えることを特徴とする。
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記ドアをばねによって支持したことを特徴とする。
【0018】
請求項6記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記レールをばねによって支持したことを特徴とする。
【0019】
請求項7記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記上下移動機構をドア凸部、ばね、シャフト及び天板によって構成したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0020】
本発明によれば、低エネルギーで運転でき、且つ、運転安定性の優れた自動遠心分離装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0022】
図1は本発明に係る自動遠心分離装置の斜視図、図2は同自動遠心分離装置上部の一部断面図である。
【0023】
図示の自動遠心分離装置1は、回転体2、搬送手段3、ドア4、上面に開口部7を有する回転体室5、冷凍機6、操作部8等で構成され、不図示の制御部によって制御される。又、詳細は図示していないが、自動遠心分離装置1は、他の装置と通信回線で制御可能なように接続されている。
【0024】
回転体2は、回転することにより遠心して検体の分離を行う。
【0025】
搬送手段3は、不図示のモータの駆動により上下・左右方向に移動し、検体の保持・開放を行い、検体を不図示の検体受け渡し場所と回転体室5内の回転体2との間で搬送する。尚、検体の受け渡し場所は他の装置内でも自動遠心分離装置1内の何れにあっても良い。又、搬送手段3は、ドア4の開閉及び遠心時におけるドア4の固定を行っている。
【0026】
冷凍機6は、不図示の制御部からのON・OFF制御により遠心する検体の温度制御を行う。
【0027】
図3はドア4の斜視図であり、図示のようにドア4にはローラ11が取り付けられている。又、ドア4は、そ底部に凸部12を有している。
【0028】
次に、自動遠心分離装置1の具体的な動作例について説明する。
【0029】
他の装置より第1の指令が発せられると、自動遠心分離装置1は、搬送手段3を駆動し、ドア4をスライドさせて回転体室5の開口部7を開放し、他の装置に対して指令完了信号を送信する。すると、他の装置では、検体を検体受け渡し場所にセットし、第2の指令を送信する。
【0030】
自動遠心分離装置1側では、搬送手段3を用いて検体を検体受け渡し場所から回転体室5内の回転体2に搬送して第2の指令の完了を送信する。当該第2の指令に伴う動作を偶数回繰り返して回転体2内のバランスを保つ。
【0031】
他の装置から第3の指令が発せられると、自動遠心分離装置1は、搬送手段3を駆動して回転体室5の開口部7を閉鎖する。開口部7の閉鎖後、搬送手段3は、ドア4の上面中央部に移動してドア4を押さえる。このとき、搬送手段3は、ドア4の凸部12の底面と回転体室5の開口部7と段差が解消される位置まで下方に移動してドア4を押さえる。次に、他の装置から既に発せられた第3の指令での運転条件(回転速度、遠心速度、設定温度)に従って遠心を開始する。そして、遠心が終了すると、自動遠心分離装置1は、搬送手段3を移動させて回転体室5の開口部7を開放し、第3指令完了を送信する。
【0032】
他の装置からの第4指令が発せられると、自動遠心分離装置1は、搬送手段3を用いて回転体室5内の回転体2から検体を検体受け渡し場所に搬送し、他の装置に対して第4指令完了を送信する。
【0033】
他の装置では、検体を検体受け渡し場所から搬出する。当該第4指令を偶数回繰り返して自動遠心分離装置1側の全検体を処理する。
【0034】
<実施の形態1>
次に、本発明の実施の形態1として、ばね13を介した支持板14によりドア4を上下に移動させる機構を図4及び図5に基づいて説明する。
【0035】
図4はドア4部の構造を示す斜視図である。
【0036】
回転体室5の上面には検体の搬入及び搬出口である開口部7が形成されており、この開口部7の両側にはレール9が取り付けられている。又、開口部7の周縁には、遠心中に空気が漏れないよう、パッキン10が取り付られている。更に、ドア4が開口部7の上にある位置では、該ドア4が上下に移動できるよう、回転体室5上面の4箇所(ドア4の4つのローラ11が位置する箇所)にはばね13を介して支持板14が弾性支持されている。これらの支持板14は、レール9と同じ高さに設置されている。これは、搬送手段3によるドア4の開閉動作を円滑に行うためである。4つのローラ11は、ドア4に回転自在に軸支されており、レール9及び支持板14の上面を移動する。
