説明

補体レセプター2標的化補体調節因子

補体系の変調は、補体活性化に伴う数多くの病態の治療法を表す。補体活性化および疾患の部位を標的とする補体インヒビターを調製する戦略では、補体レセプター(CR)2に結合した補体インヒビターを含む組成物が開示される。この開示された組成物は、補体系を変調することで、病態および炎症状態の処置をおこなう方法で用いられる。
1つの局面において、本発明は、構築物を含む組成物であって、該構築物がCR2と補体活性の調節因子とを含む、組成物であり、その1つの実施形態において、上記の構築物が融合タンパク質である、組成物を提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
構築物を含む組成物であって、該構築物がCR2と補体活性の調節因子とを含む、組成物。
【請求項2】
前記構築物が融合タンパク質である、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記融合タンパク質が補体を阻害する、請求項2に記載の組成物。
【請求項4】
前記補体活性の調節因子は補体インヒビターを含む、請求項1〜3のいずれかに記載の組成物。
【請求項5】
前記補体インヒビターが崩壊促進因子(DAF)である、請求項4に記載の組成物。
【請求項6】
前記組成物が配列番号10を含む、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
前記組成物が配列番号6を含む、請求項5に記載の組成物。
【請求項8】
前記補体インヒビターがヒトCD59である、請求項4に記載の組成物。
【請求項9】
前記組成物が配列番号12を含む、請求項8に記載の組成物。
【請求項10】
前記組成物が配列番号8を含む、請求項8に記載の組成物。
【請求項11】
前記補体インヒビターがCR1である、請求項4に記載の組成物。
【請求項12】
前記補体インヒビターが配列番号14を含む、請求項11に記載の組成物。
【請求項13】
前記補体インヒビターがMCPである、請求項4に記載の組成物。
【請求項14】
前記補体インヒビターが配列番号16を含む、請求項13に記載の組成物。
【請求項15】
前記補体インヒビターがCrryである、請求項4に記載の組成物。
【請求項16】
前記補体インヒビターが配列番号17を含む、請求項15に記載の組成物。
【請求項17】
前記補体インヒビターがマウスCD59である、請求項4に記載の組成物。
【請求項18】
前記融合タンパク質が補体を活性化する、請求項2に記載の組成物。
【請求項19】
前記補体活性の調節因子が補体活性化因子を含む、請求項18に記載の組成物。
【請求項20】
前記補体活性化因子がヒトIgG1である、請求項19に記載の組成物。
【請求項21】
前記補体活性化因子が配列番号18を含む、請求項20に記載の組成物。
【請求項22】
前記組成物が配列番号21を含む、請求項19に記載の組成物。
【請求項23】
前記補体活性化因子がヒトIgMである、請求項19に記載の組成物。
【請求項24】
前記補体活性化因子が配列番号19である、請求項23に記載の組成物。
【請求項25】
前記補体活性化因子がマウスIgG3である、請求項19の組成物。
【請求項26】
前記補体活性化因子が配列番号22を含む、請求項25に記載の組成物。
【請求項27】
前記補体活性化因子がCVFである、請求項19に記載の組成物。
【請求項28】
前記補体活性化因子が配列番号24を含む、請求項27に記載の組成物。
【請求項29】
前記構築物が免疫結合体である、請求項1に記載の組成物。
【請求項30】
被験体の補体によって影響を受けた状態を処置する方法であって、
請求項1〜29のいずれかの組成物を前記被験体に投与することを含む、方法。
【請求項31】
前記状態が癌である、請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記癌が、リンパ腫(ホジキンおよび非ホジキン)、B細胞リンパ腫、T細胞リンパ腫、顆粒球性白血病、白血病、菌状息肉腫、癌腫、中実組織の癌腫、有棘細胞癌(腺癌)、肉腫、膠腫、芽腫、神経芽細胞腫、プラスマ細胞腫、組織球腫、黒色腫、腺腫、低酸素腫瘍、骨髄腫、エイズ関連のリンパ腫または肉腫、転移性癌、膀胱癌、脳癌、神経系癌、頭頸部の有棘細胞癌、神経芽細胞腫/膠芽腫、卵巣癌、皮膚癌、肝癌、黒色腫、口腔の有棘細胞癌、咽頭、喉頭、および肺、結腸癌、子宮頸癌、子宮頸癌、乳癌、上皮癌、腎臓癌、尿生殖器の癌、肺癌、食道癌、頭頸部癌、造血癌、精巣癌、結腸直腸癌、前立腺癌、または膵癌からなる群から選択される、請求項31に記載の方法。
【請求項33】
前記状態がウイルス感染である、請求項30に記載の方法。
【請求項34】
前記ウイルス感染が、単純ヘルペスウイルス1型、単純ヘルペスウイルス2型、サイトメガロウイルス、EBウィルス、水痘‐帯状疱疹ウイルス、ヒト・ヘルペスウイルス6、ヒト・ヘルペスウイルス7、ヒトヘルペスウイルス8、天然痘ウイルス、水疱性口内炎ウイルス、A型肝炎ウイルス、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、D型肝炎ウイルス、E型肝炎ウイルス、ライノウイルス、コロナウイルス、インフルエンザウイルスA、インフルエンザウイルスB、はしかウィルス、ポリオーマウイルス、ヒト・パビローマウイルス、呼吸系発疹ウイルス、アデノウイルス、コクサッキー・ウイルス、デング熱ウイルス、耳下腺炎ウイルス、ポリオウイルス、狂犬病ウイルス、ニワトリ肉腫ウイルス、黄熱病ウイルス、エボラウイルス、マールブルグウィルス、ラサ熱ウイルス、東部ウマ脳炎ウイルス、日本脳炎ウィルス、セントルイス脳炎ウイルスマレイ・バレー熱ウイルス、西ナイルウイルス、リフトバレー熱ウィルス、ロタウイルスA、ロタウイルスB、ロタウイルスC、シンドビスウイルス、サル免疫不全ウイルス、ヒトT細胞白血病ウイルス1型、ハンタウイルス、風疹ウイルス、サル免疫不全ウイルス、ヒト免疫不全症ウイルス1型、およびヒト免疫不全症ウイルス2型からなる群から選択される、請求項30に記載の方法。
