説明

表示装置

【課題】画像を表示している画面から読み取った画像の出力を容易に行えるようにする。
【解決手段】入力された画像が、表示パネルの画面に表示される。この画面に、複数の読取エリア20が表示される。読取エリア20には、出力先を示す画像が表示される。ユーザが被読取物を画面に押し当てると、画面に触れた位置の読取エリア20が特定される。読取エリア20に応じて決められた出力先に、読み取った画像が出力され、ユーザの所望する処理が実行される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スキャナ機能を備えた表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、プレゼンテーションや会議が行われるとき、大型の表示装置が用いられる。表示装置には、資料等の画像が表示される。資料は事前にスキャナによって読み取られ、読み取られた画像はパソコン等の情報処理装置に保存される。表示するときに、資料の画像が情報処理装置から読み出され、表示装置に出力される。
【0003】
特許文献1には、画面から画像を読み取ることができる表示装置が記載されている。資料が画面に載置されたとき、資料の画像が読み取られ、この画像を画面に表示することができる。そのため、プレゼンテーション中に提出された資料をその場で読み取ると、資料の画像をすぐに表示することができる。
【0004】
また、読み取った画像を表示装置から情報処理装置に出力すれば、画像を保存することができる。しかし、出力するための操作が必要となり、プレゼンテーションを一時中断しなければならない。
【0005】
特許文献2には、原稿台に原稿を載置したとき、載置位置に対応した処理を読み取った画像に行う画像読取装置が記載されている。これにより、処理に要する操作が容易となる。しかし、複数の処理に対応可能なように、複数の載置位置が設定されると、所望の処理を行いたいとき、ユーザは原稿台のどこに載置すればよいのか戸惑い、操作性が悪くなる。
【特許文献1】特開2006−179977号公報
【特許文献2】特開2005−348171号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のようなスキャナ機能を備えた表示装置を利用すれば、画面に表示されている画像を見ながら、他の画像の入力を容易に行える。そこで、本発明は、読み取った画像を出力する操作のために、動作を一時的に中断しなくてもよいように、所望の出力を容易に行える表示装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、画像を表示する画面により被読取物から画像を読み取ることができる表示装置であって、読み取った画像を出力する制御部を備え、制御部は、被読取物が触れた画面上の位置に応じて決められた出力先に画像を出力するものである。
【0008】
画面には、入力された画像が表示されている。この画面に被読取物を接触させる、あるいは近づけると、被読取物の画像が読み取られる。制御部は、読み取った画像に対して処理を行うために、画像を出力する。このとき、制御部は、被読取物の触れた位置を判断する。画面上の位置に応じて出力先が決められており、ユーザが被読取物を画面に押し当てることにより、所望の出力先を選択することができる。制御部は、ユーザが選択した出力先に画像を出力する。出力先において、画像が処理される。
【0009】
画像が表示されている画面に、出力先に応じた読取エリアが表示され、画面を通じて画像を読み取る読取部は、被読取物が読取エリアに触れたとき、被読取物の表面に形成された画像を読み取る。
【0010】
制御部は、画像の処理に応じて出力先が設定されると、所定の大きさを有するエリアを作成して、読取エリアとして表示させる。画面には、入力された画像が表示されているが、この画像に重なるように読取エリアが表示される。
【0011】
ユーザは、読取エリアに合わせて被読取物を画面に当てる。読取部が画面に触れた物を検出することにより、制御部は、被読取物が触れた画面上の位置を認識して、これに基づいて読取エリアを判断する。
【0012】
そして、制御部は、読み取った画像から被読取物の大きさを特定し、この大きさが所定値以上であるとき、被読取物が触れたと判断し、被読取物から読み取った画像を出力する。所定値より小さい物が触れたとき、制御部は、その物の画像の出力を行わない。ユーザの指が画面に触れたといったように、被読取物以外の物が触れたときに、制御部が不要な処理を行うことを防げる。
