説明

補強部材を有するバッテリーパック

ここに開示されているのは、バッテリーパックであって、バッテリーモジュールアレイであって、横方向に2以上の列で配置されるバッテリーモジュールを有するバッテリーモジュールアレイを有し、各前記バッテリーモジュールが、バッテリーセル又はユニットモジュールのそれぞれが、そこに取り付けられる2以上のバッテリーセルを有し、バッテリーセル又はユニットモジュールが垂直に立てられるような状態で積まれる、バッテリーモジュールアレイと、その上にバッテリーモジュールが垂直に立てられる状態で積まれるベースプレートと、バッテリーモジュールの負荷を支持するためにバッテリーモジュールアレイの前及び後ろに備えられ、各メイン部材の対向端部が外部装置に固定される、一組のメイン部材と、各エンドプレートの下側端部がベースプレートに固定される状態にバッテリーモジュールアレイの前及び後ろに緊密に接触して配置される、一組のエンドプレートと、エンドプレートを相互接続及び支持するようにエンドプレートの上側部分又は横部分の間に接続される、支持バーと、を備え、ここで、バッテリーパックが前及び後ろ方向に振動される場合にバッテリーパックの変形を最小化するために、補強部材がバッテリーモジュールアレイの最も外側のバッテリーモジュールの外側でエンドプレートの側壁又はメイン部材の側部に結合される、バッテリーパックである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願発明は、補強部材を有するバッテリーパックに関し、そして、より詳しくは、横方向に2以上の列で配置されているバッテリーモジュールを有するバッテリーモジュールアレイと、その上にバッテリーモジュールが垂直に立てられた状態で積まれるベースプレートと、バッテリーモジュールの重みを支持するためバッテリーモジュールアレイの前部及び後部に備えられる一組のメイン部材であって、それぞれのメイン部材の反対端部が外部装置に固定される一組のメイン部材と、各エンドプレートの下側の端部が前記ベースプレートに固定される状態でバッテリーモジュールアレイの前部及び後部と緊密に接触して配置される一組のエンドプレートと、そして、エンドプレートを相互接続及び支持するようにエンドプレートの上側部分又は横部分の間に接続される支持バーと、を含むバッテリーパックであって、ここで、バッテリーパックが前及び後ろ方向に振動される場合にバッテリーパックの変形が最小化されるように、補強部材が、バッテリーモジュールアレイの最も外側のバッテリーモジュールの外側の側部で、エンドプレートの側壁又はメイン部材の横部に接続される、バッテリーパックに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、ガソリン及びディーゼル油のような、化石燃料を使用する車両により引き起こされる最も大きな問題の一つは、大気汚染をなすことである。充電及び放電することができる、車両のための電源として、二次電池を使用する技術は、上述の問題を解決する一つの方法として、かなり注目を引いている。結果として、バッテリーのみを使用することで動作する電気自動車(EV)及びバッテリーと通常のエンジンとを共同的に使用するハイブリッド電気自動車(HEV)が開発されてきている。幾つかの電気自動車及びハイブリッド電気自動車は、現在、商業的に使用されている。ニッケル水素(Ni−MH)二次電池は、電気自動車(EV)及びハイブリッド電気自動車(HEV)のための電源として主に使用されてきている。しかしながら、近年、リチウムイオン電池の使用が試されてきている。
【0003】
高出力及び容量がそのような二次電池を電気自動車(EV)及びハイブリッド電気自動車(HEV)のための電源として使用するには必要である。この目的のため、複数の小型二次電池(ユニットセル)が、バッテリーモジュールとバッテリーパックを形成するように、互いに直列に接続されている。状況により、複数の小型二次電池(ユニットセル)が、バッテリーモジュールとバッテリーパックを形成するように、互いに直列及び並列に接続される。
【0004】
通常、そのようなバッテリーパックは、バッテリーモジュールを保護するための構造を有し、バッテリーモジュールの各々は、その中に取り付けられる二次電池を有している。バッテリーモジュールの構造は、自動車の種類又は自動車中のバッテリーパックの設置位置に基づいて変わりうる。高容量バッテリーモジュールを効果的に固定するための構造の一つは、支持バー及びエンドプレートに基づくものである。この構造は、たとえ、負荷が支持バーに向かって加えられる場合でも、バッテリーモジュールの移動が、最小化される点で有利である。しかしながら、この目的のため、支持バー及びエンドプレートの強度を十分に確保することが必要である。
【0005】
この場合と関連して、図1は、従来の単一のバッテリーモジュールを含むバッテリーパックを例示的に示す斜視図である。
【0006】
図1を参照すると、バッテリーパック100は、その中に取り付けられる二次電池を各々が有するユニットモジュール10、ベースプレート20、一組のエンドプレート30、及び支持バー40を含む。
【0007】
