説明

複数のデバイスを試験するための試験装置、方法および半導体ウェーハ・レベル試験デバイス

【課題】ウェーハ・レベルの試験装置を使用しながら、ウェーハ・レベルで高速で簡単な方法を使って統計データを得るシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】本システムおよび方法は、任意のチップのDUTの全ての並列ストレスを実施してストレス時間を短くし、それから、そのチップの他のDUTをストレスがかかった状態に保ってリラクゼーションが起こるのを防ぎながら、そのチップの各DUTを個々に試験することができるようにする。1つの応用では、得られた統計データによって、トランジスタ・デバイスの負温度バイアス不安定性(NTBI)現象の解析が可能になる。統計データを得ることは、NBTIの挙動が知られているために、デバイスが小さくなるにつれてNBTIにとってますます非常に重要になる可能性があるが、本構造および方法は、僅かな適切な調整によって、多くの技術の信頼性メカニズムを得るために多数のDUTにストレスを加えるように使用され得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に集積回路チップの試験に関し、より詳細には半導体デバイスをストレス試験する方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
歴史的に、半導体技術の信頼性の分野において、半導体デバイスのストレス試験は、最初にウェーハから試験デバイスをダイシングし、それをキャリアにマウントし、それから、これを他のデバイスと共に大きな温度チャンバの中に入れて行われ、このチャンバ中で、被試験デバイス(DUT)は配線されて適切に電力が加えられていた。一般に、読取りと読取りの間で1回につき数日間および数週間DUTにストレスが加えられた。試験のために、DUTは1つずつ取り出され、テスタに取り付けられた。
【0003】
進歩によって、最新の技術は、一般にウェーハ・プローバに関連した比較的簡単な試験装置を使用してウェーハ上でデバイスにストレスを加え試験するほどになった。各デバイスに数分から数時間の間ストレスを加え、さらに、デバイスにストレスを加えている間連続してかストレス・プロセス中に少なくとも頻繁にかのどちらかで読取りが行われるように、ストレス印加は、一般に、遥かに強い条件で行われる。このシナリオでは、一度にウェーハ上のただ1つのデバイスだけにストレスを加えることが要求される。再び、現在利用することができる比較的簡単なテスタをウェーハ・レベルの試験に使用して、ほんの数デバイス(普通1DUTであるが、ときには2〜4DUTくらいのことがある)にストレスを加え試験することができる。ストレスを加え試験する1チップ当たりのデバイス数が比較的少ないために、収集されるデータ量が少な過ぎてDUT全体の本当の統計変化を特徴付けることができなかった。
【0004】
近年、マルチ・プローブ・ヘッドが利用可能になり、基本的に2〜16チップを一度に測定することができるようになっている。しかし、マルチ・プローブ・ヘッドは、コスト、設定時間、および、少なくとも約4プローブ・ヘッドを超えるもので性能が比較的劣ることのために、上述の問題の最適な解決策でない。その結果、マルチ・プローブ・ヘッドは、大規模に受け入れられたことがない。したがって、特定のメカニズム構成のほんの1チップ当たり1または2のDUTが、ストレスを加えられ試験される。
【0005】
負バイアス温度不安定性(NBTI)が試験プロセスを変えた。スケーリングが絶えず続いているので、NBTIは、CMOSPFETトランジスタの非常に重要な不合格試験メカニズムになっている。平均シフトが比較的正常な振舞いであるときでも、ストレスが除去された後に起こるリラクゼーションが急速であること、およびデバイスが小さくなるにつれてシフトの変化が急激に大きくなることで、このメカニズムを理解することは困難になっている。最近、一般的な試験装置を使用して単一デバイスについて10〜100ナノ秒という短いリラクゼーション時間の測定を可能にする回路が設計された。(例えば、特許文献1を参照されたい)。しかし、これらの方法では、DUT全体にわたっての変化は未解決のままである。特許文献2および非特許文献1を参照されたい。
【0006】
試験するとき、任意のチップの全てのDUTに並列にストレスを加え(ストレス時間を短くするように)、それから、そのチップのその他のデバイスをストレスがかかった状態に保ってリラクゼーションの状態に戻らないようにしながら、そのチップの個々のDUTの試験に対応することができることが望ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】米国特許出願第12/061077号明細書
【特許文献2】米国特許第7,111,260号明細書
【特許文献3】米国特許第6,882,205号明細書
【非特許文献】
【0008】
【非特許文献1】C.Visweswariah, K.Ravindran,K.Kalafala, S.G.Walker, and S.Narayan, "First-order incrementalblock-based statistical timing analysis ", Design Automation Conference(DAC), San Diego, Calif., pages 331-336, June 2004
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、複数の半導体デバイスDUTに並列にストレスを加え、それから、残りのDUTが追加のまたは専用の装置も必要としないでストレス条件に保たれた状態で、個々に試験することができるようにする方法および装置を対象とする。
【0010】
より詳細には、多くのDUTが並列に接続された状態でトランジスタまたは線要素にストレスを加えることを可能にして、直列に試験して一度に多数のデバイスの統計データを得る回路が提供される。
【課題を解決するための手段】
【0011】
関連した態様では、本発明は、並列にストレスを加えられる複数の被試験デバイスの様々な態様(例えば、Vtのようなデバイス・パラメータ)を可能にするが、その他の残りのDUTがストレス条件に保たれている間に、DUTを個々に試験することを可能にするオンチップ・マルチプレックス回路を含む。
【0012】
したがって、本発明の一態様に従って、半導体ウェーハ内に形成された多数のトランジスタ・デバイスの特性を試験するための試験装置が提供され、本試験装置は、
多数のトランジスタ・デバイスの各々の第1の端子を、信号がそのトランジスタの端子に伝えられるのを許すか妨げる1つまたは複数の第1のスイッチ・デバイスを通して接続する1つまたは複数の第1の導体と、
多数のトランジスタ・デバイスの各々の第2の端子を、信号がそのトランジスタの端子に伝えられるのを許すか妨げる1つまたは複数の第2のスイッチ・デバイスを通して接続する1つまたは複数の第2の導体と、
多数のトランジスタ・デバイスの各々の第3の端子を、信号がそのトランジスタの端子に伝えられるのを許すか妨げる1つまたは複数の第3のスイッチ・デバイスを通して接続する1つまたは複数の第3の導体と、
1つまたは複数の第1のスイッチ・デバイス、1つまたは複数の第2のスイッチ・デバイスおよび1つまたは複数の第3のスイッチ・デバイスの活動化を同時に制御して、予め決められた時間に予め決められた継続時間の間、信号が各トランジスタ・デバイスの各それぞれの第1、第2および第3の端子に伝わることを可能にする信号を生成するために、ウェーハ内に構成された制御回路であって、その信号が多数のトランジスタ・デバイスの各々にストレスを加える構成を実現するものである制御回路と、
