説明

製品流れの調整方法とこのような方法を実施するためのレイアウト

本発明は、2つのライン(F1、F2)の製品(Pn、P’n)の流れ(F)を調整することを目的とする調整方法に関し、この調整方法は、ライン(F1、F2)の一方に属する第1の製品(Pn、P’n)と、すぐ上流に位置し、ライン(F1、F2)の他方に属する第2の製品(Pn、P’n)との間隔(E)の値が、第1の設定値(PAS1)より小さいときに減速させる、第1のステップと、下流にある、第1のライン(F1)の製品(Pn)と、すぐ上流に位置する、近接する、第2のライン(F2)の製品(P’n)との間隔(E)の値が、第2の設定値(PAS2)より小さいときに減速させる、第2のステップと、を少なくとも備えることと、前記第1の減速ステップおよび第2の減速ステップは、キャビティ(Ai)へ移送する装置(24)に応じて決定されるシーケンス(PAS1、PAS2)に従って、第1および第2のライン(F1、F2)の製品(Pn、P’n)の間隔(E、E1、E2)の位相をそろえるために、それぞれ選択的に実施されることと、を特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、製品流れを調整する調整方法、およびこのような方法を実施するためのレイアウトに関する。
【0002】
より具体的には、本発明は、少なくとも、第1のラインの製品と、第1のラインと平行な第2のラインの製品と、を備える製品流れを調整する調整方法に関し、これらの製品は、セルへの移送のために、収集機(collector)と呼ばれる移送装置へフィードされるべく、コンベヤベルト上を長手方向に、ある走行速度で、上流到着エリアから下流出力エリアまで輸送され、この調整方法は、製品間の間隔を、移送装置に応じて決定された並びに対応する位相にする。
【0003】
本発明はまた、具体的には、このような調整方法を実施するための、少なくとも、第1のラインの製品と、第1のラインと平行な第2のラインの製品と、からなる製品流れを備えるタイプのレイアウトに関し、これらの製品は、コンベヤベルト上を長手方向に、ある走行速度で、上流到着エリアから下流出力エリアまで輸送され、ここで、製品流れは、セルへの移送のために、コンベヤベルトの出力エリアの下流に配置された、収集機と呼ばれる移送装置へ製品をフィードすることを意図され、これによって、前記第1および第2のラインのそれぞれと対向して、少なくとも1個の製品を収容することを意図された、関連付けられた空セルが提供されることが意図される。
【背景技術】
【0004】
製品流れを調整すること、ならびにこのような調整方法を実施することが可能なレイアウトに関しては、多くの方法が知られている。
【0005】
この種の方法およびレイアウトは、特に、製品包装設備において使用され、たとえば、製品(主にバッチ単位の製品)を梱包箱またはカートン内に積み重ねる梱包機(case-packing machine)へ製品を送るコンベヤラインを備える設備において使用される。
【0006】
コンベヤラインは、一般に、梱包機の上流において、製品を1つまたは複数のラインに載せて、連続する2個の製品の間隔を一定に保って、移送装置(たとえば、一連の移動式輸送セル(mobile transport cells)を備える収集機)まで輸送するコンベヤベルトを備える。
【0007】
積荷分離機(load separator)と呼ばれることもある収集機は、ベルトの各ラインと対向して、少なくとも1つの関連付けられた空セルを提供する。これは、製品、または1バッチ分の製品を受け取るために提供される。
【0008】
図1および2は、従来技術による第1および第2のレイアウト例10aおよび10bを示す。
【0009】
公知の方法では、レイアウト10a、10bは、製品Pn、P’nの流れFを輸送することを意図されたコンベヤベルト12を備え、流れFは、少なくとも、第1のラインF1の製品Pnと、第1のラインF1と平行な第2のラインF2の製品P’nと、からなる。
【0010】
この、製品Pn、P’nの流れは、第1のフィーダベルト14および第2のフィーダベルト16を備える上流フィーダ装置によって、コンベヤベルト12の上流到着エリア18へ送られる。
【0011】
ベルト12の上流では、第1のラインF1の製品Pnは、第1のフィーダベルト14で輸送され、製品P’nは、第2のフィーダベルト16で輸送され、第1のラインF1の製品Pnはフィーダ速度VA1で、第2のラインF2の製品P’nはフィーダ速度VA2で、それぞれ到着エリア18に到着する。
【0012】
その後、コンベヤベルト12は、長手方向に所定の走行速度Vで、製品PnおよびP’nを上流到着エリア18から下流出力エリア20まで輸送し、上流到着エリア18と下流出力エリア20との間に、一連のセルAiを備える少なくとも1つの移送装置24(以下、収集機)に製品をフィードするように、調整手段22が配置されている。
【0013】
したがって、収集機24のセルAiが前進的に動くことにより、たとえば、製品が梱包機(図示せず)へ送られることが可能になり、最大処理速度(これを超えると、ベルト12から来る製品を収集機24が収集できなくなる処理速度)が決定される。
【0014】
したがって、図1に示された収集機24について検討すると、平行な2本の製品ラインに関連付けられた2つのセルを同時に埋めれば、設備能力、すなわち、単位時間に処理される製品の数を、1つのセルを埋める場合の2倍にすることが可能であることが理解されよう。
【0015】
しかしながら、このような移送装置24の正常な動作を保証するためには、収集機24が、少なくとも2ノッチ分、一度に動けることを可能とするよう、すなわち、ベルト12からの第1および第2のラインの製品と対向して2つの空セルが再度提供されるように、2個のセルAi、Ai+1が埋められた後に、ベルトを横切るように図の下方へシフトすることを可能とするよう、連続する製品の長手方向の間隔を十分とることが必要である。
【0016】
このために、製品を調整する(一般に「フェーザ(phaser)」とも呼ばれる)調整手段22を収集機24の上流に配置することが知られている。
【0017】
このような調整手段22は、たとえば、2個の製品Pn、P’nのバッチを、製品バッチLiごとに間隔をとって構成して、ベルト12上で速度Vで走行している、連続する2つの製品バッチの間に、収集機24が、2セル分のシフトを行うために必要な経過時間(time lapse)Tを確保するようにすることが可能である。
【0018】
従来技術による調整手段22は、たとえば、2個の製品Pn、P’nのバッチごとの間隔が、収集機24が2つのセルAi、Ai+1の分だけ動くことを可能にするのに十分であるように、第1および第2のラインF1およびF2の製品を一時的に動かないようにするために、ベルト12の到着エリア18と出力エリア20との間に配置された吸引装置を与えられたフェーザからなる。
【0019】
図1に示されたレイアウト10aは、第1の応用例を示しており、この例では、第1のラインF1を形成する製品Pnを備える第1のフィーダベルト14のフィーダ速度VA1が、第2のラインF2を形成する製品P’nを備える第2のフィーダベルト16のフィーダ速度VA2と、ほぼ等しい。
【0020】
このような応用の場合、各ラインF1、F2の製品PnおよびP’nの分布の、最も好ましくない並びは、ラインF1、F2のそれぞれの製品Pn、P’nの位相が正反対であるような並びである。
【0021】
第1のラインF1の製品Pnが第2のラインF2の製品P’nに対して互い違いの列にある並び(ここでは製品2個分に対して1個の割合での)、そのような並びがベルト12の、フェーザ22の上流部分に示されている。
【0022】
第1のラインF1の製品Pnと第2のラインF2の製品P’nとの間にこのような位相差があると、収集機24は、次の製品が到着するまでの間にセルAiを連続的にシフトするために必要な経過時間Tをとることができないことが理解されよう。
【0023】
このため、製品Pn、P’nは、収集機24の上流で、フェーザ22によって一時的に止められる。
【0024】
このような、吸引装置を有するフェーザ22は、ある応用によっては申し分ないものであるが、それにもかかわらず、欠点がある。
【0025】
具体的には、このタイプのフェーザは、一方で、たとえば1分間に900個以上の製品との、非常に高い速度で処理することができず、さらに、他方、ある特定のタイプの製品、具体的には、適切な接触面がない製品を処理することができず、このことは特に応用分野を限定する。
【0026】
図2は、第2のレイアウト例10bを示している。以下、これについて、図1の例との比較で説明する。
【0027】
この第2の例は、第1のラインF1を形成する製品Pnを備える第1のフィーダベルト14のフィーダ速度VA1が、第2のラインF2を形成する製品P’nを備える第2のフィーダベルト16のフィーダ速度VA2と異なる応用のケースに相当する。
【0028】
このような応用は、ベルト12の製品Pn、P’nのフィードが、上流の、2つの別々のフィード元から来る包装設備のケースに相当する。各フィード元は、それぞれが、独立に動作する専用フィーダベルト14、16を備える。
【0029】
このような応用では、それぞれが2つのラインF1、F2のうちの一方に関連付けられた2つのセルを同時にシフトするように動作する収集機24に製品をフィードすることのために、前述のタイプの吸引装置を備えるフェーザ22を用いることができない。
【0030】
これは、ベルト上の第1のラインF1の製品Pnの位置および第2のラインF2の製品P’nの位置が、ランダム事象となり、製品の間隔が一定にならないためであり、一方のラインと他方のラインとの間で製品の位置関係が一定にならないだけでなく、同じラインにおいても製品の間隔が一定にならない。
【0031】
図2の製品の並びで示されるように、具体的には、セルAiを埋めるために現れた1個の製品または2個の製品の、「間隔」と呼ばれる距離が、それぞれ短すぎて、収集機24が確実かつ最適な動作を行えないことがありうる。
【0032】
このため、このような応用では、1つのソリューションは、製品PnまたはP’nを、収集機24、24’がノッチごとに1セル分のシフトを行うために必要な最小経過時間Tに対応する所与の間隔で並べるために、それぞれがフェーザ22、22’によって処理される第1および第2のラインF1、F2のそれぞれに1つの収集機24、24’を関連付けることである。
【0033】
結果として、このようなソリューションは、特に移送手段が2倍になるために、高価であり、さらに、製品の高速処理を達成できないために、満足できるものではない。
【発明の概要】
【0034】
本発明は、特に、シンプルで経済的で効果的であって、なおかつ、高い処理速度の達成を可能にするソリューションを提案することにより、以上の欠点を解消することを目的とする。
【0035】
この目的に向けて、本発明は、少なくとも以下のステップを備えることを特徴とする、前述のタイプの調整方法を提案する。
【0036】
−第1の減速ステップ。このステップは、第1および第2のラインの一方に属する所与の第1の製品と、すぐ上流に位置し、前記ラインの他方に属する第2の製品との間隔の値が、第1のピッチと呼ばれる第1の所定の設定値より小さい場合に、前記第1または第2のラインの前記第1の製品と、他方のラインの、対応する第2の製品との間隔が、第1および第2の製品が横断方向にほぼ一直線に並ぶ、所定のほぼゼロである第1の値に達するまで、ベルトの走行速度を変更することなく、ベルト上で、前記第1の製品を、第2の製品に対して減速させるステップである。
【0037】
−第2の減速ステップ。このステップは、下流にある、第1のラインの製品と、すぐ上流に位置する、近接する、第2のラインの製品との間隔の値が、第2のピッチと呼ばれる第2の所定の設定値より小さい場合に、近接する、第2のラインの製品と、第1のラインの製品との間隔が、少なくとも第2のピッチの第2の設定値に相当する所定の非ゼロの値に達するまで、前記近接する製品を、下流に位置する、第1のラインの製品に対して減速させるステップである。
【0038】
