表示装置
【課題】オイル流動によるシャッタの破損を防止することを目的とする。
【解決手段】表示装置は、間隔をあけて配置された一対の基板10,12と、一対の基板10,12の間に満たされたオイル46と、オイル46内に配置されたシャッタ14と、シャッタ14を所定の方向に駆動する、オイル46内に配置された駆動部34と、オイル46内で一対の基板10,12の一方に設けられた壁部60と、を有し、壁部60は、シャッタ14の所定の方向又は所定の方向に直交する方向でシャッタ14の隣に位置し、前記シャッタの厚み方向に、前記シャッタを超える高さを有し、シャッタ14の側方に少なくとも一部が位置する。
【解決手段】表示装置は、間隔をあけて配置された一対の基板10,12と、一対の基板10,12の間に満たされたオイル46と、オイル46内に配置されたシャッタ14と、シャッタ14を所定の方向に駆動する、オイル46内に配置された駆動部34と、オイル46内で一対の基板10,12の一方に設けられた壁部60と、を有し、壁部60は、シャッタ14の所定の方向又は所定の方向に直交する方向でシャッタ14の隣に位置し、前記シャッタの厚み方向に、前記シャッタを超える高さを有し、シャッタ14の側方に少なくとも一部が位置する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
MEMSディスプレイ(Micro Electro Mechanical System Display)は、液晶ディスプレイに取って代わると期待されているディスプレイである(特許文献1参照)。このディスプレイは、偏光を利用した液晶シャッタ方式とは異なり、機械シャッタ方式によって光の透過窓を開閉することで画像を表示する。1シャッタの開閉により、1画素のオンオフ動作が可能となる。シャッタは、静電引力によって動作するようになっている。
【0003】
シャッタは一対の光透過性基板の間にシールで囲まれたスペースに配置され、このスペースはオイルで満たされている。オイルは、シャッタの駆動のためのバネのくっつきを防止し、光透過性基板との光屈折率の差を小さくしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−197668号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
MEMSディスプレイの信頼性試験の一つとして、試験球を光透過性基板に落下させるという試験を行ったところ、シャッタが変位したりバネから外れたりするという現象がみられた。比較のため、オイルが注入されていないオイルレスセルについても同様に試験したところ、そのような破損はみられなかった。したがって、シャッタの破損の原因はオイル流動にあることを確認した。
【0006】
本発明は、オイル流動によるシャッタの破損を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明に係る表示装置は、間隔をあけて配置された一対の基板と、前記一対の基板の間に満たされたオイルと、前記オイル内に配置されたシャッタと、前記シャッタを所定の方向に駆動する(例えば直線往復駆動する)、前記オイル内に配置された駆動部と、前記オイル内で前記一対の基板の一方に設けられた壁部と、を有し、前記壁部は、前記シャッタの前記所定の方向又は前記所定の方向に直交する方向で前記シャッタの隣に位置し、前記シャッタを厚み方向に超える高さを有し、前記シャッタの側方に少なくとも一部が位置することを特徴とする。本発明によれば、壁部を設けたことで、オイルの流動を抑制することができるので、シャッタの破損を防止することができる。
【0008】
(2)(1)に記載された表示装置において、前記壁部の少なくとも一部は、前記シャッタの所定の方向に直交する方向で、前記シャッタの両隣の少なくとも一方に位置していることを特徴としてもよい。
【0009】
(3)(2)に記載された表示装置において、前記壁部の前記少なくとも一部の前記シャッタの前記所定の方向の幅は、前記シャッタの前記所定の方向の長さを超えることを特徴としてもよい。
【0010】
(4)(1)から(3)のいずれか1項に記載された表示装置において、前記壁部の少なくとも一部は、前記所定の方向において、前記シャッタの両隣の少なくとも一方に位置していることを特徴としてもよい。
【0011】
(5)(1)から(4)のいずれか1項に記載された表示装置において、前記壁部は、隣同士に間隔をあけて位置する複数の分割壁部からなることを特徴としてもよい。
【0012】
(6)(1)から(5)のいずれか1項に記載された表示装置において、前記駆動部は、前記一対の基板の一方に設けられ、前記壁部は、前記駆動部が設けられた一方の前記基板に設けられていることを特徴としてもよい。
【0013】
(7)(1)から(5)のいずれか1項に記載された表示装置において、前記駆動部は、前記一対の基板の一方に設けられ、前記壁部は、前記駆動部が設けられた一方の前記基板とは別の他の前記基板に設けられていることを特徴としてもよい。
【0014】
(8)(1)から(5)のいずれか1項に記載された表示装置において、前記駆動部は、前記一対の基板の一方に設けられ、前記壁部は、一方の前記基板の設けられた台座部と、前記台座部と対向するように他方の前記基板に設けられた柱状部と、を有していることを特徴としてもよい。