多数のトランジスタ・デバイスの特定の1つを選ぶためのさらに他の局所信号を予め決められた時間に生成し、さらに、特性データを得るための1つまたは複数の条件に合わせて、選ばれたトランジスタ・デバイスを局所的に構成することを、印加された信号によって可能にするように構成された前記制御回路と、を備え、
制御回路は、多数のうちの残りのトランジスタ・デバイスに同時にストレスを加えながら、選ばれたトランジスタ・デバイスの特性データを収集することを可能にするように構成されている。
【0013】
この態様にさらに付け加えると、1つまたは複数の第1のスイッチ・デバイス、1つまたは複数の第2のスイッチ・デバイスおよび1つまたは複数の第3のスイッチ・デバイスの活動化を制御して、予め決められた時間に予め決められた継続時間の間、信号が、選ばれたトランジスタ・デバイスの各それぞれの第1、第2および第3の端子に伝わることを可能にする制御信号に応答する、多数のトランジスタ・デバイスの各々に対応して形成されたスイッチ構成回路を、ウェーハ内に構成された制御回路が含む。
【0014】
さらに、試験装置において、ウェーハ内に構成された制御回路は、複数のディジタル制御信号を受け取って試験または測定条件のために多数のトランジスタ・デバイスの特定の1つを選ぶためのさらに他の局所信号を生成する回路を、さらに含む。
【0015】
本発明のさらに他の態様に従って、半導体ウェーハ内に形成された複数のデバイスをストレス試験する方法が提供され、本方法は、
1つまたは複数のスイッチ・デバイスの並列接続を半導体ウェーハ内に形成するステップであって、1つまたは複数のスイッチ・デバイスの各並列接続が、複数のデバイスの各デバイスの構造と接続されて、信号がそのデバイスの構造に伝えられるのを許すか妨げるものである、そのステップと、
並列接続の選ばれた複数のスイッチを、関連した選ばれた複数のデバイスの各々のその接続された構造にストレス信号を同時に予め決められた時間の間ずっと加えることを可能にするように、構成するステップと、
他の選ばれた複数のデバイスが引き続きストレス信号を加えられている間に、選ばれた複数のデバイスの第1のデバイスに関連したスイッチ・デバイスを切り換えてストレス信号の印加を除去するステップであって、印加したストレスの除去が第1のデバイスのリラクゼーション状態を引き起こす、そのステップと、
デバイスのリラクゼーション中または後の予め決められた時間に第1のデバイスの構造から測定信号を得るステップと、
第1のデバイスをストレス信号の印加に再び構成するステップと、
他の選ばれた複数のデバイスが引き続きストレス信号を加えられている間に、選ばれた複数のデバイスの第2のデバイスに関連したスイッチを切り換えてストレス信号の印加を除去するステップであって、印加したストレスの除去が第2のデバイスのリラクゼーション状態を引き起こす、そのステップと、
試験されるべき複数のデバイスの次に続くデバイスを選ぶステップ、他の選ばれた複数のデバイスが引き続きストレス信号を加えられている間に、次に続くデバイスのストレス信号の除去のためにその続くスイッチ・デバイスを切り換えるステップ、次に続くデバイスから予め決められた時間の測定を得るステップ、および、後でストレス信号を次に続くデバイスに再び加えるステップの使用を繰り返すステップと、を含み、
半導体ウェーハ内に形成された複数のデバイスは、並列にストレスを加えられ、さらに、現在試験されない残りの複数のデバイスに引き続きストレス信号を加えることを可能にしながら、選ばれたデバイスの個々の試験測定を連続して得るように制御される。
【0016】
有利なことには、本発明のシステムおよび方法は、並列のストレス、直列試験を行う能力を提供して、Wが小さくなるにつれて標準偏差は劇的に大きくなるので、例えばNBTI特徴付けの実施形態で、重要な統計分布データを与え、全てで、ストレスは並列に加えられるので全体的な装置時間の増加がほとんどない。
【0017】
本発明の他の態様、特徴および有利点は、以下の詳細な説明、添付の特許請求の範囲、および添付の図面からより完全に明らかになるであろう。図面では、同様な要素には同様な参照数字が付与されている。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の一実施形態に従った試験されるべきDUT基本回路構成要素10を示す図である。
【図2】バスまたは同様な導体によって互いに結合された図1の基本回路構成要素10の接続を含むアレイ・アーキテクチャ100を示す図である。
【図3】本発明の1つの例の実施形態に従った、DUT(MOSトランジスタ)を試験する半導体試験方法を使用するようにプログラムされた半導体ウェーハ試験プラットフォーム500を示すブロック図である。
【図4】ウェーハ・レベル並列DUTのNBTI特徴付けのために使用される、本発明の実施形態の試験構造アレイ400のアーキテクチャを示す図である。
【図5】試験構造アレイ400で実現されるスイッチ構成論理に従って、DUTデバイスを様々な動作モードにプログラムするために使用される1例の大域選択SEL1、SEL2およびdi(ロー)およびdi(ハイ)信号の構成を示す図である。
【図6】n個のDUTデバイスのストレス中の1例のアレイ・アーキテクチャを示す図である。
【図7】i番目のDUTデバイスのリラクゼーション中の1例のアレイ・アーキテクチャを示す図である。
【図8】i番目のDUTデバイスのリラクゼーション・モード後にi番目のDUTデバイスを測定するときの1例のアレイ・アーキテクチャを示す図である。
【図9】本発明が使用される試験システム・アーキテクチャ550を示す図である。
【図10】本発明の一実施形態に従った試験方法を示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1は、被試験デバイス「DUT」を試験するための基本回路構成要素10を示し、被試験デバイス「DUT」は電界効果トランジスタ・デバイス12(CMOS、JFET、NFETまたはPFETであり、本明細書で「トランジスタ」または「トランジスタ・デバイス」と呼ばれる)であることがある。しかし、理解されることであるが、本発明は、電界効果トランジスタのような特定の型のトランジスタに限定されず、それどころか、バイポーラ接合トランジスタおよび他の種類のディジタル部品およびデバイスに同様に応用可能である。したがって、本明細書で説明される本発明の実施形態は、特に、図1に示されたトランジスタ・デバイス12に従って説明されるが、当業者は本発明の方法および装置を他の基本回路構成要素に容易に適合させるだろう。
【0020】
図1にラベル表示されるように、トランジスタ・デバイス12は、ゲート、ドレインおよびソース端子、特にゲート端子13、ドレイン端子14およびソース端子15を含むMOSトランジスタである。その上、ゲート端子13、ドレイン端子14およびソース端子15各々は、それぞれのゲーティング回路30、40および50に接続され、各回路は、信号が前記のトランジスタ端子に、またはトランジスタ端子から伝えられるのを許すか妨げる1つまたは複数のスイッチ・デバイス75(「スイッチ」、「ゲート」または「パスゲート」)のマトリックスを実現する。各それぞれのゲーティング回路30、40、50は、試験されるトランジスタDUTを含む半導体ウェーハに埋め込まれるか、あるいは組み込まれ、ストレス信号(電圧または電流あるいはその両方)をDUTに加えるようにプログラム可能である。本明細書で説明される実施形態で、図1は、特にNBTI特徴付けのために、DUTのノードをテスタのポートに接続するために使用されるDUTスイッチ・マトリックスを示す。