前記第1の減速ステップおよび前記第2の減速ステップは、セル移送装置に応じて決定されるシーケンス(sequence)に従って、第1および第2のラインの一方または他方にそれぞれ属する、連続する2個の製品の間隔の位相をそろえるために、それぞれが選択的に用いられる。
【0039】
本発明による調整方法のさらなる特徴によれば、ベルトの所与の走行速度に対し、第1のピッチの値は、移送装置が、1つのセルを横断方向にシフトするために必要な最短経過時間を確保するように決定され、第2のピッチの値は、移送装置が、2つのセルを同時に横断方向にシフトするために必要な最短経過時間を確保するように決定される。
【0040】
有利なことに、本調整方法は、以下のステップを備える。
【0041】
−第1の予備的監視ステップ。これは、第1の減速ステップに先立って、ラインの一方に属する、所与の第1の製品と、すぐ上流に位置し、前記ラインの他方に属する、第2の製品との間隔の値が、第1のピッチの第1の所定の設定値より小さいかどうかを判定するためのステップである。
【0042】
−第2の予備的監視ステップ。これは、第2の減速ステップに先立って、下流にある、第1のラインの製品と、すぐ上流に位置する、近接する、第2のラインの製品との間隔の値が、第2のピッチの第2の所定の設定値より小さいかどうかを判定するためのステップである。
【0043】
有利なことに、本方法はさらに、以下のステップを備える。
【0044】
−第1の減速ステップに続く、第1の中間解放ステップ。この過程では、第1の調整手段が、横断方向にほぼ一直線に並んでいる第1および第2の製品を解放し、これによって、第1および第2の製品は、ベルトの走行速度で、第1の調整手段の下流に位置する第2の調整手段に向かって動く。
【0045】
−第2の減速ステップに続く、第2の中間解放ステップ。この過程では、第2の調整手段は、下流において先行する、第1のラインの製品に対して、少なくとも第2のピッチと等しい間隔を有する、減速された、近接する、第2のラインの製品を解放し、これによって、前記近接する製品は、セル移送装置の方向を、ベルトの走行速度で下流へ動き続ける。
【0046】
本調整方法はさらに、以下のステップを備える。
【0047】
−最終検出ステップ。この過程では、埋められた1つまたは2つのセルをシフトするよう、埋められた後に移送装置を選択的に制御するために、かつ、後続の製品を収集するよう、1つまたは2つの空セルをそれぞれ提供するために、移送装置の上流に配置された検出手段が、第1および第2のラインの一方および/または他方における製品の存在を検出する。
【0048】
本発明はさらに、ベルトの到着エリアと出力エリアとの間に、以下の手段を備えることを特徴とする、前述のタイプのレイアウトに関する。
【0049】
−第1のフェーザと呼ばれる、第1の調整手段。これは、第1および第2のラインの一方に属する所与の第1の製品と、すぐ上流に位置し、前記ラインの他方に属する第2の製品との間隔の値が、第1のピッチと呼ばれる第1の所定の設定値より小さい場合に、前記ラインの前記第1の製品と、他方のラインの、対応する第2の製品との間隔が、第1および第2の製品が横断方向にほぼ一直線に並ぶ、所定のほぼゼロである第1の値に達するまで、ベルトの走行速度を変更することなく、ベルト上で、前記第1の製品を、第2の製品に対して選択的に減速させることが可能である。
【0050】
−第1の調整手段の下流に配置された、第2のフェーザと呼ばれる、第2の調整手段。これは、下流にある、第1のラインの製品と、すぐ上流に位置する、近接する、第2のラインの製品との間隔の値が、第2のピッチと呼ばれる第2の所定の設定値より小さい場合に、前記近接する製品と、下流にある製品との間隔が、少なくとも第2のピッチの第2の設定値に相当する所定の非ゼロの値に達するまで、前記近接する製品を、前記下流にある製品に対して減速させることが可能である。
【0051】
本発明によるレイアウトの他の特徴によれば、
−第1のフェーザは、少なくとも1つの作動位置(engaged position)と少なくとも1つの引き込み位置(retracted position)との間で連続的に制御される、少なくとも1つの引き込み可能ストップ(retractable stop)を備える。
【0052】
・少なくとも1つの作動位置では、ストップが、ラインの一方の所与の第1の製品を、すぐ上流に位置する、他方のラインの第2の製品が追いつくまで減速させるために、第1の製品の前方に、接触によって介入し、これによって、最初は、第1のピッチと呼ばれる第1の所定の設定値より小さかった間隔値が、前記第1および第2の製品が横断方向にほぼ一直線に並ぶ、所定のほぼゼロである第1の値に達する。
【0053】
・少なくとも1つの引き込み位置では、互いに隣り合って並ぶ前記第1および第2の製品が、走行速度で下流に向かって動き続けられることが可能になる。
【0054】
−作動位置では、第1のフェーザのストップは、第1および第2の製品の間隔の値がほぼゼロになるまで、走行速度より遅い、減速速度と呼ばれる所定の速度で長手方向を下流へ平行移動するように制御される。
【0055】
−第2のフェーザは、少なくとも1つの作動位置と少なくとも1つの引き込み位置との間で連続的に制御される、少なくとも1つの引き込み可能ストップを備える。
【0056】
・少なくとも1つの作動位置では、最初は、第2のピッチと呼ばれる第2の所定の設定値より小さかった、近接する、第2のラインの製品と、すぐ下流に位置する、第1のラインの製品との間隔の値が、少なくとも第2のピッチの第2の設定値に相当する所定の非ゼロの値に少なくとも達するまで、前記近接する製品を、前記下流にある製品に対して減速させるために、ストップが、前記近接する製品の前方に、接触によって介入する。
【0057】
・少なくとも1つの引き込み位置では、前記減速された、近接する製品が、走行速度で下流に向かって動き続けられることが可能になる。
【0058】
−作動位置では、第2のフェーザのストップは、減速された、近接する、第2のラインの製品と、下流に位置する、第1のラインの製品との間隔が、少なくとも第2のピッチの第2の設定値に達する値の間隔に広がるまで、走行速度より遅い、減速速度と呼ばれる所定の速度で長手方向を下流へ平行移動するように制御される。
【0059】
−第1のフェーザおよび第2のフェーザは、それそれが少なくとも1つの駆動ベルトを備え、駆動ベルトは、少なくとも1つのストップが取り付けられており、かつ、ベルトの上面側に配置されており、駆動ベルトは、駆動ベルトの戻りストランドがベルトの上面とほぼ平行に延びるように、少なくとも2つの駆動プーリーに巻きつけられており、ストップは、戻りストランド上に位置するときには作動位置にあり、フェーザは、駆動ベルトによるストップの長手方向駆動速度が、第1のフェーザの減速速度および第2のフェーザの減速速度とそれぞれ等しくなるように、プーリーを回転駆動することが可能な手段を備える。
【0060】
−第1のフェーザの駆動ベルトは、駆動ベルトが一時停止され、各ストップが引き込み待機位置にあるパッシブ(passive)動作状態と、ストップが作動位置にあって長手方向を下流へ動くように、駆動ベルトがプーリーに巻きつけられて回転駆動されるアクティブ(active)動作状態とを有し、すぐ下流に位置し、前記ラインの他方に属する所与の第1の製品に対する間隔の値が、第1のピッチと呼ばれる第1の所定の設定値より小さい値を有する、ラインの一方に属する第2の製品を、第1のフェーザの上流に配置された、少なくとも1つのセンサが検出した場合、この駆動ベルトがアクティブ状態になることを指示される。
【0061】
−第1のフェーザのストップは、ラインの一方に属する、所与の第1の製品と、すぐ上流に位置し、前記ラインの他方に属する、第2の製品との間隔の値が、第1のピッチと呼ばれる第1の所定の設定値より小さい場合に、引き込み待機位置から作動位置へ移動するよう、選択的に指示される。
【0062】
−第2のフェーザの駆動ベルトは、駆動ベルトが一時停止され、各ストップが引き込み待機位置にあるパッシブ動作状態と、ストップが作動位置にあって長手方向を下流へ動くように、駆動ベルトがプーリーに巻きつけられて回転駆動されるアクティブ動作状態とを有し、すぐ下流に位置する、第1のラインの製品に対する間隔の値が、第2のピッチと呼ばれる第2の所定の設定値より小さい値を有する、近接する製品を第2のラインで、第2のフェーザの上流に配置された、少なくとも1つのセンサが検出した場合、この駆動ベルトがアクティブ状態になることを指示される。
【0063】
−第2のフェーザのストップは、下流にある、第1のラインの製品と、すぐ上流に位置する、近接する、第2のラインの製品との間隔の値が、第2のピッチと呼ばれる第2の所定の設定値より小さい場合に、引き込み待機位置から作動位置へ移動するよう、選択的に指示される。
【0064】
以下の詳細説明を読むことにより、本発明のさらなる特徴および利点が明らかになるであろう。この説明の理解のために、以下に示す添付図面を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0065】
【図1】従来技術による公知の第1の設計によるレイアウトの上面図である。
【図2】従来技術による公知の第2の設計によるレイアウトの上面図である。
【図3】本発明による調整方法の実施のために設計された第1および第2の調整手段を備えるレイアウトの側面図である。
【図4】本発明による調整方法の実施のために設計された第1および第2の調整手段を備えるレイアウトの上面図である。
【図5A】図3または4の第1のフェーザの、駆動ベルトがパッシブ状態である場合を概略的に表す側面図である。
【図5B】図3または4の第1のフェーザの、駆動ベルトがパッシブ状態である場合を概略的に表す上面図である。
【図6A】駆動ベルトがアクティブ状態であるときの第1のフェーザを表し、間隔が第1のピッチより小さい場合に2つの製品のバッチを構成するための、製品に対するストップの作動の開始を示す側面図である。
【図6B】駆動ベルトがアクティブ状態であるときの第1のフェーザを表し、間隔が第1のピッチより小さい場合に2つの製品のバッチを構成するための、製品に対するストップの作動の開始を示す上面図である。
【図7A】駆動ベルトがアクティブ状態であって、製品が解放される直前であるときの第1のフェーザを表す側面図である。
【図7B】駆動ベルトがアクティブ状態であって、製品が解放される直前であるときの第1のフェーザを表す上面図である。
【図8A】駆動ベルトがパッシブ状態であって、製品が解放された直後であって、新たな製品に対するストップの作動の直前であるときの第1のフェーザを表す側面図である。
【図8B】駆動ベルトがパッシブ状態であって、製品が解放された直後であって、新たな製品に対するストップの作動の直前であるときの第1のフェーザを表す上面図である。
【図9A】図3または4の第2のフェーザの、駆動ベルトがパッシブ状態である場合を概略的に表す側面図である。
【図9B】図3または4の第2のフェーザの、駆動ベルトがパッシブ状態である場合を概略的に表す上面図である。
【図10A】駆動ベルトがアクティブ状態であるときの第2のフェーザを表し、第2のピッチに少なくとも等しい間隔をとることにより、第2のラインの製品を、先行する製品から離すための、第2のラインの製品に対するストップの作動の開始を示す側面図である。
【図10B】駆動ベルトがアクティブ状態であるときの第2のフェーザを表し、第2のピッチに少なくとも等しい間隔をとることにより、第2のラインの製品を、先行する製品から離すための、第2のラインの製品に対するストップの作動の開始を示す上面図である。
【図11A】駆動ベルトがアクティブ状態であって、減速された、近接する製品が解放される直前であるときの第2のフェーザを表す側面図である。
【図11B】駆動ベルトがアクティブ状態であって、減速された、近接する製品が解放される直前であるときの第2のフェーザを表す上面図である。
【図12A】駆動ベルトがパッシブ状態であって、減速された、近接する製品が解放された直後であって、新たな近接する製品に対するストップの作動の直前であって、新たな近接する製品と下流の製品との間隔が第2のピッチより小さいときの第2フェーザを表す側面図である。