【0015】
(9)(1)から(8)のいずれか1項に記載された表示装置において、複数行複数列に並んだ複数の前記シャッタを有し、隣同士の前記シャッタは、前記所定の方向、及び前記所定の方向に直交する方向の少なくとも一方の方向に平行移動した位置を避けて配列されていることを特徴としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態に係る表示装置の側面図である。
【図2】図1に示す表示装置の平面図である。
【図3】シャッタ及びその駆動部の平面図である。
【図4】表示装置のシャッタを含む部分の断面図である。
【図5】表示装置のスペーサを含む部分の断面図である。
【図6】壁部を含む部分の縦断面を示す図である。
【図7】壁部の変形例を含む部分の縦断面を示す図である。
【図8】壁部の他の変形例を含む部分の縦断面を示す図である。
【図9】壁部のさらに他の変形例を示す平面図である。
【図10】他の実施形態に係る表示装置を説明する図である。
【図11】さらに他の実施形態に係る表示装置を説明する図である。
【図12】実施形態に係る表示装置の変形例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、本発明の実施形態に係る表示装置の側面図である。表示装置は、それぞれ光透過性を有する一対の基板10,12(例えばガラス基板)を有する。一対の基板10,12は、間隔(図4参照)をあけて対向するように配置されている。図2は、図1に示す表示装置の平面図である。図2では、上側の基板10を仮想線で示して内部構造を示してある。図2に示すように、下側の基板12には、複数(多数)のシャッタ14が設けられている。
【0019】
図3は、シャッタ及びその駆動部の平面図である。シャッタ14は、半導体又は金属などの無機材料からなり、駆動開口16を有するプレートである。駆動開口16を光が通過し、シャッタ14の駆動開口16以外の部分で光を遮断する。駆動開口16は一方向に長い形状になっている。なお、光は、図1に示すように、基板に重ねられたバックライト18から供給される。
【0020】
シャッタ14は、第1バネ20に支持されて基板12から浮くようになっている(図4参照)。複数(図3では4つ)の第1バネ20によってシャッタ14が支持されている。第1バネ20は、第1固定部22で基板12に固定されている。
【0021】
第1バネ20は、弾性変形可能な材料からなり、シャッタ14の板面に平行な方向に変形できるように配置されている。詳しくは、第1バネ20は、シャッタ14から離れる方向(駆動開口16の長さ方向に交差(例えば直交)する方向)に延びる第1部24と、駆動開口16の長さ方向に沿った方向であって駆動開口16の長さ方向の中央から外方向に向かって延びる第2部26と、さらにシャッタ14から離れる方向(駆動開口16の長さ方向に交差(例えば直交)する方向)に延びる第3部28と、を有する。そして、シャッタ14は、図3に矢印で示すように、駆動開口16の長さ方向に交差(例えば直交)する方向に移動できるように第1バネ20に支持されている。
【0022】
基板12には、第2固定部30に支持された第2バネ32が設けられている。第2バネ32は、第1バネ20の第2部26よりもシャッタ14から離れた側で、この第2部26に対向するようになっている。第2固定部30に電圧を印加し、第1バネ20の第2部26との電位差によって生じる静電引力によって、第2部26が第2固定部30に引き寄せられるようになっている。第2部26が引き寄せられると、第2部26と一体的な第1部24を介して、シャッタ14も引き寄せられる。つまり、第1バネ20及び第2バネ32は、シャッタ14を直線往復駆動するための(所定の方向に駆動するための)駆動部34を構成するためのものである。駆動部34も、半導体又は金属などの無機材料から構成されている。
【0023】
図4は、シャッタを含む部分の断面図である。上側の基板10には遮光膜36が形成されている。遮光膜36には、固定開口38が形成されている。シャッタ14の上述した駆動開口16と遮光膜36の固定開口38は、対向する位置に配置されており、両者が連通すれば光が通過し、シャッタ14の移動によって遮光膜36の固定開口38が遮蔽されると光が遮断される。言い換えると、遮光膜36の固定開口38への光の通過及び遮断を制御するように、シャッタ14は機械的に駆動される。対応する1つの駆動開口16及び1つの固定開口38によって1画素が構成され、多数の画素によって画像が表示されるようになっている。そのため、複数(多数)のシャッタ14が設けられている。シャッタ14及び駆動部34は、駆動開口16及び固定開口38を通過する光の有無及び強弱によって画像を表示する表示領域に配置されている。
【0024】
一対の基板10,12は、図2に示すシール材40によって間隔をあけて固定されている。シール材40は一対の基板10,12の対向面同士に密着している。また、シール材40は、図2に示すように、切れ目42を有して空間を囲むように形成されている。エンドシール44が、シール材40の切れ目42を塞いで、シール材40が囲む空間を封止して封止空間を形成している。
【0025】