【0021】
より詳細には、DUTスイッチ・マトリックスは、それぞれのバス23、24および25を通してDUTの各それぞれのゲート、ドレインおよびソース端子に接続された1つまたは複数のパスゲート・デバイス75の並列接続を含む。一般的なパスゲート・デバイスは、デバイス・ストレス/リラクゼーション/または試験条件中に特定のDUT端子に正確な電子信号(すなわち、電圧または電流)を加えることまたは取り除くことを可能にするようにプログラムされた、特許文献3に記載されているようなパスゲート・ラッチまたは他の信号伝送ゲート・デバイスまたはスイッチを含むことがある。
【0022】
図1に示されるように、構成要素10のゲーティング回路30は、バス23を介してトランジスタ・デバイス12のゲート端子13に接続するために、S1〜S4とラベル表示された複数(例えば、例の実施形態では図示のように4つ)の単パスゲート・デバイス75を含む。また、構成要素10のゲーティング回路40は、バス24を介してデバイス12のドレイン端子14に接続するために、S5〜S8とラベル表示された複数(例えば、例の実施形態では図示のように4つ)の単パスゲート・デバイス75を含む。また、構成要素10のゲーティング回路50は、バス25を介してデバイス12のソース端子15に接続するために、S9〜S12とラベル表示された複数(例えば、例の実施形態では図示のように4つ)の単パスゲート・デバイスを含む。理解されることであるが、他の構成、例えばもっと多くのまたはもっと少ないパスゲート・デバイス75が、複数のDUTに並列にストレスを加える際に、本発明の範囲を損なうことなく実現されることがある。
【0023】
本明細書でより詳細に説明され、また図1に示されるように、試験(ストレス)電流または電圧、例えば例の実施形態では電圧V1〜V4、Vストレスまたは電流I1をDUT端子に供給する信号導体線を含むプログラマブル電力供給源80は、DUTを含む半導体ウェーハに埋め込まれるか、チップの外にある外部電力源で実現されるかのどちらかである。したがって、図1に示された非限定の例では、ストレス動作モード中に、DUTトランジスタ12のゲート13に接続されたS1〜S3とラベル表示されたパスゲート・デバイス75は、動作可能であるとき、それぞれの電圧V1、V2およびV4を、バス23を介してDUTトランジスタ12のゲート13に供給することができる。同様に、DUTトランジスタ12のドレイン14に接続されたS5〜S6とラベル表示されたパスゲート・デバイス75は、動作可能であるとき、それぞれの電圧V1、V3を、バス24を介して被試験DUTのドレイン14に供給する。また、DUTトランジスタ12のソース15に接続されたS9〜S10とラベル表示されたパスゲート・デバイス75は、動作可能であるとき、それぞれの電圧V2、V4を、バス25を介してDUTトランジスタ12のソース15に供給する。さらに、理解されることであるが、電流信号がDUTに加えられることがあり、図1に示されるように、DUTトランジスタ12のソース15に接続されたS11とラベル表示されたパスゲート・デバイス75は、動作可能であるとき、I1とラベル表示された電流信号をソース端子に供給する。
【0024】
さらに、図1に示されていないが、DUTトランジスタ12の各ゲート、ドレインおよびソース端子は、それぞれの端子のそれぞれの電圧または電流の測定を可能にする測定デバイス(電圧または電流計器−図示されていない)に、それぞれのパスゲート・デバイス75を通して接続される。一実施形態では、この測定は、リラクゼーション動作モード中に、例えばストレス信号がDUTデバイスの端子から除去された直後に行われることがある。したがって、図1に示された非限定の例にさらに示されるように、リラクゼーション動作モード中に、回路10は、バス23を介してDUTトランジスタ12のゲート13に接続されたS4とラベル表示されたパスゲート・デバイス75の切換えを可能にして、DUTトランジスタ12のゲート端子13で電圧(ゲート)感知測定が行われるようにする。同様に、例えば、回路10は、バス24を介してDUTトランジスタ12のドレイン端子14に接続されたS8とラベル表示されたパスゲート・デバイス75の切換えを可能にして、DUTトランジスタ12のドレイン端子14で電圧(ドレイン)感知測定が行われるようにし、さらに、バス25を介してDUTトランジスタ12のソース端子15に接続されたS12とラベル表示されたパスゲート・デバイス75の切換えを可能にして、DUTトランジスタ12のソース端子15で電圧(ソース)感知測定が行われるようにする。
【0025】
図1に示された単一DUT12を試験するための同じ基本回路構成要素10は、ウェーハに埋め込まれ行または列に並列に配列され試験のために共通導体線またはバスを介して接続された複数のDUTを含む試験アレイ100として接続されて、図2に示されている。すなわち、図2は、図1の構成要素10のアレイが導体、例えばバスまたはバス線を介して互いに結合されてウェーハ・レベルの多数のDUT12a、12b、...、12nに並列(同時)にストレスを加えるのを可能にすることを示している。図2に示された実施形態では、例えば、電圧(または、電流)信号線V1〜V4の各々は、各それぞれのDUT12a、12b、...、12nの各パスゲート・デバイスに接続されている。例えば、図2に示されるように、信号線または導体81は、選ばれたパスゲート・デバイスが動作可能であるとき、それぞれのパスゲートまたはスイッチ・デバイスS1を介して、選ばれた並列接続DUT12a、12b、...、12nの各ゲート端子に電圧源V1を接続する。同様に、信号線または導体82は、それぞれの動作可能なパスゲートまたはスイッチ・デバイスS2を介して、選ばれた並列接続DUT12a、12b、...、12nの各ゲート端子に電圧V2を接続する。また、信号線または導体83は、それぞれの動作可能なパスゲート・デバイスS3を介して、選ばれた並列接続DUT12a、12b、...、12nの各ゲート端子に電圧V4を接続する。本明細書でより詳細に説明されるように、プログラムされたとき、スキャン・チェーン論理によって選択のためにパスゲート・デバイスが生じ、活動化されて、試験動作モード中に印加ストレス信号、例えば電圧V1、V2またはV4を選ばれたDUT12a、12b、...、12nのゲート端子13に加えることを可能にする。並列接続DUT12a、12b、...、12nの各々の各ゲート端子13のS4とラベル表示されたパスゲート・デバイスの各々の並列接続を形成するさらに他の信号線84は、測定デバイス(図示されない)に接続されている。この信号線は、例えば選ばれたDUTの測定段階中に、ゲート感知デバイスによって受け取られるゲート感知信号を供給する。理解されることであるが、電力供給回路デバイス80(図1)に接続する信号線81〜83は、ウェーハ内に個々に製造された導体であることがあり、または、より大きなバス・デバイスの一部分を含むことがあり、例えば、全てのV1接続は、各ブロック10の中でバス線に一緒に結び付けられている。
【0026】