【図12B】駆動ベルトがパッシブ状態であって、減速された、近接する製品が解放された直後であって、新たな近接する製品に対するストップの作動の直前であって、新たな近接する製品と下流の製品との間隔が第2のピッチより小さいときの第2フェーザを表す上面図である。
【図13】所与の並びが第1のフェーザによって処理される前の製品流れの一例の上面図である。
【図14】図13に対して、いくつかの製品の減速が第1のフェーザによって選択的に実行されることを示す、製品流れの上面図である。
【図15】図14に対して、第1のフェーザによる処理の後であって、第2のフェーザによる処理の前である、製品流れの上面図である。
【図16】図15に対して、第2のラインのいくつかの製品の減速が第2のフェーザによって選択的に実行されることを示す、製品流れの上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0066】
本発明の説明においては、理解を容易にするために、各図に示されている基準座標系(reference frame)L、V、Tに対応する長手方向、垂直方向、および横断方向を、制限なく採用する。
【0067】
以下の説明では、同一、同様、または類似の要素を、同じ参照符号で表す。
【0068】
図3および4は、図1および2のレイアウト10aおよび10bとほぼ同様のレイアウト10を概略的に示す。
【0069】
レイアウト10は、長手方向に上流から下流へ走行するコンベヤベルト12を備え、上流から下流への方向は、図3および4における左から右への方向とほぼ一致する。
【0070】
レイアウト10は、ベルト12の上流において、製品流れFを供給することを意図された、第1のフィーダベルト14および第2のフィーダベルト16を備える製品フィーダ装置を備え、製品流れFは、コンベヤベルト12によって輸送されることを意図されている。
【0071】
ベルト12は、上流から下流への製品流れFを、セル列を形成するセルAiを備える、収集機と呼ばれる移送装置24へフィードするために、所定の走行速度Vで到着エリア18から出力エリア20へ送る。
【0072】
製品流れFは、それぞれが、製品Pnを備える第1のラインF1と、製品P’nを備える第2のラインF2と、からなり、第2のラインF2は、第1のラインF1と平行に、長手方向に延びる。
【0073】
第1のラインF1の製品Pnは、第1のベルト14によって、フィーダ速度VA1で、コンベヤベルト12の到着エリア18へ供給され、第2のラインF2の製品P’nは、第2のベルト16によって、フィーダ速度VA2で供給され、フィーダ速度VA2は、たとえば、ここでは、第1のラインF1の製品Pnのフィーダ速度VA1と異なる。
【0074】
したがって、前述(図2)のように、製品流れFは、このようなケースでは無秩序になる可能性があり、具体的には、第1のラインF1の製品Pnと第2のラインF2の製品P’nとの間隔が一定に鳴らず、製品のそれぞれの位置がランダム事象になって、それらが無秩序になる可能性がある。
【0075】
定義上、本明細書のこの後の部分では、「間隔」は、ここでは、所与の第1のラインF1、または所与の第2のラインF2にそれぞれ属する、第1の製品PnまたはPn+1の下流側端部と、同じラインF1、F2、または第1の製品PnまたはPn+1を含むラインと平行な他のラインに属する、第1の製品PnまたはPn+1のすぐ上流に位置する第2の製品PnまたはPn+1の下流側端部と、の間の長手方向の距離に相当する。
【0076】
図3および4に見られるように、製品Pn、P’nは、ベルト12の上部水平面32上に位置し、同じラインF1、F2にある製品の間隔は一定ではなく、第1および第2のラインF1、F2は、互いの位相がそろっていない。すなわち、製品Pn、P’nは、一方のラインと隣のラインとの間で、互いに対して長手方向にずれている。
【0077】
図では、第2のラインF2の製品P’nを第1のラインF1の製品Pnと見分けられるように、第2のラインF2の製品P’nにハッチングを施している。
【0078】
しかしながら、ここでは、平行六面体の箱で概略的に表されている製品Pnおよび製品P’nは、属するラインのみが異なる同一製品であることが好ましい。
【0079】
定義上、間隔E1は、第1のラインF1において、連続する2個の製品Pnの間の長手方向の隔たり、あるいは、製品Pnの下流側面と、すぐ上流に位置する製品Pn+1の下流側面との間の距離に相当する。
【0080】
同様に、間隔E2は、第2のラインF2に関連して、連続する2個の製品P’nの間の長手方向の隔たり、あるいは、製品P’nの下流側面と、すぐ上流に位置する製品P’n+1の下流側面との間の距離として定義される。
【0081】
第1のラインF1と第2のラインF2とが互いに位相がそろっていないため、間隔Eがさらに定義され、これは、それぞれがラインF1、F2のいずれかに属する、連続する2個の製品Pn、P’nの下流側面同士の間の長手方向の隔たり、あるいは、たとえば、製品流れFにおける、第1のラインF1の製品Pnの下流側面と、前記製品Pnのすぐ上流に位置する、第2のラインF2の製品P’nの下流側面との間の距離に相当する。
【0082】
移送装置あるいは収集機24は、ベルト12の出力エリア20の下流に配置され、前記第1のラインF1および第2のラインF2のそれぞれと対向して、それぞれに関連付けられた、ここでは、製品Pnまたは製品P’nを収容するように意図された空セルAiを提供する。
【0083】
所与の収集機24に対し、1つのセルAiをシフトするために必要な最短時間に相当する第1の経過時間T1が決定され、2つのセルAiを同時にシフトするために必要な最短時間に相当する第2の経過時間T2が決定され、経過時間T2は、一般に、経過時間T1の2倍にほぼ等しい。
【0084】
第1のラインF1の製品Pnと第2のラインF2の製品P’nとを輸送するベルト12の走行速度Vは一定であり、その値は既知であることから、第1のピッチと呼ばれる第1の設定値PAS1と、第2のピッチと呼ばれる第2の設定値PAS2とが決定される。
【0085】
有利なことに、ベルト12の所与の走行速度Vに対し、第1のピッチPAS1の値は、移送装置24が、1つのセルAiを横断方向にシフトするために必要な最短経過時間T1を確保するように決定され、第2のピッチPAS2の値は、移送装置24が、2つのセルAi、Ai+1を同時に横断方向にシフトするために必要な最短経過時間T2を確保するように決定される。
【0086】
図13は、ベルト12上で走行している製品流れFの一例を表し、この製品流れFは、一方の側で第1のラインF1に属する第1の製品P1および第2の製品P2からなり、第2のラインF2に属する第1の製品P’1からなる、第1の並びS1を備え、製品P’1は、長手方向において、第1の製品P1と第2の製品P2との間に位置する。
【0087】
この第1の並びS1における、第2のラインF2の製品P’1と第1のラインF1の製品P2との間隔Eの値は、前記第1の設定値PAS1、あるいは第1のピッチより小さい。
【0088】
これに対し、第1のラインF1の製品P1と製品P2との間隔E1の値は、第2のピッチと呼ばれる第2の設定値PAS2より大きいか、これに等しい。
【0089】
このような並びS1がそのまま収集機24のセルAiに到達したとすると、第1のラインF1の第1の製品P1が、したがって、対向して位置するセルA1に入り、その後、収集機24が第1の製品P’1を後続のセルA2で受け取るために必要なシフトを行うことが可能になる前に、第1の製品P’1が収集機24と衝突することになる。
【0090】
これは、第1の製品P1が第1のラインF1に属し、後続の製品P’1が第2のラインF2に属するために、収集機24は、このケースでは、第2のラインF2と対向して空セルA2を提供するために、セル2つ分のシフトを一度に行うことが可能でなければならないからである。
【0091】
さらに、製品P1とP’1との間隔は、このような、2つのセルAi、Ai+1のシフトに必要な経過時間T2を収集機24が確保するには不十分である。
【0092】
さらに、第1の製品P’1をセルA2で受け取ることが可能であったとしても、その後に、後続の製品P2に関して、別の事故が発生する。これは、製品P’1と製品P2との間隔が第1のピッチPAS1より短いために、P’1で埋められたセルA2をシフトし、第2のラインF2および第1のラインF1とそれぞれ対向して2つの新たなセルA3およびA4を提供するために必要な経過時間T1が、やはり収集機に確保されないためである。
【0093】
これらの問題を解決するために、本発明が提案する調整方法は、第1のラインF1および第2のラインF2のうちの一方および/または他方に属する、連続する2個の製品Pn、P’nの間隔の位相を、シーケンスPAS1、PAS2に従ってそろえるように設計され、シーケンスPAS1、PAS2は、セル移送装置(収集機)24が、製品並びPn、P’nに応じてセル列をセルAi、Ai+1の1つ分または2つ分だけ選択的にシフトするために必要な経過時間T1および/またはT2を確保するように、セル移送装置24の特性に応じて有利に決定される。
【0094】
本発明によれば、本調整方法は、少なくとも以下のステップを備えることを特徴とする。
【0095】
−第1の減速ステップ。このステップは、ラインF1、F2の一方に属する所与の第1の製品Pn、P’nと、すぐ上流に位置し、前記ラインF1、F2の他方に属する第2の製品Pn、P’nとの間隔Eの値が、第1のピッチPAS1と呼ばれる第1の所定の設定値より小さい場合に、ラインF1、F2の前記第1の製品Pn、P’nと、他方のラインF1、F2の、対応する第2の製品Pn、P’nとの間隔Eが、第1および第2の製品Pn、P’nが横断方向にほぼ一直線に並ぶ、所定のほぼゼロである第1の値に達するまで、ベルト12の走行速度Vを変更することなく、ベルト12上で、前記第1の製品Pn、P’nを、第2の製品Pn、P’nに対して減速させるステップである。
【0096】
−第2の減速ステップ。このステップは、下流にある、第1のラインF1の製品Pnと、すぐ上流に位置する、近接する、第2のラインF2の製品P’nとの間隔Eの値が、第2のピッチPAS2と呼ばれる第2の所定の設定値より小さい場合に、近接する、第2のラインF2の製品P’nと、第1のラインF1の製品Pnとの間隔Eが、少なくとも第2のピッチの第2の設定値PAS2に相当する所定の非ゼロの値に達するまで、前記近接する製品P’nを、下流に位置する、第1のラインF1の製品Pnに対して減速させるステップである。
【0097】
本発明による第1の減速ステップおよび第2の減速ステップは、セルAiへの移送のために移送装置24に応じて決定されるシーケンスPAS1、PAS2に従って、第1のラインF1および第2のラインF2の一方および他方にそれぞれ属する、連続する2個の製品PnおよびP’nの間隔Eの位相をそろえるために、それぞれが選択的に用いられる。
【0098】
有利なことに、第1の減速ステップおよび第2の減速ステップは、連続して、交互に実行される。
【0099】
有利なことに、ベルト12の所与の走行速度Vに対し、第1のピッチPAS1の値は、移送装置24が、1つのセルAiを横断方向にシフトするために必要な最短経過時間T1を確保するように決定され、第2のピッチPAS2の値は、移送装置24が、2つのセルAi、Ai+1を同時に横断方向にシフトするために必要な最短経過時間T2を確保するように決定される。
【0100】
有利なことに、本調整方法は、以下のステップを備える。
【0101】
−第1の予備的監視ステップ。これは、第1の減速ステップに先立って、ラインF1、F2の一方に属する、所与の第1の製品Pn、P’nと、すぐ上流に位置し、前記ラインF1、F2の他方に属する、第2の製品Pn、P’nとの間隔Eの値が、第1のピッチの第1の所定の設定値PAS1より小さいかどうかを判定するためのステップである。
【0102】
−第2の予備的監視ステップ。これは、第2の減速ステップに先立って、下流にある、第1のラインF1の製品Pnと、すぐ上流に位置する、近接する、第2のラインF2の製品P’nとの間隔Eの値が、第2のピッチの第2の所定の設定値PAS2より小さいかどうかを判定するためのステップである。
