説明

表示パネルの駆動装置

【目的】表示画質を劣化させることなく、大電流の流れ込みに伴うEMIを抑制させることが可能な表示パネルの駆動装置を提供することを目的とする。
【構成】入力映像信号に基づく各画素毎の画素データ片を順次取り込んで保持する第1ラッチ部に保持されている画素データ片の各々を、第2ラッチ部が、ロード信号に応じてQ個毎に順次、所定時間差をもって取り込んで出力する。この際、第2ラッチ部から出力された画素データ片各々に対応した表示セル駆動用の駆動電位を、上記ロード信号の供給時点から所定期間が経過した後に一斉に表示パネルの表示セル各々に印加する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入力映像信号に基づく画像を表示させるべく表示パネルを駆動する駆動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
表示パネルとしての例えばアクティブマトリクス型液晶表示パネルには、2次元画面の水平方向に伸張するm個(m:2以上の整数)の走査ラインと、2次元画面の垂直方向に伸張するn個(n:2以上の整数)のソースラインの複数とが交叉するように配置されている。上記ソースラインと走査ラインとの交叉部には、画素を担う電極と共に、当該電極にソースライン上の電圧を印加するトランジスタが形成されている。すなわち、1走査ライン上には、夫々が画素を担うn個のトランジスタが形成されている。
【0003】
更に、かかる液晶表示パネルには、入力映像信号によって表される各画素毎の輝度レベルに対応した画像信号を1走査ライン分(n個)ずつ生成し、夫々をソースライン各々に印加するソースドライバが搭載されている(例えば、特許文献1参照)。かかるソースドライバには、入力映像信号に基づく1走査ライン分の輝度値(n個)を夫々表す画像データを保持しておく為のラッチが2段分搭載されている(例えば、特許文献1図1の第1ラッチ部110及び第2ラッチ部120参照)。この際、第1ラッチ部110は、入力画像データを順次取り込み、1走査ライン分の取り込みが終了する度にこれらを第2ラッチ部120に送出する。第2ラッチ部120は、かかる1走査ライン分の画像データを同時に取り込み、これらを、アナログの電圧値を有するn個の画像信号Y1〜Ynに変換するデコーダ部160に送出する。
【0004】
ここで、第2ラッチ部120において1走査ライン分の画像データを同時に取り込むにあたり、前回取り込んだ1走査ライン分のデータに対して多数のビット反転が生じる場合には、瞬間的に大電流が流れ込むことになる。この際、かかる瞬間的な大電流の影響により、電源ラインや各種信号ラインにスパイク状のノイズが発生し、EMI(electro magnetic interference)が生じる虞があった。
【特許文献1】特開2005−338421号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、表示画質を劣化させることなく、大電流の流れ込みに伴うEMIを抑制させることが可能な表示パネルの駆動装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の特徴による表示パネルの駆動装置は、画素を担う表示セルの複数が形成されている表示パネルを入力映像信号に応じて駆動する表示パネルの駆動装置であって、前記入力映像信号に基づく各画素毎の画素データ片を順次取り込んで保持する第1ラッチ部と、ロード信号に応じて前記第1ラッチ部に保持されている前記画素データ片の各々をQ個毎(Qは、2以上の整数)に順次、所定時間差をもって取り込んで出力する第2ラッチ部と、前記第2ラッチ部から出力された前記画素データ片の各々に基づき前記表示セル各々を駆動させるべき駆動電位を夫々生成する駆動電位生成部と、前記ロード信号の供給時点から所定期間の経過後に前記駆動電位生成部にて生成された前記駆動電位各々を同時に前記表示パネルの前記表示セル各々に印加する出力ゲート部と、を有する。
【0007】
本発明の第2の特徴による表示パネルの駆動装置は、画素を担う表示セルの複数が形成されている表示パネルを入力映像信号に応じて駆動する表示パネルの駆動装置であって、前記入力映像信号に基づく各画素毎の画素データ片を順次取り込んで保持する第1ラッチ部と、ロード信号に応じて当該ロード信号を夫々異なる遅延時間にて遅延させた遅延ロード信号を夫々生成する時間差付加部と、前記遅延ロード信号各々及び前記ロード信号に応じて、前記第1ラッチ部に保持されている前記画素データ片の各々をQ個毎(Qは、2以上の整数)に順次取り込んで出力する第2ラッチ部と、前記第2ラッチ部から出力された前記画素データ片の各々に基づき前記表示セル各々を駆動させるべき駆動電位を夫々生成する駆動電位生成部と、前記ロード信号に応じてオン状態からオフ状態に遷移し、前記遅延ロード信号各々の内で最も遅延時間の長い遅延ロード信号に応じて前記オフ状態から前記オン状態に遷移させるべき出力スイッチ信号を生成する出力遅延制御部と、前記出力スイッチ信号が前記オン状態を示す期間だけ前記駆動電位生成部にて生成された前記駆動電位各々を前記表示パネルの前記表示セル各々に印加する出力ゲート部と、を有する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、第2ラッチ部が、第1ラッチ部に保持されている画素データ片の各々をロード信号に応じてQ個毎に順次、所定時間差をもって取り込んで出力するようにしているので、多数のデータビットが同時にビット反転することはないので、瞬間的な大電流の流れ込みに伴うEMIを抑制させることが可能となる。