図2のアレイ・アーキテクチャは、さらに、例えば、DUT12a、12b、...、12nの各々のS5〜S8とラベル表示されたパスゲート・デバイスの各々の並列接続を形成する信号線(導体)を持つバス・デバイス90を含む。図2に示されるように、信号線74、84および94は、個々であろうとバス接続であろうと、DUT12a、12b、...、12nの各々のそれぞれのパスゲート・デバイスS12、S4およびS8の各々をそれぞれ並列に接続して、パスゲート制御信号の適切な選択によって選ばれた並列接続DUT12a、12b、...、12nのそれぞれのソース端子15、ゲート端子13およびドレイン端子14で、電圧(ソース)感知測定または電流感知測定が行われるようにする。したがって、例えば、図2の回路は、選ばれたDUTトランジスタ12a、12b、...、12nのドレイン端子14に接続されたS8とラベル表示されたパスゲート・デバイス95の切換えを可能にして、その選ばれたDUTトランジスタ12a、12b、...、12nのドレイン端子14で信号線94を介して電圧(ドレイン)感知測定を行うことができるように、プログラムされる。また、同様に、図2の回路は、選ばれたDUTトランジスタ12a、12b、...、12nのソース端子15に接続されたS12とラベル表示されたパスゲート・デバイス76の切換えを可能にして、選ばれた1つのDUTトランジスタ12a、12b、...、12nのソース端子15で信号線74を介して電圧(ソース)感知測定を行うことができるように、プログラムされる。
【0027】
本明細書で図4に関してより詳細に説明されるように、パスゲート(スイッチS1〜S12)が、プログラムされた時間にプログラムされた継続時間の間、活動化されて(オンまたはオフにされて)、使用される試験方法に従ってストレス/リラクゼーション/試験または測定モードをDUTに適用するように、パスゲート・デバイス75の各々は、ウェーハに埋め込まれた適切な論理制御回路に接続されている。一実施形態では、図2のDUTスイッチ・マトリックスは、NBTI特徴付けのためにDUTのノードをテスタのポートに接続するために使用される。
【0028】
特に、図2を参照すると、本発明に従って、オンチップのアレイ・アーキテクチャ100は、並列にストレスを加えられる複数の被試験デバイス12a、12b、...、12nの様々な態様(例えば、Vtのようなトランジスタ・デバイス・パラメータ)を可能にするが、その他の残りのDUTがストレス条件に保たれている間にDUTを個々に試験することを可能にする。
【0029】
より詳細には、プログラムされた論理制御回路を用いて、被試験デバイス(DUT)を次の3つの状態にプログラムすることができる。すなわち、全ての選ばれたDUT12a、12b、...、12nに並列にストレス(電圧または電流)が加えられる(それらのDUTを、ストレスがかかったデバイス(DUS)に変える)第1の状態(状態1)と、ただ1つのデバイスだけが「リラックス」され(すなわち、加えられたストレスが除去され)、他の全ての選ばれたデバイスがストレスを加えられたままである第2の状態(状態2)と、他の全てのDUTデバイスが依然としてストレス状態である間に、リラックスされたその1つのデバイスの試験(測定)が行われる第3の状態(状態3)である。この試験測定は、DUTの特定のデバイス特性に依存する十分にプログラムされたリラクゼーション期間の後で行われることがある。図10は、本発明の一実施形態に従ってより詳細に説明されるようにこの試験方法200を図示する流れ図である。
【0030】
本発明の方法のステップに従ってプログラムされた例のストレス/試験適用を示す図6〜8に関して、図2のアレイ・アーキテクチャをより詳細に説明する。図3、6〜8に関して本明細書で説明される例の適用で、本発明は、対象のDUTパラメータ、例えばMOSトランジスタの閾値電圧Vを間接的に得るために使用される測定技術を提供する。この測定は、モデル応答を介してVに対してマッピングされたIDSを使用する。例えば、モデル応答は、次の式1)で与えられるように、飽和領域でのチャネル電流を表す1次式であるかもしれない。
【数1】


ここで、IDSは、デバイス・パラメータ(例えば、MOSトランジスタのチャネル幅Wおよび長さLおよび誘電率に依存した定数「K」、移動度パラメータ、ゲート酸化物厚さなど)、ゲート・ソース間電圧VGS、デバイスの閾値電圧V、およびドレイン・ソース間電圧VDSの関数としてのDUTトランジスタのドレイン・ソース間電流である。VDSが一定に保たれた状態では、量ラムダ(λ)で表される短チャネル効果は役割を果たさず、式は1つの独立変数VGSと1つの従属変数IDSに単純化される。同じVGS条件でストレス前後に測定されたIDSのどんな変化も、この式を使用してVの変化によるものとされる。この測定技術は、Vを直接測定しないので、間接測定と見なされる。直接Vを測定するために、IDSが独立パラメータで、VGSが従属パラメータになる必要がある。IDSおよびVDSを一定値に固定すると、(VGS−V)を一定に保つためにV変化はVGS変化となって現れる。また、DUTのゲート電圧が固定された場合には、Vを測定するためにDUTのソース電圧だけを監視する必要がある。すなわち、IDSおよびVDSが一定であるとき、DUTのソース電圧の変化は、Vの変化の直接測定である。この技術は、DUTがV値に従ってソース電圧を調節するので、「ソース調節」と呼ばれる。
【0031】
したがって、本発明は、図3の例のDUTに示されるように、IDSおよびVDSを一定に保つ方法を提供する。図3は、IDSを制御しIDSの値を設定するように構成された本発明の例示の試験装置を示す。VDSの制御には、DUTの変化するソース電圧を感知して、VDSを一定に保つためにDUTのドレイン電圧を調節する帰還が必要となる。1つの非限定の実施形態では、DUTは、図3に示されるように、DUTのVDSを一定に保つようにソース・フォロワ回路600に構成される。
【0032】
図3の構成において、テスタ400は、ソース端子入力電流「I1」をある目標値に設定することによってDUTのIDSを固定するようにプログラムされる。また、DUTのゲート電圧もテスタによって一定に保たれる(例えば、ゼロ・ボルト)。DUTのソース電圧はVの変化のせいで変化するが、DUTのVDSだけを一定に保持する必要がある。このことは、I2の値をI1よりも大きな値に設定することによって達成される。I2とI1の差によって、ソース・フォロワ・デバイス660のIDS電流が定まり、そして次に、ソース・フォロワ・デバイス660は、式1)に従ってそれのゲートをソース電圧に定める。ソース・フォロワのゲート・ソース間電圧はDUTのソース・ドレイン間電圧と並列であるので、ソース・フォロワのゲート・ソース間電圧が効果的にDUTのVDS値を制御する。しかし、DUTのソース電圧の変化となって現れるDUTのVの変化のせいでソース・フォロワのゲート電圧が変化するので、VDSが一定に保たれているDUTと違って、ソース・フォロワのVDSは変化すると思われる。したがって、任意の固定IDSに対してソース・フォロワのVGSを一定に保つために、式1で「λ」によって表されるように短チャネル効果を最小限に抑えなければならないので、例の実施形態では、ソース・フォロワが長チャネル・デバイスであることが必要になる。長チャネル・デバイスではλが非常に小さいために、ソース・フォロワのソース・ノードはそれのゲート電圧を正確に追跡し、DUTのVDSを一定に保つ。したがって、本発明の1つの応用に従って、NBTI疲労によるV変化は、図3のソース感知電圧出力54を監視することによって直接観察される。
【0033】