【0103】
本発明はさらに、本調整方法を実施するために設計された、第1のフェーザ122と呼ばれる第1の調整手段と、第2のフェーザ222と呼ばれる第2の調整手段と、を備えるレイアウト10を提案する。
【0104】
第1のフェーザ122および第2のフェーザ222は、ベルト12の到着エリア18と出力エリア20との間に配置され、第2のフェーザ222は、第1のフェーザ122の下流に位置する。
【0105】
有利なことに、第1のフェーザ122および第2のフェーザ222は、本発明による調整方法に従って、それぞれが選択的に制御されることが可能である。
【0106】
以下では、図5〜8について説明する。図5〜8は、図13に示された、前述の流れFの第1の並びS1を処理するケースにおける、第1の調整手段を形成する第1のフェーザ122の動作を詳細に示している。
【0107】
第1のフェーザ122は、ラインF1、F2の第1の製品Pn、P’nと、他方のラインF1、F2の、対応する第2の製品Pn、P’nとの間隔Eが、第1および第2の製品Pn、P’nが横断方向に互いにほぼ一直線に並ぶ、所定の(ほぼゼロである)第1の値に達するまで、ベルト12の走行速度Vを変更することなく、ベルト12上で、前記第1の製品Pn、P’nを、第2の製品Pn、P’nに対して減速させることが可能である。
【0108】
本発明による調整方法によれば、第1のフェーザ122は、ラインF1、F2の一方に属する、所与の第1の製品Pn、P’nと、すぐ上流に位置し、前記ラインF1、F2の他方に属する、第2の製品Pn、P’nとの間隔Eの値が、第1のピッチPAS1と呼ばれる第1の所定の設定値より小さい場合に、第1の減速ステップを実行するために、選択的に制御される。
【0109】
有利なことに、第1のフェーザ122は、少なくとも1つの作動位置と少なくとも1つの引き込み位置との間で連続的に制御される、少なくとも1つの引き込み可能ストップ26、28を備える。
【0110】
−少なくとも1つの作動位置では、ストップ26、28が、ここでは、第2のラインF2の第1の製品P’1を、すぐ上流に位置する、第1のラインF1の第2の製品P2が追いつくまで減速させるために、第1の製品P’1の前方に、接触によって介入し、これによって、最初は、第1のピッチPAS1に相当する第1の所定の設定値より小さかった間隔値Eが、前記第1および第2の製品P’1およびP2が横断方向にほぼ一直線に並ぶ、所定のほぼゼロである第1の値に達する。
【0111】
−少なくとも1つの引き込み位置では、互いに隣り合って並ぶ前記第1および第2の製品P’1およびP2が、走行速度Vで下流に向かって動き続けられることが可能になる。
【0112】
第1のフェーザ122によって引き起こされる第1の減速ステップは、第1および第2の製品P’1およびP2を、互いに隣り合って横断方向に同列に並んだ2個の製品のバッチLiの形態に再編成することを導くことに気づかれるであろう。
【0113】
図5〜8は、好ましくは第1のストップ26および第2のストップ28を備える第1のフェーザ122の例示的実施形態を表す。
【0114】
第1のフェーザ122は、ベルト12の上方で垂直方向の位置決めがなされており、ラインF1、F2のそれぞれに、それぞれ収容される製品Pnおよび製品P’nに作用できるように、ベルト12の上方で、第1のラインF1と第2のラインF2との中央に位置決めされている。
【0115】
有利なことに、第1のフェーザ122は、特に、第1のラインF1の製品Pnと第2のラインF2の製品P’nとの間の横断方向の距離または隔たりに応じて)その位置を調節できるように、横断方向に移動可能な様式で取り付けられている。
【0116】
第1のフェーザ122は、駆動ベルト30を備えており、駆動ベルト30は、ベルト12の上面32側に配置されており、少なくとも1つのストップ、ここでは、2つのストップ26、28を、変位のかたちで駆動することが可能である。
【0117】
別の形態として、第1のフェーザ122は、用途に応じて、3つ以上のストップを備える。
【0118】
駆動ベルト30は、長手方向に対して横断的である軸A1、A2を有する上流プーリー34および下流プーリー36に巻きつけられている。
【0119】
2つのプーリー34、36は、ここでは、ベルト12の上方に配置されており、駆動ベルト30の戻りストランド38は、ベルト12の上面32とほぼ平行に延びており、ストップ26、28は、ベルト12のラインF1およびF2に対して横断方向のほぼ中央に位置決めされており、ラインF1の製品PnとラインF2の製品P’nとに作用することが可能である。
【0120】
下流プーリー36は、サーボモータ40によって回転駆動されるように設けられており、これは、駆動ベルト30をプーリー34、36に巻きつけて回転駆動して、戻りストランド38がベルト12と同じ方向に動くようにするためである。この目的のために、下流プーリー36は、図6Aおよび7Aに示されるように、反時計回り方向に回転駆動されている。
【0121】
駆動ベルト30の外側の面上に第1のストップ26および第2のストップ28が取り付けられており、第1のストップ26および第2のストップ28は、よく似ており、駆動ベルト30の長手方向に、ほぼ正反対の位置に配置されている。
【0122】
駆動ベルト30をプーリー34、36に巻きつけて動かすように設定することにより、ストップ26、28の変位が駆動される。
【0123】
ここでの各ストップ26、28は、大まかには、駆動ベルト30の、これらを保持している部分に垂直な、横断方向のプレートという形態をとる。
【0124】
別の形態として、ストップ26、28の形態および製造材料は、特に、処理される製品のタイプに応じて、様々であってよい。
【0125】
ベルト12の上面32に対する、駆動ベルト30の戻りストランド38の高さおよび/または各ストップ26、28の高さは、ストップ26、28が戻りストランド38上に位置したときに、これらが、第1のラインF1の製品Pnおよび/または第2のラインF2の製品P’nの通行に対する障害物を構成するような高さであり、このときの位置は、ストップ26、28の作動位置と呼ばれる位置に相当する。
【0126】
一方のストップ26、28が作動位置にあるときに、反対側のストップ26、28は引き込み位置にあり、これは、たとえば、図6Aおよび7Aの、第1のストップ26が作動位置にあり、第2のストップ28が引き込み位置にある場合である。
【0127】
ストップ26、28はまた、図5Aおよび8Aに示されるように、駆動ベルト30の巻きつけ部分上に位置しているときには、中間位置にあることになる。
【0128】
図5Aでは、第1のストップ26がある中間位置は、上流待機位置と呼ばれ、第2のストップ28がある中間位置は、下流待機位置と呼ばれる。これらの待機位置は、それぞれ引き込み位置である。
【0129】
上流待機位置では、第1のストップ26は、上流プーリー34の高さに位置している。ここでは、第1のストップ26は、作動位置に近いが、駆動ベルト30の戻りストランド38の下で第1のラインF1の製品Pnまたは第2のラインF2の製品P’nの通行を妨げることがないように、上流側に十分傾斜している。
【0130】
下流待機位置では、第2のストップ28は、下流プーリー36の高さに位置しており、したがって、戻りストランド38の下で製品Pnおよび/または製品P’nの通行を妨げたり、通行の障害物になったりする可能性がない。
【0131】
図8Aでは、2つのストップ26、28は、図5Aとは逆の位置にあり、第2のストップ28が上流待機位置にあり、第1のストップ26が下流待機位置にある。
【0132】
有利なことに、駆動ベルト30は、パッシブ状態に入ることと、アクティブ状態に入ることとを、連続して指示される。
【0133】
図5Aおよび8Aに示されたパッシブ状態では、駆動ベルト30は一時停止され、ストップ26、28はそれぞれの待機位置にある。
【0134】
図6Aおよび7Aに示された、駆動ベルト30のアクティブ状態では、サーボモータ40が、駆動ベルト30をプーリー34、36に巻きつけて回転駆動し、これによって、ベルト12の走行速度Vより遅い、減速速度V1と呼ばれる速度で、ベルト12の上方で、ストップ26、28の長手方向の変位が引き起こされる。
【0135】
減速速度V1は、ほぼ一定であることが好ましく、ストップ26、28の変位の長手方向の速度VLに対応する。
【0136】
図5A〜8Aによれば、第1のストップ26は、上流待機位置から下流待機位置へと下流方向に動き、第2のストップ28は、下流待機位置から上流待機位置へと上流方向に動く。
【0137】
第1のストップ26の下流への変位の過程では、第1のストップ26は、作動位置にある。
【0138】
有利なことに、駆動ベルト30は、アクティブ状態に入ることと、パッシブ状態に入ることとを、到着エリア18と第1のフェーザ122との間に配置された検出手段、たとえば、少なくとも1つのセンサまたはエンコーダ42によって発せられる信号に応じて指示される。
【0139】
センサ42は、ここでは、第1のラインF1の製品Pnを検出できることが好ましい。
【0140】
別の形態として、センサ42は、第1のラインF1の製品Pnおよび/または第2のラインF2の製品Pn+1の通行を検出することが可能であり、ベルト12の面32の上方に配置される。
【0141】
センサ42は、たとえば、ベルト12のエッジに配置され、第1のラインF1に隣接するか、第1のラインF1の上方にあって、サーボモータ40に電気的に接続された電気的セルからなり、この電気的セルは、所定の製品、たとえば、第1の製品P1を検出すると、特に、後で詳述される種々の機能に利用されることが可能な検出信号を生成するように配置される。
【0142】
有利なことに、センサ42からの検出信号は、第1のラインF1の下流の製品Pnと上流の製品Pn+1との間隔を監視するために、すなわち、間隔値E1を測定するために利用される。
【0143】
有利なことに、レイアウト10の検出手段は、第2のラインF2に関連付けられた他の手段、たとえば、少なくとも1つのセンサおよび/またはエンコーダ43を備え、この手段は、特に、ベルト12上の第2のラインF2の製品P’nの到着を検出することが可能である。
【0144】
同様に、センサ43は、第2のラインF2の下流の製品P’nと上流の製品P’n+1との間隔を監視するために、すなわち、間隔値E2を測定するために利用される、別の検出信号を生成することが可能である。
【0145】
有利なことに、検出手段のセンサ42および43によってそれぞれ発せられる信号を比較することにより、第1のラインF1の製品Pnと、すぐ上流に位置する、第2のラインF2の製品P’nとの間隔E、および、逆に、第2のラインF2の製品P’nと、すぐ上流に位置する、第1のラインF1の製品Pnとの間隔Eの値が、第1のピッチPAS1と呼ばれる第1の所定の設定値より小さいかどうかを判定することが可能である。
【0146】
検出手段42、43を用いて、第1の減速ステップに先立って、第1の予備的監視ステップが有利に実行される。このステップは、ラインF1、F2の一方に属する、所与の第1の製品Pn、P’nと、すぐ上流に位置し、前記ラインF1、F2の他方に属する、第2の製品Pn、P’nとの間隔Eの値が、第1のピッチの第1の所定の設定値PAS1より小さいかどうかを判定するステップである。
【0147】
有利なことに、検出手段42、43からの第1および/または第2の検出信号はさらに、フェーザ122の選択的制御のために、具体的には、サーボモータ40が適切なタイミングで同時に始動するようにするためにリアルタイムで利用される。
【0148】
有利なことに、第1のフェーザ122が、間隔E1、E2、またはEの値にかかわらず製品を処理できるように、フェーザ122の駆動ベルト30の駆動の制御は、製品Pn、Pn+1の検出と同時に行われる。
【0149】
この選択的動作の機能は、処理速度が高い場合、たとえば、毎分900個以上の製品を処理する速度の場合で、かつ、フィーダベルト14、16の速度VA1、VA2が異なる場合に、本発明によるレイアウト10の確実な動作を可能にするために、特に有利である。