ユニットモジュール10は、ユニットモジュール10が垂直に立つ状態でペースプレート20の上に積まれている。エンドプレート30は、各々のエンドプレート30の下側端部がベースプレート20に固定される状態で、最外側ユニットモジュール10の外側に緊密に接触するように配置される。
【0008】
支持バー40は、エンドプレート30を相互接続及び支持するように、エンドプレート30の上側部分の間で接続されている。
【0009】
しかしながら、上述の構成を備えたバッテリーパックは、外力がバッテリーパックの前部及び後部に加えられた場合に、バッテリーパックの前及び後ろ方向にバッテリーパックを支持するための構造を含まないので、結果としてバッテリーパックの変形を防止することが可能ではない。
【0010】
また、上述の構造を備えたバッテリーパックは、単一のバッテリーモジュールのみを使用するので、結果としてバッテリーパックの容量は低い。この理由のため、上述の構造を備えたバッテリーパックが、高い出力及び容量のバッテリーパックを必要とする、例えば、車のような、外部装置に適用されることは困難である。
【0011】
一方、ハイブリッド電気自動車のためのバッテリーパックは、バッテリーセルアレイを安定的に保護するように、自動車の種類又は自動車の中のバッテリーパックの設置位置を基にして様々な形態で構成される。そのようなバッテリーパックの中には、バケット構造を有するバッテリーがあり、それはトランクの下側部分に設置されるか、又は自動車のリアシートとトランクの間で規定される窪んだスペースに設置される。
【0012】
この場合、バッテリーパックは、バッテリーパックが自動車のシャシーに固定される場所の下に位置している。結果的に、バッテリーパックはメイン部材及びベースプレートにより支持される構造を提供することが必要であり、エンドプレート及び支持バーは、バッテリーパックが前及び後ろ方向に変形されることを防止するため、バッテリーパックの前及び後ろに配置される。この構造において、メイン部材は、バッケットの形状に折り曲げられ、したがって、バッテリーパックの全体の構造安定性はメイン部材の剛性に応じて決定される。
【0013】
メイン部材の剛性は、フランジの深さ又は各メイン部材の厚みを十分に増加させることにより改善されるかもしれない。しかしながら、自動車中の限られた設置スペースによると、フランジの深さを十分に増加させることは可能ではない。また、各メイン部材の厚みを増加させることは、バッテリーパックの負荷を増加させる。結果として、バッテリーパックの構造安定性を改善することは可能ではない。
【0014】
したがって、バッテリーモジュールは、バッテリーパックが自動車のシャシーに固定される場所の下に配置され、バッテリーパックの負荷を支えるメイン部材がバケット形状を有し、そしてバッテリーモジュールがベースプレート上に2列に配置され、それによりバッテリーパックの構造安定性が改善される一方、フランジの深さ及び各メイン部材の厚みが維持され、バッテリーパックに前及び後ろ方向に外力が加えられた場合にバッテリーパックの変形が最小化される、構造を有するように構成されるバッテリーパックの高い必要性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0015】
【特許文献1】韓国特許出願第2006−12303号明細書
【特許文献2】韓国特許出願第2006−20772号明細書
【特許文献3】韓国特許出願第2006−45444号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
したがって、本願発明は上述の問題及び未だ解決されていない他の技術上の問題を解決するためになされた。
【0017】
特に、横方向に2以上の列で配置されているバッテリーモジュール、ベースプレート、メイン部材、エンドプレート、及び支持バーを有し、バッテリーパックが前及び後ろ方向に振動する場合に、バッテリーパックの変形を最小化するために、補強部材がエンドプレートの側壁又はバッテリーモジュールアレイの最も外側のバッテリーモジュールの外側のメイン部材の側部に結合される、バッテリーモジュールアレイを含むバッテリーパックを提供することが、本願発明の目的である。
【0018】
バッテリーパックの一部が、バッテリーパックが自動車中に安定的に設置されることができ、自動車中にバッテリーパックの占める容積が最小化されるように、自動車の一部を使用して形成される構造を有するように構成されるバッテリーパックを提供することが、本願発明の別の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0019】
