説明

薄型物品の輸送用梱包具

【課題】薄型のカード状物品を安定に保持して梱包する。
【解決手段】ボード1と、抑えシート2とを有する物品運送用梱包具である。ボード1は、ベース3とカバー4とに区画され、カバー4は窓穴5を有し、窓穴5には、抑えシート2が貼り渡されている。ベース3上に物品Mを載置し、その上にカバー4を二つ折に折り重ね、さらにベース3とカバー4とを窓穴5の開口縁に沿って一体的に折り曲げて立体の梱包具に組立てる。ベース3とカバー4との折り曲げによって、窓穴5内に臨ませた抑えシート2は緊張し、物品Mは、抑えシート2に圧下されてベース3の定位置に保持される。物品Mを梱包した梱包具8は、そのまま外箱9内に格納する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯デジタル音楽プレーヤー(iPod(商品名))のような小型のカード型物品を格納して輸送する薄型物品の輸送用梱包具、特に宅配便に好適な薄型物品の輸送用梱包具に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、ノート型パソコンの輸送に関しては、メーカから販売店への製品の出荷、販売店から購入者への商品の輸送には、通常宅配便が利用される。郵便あるいは宅配便にてノート型パソコンを運送するにあたって、その梱包には、運送中に受けるかもしれない衝撃からノート型パソコンが充分に保護されるような対策が必要である。
【0003】
このような問題は、単にノート型パソコンに限るものではなく、AV製品、携帯電話、ゲーム機などについても全く同じである。他のIT製品についても全く同じである。最近では携帯デジタル音楽プレーヤー(iPod(商品名))のような商品の人気が高まり、そのような商品の輸送の必要性が高い。
【0004】
ところで、薄型の商品に限らず、一般に商品輸送の際には、商品の梱包が必要であるが、商品の輸送に、緩衝材とともに商品を箱詰をしていたのでは、商品の種類によっては、商品輸送の需要に追いつけないような状況があり、また、この種の商品は衝撃を嫌うことから、慎重に扱われるために、どうしても包装が大掛かりとなり、梱包の作業に手数と時間を必要としていた。このため、商品の梱包の手数を簡略化しかつ、輸送中に受けるかもしれない衝撃から商品を有効に保護できる梱包具の開発が強く望まれてきた。
【0005】
このような要望に応えて薄型商品であっても、ノート型パソコンのような或る程度の大きさの商品の輸送に好適な梱包具として、先にベースボードと、両端をベースボードに貼り付けられた抑えシートとの組合せからなる梱包具が開発された。
【0006】
この梱包具は、要するに、ベースボードと抑えシートとの間に商品を挟み、ベースボード両端部及び両側部を上下に折り曲げ、抑えシートを緊張させて商品をベースボードに緊密に定着させるという構造のものである(特許文献1参照)。
【0007】
発明者は、この形式の梱包具に改良を重ね、ベースボードの折り曲げ箇所に工夫を凝らし、梱包具で商品を包装して外箱内に収容したときに、梱包具の上下左右に緩衝空間が形成されて輸送中受けるかもしれない衝撃から商品を有効に保護することができる梱包具を開発した(特許文献2参照)。
【0008】
ところが、上記梱包具は、薄型商品の梱包を予定したものではあるが、薄型といってもノート型パソコンのような或る程度の大きさ、厚みを有する商品の梱包を予定したものであり、携帯デジタル音楽プレーヤー(iPod(商品名))のような小型で薄いカード状の物品をベースボードの定位置に定着させるには、抑えシートの緊張の程度がどうしても不足がちになることがわかった。
【特許文献1】USP5,568,695明細書
【特許文献2】特開2006−248549
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