更に、第2ラッチ部から出力された画素データ片各々に対応した表示セル駆動用の駆動電位を、上記ロード信号の供給時点から所定期間が経過した後に一斉に表示パネルの表示セル各々に印加するようにしている。これにより、上述したように、第2ラッチ部での各画素データ片に対する取り込みタイミングを強制的に異ならせても、この第2ラッチ部から出力された画素データ片に対応した駆動電位の各々を同時に表示パネルの表示セル各々に印加することが可能となる。よって、表示セル各々に対する駆動電位の印加タイミングがずれることに起因する画質劣化が防止される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
入力映像信号に基づく各画素毎の画素データ片を順次取り込んで保持する第1ラッチ部に保持されている画素データ片の各々を、第2ラッチ部が、ロード信号に応じてQ個毎に順次、所定時間差をもって取り込んで出力する。この際、第2ラッチ部から出力された画素データ片各々に対応した表示セル駆動用の駆動電位を、上記ロード信号の供給時点から所定期間が経過した後に一斉に表示パネルの表示セル各々に印加する。
【実施例1】
【0010】
図1は、本発明による駆動装置としてのソースドライバを備えた液晶表示装置の概略構成を示す図である。
【0011】
図1に示すように、かかる液晶表示装置は、駆動制御部10、走査ドライバ部11、ソースドライバ部12、及びカラーTFT(thin film transistors)液晶パネルとしての表示パネル20から構成される。
【0012】
表示パネル20には、液晶層(図示せぬ)を駆動すべく、夫々が2次元画面の水平方向に伸張するm個の走査ラインS〜Sと、夫々が2次元画面の垂直方向に伸張するn個のソースライン(赤色ソースラインR〜Rn/3、緑色ソースラインG〜Gn/3、青色ソースラインB〜Bn/3)とが形成されている。更に、走査ライン及びソースラインの各交叉部の領域(破線にて囲まれた領域)には、1画素(赤色画素、緑色画素、又は青色画素)を担う表示セルが形成されている。各表示セルには、走査ラインを介して上記走査ドライバ部11から供給された走査パルスに応じてオン状態になるトランジスタ(図示せぬ)が含まれている。かかるトランジスタは、そのオン状態時において、ソースラインを介して上記ソースドライバ部12から供給された画素駆動電位を、液晶層を挟む電極各々(図示せぬ)の内の一方の電極に印加する。尚、液晶層を挟む電極各々の内の他方の電極には所定の基準電位VCOMが固定印加されている。各表示セルは、上記画素駆動電位及び基準電位VCOMによる電圧に対応した輝度表示を行う。
【0013】
駆動制御部10は、入力映像信号に基づき、各フレーム毎の駆動タイミングを表すフレーム同期信号、及び各種駆動制御信号(後述する)を生成し、これらを走査ドライバ部11及びソースドライバ部12に供給する。更に、駆動制御部10は、入力映像信号に基づき、各画素毎の輝度レベルを例えば夫々8ビットにて表す画素データPDを順次生成し、これを6個ずつ、ソースドライバ部12に供給する。
【0014】
すなわち、駆動制御部10は、1走査ライン上における各画素に対応した画素データPD各々の内で、赤色を担う画素データPDによる系列中の奇数番目に配列されているものを画素データ系列PR1、偶数番目に配列されているものを画素データ系列PR2としてソースドライバ部12に供給する。又、駆動制御部10は、1走査ライン上における各画素に対応した画素データPD各々の内で、緑色を担う画素データPDによる系列中の奇数番目に配列されているものを画素データ系列PG1、偶数番目に配列されているものを画素データ系列PG2としてソースドライバ部12に供給する。更に、駆動制御部10は、1走査ライン上における各画素に対応した画素データPD各々の内で、青色を担う画素データPDによる系列中の奇数番目に配列されているものを画素データ系列PB1、偶数番目に配列されているものを画素データ系列PB2としてソースドライバ部12に供給する。
【0015】
例えば、駆動制御部10は、図2に示すように、クロック信号CLK1における最初のクロックパルスに応じて、
画素データ系列PR1中における第1番目の画素データPDとしてPDR1
画素データ系列PG1中における第1番目の画素データPDとしてPDG1