本願発明の一つの態様に従うと、横方向に2以上の列で配置されるバッテリーモジュールを有するバッテリーモジュールアレイを含むバッテリーパックであって、各バッテリーモジュールが、バッテリーセル又はユニットモジュールのそれぞれが、そこに取り付けられる2以上のバッテリーセルを有し、バッテリーセル又はユニットモジュールが垂直に立てられるような状態で積まれ、ベースプレート上にバッテリーモジュールが垂直に立てられる状態で積まれ、一組のメイン部材がバッテリーモジュールの負荷を支持するためにバッテリーモジュールアレイの前部及び後部に備えられ、各メイン部材の対向端部が外部装置に固定され、一組のエンドプレートが各エンドプレートの下側端部がベースプレートに固定される状態にバッテリーモジュールアレイの前部及び後部と緊密に接触して配置され、及び支持バーがエンドプレートを相互接続及び支持するようにエンドプレートの上側部分又は横部分の間に接続され、ここで、バッテリーパックが前及び後ろ方向に振動される場合にバッテリーパックの変形を最小化するために、補強部材がバッテリーモジュールアレイの最も外側のバッテリーモジュールの外側でエンドプレートの側壁又はメイン部材の側部に結合される、バッテリーパックの用意により、上述及び他の目的が達成されることができる。
【0020】
バッテリーパックにおいて、本願発明によると、補強部材がエンドプレートの側壁又はメイン部材の側部に結合される。結果的に、バッテリーパックが前及び後ろ方向に振動される場合にバッテリーパックの変形を防止することが可能である。
【0021】
また、各メイン部材の対向両端部が外部装置に固定される。たとえ、バッテリーパックが外部装置に固定される場所の下にバッテリーパックが位置される場合でも、それゆえに、バッテリーパックを外部装置に容易に取り付けることが可能である。
【0022】
さらに、ユニットモジュールが垂直に立てられる状態に、ユニットモジュールが積まれる、バッテリーモジュールが、横方向に2以上の列で配置される。結果的に、本願発明によるバッテリーパックは、単一のバッテリーモジュールを含む従来のバッテリーパックよりもより高い出力及び容量を提供することが可能である。
【0023】
本願発明において、各ユニットモジュールは、二次電池であるか、その中に搭載される2以上の二次電池を有する小型のモジュールであるかもしれない。その中に搭載される2以上の二次電池を有するユニットモジュールの例が、特許文献1(韓国特許出願第2006−12303号明細書)で開示されており、それは本願出願の出願人の名前で提出されている。この特許出願の開示において、ユニットモジュールは、二次電池が互いに緊密な接触する状態で、入力及び出力端子を有するフレーム部材に2つの二次電池が取り付けられている構造を有するように構成されている。
【0024】
ユニットモジュールの別の例が、特許文献2(韓国特許出願第2006−20772号明細書)及び特許文献3(韓国特許出願第2006−45444号明細書)に開示されており、また本願出願の出願人の名前で提出されている。これらの特許出願のそれぞれの開示において、ユニットモジュールは、二次電池が互いに緊密に接触する状態に、2つの二次電池の外側が、一組の高強度のセルカバーで覆われている構造を有するように構成される。
【0025】
上の特許出願の開示は、参照により、ここに組み込まれる。しかしながら、もちろん、本願発明によるバッテリーモジュールの各ユニットモジュールの構造は、上の特許出願で開示されるユニットモジュールの上の例に限定されない。
【0026】
好ましくは、各バッテリーセルは、プレート形状のバッテリーセルであり、それは限られたスペース中で高い積み込み率を提供する。例えば、各バッテリーセルは、ラミネートシートから形成されたバッテリーケース中に、電極アセンブリが取り付けられる構造を有するように構成されることができる。
【0027】
特に、各バッテリーセルは、ポーチ形状の二次電池であり、カソード/セパレーター/アノード構造の電極アセンブリが、密閉された状態で電解液と一緒にバッテリーケース中に配置されている。例えば、各バッテリーセルは、小さな厚み対幅比を有する略6面体構造で構成されるプレート形状の二次電池であることができる。通常、ポーチ形状の二次電池は、ポーチ形状のバッテリーケースを含む。そのバッテリーケースは、高い耐久性を示すポリマー樹脂から形成される外側コート層、湿気又は空気を遮断する金属材料から形成されるバリア層、及び熱的に溶接されることができるポリマー樹脂から形成される内側シーラント層が連続的に積まれるようなラミネートシート構造を有するように構成される。
【0028】
各メイン部材の構造は、各メイン部材がバッテリーモジュールの負荷を容易に支持することができる限り、特には制限されない。好ましくは、各メイン部材は、バッテリーモジュールアレイの対向側部及び底部を囲む略U形状のフレーム構造を有するように構成される。
【0029】
結果的に、各メイン部材の対向側部が、エンドプレートの対応する一つに接続されて、U形状のフレーム構造の内側は完全となり、したがって、垂直振動に対する各メイン部材の曲げ剛性はかなり改善される。
【0030】
上記の構造の好ましい実施例において、各メイン部材の上側端部は、バッテリーパックが外部装置に簡単に取り付けられることができるように外側に曲げられることができ、そして、各メイン部材の曲げ部分は固定孔が備えられていることができる。結果としてメイン部材と外部装置の間の結合がしっかりと達成される。
【0031】