解決しようとする問題点は、携帯デジタル音楽プレーヤー(iPod(商品名))のような小型で薄型のカード状商品を特許文献2に記載された梱包具のベースボードの定位置に定着させるには、抑えシートの緊張の程度がどうしても不足がちになるという点である。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、段ボール紙製のボードの板面をベースと、カバーとに区画し、カバーに窓穴を開口してその開口縁に抑えシートを張り渡した梱包具を用い、ベースとカバーとの間に、商品である小型で薄いカード状物品を挟み、窓穴の開口縁に沿ってベースとカバーとを一体に折曲し、抑えシートの緊張力を高め、ベース上に薄いカード状物品を押し付けてベースの定位置に確実に定着させ、そのまま外箱に格納することを最大の特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
ベース上に薄型のカード状物品を置き、その上にカバーを重ね、窓枠の両側の開口形状に沿ってベースとともに両側縁を下向きに折曲することによって、梱包具の平面形状は、中央部にくびれが形成されて中央の幅が狭く、両端の幅が広い鼓型に変形し、その変形形状のまま梱包具を外箱内に収容すると、梱包具の四隅が外箱の四隅に支えられて鼓型の形態を保ち、抑えシートは、窓枠の開口形状に沿って窓枠の中央部位が両側方に強く牽引され、抑えシートの緊張によって、ベース上に載せられた薄型カード状物品をベース上に強く押し付けて定位置に定着させることができる。
【0012】
また、フラップを窓穴の開口内に張り出して向き合わせに設けたときには、両側の開口形状に沿ってベースとともにカバーの両側縁を下向きに折曲することによって、フラップは自ずから上向きに立ち上がり、これが立ち上がり部分となって、外箱内に格納したときにフラップの上縁が外箱の上底の底面に支えられ、梱包具を一体形態のまま安定して外箱内に格納できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
薄型のカード状物品を安定に保持するという目的を、ベースと、カバー間に薄型カード状物品を挟み、ベースと、カバーの両側縁を一緒に折り曲げ、カバーの窓穴内に貼り渡した抑えシートで薄型のカード状物品をベースに押し付けて固定することによって実現した。
【実施例1】
【0014】
(1)梱包具の構成
本発明による物品の搬送用梱包具は、図1に示すように、ボード1と、抑えシート2との組合せを用いるものである。ボード1は、段ボール紙で、その板面は、ボードのほぼ中央部位に引かれた折曲線L0によって、ベース3と、カバー4とに区画されている。
【0015】
ベース3は、物品Mを載置する板面であり、ベース3の板面の中央領域には、カバー4の板面に跨がり、Bにて示す一定間隔をおいて、2本の折曲線L2、L2が平行に付され、ベース3の板面には、それぞれ折曲線L2を基点とし、立下り部分の形成に必要な高さを確保して両側縁に掛けて下傾方向にαの角度で折曲線L3、L3が付されている。カバー4の板面には、後述する要領で窓穴5が開口されるが、この実施例においては、窓穴5の両側から窓穴5内に張り出して対のフラップ6a、6bが向き合わせに付設され、さらに、カバー4の一側外縁には、折返し部分4aが付設されている。
【0016】
対のフラップ6a、6bは、カバー4の両側縁の一部を窓枠として残し、両端縁から板面に対し直角の姿勢に立ち上がらせるものであり、窓枠となるカバー4の板面には、立下り部分の高さの形成に必要な間隔Aを残して下傾方向に傾斜する折曲線L1、L1が付されている。
【0017】
抑えシート2は、透明で弾力性を有する合成樹脂シート(例えばウレタンシート)であり、カバー4の窓穴5の開口内に張り渡されて窓穴5の開口を塞ぐものであるが、この実施例では、カバー4の板面からベース3側に延長してベース3の板面に貼り付けられている。以下、ベース3の板面に貼り渡された抑えシート2の部分を2aとして窓穴5を覆ってカバー4の全面に貼り渡された抑えシートの部分2から区別する。
