説明

表示装置

【課題】指針画像と記指標画像とを重ねて表示する際に、指標画像が表す指標を読み取り可能な表示装置を提供する。
【解決手段】表示装置1は、指針を構成する指針画像71と、指針が指し示す指標を構成する指標画像73とを有する計器画像7を表示可能な表示パネル2と、指針画像71と指標画像73とを重ねて表示する重ね合わせ表示が可能なように計器画像7を表示パネル2に表示させる制御手段4、5と、を備え、制御手段4、5が、重ね合わせ表示の際に、指標画像73が表す指標を読み取り可能なように指針画像71の指針形態と指標画像73の指標表示態様との少なくとも一方を変化させる。これにより、指標画像が表す指標を読み取り可能にできる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、指針と指標とを少なくとも有する計器画像を表示する表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
マトリックス状に複数の画素が形成されている液晶パネル等の表示パネルを備え、指針を構成する指針画像と、指針が指し示す指標を構成する指標画像とを少なくとも有する計器画像を、表示パネルに表示する表示装置が開示されている(特許文献1を参照)。
【特許文献1】特開2006−21573号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特許文献1には明確に記載されていないが、指針画像と指標画像とが重なるように計器画像が表示される場合、この重なりによって指標画像が表す指標を読み取り難くなる。
【0004】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、指針画像と記指標画像とを重ねて表示する際に、指標画像が表す指標を読み取り可能な表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記目的を達成するため、以下の技術的手段を採用する。
【0006】
請求項1に記載の表示装置は、指針を構成する指針画像と、指針が指し示す指標を構成する指標画像とを有する計器画像を表示可能な表示パネルと、指針画像と指標画像とを重ねて表示する重ね合わせ表示が可能なように計器画像を表示パネルに表示させる制御手段と、を備え、制御手段が、重ね合わせ表示の際に、指標画像が表す指標を読み取り可能なように指針画像の指針形態と指標画像の指標表示態様との少なくとも一方を変化させることを特徴とする。
【0007】
この構成では、重ね合わせ表示の際に、指標画像が表す指標を読み取り可能なように指針画像の指針形態と指標画像の指標表示態様との少なくとも一方を変化させる。これにより、重ね合わせ表示の際に、指標画像が表す指標を読み取り可能にできる。
【0008】
請求項2に記載の表示装置は、制御手段が、指針画像と指標画像とが重なる位置で、指針画像を連続的に見せることが可能なように指針形態と指標表示態様との少なくとも一方を変化させることを特徴とする。
【0009】
この構成では、指針画像と指標画像とが重なる位置で、指針画像を連続的に見せることが可能なように指針形態と指標表示態様との少なくとも一方を変化させる。これにより、指標画像と重なる位置で指針画像を連続的に見せることが可能になるため、いずれの指標画像が指針画像によって指し示されているかが認識し易くなる。また、請求項1に記載されている構成により、この重なる位置で指標画像が表す指標を読み取り可能になる。したがって、指針画像によって認識し易く指し示されている指標画像が表す指標を、読み取り可能にできる。
【0010】
請求項3に記載の表示装置は、制御手段が、重ね合わせ表示の際に指標画像を指針画像の上に重なるように表示させ、且つ、指針画像において重なり部の周囲の周辺部を、指針画像の明度と、指標画像の明度と、指針画像と指標画像の両方の背景の明度とのいずれとも異なる明度で表示させることによって、指針形態を変化させることを特徴とする。
【0011】
この構成では、重ね合わせ表示の際に、指標画像を指針画像の上に重なるように表示させているため、指標画像が表す指標を読み取り可能にできる。また、この構成では、指針画像において重なり部の周囲の周辺部を、指針画像と指標画像と背景とのいずれとも異なる明度で表示させる。これにより、指針画像のつながり感を、周辺部で持たせることができるため、指標画像と重なる位置で指針画像を連続的に見せることが可能になる。
【0012】
請求項4に記載の表示装置は、制御手段が、重ね合わせ表示の際に指標画像を指針画像の上に重なるように表示させ、且つ、指針画像において重なり部の周囲の周辺部を、指針画像の色相と、指標画像の色相と、指針画像と指標画像の両方の背景の色相とのいずれとも異なる色相で表示させることによって、指針形態を変化させることを特徴とする。
【0013】
この構成では、重ね合わせ表示の際に、指標画像を指針画像の上に重なるように表示させているため、指標画像が表す指標を読み取り可能にできる。また、この構成では、指針画像において重なり部の周囲の周辺部を、指針画像と指標画像と背景とのいずれとも異なる色相で表示させる。これにより、指針画像のつながり感を、周辺部で持たせることができるため、指標画像と重なる位置で指針画像を連続的に見せることが可能になる。
【0014】
請求項5に記載の表示装置は、制御手段が、周辺部を、指針画像の色相と、指標画像の色相と、背景の色相とのいずれとも異なる色相で表示させることを特徴とする。
【0015】
この構成では、請求項3と請求項4の両方に記載されている構成を兼ね備えているため、上述の効果をより高めることができる。
【0016】
請求項6に記載の表示装置は、制御手段が、周辺部を、背景の明度と指針画像の明度との間の明度で表示させることを特徴とする
この構成では、周辺部を、背景の明度と指針画像の明度との間の明度で表示させる。これにより、背景の明度と指針画像の明度との間の明度で表示させる周辺部を背景として、指標画像を表示させるため、指針画像を背景として指標画像を表示させる場合と比較して、指針画像と重なっている指標画像を認識し易くできる。このため、指標画像が表す指標を読み取り可能にできる。
【0017】
また、背景の明度と指針画像の明度との間の明度で周辺部を表示させるため、この周辺部で指針画像につながり感を持たせることができる。これにより、指標画像と重なる位置で指針画像を連続的に見せることが可能になる。
【0018】
請求項7に記載の表示装置は、制御手段が、周辺部を、背景の色相と指針画像の色相との間の色相で表示させることを特徴とする。
【0019】
この構成では、周辺部を、背景の色相と指針画像の色相との間の色相で表示させる。これにより、背景の色相と指針画像の色相との間の色相で表示させる周辺部を背景として、指標画像を表示させるため、指針画像を背景として指標画像を表示させる場合と比較して、指針画像と重なっている指標画像を認識し易くできる。このため、指標画像が表す指標を読み取り可能にできる。
【0020】
また、背景の色相と指針画像の色相との間の明度で周辺部を表示させるため、この周辺部で指針画像につながり感を持たせることができる。これにより、指標画像と重なる位置で指針画像を連続的に見せることが可能になる。
【0021】
請求項8に記載の表示装置は、制御手段が、周辺部を、背景の色相と指針画像の色相との間の色相で表示させることを特徴とする。この構成では、請求項6と請求項7の両方に記載されている構成を兼ね備えているため、上述の効果をより高めることができる。
【0022】