補強部材の構造は、外力がバッテリーパックに前及び後ろ方向に加えられた場合に補強部材がバッテリーパックの変形を防ぐことができる限りにおいて、特に制限されない。例えば、補強部材は、プレート又はバーの形状で形成されることができ、平面上の対角線構造又はX形状の構造で最も外側のバッテリーモジュールの外側側部に配置されることができる。
【0032】
特に、各メイン部材の横形状は、バッテリーパックが前及び後ろ方向に変形される場合には、矩形の形状から平行四辺形に変形されるかもしれない。したがって、対角線構造において、各メイン部材は、各メイン部材の横形状が矩形形状に維持される状態に、対角線方向に制約され、それによって前及び後ろ方向のバッテリーパックの変形に対する耐性を増加させる。
【0033】
また、X形状の構造においては、対角線構造と比較して前及び後ろ方向のバッテリーパックの変形に対する抵抗をかなり改善することが可能である。
【0034】
補強部材は、エンドプレートの側壁又はメイン部材の側部に必要に応じて溶接又はボルト締めにより結合されてもよい。
【0035】
状況により、補強部材は、エンドプレートの上に、溶接又はボルト締めによりさらに結合されてもよく、それで、補強部材が平面上に対角線構造又はX形状の構造に配置され、それにより、バッテリーパックが上及び下方向に並びに前及び後ろ方向に振動する場合に、より効果的にバッテリーパックの変形を防ぐ。
【0036】
一方、バッテリーパックが上及び下方向に振動する場合に、そのバッテリーパックの変形を最小化するために、各エンドプレートは、バッテリーモジュールアレイの前又は後ろに対応する寸法を有する単一ボディの形状で形成されてもよい。
【0037】
各エンドプレートが上述したようなバッテリーモジュールアレイの前又は後ろに対応する寸法を有するような構造において、メイン部材の曲げ剛性を確実に改善すること、及び、バッテリーパックが上及び下方向に振動する場合に、バッテリーパックの全構造的安定性を十分に確保することが可能になる。
【0038】
各エンドプレートは、バッテリーモジュール及び支持バーから(曲げ負荷)圧力を分散させるように構成されてもよい。好ましくは、各エンドプレートは、バッテリーモジュールアレイに接触して配置される本体部分、上端壁、下端壁、及び一組の側壁を含み、その上端壁、下端壁、及び側壁は、その本体部分の周辺から外側に突出する。ここで、「外側方向」は、圧力とは反対の方向、すなわち、バッテリーモジュール及び支持バーが各エンドプレートの本体部分辺りに配置されている方向とは反対の方向を意味する。
【0039】
したがって、本願発明によるバッテリーパックにおいて、ベースプレート上に積まれている、バッテリーモジュールは、エンドプレートにより互いに緊密に接触し、そして、エンドプレートは、支持バーにより固定される。結果的に、各バッテリーモジュールを構成するユニットモジュールがそれらの厚み方向に動いて膨張することを防止することが可能であり、それにより、バッテリーモジュールの安全性を改善し、効果的にバッテリーモジュールの性能の劣化を防ぐ。
【0040】
上記の構造の好ましい例において、各エンドプレートの下端壁は、ベースプレートの下側端部と各メイン部材の下側端部に溶接又はボルト締めにより結合されてもよい。
【0041】
各エンドプレートの下端壁がベースプレートの下側端部及び各メイン部材の下側端部に、溶接又はボルト締めにより結合される場合において、その溶接又はボルト締めは、好ましくは、4つ以上のスポットで実行され、それによりそれらの間の確実な結合を達成する。
【0042】
別の実施例において、各エンドプレートの各側壁は、各メイン部材の各側部に、溶接又はボルト締めにより結合されてもよい。
【0043】
各エンドプレートの各側壁が各メイン部材の各側部に溶接又はボルト締めにより結合される場合において、その溶接又はボルト締めは1以上のスポットで実行されてもよい。特に、メイン部材が変形されるモードを考慮して、溶接又はボルト締めが3つ以上のスポットで実行される場合に、エンドプレートとメイン部材の間の結合が改善される。
【0044】
一方、支持バーがエンドプレートの上側部分及び/又は横部分を相互接続してもよい。
【0045】
支持バーがエンドプレートの上側部分を相互接続する構造において、支持バーが容易にエンドプレートに取り付けられることができるように、各エンドプレートの上端壁が、バッテリーモジュールアレイの上から上側に突出してもよい。この構造において、支持バーがバッテリーモジュールの上に配置される状態になるように、支持バーがエンドプレートに結合されてもよい。
【0046】
上端壁の上側に突出する高さは、バッテリーモジュールアレイの高さの2〜20%に等しくてもよい。上端壁の上側に突出する高さがバッテリーモジュールアレイの高さの2%よりも少ない場合には、支持バーをエンドプレートに取り付けることが困難である。代替的に、対応する寸法を有する支持バーが使用されてもよい。しかしながら、この場合において、バッテリーパックの全剛性が低下される。他方、上端壁の上方向に突出する高さがバッテリーモジュールアレイの高さの20%よりも大きい場合、バッテリーパックの容積が過剰に増加され、それは好ましくない。
【0047】