【0150】
図13に示された並びS1の場合で言えば、第1のフェーザ122の減速速度V1は、第2のラインF2の製品P’1が、ストップ26、28の上流作動位置と下流作動位置との間の、減速距離と呼ばれる長手方向の距離を移動する間に、第1のラインF1の製品P2が、同時に、走行速度Vで、前記減速距離と上流間隔Eとの和に相当する長手方向の距離を移動するように、決定される。
【0151】
したがって、減速距離は、全体で、フェーザ22の軸間距離A1−A2、または駆動ベルト30のストランド38の長さに相当し、そのため、減速速度V1を決定することとは別に、減速距離を調節することも可能であり、この調節は、具体的には、軸間距離A1−A2が調節可能な駆動ベルト30の長さ、またはストップ26、28の相対位置を変更することによって行われる。
【0152】
以下では、第1のフェーザ122の動作について、詳細に説明する。
【0153】
第1のストップ26が上流待機位置にあって駆動ベルト30がパッシブ状態にあるとき(図5A)、センサ42、43は、上流での製品Pn、P’nの到着を検出し、間隔Eの値を測定する。
【0154】
検出手段42、43は、第1のフェーザ122の上流に、好ましくは、到着エリア18以降に有利に配置される。
【0155】
第1の並びS1の場合は、第2のラインF2の製品P’1と第1のラインF1の製品P2との間隔Eが、第1のピッチPAS1の値より小さい。
【0156】
第1の並びS1の場合、第1のフェーザ122は、第1の製品を形成する製品P’1を、第2の製品を形成する製品P2に対して減速させる。
【0157】
結果として、ここで、選択的に、かつ製品P’1の動きに同期して、サーボモータ40の始動を引き起こすために利用されるのが、センサ43によって発せられる検出信号であり、これによって、駆動ベルト30は、パッシブ状態からアクティブ状態に移行し、第1のストップ26は、図5Aおよび6Aに示されるように、上流待機位置から作動位置へ移動する。
【0158】
その後、第1のストップ26は、減速速度V1で長手方向に下流へ駆動される。
【0159】
第1のストップ26の減速速度V1は、第1の製品P’1の走行速度Vより遅いため、製品P’1は、第1のストップ26と接触し、第1のストップ26の横断方向の上流側によって止められ、これにより、ベルト12上で第1の製品P’1のスリップが発生する。
【0160】
その後、第1の製品P’1は、第1のストップ26が引き込み位置へ移動するまで、第1のストップ26によって強制される減速速度V1で長手方向に動く。
【0161】
駆動ベルト30がパッシブ状態からアクティブ状態に移行する間、サーボモータ40の始動は、駆動ベルト30が、ゼロ長手方向駆動速度VLから、減速速度V1に等しい安定化長手方向駆動速度VLに移行することを可能にする先行加速フェーズph1を備えることに注目されたい。
【0162】
上流待機位置は、第1のストップ26が加速フェーズph1の最後に中間作動位置に達してから第1の垂直作動位置に達するように、選択されることが好ましい。
【0163】
図5Aでは、第1のストップ26の中間作動位置が細い破線で示され、第1のストップ26の第1の垂直作動位置が太い破線で示されている。
【0164】
第1のストップ26の、中間作動位置と第1の垂直作動位置との間の動きのフェーズを、作動フェーズph2と呼ぶ。
【0165】
サーボモータ40が始動するタイミングは、たとえば、走行速度Vで到着する第1の製品P’1が、作動フェーズph2の間に、第1のストップ26と同期して接触するように、ここではセンサ43からの信号に対してオフセットされる。
【0166】
したがって、第1のストップ26が第1の垂直作動位置にあるときに、第1の製品P’1は、図6Aに示されるように、第1のストップ26に押さえられて行く手をふさがれる。
【0167】
この時点から、第1の製品P’1は、第1のストップ26に押さえられて行く手をふさがれながら、減速速度V1で長手方向に動く。
【0168】
第1のラインF1の製品P2はベルト12上で依然として走行速度Vで動いているため、上流の間隔Eは、徐々に縮まって、製品P2が第1の製品P’1に追いついた時点でゼロ値に達し、この時点で、製品P2も第1のストップ26に押さえられて行く手をふさがれ、結果として、製品P’1および製品P2は、横断方向に互いに同列に並ぶ。
【0169】
したがって、減速速度V1および2つのプーリー34、36の軸間距離A1−A2は、走行速度Vに応じて、ならびに、第1のラインF1の製品Pnと第2のラインF2の製品P’nとの間の上流の間隔Eの最大値に応じて、有利に選択される。
【0170】
第2の製品P2が第1の製品P1に追いつくのは、第1のストップ26が作動位置から引き込み位置へ移動する直前であり、すなわち、図7Aに具体的に示されるように、第1のストップ26がほぼ下流プーリー36の高さになる直前である。
【0171】
有利なことに、ストップ26が引き込み位置へ倒れるのは、製品P2が製品P’1に追いついて、第1のバッチL1が形成されてからである。
【0172】
有利なことに、製品Pn、P’nが横断方向に互いに並ぶ前にストップ26が倒れて製品Pn、P’nが解放されることがないように、第1のフェーザ122の特性は、各応用に合わせて決定される。
【0173】
より厳密には、減速速度V1と上流プーリー34および下流プーリー36の軸間距離A1−A2とは、所与の最大速度に関連して、かつ、ここでは2つの製品P’1、P2の間隔Eが、フェーザ122の下で減少して、規則正しくゼロ値に達するように、決定される。
【0174】
図8Bに示されるように、製品P’1およびP2は、列を形成するように、横断方向に互いに横に並ぶよう再編成され、収集機24のセルAiの横断する動きの方向に位置合わせされる。
【0175】
第1のストップ26は、下流プーリー36の高さに達すると、図8Aに示されるように、引き込まれて下流待機位置へ移動する。その後、駆動ベルト30は、アクティブ状態からパッシブ状態に移行する。
【0176】
第1のストップ26が、図7Aで実線で示されている最終垂直作動位置から、図7Aで細い破線で示されている中間離脱位置へ倒れるフェーズを、離脱フェーズph3と呼ぶ。
【0177】
その後、バッチL1の第1の製品P’1および第2の製品P2は、離脱フェーズph3の過程で第1のストップ26によって解放され、走行速度Vで、長手方向に下流へ移動し続けることが可能になる。
【0178】
離脱フェーズph3の終了は、減速フェーズph4と呼ばれるフェーズの開始に対応し、減速フェーズph4の過程では、駆動ベルト30の長手方向駆動速度VLが減速速度V1から速度ゼロに移行し、また、この過程では、第1のストップ26は、中間離脱位置から、図7Aで太い破線で示されている下流待機位置へ移動する。
【0179】
したがって、第1のフェーザ122は、本発明による方法に従って、第1の減速ステップに続いて第1の中間解放ステップを実行し、この過程では、第1のフェーザ122のストップ26、28は、横断方向にほぼ一直線に並んでいる第1および第2の製品Pn、P’n、ここでは、第1の並びS1による製品P’1およびP2を解放し、これによって、製品Pn、P’nは、下流に位置している第2のフェーザ222によって形成される第2の調整手段に向かって、再度、ベルト12の走行速度Vで動く。
【0180】
このようにして、第1のフェーザ122は、第1の並びS1の処理に対応する第1の完全サイクルを完了する。
【0181】
図8Aに示されるように、第2のストップ28が上流待機位置にあるときに、第1のフェーザ122は、すぐ上流に位置する、他方のラインF1、F2の製品PnまたはP’nに対する間隔Eの値が、第1のピッチPAS1の値より小さい場合には、ラインF1、F2の一方の新たな製品PnまたはP’nを減速させる準備ができている。
【0182】
実際、第1の並びS1が処理された後、図13に示された製品流れFは、ベルト12上で輸送され続ける。
【0183】
図13では、本発明の説明および理解を容易にするために、製品Pn、P’nの流れFが、連続する様々な並びに適宜分割されている。
【0184】
有利なことに、第1のフェーザ122のストップ26、28は、ラインF1、F2の一方に属する、所与の第1の製品Pn、P’nと、すぐ上流に位置し、前記ラインF1、F2の他方に属する、第2の製品Pn、P’nとの間隔Eの値が、第1のピッチPAS1と呼ばれる第1の所定の設定値より小さい場合に、引き込み待機位置から作動位置へ移動するよう、選択的に指示される。
【0185】
このようなことは、図13の第2の並びS2の場合にもあてはまる。第2の並びS2は、第1のラインF1に属する製品P3および製品P4と、第2のラインF2に属する製品P’2とからなる。
【0186】
確かに、検出手段42、43を用いると、この第2の並びにおいては、第1のラインF1の製品P3と、第2のラインF2の製品P’2との間隔Eの値が、第1のピッチPAS1の値より小さいことが特定される。
【0187】
この時点から、第1のフェーザ122のサーボモータ40が、前述の第1のサイクルに類似した第2のサイクルを生成するように制御される。
【0188】
この第2のサイクルの過程では、第2のストップ28が製品P3を減速させ、これは、製品P3が製品P’2に追いつかれて、横断方向に互いに横に並んだ製品の、第2のバッチL2が形成されるまで行われる。
【0189】
第1のフェーザ122は、第1のラインF1と第2のラインF2との中央に位置決めされていて、ストップ26、28は、ラインF1、F2の一方または他方の製品Pn、P’nに作用することが可能であるように横断方向に延びているため、第1の減速ステップは、減速されるべき第1の製品Pn、P’nが、第2の並びS2の製品P3のように第1のラインF1に属するかどうか、属さない場合には、第1の並びS1の製品P’1のように第2のラインF2に属するかどうか、に関係なく実施可能であることに気づかれるであろう。
【0190】
その後、第1のフェーザ122による流れFの調整は、図13に示されている第3の並びS3および第4の並びS4について続けられる。
【0191】
図14においてよりよく理解されるように、これらの並びS3およびS4のそれぞれについて、第1のフェーザ122は、新しいサイクルを連続して実行する。
【0192】
第3の並びS3の場合、第1のフェーザ122は、第2のラインF2の製品P’3を減速させて、第1のラインF1の製品P6と横断方向に一直線に並べ、これらでバッチを形成する。
【0193】
同様に、第4の並びS4の場合、第1のフェーザ122は、新たな第1の減速ステップを実行して、第2のラインF2の製品P’4を減速させ、第1のラインF1の製品P7と別のバッチを形成する。
【0194】
図15は、第1のフェーザ122による処理の後の製品流れFを示す。
【0195】
以下では、本発明による第2のフェーザ222がない場合に、本調整方法の第2の減速動作を実行するために、収集機24のセルAiに製品をフィードする間に何が行われるかを説明する。
【0196】
実際、第1の並びS1について考えると、第1のラインF1の製品P1は、第1のセルA1で受け取られることを意図されており、収集機24は、バッチL1を形成している製品P2およびP’1を2つの空セルA2、A3で受け取るために、2セル分のシフトを行う。
【0197】
製品P1と、バッチL1の製品P2、P’1との間隔が、ここでは第2のピッチPAS2の値より大きいため、収集機24は、このシフト動作を行うために必要な経過時間T2を確保している。
【0198】
次に、第2の並びS2について考えると、収集機は、製品P3およびP’2で形成されたバッチL2を受け取るために、再度、2セル分のシフトを行うが、第1のラインF1の製品P3と製品P4との間隔が、第1のピッチPAS1の値と等しいかそれより大であるため、収集機24は、製品P4を受け取るために1セル分のシフトを行うことに必要な経過時間T1を確保している。
【0199】