図4に示すように、封止空間にはオイル46(例えばシリコーンオイル)が満たされている。シャッタ14及び駆動部34は、オイル46内に配置されている。オイル46によってシャッタ14及び駆動部34の動きによる振動を抑えることができ、第1バネ20と第2バネ32のくっつきも防止することができる。基板10,12がガラスからなる場合、ガラスと屈折率の近いオイル46を使用すれば、オイル46を満たすことで、一対の基板10,12との界面での光の反射を減らすことができる。
【0026】
図3に示すように、表示装置は、一対の基板10,12間の間隔を保持するスペーサ48を有する。図5は、表示装置のスペーサを含む部分の断面図である。スペーサ48も、オイル46内に配置されている。スペーサ48は、図3に示すように、シャッタ14から斜め方向にずれている。詳しくは、スペーサ48は、シャッタ14から駆動方向にずれた位置を避け、かつ、駆動方向に直交する方向にずれた位置を避けて配置されている。スペーサ48は、オイル46の流動を妨げているが、シャッタ14に最も影響を与える方向(シャッタ14の駆動方向又はこれに直交する方向)へのオイル46の流動は妨げていない。
【0027】
図5に示すように、スペーサ48は、上側の基板10に設けられた第1スペーサ部50と、下側の基板12に設けられた第2スペーサ部52と、を含む。第1スペーサ部50は樹脂からなる。第2スペーサ部52は、2層の樹脂部54,56と、その表面を覆う半導体膜や金属膜からなる無機部58と、を有する。第1スペーサ部50と第2スペーサ部52の間には隙間があいており、両者間にオイル46が入り込むようになっている。基板10,12が接近するような力が加えられると、第1スペーサ部50と第2スペーサ部52の隙間が狭くなり、両者間のオイル46が流動する。
【0028】
図3に示すように、スペーサ48の他に、基板12には壁部60が設けられている。壁部60もオイル46内に配置されている。壁部60は、第1壁部62及び第2壁部64を含む。
【0029】
第1壁部62は、シャッタ14の駆動方向に直交する方向(図3で左右方向)でシャッタ14の隣(両隣又は一方隣)に位置している。第1壁部62の長さ(シャッタ14の駆動方向の幅)は、シャッタ14の駆動方向の長さ(幅)を超えている。さらに、第1壁部62の長さ(幅)は、シャッタ14が直線往復駆動する領域の長さ(幅)以上になっていることが好ましい。こうすることで、駆動されたシャッタ14がどの位置にあっても、常に、シャッタ14の側方には第1壁部62が配置されることになる。
【0030】
第2壁部64は、シャッタ14の駆動方向(図3で上下方向)でシャッタ14の隣(両隣又は一方隣)に位置している。第2壁部64は、一対のスペーサ48の間に配置されている。スペーサ48と第2壁部64との間には隙間がある。また、第2壁部64は、複数の分割壁部66からなる。隣同士の分割壁部66の間には隙間があいている。その隙間からオイル46が流動するが、それでも分割壁部66によってオイル46の流動は制御される。
【0031】
本実施形態によれば、壁部60を設けたことで、オイル46の流動を抑制するので、シャッタ14の破損を防止することができる。
【0032】
図6は、壁部を含む部分の縦断面を示す図である。壁部60は、駆動部34が設けられた一方の基板12に設けられている。壁部60は、シャッタ14を厚み方向に超える高さを有している。壁部60は、シャッタ14の側方に少なくとも一部が位置する。
【0033】
あるいは、変形例として、図7に示すように、壁部160を、駆動部34が設けられた一方の基板12とは別の他の基板10に設けてもよい。この場合でも、壁部160は、シャッタ14を厚み方向に超える高さを有している。すなわち、壁部160は、図7で上側の基板10から下方向に延び、シャッタ14の側方を通って、さらにその下方に延びている。
【0034】
あるいは、他の変形例として、図8に示すように、壁部260を、一方の基板12の設けられた台座部268と、台座部268と対向するように他方の基板10に設けられた柱状部270とで構成してもよい。その場合でも、壁部260の一部は、シャッタ14の側方に位置する。なお、台座部268及び柱状部270の間には隙間があってもよいし、両者を密着させてもよい。図8に示す壁部260は、一対の基板10,12のスペーサとしての機能も果たすようになっている。
【0035】
さらに他の変形例として、図9に示すように、スペーサ48よりもシャッタ14に近い位置(例えば第1固定部22の隣)に壁部360を配置してもよい。この場合、駆動部34の一部(第1固定部22)と壁部360が一体化していてもよい。
【0036】
図10は、他の実施形態に係る表示装置を説明する図である。この例では、複数のシャッタ414が複数行複数列に並んでいる。隣同士のシャッタ414は、駆動方向及び駆動方向に直交する方向の少なくとも一方の方向に平行移動した位置を避けて配列されている。具体的には、シャッタ414は、各列(図10で上下方向)には一列で並んでいるが、行方向(図10で左右方向)には斜めに並んでいる。すなわち、シャッタ414は千鳥状に配置されている。
【0037】
この例でも、壁部460によってオイル46の流動を抑制している。壁部460は、シャッタ414の駆動方向に直交する側で、それぞれのシャッタ414の一方の隣に配置されている。シャッタ414の反対側の隣には、スペーサ448が配置されている。