PFETデバイスの場合、NBTI劣化はPFETのゲート酸化物にかかる静電界の結果であるということが認められているので、NBTI特徴付けのためのストレス中に欠陥生成を生じさせるために、大きな静電界が必要である。このことによってストレス中にIDS電流の流れが必要でなくなり、このことは、製品にNBTI劣化をもたらす回路条件をいっそう正確に表すと同時に、DUTの並列化を非常に容易にする。その上、リラックスおよび測定条件はPFETのオンおよびオフ条件によく似ており、このオンおよびオフ条件は、図5に示されたPFETDUT構成に示されるようにドレイン・ノードおよびソース・ノードを構成する方法に応じた変化を必要とする。
【0034】
すなわち、図5に示されるように、DUTストレス60A中に、大きな逆バイアス電圧がPFETDUTのゲート酸化物の両端に加えられる。1つの例では、図1および5に関して、ストレス状態60A中に、パスゲート・スイッチS1が活動化されて0ボルト(=GND)がゲート端子に加えられ、一方で、Vストレス電圧がドレイン・ノードとソース・ノードの両方に加えられる。すなわち、ソース端子およびドレイン端子は同じVストレス電位に設定されてIDSの流れを無くし、多くのデバイスに並列にストレスを加えることができるようになる。Vストレスは一般にVDD(=デバイスが設計された技術の公称電力供給DC電圧)の1.5から2.3倍であり、したがって、特徴付けのための欠陥生成を大いに加速する。リラックス状態60B中に、製品条件に実際の状態を反映して、PFETはオフ状態に構成される。1つの例では、リラックス状態中に、パスゲート・スイッチが活動化されてゲート・ノードおよびソース・ノードにVDDを加え、一方で、GNDがドレインに加えられる。測定状態60Cでは、図1および5に示されるように、PFETは直接V測定に構成され、この構成では、パスゲート・スイッチS11を活動化して固定IDS(=I1)を加え、かつゲート端子に0ボルト(=GND)のゲート電圧を加えることが必要である。DUTは、それのVの関数としてソース電圧を調節し、一方で、ドレイン電圧は、VDSを一定に保つためにソース・フォロワ600(図3)によって調節される。測定中に、パスゲート・スイッチが活動化されてゲート端子にGNDを加え、さらにテスタのポートI1およびI2がソース・ノードおよびドレイン・ノードにそれぞれ加えられる。その上、測定中に、高インピーダンスの感知ポートがDUTに接続されて、正確なゲート、ドレインおよびソース電圧が得られる。NBTI特徴付けのためにDUTのVを測定するのは、ソース感知電圧である。
【0035】
図4は、ウェーハ・レベル並列DUTのNBTI特徴付けに使用される本発明の実施形態での試験構造アレイ・アーキテクチャ400を示す。図4に示されるように、DUTスイッチ・マトリックス100の試験アレイ400は、大規模DUT並列化をサポートするように構成される。アレイ構造400では、本明細書で説明されるプログラム試験方法に従って、DUTのストレス、リラックスおよび試験/測定段階を複数の選ばれたDUTに適用するために、アナログ信号410(VDD、GND、I1、I2、およびVストレス信号)が入力される。データ、クロックおよび選択論理信号(SEL1およびSEL2)を含む入力ディジタル制御信号411は、アレイ100(図2)の各選ばれたDUTの複数の選ばれたDUTスイッチ(例えば、試験スイッチ・マトリックスS1〜S12)を試験特徴付けプロファイルに従って活動化/非活動化するために、プログラムされる。例えば、データおよびクロック信号はスキャン・チェーン・ラッチ回路430に入力され、スキャン・チェーン・ラッチ回路430が、選ばれるDUTを決定するために使用される局所DUT選択信号「di」(ここで、i=1〜n)を生成する。これらの信号は、並列試験アレイ100の各個々のDUTに関連した個々のスイッチ制御回路415に入力される(アサート/ディアサートされる)。個々のスイッチ制御回路415は、DUT試験条件を得るようにスイッチを構成するために、図5に示されるようなデータ、選択SEL1およびSEL2論理信号および局所選択信号「di」に応答する論理回路を含む。DUT試験/測定出力信号(例えば、ゲート感知、ドレイン感知およびソース感知信号)412は、測定条件中に適切な試験プローブによって取り込まれて、統計解析のために処理される。
【0036】
より詳細には、スキャン・チェーン・データ、クロックおよび大域SEL1およびSEL2信号は、選ばれたDUTスイッチ・マトリックスの個々のスイッチ制御回路415をプログラムして、3つの条件の各々、すなわち、ストレス、リラックスまたは測定に各DUTを局所的に構成する。DUTが構成される条件は、図5に示されるように、大域SEL1およびSEL2信号および局所生成「di」信号によって制御される。ここで、i=1〜nは、測定用に選ばれるDUTを決定するために使用される。図5に示されるようにスキャン・チェーン回路によって生成されるときに、信号「di」がハイ75である場合には、DUTは、SEL1およびSEL2によって制御されるようにストレス、リラックスおよび測定条件の間を移り変わることができる。信号「di」がロー70であるとき、DUTは常にストレス状態のままである。このことによって、さらに、他のn−1個のDUT全てがストレス状態のままである間に、個々のDUTが測定にアクセスすることができるようになる。nの一般的な値は数百から数千のDUTであり、したがって統計的なNBTI特徴付けの検討をサポートする。スキャン・チェーンdiの値は、試験構造のデータおよびクロック入力を使用してスキャン・チェーン・パターンによって設定される。測定用にただ1つのDUTを分離するために、任意の時間にただ1つのdiだけがハイであることができる。図4のスイッチ構成要素415は、SEL1、SEL2およびdi信号の関数としてS1、S2、...、S12(図2)に適切なレベルを設定するために必要な論理を実現する。図4の試験構造400は、本明細書に示され図9に関してより詳細に説明されるように、ウェーハに実現され、テスタに接続される。
【0037】
ストレス、測定およびリラックス条件間の切換えを例示するために、図6、7および8に示されるように、例のDUTスイッチ・アレイ100A、100Bおよび100CそれぞれがNBTI特徴付けのためにプログラムされる。
【0038】
より具体的に図6を参照すると、DUTデバイス、例えばDUT12a、12b、...、12d(図2)に例えばストレスを加えているときの例のアレイ・アーキテクチャ100Aが示されている。図6の例のアレイ100Aに示されるように、DUTトランジスタ・デバイス12bおよび12cを持つ2つのDUT列は、それぞれのパスゲート・スイッチ101、102の活動化を可能してストレス信号(例えば、電圧V2)が導体線72を介してそれぞれのトランジスタ・デバイス12bおよび12cに加えられることを可能にする制御信号の組合せを関連したスイッチ構成回路(図4の)によってアサートすることによって、選ばれる(円で囲って示される)。理解されることであるが、図4で使用されるスキャン・チェーン論理430によって、多数のDUTに同時にストレスを加えることができる(図5、60A)。図6の例のアレイ100Aに示されるように、同時に選ばれたDUTトランジスタ・デバイス12bおよび12cを持つ2つのDUT列は、また、導体線74を介してソース端子の電圧感知を可能にするように、それぞれの制御信号をアサートされる。図6の例のアレイ100Aにさらに示されるように、スイッチ構成回路制御信号の組合せは、それぞれのパスゲート・スイッチ103および104の活動化を動作不能にしてストレス信号がDUTトランジスタ・デバイス12aおよび12dを持つ2つのDUT列に加えられるのを妨げるように、プログラムされる(すなわち、ストレス信号(例えば、電圧V2)が導体線72を介してそれらのそれぞれのトランジスタ・デバイス12aおよび12dのソースに加えられるのを妨げる)。さらに、制御回路によって選ばれないDUTトランジスタ・デバイス12aおよび12dを持つ2つの選ばれないDUT列は、導体線74を介してソース端子の電圧感知測定を行うことができない。