請求項9に記載の表示装置は、制御手段が、周辺部を、背景の明度と指針画像の明度との略中央の明度で表示させることを特徴とする。ここで、周辺部を、背景に近い明度で表示させる場合、指針画像と重なっている指標画像を認識し易くできるが、周辺部で指針画像のつながり感が低下する。反対に、周辺部を、指針画像に近い明度で表示させる場合、指針画像と重なっている指標画像を認識し難くなるが、周辺部で指針画像のつながり感が向上する。
【0023】
このように、指針画像と重なっている指標画像を認識し易くすることと、指針画像のつながり感を向上することとは、相反することである。これに対して、この構成では、周辺部を背景と指針画像との略中央の明度で表示させるため、より適切に上述の効果を高めることができる。
【0024】
請求項10に記載の表示装置は、制御手段が、周辺部を、背景の色相と指針画像の色相との略中央の色相で表示させることを特徴とする。ここで、周辺部を、背景に近い色相で表示させる場合、指針画像と重なっている指標画像を認識し易くできるが、周辺部で指針画像のつながり感が低下する。反対に、周辺部を、指針画像に近い色相で表示させる場合、指針画像と重なっている指標画像を認識し難くなるが、周辺部で指針画像のつながり感が向上する。
【0025】
このように、指針画像と重なっている指標画像を認識し易くすることと、指針画像のつながり感を向上することとは、相反することである。これに対して、この構成では、周辺部を背景と指針画像との略中央の色相で表示させるため、より適切に上述の効果を高めることができる。
【0026】
請求項11に記載の表示装置は、制御手段が、周辺部を、背景の明度と指針画像の明度との略中央の明度で表示させることを特徴とする。この構成では、請求項9と請求項10の両方に記載されている構成を兼ね備えているため、より一層適切に上述の効果を高めることができる。
【0027】
請求項12に記載の表示装置は、制御手段が、指針画像の長手方向において周辺部の両端から重なり部の中央に向かって、指針画像の明度から背景の明度まで周辺部の明度が徐々に変化していくグラデーションを、周辺部に表示させることを特徴とする。これにより、周辺部の両端側で指針画像のつながり感が向上し、重なり部の中央側で、指針画像と重なっている指標画像を認識し易くできる。したがって、上述の効果を得ることができると共に、周辺部のグラデーション効果によって、意匠性を高めることができる。
【0028】
請求項13に記載の表示装置は、制御手段が、指針画像の長手方向において周辺部の両端の一方から他方に向かって、指針画像の明度から背景の明度まで周辺部の明度が徐々に変化していくグラデーションを、周辺部に表示させることを特徴とする。これにより、周辺部の両端の一方側で指針画像のつながり感が向上し、周辺部の両端の他方側で、指針画像と重なっている指標画像を認識し易くできる。これらの結果、上述の効果を得ることができると共に、周辺部のグラデーション効果によって、意匠性を高めることができる。
【0029】
請求項14に記載の表示装置は、指針画像が指し示している指標画像と背景との明度差を、他の指標画像と背景との明度差より高く設定することを特徴とする。これにより、指針画像が指し示す指標画像を、より認識し易くできるため、この指標画像が表す指標をより読み取り易くできる。
【0030】
請求項15に記載の表示装置は、制御手段が、指針画像が指し示している指標画像の陰影を表す陰影部を、指針画像が指し示している指標画像と隣接させて表示することを特徴とする。これにより、指針画像が指し示す指標画像を、より認識し易くできるため、この指標画像が表す指標をより読み取り易くできる。
【0031】
請求項16に記載の表示装置は、制御手段が、重ね合わせ表示の際に、指標画像と指針画像の重なり部を、指針画像の明度と指標画像の明度とのいずれとも異なる明度で表示させることによって、指標表示態様を変化させることを特徴とする。
【0032】
この構成では、重ね合わせ表示の際に、重なり部を、指針画像の明度と指標画像の明度とのいずれとも異なる明度で表示させるため、指標画像が表す指標を読み取り可能にできる。また、指針画像のつながり感を、重なり部で持たせることができるため、指針画像を連続的に見せることが可能になる。
【0033】
請求項17に記載の表示装置は、制御手段が、重ね合わせ表示の際に、指標画像と指針画像の重なり部を、指針画像の色相と指標画像の色相とのいずれとも異なる色相で表示させることによって、指標表示態様を変化させることを特徴とする。
【0034】
この構成では、重ね合わせ表示の際に、重なり部を、指針画像の色相と指標画像の色相とのいずれとも異なる色相で表示させるため、指標画像が表す指標を読み取り可能にできる。また、指針画像のつながり感を、重なり部で持たせることができるため、指針画像を連続的に見せることが可能になる。
【0035】
請求項18に記載の表示装置は、制御手段が、重なり部を、指針画像の色相と指標画像の色相とのいずれとも異なる色相で表示させることを特徴とする。この構成では、請求項16と請求項17の両方に記載されている構成を兼ね備えているため、上述の効果をより高めることができる。
【0036】
請求項19に記載の表示装置は、制御手段が、指標画像が表す指標を読み取らせる補助画像を、指標画像の周囲に表示させることによって、指標表示態様を変化させることを特徴とする。
【0037】
この構成では、重ね合わせ表示の際に、指標画像が表す指標を読み取らせる補助画像を、指標画像の周囲に表示させるため、指標画像が表す指標を読み取り可能にできる。また、指標画像が表す指標を補助画像によって読み取り可能にしているため、指標画像によって指針画像を分断させない構成を採ることが可能になり、これにより、指針画像を連続的に見せることが可能になる。
【0038】
請求項20に記載の表示装置は、補助画像が、指針画像が動く方向に指針画像からずらした位置で表示されて、指標を表すことを特徴とする。
【0039】
この構成では、補助画像が指針画像からずらした位置で表示されるため、指標画像が表す指標を読み取り可能にできる。また、指標画像が表す指標を補助画像によって読み取り可能にしているため、指標画像によって指針画像を分断させない構成を採ることが可能になり、これにより、指針画像を連続的に見せることが可能になる。
【0040】
請求項21に記載の表示装置は、補助画像が、指標画像の陰影を表す陰影画像であることを特徴とする。この構成では、指針画像に対する指標画像の識別性を、陰影画像によって高めるため、上述の効果に加えて、指標画像に立体感を与えることができる。この立体感により、指標画像の印象を高めることができるため、指標画像の識別性をより高めることができる。したがって、指標画像が表す指標をより読み取り易くできる。
【0041】
請求項22に記載の表示装置は、補助画像が、指標画像の輪郭の少なくとも一部を表す輪郭画像であることを特徴とする。この構成では、指針画像に対する指標画像の識別性を、輪郭画像によって高めるため、上述の効果に加えて、指標画像の輪郭をより確実に認識させることができる。これにより、指標画像の識別性をより高めることができる。したがって、指標画像が表す指標をより読み取り易くできる。
【0042】
請求項23に記載の表示装置は、補助画像を、指針画像と指標画像の両方の背景の明度と指針画像の明度との略中央の明度で表示させることを特徴とする。これにより、指針画像と背景の両方において補助画像が識別可能となるため、この両方において補助画像を形成することが可能になる。したがって、指標画像の識別性をより高めるように補助画像を形成することが可能になり、指標画像が表す指標をより読み取り易くできる。
【0043】
請求項24に記載の表示装置は、補助画像を、背景の色相と指針画像の色相との略中央の色相で表示させることを特徴とする。これにより、指針画像と背景の両方において補助画像が識別可能となるため、この両方において補助画像を形成することが可能になる。したがって、指標画像の識別性をより高めるように補助画像を形成することが可能になり、指標画像が表す指標をより読み取り易くできる。