【0038】
図11は、さらに他の実施形態に係る表示装置を説明する図である。この例では、複数のシャッタ514が複数行複数列に並んでいる。シャッタ514は、各列(図11で上下方向)には一列で並んでいるが、行方向(図11で左右方向)には斜めに並んでいる。すなわち、隣同士のシャッタ514は、駆動方向及び駆動方向に直交する方向の少なくとも一方の方向に平行移動した位置を避けて配列されている。
【0039】
この例でも、壁部560によってオイル46の流動を抑制している。壁部560は、シャッタ514の駆動方向側で、それぞれのシャッタ514の両隣に配置されている。この壁部560は、スペーサを兼ねている。
【0040】
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上述した実施形態においては、バックライト18の側にシャッタ14を形成する基板12を配置しているが、図12に示すように、バックライト18の側に遮光膜36と固定開口38とを形成する基板10を配置する構造にしてもよい。更に、実施形態で説明した構成は、実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。
【符号の説明】
【0041】
10 基板、12 基板、14 シャッタ、16 駆動開口、18 バックライト、20 第1バネ、22 第1固定部、24 第1部、26 第2部、28 第3部、30 第2固定部、32 第2バネ、34 駆動部、36 遮光膜、38 固定開口、40 シール材、42 切れ目、44 エンドシール、46 オイル、48 スペーサ、50 第1スペーサ部、52 第2スペーサ部、54 樹脂部、56 樹脂部、58 無機部、60 壁部、62 第1壁部、64 第2壁部、66 分割壁部、160 壁部、260 壁部、268 台座部、270 柱状部、360 壁部、414 シャッタ、448 スペーサ、460 壁部、514 シャッタ、560 壁部。
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
MEMSディスプレイ(Micro Electro Mechanical System Display)は、液晶ディスプレイに取って代わると期待されているディスプレイである(特許文献1参照)。このディスプレイは、偏光を利用した液晶シャッタ方式とは異なり、機械シャッタ方式によって光の透過窓を開閉することで画像を表示する。1シャッタの開閉により、1画素のオンオフ動作が可能となる。シャッタは、静電引力によって動作するようになっている。
【0003】
シャッタは一対の光透過性基板の間にシールで囲まれたスペースに配置され、このスペースはオイルで満たされている。オイルは、シャッタの駆動のためのバネのくっつきを防止し、光透過性基板との光屈折率の差を小さくしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2008−197668号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
MEMSディスプレイの信頼性試験の一つとして、試験球を光透過性基板に落下させるという試験を行ったところ、シャッタが変位したりバネから外れたりするという現象がみられた。比較のため、オイルが注入されていないオイルレスセルについても同様に試験したところ、そのような破損はみられなかった。したがって、シャッタの破損の原因はオイル流動にあることを確認した。
【0006】
本発明は、オイル流動によるシャッタの破損を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明に係る表示装置は、間隔をあけて配置された一対の基板と、前記一対の基板の間に満たされたオイルと、前記オイル内に配置されたシャッタと、前記シャッタを所定の方向に駆動する(例えば直線往復駆動する)、前記オイル内に配置された駆動部と、前記オイル内で前記一対の基板の一方に設けられた壁部と、を有し、前記壁部は、前記シャッタの前記所定の方向又は前記所定の方向に直交する方向で前記シャッタの隣に位置し、前記シャッタを厚み方向に超える高さを有し、前記シャッタの側方に少なくとも一部が位置することを特徴とする。本発明によれば、壁部を設けたことで、オイルの流動を抑制することができるので、シャッタの破損を防止することができる。
【0008】
(2)(1)に記載された表示装置において、前記壁部の少なくとも一部は、前記シャッタの所定の方向に直交する方向で、前記シャッタの両隣の少なくとも一方に位置していることを特徴としてもよい。
【0009】
(3)(2)に記載された表示装置において、前記壁部の前記少なくとも一部の前記シャッタの前記所定の方向の幅は、前記シャッタの前記所定の方向の長さを超えることを特徴としてもよい。
【0010】
(4)(1)から(3)のいずれか1項に記載された表示装置において、前記壁部の少なくとも一部は、前記所定の方向において、前記シャッタの両隣の少なくとも一方に位置していることを特徴としてもよい。
【0011】
