説明

荷役装置

【課題】積み荷を収容する箱体内に設けて荷の排出を行う荷役装置として、シリンダーにより前後動可能とした床板を配置し、この床板上に、係止時には床板のみが移動し、移動時には床板とともに移動する可動隔壁を設けた荷役装置において、積み荷の排出状況を見ていなくとも、可動隔壁が排出口付近に到達し、荷降ろし作業が終了したことを容易に確認でき、排出時間の短縮にもつながる荷役装置を提供する。
【解決手段】可動隔壁12または箱体10内に箱体10の排出口11の近傍位置の検出手段としてリミットスイッチ35を設け、箱体10の外側側部にまたは適宜位置にこのリミットスイッチ35の検出出力により作動する報知器としてブザーまたはランプを設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷の輸送に使用するトラック荷台や、トレーラーに搭載され荷の輸送に使用するコンテナなどに設け、積込まれた荷の荷降ろし作業を機械化して、ダンプアップさせることなく積込まれた荷の荷降ろし作業を行える荷役装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
ダンプアップをさせることなく荷降ろしが行えることで、これまで困難だった大型トレーラーでの大量輸送が可能となり、コストの削減につながる。
【0003】
また、ダンプアップしないので、天井の低い倉庫内でも、屋外でも、安全性の高い荷降ろしが可能であり、ダンプアップせず、手前から順に荷降ろしをするので、積み方の工夫で分割収納も可能となる。
【0004】
このようにトラック荷台やコンテナなどに設ける荷役装置で、ダンプアップをさせることなく荷降ろしが行えるものであり、しかも、積込まれた荷の荷降ろし作業を機械化することができ、人手での荷降ろしという重作業をなくすことができ、これにより、作業者の高齢化、及び作業効率の向上にも対応できる荷役装置として下記の特許文献のものがある。
【特許文献1】特開2003−160236(荷役装置付きコンテナ)
【0005】
これは、図7、図8に示すように、図中10はコンテナ外殻である箱体を示し、前端板10a、側板10b等からなるもので、この箱体10の後端を排出口11としている。また、排出口11には観音開きによる開閉式の扉14がある。
【0006】
箱体10内に、荷排出装置もしくは荷積み装置として前後方向に移動する可動隔壁12を設けた。さらに、可動隔壁12の下方に敷設する前後動可能とした床板(スライドプレート)13を敷設した。
【0007】
可動隔壁12は鋼製で、箱体10が直方体であるとして、排出口11に平行する向きで、配置される。また、可動隔壁12は支持板12aに隔壁板12bを立設したものであり、隔壁板12bの下部は下方がより前方に張出す傾斜面26を有するものとした。また、床板13も鋼製もしくはステンレス製で、比較的薄いものでよい。
【0008】
前記可動隔壁12は床板13とは支持板12aが接するだけで載置されており、一方、床板13と箱体10との間には往復運動するシリンダー15を設け、このシリンダー15で床板13を前後方向に動かせるようにする。
【0009】
また、箱体10に対して可動隔壁12を固定する固定手段として、側板10bの内側面に適宜間隔で係止突起としての止めピン17aを設けてラック部17として形成し、一方、可動隔壁12にはラック部17の止めピン17aに一方向にのみ係止されるカム18を設けた。このカム18は振り子式またはシーソー式のロックバーである。
【0010】
カム18は軸により回転可能であり、その傾きでラック部17の止めピン17aに対する係止方向を逆にできるものとした。すなわち、前記ラック部17の止めピン17aに一方向にのみ係止される爪を端部に設けたものである。
【0011】
次に使用法について説明する。図9〜図12は本発明のコンテナをトレーラートラック27に積んだ状態で荷降ろしをする場合で、コンテナである箱体10内に積み荷Aがあるとして、排出口11は開放する。また、可動隔壁12は前端板10aに近い位置にあり、カム18がラック部17の止めピン17aに係合して前端板側への移動を阻止する。
【0012】