【0044】
請求項25に記載の表示装置は、制御手段が、指針画像の長手方向へ指針画像の先端より外側へ指標画像を移動させて指標画像を表示させることによって、指標表示態様を変化させることを特徴とする。
【0045】
この構成では、重ね合わせ表示の際に、指針画像の先端より外側へ指標画像を移動させて表示させるため、指針画像によって阻害されることなく指標画像が表す指標を読み取り可能にできると共に、指標画像によって分断されることなく指針画像を連続的に見せることが可能になる。
【0046】
請求項26に記載の表示装置は、制御手段が、指標画像を迂回する形状で指針画像を表示させることによって、指針形態を変化させることを特徴とする。
【0047】
この構成では、重ね合わせ表示の際に、指標画像を迂回する形状で指針画像を表示させるため、指針画像によって阻害されることなく指標画像が表す指標を読み取り可能にできると共に、指針画像を連続的に見せることが可能になる。
【0048】
請求項27に記載の表示装置は、制御手段が、重ね合わせ表示の際に、指針画像と重なっている指標画像の全体を指針画像の明度と異なる明度で表示させることによって、指標表示態様を変化させることを特徴とする。
【0049】
この構成では、重ね合わせ表示の際に、指針画像と重なっている指標画像の全体を指針画像の明度と異なる明度で表示させるため、指標画像が表す指標を読み取り可能にできる。また、指針画像と重なっている指標画像の全体を指針画像の明度と異なる明度で表示させることによって指標画像が表す指標を読み取り可能にしているため、指標画像が表す指標を読み取り可能にするために指針画像を分断させる構成を採る必要がないため、指針画像を連続的に見せることが可能になる。
【0050】
請求項28に記載の表示装置は、制御手段が、重ね合わせ表示の際に、指針画像と重なっている指標画像の全体を指針画像の色相と異なる色相で表示させることによって、指標表示態様を変化させることを特徴とする。
【0051】
この構成では、重ね合わせ表示の際に、指針画像と重なっている指標画像の全体を指針画像の色相と異なる色相で表示させるため、指標画像が表す指標を読み取り可能にできる。また、指針画像と重なっている指標画像の全体を指針画像の色相と異なる色相で表示させることによって指標画像が表す指標を読み取り可能にしているため、指標画像が表す指標を読み取り可能にするために指針画像を分断させる構成を採る必要がないため、これにより、指針画像を連続的に見せることが可能になる。
【0052】
請求項29に記載の表示装置は、制御手段が、指針画像と重なっている指標画像の全体を指針画像の色相と異なる色相で表示させることを特徴とする。この構成では、請求項27と請求項28の両方に記載されている構成を兼ね備えているため、上述の効果をより高めることができる。
【0053】
請求項30に記載の表示装置は、制御手段が、指針画像と指標画像の両方の背景において全体の周囲の背景周辺部を、背景の明度と、指針画像の明度と、全体の明度とのいずれとも異なる明度で表示させることを特徴とする。この構成では、背景周辺部によって重ね合わせ表示が強調されるため、指標画像が表す指標をより読み取り易くできる。
【0054】
請求項31に記載の表示装置は、制御手段が、指針画像と指標画像の両方の背景において全体の周囲の背景周辺部を、背景の色相と、指針画像の色相と、全体の色相とのいずれとも異なる色相で表示させることを特徴とする。この構成では、背景周辺部によって重ね合わせ表示が強調されるため、指標画像が表す指標をより読み取り易くできる。
【0055】
請求項32に記載の表示装置は、制御手段が、背景周辺部を、背景の色相と、指針画像の色相と、全体の色相とのいずれとも異なる色相で表示させることを特徴とする。この構成では、請求項30と請求項31の両方に記載されている構成を兼ね備えているため、上述の効果をより高めることができる。
【0056】
請求項33に記載の表示装置は、制御手段が、指針画像と指標画像との重なり部に指標画像を表示させ、指針画像において重なり部の周囲の周辺部を、指針画像と指標画像の両方の背景の明度と同じ明度であって背景の色相と同じ色相で表示させることによって、指針形態を変化させることを特徴とする。
【0057】
この構成では、重なり部に指標画像を表示させ、指針画像において重なり部の周囲の周辺部を、背景と同じ明度であって同じ色相で表示させるため、この周辺部を背景として、指標画像が表す指標を読み取り可能にできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0058】
以下、本発明による表示装置を図面に基づいて説明する。
【0059】
(第1実施形態)
図1に示す表示装置1は、例えば、車載用の表示装置として使用され、表示パネルである液晶パネル2と、発光ダイオード3と、制御手段であるCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)4と描画IC(集積回路)5と、ROM(リード・オンリー・メモリ)41と、記憶データの書き換えが可能な画像メモリ51とを備える。
【0060】
マトリックス状に複数の画素21が形成されている液晶パネル2は、図示しない薄膜トランジスタ(TFT)によって駆動されるタイプのアクティブマトリックス方式の液晶パネルである。また、各画素21は、赤色画素と緑色画素と青色画素を内蔵し、TFTのゲートに電圧を印加することによって各画素21において赤色画素と緑色画素と青色画素に印加する電圧を制御し、これにより、各画素21において赤色画素と緑色画素と青色画素の各光透過率を制御する。白色光を発する発光ダイオード3は、液晶パネル2の背後に配置されて液晶パネル2を透過照明する光源であり、CPU4によって点燈する。赤色画素と緑色画素と青色画素の各光透過率が制御されている各画素21を発光ダイオード3が透過照明することによって、液晶パネル2にフルカラー表示をさせる。
【0061】
CPU4は、所定の計測量である当該自動車のエンジン回転数を検出する回転センサ61等の信号を取り込み、これを描画IC5に入力させ、当該自動車に備わる機器の作動状態を報知するインジケータや当該自動車の異常を警告するウォーニングに関するインジケータ/ウォーニングセンサ62等の信号を取り込み、描画IC5に入力させる。ROM41には、図2に示す計器画像である回転メータ画像7と速度メータ画像8や、インジケータ/ウォーニング画像9等の画像データが記憶されている。CPU4からの指示により、画像データがROM41から画像メモリ51へ転送され、描画IC5は、画像メモリ51の画像データと、入力した所定の計測量やインジケータ/ウォーニング情報に基いて、各画素21において赤色画素と緑色画素と青色画素に印加する電圧を制御し、複数の画素21の各表示状態を制御する。
【0062】
これにより、図2に示すように、回転メータ画像7や速度メータ画像8やインジケータ/ウォーニング画像9等を液晶パネル2に表示させる。回転メータ画像7は、当該車両のエンジン回転数を示す回転メータを表す画像であり、エンジン回転数の増減に従って回動する指針を表す指針画像71と、目盛を表す目盛画像72と、指針が指し示す指標である数字を表す指標画像73とを備える。また、指針画像71が指標画像73を指し示す際に、指針画像71と指標画像73を重ねて表示させる。
【0063】
速度メータ画像8は、所定の計測量である当該車両の速度を表示する速度メータを表す画像であり、回転メータ画像7と同様に、当該車両の速度の増減に従って回動する指針を表す指針画像81と、目盛を表す目盛画像82と、指針が指し示す指標である数字を表す指標画像83とを備える。また、指針画像81が指標画像83を指し示す際に、指針画像81と指標画像83を重ねて表示させる。インジケータ/ウォーニング画像9は、インジケータとウォーニングとを表す画像である。