エンドプレートの下端壁がベースプレートに固定的に結合されているので、外の衝撃がエンドプレートに加えられた場合に、エンドプレートがベースプレートから分離されることが防止される。
【0048】
例えば、一組の固定孔が各エンドプレートの下端壁の一部に形成され、エンドプレートがベースプレートに固定されることができるように、ボルトが固定孔を通じて挿入されてもよい。代替的に、エンドプレートとベースプレートの間の結合が溶接により達成されてもよい。
【0049】
一方、各エンドプレートの寸法は、各エンドプレートがバッテリーモジュールアレイの前部又は後ろ部に対応する寸法を有する限り、特に制限されない。例えば、各エンドプレートは矩形の平面形状に形成されてもよい。
【0050】
好ましくは、各エンドプレートは、貫通孔を上側に備えて提供され、そこに支持バーが取り付けられる。支持バーは、貫通孔を通じて挿入され、それによりエンドプレートと支持バーの間の結合を容易に達成する。
【0051】
本願発明の別の態様によれば、上で述べられた構成を備えたバッテリーパックを電源として使用し、制限された設置スペースを有し、そして頻繁な振動及び強い衝撃に晒される、例えば、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、又はプラグインハイブリッド自動車のような装置が提供される。
【0052】
もちろん、自動車の電源として使用されるバッテリーパックは、所望の出力及び容量を基にして組み合わされて製造されることができる。
【0053】
この場合において、自動車は、電気自動車、ハイブリッド電気自動車、又はプラグインハイブリッド自動車であることができ、そこではバッテリーパックは自動車のトランクの下側端部又は自動車のリアシート及びトランクの間に設置される。
【0054】
その電源としてバッテリーパックを使用する電気自動車、ハイブリッド電気自動車、又はプラグインハイブリッド自動車は、本願発明が属する本技術分野でよく知られており、そして従って、それらの詳細な説明は与えられない。
【0055】
本願発明の上の及び他の目的、特徴及び他の利点が、添付の図面と併せて以下の詳細な説明から、より明確に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0056】
【図1】従来のバッテリーパックを示す斜視図である。
【図2】本願発明の実施形態によるバッテリーパックを示す斜視図である。
【図3】本願発明の実施形態によるバッテリーパックを示す斜視図である。
【図4】補強部材が取り付けられていない比較用のバッテリーパックの構造を示す斜視図であり、図2に示す本願発明によるバッテリーパックの構造と比較される。
【図5】外力が図2及び4に示されるバッテリーパックに前及び後方向に加えられる場合のバリエーションを示す斜視図である。
【図6】外力が図2及び4に示されるバッテリーパックに前及び後方向に加えられる場合のバリエーションを示す斜視図である。
【図7】外力が図2及び4に示されるバッテリーパックに上及び下方向に加えられる場合のバリエーションを示す斜視図である。
【図8】外力が図2及び4に示されるバッテリーパックに上及び下方向に加えられる場合のバリエーションを示す斜視図である。
【図9】本願発明の他の実施形態によるバッテリーパックを示す斜視図である。
【図10】本願発明の他の実施形態によるバッテリーパックを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0057】
ここで、本願発明の例示的な実施形態は、添付した図面を参照して詳細に記載される。しかしながら、本願発明の範囲は、例示した実施形態には限られないことに留意すべきである。
【0058】
図2は、本願発明の実施形態によるバッテリーパックを典型的に示す斜視図である。
【0059】
図2を参照すると、バッテリーパック200は、横方向に二列に配置されるバッテリーモジュール110及び120を含むバッテリーモジュールアレイ122、ベースプレート130、一組のメイン部材140、一組のエンドプレート150、及び複数の支持バー160、を含む。
【0060】
バッテリーモジュール110及び120は、バッテリーモジュール110及び120が垂直に立てられる状態で、ベースプレート130の上に積まれる。エンドプレート150は、エンドプレート150の下側端部がベースプレート130に固定される状態で、バッテリーモジュールアレイ122の前及び後部に緊密に接触して配置される。
【0061】
メイン部材140は、バッテリーモジュール110及び120の負荷を支持するために、バッテリーモジュールアレイ122の前及び後部に備えられる。各メイン部材140の対向両端部は、外部装置(示されていない)に固定される。
【0062】
また、各メイン部材140は、バッテリーモジュールアレイ122の対向両側部及び底部を囲むU−形状フレーム構造を有するように構成される。各メイン部材140の上側両端部は、外側に曲げられる。各メイン部材140の曲げ部分は、固定孔142を備え、そこを通じてバッテリーパック200は、外部装置に簡単に取り付けられることができる。
【0063】