画素データ系列PB1中における第1番目の画素データPDとしてPDB1
画素データ系列PR2中における第1番目の画素データPDとしてPDR2
画素データ系列PG2中における第1番目の画素データPDとしてPDG2
画素データ系列PB2中における第1番目の画素データPDとしてPDB2
を夫々同時にソースドライバ部12に供給する。
【0016】
次に、クロック信号CLK1における第2番目のクロックパルスに応じて、駆動制御部10は、
画素データ系列PR1中における第2番目の画素データPDとしてPDR3
画素データ系列PG1中における第2番目の画素データPDとしてPDG3
画素データ系列PB1中における第2番目の画素データPDとしてPDB3
画素データ系列PR2中における第2番目の画素データPDとしてPDR4
画素データ系列PG2中における第2番目の画素データPDとしてPDG4
画素データ系列PB2中における第2番目の画素データPDとしてPDB4
を夫々同時にソースドライバ部12に供給する。
【0017】
次に、クロック信号CLK1における第3番目のクロックパルスに応じて、駆動制御部10は、
画素データ系列PR1中における第3番目の画素データPDとしてPDR5
画素データ系列PG1中における第3番目の画素データPDとしてPDG5
画素データ系列PB1中における第3番目の画素データPDとしてPDB5
画素データ系列PR2中における第3番目の画素データPDとしてPDR6
画素データ系列PG2中における第3番目の画素データPDとしてPDG6
画素データ系列PB2中における第3番目の画素データPDとしてPDB6
を夫々同時にソースドライバ部12に供給する。
【0018】
走査ドライバ部11は、駆動制御部10から供給されたフレーム同期信号に応じて、所定のピーク電圧を有する走査パルスを生成し、これを表示パネル20の走査ラインS〜S各々に順次、択一的に印加する。
【0019】
ソースドライバ部12は、駆動制御部10から供給された6系統の画素データ系列、すなわち画素データ系列PR1、PG1、PB1、PR2、PG2及びPB2各々による各画素毎の画素データPDを取り込み、その画素データPDによって示される輝度レベルに対応したピーク電位を有する駆動パルスを1走査ライン分(n個)ずつ生成する。この際、ソースドライバ部12は、各走査パルスに同期して、その走査パルスの印加対象となった走査ラインに属する画素各々に対応した1走査ライン分(n個)の駆動パルスを、夫々に対応するソースライン(R〜Rn/3、G〜Gn/3、B〜Bn/3)に印加する。
【0020】
図3は、ソースドライバ部12の概略構成を示す図である。
【0021】
図3に示すように、ソースドライバ部12は、第1ラッチ群606〜606(n/6)、シフトレジスタ607、第2ラッチ群608〜608(n/6)、時間差付加部609、遅延素子609〜609(n/6)-1、画素駆動電位生成部GP〜GP(n/6)、タイマ610及び出力ゲート部801〜801(n/6)から構成される。
【0022】
図4は、図3に示される構成中から、第1ラッチ群606、第2ラッチ群608、画素駆動電位生成部GP及び出力ゲート部801を抜粋して、各モジュールの内部構成を示す図である。
【0023】
シフトレジスタ607は、駆動制御部10が1走査ライン分の駆動動作を開始させる度に送出する図2に示す如きSTART信号を、クロック信号CLK1に応じて後段にシフトして行くフリップフロップFF〜FF(n/6)から構成される。この際、フリップフロップFF〜FF(n/6)各々の出力信号が、図2に示す如き第1ロード信号L1〜L1(n/6)として、対応する第1ラッチ群606〜606(n/6)に夫々供給される。
【0024】
第1ラッチ群606〜606(n/6)は夫々が同一の内部構成、すなわち図4に示す如きラッチ103〜108から構成されるものである。ラッチ103〜108は、画素データ系列PR1、PG1、PB1、PR2、PG2及びPB2各々中の画素データPDを、シフトレジスタ607から供給された第1ロード信号L1に応じて夫々取り込んで記憶し、これらを第2ラッチ群608に送出する。
【0025】
例えば第1ラッチ群606のラッチ103〜108は、図2に示す第1ロード信号L1に応じて夫々、図2に示す如き、
画素データ系列PR1中における第1番目の画素データPDR1
画素データ系列PG1中における第1番目の画素データPDG1
画素データ系列PB1中における第1番目の画素データPDB1
画素データ系列PR2中における第1番目の画素データPDR2
画素データ系列PG2中における第1番目の画素データPDG2
画素データ系列PB2中における第1番目の画素データPDB2
を取り込んで記憶し、これらを第2ラッチ群608に送出する。
【0026】
又、例えば第1ラッチ群606のラッチ103〜108は、図2に示す第1ロード信号L1に応じて夫々、図2に示す如き、