【0018】
なお、抑えシート2は、ベース3の板面とカバー4の板面とに跨って貼り渡されたものであり、カバー4に対しては、窓穴5の四周の開口縁に貼り付けられているが、ベース3に対しては、抑えシート2aとして、ベース3の物品の保持領域3aとなるベース3の板面に貼り渡されていればよいのであって、必ずしもベース3の板面の四周、あるいは全面に貼り付ける必要はない。
【0019】
この実施例では、抑えシート2aは、ベース3の両端縁のみに貼り付けられている。もっとも、ベース3の面に抑えシート2aを貼り渡したのは、物品をベース3の段ボールの紙面から隔離して段ボール面との接触による破損や損傷から物品を保護するためであって、そのような物品保護の必要性がないときには、あえてベース3の面に抑えシート2aを貼り渡す必要はない。
【0020】
図において、ベース3上の折曲線L2、L2間の幅Bの部分が物品保持領域3aであり、物品Mは、物品保持領域3aを跨ってベース3の板面に置かれる。後に説明するように物品Mを置いたベース3の上にカバー4を二つ折に折り重ね、両フラップ6a、6bを起立させてこれを立ち上がり部分とし、さらにベース3とカバー4との両側縁を立ち下がり部分として一体的に下向きに折り曲げることによって、ボード1は、立体の梱包具に組立てられる。
【0021】
本発明において、ベース3の板面にカバー4を重ね、その両側縁を下向き折り曲げることによって、両フラップ6a、6bは自ずから起立してカバー4の板面に窓穴5が形成され、また、ベース3とカバー4とは中央領域を境として両端に向けて下傾し、窓穴5内に臨ませた抑えシート2は、ベース3の傾斜にしたがって緊張する。これによって、物品Mは、抑えシート2に圧下されてベース3の定位置に保持される。本発明は、物品Mを梱包した梱包具をそのまま外箱内に格納し、外箱内に物品Mを安定に収容するものである。
【0022】
(2)梱包の要領
次に本発明の梱包具を用いて薄型のカード状物品を梱包する場合の要領を説明する。図2(a)において、ベース3の板面とカバー4の板面を同一平面上に広げ、ベース3の中央領域上に、薄型のカード状物品(例えばiPod(商品名))Mを置く。ベース3上に抑えシート2aが敷かれているときには抑えシート2a上で物品保持領域3a上に物品Mを置く。
【0023】
図2(b)において、カバー4を中央の折曲線L0で折り曲げて上方に起立させる。さらに図2(c)のようにベース3上にカバー4を二つ折りに折り重ね、カバー4とベース3間に物品Mを挟む。
【0024】
ベース3上にカバー4を重ねた状態において、次に、図3(a)に示すように、カバー4の両外側とともにベース3の折曲線L3、L3で下向きに折り曲げる。これによって、カバー4は、折曲線L1,L1で折り曲げられ、両フラップ6a、6bが直立姿勢に起立して、カバー4の中央に窓穴5が開口され、同時にベース3にはその両側に立ち下がり部分が形成され、さらに、両フラップ6a、6bの起立によって、立ち上がり部分が形成されて立体の梱包具8に組立てられる。
【0025】
また、カバー4の両外側とともにベース3の折曲線L3、L3で下向きに折り曲げることによって、フラップ6a、6bは、垂直姿勢に起立するとともに、両フラップ間の間隔は、中央の一定区間(折曲線L2、L2間の間隔Bの横幅(図1参照))は平行でベース3の横幅が狭く、両端に向かうにしたがって横幅が拡大し、ベースの板面は平面より見て鼓形となり、またベース3の板面は、中央の間隔Bの区間が高く、前後両端に向けて高さが低い中高形状となる。
【0026】