支持バー160は、エンドプレート150を相互接続して支持するように、エンドプレート150の上側部分の間に接続される。
【0064】
また、補強部材170は、溶接によりエンドプレート150の側壁に接続され、バッテリーパック200が前及び後方向に振動される場合に、バッテリーパック200の変形を最小化するために、補強部材170が最も外側のバッテリーモジュール110の外側側部に平面上で対角線構造に配置されるようにする。
【0065】
状況により、補強部材170は、(示されていない)ボルト締めにより、エンドプレート150の側壁に結合されてもよい。
【0066】
他方、各エンドプレート150は、バッテリーパック200が上及び下方向に振動された場合にバッテリーパック200の変形を最小化するために、バッテリーモジュールアレイ122の前部に対応する寸法を有する矩形の平面形状で形成される。
【0067】
また、各エンドプレート150は、バッテリーモジュールアレイ122と接触して配置される本体部分152、上端壁154、下端壁156、及び一組の側壁158を含む。上端壁154、下端壁156、及び側壁158は、本体部分152の周辺から外側に突出する。
【0068】
各エンドプレート150の下端壁156は、ベースプレート130の下側端部及び各メイン部材140の下側端部に、スポット溶接により4つのスポット151に結合される。各エンドプレート150の各側壁158は、各メイン部材140の各側部に、スポット溶接により3つのスポット153に結合される。
【0069】
状況により、各エンドプレート150の下端壁156は、ベースプレート130の下側端部及び各メイン部材140の下側端部にボルト締め(示されていない)により結合されてもよい。同じ方法で、各エンドプレート150の各側壁158は、各メイン部材140の各側部にボルト締め(示されていない)に結合されてもよい。
【0070】
加えて、各エンドプレート150の上端壁154がバッテリーモジュールアレイの高さHよりも10%高くなるように、各エンドプレート150の上端壁154は、バッテリーモジュールアレイ122の頂上部から上向きに突出する。結果的に、支持バー160は、エンドプレート150の上側部分に簡単に取り付けられることができる。
【0071】
バッテリーモジュール110は、ユニットモジュールがプレート形状のバッテリーセルをそれぞれ含む構造を有するように構成され、その各々がラミネットシートから形成されたバッテリーケースに取り付けられる電極アセンブリを有し、ユニットモジュールが垂直に立てられるような状態に積まれる。
【0072】
図3は、本願発明による別の実施形態によるバッテリーパックを典型的に示す斜視図である。
【0073】
図3を参照すると、図3のバッテリーパック200aは、各エンドプレート150がその上側部分に貫通孔157を備えることを除いて、図2のバッテリーパック200と構造について同じであり、ここで、支持バー160が取り付けられ、補強部材172が平面上でX形状の構造中の最も外側のバッテリーモジュール110の外側部に配置されるように、補強部材172がエンドプレート150の側壁に溶接より結合され、それゆえそれらの詳細な説明は与えられない。
【0074】
図4は補強部材が取り付けられていない比較用のバッテリーパックの構造を典型的に示す斜視図であり、図2に示す本願発明によるバッテリーパックの構造と比較される。
【0075】
図2と一緒に図4を参照すると、図4のバッテリーパック200bは、補強部材170が平面上で対角線構造で最も外側のバッテリーモジュール110の外側部に配置されるように、補強部材170がエンドプレート150の側壁に溶接されることにより結合されていない点を除いて、図2のバッテリーパックと構造において同一である。
【0076】
図5及び6は、外力が図2及び4に示されるバッテリーパックに前及び後方向に加えられる場合のバリエーションを示す斜視図である。図5及び6で示される構造と、図7および8で示される構造は、以下に詳細に説明され、外力がバッテリーパックに加えられる場合に、振動をシミュレートすることにより得られる。
【0077】
これらの図面を参照すると、外力が図2のバッテリーパックに前及び後方向に(矢印で示される方向に)加えられる場合に、メイン部材140及びバッテリーモジュール110の変形は低く、それは、補強部材170がメイン部材140を支持するからである。他方、外力が図4のバッテリーパック200bに加えられる場合には、メイン部材140及びバッテリーモジュール110bの変形は前及び後方向に、すなわち、外力がバッテリーパック200bに加えられる方向に高い。
【0078】
図7および8は、外力が図2及び4に示されるバッテリーパックに上及び下方向に加えられる場合のバリエーションを典型的に示す斜視図である。
【0079】
これらの図面を参照すると、外力が、図2のバッテリーパック200の上及び下方向に(矢印で示される方向に)加えられる場合に、メイン部材140の変形は低く、それは、補強部材170がメイン部材140を支持するからである。他方、外力が、図4のバッテリーパック200に加えられる場合に、メイン部材140bの変形は、外力がバッテリーパック200bに加えられる方向に、高い。