(5)(1)から(4)のいずれか1項に記載された表示装置において、前記壁部は、隣同士に間隔をあけて位置する複数の分割壁部からなることを特徴としてもよい。
【0012】
(6)(1)から(5)のいずれか1項に記載された表示装置において、前記駆動部は、前記一対の基板の一方に設けられ、前記壁部は、前記駆動部が設けられた一方の前記基板に設けられていることを特徴としてもよい。
【0013】
(7)(1)から(5)のいずれか1項に記載された表示装置において、前記駆動部は、前記一対の基板の一方に設けられ、前記壁部は、前記駆動部が設けられた一方の前記基板とは別の他の前記基板に設けられていることを特徴としてもよい。
【0014】
(8)(1)から(5)のいずれか1項に記載された表示装置において、前記駆動部は、前記一対の基板の一方に設けられ、前記壁部は、一方の前記基板の設けられた台座部と、前記台座部と対向するように他方の前記基板に設けられた柱状部と、を有していることを特徴としてもよい。
【0015】
(9)(1)から(8)のいずれか1項に記載された表示装置において、複数行複数列に並んだ複数の前記シャッタを有し、隣同士の前記シャッタは、前記所定の方向、及び前記所定の方向に直交する方向の少なくとも一方の方向に平行移動した位置を避けて配列されていることを特徴としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施形態に係る表示装置の側面図である。
【図2】図1に示す表示装置の平面図である。
【図3】シャッタ及びその駆動部の平面図である。
【図4】表示装置のシャッタを含む部分の断面図である。
【図5】表示装置のスペーサを含む部分の断面図である。
【図6】壁部を含む部分の縦断面を示す図である。
【図7】壁部の変形例を含む部分の縦断面を示す図である。
【図8】壁部の他の変形例を含む部分の縦断面を示す図である。
【図9】壁部のさらに他の変形例を示す平面図である。
【図10】他の実施形態に係る表示装置を説明する図である。
【図11】さらに他の実施形態に係る表示装置を説明する図である。
【図12】実施形態に係る表示装置の変形例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、本発明の実施形態に係る表示装置の側面図である。表示装置は、それぞれ光透過性を有する一対の基板10,12(例えばガラス基板)を有する。一対の基板10,12は、間隔(図4参照)をあけて対向するように配置されている。図2は、図1に示す表示装置の平面図である。図2では、上側の基板10を仮想線で示して内部構造を示してある。図2に示すように、下側の基板12には、複数(多数)のシャッタ14が設けられている。
【0019】
図3は、シャッタ及びその駆動部の平面図である。シャッタ14は、半導体又は金属などの無機材料からなり、駆動開口16を有するプレートである。駆動開口16を光が通過し、シャッタ14の駆動開口16以外の部分で光を遮断する。駆動開口16は一方向に長い形状になっている。なお、光は、図1に示すように、基板に重ねられたバックライト18から供給される。
【0020】
シャッタ14は、第1バネ20に支持されて基板12から浮くようになっている(図4参照)。複数(図3では4つ)の第1バネ20によってシャッタ14が支持されている。第1バネ20は、第1固定部22で基板12に固定されている。
【0021】
第1バネ20は、弾性変形可能な材料からなり、シャッタ14の板面に平行な方向に変形できるように配置されている。詳しくは、第1バネ20は、シャッタ14から離れる方向(駆動開口16の長さ方向に交差(例えば直交)する方向)に延びる第1部24と、駆動開口16の長さ方向に沿った方向であって駆動開口16の長さ方向の中央から外方向に向かって延びる第2部26と、さらにシャッタ14から離れる方向(駆動開口16の長さ方向に交差(例えば直交)する方向)に延びる第3部28と、を有する。そして、シャッタ14は、図3に矢印で示すように、駆動開口16の長さ方向に交差(例えば直交)する方向に移動できるように第1バネ20に支持されている。
【0022】
基板12には、第2固定部30に支持された第2バネ32が設けられている。第2バネ32は、第1バネ20の第2部26よりもシャッタ14から離れた側で、この第2部26に対向するようになっている。第2固定部30に電圧を印加し、第1バネ20の第2部26との電位差によって生じる静電引力によって、第2部26が第2固定部30に引き寄せられるようになっている。第2部26が引き寄せられると、第2部26と一体的な第1部24を介して、シャッタ14も引き寄せられる。つまり、第1バネ20及び第2バネ32は、シャッタ14を直線往復駆動するための(所定の方向に駆動するための)駆動部34を構成するためのものである。駆動部34も、半導体又は金属などの無機材料から構成されている。
【0023】
図4は、シャッタを含む部分の断面図である。上側の基板10には遮光膜36が形成されている。遮光膜36には、固定開口38が形成されている。シャッタ14の上述した駆動開口16と遮光膜36の固定開口38は、対向する位置に配置されており、両者が連通すれば光が通過し、シャッタ14の移動によって遮光膜36の固定開口38が遮蔽されると光が遮断される。言い換えると、遮光膜36の固定開口38への光の通過及び遮断を制御するように、シャッタ14は機械的に駆動される。対応する1つの駆動開口16及び1つの固定開口38によって1画素が構成され、多数の画素によって画像が表示されるようになっている。そのため、複数(多数)のシャッタ14が設けられている。シャッタ14及び駆動部34は、駆動開口16及び固定開口38を通過する光の有無及び強弱によって画像を表示する表示領域に配置されている。