画素データ系列PR1中における第2番目の画素データPDR3
画素データ系列PG1中における第2番目の画素データPDG3
画素データ系列PB1中における第2番目の画素データPDB3
画素データ系列PR2中における第2番目の画素データPDR4
画素データ系列PG2中における第2番目の画素データPDG4
画素データ系列PB2中における第2番目の画素データPDB4
を取り込んで記憶し、これらを第2ラッチ群608に送出する。
【0027】
又、例えば第1ラッチ群606のラッチ103〜108は、図2に示す第1ロード信号L1に応じて夫々、図2に示す如き、
画素データ系列PR1中における第3番目の画素データPDR5
画素データ系列PG1中における第3番目の画素データPDG5
画素データ系列PB1中における第3番目の画素データPDB5
画素データ系列PR2中における第3番目の画素データPDR6
画素データ系列PG2中における第3番目の画素データPDG6
画素データ系列PB2中における第3番目の画素データPDB6
を取り込んで記憶し、これらを第2ラッチ群608に送出する。
【0028】
引き続き、図2に示す第1ロード信号L1〜L1(n/6)に応じて、順次、第1ラッチ群606〜606(n/6)各々に画素データPDが取り込まれると、すなわち、1走査ライン分の画素データPDが第1ラッチ群606〜606(n/6)に取り込まれると、駆動制御部10は、図2に示す如きロード信号LOADを時間差付加部609に供給する。
【0029】
時間差付加部609は、図2に示すように、上記ロード信号LOADをそのまま第2ロード信号L2として第2ラッチ群608に供給すると共に、かかるロード信号LOADを、夫々異なる時間差をもって出力したものを第2ロード信号L2〜L2(n/6)として夫々第2ラッチ群608〜608(n/6)に供給する。例えば、時間差付加部609は、図5に示す如く、夫々が2つのインバータ素子を直列接続してなるバッファB〜B(n/6)-1から構成される。バッファB〜B(n/6)-11各々の出力が、夫々上記第2ロード信号L2〜L2(n/6)となる。この際、バッファB〜B(n/6)-1の各々は、入力信号を、インバータ素子2個分の遅延時間DLの経過後に出力するという、いわゆる遅延素子として機能する。これにより、第2ロード信号L2は第2ロード信号L2よりもDL分だけ遅れて出力され、第2ロード信号L2はかかる第2ロード信号L2よりも2・DL分だけ遅れて出力され、第2ロード信号L2(n/6)は、この第2ロード信号L2よりも[(n/6)−1]・DLだけ遅れて出力されることになる。
【0030】
第2ラッチ群608〜608(n/6)は夫々が同一の内部構成、すなわち図4に示す如きラッチ109〜114から構成されるものである。ラッチ109〜114は、第2ロード信号L2に応じて、前段の第1ラッチ群606のラッチ103〜108各々から供給された画素データPDを夫々取り込んで記憶し、これらを画素駆動電位生成部GPに送出する。
【0031】
例えば第2ラッチ群608のラッチ109〜114は、図2に示す如き第2ロード信号L2に応じて、第1ラッチ群606のラッチ103〜108各々から供給された画素データPDの各々をロード信号LOADと同一タイミングで取り込んで記憶し、これらを画素駆動電位生成部GPに送出する。
【0032】
又、第2ラッチ群608のラッチ109〜114は、図2に示す如き第2ロード信号L2に応じて、第1ラッチ群606のラッチ103〜108各々から供給された画素データPDの各々を、上記第2ロード信号L2よりも遅延時間DL分だけ遅れたタイミングで取り込んで記憶し、これらを画素駆動電位生成部GPに送出する。
【0033】
又、第2ラッチ群608のラッチ109〜114は、図2に示す如き第2ロード信号L2に応じて、第1ラッチ群606のラッチ103〜108各々から供給された画素データPDの各々を、上記第2ロード信号L2よりも2・DL分だけ遅れたタイミングで取り込んで記憶し、これらを画素駆動電位生成部GPに送出する。
【0034】
引き続き、図2に示す第2ロード信号L2〜L2(n/6)に応じて、順次、第2ラッチ群608〜608(n/6)各々に画素データPDが取り込まれる。
【0035】
このように、第2ラッチ群608〜608(n/6)は、第1ラッチ群606〜606(n/6)において1走査ライン分の画素データPDの全てが取り込まれる度に、この1走査ライン分の画素データPDの各々を、6個毎に夫々所定の時間差(DL)をもって順次取り込んで出力するようにしている。つまり、第2ラッチ群608〜608(n/6)各々による画素データPDの実際の取り込みタイミングは、時間差付加部609によって夫々強制的にずらされているのである。これにより、第2ラッチ群608〜608(n/6)において、前回取り込んだ1走査ライン分のデータに対して多数のビット反転が生じる場合にも、瞬間的に大電流が流れ込むことはないので、EMIの発生が抑制される。
【0036】