【0037】
図5は遠心中におけるドア4の状態を示す断面図である。
【0038】
ドア4が開口部7の上に位置するときには、該ドア4のローラ11は、ばね13を介した支持板14に支持されている。ドア4は、その上面を搬送手段3により下方へ押えられ、ばね13の圧縮により下降する。搬送手段3は、ドア4の凸部12の底面と回転体室5の段差が解消される位置までドア4を押し下げる。このとき、パッキン10は、ドア4と接触し、回転体室5は密封される。これにより、回転体室5の開口部7はドア4によって塞がれ、回転体室5内の上面とドア4の凸部12の面が略同一面となり、回転体室5内の凹凸を無くすことができ、遠心時に回転体室5内で発生する空気の攪拌に伴う風損を最小限に抑えることができる。
【0039】
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2としてのドア上下移動機構を図6及び図7に基づいて説明する。
【0040】
図6はドア4部の構造を示す斜視図である。
【0041】
回転体室5の上面には検体の搬入及び搬出口である開口部7が形成されており、この開口部7の両側にはレール9が取り付けられている。又、開口部7の周縁には、遠心中に空気が漏れないよう、パッキン10が取り付られている。
【0042】
ドア4のコーナー部の4箇所には不図示の貫通孔が形成されており、これらの貫通孔にはシャフト15が上下動可能に挿入されている。各シャフト15の下端にはローラ11が取り付けられており、シャフト15の外周にはばね13が巻装されている。そして、ドア4は、ばね13に支持されており、上下方向への移動が可能となっている。又、ローラ11はレール9の上面を移動する。
【0043】
図7は遠心中におけるドア4の状態を示す断面図である。
【0044】
ドア4は、開口部7の上の位置において、上面を搬送手段3により押えられ、ばね13の圧縮により下降する。搬送手段3は、ドア4の凸部12の底面と回転体室5の段差が解消される位置までドア4を押し下げる。このとき、パッキン10はドア4と接触し、回転体室5は密封される。これにより、回転体室5の開口部7はドア4によって塞がれ、回転体室5内の上面とドア4の凸部12の面が略同一面となり、回転体室5内の凹凸を無くすことができ、遠心時に回転体室5内で発生する空気の攪拌に伴う風損を最小限に抑えることができる。
【0045】
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3として、ドア4の凸部12の上下移動機構を図8及び図9に基づいて説明する。
【0046】
図8はドア4部の構造を示す斜視図である。
【0047】
回転体室5の上面には検体の搬入及び搬出口である開口部7が形成されており、この開口部7の両側にはレール9が取り付けられている。又、開口部7の周縁には、遠心中に空気が漏れないよう、パッキン10が取り付られている。4つのローラ11は、ドア4に回転自在に軸支されていてレール9の上面を移動する。
【0048】
図9は遠心中におけるドアの状態を示す断面図である。
【0049】
ドア4の4箇所には不図示の貫通孔が形成されており、これらの貫通孔にはシャフト15が上下動自在に挿入されている。各シャフト15は、2段を成す天板16と凸部12を連結しており、各シャフト15の外周には、ドア4と天板16に縮装されたばね13が巻装されている。天板16は、ばね13により支持されており、シャフト15及び凸部12と共に上下に移動可能となっている。
【0050】
ドア4が開口部7の上に位置する状態において、天板16の上面が搬送手段3によって下方へと押圧されると、ばね13の圧縮力によってドア4が下方へ押圧されるとともに、天板16に固定されているシャフト15と凸部12が下降する。搬送手段3は、凸部12の底面と回転体室5の段差が解消される位置まで下降する。このとき、パッキン10は、凸部12と接触し、回転体室5は密封される。これにより、回転体室5の開口部7はドア4によって塞がれ、回転体室5内の上面とドア4の凸部12の面が略同一面となり、回転体室5内の凹凸を無くすことができ、遠心時に回転体室5内で発生する空気の攪拌に伴う風損を最小限に抑えることができる。
【0051】
<実施の形態4>
次に、本発明の実施の形態4としてのレール9の上下移動機構を図10及び図11に基づいて説明する。
【0052】
図10はドア4部の構造を示す斜視図である。
【0053】