有利なことに、レイアウト10は、収集機24の上流かつ第2のフェーザ222の下流に検出手段45を備え、検出手段45は、ラインF1、F2の一方および/または他方にある製品Pn、P’nが、2個の製品PnおよびP’nが隣り合っているバッチなのか、ラインF1、F2の一方または他方に位置する単一の製品なのかを判定するために、ラインF1、F2の一方および/または他方にある製品Pn、P’nの位置を認識することが可能である。
【0200】
検出手段45は、好ましくは、収集機24に搬送される製品PnおよびP’nの数を数えることも可能である。
【0201】
検出手段45は、収集機24を選択的に制御するために利用されることが可能な、制御に対応する検出信号を発することが可能であり、この選択的な制御は、収集機24のセルAiが製品PnまたはP’nで規則正しく埋まり、ベルトの到着エリア20の向かい側を通過した後に、セル列に空セルがまったく含まれないように、1セル分のシフトまたは2セル分の同時シフトを、場合に応じて行うことによってなされる。
【0202】
有利なことに、本発明による方法は、最終検出ステップを備え、このステップの過程では、検出手段45は、収集機24を選択的に制御するために、第1および第2のラインF1、F2の一方および/または他方における製品Pn、P’nの存在を検出する。
【0203】
2つのセルの一方が埋められたことにより、収集機24は、後続の製品Pnおよび/またはP’nに応じた制御を受ける。
【0204】
したがって、収集機24は、選択的に、製品P1を収容したセルA1をシフトし、その後、L1、あるいは、製品P’1およびP2で埋められた2つのセルA2、A3をシフトし、後続の製品Pn、P’nの収集を意図された1つまたは2つの空セル、ここでは、バッチL2を形成している製品P3、P’2に対する2つのセルA4、A5をそれぞれ提供するように制御される。
【0205】
第3の並びS3は、製品P5、P’3、P6を収集機24へ移送することに関して特に問題がないが、第4の並びS4に関しては、同じではない。
【0206】
これは、この並びS4において、第2のラインF2に位置する製品P’5と、下流に位置する、製品P7およびP’4で形成されたバッチL4との間隔が、第2のピッチPAS2の値より小さいためであり、このため、収集機24は、セルがバッチL4の製品P7およびP’4で埋められた後に、2セル分のシフトを行って、再度、2つの空セル、特に、製品P’5を受け取るために第2のラインF2と対向するセルを提供することを可能にするために必要な経過時間T2を確保していない。
【0207】
並びS4によって提起された問題は、製品P7と関連付けられてバッチL4を形成する製品P’4が並びS4に含まれない場合には、これまでと同様であることに注意されたい。
【0208】
これは、並びが、第1のラインF1の製品Pn、ここでは製品P7を備え、すぐ後の上流に、第2のラインF2の製品P’n、ここでは製品P’5を備えると、これら2つの製品P7、P’5の間隔Eの値が、第2の所定の設定値PAS2と等しいかそれより大でなければならないためである。
【0209】
デフォルトでは、製品P7がセルに収容された後、収集機24は、2つのセルAiのシフトを行い、同時に、第2のラインF2および受け取られるべき製品P’5と対向して空セルAiを再度提供することを可能にするために必要な時間を確保していない。
【0210】
したがって、このような並びは、製品P7およびP’5の間隔Eの値が第2のピッチPAS2より小さいという、まさにその事実のために、事故を引き起こす可能性が高く、これは、製品P7の横に並ぶ製品P’4が存在するかどうか、あるいは、製品P’5の横に並ぶ別の製品Pnが存在するかどうかと、関係がない。
【0211】
このために、本発明による第2の減速ステップが、第2のフェーザ222の手段によって実行される。
【0212】
第2のフェーザ222は、下流に位置する、第1のラインF1の製品Pnに対して、近接する、第2のラインF2の製品P’nを、近接する製品P’nと下流の製品Pnとの間隔Eが、少なくとも、第2のピッチと呼ばれる第2の設定値PAS2に対応する所定の非ゼロ値に達するまで、選択的に減速させることが可能である。
【0213】
本発明による調整方法によれば、第2のフェーザ222は、下流にある、第1のラインF1の製品Pnと、すぐ上流に位置する、近接する、第2のラインF2の製品P’nとの間隔Eの値が、第2のピッチと呼ばれる第2の所定の設定値PAS2より小さくなったときに、前記第2の減速ステップを実行するように、選択的に制御される。
【0214】
有利なことに、レイアウト10は、たとえば、第1のフェーザ122に関して前述された検出手段42および43と類似した検出手段44を備える。
【0215】
有利なことに、検出手段44は、第1のラインF1の製品Pnと第2のラインF2の製品P’nとの間隔Eの値を表す信号を発するために、ラインF1およびF2の製品PnおよびP’nを区別することが可能である。
【0216】
これらの手段44を用い、第2の減速ステップに先立って、第2の予備的監視ステップが実行される。これは、下流にある、第1のラインF1の製品Pnと、すぐ上流に位置する、近接する、第2のラインF2の製品P’nとの間隔Eの値が、第2のピッチの第2の所定の設定値PAS2より小さいかどうかを判定するためのステップである。
【0217】
図9〜12は、第2の調整手段を形成する第2のフェーザ222の動作を詳細に示し、第2の減速ステップおよび第2の中間解放ステップをより具体的に示している。
【0218】
以下では、図9〜12に示された、第2のフェーザ222の例示的実施形態を、第1のフェーザ122と比較しながら説明する。
【0219】
第2のフェーザ222は、好ましくは、少なくとも1つのストップ、ここでは、第1のストップ46および第2のストップ48を備える。
【0220】
第2のフェーザ222は、ベルト12の上方で垂直方向の位置決めがなされており、第2のラインF2の中央に位置決めされている。
【0221】
したがって、第2のフェーザ222は、第2のラインF2の製品P’nにのみ作用することが可能である。
【0222】
第2のフェーザ222は、駆動ベルト50を備えており、駆動ベルト50は、ベルト12の上面32側に配置されており、2つのストップ46、48を、変位のかたちで駆動することが可能である。
【0223】
駆動ベルト30は、長手方向に対して横断的である軸A1、A2を有する上流プーリー52および下流プーリー54に巻きつけられている。
【0224】
2つのプーリー52、54は、ここでは、ベルト12の上方に配置されており、駆動ベルト50の戻りストランド56は、ベルト12の上面32とほぼ平行に延びており、ストップ46、48は、製品P’nの第2のラインF2に対して横断方向のほぼ中央に位置決めされている。
【0225】
下流プーリー54は、サーボモータ58によって回転駆動されるように設けられており、これは、駆動ベルト50をプーリー52、54に巻きつけて回転駆動して、戻りストランド56がベルト12と同じ方向に動くようにするためである。この目的のために、下流プーリー54は、図10Aおよび11Aに示されるように、反時計回り方向に回転駆動されている。
【0226】
駆動ベルト50の外側の面上に第1のストップ46および第2のストップ48が取り付けられており、第1のストップ46および第2のストップ48は、よく似ており、駆動ベルト50の長手方向に、ほぼ正反対の位置に配置されている。
【0227】
駆動ベルト50をプーリー52、54に巻きつけて動かすように設定することにより、ストップ46、48の変位が駆動される。
【0228】
ここでの各ストップ46、48は、大まかには、駆動ベルト50の、これらを保持している部分に垂直な、横断方向のプレートという形態をとる。
【0229】
ベルト12の上面32に対する、駆動ベルト50の戻りストランド56の高さおよび/または各ストップ46、48の高さは、ストップ46、48が戻りストランド56上に位置したときに、これらが、第2のラインF2の製品P’nの通行に対する障害物を構成するような高さであり、このときの位置は、ストップ46、48の作動位置と呼ばれる位置に相当する。
【0230】
一方のストップ46、48が作動位置にあるときに、反対側のストップ46、48は引き込み位置にあり、これは、たとえば、図10Aおよび11Aの、第1のストップ46が作動位置にあり、第2のストップ48が引き込み位置にある場合である。
【0231】
ストップ46、48はまた、図10Aおよび11Aに示されるように、駆動ベルト50の巻きつけ部分上に位置しているときには、中間位置にあることになる。
【0232】
図9Aでは、第1のストップ46がある中間位置は、上流待機位置と呼ばれ、第2のストップ48がある中間位置は、下流待機位置と呼ばれる。これらの待機位置は、それぞれ引き込み位置である。
【0233】
上流待機位置では、第1のストップ46は、上流プーリー52の高さに位置している。ここでは、第1のストップ46は、作動位置に近いが、駆動ベルト50の戻りストランド56の下で第2のラインF2の製品P’nの通行を妨げることがないように、上流側に十分傾斜している。
【0234】
下流待機位置では、第2のストップ48は、下流プーリー54の高さに位置しており、したがって、戻りストランド56の下で製品P’nの通行を妨げたり、通行の障害物になったりする可能性がない。
【0235】
図12Aでは、2つのストップ46、48は、図9Aとは逆の位置にあり、第2のストップ48が上流待機位置にあり、第1のストップ46が下流待機位置にある。
【0236】
有利なことに、駆動ベルト50は、パッシブ状態に入ることと、アクティブ状態に入ることとを、連続して指示される。
【0237】
図9Aおよび12Aに示されたパッシブ状態では、駆動ベルト50は一時停止され、ストップ46、48はそれぞれの待機位置にある。
【0238】
図10Aおよび11Aに示された、駆動ベルト50のアクティブ状態では、サーボモータ58が、駆動ベルト50をプーリー52、54に巻きつけて回転駆動し、これによって、ベルト12の走行速度Vより遅い、減速速度V2と呼ばれる速度で、ベルト12の上方で、ストップ46、48の長手方向の変位が引き起こされる。
【0239】
第2のフェーザ222の減速速度V2は、ほぼ一定であることが好ましく、ストップ46、48の変位の長手方向の速度VLに対応する。
【0240】
図9A〜12Aによれば、第1のストップ46は、上流待機位置から下流待機位置へと下流方向に動き、第2のストップ48は、下流待機位置から上流待機位置へと上流方向に動く。
【0241】
第1のストップ46の下流への変位の過程では、第1のストップ46は、作動位置にある。
【0242】
有利なことに、駆動ベルト50は、アクティブ状態に入ることと、パッシブ状態に入ることとを、第1のフェーザ122の下流であって第2のフェーザ222から可能な限り上流に配置された前述の検出手段44、たとえば、センサまたはエンコーダによって発せられる信号に応じて指示される。
【0243】
センサまたはエンコーダ44は、たとえば、第2のラインF2に隣接して、ベルト12の長手方向エッジのそれの上に配置された電気的セルからなる。
【0244】
有利なことに、センサ44からの検出信号は、まず、下流にある、第1のラインF1の製品Pnの製品などと、上流にある、近接する、第2のラインF2の製品P’nとの間隔Eを監視すること、すなわち、たとえば、製品P7と製品P’5との間隔Eの値を測定することに利用される。
【0245】
第2の減速ステップは、このように監視された間隔Eの測定値が第2のピッチPAS2の値より小さくなると、ただちに、選択的に実行される。
【0246】
有利なことに、検出手段44からの検出信号はさらに、第2のフェーザ222の選択的制御のために、特に、サーボモータ58が適切なタイミングで同時に始動するようにするためにリアルタイムで利用される。
【0247】
有利なことに、フェーザ222の駆動ベルト50の駆動の制御は、フェーザ222が、並びごとの間隔Eの値の変動に関係なく、製品P’nを減速させることが可能であるように、第2のラインF2の製品P’nの検出と同時に行われる。
【0248】
前述のように、この選択的動作の機能は、処理速度が高い場合、たとえば、毎分900個以上の製品を処理する速度の場合で、特に、フィーダベルト14、16の速度VA1、VA2が異なる場合に、本発明によるレイアウト10の確実な動作を可能にするために、特に有利である。