画素駆動電位生成部GP〜GP(n/6)は夫々が同一の内部構成、すなわち図4に示す如きスイッチ102〜102、正電位セレクタ115、117、119、負電位セレクタ116、118、120、スイッチ101〜101、奇数列アンプ121、123、125、偶数列アンプ122、124、126を含むものである。
【0037】
スイッチ102(102、102)は、駆動制御部10から供給された極性反転信号POLに応じて、第2ラッチ群608のラッチ109(111、113)及びラッチ110(112、114)から供給された画素データPD各々を、正電位セレクタ115(117、119)及び負電位セレクタ116(118、120)の内の一方と他方に夫々供給する。例えば、スイッチ102は、極性反転信号POLが論理レベル1である場合には、第2ラッチ群608のラッチ109から供給された画素データPDを正電位セレクタ115に供給すると共に、第2ラッチ群608のラッチ110から供給された画素データPDを負電位セレクタ116に供給する。一方、極性反転信号POLが論理レベル0である場合には、スイッチ102は、第2ラッチ群608のラッチ109から供給された画素データPDを負電位セレクタ116に供給すると共に、第2ラッチ群608のラッチ110から供給された画素データPDを正電位セレクタ115に供給する。
【0038】
正電位セレクタ115(117、119)は、上記基準電位VCOMよりも高い基準電位VREF及び基準電位VCOMよりも低い基準電位VREFにて分圧された各種電位の内で基準電位VCOMよりも高い電位各々の内から、上記スイッチ102(102、102)から供給された画素データPDにて示される輝度レベルに対応した電位を選択する。そして、正電位セレクタ115(117、119)は、この選択した電位を正極性輝度電位PVとしてスイッチ101(101、101)に供給する。
【0039】
負電位セレクタ116(118、120)は、上記基準電位VREF及びVREFにて分圧された各種電位の内で基準電位VCOMよりも低い電位各々の内から、上記スイッチ102(102、102)から供給された画素データPDにて示される輝度レベルに対応した電位を選択する。そして、負電位セレクタ116(118、120)は、この選択した電位を負極性輝度電位NVとしてスイッチ101(101、101)に供給する。
【0040】
スイッチ101(101、101)は、駆動制御部10から供給された極性反転信号POLに応じて、上記負極性輝度電位NV及び正極性輝度電位PV各々を、奇数列アンプ(121、123、125)及び偶数列アンプ(122、124、126)の内の一方と他方に夫々供給する。例えば、スイッチ101は、極性反転信号POLが論理レベル1である場合には、正電位セレクタ115から供給された正極性輝度電位PVを奇数列アンプ121に供給すると共に、負電位セレクタ116から供給された負極性輝度電位NVを偶数列アンプ122に供給する。一方、極性反転信号POLが論理レベル0である場合には、スイッチ101は、正電位セレクタ115から供給された正極性輝度電位PVを偶数列アンプ122に供給すると共に、負電位セレクタ116から供給された負極性輝度電位NVを奇数列アンプ121に供給する。
【0041】
奇数列アンプ121(123、125)及び偶数列アンプ122(124、126)は、夫々に供給された負極性輝度電位NV又は正極性輝度電位PVを表示パネル20の液晶層を駆動し得る電位に増幅し、これを各画素に対応した画素駆動電位として、出力ゲート部(801〜801(n/6))のスイッチング素子(131〜136)に供給する。
【0042】
このように、画素駆動電位生成部GPでは、入力映像信号に基づく各画素毎の輝度レベルをその輝度レベルに対応した負極性輝度電位NV又は正極性輝度電位PVに変換し、これを表示パネル20のソースライン(R〜Rn/3、G〜Gn/3、B〜Bn/3)を介して各画素に印加すべき画素駆動電位として生成する。この際、画素駆動電位生成部GPにおいては、互いに隣接する画素各々の内の一方に対応した画素駆動電位を負極性輝度電位NVとした場合、他方の画素に対応した画素駆動電位を正極性輝度電位PVとしている。例えば、極性反転信号POLが論理レベル1である場合、第2ラッチ群608のラッチ109から送出された画素データPDはスイッチ102を介して正電位セレクタ115に供給され、この正電位セレクタ115にて得られた正極性輝度電位PVがスイッチ101を介してアンプ121に送出される。又、極性反転信号POLが論理レベル1である場合、第2ラッチ群608のラッチ110から送出された画素データPDはスイッチ102を介して負電位セレクタ116に供給され、この負電位セレクタ116にて得られた負極性輝度電位NVがスイッチ101を介してアンプ122に送出される。すなわち、この際、アンプ121からは正極性輝度電位PV、このアンプ121に対応した画素の隣接画素に対応したアンプ122からは負極性輝度電位NVに対応した画素駆動電位が夫々送出されるのである。