【0013】
制御部は、読取エリア内に出力先を示す画像を表示させる。ユーザは、画面を見て、入力された画像が表示されていても、すぐに所望の出力先を選択することができる。
【0014】
制御部は、画像の出力において、次のいずれかを実行する。読み取った画像を表示するために出力する、読み取った画像を印刷のために画像処理装置に出力する、読み取った画像を保存するために記憶部に出力する、読み取った画像の送信として情報処理装置に出力する。
【0015】
また、他の出力先として、読み取った画像を利用する処理が含まれ、制御部は、読み取った画像に基づいて処理を実行する。すなわち、制御部は、読み取った画像からユーザ情報を抽出して、このユーザ情報に基づいてユーザを認証する。あるいは、制御部は、読み取った画像からキーワードを抽出して、このキーワードにしたがってファイル検索やWeb検索を行う。
【発明の効果】
【0016】
本発明によると、表示装置のスキャナ機能を活用することにより、ユーザの所望の処理を行うために、画像を読み取ると、読み取った画像を自動的に出力することができる。したがって、ユーザの入力操作の手間を省くことができ、会議やプレゼンテーションにおいて表示装置を使用中、会議等の進行を妨げることなく、必要な情報を簡単に提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本実施形態の表示装置を図1に示す。表示装置1は、大型の表示パネル2を有する表示部3を備えている。表示部3は、移動可能な台座4に脚5を介して搭載される。画面は立った状態とされる。そして、表示装置1は、表示パネル2の画面から画像を読み取るスキャナ機能を有しており、図2に示すように、表示装置1は、画面上の被読取物の画像を読み取る読取部6と、画像の表示および画像の読み取りを制御する制御部7とを備えている。
【0018】
表示部3は、制御部7からの指示により、LCDからなる表示パネル2を駆動する。表示パネル2の画面に画像が表示される。読取部6は、画面内に設けられたエリアセンサを有する。図3に示すように、画面を構成する液晶層10とバックライト11との間に複数の光センサ12が配される。複数の光センサ12がXY平面に等間隔に配列されて、エリアセンサが形成される。光センサ12にバックライト11の光が直接入射しないように、光センサ12とバックライト11との間に遮光層13が形成される。
【0019】
表示パネル2の画面上に、原稿、資料等の表面に画像が形成された被読取物が接触すると、バックライト11の光が被読取物の表面で反射し、この光が光センサ12に入射する。各光センサ12から出力された検出信号が、画像データとしてエリアセンサに取り込まれる。このようにして、読取部6は、被読取物の画像を読み取り、制御部7に画像データを出力する。
【0020】
また、表示装置1は、ネットワークを通じて通信を行う通信部8および入力された画像を記憶する記憶部9を備えている。表示装置1は、図4に示すように、LAN、WANといったネットワークに接続される。ネットワークには、パソコン、サーバ、携帯情報端末といった情報処理装置15や画像処理装置16が接続されている。ネットワークは、さらにインターネットに接続される。
【0021】
表示装置1は、ネットワークおよびインターネットを通じて情報処理装置15や画像処理装置16と通信可能とされる。制御部7は、通信部9を制御して通信を行うことにより、読み取った画像を情報処理装置15あるいは画像処理装置16に出力する。記憶部8は、ハードディスク装置あるいはメモリとされ、通信部9を通じて受け取った画像や読取部6により読み取った画像を記憶する。
【0022】
ここで、読み取った画像に対して、印刷、表示、送信、保存といった処理が行われる。このような処理を行うために、表示装置1は、読み取った画像を各処理に応じて決められた出力先に出力する。出力先として、印刷の場合、画像処理装置16、表示の場合、自装置の表示部3あるいは他の装置の表示部、電子メール、データ転送等の送信の場合、情報処理装置15あるいは画像処理装置16、保存の場合、自装置内の記憶部8あるいは他の装置の記憶部である。
【0023】