【0080】
一方、外力がバッテリーパックに前及び後方向に並びに上及び下方向に加えられる場合に、図2に示されたバッテリーパックの構造及び図4に示されたバッテリーパックの構造の振動特性を理解するために、共鳴点検出及び分析が変形モードにおいて実行される。共鳴点検出及び分析の結果が以下の表1に与えられる。
【0081】
【表1】

【0082】
上の表1で見られることができるように、各変形モードにおいて、図2のバッテリーパックの構造的安定性は、図4のバッテリーバックのものと比較して、たとえバッテリーパックが上及び下方向に又は前及び後方向に強く振動されるときでも、改善されており、それは、図2のバッテリーパックは、補強部材がエンドプレートの側壁に溶接により結合されている構造を有するように構成されているからである。特に、バッテリーパックの構造安定性は、バッテリーパックが前及び後方向に振動されるときに、高い。
【0083】
結果的に、前及び後方向のメイン部材の振動を単に補強部材をエンドプレートに固定することにより最小化することが可能であり、それは予期しなかった結果である。
【0084】
特に、本願発明によるバッテリーパックにおいて、補強部材は、エンドプレートの側壁に、バッテリーモジュールアレイの最も外側のバッテリーモジュールの外側部で溶接により結合される。結果的に、本願発明は、バッテリーパックの重量が30Kg以上であり、バッテリーパックのメイン部材が前及び後方向の振動に十分耐えられない車両に適用することができる。
【0085】
図9及び10は、本願発明の他の実施形態によるバッテリーパックを示す斜視図である。
【0086】
これらの図面を参照すると、図9のバッテリーパック200cは、補強部材174が平面上の対角線構造において最も外側のバッテリーモジュール110の外側部に配置されるように補強部材174がメイン部材140cの側部に溶接により結合される点を除いて、図2のバッテリーパック200に構造について同一であり、そして、図10のバッテリーパック200dは、補強部材174が最も外側のバッテリーモジュール110の外側部に平面上の対角線構造に配置されるように、補強部材175がエンドプレート150の上部に溶接によりさらに結合される点を除いて、図2のバッテリーパック200に構造について同一であり、したがって、それらの詳細な説明は与えられない。
【産業上の利用可能性】
【0087】
上の説明から明らかなように、本願発明によるバッテリーパックは、バッテリーモジュールが横方向に2以上の列に配置される構造を有するように構成される。結果的に、本願発明によるバッテリーパックは、単一のバッテリーモジュールを含む従来のバッテリーパックよりも高い出力及び容量を提供することが可能である。
【0088】
また、本願発明によるバッテリーパックは、補強部材がエンドプレートの側壁又はバッテリーモジュールアレイの最も外側のバッテリーモジュールの外側部のメイン部材の側部に結合されるような構造を有するように構成される。結果的に、バッテリーパックが前及び後方向に振動される場合に、バッテリーパックの変形を最小化することを可能にする。
【0089】
さらに、バッテリーパックの一部は、車両の一部を使用して構成される。結果的に、車両にバッテリーパックを安定的に設置すること、並びに車両中にバッテリーパックにより占有される容積が最小化されることを可能にする。
【0090】
本願発明の例示的な実施形態は例示的な目的のために開示されているものであるが、当業者は、添付の請求項で開示されているような本発明の範囲及び精神から離れることなく、様々な修正、追加及び置換が可能であることを理解しうる。
【符号の説明】
【0091】
10 ユニットモジュール
20 ベースプレート
30 エンドプレート
40 支持バー
100 バッテリーパック
110 バッテリーモジュール
110b バッテリーモジュール
120 バッテリーモジュール
122 バッテリーモジュールアレイ
130 ベースプレート
140 メイン部材
140b メイン部材
140c メイン部材
150 エンドプレート
151 4つのスポット
152 本体部分
153 3つのスポット
154 上端壁
156 下端壁
157 貫通孔
158 側壁
160 支持バー
170 補強部材
172 補強部材
174 補強部材
175 補強部材
200 バッテリーパック
200b バッテリーパック
200c バッテリーパック
200d バッテリーパック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バッテリーパックであって、
バッテリーモジュールアレイであって、横方向に2以上の列で配置されるバッテリーモジュールを有するバッテリーモジュールアレイを有し、各前記バッテリーモジュールは、バッテリーセル又はユニットモジュールのそれぞれが、そこに取り付けられる2以上のバッテリーセルを有し、バッテリーセル又はユニットモジュールが垂直に立てられるような状態で積まれる構造を有するように構成される、バッテリーモジュールアレイと;
その上にバッテリーモジュールが垂直に立てられる状態で積まれるベースプレートと;