一方、極性反転信号POLが論理レベル0である場合、第2ラッチ群608のラッチ109から送出された画素データPDはスイッチ102を介して負電位セレクタ116に供給され、この負電位セレクタ116にて得られた負極性輝度電位NVがスイッチ101を介してアンプ121に送出される。又、極性反転信号POLが論理レベル0である場合、第2ラッチ群608のラッチ110から送出された画素データPDはスイッチ102を介して正電位セレクタ115に供給され、この正電位セレクタ115にて得られた正極性輝度電位PVがスイッチ101を介してアンプ122に送出される。すなわち、この際、アンプ121からは負極性輝度電位NV、アンプ122からは正極性輝度電位PVに対応した画素駆動電位が夫々送出されるのである。ここで、表示パネル20の液晶層を挟む電極各々の内の一方の電極に上記画素駆動電位を印加する際には、他方の電極には負極性輝度電位NVよりも高く且つ正極性輝度電位PVよりも低い基準電位VCOMが固定印加されている。よって、画素駆動電位として正極性輝度電位PVが印加される場合には表示パネル20の液晶層には正極性の駆動電圧が印加されることになる一方、画素駆動電位として負極性輝度電位NVが印加される場合には表示パネル20の液晶層には負極性の駆動電圧が印加されることになる。
【0043】
すなわち、画素駆動電位生成部GPでは、表示パネル20のソースライン(R〜Rn/3、G〜Gn/3、B〜Bn/3)を介して各画素に印加すべき画素駆動電位を生成するにあたり、隣接する画素毎にその極性を反転させると共に、その反転状態を極性反転信号POLに応じて変更できるようにしている。
【0044】
画素駆動電位生成部GP〜GP(n/6)各々によって生成された、1走査ライン分の画素各々に対応した画素駆動電位の各々は、出力ゲート部801〜801(n/6)各々のスイッチング素子131〜136に夫々供給される。
【0045】
タイマ610は、図2に示す如き、上記ロード信号LOADの立ち上がり時点から所定期間TPTの間に亘り論理レベル1、その他の期間は論理レベル0となる出力スイッチ信号SWOFFを生成し、これを出力ゲート部801〜801(n/6)各々のスイッチング素子131〜136に供給する。
【0046】
出力ゲート部801〜801(n/6)各々のスイッチング素子131〜136の各々は、図2に示す如き出力スイッチ信号SWOFFが論理レベル0の状態にある期間中だけオン状態となり、画素駆動電位生成部GPによって生成された画素駆動電位の各々を、表示パネル20のソースライン(R〜Rn/3、G〜Gn/3、B〜Bn/3)に送出する。一方、出力スイッチ信号SWOFFが論理レベル1の状態にある期間、つまり上記ロード信号LOADが論理レベル0から論理レベル1に遷移した時点から所定期間TPTが経過するまでの間は、スイッチング素子131〜136各々はオフ状態となり、表示パネル20のソースライン(R〜Rn/3、G〜Gn/3、B〜Bn/3)をハイインピーダンス状態にする。尚、所定期間TPTは、ロード信号LOADに対応した第2ロード信号L2が第2ラッチ群608に供給開始されてから、第2ロード信号L2(n/6)が第2ラッチ群608(n/6)に供給開始されるまでの期間、つまり[(n/6)−1]・DLよりも長い時間である。すなわち、所定期間TPTは、ロード信号LOADが供給開始された時点(論理レベル0から論理レベル1へ遷移した時点)から1走査ライン分の画素データPDの全てが第2ラッチ群(608〜608(n/6))に取り込まれるまでに費やされる時間よりも長い時間である。
【0047】
ここで、第2ロード信号L2〜L2(n/6)によれば、第2ラッチ群608〜608(n/6)各々は、夫々異なる時間差をもって画素データPDを取り込むことになる。よって、その時間差の分だけ画素駆動電位生成部GP〜GP(n/6)各々から出力される画素駆動電位各々の出力タイミングにもずれが生じることになる。従って、画素駆動電位生成部GP〜GP(n/6)各々から出力された画素駆動電位をそのまま液晶表示パネルの如き容量性の表示パネル20に印加すると、上記出力タイミングのずれに伴い各画素毎の充電電荷量が不均一となり、画質劣化を招く虞が生じる。
【0048】
そこで、図3及び図4に示すソースドライバ部12では、画素駆動電位生成部GP〜GP(n/6)各々から全ての画素駆動電位が出力されてから、出力ゲート部801〜801(n/6)各々を一斉にオン状態に設定することにより、これら画素駆動電位各々を表示パネル20のソースライン(R〜Rn/3、G〜Gn/3、B〜Bn/3)各々に同時印加するようにしている。
【0049】
よって、ソースドライバ部12によれば、EMI発生の要因となる瞬間的な大電流を抑制すべく、第2ラッチ群608〜608(n/6)各々の画素データ取り込みタイミングを強制的に異ならせても、1走査ライン分の画素駆動電位各々の印加による各画素毎の充電電荷量が均一となるので、上記の如き画質劣化は生じない。すなわち、画質劣化を生じさせることなく、EMIの発生を抑制させることが可能となるのである。