【0039】
図6に示されないが、同じようにして、試験条件(ストレス、リラクゼーションまたは測定)に従ってDUTのドレインおよびゲート端子に信号を加えるようにパスゲート(スイッチ)・デバイスを選ぶことができることが理解される。例えば、アレイ・アーキテクチャによって、選ばれたDUTトランジスタ・デバイス12bおよび12cを持つ2つのDUT列は、選ばれたパスゲート・デバイス(例えば、図示されないパスゲート・デバイスS1)によってゲート端子13に加えられる印加ストレス信号(例えば、「接地」電位の電圧)V1を含むことがあり、また、選ばれたパスゲート・デバイス(例えば、図示されないパスゲート・デバイスS6)によってドレイン端子14に加えられる印加ストレス信号(例えば、電圧)V3を含むことがある。さらに理解されることであるが、図4のスイッチ構成回路415は、局所アレイ100Aのパスゲート・スイッチ・デバイス(図1にS1、S2、S6およびS9とラベル表示されている)を活動化/非活動化するための局所制御信号を生成してストレス電圧を選ばれたDUTの各々に供給するように、プログラムされる。
【0040】
ここで図7を参照すると、4つのDUT12a、...、12dを持つが、ただ1つの選ばれたDUTデバイス、例えばDUT12cのリラクゼーションのために構成された、図6のアレイ100Aに対応する例のアレイ・アーキテクチャ100Bが示されている。対応するスイッチ制御回路415(図4)は、選ばれたDUTをリラクゼーション・モード(図5、60B)に入れるようにスイッチ・デバイスを切り換えるために、スキャン・チェーン・データを用いてプログラムされる。図7の例のアレイ100Bに示されるように、導体線74を介してトランジスタ・デバイス12cのソース端子に加えられるべき非ストレス信号(例えば、電圧V4)をパスゲート102が供給することを可能にする制御信号をアサートすることによって、DUTトランジスタ・デバイス12cを持つ単一DUT列だけが選ばれることになる(円で囲って示される)。1つの非限定の例では、アレイはさらに、このモード中に図7のトランジスタ12cのゲート端子にV4の電圧値を同時に加えることを可能にして、実際上そのDUTトランジスタ・デバイスのリラクゼーションを起こさせるようにプログラムされる(V4値は、「VDD」、例えば電力供給電圧、または少なくとも、ソース電圧と同等でトランジスタDUTをオフにするのに十分な値を含むことがある)。理解されることであるが、この動作モードでは、一度にただ1つのDUTだけをリラクゼーション状態に選ぶことができる。したがって、図7の例のアレイ100Bに示されるように、図6の例のアレイ・アーキテクチャ100Aでストレスを加えられたDUTトランジスタ12bは、未だ選ばれず、依然として前のストレス条件のままである(依然として、等しくない電圧がゲートとソースに加えられている)。さらに、図7の例のアレイ100Bに示されるように、DUTトランジスタ・デバイス12aおよび12dを持つ2つのDUT列は、依然として制御回路で選ばれないままであり、すなわち、パスゲート・スイッチ103、104を動作不能にするか非活動化することによって切断されているので、それらのそれぞれのトランジスタ・デバイス12aおよび12dのソースに導体線72を介して加えられるストレス信号(例えば、電圧V2)の印加を受け取ることができない。
【0041】
さらに、図7に示されるように、トランジスタDUT12cを持つ選ばれたDUT列に関連したパスゲートは、導体線74を介したソース端子の電圧感知測定を可能にするように切り換えられ、一方で、制御回路によって選ばれない(または、それぞれのパスゲート動作不能または非活動化制御信号がアサートされている)DUTトランジスタ・デバイス12a、12bおよび12dを持つ3つのDUT列は、導体線74を介してソース端子の電圧感知測定を行うことができない。
【0042】
図7にさらに示されるように、同じようにして、DUTのドレインおよびゲート端子にストレス信号を加えるためにパスゲート・デバイスを選ぶことができることが理解される。例えば、DUTトランジスタ・デバイス12bを持つDUT列は、選ばれたパスゲート・デバイス(例えば、図示されないパスゲート・デバイスS1)によってゲート端子に加えられる印加ストレス信号(例えば、「接地」電位の電圧)V1を含み、さらに、選ばれたパスゲート・デバイス(例えば、図示されないパスゲート・デバイスS6)によってドレイン端子に加えられる印加ストレス信号(例えば、電圧)V3を含むようにアレイ・アーキテクチャ100Bによって選ばれて、示されている。この印加ストレス信号V3の値は、1つの例の実施形態ではA*VDDの間にあることがあり、ここで、Aは、1.5から2.3の範囲にある値であり、VDDは、デバイスが設計された技術の公称電力供給DC電圧である。
【0043】
スイッチ構成制御論理回路415は、図6〜8のアレイ100A〜100Cとして示された例の実施形態でパスゲート・デバイスを活動化/非活動化するための制御信号を生成するようにプログラムすることができるように適切に設計される。例えば、図4のスイッチ構成回路415は、局所アレイ100BのS3、S5およびS10とラベル表示されたDUTパスゲート・スイッチ・デバイス(図1を参照されたい)を活動化/非活動化して(例えば、切り換えて)選ばれたDUTにDUTリラックス条件を実現する制御信号を生成するように、プログラムされる。
【0044】
ここで図8を参照すると、選ばれたDUTデバイス、例えばDUT12c(図7)の例の測定条件中のアレイ・アーキテクチャ例100Cが示されている。スイッチ制御論理回路415(図4)は、DUTを測定モード(図5、60C)に構成するためのスキャン・チェーン信号に応答する。図8の例のアレイ100Cに示されるように、DUT列の状態は、図7に示されるDUT列の状態のようであり、すなわち、DUTトランジスタ・デバイス12cを持つ単一DUT列が、パスゲート動作可能制御信号をアサートすることによって選ばれ(円で囲って示されている)、一方で、ストレスを加えられた選ばれないDUTはストレス条件のままである。
【0045】
この場合、パスゲート・スイッチは、導体75を介してソース端子に電流I1を加えることを可能にするようにプログラムされ、一方で、単一電圧値V1(例えば、「接地」電圧)がゲート端子に加えられる。このモードでは(図1を参照して)、スイッチS7は、ソース・フォロワ回路600(例えば、飽和モードの長チャネル・トランジスタ・デバイス)を実現することによって、固定Vdsを維持するための帰還を形成することを可能にするように活動化される(切り換えられる)。すなわち、図3に関して言及されたように、Vは間接的に測定されることになるので、IDS(これがVGSを設定する)およびVDSは一定に保たれる。非限定の試験装置は、例えば、スイッチS7(図1)を活動化してI2電流帰還を可能にすることによって、IDSを制御しその値を設定するように構成される。すなわち、図8に示されるようにDUTをソース・フォロワ回路600に構成してDUTVDSを一定に保つことによってVDSを一定に保つために、VDSの制御は、DUTの変化するソース電圧を感知しDUTのドレイン電圧を調節する帰還を必要とする。