このとき、ユーザの操作性の向上を図れるように、制御部7は、被読取物が触れた位置に応じて決められた出力先に画像を出力する。ユーザが複数の出力先の中から所望の出力先を容易に選べるように、制御部7は、図5に示すように、表示パネル2の画面に、出力先に応じた読取エリア20を表示させる。処理の内容とその出力先である画像処理装置16あるいは情報処理装置15が入力されると、制御部7は、出力先に対応する読取エリア20の表示位置および表示形態を決め、表示部3に読取エリア20を表示するように指示する。なお、読取エリア20は、常に表示されるか、あるいはユーザが表示するよう操作したときに、表示される。
【0024】
複数の読取エリア20は、互いに重なることがないように表示される。また、各読取エリア20には、それぞれ色が付けられ、出力先に関する画像が表示される。例えば、「表示」、「複写」といった処理の内容が表示される。なお、出力先に関する画像は表示しなくてもよい。これにより、図6に示すように、画面に画像が表示されても、ユーザは読取エリア20を視認できる。
【0025】
制御部7は、被読取物が画面に触れたとき、読取部6の出力に基づいて触れた位置の読取エリア20を特定する。そして、制御部7は、読取エリア20に対応する処理を判断し、読み取った画像を予め設定された出力先に出力する。なお、1つの読取エリア20に対する出力先は1つに限らず複数であってもよい。
【0026】
次に、読み取った画像を出力するときの手順を図7にしたがって説明する。表示装置1はプレゼンテーション等において使用される。そして、制御部7は、表示パネル2の画面に、図8に示すような複数の読取エリア20を表示させる。各読取エリア20には、それぞれ異なる出力先が設定されている。ここで、「転送先」は、指定した画像処理装置16あるいは情報処理装置15に画像を送信するための読取エリア20である。
【0027】
制御部7は、図9に示すように、入力された画像を画面に表示させる。入力された画像と読取エリア20とが重なって表示される。ユーザが、処理したい原稿等の被読取物を画面に押し当てる。読取部6は、光センサの受光量が変化することから画面に何かが触れたことを検出する(S100)。制御部7は、読取部6からの検出信号により、画像を読み取るように読取部6を制御する。読取部6は、画面全体から画像を読み取る。
【0028】
制御部7は、読取部6から取得された画像に基づいて、被読取物の触れた位置を判断する。まず、制御部7は、読み取られた画像に対して空間フィルタ(微分フィルタ)によりエッジ強調処理を行い、被読取物の画像のエッジを抽出する(S103)。
【0029】
図10に示すように、読み取った画像に、被読取物のエッジ21が表れ、被読取物に対応した閉領域22が形成される。そこで、制御部7は、抽出されたエッジ21で囲まれている閉領域22を特定する(S105)。そして、制御部7は、閉領域22の大きさを特定する(S110)。すなわち、閉領域22のXY座標から、最大座標(Xmax,Ymax)と最小座標(Xmin,Ymin)を算出する。最大座標と最小座標の差分値を計算し、差分値が閾値以上であるか否かを判定する。閾値は、被読取物と認められる大きさに設定される。例えば、名刺サイズの大きさに設定される。
【0030】
制御部7は、差分値が閾値以上であれば、被読取物であると判断する。このとき、被読取物が画面に触れたことが認識される。閾値より小さいとき、被読取物でないと判断する。このとき、被読取物以外の物、例えば指やペンが触れたと認識される。制御部7は、被読取物であると認識すると、閉領域22内の画像をメモリに一時的に保存する(S120)。すなわち、被読取物の画像が入力される。
【0031】
そして、制御部7は、被読取物が当たっている位置に基づいて読取エリア20を判断する(S130)。すなわち、制御部7は、閉領域22の最大座標および最少座標から閉領域22の中心位置を算出して、この中心位置がいずれの読取エリア20内にあるかを判断する。読取エリア20内に被読取物の中心があれば、その読取エリア20が選択されたとみなされる。被読取物の中心が読取エリア20内にないとき、その被読取物は処理対象でないとみなされる。したがって、ユーザは、被読取物に対する処理を望むとき、被読取物の中心が読取エリア20内に入るように画面に合わせればよい。そのため、ユーザは被読取物を読取エリア20にきっちりと合わせる必要はなく、使い勝手がよくなる。
【0032】
このように、制御部7は、被読取物が触れた位置の読取エリア20を決定する(S160)と、読取エリア20に応じた出力先に、一時保存した画像を出力する。読取エリアAの場合、表示のために画像が出力される(S180)。制御部7は、読み取った画像を表示部3に出力する。表示パネル2の画面に、被読取物の画像が表示される。