シリンダー15を伸長すれば床板13が前端板側から後端へ向けて移動し、この床板13の積み荷Aおよび可動隔壁12もその分だけ移動する。なお、この状態ではラック部17とカム18の関係は、先端爪がラック部17の止めピン17a間の連続凹部から外れて隣の連続凹部に移動し、順次、ずれながらラック部17に沿って移動するので可動隔壁12は箱体10に係止していない。
【0013】
また、可動隔壁12には床板13に対してともに動くものであり、積み荷Aを確実に送ることができる。
【0014】
前記床板13のスライドの結果、床板13の後端は積み荷を載せたまま排出口11から外へでる。(図10参照)
【0015】
次に、シリンダー15を縮小してそのまま床板13を前端板側に引く際には、カム18の爪がラック部17の止めピン17aに係止して固定され、可動隔壁12は箱体10の側に係止し、積み荷Aは前端部が可動隔壁12に固定されているのでそのまま移動せず、排出口11の外で床板13がなくなっているので落下する。
【0016】
積み荷Aを落下させたならば、可動隔壁12を箱体10の側に係止し、再度シリンダー15を伸長して床板13を後方へ押し出し、以後、この(1)床板13の押し出し、(2)可動隔壁12の係止、(3)床板13の引き込み、(4)積み荷の落下、(5)床板13の係止解除の手順を繰り返して、すべての積み荷Aを箱体10外へ落下させる。
【0017】
このように可動隔壁12はコンテナである箱体10の後方排出口11付近に移動する。(図11参照)
【0018】
積み荷Aをすべて荷降ろしした状態から、再度に荷積みに備えるには、可動隔壁12を床板13の前部、前端板側に移動しておく。
【0019】
前記ラック部17とカム18の係合により、カム18の前端板側に移動のみ許容し、後方への移動を阻止するものとなる。
【0020】
シリンダー15を伸長すれば床板13が前端板から後端へ向けて移動し、カム18の爪がラック部17の止めピン17aに係止することで固定され、可動隔壁12は箱体10の側に係止し、床板13のみの移動となる。
【0021】
次に、シリンダー15を縮小してそのまま床板13を前端板側に引く際には、この状態ではラック部17とカム18の関係は、爪が止めピン17aから外れて隣の連続凹部に移動し、順次、ずれながらラック部17に沿って移動するので可動隔壁12は箱体10の側に係止していないので床板13上の可動隔壁12もその分だけ移動する。
【0022】
以後、この(1)床板13の押出し、(2)可動隔壁12の係止、(3)床板13の引き込み、(4)床板13の係止解除の手順を繰り返して可動隔壁12を前部へ移動させ、箱体10内を荷積みに適する空間とする。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0023】
前記のように、可動隔壁12は荷降ろしをするため、順次は箱体10内を後方排出口11の方へ移動していく。
【0024】
この可動隔壁12の移動は外部からは看取できず、排出される積み荷Aの量でおおよその予測はできるが、正確を期するには排出状況を排出口11から覗き込んで確認する必要があった。
【0025】
排出状況を絶えず見ていなければならないのでは、大変である。
【0026】
本発明の目的は、前記従来例の不都合を解消し、後端を排出口として積み荷を収容する箱体内に設けて荷の排出を行う荷役装置として、シリンダーにより前後動可能とした床板を配置し、この床板上に、係止時には床板のみが移動し、移動時には床板とともに移動する可動隔壁を設けた荷役装置において、積み荷の排出状況を見ていなくとも、可動隔壁が排出口付近に到達し、荷降ろし作業が終了したことを容易に確認でき、排出時間の短縮にもつながる荷役装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0027】
本発明は前記目的を達成するため、第1に、後端を排出口として積み荷を収容する箱体内に設けて荷の排出を行う荷役装置として、シリンダーにより前後動可能とした床板を配置し、この床板上に、係止時には床板のみが移動し、移動時には床板とともに移動する可動隔壁を設けた荷役装置において、可動隔壁または箱体内に箱体の排出口近傍位置の検出手段を設け、さらに、この検出手段の検出出力により作動する報知器を設けたこと、第2に、検出手段はリミットスイッチであり、可動隔壁の上部に設けること、第3に、報知器はランプであり、箱体の外側側部に設けることを要旨とするものである。