【0024】
一対の基板10,12は、図2に示すシール材40によって間隔をあけて固定されている。シール材40は一対の基板10,12の対向面同士に密着している。また、シール材40は、図2に示すように、切れ目42を有して空間を囲むように形成されている。エンドシール44が、シール材40の切れ目42を塞いで、シール材40が囲む空間を封止して封止空間を形成している。
【0025】
図4に示すように、封止空間にはオイル46(例えばシリコーンオイル)が満たされている。シャッタ14及び駆動部34は、オイル46内に配置されている。オイル46によってシャッタ14及び駆動部34の動きによる振動を抑えることができ、第1バネ20と第2バネ32のくっつきも防止することができる。基板10,12がガラスからなる場合、ガラスと屈折率の近いオイル46を使用すれば、オイル46を満たすことで、一対の基板10,12との界面での光の反射を減らすことができる。
【0026】
図3に示すように、表示装置は、一対の基板10,12間の間隔を保持するスペーサ48を有する。図5は、表示装置のスペーサを含む部分の断面図である。スペーサ48も、オイル46内に配置されている。スペーサ48は、図3に示すように、シャッタ14から斜め方向にずれている。詳しくは、スペーサ48は、シャッタ14から駆動方向にずれた位置を避け、かつ、駆動方向に直交する方向にずれた位置を避けて配置されている。スペーサ48は、オイル46の流動を妨げているが、シャッタ14に最も影響を与える方向(シャッタ14の駆動方向又はこれに直交する方向)へのオイル46の流動は妨げていない。
【0027】
図5に示すように、スペーサ48は、上側の基板10に設けられた第1スペーサ部50と、下側の基板12に設けられた第2スペーサ部52と、を含む。第1スペーサ部50は樹脂からなる。第2スペーサ部52は、2層の樹脂部54,56と、その表面を覆う半導体膜や金属膜からなる無機部58と、を有する。第1スペーサ部50と第2スペーサ部52の間には隙間があいており、両者間にオイル46が入り込むようになっている。基板10,12が接近するような力が加えられると、第1スペーサ部50と第2スペーサ部52の隙間が狭くなり、両者間のオイル46が流動する。
【0028】
図3に示すように、スペーサ48の他に、基板12には壁部60が設けられている。壁部60もオイル46内に配置されている。壁部60は、第1壁部62及び第2壁部64を含む。
【0029】
第1壁部62は、シャッタ14の駆動方向に直交する方向(図3で左右方向)でシャッタ14の隣(両隣又は一方隣)に位置している。第1壁部62の長さ(シャッタ14の駆動方向の幅)は、シャッタ14の駆動方向の長さ(幅)を超えている。さらに、第1壁部62の長さ(幅)は、シャッタ14が直線往復駆動する領域の長さ(幅)以上になっていることが好ましい。こうすることで、駆動されたシャッタ14がどの位置にあっても、常に、シャッタ14の側方には第1壁部62が配置されることになる。
【0030】
第2壁部64は、シャッタ14の駆動方向(図3で上下方向)でシャッタ14の隣(両隣又は一方隣)に位置している。第2壁部64は、一対のスペーサ48の間に配置されている。スペーサ48と第2壁部64との間には隙間がある。また、第2壁部64は、複数の分割壁部66からなる。隣同士の分割壁部66の間には隙間があいている。その隙間からオイル46が流動するが、それでも分割壁部66によってオイル46の流動は制御される。
【0031】
本実施形態によれば、壁部60を設けたことで、オイル46の流動を抑制するので、シャッタ14の破損を防止することができる。
【0032】
図6は、壁部を含む部分の縦断面を示す図である。壁部60は、駆動部34が設けられた一方の基板12に設けられている。壁部60は、シャッタ14を厚み方向に超える高さを有している。壁部60は、シャッタ14の側方に少なくとも一部が位置する。
【0033】
あるいは、変形例として、図7に示すように、壁部160を、駆動部34が設けられた一方の基板12とは別の他の基板10に設けてもよい。この場合でも、壁部160は、シャッタ14を厚み方向に超える高さを有している。すなわち、壁部160は、図7で上側の基板10から下方向に延び、シャッタ14の側方を通って、さらにその下方に延びている。
【0034】
あるいは、他の変形例として、図8に示すように、壁部260を、一方の基板12の設けられた台座部268と、台座部268と対向するように他方の基板10に設けられた柱状部270とで構成してもよい。その場合でも、壁部260の一部は、シャッタ14の側方に位置する。なお、台座部268及び柱状部270の間には隙間があってもよいし、両者を密着させてもよい。図8に示す壁部260は、一対の基板10,12のスペーサとしての機能も果たすようになっている。
【0035】