【0249】
図示されている第4の並びS4の場合で言えば、第2のフェーザ222の減速速度V2は、第2のラインF2の製品P’5が、ストップ46、48の上流作動位置と下流作動位置との間の、減速距離と呼ばれる長手方向の距離を移動する間に、下流に位置するバッチL4の製品P7およびP’4が、同時に、走行速度Vで、近接する製品P’5が解放された時点で、最初の間隔Eの値が第2のピッチPAS2の値に少なくとも等しい値に達するまで増えているような、十分長い長手方向距離を移動するように、決定される。
【0250】
以下では、第2のフェーザ222の動作について、詳細に説明する。この動作は、原理的には、第1のフェーザ122が第4の並びS4を処理する場合の動作と類似している。
【0251】
第1のストップ46が上流待機位置にあって駆動ベルト50がパッシブ状態にあるとき(図9A)、センサ44は、正常に、フェーザ222の上流で、ここでは、第2のラインF2の製品P’4と関連付けられてバッチL4を形成する第1のラインF1の製品P7の到着を検出し、次に、近接する製品P’5の到着を検出して、製品P7とP’5との間隔Eの値を測定する。
【0252】
第4の並びS4の場合は、第1のラインF1の製品P7と第2のラインF2の製品P’5との間隔Eは、第2のピッチPAS2の値より小さい。
【0253】
したがって、フェーザ222は、製品P7および製品P’4のすぐ上流にある、近接する、第2のラインF2の製品P’5を減速させる。
【0254】
有利なことに、センサまたはエンコーダ44によって発せられる検出信号は、近接する製品P’5の動きに関連して、選択的かつ同期的に、サーボモータ58を始動させることに利用される。
【0255】
したがって、駆動ベルト50は、パッシブ状態からアクティブ状態に移行し、第1のストップ46は、図9Aおよび7Aに示されるように、上流待機位置から作動位置へ移動する。
【0256】
その後、第1のストップ46は、減速速度V2で長手方向に下流へ駆動される。
【0257】
第1のストップ46の減速速度V2は、近接する製品P’5の走行速度Vより遅いため、製品P’5は、第1のストップ46と接触し、第1のストップ46の横断方向の上流側によって止められ、これにより、ベルト12上で前記製品P’5のスリップが発生する。
【0258】
この時点から、近接する製品P’5は、第1のストップ46が第2の中間解放ステップに従って引き込み位置へ移動するまで第1のストップ46によって強制される減速速度V2で長手方向に動く。
【0259】
駆動ベルト50がパッシブ状態からアクティブ状態に移行する間、サーボモータ58の始動は、駆動ベルト50が、ゼロ長手方向駆動速度VLから、減速速度V2に等しい安定化長手方向駆動速度VLに移行することを可能にする先行加速フェーズph1を備えることに注目されたい。
【0260】
上流待機位置は、第1のストップ46が加速フェーズph1の最後に中間作動位置に達してから第1の垂直作動位置に達するように、選択されることが好ましい。
【0261】
図9Aでは、第1のストップ46の中間作動位置が細い破線で示され、第1のストップ46の第1の垂直作動位置が太い破線で示されている。
【0262】
第1のストップ46の、中間作動位置と第1の垂直作動位置との間の動きのフェーズを、作動フェーズph2と呼ぶ。
【0263】
サーボモータ58が始動するタイミングは、たとえば、ここでは、走行速度Vで到着する、近接する製品P’5が、作動フェーズph2の間に、第1のストップ46と同期して接触するように、センサ44からの信号に対して設定される。
【0264】
したがって、第1のストップ46が第1の垂直作動位置にあるときに、近接する製品P’5は、図10Aに示されるように、第1のストップ46に押さえられて行く手をふさがれる。
【0265】
この時点から、近接する製品P’5は、第1のストップ46に押さえられて行く手をふさがれながら、減速速度V2で長手方向に動く。
【0266】
下流に位置する製品P7およびP’4は、ベルト12上で依然として走行速度Vで動いているため、上流の間隔Eは、徐々に広がって、少なくとも第2のピッチPAS2の値に相当する非ゼロ値(好ましくは、第2のピッチPAS2に等しい値)に達する。
【0267】
したがって、間隔Eが少なくとも第2のピッチPAS2の値に達すると、ストップ46が引き込み位置へ倒れる。
【0268】
図12Bに示されるように、近接する製品P’5とバッチL4の製品P7およびP’4との間隔は、第2のフェーザ222の下流において、少なくとも第2のピッチPAS2に相当する値になり、このため、収集機24は、製品P7およびP’4からなるバッチL4を受け取った後、近接する製品P’5を空セルで受け取る前までに、2つのセルAi、Ai+1を一度にシフトするのに必要な経過時間T2を確保している。
【0269】
第1のストップ46は、下流プーリー54の高さに達すると、図12Aに示されるように、引き込まれて下流待機位置へ移動する。その後、駆動ベルト50は、アクティブ状態からパッシブ状態に移行する。
【0270】
第1のストップ46が、図11Aで実線で示されている最終垂直作動位置から、図11Aで細い破線で示されている中間離脱位置へ倒れるフェーズを、離脱フェーズph3と呼ぶ。
【0271】
その後、近接する製品P’5は、離脱フェーズph3の過程で第1のストップ46によって解放され、下流に位置する製品P7およびP’4と同様に、走行速度Vで下流へ移動し続ける。
【0272】
離脱フェーズph3の終了は、減速フェーズph4と呼ばれるフェーズの開始に対応し、減速フェーズph4の過程では、駆動ベルト50の長手方向駆動速度VLが減速速度V2から速度ゼロに移行し、また、この過程では、第1のストップ46は、中間離脱位置から、図11Aで太い破線で示されている下流待機位置へ移動する。
【0273】
したがって、第2のフェーザ222は、本発明による方法に従って、第2の減速ステップを実行する。
【0274】
例として説明された、この、並びS4の処理は、第2のフェーザ222の完全サイクルに対応する。
【0275】
図12Aに示されるように、第2のストップ48が上流待機位置にあるときに、フェーザ222は、すぐ下流に位置する、第1のラインF1の製品Pnに対する間隔Eの値が、第2のピッチPAS2の値より小さい場合には、第2のラインF2の新たな近接する製品P’nを減速させる準備ができている。
【0276】
有利なことに、第2のフェーザ222のストップ46、48は、下流にある、第1のラインF1の製品Pnと、すぐ上流に位置する、近接する、第2のラインF2の製品P’nとの間隔Eの値が、第2のピッチPAS2と呼ばれる第2の所定の設定値より小さい場合に、引き込み待機位置から作動位置へ移動するよう、選択的に指示される。
【0277】
図示されていない別の形態では、第1のフェーザ122および第2のフェーザ222は、2005年2月28日に出願された仏国特許出願第0550528号(未公開)において同出願人によって説明されている、改良されたフェーザ23と構造的に同一である。詳細については、同明細書を参照されたい。
【0278】
本発明によるレイアウト10を用いると、特に高い走行速度Vを維持することが可能である。これは、流れFの製品Pn、P’nが、減速されるだけで、従来のように、特に、従来技術における、吸引装置を用いる位相調整手段により、ゼロ長手方向速度VLで一時停止されることがないためである。
【0279】
したがって、本発明は、製品のタイプに応じて、高い処理速度、たとえば、毎分900〜1100個の製品を処理する速度を達成することを可能する。すなわち、従来技術のソリューションによってこれまでに達成された処理速度よりはるかに高い処理速度を達成することを可能する。
【0280】
本発明は、あらゆるタイプの製品に適用可能であるが、しかしながら、特に有利なのは、積み重ね不可(nonaccumulable)製品と呼ばれる特定タイプの製品、たとえば、製品間の明確な接触点を画定する剛性の支え面がない、小袋に入った製品の場合である。
【0281】
さらに、製品Pn、P’nの処理は、これらの製品の横断方向の位置を乱すことなく、あるいは、製品の向きを変更することなく、実行される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
セル(Ai)への移送のために移送装置(24)へフィードされるべく、コンベヤベルト(12)上を長手方向に、ある走行速度(V)で、上流到着エリア(18)から下流出力エリア(20)まで輸送される、少なくとも、第1のライン(F1)の製品(Pn)と、前記第1のライン(F1)と平行な第2のライン(F2)の製品(P’n)と、を備える製品(Pn、P’n)の流れ(F)を調整する調整方法であって、
−前記ライン(F1、F2)の一方に属する所与の第1の製品(Pn、P’n)と、すぐ上流に位置し、前記ライン(F1、F2)の他方に属する第2の製品(Pn、P’n)との間隔(E)の値が、第1のピッチ(PAS1)と呼ばれる第1の所定の設定値より小さい場合に、前記ライン(F1、F2)の前記第1の製品(Pn、P’n)と、前記他方のライン(F1、F2)の、前記対応する第2の製品(Pn、P’n)との前記間隔(E)が、前記第1および第2の製品(Pn、P’n)が横断方向にほぼ一直線に並ぶ、所定のほぼゼロである第1の値に達するまで、前記ベルトの前記走行速度(V)を変更することなく、前記ベルト上で、前記第1の製品(Pn、P’n)を、前記第2の製品(Pn、P’n)に対して減速させる、第1の減速ステップと、
−下流にある、前記第1のライン(F1)の製品(Pn)と、すぐ上流に位置する、近接する、前記第2のライン(F2)の製品(P’n)との間隔Eの値が、第2のピッチ(PAS2)と呼ばれる第2の所定の設定値より小さい場合に、前記近接する第2のライン(F2)の製品(P’n)と、前記第1のライン(F1)の製品(Pn)との前記間隔(E)が、少なくとも前記第2のピッチの第2の設定値(PAS2)に相当する所定の非ゼロの値に達するまで、前記近接する製品(P’n)を、前記下流にある第1のライン(F1)の製品(Pn)に対して減速させる、第2の減速ステップと、を少なくとも備えることと、
前記第1の減速ステップおよび前記第2の減速ステップが、前記セル(Ai)移送装置(24)に応じて決定されるシーケンス(PAS1、PAS2)に従って、前記第1および第2のライン(F1、F2)の一方または他方にそれぞれ属する、連続する2個の製品(Pn)および(P’n)の間隔(E)の位相をそろえるために、それぞれ選択的に用いられることと、を特徴とする調整方法。
【請求項2】
前記ベルト(12)の所与の走行速度(V)に対し、前記第1のピッチ(PAS1)の値は、前記移送装置(24)が、1つのセル(Ai)を横断方向にシフトするために必要な最短経過時間(T1)を確保するように決定され、前記第2のピッチ(PAS2)の値は、前記移送装置(24)が、2つのセル(Ai、Ai+1)を同時に横断方向にシフトするために必要な最短経過時間(T2)を確保するように決定されることを特徴とする、請求項1に記載の調整方法。
【請求項3】
−前記第1の減速ステップに先立って、前記ライン(F1、F2)の一方に属する、所与の第1の製品(Pn、P’n)と、すぐ上流に位置し、前記ライン(F1、F2)の他方に属する、第2の製品(Pn、P’n)との間隔(E)の値が、前記第1のピッチの第1の所定の設定値(PAS1)より小さいかどうかを判定する、第1の予備的監視ステップと、
−前記第2の減速ステップに先立って、下流にある、前記第1のライン(F1)の製品(Pn)と、すぐ上流に位置する、近接する、前記第2のライン(F2)の前記製品(P’n)との間隔(E)の値が、第2のピッチの第2の所定の設定値(PAS2)より小さいかどうかを判定する、第2の予備的監視ステップと、を備えることを特徴とする、請求項1および2のいずれかに記載の調整方法。
【請求項4】
−前記第1の減速ステップに続き、横断方向にほぼ一直線に並んでいる前記第1および第2の製品(Pn、P’n)が、前記ベルト(12)の前記走行速度(V)で、第1の調整手段(122)の下流に位置する第2の調整手段(222)に向かって動くように、前記第1の調整手段(122)が、前記第1および第2の製品(Pn、P’n)を解放する、第1の中間解放ステップと、