【0064】
以下、本発明の特徴である、指針画像71、81と指標画像73、83を重ねて表示させることを、図3と図4に基いて、回転メータ画像7において説明する。
【0065】
図3において、指針画像71と指標画像73の重ね合わせ表示の際に、指標画像73が表す指標(図3において数字「4」)を読み取り可能なように指針画像71の指針形態と指標画像73の指標表示態様との少なくとも一方を変化させる。また、指針画像71と指標画像73とが重なる位置で、指針画像71を長手方向(図3において上下方向)に連続的に見せることが可能なように指針形態と指標表示態様との少なくとも一方を変化させる。
【0066】
具体的に、重ね合わせ表示の際に指標画像73を指針画像71の上に重なるように表示させ、且つ、指針画像71において重なり部73aの周囲の周辺部71aを、指針画像71の明度と、指標画像73の明度と、指針画像71と指標画像73の両方の背景76の明度とのいずれとも異なる明度で表示させることによって、指針形態を変化させる。
【0067】
さらに具体的には、指針画像71と指標画像73が重なっている重なり部73aに指標画像73を表示させ、指針画像71において重なり部73aの周囲の周辺部71aを、指針画像71と指標画像73の両方の背景76と指針画像71との間の明度で表示させる。例えば、指針画像71と指標画像73が共に白色で表示され、背景76が黒色である場合、周辺部71aを、黒色の背景76と白色の指針画像71との略中央の明度である灰色で表示させる。
【0068】
これにより、黒色の背景76と白色の指針画像71との中央の明度である灰色の周辺部71aを背景として、白色の指標画像73を表示させるため、白色の指針画像71を背景として白色の指標画像73を表示させる場合と比較して、指針画像71と重なっている指標画像73を認識し易くできる。したがって、指標画像73が表す指標の数字「4」を読み取り可能にできる。
【0069】
また、黒色の背景76と白色の指針画像71との中央の明度である灰色の周辺部71aを表示させるため、この周辺部71aで指針画像71を分断させないで表示させることができる。即ち、このため、この周辺部71aで指針画像71につながり感を持たせることができ、指標画像73と重なる位置で指針画像71を連続的に見せることが可能になる。これにより、周辺部71aを背景76の黒色で表示することによって周辺部71aで指針画像71を表示させない場合と比較して、指標画像73と重なっている指針画像71を認識し易くできる。これらの結果、指針画像71と重なっている指標画像73、および指標画像73と重なっている指針画像71を認識しやすくできる。
【0070】
したがって、いずれの指標画像73が指針画像71によって指し示されているかが認識し易くなり、この重なる位置で指標画像73が表す指標の数字「4」を読み取り可能にできる。このため、指針画像71によって認識し易く指し示されている指標画像73が表す指標の数字「4」を、読み取り可能にできる。
【0071】
ここで、周辺部71aを、黒色の背景76に近い明度で(即ち、黒色に近い色で)表示させる場合、白色の指針画像71と重なっている白色の指標画像73を認識し易くできるが、黒色に近い色の周辺部71aで白色の指針画像71のつながり感が低下して、指標画像73と重なっている指針画像71を認識し難くなる。反対に、周辺部71aを、白色の指針画像71に近い明度で(即ち、白色に近い色で)表示させる場合、白色の指針画像71と重なっている白色の指標画像73を認識し難くなるが、白色に近い色の周辺部71aで白色の指針画像71のつながり感が向上して、指標画像73と重なっている白色の指針画像71を認識し易くなる。
【0072】
このように、指針画像71と重なっている指標画像73を認識し易くすることと、指標画像73と重なっている指針画像71を認識し易くすることとは、相反することである。これに対して、周辺部71aを黒色の背景76と白色の指針画像71との略中央の明度である灰色で表示させるため、より適切に両者を両立させることができる。
【0073】
なお、指針画像71が指標画像73を指し示さない場合、指針画像71と指標画像73を重ねて表示させないため、図4に示すように、周辺部71aと重なり部73aは形成されない。
【0074】
また、速度メータ画像8においても同様であるため、指針画像81と指標画像83を重ねて表示させることの説明を省略する。
【0075】
以上、本実施形態による表示装置1は、指針を構成する指針画像71と、指針が指し示す指標を構成する指標画像73とを有する計器画像である回転メータ画像7を表示可能な表示パネルである液晶パネル2と、指針画像71と指標画像73とを重ねて表示する重ね合わせ表示が可能なように回転メータ画像7を液晶パネル2に表示させる制御手段であるCPU4と描画IC5と、を備え、CPU4と描画IC5が、重ね合わせ表示の際に、指標画像73が表す指標を読み取り可能なように指針画像71の指針形態と指標画像73の指標表示態様との少なくとも一方を変化させる。これにより、重ね合わせ表示の際に、指標画像が表す指標を読み取り可能にできる。
【0076】
本実施形態の例では、周辺部71aを、均一な明度で表示させたが、これに限らない。指針画像71の長手方向(図3において上下方向)において周辺部71aの両端71b、71cから重なり部73aの中央73cに向かって、指針画像71の明度から背景76の明度まで周辺部71aの明度が徐々に変化していくグラデーションを、周辺部71aに表示させる。具体的に、周辺部71aのグラデーションでは、矢印G1に従って、上端71bから中央73cに向かって、白色の指針画像71の明度から黒色の背景76の明度まで周辺部71aの明度が徐々に変化させ、矢印G2に従って、下端71cから中央73cに向かって、白色の指針画像71の明度から黒色の背景76の明度まで周辺部71aの明度を徐々に変化させる。
【0077】
これにより、周辺部71aの両端71b、71c側で指針画像71のつながり感が向上して、指標画像73と重なっている指針画像71を認識し易くでき、重なり部73aの中央73c側で、指針画像71と重なっている指標画像73を認識し易くできる。したがって、上述の効果を得ることができると共に、周辺部71aのグラデーション効果によって、意匠性を高めることができる。
【0078】
また、指針画像71の長手方向(図3において上下方向)において周辺部71aの両端の一方である上端71bから他方である下端71cに向かって、指針画像71の明度から背景76の明度まで周辺部71aの明度が徐々に変化していくグラデーションを、周辺部71に表示させることも可能である。具体的に、周辺部71aのグラデーションでは、矢印G3に従って、上端71bから下端71cに向かって、白色の指針画像71の明度から黒色の背景76の明度まで周辺部71aの明度を徐々に変化させる。したがって、下端71cで白色から黒色に明度を急激に変化させる。
【0079】
これにより、上端71b側で指針画像71のつながり感が向上して、指標画像73と重なっている指針画像71を認識し易くできる。また、周辺部71aの下端71c側が背景76の明度に近いため、下端71c側で指針画像71と重なっている指標画像73を認識し易くできる。これらの結果、上述の効果を得ることができると共に、周辺部71aのグラデーション効果によって、意匠性を高めることができる。
【0080】
また、指針画像71が指し示している指標画像73の陰影を表す陰影部73bを、当該指標画像73と隣接させて表示することも可能である。これにより、指針画像が指し示すことによって指標画像と重なっている指針画像を、より認識し易くできる。
【0081】