さらに他の変形例として、図9に示すように、スペーサ48よりもシャッタ14に近い位置(例えば第1固定部22の隣)に壁部360を配置してもよい。この場合、駆動部34の一部(第1固定部22)と壁部360が一体化していてもよい。
【0036】
図10は、他の実施形態に係る表示装置を説明する図である。この例では、複数のシャッタ414が複数行複数列に並んでいる。隣同士のシャッタ414は、駆動方向及び駆動方向に直交する方向の少なくとも一方の方向に平行移動した位置を避けて配列されている。具体的には、シャッタ414は、各列(図10で上下方向)には一列で並んでいるが、行方向(図10で左右方向)には斜めに並んでいる。すなわち、シャッタ414は千鳥状に配置されている。
【0037】
この例でも、壁部460によってオイル46の流動を抑制している。壁部460は、シャッタ414の駆動方向に直交する側で、それぞれのシャッタ414の一方の隣に配置されている。シャッタ414の反対側の隣には、スペーサ448が配置されている。
【0038】
図11は、さらに他の実施形態に係る表示装置を説明する図である。この例では、複数のシャッタ514が複数行複数列に並んでいる。シャッタ514は、各列(図11で上下方向)には一列で並んでいるが、行方向(図11で左右方向)には斜めに並んでいる。すなわち、隣同士のシャッタ514は、駆動方向及び駆動方向に直交する方向の少なくとも一方の方向に平行移動した位置を避けて配列されている。
【0039】
この例でも、壁部560によってオイル46の流動を抑制している。壁部560は、シャッタ514の駆動方向側で、それぞれのシャッタ514の両隣に配置されている。この壁部560は、スペーサを兼ねている。
【0040】
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上述した実施形態においては、バックライト18の側にシャッタ14を形成する基板12を配置しているが、図12に示すように、バックライト18の側に遮光膜36と固定開口38とを形成する基板10を配置する構造にしてもよい。更に、実施形態で説明した構成は、実質的に同一の構成、同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成で置き換えることができる。
【符号の説明】
【0041】
10 基板、12 基板、14 シャッタ、16 駆動開口、18 バックライト、20 第1バネ、22 第1固定部、24 第1部、26 第2部、28 第3部、30 第2固定部、32 第2バネ、34 駆動部、36 遮光膜、38 固定開口、40 シール材、42 切れ目、44 エンドシール、46 オイル、48 スペーサ、50 第1スペーサ部、52 第2スペーサ部、54 樹脂部、56 樹脂部、58 無機部、60 壁部、62 第1壁部、64 第2壁部、66 分割壁部、160 壁部、260 壁部、268 台座部、270 柱状部、360 壁部、414 シャッタ、448 スペーサ、460 壁部、514 シャッタ、560 壁部。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
間隔をあけて配置された一対の基板と、
前記一対の基板の間に満たされたオイルと、
前記オイル内に配置されたシャッタと、
前記シャッタを所定の方向に駆動する、前記オイル内に配置された駆動部と、
前記オイル内で前記一対の基板の一方に設けられた壁部と、
を有し、
前記壁部は、前記シャッタの前記所定の方向又は前記所定の方向に直交する方向で前記シャッタの隣に位置し、前記シャッタの厚み方向に、前記シャッタを超える高さを有し、前記シャッタの側方に少なくとも一部が位置することを特徴とする表示装置。
【請求項2】
請求項1に記載された表示装置において、
前記壁部の少なくとも一部は、前記所定の方向に直交する方向で、前記シャッタの両隣の少なくとも一方に位置していることを特徴とする表示装置。
【請求項3】
請求項2に記載された表示装置において、
前記壁部の前記少なくとも一部の前記シャッタの前記所定の方向の幅は、前記シャッタの前記所定の方向の長さよりも大きいことを特徴とする表示装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載された表示装置において、
前記壁部の少なくとも一部は、前記所定の方向において、前記シャッタの両隣の少なくとも一方に位置していることを特徴とする表示装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載された表示装置において、
前記壁部は、隣同士に間隔をあけて位置する複数の分割壁部からなることを特徴とする表示装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載された表示装置において、
前記駆動部は、前記一対の基板の一方に設けられ、
前記壁部は、前記駆動部が設けられた一方の前記基板に設けられていることを特徴とする表示装置。
【請求項7】
請求項1から5のいずれか1項に記載された表示装置において、
前記駆動部は、前記一対の基板の一方に設けられ、
前記壁部は、前記駆動部が設けられた一方の前記基板とは別の他の前記基板に設けられていることを特徴とする表示装置。
【請求項8】