−前記第2の減速ステップに続き、前記第1のライン(F1)の、前記下流において先行する製品(Pn)に対して、少なくとも前記第2のピッチ(PAS2)と等しい間隔(E)を有する、前記第2のライン(F2)の、前記減速された、近接する製品(P’n)が、前記セル(Ai)移送装置(24)の方向に、前記ベルト(12)の前記走行速度(V)で下流へ動き続けるように、前記第2の調整手段(222)が、前記近接する製品(P’n)を解放する、第2の中間解放ステップと、を備えることを特徴とする、前記請求項のいずれか一項に記載の調整方法。
【請求項5】
−埋められた1つのセル(Ai)または埋められた2つのセル(Ai、Ai+1)をシフトするよう、埋められた後に前記移送装置(24)を選択的に制御するために、かつ、後続の製品(Pn、P’n)を収集するよう、1つまたは2つの空セル(Ai、Ai+1)をそれぞれ提供するために、前記移送装置(24)の上流に配置された検出手段(45)が、前記第1および第2のライン(F1、F2)の一方および/または他方における製品(Pn、P’n)の存在を検出する最終検出ステップを備えることを特徴とする、前記請求項のいずれか一項に記載の調整方法。
【請求項6】
具体的には、前記請求項のいずれか一項に記載の調整方法を実施するためのレイアウトであって、コンベヤベルト(12)上を長手方向に、ある走行速度(V)で、上流到着エリア(18)から下流出力エリア(20)まで輸送される、少なくとも、第1のライン(F1)の製品(Pn)と、前記第1のライン(F1)と平行な第2のライン(F2)の製品(P’n)と、からなる製品(Pn、P’n)の流れ(F)を備えるタイプのレイアウトであって、製品(Pn、P’n)の前記流れ(F)は、セル(Ai)への移送のために、前記ベルト(12)の前記出力エリア(20)の下流に配置された、収集機と呼ばれる移送装置(24)へ製品(Pn、P’n)をフィードすることを意図され、これによって、前記第1および第2のライン(F1、F2)のそれぞれと対向して、少なくとも1個の製品(Pn)または(P’n)を収容することを意図された、関連付けられた空セル(Ai)が提供されることを意図される、レイアウトであって、前記ベルト(12)の前記到着エリア(18)と前記出力エリア(20)との間に、
−前記ライン(F1、F2)の一方に属する所与の第1の製品(Pn、P’n)と、すぐ上流に位置し、前記ライン(F1、F2)の他方に属する第2の製品(Pn、P’n)との間隔(E)の値が、第1のピッチ(PAS1)と呼ばれる第1の所定の設定値より小さい場合に、前記ライン(F1、F2)の前記第1の製品(Pn、P’n)と、前記他方のライン(F1、F2)の、前記対応する第2の製品(Pn、P’n)との前記間隔(E)が、前記第1および第2の製品(Pn、P’n)が横断方向にほぼ一直線に並ぶ、所定のほぼゼロである第1の値に達するまで、前記ベルト(12)の前記走行速度(V)を変更することなく、前記ベルト(12)上で、前記第1の製品(Pn、P’n)を、前記第2の製品(Pn、P’n)に対して選択的に減速させることが可能な、第1のフェーザと呼ばれる、第1の調整手段(122)と、
−下流にある、前記第1のライン(F1)の製品(Pn)と、すぐ上流に位置する、近接する、前記第2のライン(F2)の製品(P’n)との間隔の値(E)が、第2のピッチ(PAS2)と呼ばれる第2の所定の設定値より小さい場合に、前記近接する製品(P’n)と、前記下流にある製品(Pn)との間隔(E)が、少なくとも前記第2のピッチの第2の設定値(PAS2)に相当する所定の非ゼロの値に達するまで、前記近接する製品(P’n)を、前記下流にある製品(Pn)に対して選択的に減速させることが可能な、前記第1の調整手段(122)の下流に配置された、第2のフェーザと呼ばれる、第2の調整手段(222)と、を備えることを特徴とするレイアウト。
【請求項7】
前記第1のフェーザ(122)は、少なくとも1つの作動位置と少なくとも1つの引き込み位置との間で連続的に制御される、少なくとも1つの引き込み可能ストップ(26、28)を備え、
−前記少なくとも1つの作動位置では、前記ストップ(26、28)が、前記ライン(F1、F2)の一方の所与の第1の製品(Pn、P’n)を、すぐ上流に位置する、前記ライン(F1、F2)の他方の第2の製品(Pn、P’n)が追いつくまで減速させるために、前記第1の製品(Pn、P’n)の前方に、接触によって介入し、これによって、最初は、第1のピッチ(PAS1)と呼ばれる第1の所定の設定値より小さかった前記間隔値(E)が、前記第1および第2の製品(Pn、P’n)が横断方向にほぼ一直線に並ぶ、所定のほぼゼロである第1の値に達し、
−前記少なくとも1つの引き込み位置では、互いに隣り合って並ぶ前記第1および第2の製品(Pn、P’n)が、走行速度(V)で下流に向かって動き続けられることが可能になることを特徴とする、請求項6に記載のレイアウト。
【請求項8】
前記作動位置では、前記第1のフェーザ(122)の前記ストップ(26、28)は、前記第1および第2の製品(Pn、P’n)の間隔(E)の値がほぼゼロになるまで、前記走行速度(V)より遅い、減速速度と呼ばれる所定の速度(V1)で長手方向を下流へ平行移動するように制御されることを特徴とする、請求項7に記載のレイアウト。
【請求項9】
前記第2のフェーザ(222)は、少なくとも1つの作動位置と少なくとも1つの引き込み位置との間で連続的に制御される、少なくとも1つの引き込み可能ストップ(46、48)を備え、
−前記少なくとも1つの作動位置では、最初は、第2のピッチ(PAS2)と呼ばれる前記第2の所定の設定値より小さかった、近接する、前記第2のライン(F2)の製品(P’n)と、すぐ下流に位置する、前記第1のライン(F1)の製品(Pn)との間隔(E)の値が、少なくとも前記第2のピッチの第2の設定値(PAS2)に相当する所定の(非ゼロの)値に少なくとも達するまで、前記近接する製品(P’n)を、前記下流にある製品(Pn)に対して減速させるために、前記ストップ(46、48)が、前記近接する製品(P’n)の前方に、接触によって介入し、
−前記少なくとも1つの引き込み位置では、前記減速された、近接する製品(P’n)が、前記走行速度(V)で下流に向かって動き続けられることが可能になることを特徴とする、請求項6から8のいずれか一項に記載のレイアウト。
【請求項10】
前記作動位置では、前記第2のフェーザ(222)の前記ストップ(46、48)は、前記第2のライン(F2)の、前記減速された、近接する製品(P’n)と、下流に位置する、前記第1のライン(F1)の前記製品(Pn)との間隔(E)が、少なくとも前記第2のピッチの第2の設定値(PAS2)に達する値に広がるまで、前記走行速度(V)より遅い、減速速度と呼ばれる所定の速度(V2)で長手方向を下流へ平行移動するように制御されることを特徴とする、請求項9に記載のレイアウト(10)。
【請求項11】
前記第1のフェーザ(122)および前記第2のフェーザ(222)は、それそれが少なくとも1つの駆動ベルト(30、50)を備え、前記駆動ベルト(30、50)は、少なくとも1つのストップ(26、28、46、48)が取り付けられており、かつ、前記ベルト(12)の上面(32)側に配置されていることと、前記駆動ベルト(30、50)は、前記駆動ベルト(30、50)の戻りストランド(38、56)が前記ベルト(12)の前記上面(32)とほぼ平行に延びるように、少なくとも2つの駆動プーリー(34、36、52、54)に巻きつけられており、前記ストップ(26、28、46、48)は、前記戻りストランド(38、56)上に位置するときには作動位置にあることと、前記フェーザ(122、222)は、前記駆動ベルト(30、50)による前記ストップ(26、28、46、48)の長手方向駆動速度(VL)が、前記第1のフェーザ(122)の前記減速速度(V1)および前記第2のフェーザ(222)の前記減速速度(V2)とそれぞれ等しくなるように、前記プーリー(34、36、52、54)を回転駆動することが可能な手段(40、58)を備えることと、を特徴とする、請求項6から10のいずれか一項に記載のレイアウト(10)。
【請求項12】
前記第1のフェーザ(122)の前記駆動ベルト(30)は、前記駆動ベルト(30)が一時停止され、各ストップ(26、28)が引き込み待機位置にあるパッシブ動作状態と、ストップ(26、28)が前記作動位置にあって長手方向を下流へ動くように、前記駆動ベルト(30)が前記プーリー(34、36)に巻きつけられて回転駆動されるアクティブ動作状態とを有することと、すぐ下流に位置し、前記ライン(F1、F2)の他方に属する所与の第1の製品(Pn、P’n)に対する間隔(E)の値が、第1のピッチ(PAS1)と呼ばれる前記第1の所定の設定値より小さい値を有する、前記ライン(F1、F2)の一方に属する第2の製品(Pn、P’n)を、前記第1のフェーザ(122)の上流に配置された、少なくとも1つのセンサ(42、43)が検出した場合、前記駆動ベルト(30)が前記アクティブ状態になることを指示されることと、を特徴とする、請求項11に記載のレイアウト(10)。
【請求項13】
前記第1のフェーザ(122)の前記ストップ(26、28)は、前記ライン(F1、F2)の一方に属する、所与の第1の製品(Pn、P’n)と、すぐ上流に位置し、前記ライン(F1、F2)の他方に属する、第2の製品(Pn、P’n)との間隔(E)の値が、第1のピッチ(PAS1)と呼ばれる第1の所定の設定値より小さい場合に、引き込み待機位置から作動位置へ移動するよう、選択的に指示されることを特徴とする、請求項12に記載のレイアウト(10)。
【請求項14】
前記第2のフェーザ(222)の前記駆動ベルト(50)は、前記駆動ベルト(50)が一時停止され、各ストップ(46、48)が引き込み待機位置にあるパッシブ動作状態と、ストップ(46、48)が前記作動位置にあって長手方向を下流へ動くように、前記駆動ベルト(50)が前記プーリー(52、54)に巻きつけられて回転駆動されるアクティブ動作状態とを有することと、すぐ下流に位置する、前記第1のライン(F1)の前記製品(Pn)に対する間隔(E)の値が、第2のピッチ(PAS2)と呼ばれる前記第2の所定の設定値より小さい値を有する、近接する製品(P’n)を前記第2のライン(F2)で、前記第2のフェーザ(222)の上流に配置された、少なくとも1つのセンサ(44)が検出した場合、前記駆動ベルト(50)がアクティブ状態になることを指示されることと、を特徴とする、請求項13に記載のレイアウト(10)。
【請求項15】
前記第2のフェーザ(222)の前記ストップ(46、48)は、下流にある、前記第1のライン(F1)の製品(Pn)と、すぐ上流に位置する、近接する、前記第2のライン(F2)の製品(P’n)との間隔(E)の値が、第2のピッチ(PAS2)と呼ばれる第2の所定の設定値より小さい場合に、引き込み待機位置から作動位置へ移動するよう、選択的に指示されることを特徴とする、請求項14に記載のレイアウト(10)。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12A】
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【図12B】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公表番号】特表2010−501422(P2010−501422A)
【公表日】平成22年1月21日(2010.1.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−525020(P2009−525020)
【出願日】平成19年8月14日(2007.8.14)
【国際出願番号】PCT/EP2007/058401
【国際公開番号】WO2008/022943
【国際公開日】平成20年2月28日(2008.2.28)
【出願人】(506208528)スィデル・パルティスィパスィヨン (44)
【Fターム(参考)】