【実施例2】
【0050】
図6は、本発明による駆動装置としてのソースドライバを備えた液晶表示装置の概略構成を示す図である。
【0051】
尚、図6に示す構成では、図3に示されるタイマ610の代わりに図7に示す如き内部構成を有する出力遅延制御部611を採用した点を除く他の構成は、図3に示されるものと同一である。
【0052】
よって、以下に出力遅延制御部611による出力スイッチ信号SWOFFの生成動作について説明する。
【0053】
出力遅延制御部611は、図7に示す如きインバータIV1、IV2、及びナンドゲートNG1及びNG2からなるRSフリップフロップと、RSフリップフロップの反転出力端子Qの論理レベルを反転させたものを上記出力スイッチ信号SWOFFとして送出するインバータIV3と、から構成される。かかるRSフリップフロップのS端子には上記の如きロード信号LOADが供給され、そのR端子には、ロード信号LOADを[(n/6)−1]・DLだけ遅延させた第2ロード信号L2(n/6)が供給される。
【0054】
よって、かかる構成により、出力遅延制御部611は、図8に示す如く、ロード信号LOADの立ち上がり時点から第2ロード信号L2(n/6)の立ち上がり時点までの間だけ論理レベル1、その他の期間は論理レベル0となる出力スイッチ信号SWOFFを生成し、これを出力ゲート部801〜801(n/6)各々のスイッチング素子131〜136に供給する。
【0055】
従って、図3に示される構成と同様に、画素駆動電位生成部GP〜GP(n/6)各々から全ての画素駆動電位が出力された直後に、出力ゲート部801〜801(n/6)が一斉にオン状態になるので、1走査ライン分の画素駆動電位各々が表示パネル20のソースライン(R〜Rn/3、G〜Gn/3、B〜Bn/3)に同時印加されることになる。よって、瞬間的に流れ込む大電流を抑制すべく、上述したように第2ラッチ群608〜608(n/6)各々の画素データ取り込みタイミングを強制的に異ならせても、1走査ライン分の画素駆動電位各々の印加による各画素毎の充電電荷量を均一にすることができる。すなわち、画質劣化を生じさせることなく、EMIの発生を抑制させることが可能となるのである。
【0056】
尚、上記実施例1及び2では、第1ラッチ群(606〜606(n/6))が、入力映像信号に基づく各画素毎の画素データPDを6個ずつ順次、取り込むような構成となっているが、第1ラッチ群において画素データPDを同時に取り込む数は6個に限定されるものではない。
【0057】
例えば、第1ラッチ群において8ビットの画素データPDをK個(Kは2以上の整数)ずつ取り込ませる場合には、夫々がK個の8ビットラッチからなる第1ラッチ群606〜606(n/K)、及びクロック信号CLK1に応じてSTART信号を後段にシフトして行く(n/K)段のフリップフロップFF〜FF(n/K)を備えたシフトレジスタ607を採用する。この際、フリップフロップFF〜FF(n/K)各々の出力信号が、第1ロード信号L1〜L1(n/K)として上記第1ラッチ群606〜606(n/K)に夫々供給される。更に、かかる構成を採用する場合、駆動制御部10は、1走査ライン上における各画素に対応した画素データPDの各々をK個の画素データ系列に分割したものを、夫々第1ラッチ群606〜606(n/K)に供給する。
【0058】
又、上記実施例1及び2では、第2ラッチ群(608〜608(n/6))にて、第1ラッチ群(606〜606(n/6))から供給された1走査ライン分の画素データPD各々を取り込むにあたり、画素データPDの6個毎に順次、所定時間(DL)の遅延をもって取り込ませるようにしているが、その個数は6個に限定されるものではない。要するに、第2ラッチ群(608〜608(n/6))に対して、画素データPDのQ個毎(Qは、2以上の整数)に順次、所定時間(DL)の遅延をもって取り込ませるようにするのである。
【0059】
又、上記実施例1及び2では、画素駆動電位生成部GP〜GP(n/6)から出力された1走査ライン分の各画素に対応した画素駆動電位各々を表示パルス20に印加する際の出力タイミングを揃えるべく、出力ゲート部801〜801(n/6)を設けるようにしている。しかしながら、これら出力ゲート部801〜801(n/6)を設ける代わりに、かかる出力ゲート部801の機能を、図4に示すスイッチ102〜102、又はスイッチ101〜101に持たせるようにしても良い。例えば、スイッチ102〜102(スイッチ101〜101)に対して、上記極性反転信号POLと共に出力スイッチ信号SWOFFを供給する構成を採用する。この際、スイッチ102〜102(スイッチ101〜101)としては、図2又は図8の如き出力スイッチ信号SWOFFが論理レベル1である間は、その出力をオープン状態にするものを採用する。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】本発明による駆動装置を備えた液晶表示装置の概略構成を示す図である。