【0028】
請求項1記載の本発明によれば、可動隔壁が箱体内の排出口近傍に到達した時は検出手段がこれを検知して報知器が作動し、それにより荷の排出作業が終了したことを知ることができる。
【0029】
請求項2記載の本発明によれば、前記作用に加えて、検出手段であるリミットスイッチはこれを可動隔壁の上部に設けることにより箱体内に積載される積み荷よりかならず上の位置となり、積み荷に埋もれて作動不良となるおそれもない。
【0030】
請求項3記載の本発明によれば、報知器は箱体の外側側部に設けられており、ランプなどによる場合は見やすいものとなる。
【発明の効果】
【0031】
以上述べたように本発明の荷役装置は、積み荷の排出状況を見ていなくとも、可動隔壁が排出口付近に到達し、荷降ろし作業が終了したことを容易に確認でき、排出時間の短縮にもつながるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の荷役装置の1実施形態を示す縦断側面図、図2は同上背面図で、前記従来例を示す図7〜図11と同一構成要素には同一参照符号を付したものである。
【0033】
図中10は後端を排出口11としてコンテナ外殻である箱体を示し、箱体10内に荷排出装置として前後方向に移動する可動隔壁12を設け、さらに、可動隔壁12の下方に敷設する前後動可能とした床板(スライドプレート)13を敷設した。
【0034】
これら可動隔壁12や床板(スライドプレート)13は前記従来例で説明した通りであり、可動隔壁12は鋼製であり、箱体10が直方体であるとして、排出口11に平行する向きで配置される。
【0035】
また、可動隔壁12は下方がより前方に張出す傾斜面12cを排出口11に向く側に有するものとした。また、床板13も鋼製もしくはステンレス製で、比較的薄いものでよい。
【0036】
前記可動隔壁12は床板13とは下面が接するだけで載置されており、一方、床板13と箱体10との間には往復運動するシリンダー15(図3参照)を設ける。
【0037】
箱体10の前部に、シリンダーを駆動する油圧制御機構として、ポンプ、作動油タンク、ポンプ駆動用の原動機23、燃料タンク25等の油圧制御機構を設けた。
【0038】
可動隔壁12は前後方向に幅のある基部32を有するものであり、この基部32に可動隔壁12の箱体10への係止および解除手段として、図3〜図6に示すように、第1の回転体(ガイドローラ)1a、第2の回転体1bを可動隔壁12の下部に壁幅方向に離間させて設け、さらに、この第1の回転体1aに近接させて第3の回転体1cを、第2の回転体1bに近接させて第4の回転体1dを設け、前記箱体10の後端側に一端を固定し、前端側に他端を固定する第1のチェーン2aの途中を前記第1の回転体1a、および第4の回転体1dに掛渡して張設する。また、前記箱体10の前端側に一端を固定し、後端側に他端を固定する第2のチェーン2bの途中を第2の回転体1b、第3の回転体1cに掛渡して張設する。
【0039】
このようにして第1のチェーン2aと第2のチェーン2bは第1の回転体1a、第3の回転体1cと第2の回転体1b、第4の回転体1dとの間で比較的近接して並行または略平行(多少相互に開き気味でもよい)することになる。
【0040】
かかる第1のチェーン2a、第2のチェーン2b間に、チェーンの連続環体の1つを嵌合させる凸部4を適宜間隔で周設したスプロケット3aを配設した。なお、この第1のチェーン2a、第2のチェーン2bとスプロケット3aとの係合を確実にするために、第1のチェーン2a、第2のチェーン2bをスプロケット3aに押し付けるような曲面を有するガイド22を設けた。このガイド22は、第1のチェーン2a、第2のチェーン2bに接合して、かつ、その移動を阻害しないように、前記押し付けるような曲面は波形のものである。
【0041】
さらに、図示は省略するが、該スプロケット3aの回転軸5に回転係止機構としてギヤとこれに係合可能な係止カムを設けた。この係止カムはギヤの凹部に対して係合状態でも逆向き回転(時計回りの回転方向または反時計回りの回転方向の何れか一方の回転)は許容するような爪を有する。この爪はギヤに対して相互に反対の回転阻止するものであり、いずれも回転を許容する場合は凹部から離脱するような動きとなる。
【0042】