また、指針画像71が指し示している指標画像73と背景76との明度差を、他の指標画像73と背景76との明度差より高く設定することも可能である。これにより、指針画像71が指し示すことによって指標画像73と重なっている指針画像71を、より認識し易くできる。
【0082】
上述の例では、指針画像71と指標画像73と背景76を色相と彩度を有さない白黒で表示させたが、これに限らない。液晶パネル2にフルカラー表示をさせることができるため、明度と色相と彩度とを組み合わせて指針画像71と指標画像73と背景76等を表示することができる。この場合において、周辺部71aを、指針画像71と指標画像73の両方の背景76と指針画像71との間の色相で表示することによっても、上述の効果を得ることができる。
【0083】
例えば、図3において、指針画像71と指標画像73を赤色で表示し、背景76を紫色で表示する場合、周辺部71aを、背景76と指針画像71との中央の色相である赤紫色で表示する。
【0084】
これにより、紫色の背景76と赤色の指針画像71との中央の色相である赤紫の周辺部71aを背景として、赤色の指標画像73を表示させるため、赤色の指針画像71を背景として赤色の指標画像73を表示させる場合と比較して、指針画像71と重なっている指標画像73を認識し易くできる。
【0085】
また、紫色の背景76と赤色の指針画像71との中央の色相である赤紫色の周辺部71aを表示させるため、この周辺部71aで指針画像71を分断させないで表示させることができる。即ち、このため、この周辺部71aで指針画像71につながり感を持たせることができる。これにより、周辺部71aを背景76の紫色で表示することによって周辺部71aで指針画像71を表示させない場合と比較して、指標画像73と重なっている指針画像71を認識し易くできる。これらの結果、指針画像71と重なっている指標画像73、および指標画像73と重なっている指針画像71を認識しやすくできる。
【0086】
(第2実施形態)
第2実施形態では、図5において、指針画像71と指標画像73の重ね合わせ表示の際に、指標画像73が表す指標の数字「4」を読み取らせる補助画像である陰影画像74を、指標画像の周囲に表示させることによって、指標表示態様を変化させる。具体的に、指針画像71と指標画像73とを重ねて表示する際に、指針画像71に対する指標画像73の識別性を高める陰影画像74を指標画像73の周囲に表示する。陰影画像74は、指標画像の陰影を表す画像であり、指針画像71と指標画像73の両方の背景76の明度と指針画像71の明度との略中央の明度で、陰影画像74を表示させる。
【0087】
例えば、指針画像71と指標画像73が共に白色で表示され、背景76が黒色である場合、陰影画像74を、黒色の背景76と白色の指針画像71との略中央の明度である灰色で表示させる。
【0088】
指針画像71に対する指標画像73の識別性を高める陰影画像74を指標画像73の周囲に表示することにより、指針画像71と記指標画像73とを重ねて表示する際に、指標画像73を識別可能にできる。したがって、指標画像73が表す指標の数字「4」を読み取り可能にできる。
【0089】
これに対して、陰影画像74を表示させない比較例では、図6に示すように、指針画像71に対して指標画像73を識別し難いため、指標画像73が表す指標の数字「4」を読み取り難い。
【0090】
また、図5に示す本発明による実施形態では、指針画像71に対する指標画像73の識別性を、指標画像73の陰影を表す陰影画像74によって高めるため、上述の効果に加えて、指標画像に立体感を与えることができる。この立体感により、指標画像73の印象を高めることができるため、指標画像73の識別性をより高めることができる。したがって、指標画像73が表す指標の数字「4」をさらに読み取り易くできる。
【0091】
また、指針画像71の明度と背景76の明度との略中央の明度で表示する陰影画像74が、指針画像71と背景76の両方において識別可能となるため、この両方において陰影画像74を形成することが可能になる。したがって、指標画像73の識別性をより高めるように陰影画像74を形成することが可能になり、この結果、指標画像73の識別性をより高めることができる。したがって、指標画像73が表す指標の数字「4」をさらに読み取り易くできる。
【0092】
また、指標画像73が表す指標の数字「4」を補助画像74によって読み取り可能にしているため、指標画像73によって指針画像を分断させない構成を採ることが可能になる。具体的に、重ね合わせ表示の際に、指針画像71と指標画像73を共に白色で表示し、これにより、指針画像71を連続的に見せることが可能になる。
【0093】
したがって、いずれの指標画像73が指針画像71によって指し示されているかが認識し易くなり、この重なる位置で指標画像73が表す指標の数字「4」を読み取り可能にできる。このため、指針画像71によって認識し易く指し示されている指標画像73が表す指標の数字「4」を、読み取り可能にできる。
【0094】
なお、指針画像71が指標画像73を指し示さない場合、指針画像71と指標画像73を重ねて表示させないため、陰影画像74を表示させない。
【0095】
また、速度メータ画像8においても同様であるため、指針画像81と指標画像83を重ねて表示させる場合の説明を省略する。
【0096】
本実施形態の例では、陰影画像74を精細な形状で表示したが、例えば、図7に示すように、長丸形状の模式的な陰影画像74aを、陰影画像74の代わりに指標画像73の周囲に表示することが可能である。なお、陰影画像74aと陰影画像74の対応関係を示すため、図7において陰影画像74を、一点差線で示している。模式的な陰影画像74aによっても、上述の効果を得ることができる。
【0097】
本実施形態の例では、陰影画像74,74aを指標画像73の周囲に表示したが、図8に示すように、補助画像である輪郭画像75を、陰影画像74,74aの代わりに指標画像73の周囲に表示することが可能である。輪郭画像75は、指標画像73の輪郭の一部を表す画像であり、指針画像71に対する指標画像73の識別性を、輪郭画像75によって高めるため、指標画像73の輪郭をより確実に認識させることができる。これにより、指標画像の識別性を高めることができ、上述の効果を得ることができる。また、輪郭画像75の代わりに、図9に示すように、指標画像73の輪郭の全部を表す輪郭画像75aとすることも可能である。
【0098】
本実施形態の例では、補助画像74,74a、75,75aを、指針画像71の明度との背景76の明度と略中央の明度で表示させたが、背景76の明度と同じ明度で表示することが可能である。例えば、図10に示すように、陰影画像74を背景76の明度と同じ明度で表示することが可能である。図10では、背景76に対して陰影画像74を識別できないため、陰影画像74と背景76の境界線を便宜上一点差線で示している。これによっても、指針画像71に対して指標画像73を識別可能にできる。したがって、指標画像73が表す指標の数字「4」を読み取り可能にできる。
【0099】
本実施形態の例では、陰影画像74,74aと輪郭画像75,75aによって指標画像73が表す指標の数字「4」を読み取り可能にしたが、これらの代わりに、図11に示すように、補助画像である補助指標画像741を表示することが可能である。指標画像73が表す指標の数字「4」を表す補助指標画像741を、指針画像71が動く方向(図11において左右方向)に指針画像73からずらした位置で表示する。例えば、指針画像71が図11において右側に動いている場合、右側に補助指標画像741をずらし、指針画像71が図11において左側に動いている場合、左側に補助指標画像741をずらすようにする。なお、これと反対に、指針画像71が図11において右側に動いている場合、左側に補助指標画像741をずらし、指針画像71が図11において左側に動いている場合、右側に補助指標画像741をずらすようにするようにすることも可能である。