請求項1から5のいずれか1項に記載された表示装置において、
前記駆動部は、前記一対の基板の一方に設けられ、
前記壁部は、一方の前記基板の設けられた台座部と、前記台座部と対向するように他方の前記基板に設けられた柱状部と、を有していることを特徴とする表示装置。
【請求項9】
請求項6から8のいずれか1項に記載された表示装置において、
前記一対の基板と対向するバックライトを有し、
前記一方の前記基板は、前記バックライトの側とは反対側に配置されていることを特徴とする表示装置。
【請求項10】
請求項6から8のいずれか1項に記載された表示装置において、
前記一対の基板と対向するバックライトを有し、
前記一方の前記基板は、前記バックライトの側に配置されていることを特徴とする表示装置。
【請求項11】
請求項1から10のいずれか1項に記載された表示装置において、
複数行複数列に並んだ複数の前記シャッタを有し、
隣同士の前記シャッタは、前記所定の方向及び前記所定の方向に直交する方向の少なくとも一方の方向に平行移動した位置を避けて配列されていることを特徴とする表示装置。
【請求項1】
間隔をあけて配置された一対の基板と、
前記一対の基板の間に満たされたオイルと、
前記オイル内に配置されたシャッタと、
前記シャッタを所定の方向に駆動する、前記オイル内に配置された駆動部と、
前記オイル内で前記一対の基板の一方に設けられた壁部と、
を有し、
前記壁部は、前記シャッタの前記所定の方向又は前記所定の方向に直交する方向で前記シャッタの隣に位置し、前記シャッタの厚み方向に、前記シャッタを超える高さを有し、前記シャッタの側方に少なくとも一部が位置することを特徴とする表示装置。
【請求項2】
請求項1に記載された表示装置において、
前記壁部の少なくとも一部は、前記所定の方向に直交する方向で、前記シャッタの両隣の少なくとも一方に位置していることを特徴とする表示装置。
【請求項3】
請求項2に記載された表示装置において、
前記壁部の前記少なくとも一部の前記シャッタの前記所定の方向の幅は、前記シャッタの前記所定の方向の長さよりも大きいことを特徴とする表示装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載された表示装置において、
前記壁部の少なくとも一部は、前記所定の方向において、前記シャッタの両隣の少なくとも一方に位置していることを特徴とする表示装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載された表示装置において、
前記壁部は、隣同士に間隔をあけて位置する複数の分割壁部からなることを特徴とする表示装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載された表示装置において、
前記駆動部は、前記一対の基板の一方に設けられ、
前記壁部は、前記駆動部が設けられた一方の前記基板に設けられていることを特徴とする表示装置。
【請求項7】
請求項1から5のいずれか1項に記載された表示装置において、
前記駆動部は、前記一対の基板の一方に設けられ、
前記壁部は、前記駆動部が設けられた一方の前記基板とは別の他の前記基板に設けられていることを特徴とする表示装置。
【請求項8】
請求項1から5のいずれか1項に記載された表示装置において、
前記駆動部は、前記一対の基板の一方に設けられ、
前記壁部は、一方の前記基板の設けられた台座部と、前記台座部と対向するように他方の前記基板に設けられた柱状部と、を有していることを特徴とする表示装置。
【請求項9】
請求項6から8のいずれか1項に記載された表示装置において、
前記一対の基板と対向するバックライトを有し、
前記一方の前記基板は、前記バックライトの側とは反対側に配置されていることを特徴とする表示装置。
【請求項10】
請求項6から8のいずれか1項に記載された表示装置において、
前記一対の基板と対向するバックライトを有し、
前記一方の前記基板は、前記バックライトの側に配置されていることを特徴とする表示装置。
【請求項11】
請求項1から10のいずれか1項に記載された表示装置において、
複数行複数列に並んだ複数の前記シャッタを有し、
隣同士の前記シャッタは、前記所定の方向及び前記所定の方向に直交する方向の少なくとも一方の方向に平行移動した位置を避けて配列されていることを特徴とする表示装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2012−242495(P2012−242495A)
【公開日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−110513(P2011−110513)
【出願日】平成23年5月17日(2011.5.17)
【出願人】(502356528)株式会社ジャパンディスプレイイースト (2,552)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年5月17日(2011.5.17)
【出願人】(502356528)株式会社ジャパンディスプレイイースト (2,552)
【Fターム(参考)】
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