すなわち、立体に組立てられた梱包具8は、上方から見て中央領域にくびれが形成され、中央領域から梱包具の両端に向けて下傾して中高形状に変形する。一方、カバー4の窓穴5内に張られた抑えシート2は、両側方に引っ張られて中央部位より両端部側にかけて緊張し、ベース3上に置かれた物品Mを定位置に保形する。しかも、フラップ6a、6bの起立によって、カバー4には、両端の窓枠部分4b、4bとして残され、両窓枠部分4b、4bは、ベース3の傾斜面に圧接されて抑えシート2をベース3の板面に押し付けて抑えシート2の緊張を高め、物品を安定に保持させる。なお、両窓枠部分4b、4bの張り出し長さを長く設定することによって抑えシート2をベース3の板面に広い面積で押し付けることができ、その結果、ベース3への抑えシート2の押し付け力を高めて物品の保持の安定性を増大することができる。
【0027】
次に、折返し部分4aを立下り部分の内側に折返し、図1に示すように折返し部分4aの一部に付設した凸縁7をベースの一部に空けられたスリット7a内に差込んでカバー4とともに、下向きに折返したベース3の撥ね戻りを防止し、両フラップ6a、6bを手で掴んだまま図3(b)に示すように外箱9内に格納する。
【0028】
本発明において、外箱9の大きさは、梱包具8がちょうど収まる大きさの面積で、深さは、立下り部として下向きに折り曲げられた梱包具8の下縁から、上向きに折り曲げたフラップ6a、6bの上縁までの高さに設定されている。なお、図1において、立下り部分の高さの形成に必要な間隔Aの寸法を大きくすることで厚みのある物品の包装が可能となり、ベース3上の折曲線L2、L2間の間隔Bの寸法を大きくとることによって、物品の支持の安定性を高めることができる。
【0029】
この外箱9内に、物品Mを梱包した梱包具8を格納し、外箱9を施蓋する。外箱9内に格納した梱包具8は、その四隅が外箱9の四隅に支えられて型崩れがなく、折り曲げ時の一定形態を保ち、物品Mは、抑えシート2に圧下されてベース3の物品保持領域3aの中央部位に安定に保持される。
【0030】
しかも、本発明においては、物品Mは、ベース3上に敷かれた滑らかな抑えシート2aと、カバー4の窓穴5内に貼り渡した滑らかな抑えシート2との間に挟まれて保持されるため、段ボールで商品に傷などのダメージをあたえることなく、さらに、上方の抑えシート2から強い圧力を受けたり、あるいは運搬中に誤って落下して外箱9が強い衝撃を受けたときでも、外箱9内で梱包具8に梱包された物品Mが傷つけられることはない。したがって、本発明による梱包具によれば、さらにポリ袋やエアキャップで包む必要がなく、有効に商品を保護することができる。
【0031】
運搬後、逆に、外箱9内から梱包具8を取り出すときには、外箱9の蓋を開き、カバー4及びベース3の変形によって形成されたくびれの部分を掴んで梱包具8を引き上げればよいため、外箱9からの取り出しが容易であり、取り出された梱包具8は、ボード1の保有する復元力でカバー4及びベース3は平面に戻ろうとするため、ベース3からカバー4を開いて物品Mを梱包具8から簡単に取り外すことができる。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明は、段ボール紙の裁断並びに折り曲げ加工によって、容易に組立てることができ、物品の梱包、開梱が容易であり、工場生産された物品、特に薄型カード状物品の宅配用の梱包具として、きわめて好適である。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明による梱包具の展開形状を示す一部断面拡大平面図である。
【図2】(a)〜(c)は、梱包具を用いて物品を梱包する手順を示す図である。
【図3】(a)、(b)は、梱包具を組立てて外箱内に格納する手順を示す図である。
【符号の説明】
【0034】
1 ボード
2、2a 抑えシート
3 ベース
3a 物品保持領域
4 カバー
4a 折返し部分
4b 窓枠部分
5 窓穴
6a、6b フラップ
7 凸縁
7a スリット
8 梱包具
9 外箱
L0、L1、L2、L3 折曲線

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボードと、抑えシートとを有し、外箱内に格納される薄型物品の輸送用梱包具であって、