【0100】
この例では、補助指標画像741が、指針画像71が動く方向に指針画像71からずらした位置で指標を表すため、指標画像71が表す指標の「4」を読み取り可能にできる。また、指標画像73が表す指標の「4」を補助指標画像741によって読み取り可能にしているため、指標画像73によって指針画像71を分断させない構成を採ることが可能になる。具体的に、図11に示すように、指針画像71を、指標画像73の上に重なるように表示する構成を採ることが可能になる。これにより、指針画像71を連続的に見せることが可能になる。
【0101】
本実施形態の例では、指針画像71と指標画像73と背景76と補助画像74,74a、75とを、色相と彩度を有さない白黒で表示させたが、これに限らない。液晶パネル2にフルカラー表示をさせることができるため、指針画像71と指標画像73と背景76と補助画像74,74a、75とを、明度と色相と彩度とを組み合わせて表示することができる。この場合において、補助画像74,74a、75を、指針画像71の色相と背景76の色相との略中央の色相で表示することによっても、上述の効果を得ることができる。
【0102】
例えば、図5において、指針画像71と指標画像73を赤色で表示し、背景76を紫色で表示する場合、背景76の色相と指針画像71の色相との中央の色相である赤紫色で陰影画像74を表示する。
【0103】
これにより、指針画像71と背景76の両方において陰影画像74が識別可能となるため、この両方において陰影画像74を形成することが可能になる。したがって、指標画像73の識別性をより高めるように陰影画像74を形成することが可能になり、この結果、指標画像73の識別性を高めることができる。したがって、指標画像73が表す指標の数字「4」を読み取り可能にできる。
【0104】
(第3実施形態)
第3実施形態では、図12において、指針画像71と指標画像73の重ね合わせ表示の際に、指標画像73と指針画像71の重なり部73aを、指針画像71の明度と指標画像73の明度とのいずれとも異なる明度で表示させることによって、指標表示態様を変化させる。例えば、指針画像71と指標画像73が共に白色で表示され、背景76が黒色である場合、重なり部73aを、黒色の背景76と白色の指針画像71(指標画像73)との略中央の明度である灰色で表示させる。
【0105】
これにより、例えば、重なり部73aを、指針画像71と指標画像73と同じ白色で表示する場合と比較して、重なり部73aを、指針画像71と指標画像73と異なる灰色に変えて表示しているため、指標の数字「4」を読み取り易くなっている。また、指針画像71のつながり感を、重なり部73aで持たせることができるため、指針画像71を連続的に見せることが可能になる。
【0106】
本実施形態の例では、指針画像71と指標画像73と重なり部73aと背景76とを、色相と彩度を有さない白黒で表示させたが、これらを含めて表示させることも可能である。
【0107】
(第4実施形態)
第4実施形態では、図13において、指針画像71と指標画像73の重ね合わせ表示の際に、矢印Mで示す指針画像71の長手方向へ指針画像71の先端より外側へ指標画像73を指標画像731から移動させて指標画像73を表示させることによって、指標表示態様を変化させる。一方、指針画像71が指標画像73を指し示さない場合、つまり、指針画像71と指標画像73を重ねて表示させない場合、図14に示すように、矢印Mで示す方向において指標画像73を指標画像731から移動させて指標画像73を表示させている。したがって、指針画像71と指標画像73を重ねて表示させない場合、図14において指標画像73を表示し、指針画像71と指標画像73の重ね合わせ表示の際に、図14において指標画像73を指標画像73から移動させて指標画像731を表示させる。
【0108】
本実施形態では、重ね合わせ表示の際に、指針画像71の先端より外側へ指標画像73を移動させて表示させるため、指針画像71によって阻害されることなく指標画像73が表す指標の数字「4」を読み取り可能にできると共に、指標画像73によって分断されることなく指針画像71を連続的に見せることが可能になる。
【0109】
(第5実施形態)
第5実施形態では、図15において、指針画像71と指標画像73の重ね合わせ表示の際に、指標画像73を迂回する形状で指針画像711を表示させることによって、指針形態を変化させる。なお、指標画像73を迂回する形状は、指針画像711の迂回形状に限らない。
【0110】
本実施形態では、重ね合わせ表示の際に、指標画像73を迂回する形状で指針画像711を表示させるため、指針画像73によって阻害されることなく指標画像711が表す指標の数字「4」を読み取り可能にできると共に、指針画像711を連続的に見せることが可能になる。
【0111】
(第6実施形態)
第6実施形態では、図16において、指針画像71と指標画像73の重ね合わせ表示の際に、指針画像71と重なっている指標画像73の全体を指針画像の明度と異なる明度で表示させることによって、指標表示態様を変化させる。例えば、指針画像71と指標画像73を重ねて表示しない際において、指針画像71と指標画像73が共に白色で表示され、背景76が黒色である場合、指針画像71と重なっている指標画像73の全体を、指針画像の白色と異なる灰色で表示させる。
【0112】
本実施形態では、重ね合わせ表示の際に、指針画像71と重なっている指標画像73の全体を指針画像の白色と異なる灰色で表示させるため、指標画像73が表す指標を読み取り可能にできる。また、指針画像71と重なっている指標画像73の全体を指針画像71の白色と異なる灰色で表示させることによって指標画像73が表す指標の数字「4」を読み取り可能にしているため、指標画像73が表す指標を読み取り可能にするために指針画像71を分断させる構成を採る必要がない。このため、指針画像71を連続的に見せることが可能になる。
【0113】
また、図17に示すように、背景76において、指針画像71と重なっている指標画像73の全体の周囲の背景周辺部76aを、背景76の黒色と、指針画像71の白色と、指針画像71と重なっている指標画像73の全体の灰色とのいずれとも異なる灰色で表示させることも可能である。この変形例では、背景周辺部76aにより重ね合わせ表示が強調されるため、指標画像73が表す指標の「4」をより読み取り易くできる。
【0114】
なお、背景周辺部76aを、指標画像73から背景76に向かって、指標画像73の明度から背景76の明度まで周辺部71aの明度が徐々に変化していくグラデーションとして形成することも可能である。これにより、重ね合わせ表示がより強調されるため、指標画像73が表す指標の「4」をより読み取り易くできる。
【0115】
本実施形態の例では、指針画像71と指標画像73と重なり部73aと背景76とを、色相と彩度を有さない白黒で表示させたが、これらを含めて表示させることも可能である。
【0116】
(第7実施形態)
第7実施形態では、図18において、指針画像71と指標画像73の重ね合わせ表示の際に、指針画像71と指標画像73との重なり部73aに指標画像73を表示させ、指針画像71において重なり部73aの周囲の周辺部71aを、背景76の明度と同じ明度であって背景76の色相と同じ色相で表示させることによって、指針形態を変化させる。たとえば、指針画像71と指標画像73を重ねて表示しない際において、指針画像71と指標画像73が共に白色で表示され、背景76が黒色である場合、重なり部73aを白色で表示し、周辺部71aを背景76と同じ黒色とする。
【0117】