【0046】
したがって、本発明に従って、多くのDUT、少なくとも数百から数千程度のデバイスに並列にストレスを加え、それから、残りのDUTがストレス条件に保たれた状態で個々に試験することができる。
【0047】
本明細書で参照されるように、さらに図4の試験構造400を使用してNBTI劣化を特徴付ける方法の高いレベルの概要を説明する図10に関連して、理解されることであるが、プログラムされたプロセッサ・デバイスまたは他の論理回路は、半導体ウェーハの外部の試験装置として実現されて、または半導体ウェーハに埋め込まれて、あるいはその両方で、DUT選択、関連したパスゲート伝送デバイスのタイミングおよび切換え、および選ばれた複数のパスゲート・デバイス(例えば、S1〜S12、図1)の切換え動作の制御、ならびに、特定の統計量またはデバイス特徴付けのための、動作モード(ストレス、リラックスまたは試験)に依存した印加電力供給電圧(または電流)レベル(V1〜V4、Vストレスなど)の制御をプログラムする。理解されることであるが、複数のパスゲート・デバイス(例えば、S1〜S12)の各々の切換え動作、および印加電力供給電圧(または電流)レベル(V1〜V4、Vストレス)の値は、試験される特定のデバイスに依存し、当業者は、それに応じてプロセッサをプログラムしてDUTを試験することができるだろう。一実施形態では、試験装置は、多くのDUTが並列接続された状態で個々のトランジスタまたは線要素にストレスを加えることを可能にして、直列に試験することによって一度に多数のデバイスの統計データを得るように、プログラムされる。
【0048】
例えば、図10に示される試験方法200に示されるように、第1のステップ202で、論理制御回路は、時間ゼロでn個の被試験デバイス全てのVの測定を可能にするように信号を供給し、これらの値はストレス前V値として記録される。このステップ202は、Vが測定されるべきIDSおよびVDSの値を最初に定めてアレイ中の各DUTのストレス前電圧閾値を測定することを含む。これらの値は、DUTのサイズ(W/L)比と、Vが直線動作領域で測定されるかそれとも飽和動作領域で測定されるかに依存している。いったんIDSおよびVDSが決定されると、それに応じてテスタのI1およびI2電流が設定され、ストレス前V値が得られる。
【0049】
次に、205で、目標のVストレスおよび温度で全てのデバイス、例えば「n」個のDUT12a、12b、...、12nに並列にストレスを加える状態を可能にするために、論理制御回路は、アレイ100の電力供給電圧およびストレス電圧のスイッチを入れることを可能にするようにパスゲート・スイッチ制御信号をアサートする。すなわち、ステップ205は、測定可能で意味のあるVシフトを引き起こすのに必要な時間量の間、所望の電圧および温度条件で全てのDUTに並列にストレスを加えることを含む。
【0050】
図10に示された試験方法200はステップ210で継続し、ステップ210では、ストレス印加時間がDUTの目標ストレス時間よりも長いかどうかについて決定が行われる。ストレス印加が長くない場合には、プロセスはステップ205に戻り、ストレス印加にかかる時間が全DUTアレイを連続して測定するのにかかる時間を遥かに上回るまで、ステップ210が繰り返される。したがって、この方法では、ストレス時間はDUT全体にわたってあまり変わらず、一様であると見なすことができる。ただそのような基準が満たされるまで、システムは、次のステップ215で示されるように全DUTアレイを連続して測定する。すなわち、所望のストレス時間に達した後で、ステップ215でデバイスごとにストレス後Vが測定される。大域信号SEL1およびSEL2が両方ともローでn個のDUT全てを強制的にストレス・モードに入れている間に、スキャン・チェーンは、i番目のデバイスが選ばれるようにロードされる。次に、ステップ215で、SEL1とSEL2の両方がハイ(図5を参照されたい)にされて、選ばれたDUTを強制的に測定モードに入れ、この測定モードで、DUTのVが得られ、記録される。次に、ステップ220で、論理制御回路は、選ばれたDUT、例えばi番目のDUTに対応するアレイ100の電力供給パスゲート・デバイスに信号を供給して、i番目のDUTがリラックスする、すなわち、印加ストレスが除去される第2の状態を可能にし、一方で、全ての他のDUTデバイスDUT12a、12b、...、12n−1はストレス状態のままである。SEL1をハイに保ちながらSEL2がローに設定されたとき(図5を参照されたい)、選ばれたDUTはリラックス・モードに入れられる。その選ばれたDUTは、ユーザの定めた時間量の間ずっとリラックス・モードの状態であり、次に、ステップ225に示されるように、他のV測定のために選択信号SEL2はハイに設定される。ステップ225で、このVは、そのデバイスのリラックス後Vとして記録される。再び、SEL1とSEL2の両方がローに設定されて全てのDUTをストレス状態にし、このプロセスは、全てのDUTが測定されるまで繰り返す。したがって、図10で続けると、ステップ250で、アレイ100の全てのDUTデバイスが試験されたかどうかについて決定が行われる。アレイ100のDUTデバイス全てが試験されたとは限らない場合には、この方法はステップ215に戻り、ここで次のDUTi番目+1がリラックスされ試験され(例えば、i番目+1のDUTデバイスが、ストレス信号印加にプログラムされる)、この方法は、次に、ステップ215〜250を繰り返して、次のデバイスのリラクゼーションおよび試験を制御し始める。
【0051】
より詳細には、1つの例の実施形態では、図10の流れ図に示されるように、最も効率的な方法でそのストレス印加と試験を実施するために、以下のステップが、プログラムされたプロセッサの制御下で行われる。
(A)本方法のシーケンスは、状態3が第1のデバイスに設定され一方で他の全てのデバイスが状態1(ストレス印加)のままであるがどんなストレス電圧も印加されていない状態であるように、最初に時間ゼロ(例えば、t=0)でDUTデバイスを試験するようなやり方で、プログラムされる。次に、第1のデバイスが測定され、論理回路はそのデバイスを状態1にし、一方で、第2のデバイスが状態3になり試験される。このプロセスは、ストレスを加える前に、全てのデバイスを試験し終わるまで続く。
(B)いったん全てのデバイスを試験し終わると、プロセッサ回路は、デバイスの全てを状態1にし、ストレス電圧が加えられる。このモードでは、いったん適切な電圧が加えられると、いくつかのまたは全てのデバイスに並列にストレスを加えることができる。
(C)ストレス時間に達すると、ストレスがかかっていたデバイスは、一度に1つずつ、リラクゼーション・モードにされ、一方で、その他のデバイスはストレス・モードのままにされる。予め設定されたリラクゼーション時間に達するやいなや、プロセス回路は、先にパラグラフ(A)で説明されたように、そのデバイスをリラクゼーション・モードから試験モードに切り換えることになる。
(D)各ストレス・ステップの後で、論理回路は、システムが、ストレスがかかったデバイスの全てを通してデバイスごとに連続して、ステップBから始めて、リラクゼーション・ステップ、ステップAへの移行、試験ステップを繰り返すようにし、その間ずっと、その他のデバイスの全てにストレス・バイアスを加えている。
(E)最後のデバイスがリラクゼーション・ステップおよび試験ステップを通過した後で、論理回路は、システムを、デバイスの全ての並列ストレスに戻す。
【0052】