可動隔壁12は基部32の上のアングル材での枠組みは、積み荷の接合面を傾倒させて上方へ幅径が縮小する台形状とした。下方がより前方に張出す傾斜面12cはこの枠組に張った面板により形成される。
【0043】
可動隔壁12は傾斜面12cと反対の後側は垂直面であり、さらに最上部には傾斜面12cの上に位置する垂直面12dを形成する。
【0044】
この可動隔壁12の上部、好ましくは最上部に箱体10の排出口11の近傍位置の検出手段としてリミットスイッチ35を設け、一方、箱体10内の排出口11の近傍にはこのリミットスイッチ35の操作子が接触する突起36を設置した。この突起36はリミットスイッチ35への作動の確実性を期すため、横長のバー状またはボックス状のものとする。
【0045】
また、箱体10の外側側部に前記検出手段でリミットスイッチ35の検出出力により作動する報知器37としてランプを設けた。
【0046】
報知器37としては、ランプに替えてブザーを設けることもでき、さらに、これらランプとブザーはその両方を設けることも可能である。ブザーの場合は、箱体10の外側側部に限定されず、また、ランプやブザーは箱体10の外側側部以外の場所、例えば、運転席等にも設けることもできる。
【0047】
次に使用法について説明する。本発明のコンテナをトレーラートラックに積んだ状態で荷降ろしをする場合で、コンテナである箱体10内に積み荷があるとして、後端口11は開放する。また、可動隔壁12は箱体10の前側に位置している。
【0048】
シリンダー15を伸長すれば床板13が箱体10内の前側から後端へ向けて移動し、この床板13の積み荷および可動隔壁12もその分だけ移動する。なお、この状態では、第1のチェーン2a,20aは前記第1の回転体1a,9a、および第4の回転体1d,9dに途中を巻回されるので、この第1の回転体1a,9a、および第4の回転体1d,9d間では可動隔壁12の幅方向に沿って張り巡らされ、同様に、第2のチェーン2b,20bは第2の回転体1b,9bおよび第3の回転体1c,9cに途中を巻回されるので、これら第1のチェーン2a,20aと第2のチェーン2b,20bにより可動隔壁12はたすき掛けにされ、第1の回転体1a,9a、第2の回転体1b,9b、第3の回転体1c,9c、第4の回転体1d,9dを支点に可動隔壁12の左右はともに箱体10の前後に引張される形となるので、左右に旋回するような動きが阻止されて安定した状態を維持することができる。
【0049】
また、床板13とともに可動隔壁12が動く場合は、これら床板13と可動隔壁12の相互固定を行う。その場合は、前記図示しないギヤは係止カムにより回転が阻止され、これがスプロケット3bを介して第1のチェーン20aと第2のチェーン20bの動きを止めることになり、その反作用として可動隔壁12は床板13に固定される。
【0050】
そして、第1の回転体1a、第2の回転体1b、第3の回転体1c、第4の回転体1dが第1のチェーン2aと第2のチェーン2bを滑り、そのまま第1のチェーン2aと第2のチェーン2bにより可動隔壁12はたすき掛けにされた状態で移動する。なお、ギヤは第1のチェーン2aと第2のチェーン2bの動きで反時計回りに回り、ギヤの凹部に係止カムの爪をかませていても、凹部から離脱するような動きとなり、ギヤの回転を許容する。
【0051】
次に、シリンダー15を縮小して床板13が逆方向に移動する場合には、前記床板13と可動隔壁12の相互固定は自動的に解除され、また、ギヤは係止カムにより時計回りの回転が阻止され、これがスプロケット3aを介して第1のチェーン2aと第2のチェーン2bの動きを止めることになり、その反作用として可動隔壁12は箱体10に固定され、積み荷は前端部が可動隔壁12に固定されているのでそのまま移動せず、床板13のみが移動してもとに戻る。
【0052】
このように、(1)床板13の後方への移動とそれに伴う可動隔壁12と積み荷の移動、(2)可動隔壁12の係止、(3)床板13のみの前方への移動の手順を繰り返して、可動隔壁12とすべての積み荷を順次床板13の後方側に移動させ、積み荷は後端のものから箱体10外へ落下させる。
【0053】
可動隔壁12が箱体10内の排出口11の近傍に到達した時は、リミットスイッチ35の操作子が突起36に接触してこのリミットスイッチ35が作動し、その出力で報知器37であるランプが点灯し、または、ブザーがなる。