【請求項35】
前記状態が細菌感染である、請求項30の方法。
【請求項36】
前記細菌感染が、ヒト型結核菌、ウシ型結核菌、ウシ型結核菌BCG株、BCG亜株、マイコバクテリウム・アビウム(鳥型結核菌)、マイコバクテリウム・イントラセルラーレ、マイコバクテリウム・アフリカヌム、カンサス・マイコバクテリウム、マイコバクテリウム・マリナム、マイコバクテリウム・ウルセランス、マイコバクテリウム・アビウム亜種パラ結核菌、ノカルジア・アステロイデス、他のノルカジア種、レジュネラ・ニューモフィラ、他のレジオネラ種、チフス菌、他のサルモネラ種、シゲラ種、ペスト菌、パスツレラ・ヘモリチ、動物パスツレラ症病原菌(パスツレラ・ムルトシダ)、他のパスツレラ種、アクチノバシラス・プレロニューモニアエ、リステリア・モノサイトゲネ、リステリア・イバノビイ、ブルセラアボルツス、他のブルセラ種、コードリア・ルミナンチウム、クラミジア・ニューモニアエ、トラコーマクラミジア、オウム病クラミジア、コキシエラ・バーネッティ、他のリケチア種、エーリキア種、黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、化膿連鎖球菌、ストレプトコッカス・アガラクティエ、バシラス・アンスラシス、大腸菌、コレラ菌、カンピロバクター種、髄膜炎菌、ナイセリア淋菌、緑膿菌、他のシュードモナス種、インフルエンザ菌、軟性下疳菌、他のヘモフィルス種、破傷風菌、他のクロストリジウム種、エルシニア・エンテロリチカ、および他のエルシニア種からなる群から選択される、請求項35の方法。
【請求項37】
前記状態が寄生虫感染である、請求項30に記載の方法。
【請求項38】
前記寄生虫感染が、トキソプラズマ、熱帯熱マラリア原虫、三日熱マラリア、四日熱マラリア原虫、他のプラスモディウム種、トリパノソーマ・ブルーセイ、クルーズトリパノソーマ、森林型熱帯リーシュマニア、他のリーシュマニア種、マンソン住血吸虫、他の住血吸虫種、および赤痢アメーバからなる群から選択される、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記状態が真菌性感染症である、請求項30に記載の方法。
【請求項40】
前記真菌性感染症が、鵞口瘡カンジダ、クリプトコックス‐ネオフォルマンス、ヒストプラズマ・カプスラタム、アスペルギルス・フミガーツス、コクシジオイデス・イミティス、ブラジルパラコクシジオイデス、ブラストミセス・デルマチチジス、ニューモシスティス・カリニ、アオカビ、およびアルテルナリア・アルテルナータからなる群から選択される、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記状態が炎症状態である、請求項30に記載の方法。
【請求項42】
前記炎症状態が、喘息、全身性エリテマトーデス、腎炎、関節リウマチ、反応性関節炎、多発性関節炎、全身脈管炎、インシュリン依存性糖尿病、多発性硬化症、実験的アレルギー性脳脊髄炎、シェーグレン症候群、対宿主性移植片病、クローン病を含む炎症性大腸疾患、潰瘍性大腸炎、および強皮症からなる群から選択される、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記被験体が哺乳動物である、請求項30に記載の方法。
【請求項44】
前記被験体がヒトである、請求項43に記載の方法。
【請求項45】
前記被験体がマウスである、請求項43に記載の方法。
【請求項46】
補体介在障害を減少させる方法であって、
請求項1〜17または29のいずれかの組成物を被験体に投与する、方法。
【請求項47】
補体介在障害を強める方法であって、
請求項1、2、または18〜29のいずれかの組成物を被験体に投与する、方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図4】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図24】
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【公表番号】特表2006−512325(P2006−512325A)
【公表日】平成18年4月13日(2006.4.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−553695(P2004−553695)
【出願日】平成15年11月13日(2003.11.13)
【国際出願番号】PCT/US2003/036459
【国際公開番号】WO2004/045520
【国際公開日】平成16年6月3日(2004.6.3)
【出願人】(505178103)エムユーエスシー ファウンデーション フォー リサーチ デベロップメント (3)
【出願人】(505178099)リージェンツ オブ ユニバーシティ オブ コロラド (3)
【Fターム(参考)】