【0033】
読取エリアBの場合、コピーのために画像が出力される(S200)。制御部7は、読み取った画像を画像処理装置16に出力する。画像処理装置16は、被読取物の画像を印刷する。
【0034】
読取エリアCの場合、電子メールのために画像が出力される(S220)。制御部7は、読み取った画像を添付ファイルにして、予め設定された情報処理装置15あるいは画像処理装置16を宛先にして電子メールを送信する。情報処理装置15あるいは画像処理装置16は、電子メールを受信して、被読取物の画像を取得する。
【0035】
読取エリアDの場合、保存のために画像が出力される(S240)。制御部7は、読み取った画像を予め設定された記憶部8に保存する。自装置で保存する場合、制御部7は、記憶部8に画像を記憶させる。外部で保存する場合、制御部7は、情報処理装置15あるいは画像処理装置16に画像を送信する。情報処理装置15あるいは画像処理装置16は、受け取った被読取物の画像を記憶部8に保存する。
【0036】
読取エリアE、Fの場合、転送のために画像が出力される(S260、280)。制御部7は、読み取った画像を指定された画像処理装置16あるいは情報処理装置15に送信する。情報処理装置15あるいは画像処理装置16は、受信した被読取物の画像を保存したり表示する。
【0037】
ここで、制御部7は、被読取物を認識したとき、処理の実行をユーザに確認する。図11に示すように、制御部7は、出力先を確定したとき、画面に確認用ダイアログを表示させる。ダイアログには、出力先と確認入力ボタンが表示される。ユーザがOKボタンを操作すると、制御部7は、処理を開始する。キャンセルが入力されると、制御部7は、処理を中止する。
【0038】
また、読み取った画像に対する処理として、認証や検索がある。認証の場合、制御部7は、読み取った画像に含まれるユーザ情報に基づいてユーザの認証を行う。図12に示すように、出力先を認証とする読取エリア20が表示される。また、検索の場合、制御部7は、読み取った画像に含まれる文字を認識して、その文字をキーワードとしてファイル、Webの検索を行う。出力先を文字認識とする読取エリア20が表示される。
【0039】
ユーザが名刺を名刺認証と表示された読取エリア20に押し当てると、制御部7は、読み取った画像からOCR処理によって文字を認識し、氏名、電話番号、メールアドレスといったユーザ情報を抽出する。そして、表示装置1の記憶部8あるいは情報処理装置15の記憶部に予め登録されているユーザ情報と照合して、ユーザの認証を行う。これによって、例えば会議の参加者の出欠を記録することができる。
【0040】
ユーザがファイルを探したいとき、あるいは必要な情報を調べたいとき、書類等の被読取物を文字認識と表示された読取エリア20に押し当てると、制御部7は、読み取った画像から文字を認識し、キーワードを抽出する。キーワードとなる文字の形態は、色を変える、マーキングする等により他の文字の形態と変えておく。これによって、キーワードは他の文字と区別でき、制御部7は、キーワードを特定できる。
【0041】
制御部7は、検索ソフトを起動して、キーワードに基づいて記憶部8に保存されているファイルを検索する。あるいは、インターネットを通じてWebページを検索する。このように検索を行うことにより、会議やプレゼンテーションを行っている最中に、会議等の進行を妨げることがなく、必要な情報をその場で取得することができ、ユーザの利便性を向上できる。
【0042】
以上のように、被読取物が画面に触れることによって、読み取った画像に対して所望する処理を自動的に行うことができる。ユーザは被読取物を画面に当てる操作だけをすればよく、他の操作を必要とせず、会議やプレゼンテーションを中断させずに必要な処理を行える。これにより、スキャナ機能付きの表示装置を大いに活用できる。
【0043】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正および変更を加え得ることは勿論である。上記の読取部は、画面に接触した被読取物を読み取っているが、この読取部は、被読取物が画面に近接した状態であっても画像を読み取ることが可能である。被読取物を近接させた状態で画像を読み取ったとき、上記の触れた位置の代わりに、近接した位置を特定して、同様に出力の処理を行う。