【0054】
これにより作業者は荷の排出状況を見ていなくとも、また、排出口11の側に回り込まなくても、荷の排出作業が終了したことを知ることができる。
【0055】
積み荷をすべて荷降ろしした状態から、再度の荷降ろしに備える、または、荷積みを行うには、可動隔壁12を床板13の前部側に移動することが必要となる。
【0056】
こ の場合は、ギヤの凹部に係止カムの爪をかませて、ギヤの反時計回りの回転を阻止し、時計回りの回転を許容する。
【0057】
(1)床板13の前方への移動とそれに伴う可動隔壁12の移動(積み荷を積み込む場合はその移動も)、(2)可動隔壁12の係止、(3)床板13のみの後方への移動の手順を繰り返して、可動隔壁12を前側に移動させ、次の荷降ろしに備える。
【0058】
なお、前記実施形態以外に、リミットスイッチ35を箱体10内の排出口11の近傍に設け、可動隔壁12にはこのリミットスイッチ35を作動させる突起等を設けるようにしてもよい。
【0059】
また、排出口11の近傍位置の検出手段としてリミットスイッチ35の他に位置の検出手段としてリミットスイッチをさらに前に設けて、可動隔壁12の停止位置手前の所定位置での予報を行うことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本発明の荷役装置の1実施形態を示す縦断側面図である。
【図2】本発明の荷役装置の1実施形態を示す背面図である。
【図3】本発明の荷役装置の可動隔壁の箱体への係止および解除手段を示す縦断側面図である。
【図4】本発明の荷役装置の可動隔壁の箱体への係止および解除手段を示す縦断正面図である。
【図5】本発明の荷役装置の可動隔壁の箱体への係止および解除手段を示す横断平面図である。
【図6】本発明の荷役装置の可動隔壁の箱体への係止および解除手段を示す全体の側面図である。
【図7】従来例を示す斜視図である。
【図8】従来例を示す縦断側面図である。
【図9】従来例の使用状態を示す第1工程の縦断側面図である
【図10】従来例の使用状態を示す第2工程の縦断側面図である。
【図11】従来例の使用状態を示す第3工程の縦断側面図である。
【図12】従来例の使用状態を示す第4工程の縦断側面図である。
【符号の説明】
【0061】
1a…第1の回転体(ガイドローラ) 1b…第2の回転体
1c…第3の回転体 1d…第4の回転体
2a…第1のチェーン 2b…第2のチェーン
3a,3b…スプロケット 4…凸部
5…回転軸 9a…第1の回転体
9b…第2の回転体 9c…第3の回転体
9d…第4の回転体 10…箱体
10a…前端板 10b…側板
10c…屋根材 11…排出口
12…可動隔壁 12a…支持板
12b…隔壁板 12c…傾斜面
12d…垂直面 13…床板
14…扉 15…シリンダー
17…ラック部 17a…止めピン
18…カム 20a…第1のチェーン
20b…第2のチェーン 22…ガイド
23…ポンプ駆動用の原動機 25…燃料タンク
26…傾斜面 27…トレーラートラック
32…基部 35…リミットスイッチ
36…突起 37…報知器

【特許請求の範囲】
【請求項1】
後端を排出口として積み荷を収容する箱体内に設けて荷の排出を行う荷役装置として、シリンダーにより前後動可能とした床板を配置し、この床板上に、係止時には床板のみが移動し、移動時には床板とともに移動する可動隔壁を設けた荷役装置において、可動隔壁または箱体内に箱体の排出口近傍位置の検出手段を設け、さらに、この検出手段の検出出力により作動する報知器を設けたことを特徴とする荷役装置。
【請求項2】
検出手段はリミットスイッチであり、可動隔壁の上部に設ける請求項1記載の荷役装置。
【請求項3】
報知器はランプであり、箱体の外側側部に設ける請求項1または請求項2記載の荷役装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2006−206145(P2006−206145A)
【公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−23029(P2005−23029)
【出願日】平成17年1月31日(2005.1.31)
【出願人】(000005522)日立建機株式会社 (2,611)
【Fターム(参考)】