【図2】第1の実施例による駆動装置の動作例を示す図である。
【図3】第1の実施例による駆動装置としてのソースドライバ部12の構成を示す図である。
【図4】図3に示される構成中から、第1ラッチ群606、第2ラッチ群608、画素駆動電位生成部GP及び出力ゲート部801を抜粋して、各モジュールの内部構成を詳細に示す図である。
【図5】図3に示される時間差付加部609の内部構成の一例を示す図である。
【図6】第2の実施例による駆動装置としてのソースドライバ部12の構成を示す図である。
【図7】図6に示される出力遅延制御部611の内部構成の一例を示す図である。
【図8】第2の実施例による駆動装置の動作例を示す図である。
【符号の簡単な説明】
【0061】
10 駆動制御部
12 ソースドライバ部
20 表示パネル
6061〜606(n/6) 第1ラッチ群
6081〜608(n/6) 第2ラッチ群
609 時間差付加部
610 タイマ
611 出力遅延制御部
8011〜801(n/6) 出力ゲート部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画素を担う表示セルの複数が形成されている表示パネルを入力映像信号に応じて駆動する表示パネルの駆動装置であって、
前記入力映像信号に基づく各画素毎の画素データ片を順次取り込んで保持する第1ラッチ部と、
ロード信号に応じて前記第1ラッチ部に保持されている前記画素データ片の各々をQ個毎(Qは、2以上の整数)に順次、所定時間差をもって取り込んで出力する第2ラッチ部と、
前記第2ラッチ部から出力された前記画素データ片の各々に基づき前記表示セル各々を駆動させるべき駆動電位を夫々生成する駆動電位生成部と、
前記ロード信号の供給時点から所定期間の経過後に前記駆動電位生成部にて生成された前記駆動電位各々を同時に前記表示パネルの前記表示セル各々に印加する出力ゲート部と、を有することを特徴とする表示パネルの駆動装置。
【請求項2】
前記第1ラッチ部は、前記表示パネルにおける各走査ライン毎にその走査ラインに対応した前記画素データ片の各々を取り込んで保持し、
前記第2ラッチ部は、前記第1ラッチ部に保持されている1走査ライン分の前記画素データ片の各々を前記Q個毎に順次、前記所定時間差をもって取り込んで出力することを特徴とする請求項1記載の表示パネルの駆動装置。
【請求項3】
前記所定期間は、前記ロード信号が供給されてから1走査ライン分の前記画素データ片各々が全て前記第2ラッチ部に取り込まれるまでに費やされる時間よりも長いことを特徴とする請求項2記載の表示パネルの駆動装置。
【請求項4】
画素を担う表示セルの複数が形成されている表示パネルを入力映像信号に応じて駆動する表示パネルの駆動装置であって、
前記入力映像信号に基づく各画素毎の画素データ片を順次取り込んで保持する第1ラッチ部と、
ロード信号に応じて当該ロード信号を夫々異なる遅延時間にて遅延させた遅延ロード信号を夫々生成する時間差付加部と、
前記遅延ロード信号各々及び前記ロード信号に応じて、前記第1ラッチ部に保持されている前記画素データ片の各々をQ個毎(Qは、2以上の整数)に順次取り込んで出力する第2ラッチ部と、
前記第2ラッチ部から出力された前記画素データ片の各々に基づき前記表示セル各々を駆動させるべき駆動電位を夫々生成する駆動電位生成部と、
前記ロード信号に応じてオン状態からオフ状態に遷移し、前記遅延ロード信号各々の内で最も遅延時間の長い遅延ロード信号に応じて前記オフ状態から前記オン状態に遷移させるべき出力スイッチ信号を生成する出力遅延制御部と、
前記出力スイッチ信号が前記オン状態を示す期間だけ前記駆動電位生成部にて生成された前記駆動電位各々を前記表示パネルの前記表示セル各々に印加する出力ゲート部と、を有することを特徴とする表示パネルの駆動装置。
【請求項5】
前記第1ラッチ部は、前記表示パネルにおける各走査ライン毎にその走査ラインに対応した前記画素データ片の各々を取り込んで保持し、
前記第2ラッチ部は、前記第1ラッチ部に保持されている1走査ライン分の前記画素データ片の各々を前記Q個毎に順次、前記所定時間差をもって取り込んで出力することを特徴とする請求項4記載の表示パネルの駆動装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−44237(P2010−44237A)
【公開日】平成22年2月25日(2010.2.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−208529(P2008−208529)
【出願日】平成20年8月13日(2008.8.13)
【出願人】(308033711)OKIセミコンダクタ株式会社 (898)
【出願人】(591049893)株式会社 沖マイクロデザイン (127)
【Fターム(参考)】