本実施形態では、重なり部73aに指標画像73を表示させ、指針画像71において重なり部73aの周囲の周辺部71aを、背景76と同じ黒色とするため、この周辺部71aを背景として、指標画像73が表す指標の数字「4」を読み取り可能にできる。
【0118】
本実施形態の例では、指針画像71と指標画像73と重なり部73aと背景76とを、色相と彩度を有さない白黒で表示させたが、これらを含めて表示させることも可能である。
【0119】
なお、上述の実施形態では、エンジン回転数の増減に従って指針画像71が回動したが、これに限らない。図19に示すように、回転メータ画像70において、指針画像710が、エンジン回転数の増減にしたがって、水平方向(図5において左右方向)へ移動するように、指針画像710や目盛画像720や指標画像730等を表示することも可能である。本変形例においても、周辺部710aを上述したように表示することによって、上述の効果を得ることができる。また、指針画像を垂直方向(図19において上下方向)へ移動するように、計器画像を表示させるようにすることも可能である。
【0120】
なお、図4に示すように指針画像71と指標画像73を重ねて表示しない際においては、指標画像が表す指標を読み取り可能なように指針画像の指針形態と指標画像の指標表示態様との少なくとも一方を変化させる構成は、即ち、本発明の構成を採用しない。
【0121】
なお、上述の実施形態では、指針画像71,710,711がめまぐるしく動く回転メータ画像7,70に本発明を適用して説明したが、指針画像がめまぐるしく動く場合、指針画像と指標画像の重ね合わせ表示の継続時間が短くなるため、本発明の特徴が発揮されるのは、この短い継続時間に限られる。したがって、この重ね合わせ表示の継続時間が比較的長い場合に本発明の特徴が発揮され、たとえば、速度メータ画像において速度のゼロを表示する場合や、高速道路等で定速走行の制御を行うオートクルーズコントロールにおいて定速走行の速度を表示する場合や、液晶パネル等の表示パネルに指針と指標とを少なくとも有する時計画像を表示する場合等に、本発明の特徴が効果的に発揮される。
【0122】
また、液晶パネル2を、フルカラー表示をしないモノクロ液晶パネルとすることも可能である。
【0123】
また、受光型(非発光型)の表示パネルである液晶パネル2の代わりに、発光型の表示パネルであるEL(エレクトロ・ルミネセンス)表示パネルを使用することも可能である。
【0124】
また、上述した例に限らないで、これらの組み合わせや、他の種々の変形例が考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0125】
【図1】図1は、本発明による表示装置であるコンビネーションメータ1の回路構成図である。
【図2】図2は、図1に示す液晶パネル2の正面図である。
【図3】図3は、本発明の第1実施形態による表示装置であるコンビネーションメータ1の表示を示す、図2中のIII部の拡大正面図である。
【図4】図4は、指針画像71の回動位置が図3と異なる場合の拡大正面図である。
【図5】図5は、本発明の第2実施形態による表示装置であるコンビネーションメータ1の表示を示す、図2中のV部の拡大正面図である。
【図6】図6は、図5の比較例を示す拡大正面図である。
【図7】図7は、図5の第1変形例を示す拡大正面図である。
【図8】図8は、図5の第2変形例を示す拡大正面図である。
【図9】図9は、図5の第3変形例を示す拡大正面図である。
【図10】図10は、図5の第4変形例を示す拡大正面図である。
【図11】図11は、図5の第5変形例を示す拡大正面図である。
【図12】図12は、本発明の第3実施形態による表示装置であるコンビネーションメータ1の表示を示す、図2中のV部の拡大正面図である。
【図13】図13は、本発明の第4実施形態による表示装置であるコンビネーションメータ1の表示を示す、図2中のV部の拡大正面図である。
【図14】図14は、指針画像71の回動位置が図14と異なる場合の拡大正面図である。
【図15】図15は、本発明の第5実施形態による表示装置であるコンビネーションメータ1の表示を示す、図2中のV部の拡大正面図である。
【図16】図16は、本発明の第6実施形態による表示装置であるコンビネーションメータ1の表示を示す、図2中のV部の拡大正面図である。
【図17】図17は、図16の変形例を示す拡大正面図である。
【図18】図18は、本発明の第7実施形態による表示装置であるコンビネーションメータ1の表示を示す、図2中のV部の拡大正面図である。
【図19】図19は、図2中の回転メータ画像7の変形例を示す拡大正面図である。
【符号の説明】
【0126】
1 表示装置、2 液晶パネル(表示パネル)、21 画素、3 発光ダイオード
4 CPU(制御手段)、41 ROM、5 描画IC(制御手段)、51 画像メモリ
61 回転センサ、62 インジケータ/ウォーニングセンサ
7、70 回転メータ画像(計器画像)、71,710,711 指針画像
71a、710a 周辺部、71b 上端、71c 下端、72,720 目盛画像
73,730,731 指標画像、73a 重なり部、73b 陰影部、73c 中央
74,74a、740 陰影画像(補助画像)、741 補助指標画像(補助画像)
75,75a 輪郭画像(補助画像)、76 背景、76a 背景周辺部
8 速度メータ画像(計器画像)、81 指針画像、82 目盛画像、83 指標画像
9 インジケータ/ウォーニング画像

【特許請求の範囲】
【請求項1】
指針を構成する指針画像と、前記指針が指し示す指標を構成する指標画像とを有する計器画像を表示可能な表示パネルと、
前記指針画像と前記指標画像とを重ねて表示する重ね合わせ表示が可能なように前記計器画像を前記表示パネルに表示させる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記重ね合わせ表示の際に、前記指標画像が表す前記指標を読み取り可能なように前記指針画像の指針形態と前記指標画像の指標表示態様との少なくとも一方を変化させることを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記指針画像と前記指標画像とが重なる位置で、前記指針画像を連続的に見せることが可能なように前記指針形態と前記指標表示態様との少なくとも一方を変化させることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記重ね合わせ表示の際に前記指標画像を前記指針画像の上に重なるように表示させ、且つ、前記指針画像において前記重なり部の周囲の周辺部を、前記指針画像の明度と、前記指標画像の明度と、前記指針画像と前記指標画像の両方の背景の明度とのいずれとも異なる明度で表示させることによって、前記指針形態を変化させることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記重ね合わせ表示の際に前記指標画像を前記指針画像の上に重なるように表示させ、且つ、前記指針画像において前記重なり部の周囲の周辺部を、前記指針画像の色相と、前記指標画像の色相と、前記指針画像と前記指標画像の両方の背景の色相とのいずれとも異なる色相で表示させることによって、前記指針形態を変化させることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記周辺部を、前記指針画像の色相と、前記指標画像の色相と、前記背景の色相とのいずれとも異なる色相で表示させることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記周辺部を、前記背景の明度と前記指針画像の明度との間の明度で表示させることを特徴とする請求項3または5に記載の表示装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記周辺部を、前記背景の色相と前記指針画像の色相との間の色相で表示させることを特徴とする請求項4または5に記載の表示装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記周辺部を、前記背景の色相と前記指針画像の色相との間の色相で表示させることを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記周辺部を、前記背景の明度と前記指針画像の明度との略中央の明度で表示させることを特徴とする請求項6または8に記載の表示装置。