回転体室5の上面には検体の搬入及び搬出口である開口部7が形成されており、開口部7の周縁には遠心中に空気が漏れないようパッキン10が取り付られている。又、開口部7の両側にはレール9が取り付けられており、レール9は回転体室5に取り付けられたばね13により弾性支持され、上下方向に移動が可能となっている。ドア4には4つのローラ11が軸支されており、各ローラ11はレール9上を移動する。
【0054】
図11は遠心中におけるドア4の状態を示す断面図である。
【0055】
ドア4が開口部7の上に位置する状態において、ドア4は上面を搬送手段3により押えられ、ばね13の圧縮に伴ってレール9と共に下降する。搬送手段3は、ドア4の凸部12の底面と回転体室5の段差が解消される位置まで下降する。このとき、パッキン10はドア4と接触し、回転体室5はパッキン10によって密封される。これにより、回転体室5の開口部7が塞がれ、回転体室5内の上面とドア4の凸部12の面が略同一面となり、回転体室5内の凹凸を無くすことができ、遠心時に回転体室5内で発生する空気の攪拌に伴う風損を最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】本発明に係る自動遠心分離装置の斜視図である。
【図2】本発明に係る自動遠心分離装置要部の断面図である。
【図3】本発明に係る自動遠心分離装置のドアの斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態1を示すばねを介した支持板によりドアが上下に移動する機構の斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態1を示すばねを介した支持板によりドアが上下に移動する機構の断面図である。
【図6】本発明の実施の形態2を示すドア上下移動機構の斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態2を示すドア上下移動機構の断面図である。
【図8】本発明の実施の形態3を示すドア凸部上下移動機構の斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態3を示すドア凸部上下移動機構の断面図である。
【図10】本発明の実施の形態4を示すレール上下移動機構の斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態4を示すレール上下移動機構の断面図である。
【符号の説明】
【0057】
1 自動遠心分離装置
2 回転体
3 搬送手段
4 ドア
5 回転体室
6 冷凍機
7 回転体室開口部
8 操作部
9 レール
10 パッキン
11 ローラ
12 ドア凸部
13 ばね
14 支持板
15 シャフト
16 天板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転体と、該回転体を収納し検体の搬入及び搬出用の開口部を有する回転体室と、該回転体室上面の開口部の両側に設置されたレールと、該レール上を水平に移動して前記開口部を塞ぐドアと、前記回転体室と前記ドアを密封するためのパッキンと、前記回転体室を冷却する冷凍機と、検体を搬送し前記ドアの開閉を行う搬送手段を備える自動遠心分離装置において、
前記ドアの底部に設けられた凸部と、該ドアの上下移動機構を設け、前記搬送手段によって前記ドアを上から押圧することを特徴とする自動遠心分離装置。
【請求項2】
前記上下移動機構を前記ドアに設けたことを特徴とする請求項1記載の自動遠心分離装置。
【請求項3】
前記上下移動機構を前記レールに設けらたことを特徴とする請求項1記載の自動遠心分離装置。
【請求項4】
前記上下移動機構は、前記回転体室上面にばねを介して支持される支持板を備えることを特徴とする請求項1記載の自動遠心分離装置。
【請求項5】
前記ドアをばねによって支持したことを特徴とする請求項2記載の自動遠心分離装置。
【請求項6】
前記レールをばねによって支持したことを特徴とする請求項3記載の自動遠心分離装置。
【請求項7】
前記上下移動機構をドア凸部、ばね、シャフト及び天板によって構成したことを特徴とする請求項1記載の自動遠心分離装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate


【公開番号】特開2006−142181(P2006−142181A)
【公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−334449(P2004−334449)
【出願日】平成16年11月18日(2004.11.18)
【出願人】(000005094)日立工機株式会社 (1,861)
【Fターム(参考)】