前記バッテリーモジュールの負荷を支持するために前記バッテリーモジュールアレイの前部及び後部に備えられ、各メイン部材の対向両端部が外部装置に固定される、一組のメイン部材と;
各エンドプレートの下側端部が前記ベースプレートに固定される状態に前記バッテリーモジュールアレイの前部及び後部と緊密に接触して配置される、一組のエンドプレートと;
前記エンドプレートを相互接続及び支持するようにエンドプレートの上側部分又は横部分の間に接続される、支持バーと;
を備え、
ここで、前記バッテリーパックが前及び後ろ方向に振動される場合に前記バッテリーパックの変形を最小化するために、補強部材が前記バッテリーモジュールアレイの最も外側のバッテリーモジュールの外側で前記エンドプレートの側壁又は前記メイン部材の側部に結合される、バッテリーパック。
【請求項2】
各バッテリーセルがプレート形状のバッテリーセルである、請求項1に記載のバッテリーパック。
【請求項3】
各バッテリーセルは、電極アセンブリがラミネートシートから形成されたバッテリーケース中に取り付けられる構造を有するように構成される、請求項2に記載のバッテリーパック。
【請求項4】
各メイン部材は、前記バッテリーモジュールアレイの対向両側部及び底部を囲むU形状のフレーム構造を有するように構成される、請求項1に記載のバッテリーパック。
【請求項5】
各メイン部材の上側両端部は、バッテリーパックが外部装置に簡単に取り付けられることができるように外側に曲げられることができ、そして、各メイン部材の曲げ部分には固定孔が備えられている、請求項4に記載のバッテリーパック。
【請求項6】
補強部材は、最も外側のバッテリーモジュールの外側側部に平面上の対角線構造又はX形状の構造に配置される、請求項1に記載のバッテリーパック。
【請求項7】
補強部材は、前記エンドプレートの側壁又は前記メイン部材の側部に溶接又はボルト締めにより結合される、請求項1に記載のバッテリーパック。
【請求項8】
補強部材が平面上に対角線構造又はX形状の構造に配置されるように、補強部材が前記エンドプレートの頂上部に、溶接又はボルト締めによりさらに結合される、請求項1に記載のバッテリーパック。
【請求項9】
バッテリーパックが上及び下方向に振動する場合に、そのバッテリーパックの変形を最小化するために、各エンドプレートは、前記バッテリーモジュールアレイの前部又は後部に対応する寸法を有する単一ボディの形状で形成される、請求項1に記載のバッテリーパック。
【請求項10】
各エンドプレートは、前記バッテリーモジュールアレイに接触して配置される本体部分、上端壁、下端壁、及び一組の側壁を備え、その上端壁、下端壁、及び側壁は、その本体部分の周辺から外側に突出する、請求項1に記載のバッテリーパック。
【請求項11】
各エンドプレートの下端壁は、前記ベースプレートの下側端部と各メイン部材の下側端部に溶接又はボルト締めにより結合される、請求項10に記載のバッテリーパック。
【請求項12】
前記溶接又はボルト締めは、4つ以上のスポットで実行される、請求項11に記載のバッテリーパック。
【請求項13】
各エンドプレートの各側壁は、各メイン部材の各側部に溶接又はボルト締めにより結合される、請求項10に記載のバッテリーパック。
【請求項14】
前記溶接又はボルト締めは1以上のスポットで実行される、請求項13に記載のバッテリーパック。
【請求項15】
前記支持バーが容易に前記エンドプレートに取り付けられることができるように、各エンドプレートの上端壁が、前記バッテリーモジュールアレイの上から上側に突出する、請求項10に記載のバッテリーパック。
【請求項16】
上側に突出する高さは、前記バッテリーモジュールアレイの高さの2〜20%に等しい、請求項15に記載のバッテリーパック。
【請求項17】
各エンドプレートは矩形の平面形状に形成される、請求項1に記載のバッテリーパック。
【請求項18】
各エンドプレートは、貫通孔を上側に備えて提供され、そこに支持バーが取り付けられる、請求項1に記載のバッテリーパック。
【請求項19】
請求項1に記載のバッテリーパックを電源として使用する、例えば電気自動車、ハイブリッド電気自動車又はプラグインハイブリッド電気自動車のような装置。
【請求項20】
前記バッテリーパックが、自動車のトランクの下側端部、又は自動車のリアシートとトランクの間に設置される、請求項19に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2013−519203(P2013−519203A)
【公表日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−551910(P2012−551910)
【出願日】平成23年1月28日(2011.1.28)
【国際出願番号】PCT/KR2011/000613
【国際公開番号】WO2011/096677
【国際公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【出願人】(500239823)エルジー・ケム・リミテッド (1,221)
【Fターム(参考)】