【請求項10】
前記制御手段は、前記周辺部を、前記背景の色相と前記指針画像の色相との略中央の色相で表示させることを特徴とする請求項7または8に記載の表示装置。
【請求項11】
前記制御手段は、前記周辺部を、前記背景の明度と前記指針画像の明度との略中央の明度で表示させることを特徴とする請求項10に記載の表示装置。
【請求項12】
前記制御手段は、前記指針画像の長手方向において前記周辺部の両端から前記重なり部の中央に向かって、前記指針画像の明度から前記背景の明度まで前記周辺部の明度が徐々に変化していくグラデーションを、前記周辺部に表示させることを特徴とする請求項3〜11のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項13】
前記制御手段は、前記指針画像の長手方向において前記周辺部の両端の一方から他方に向かって、前記指針画像の明度から前記背景の明度まで前記周辺部の明度が徐々に変化していくグラデーションを、前記周辺部に表示させることを特徴とする請求項3〜11のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項14】
前記指針画像が指し示している前記指標画像と前記背景との明度差を、他の指標画像と前記背景との明度差より高く設定することを特徴とする請求項3〜13のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項15】
前記制御手段は、前記指針画像が指し示している前記指標画像の陰影を表す陰影部を、前記指針画像が指し示している前記指標画像と隣接させて表示することを特徴とする請求項3〜13のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項16】
前記制御手段は、前記重ね合わせ表示の際に、前記指標画像と前記指針画像の重なり部を、前記指針画像の明度と前記指標画像の明度とのいずれとも異なる明度で表示させることによって、前記指標表示態様を変化させることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項17】
前記制御手段は、前記重ね合わせ表示の際に、前記指標画像と前記指針画像の重なり部を、前記指針画像の色相と前記指標画像の色相とのいずれとも異なる色相で表示させることによって、前記指標表示態様を変化させることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項18】
前記制御手段は、前記重なり部を、前記指針画像の色相と前記指標画像の色相とのいずれとも異なる色相で表示させることを特徴とする請求項16に記載の表示装置。
【請求項19】
前記制御手段は、前記指標画像が表す前記指標を読み取らせる補助画像を、前記指標画像の周囲に表示させることによって、前記指標表示態様を変化させることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項20】
前記補助画像は、前記指針画像が動く方向に前記指針画像からずらした位置で表示されて、前記指標を表すことを特徴とする請求項19に記載の表示装置。
【請求項21】
前記補助画像は、前記指標画像の陰影を表す陰影画像であることを特徴とする請求項19に記載の表示装置。
【請求項22】
前記補助画像は、前記指標画像の輪郭の少なくとも一部を表す輪郭画像であることを特徴とする請求項19に記載の表示装置。
【請求項23】
前記制御手段は、前記補助画像を、前記指針画像と前記指標画像の両方の背景の明度と前記指針画像の明度との略中央の明度で表示させることを特徴とする請求項19〜22のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項24】
前記制御手段は、前記補助画像を、前記背景の色相と前記指針画像の色相との略中央の色相で表示させることを特徴とする請求項19〜23のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項25】
前記制御手段は、前記指針画像の長手方向へ前記指針画像の先端より外側へ前記指標画像を移動させて前記指標画像を表示させることによって、前記指標表示態様を変化させることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項26】
前記制御手段は、前記指標画像を迂回する形状で前記指針画像を表示させることによって、前記指針形態を変化させることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項27】
前記制御手段は、前記重ね合わせ表示の際に、前記指針画像と重なっている前記指標画像の全体を前記指針画像の明度と異なる明度で表示させることによって、前記指標表示態様を変化させることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項28】
前記制御手段は、前記重ね合わせ表示の際に、前記指針画像と重なっている前記指標画像の全体を前記指針画像の色相と異なる色相で表示させることによって、前記指標表示態様を変化させることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
【請求項29】
前記制御手段は、前記全体を前記指針画像の色相と異なる色相で表示させることを特徴とする請求項27に記載の表示装置。
【請求項30】
前記制御手段は、前記指針画像と前記指標画像の両方の背景において前記全体の周囲の背景周辺部を、前記背景の明度と、前記指針画像の明度と、前記全体の明度とのいずれとも異なる明度で表示させることを特徴とする請求項27または29に記載の表示装置。
【請求項31】
前記制御手段は、前記指針画像と前記指標画像の両方の背景において前記全体の周囲の背景周辺部を、前記背景の色相と、前記指針画像の色相と、前記全体の色相とのいずれとも異なる色相で表示させることを特徴とする請求項28または29に記載の表示装置。
【請求項32】
前記制御手段は、前記背景周辺部を、前記背景の色相と、前記指針画像の色相と、前記全体の色相とのいずれとも異なる色相で表示させることを特徴とする請求項30に記載の表示装置。
【請求項33】
前記制御手段は、前記指針画像と前記指標画像との重なり部に前記指標画像を表示させ、前記指針画像において前記重なり部の周囲の周辺部を、前記指針画像と前記指標画像の両方の背景の明度と同じ明度であって前記背景の色相と同じ色相で表示させることによって、前記指針形態を変化させることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【公開番号】特開2009−15284(P2009−15284A)
【公開日】平成21年1月22日(2009.1.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−303473(P2007−303473)
【出願日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】