【0044】
1つの読取エリアに対して、複数の出力先として情報処理装置や画像処理装置を選択可能としてもよい。制御部は、読取エリアを決定したとき、ポップアップ画面により出力先の一覧を表示させる。ユーザにより選択された出力先に画像が出力される。また、ポップアップ画面で処理条件を入力できるようにしてもよい。
【0045】
被読取物が複数の読取エリアにまたがるように画面に接触したとき、制御部は、複数の処理が要求されたと判断して、各読取エリアに応じた出力先に画像を出力する。これによって、1つの操作で複数の処理を実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の表示装置の斜視図
【図2】表示装置の概略構成を示すブロック図
【図3】表示パネルの構造を示す断面図
【図4】表示装置を含むネットワークを示す図
【図5】読取エリアが表示された画面を示す図
【図6】入力画像が表示された画面に読取エリアを重ねて表示した状態を示す図
【図7】読み取った画像を出力するときのフローチャート
【図8】複数の読取エリアが表示された画面を示す図
【図9】入力画像が表示された画面に複数の読取エリアを重ねて表示した状態を示す図
【図10】読み取った被読取物の位置を判断するための図
【図11】読み取った画像の処理を実行するための確認用ダイアログが表示された画面を示す図
【図12】他の処理用の読取エリアが表示された画面を示す図
【符号の説明】
【0047】
1 表示装置
2 表示パネル
3 表示部
6 読取部
7 制御部
8 記憶部
9 通信部
15 情報処理装置
16 画像処理装置
20 読取エリア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
画像を表示する画面により被読取物から画像を読み取ることができる表示装置であって、読み取った画像を出力する制御部を備え、制御部は、被読取物が触れた画面上の位置に応じて決められた出力先に画像を出力することを特徴とする表示装置。
【請求項2】
画像が表示されている画面に、出力先に応じた読取エリアが表示され、画面を通じて画像を読み取る読取部は、被読取物が読取エリアに触れたとき、被読取物の表面に形成された画像を読み取ることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
【請求項3】
制御部は、被読取物が触れた画面上の位置に基づいて読取エリアを判断することを特徴とする請求項2記載の表示装置。
【請求項4】
制御部は、読み取った画像から被読取物の大きさを特定し、この大きさが所定値以上であるとき、被読取物が触れたと判断し、被読取物から読み取った画像を出力することを特徴とする請求項2または3記載の表示装置。
【請求項5】
制御部は、読取エリア内に出力先を示す画像を表示させることを特徴とする請求項3記載の表示装置。
【請求項6】
制御部は、読み取った画像を表示するために出力することを特徴とする請求項3記載の表示装置。
【請求項7】
制御部は、読み取った画像を印刷のために画像処理装置に出力することを特徴とする請求項3記載の表示装置。
【請求項8】
制御部は、読み取った画像を保存するために記憶部に出力することを特徴とする請求項3記載の表示装置。
【請求項9】
制御部は、読み取った画像の送信として情報処理装置に出力することを特徴とする請求項3記載の表示装置。
【請求項10】
出力先として、読み取った画像を利用する処理が含まれ、制御部は、読み取った画像に基づいて処理を実行することを特徴とする請求項3記載の表示装置。
【請求項11】
制御部は、読み取った画像からユーザ情報を抽出して、このユーザ情報に基づいてユーザを認証することを特徴とする請求項10記載の表示装置。
【請求項12】
制御部は、読み取った画像からキーワードを抽出して、このキーワードにしたがって検索を行うことを特徴とする請求項10記載の表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2009−212808(P2009−212808A)
【公開日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−53600(P2008−53600)
【出願日】平成20年3月4日(2008.3.4)
【出願人】(000005049)シャープ株式会社 (33,933)
【Fターム(参考)】