ボードは、ベースとカバーとに区画され、
ベースは、運搬すべき薄型カード状物品を定位置に支え、前記物品が置かれた領域から両端に向けて傾斜方向に折曲されるものであり、
カバーは、ベースに重ね合わせるものであり、窓穴を有し、フラップが付設され、
抑えシートは、伸縮性を有する合成樹脂シートであり、カバーの窓穴の開口縁に貼り付けられ、カバーをベース上に重ねたときに、ベースの中央領域に置かれた薄型のカード状物品をベース上に抑えるものであり、
カバーとベースとの両側縁は、ベースの傾斜に沿って下向きに折曲されて梱包具の立下り部分となり、抑えシートをベースの傾斜に沿い、両側方に引っ張って中央部位より両端部側にかけて緊張させ、
フラップは上向きに折曲されて梱包具の立上り部分となり、
外箱内に格納された梱包具の立上り部の四隅は、外箱の四隅に支えられ、立上り部の上縁は、外箱を施蓋する蓋に支えられるものであることを特徴とする薄型物品の輸送用梱包具。
【請求項2】
フラップは、窓穴の開口内に張り出して向き合わせに付設されたものであり、
ベースの板面の両側には、立下がり部分が形成され、
立下がり部分は、中央部位が高く、中央部位から両端に向けて高さが低くなる方向に傾斜を形成する折り曲げ線によって形成されるものであり、
立下り部分の折曲によって、ベースの板面は中央部位の幅が狭く、両端に向かうにしたがって幅が広く、且つ下傾方向に傾斜する形状となり、
両フラップを起立させることにより、フラップは、立下り部の両外面に沿い、ベースの平面形状に倣って立ち上がり部分を形成するものであることを特徴とする請求項1に記載の薄型物品の輸送用梱包具。
【請求項3】
フラップをベースの両側縁とともに上向きに起立させることによって、ベースの両側の折曲線に沿って立ち下がり部分が形成され、カバーの窓穴内に張られた抑えシートは、ベースの表面に圧接され、ベースの中央部位に置かれた物品をベースに押し付けるものであることを特徴とする請求項1に記載の物品運送用梱包具。
【請求項4】
フラップを起立させることによって、梱包具は立体に組立てられ、
立体に組立てられた梱包具は、上方から見て中央領域にくびれが形成され、中央領域から梱包具の両端に向けて下傾して中高状に変形し、
ベースは、抑えシートの緊張による強い押し付け力によって、中央部位の一定の領域に物品を安定に支えるものであることを特徴とする請求項3に記載の物品運送用梱包具。
【請求項5】
カバーは、両側のフラップを起立させることによって、枠部分として残され、
枠部分は、カバーに張り渡された抑えシートの上から両端縁から中央部位に向けて上傾するベースの傾斜面に圧着されるものであることを特徴とする請求項1に記載の物品運送用梱包具。
【請求項6】
カバーの窓穴の開口縁に貼り付けられた抑えシートは、カバーからベースの板面に延長して張り渡されてベース上に置かれた物品とベースとの間に介在し、ベースの板面から物品を隔離するものであることを特徴とする請求項1に記載の薄型物品の輸送用梱包具。
【請求項7】
カバーは、その一側外縁に折返し部分を有し、
折返し部分は、ベース上にカバーを折り重ねた後、立下り部分の内側に折返し、折返し部分の一部に付設した凸縁をベースの一部に空けられたスリット内に差込んでベース及びカバーの折り曲げによる反発を防止するものであることを特徴とする請求項1に記載の薄型物品の輸送用梱包具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−196685(P2009−196685A)
【公開日】平成21年9月3日(2009.9.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−41807(P2008−41807)
【出願日】平成20年2月22日(2008.2.22)
【出願人】(507022983)ヤマト包装技術研究所株式会社 (19)
【Fターム(参考)】