本発明で使用される回路は、一般的な信頼性試験室がどんな追加のまたは専門の装置も必要としないで本発明を実施するような方法で設計することができる。図9は、半導体ウェーハ内に形成された本発明のアレイ試験構造400を含む試験装置550を示す。特に、アレイ試験構造400(図4の)は、ウェーハ試験プローブ・アセンブリ510に取り付けられるウェーハ502に実現され、ウェーハ試験プローブ・アセンブリ510は、試験構造400をテスタのディジタルおよびアナログ・ポート420に接続するために使用されるテスタ・プローブ512を含む試験インタフェースを含んでいる。これらのプローブは、ストレス・モード、リラックス・モードおよび試験/測定モード中にスキャン・チェーン実現を行うようにプログラムされたプロセッサまたは同様な論理回路デバイス560の制御を受けて、試験構造とテスタの間で低周波およびDC型の信号の印加およびデータ取込みを行う。ウェーハ・プローバ512の加熱チャック508は、DUTが存在するウェーハ温度を上げてストレス中にNBTI劣化を加速するために使用されることがある。処理デバイス560によって制御されるようにNBTI特徴付けのためにDUTアレイに加えられるストレス・プロファイルを定めるために、温度、電圧(Vストレス)、およびストレス時間が全て使用される。測定データを含めてこれらのストレス・プロファイルは、数千のDUTの試験測定データを格納するメモリ記憶デバイス530または同様なデータベースに格納される。
【0053】
したがって、本方法および構造は、ストレス時間を増やすことなく、本明細書で「発明の背景」で説明されたような「一般的な」試験装置を使用して、DUTの数における試験スケーリング向上を可能にし、その結果、本方法は、一度に多数のデバイスについて合理的な統計データを求めるために、ほとんどの技術信頼性試験室で容易に採用されるようになる。留意されたいことであるが、ストレス時間が増えないので、時間の唯一の変化は1つのDUTではなく多数のDUT(例えば、最高数千程度)を試験することによるので、全体的な試験時間はほんの僅か増えるだけである。
【0054】
統計データを得ることは、NBTIの挙動が知られているために、デバイスが小さくなるにつれてNBTIにとってますます非常に重要になる可能性があるが、本構造および方法は、僅かな適切な調整で、多くの技術信頼性問題についてデータを得るために多数のDUTにストレスを加えるように使用されるかもしれない。例えば、説明された本試験構造および方法は、NFETPBTIおよびHot−Eのような他の劣化特徴付けの戦略に応用できる可能性がある。
【0055】
本発明の様々な方法実施形態は、一般に、処理に必要な全てのデータはコンピュータが利用できるということを前提にして、本方法のステップを実施するための一連のプログラム命令を実行するコンピュータによって実現される。この一連のプログラム命令は、プログラム命令を格納する媒体を含むコンピュータ・プログラム製品で具体化されることがある。当業者には容易に明らかになるように、本発明は、ハードウェア、ソフトウェア、またはハードウェアとソフトウェアの組合せで実現することができる。どんな種類のコンピュータ/サーバ・システムでも適しており、または本明細書で説明された方法を実施するために適合された他の装置が適している。ハードウェアとソフトウェアの一般的な組合せは、ロードされ実行されたとき本明細書で説明されるように本方法および本方法の変形を実施するコンピュータ・プログラムを備えた汎用コンピュータ・システムであるかもしれない。代わりに、本発明の機能タスクの1つまたは複数を実施する専用ハードウェアを含む特定用途コンピュータが利用されるかもしれない。
【0056】
当業者によって理解されるように、本発明は、システム、方法またはコンピュータ・プログラム製品として具体化されることがある。したがって、本発明は、完全ハードウェア実施形態、完全ソフトウェア実施形態(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコードなどを含む)、または、本明細書で全て一般的に「回路」、「モジュール」または「システム」と呼ばれることがあるソフトウェア態様とハードウェア態様を組み合わせる実施形態の形を取ることがある。さらに、本発明は、媒体中に具体化されたコンピュータ使用可能プログラム・コードを含む任意の有体表現媒体で具体化されたコンピュータ・プログラム製品の形を取ることがある。
【0057】
1つまたは複数のコンピュータ使用可能またはコンピュータ読取可能媒体のどんな組合せでも利用することができる。コンピュータ使用可能またはコンピュータ読取可能媒体は、例えば、電子、磁気、光、電磁、赤外、または半導体システム、装置、デバイス、または伝播媒体であることがあるが、これらに限定されない可能性がある。コンピュータ読取可能媒体のより具体的な例(網羅的でないリスト)には、次のものがあるだろう。すなわち、1つまたは複数の金属線を持つ電気接続、携帯型コンピュータ・ディスケット、ハード・ディスク、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EPROMまたはフラッシュ・メモリ)、光ファイバ、携帯型コンパクト・ディスク読取専用メモリ(CD−ROM)、光記憶デバイス、インターネットまたはイントラネットをサポートするもののような伝送媒体、または磁気記憶デバイスがある。留意されたいことであるが、コンピュータ使用可能またはコンピュータ読取可能媒体は、プログラムが印刷される紙または他の適切な媒体でもあるかもしれない。というのは、プログラムは、例えば、紙または他の媒体を光スキャンすることによって電子的に取り込み、次に、コンパイルし、解釈し、必要であれば適切な方法で違った風に処理し、それからコンピュータ・メモリに格納することができるからである。本明細書の背景では、コンピュータ使用可能またはコンピュータ読取可能媒体は、命令実行システム、装置、またはデバイスで使用するための、またはこれらと接続して使用するためのプログラムを含み、格納し、伝達し、伝搬し、または移送することができるどんな媒体であってもよい。コンピュータ使用可能媒体は伝播データ信号を含むことがあり、コンピュータ使用可能プログラム・コードは、その伝播データ信号を用いて、ベースバンド中かキャリア波の一部分としてかのどちらかで具体化されている。コンピュータ使用可能プログラム・コードは、無線、有線、光ファイバ・ケーブル、RFなどを含みこれらに限定されない任意の適切な媒体を使用して伝送されることがある。
【0058】
本発明の動作を実施するコンピュータ・プログラム・コードは、Java、Smalltalk、C++または同様なもののようなオブジェクト指向プログラミング言語、および、「C」プログラミング言語または同様なプログラミング言語などの従来の手続き形プログラミング言語を含めて1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組合せで書き込まれることがある。プログラム・コードは、完全にユーザのコンピュータで、部分的にユーザのコンピュータで、独立型ソフトウェア・パッケージとして、部分的にユーザのコンピュータかつ部分的にリモート・コンピュータで、または完全にリモート・コンピュータまたはサーバで実行されることがある。後者のシナリオでは、リモート・コンピュータは、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)または広域ネットワーク(WAN)を含めて任意の型のネットワークを介してユーザのコンピュータに接続されることがあり、または、この接続は外部コンピュータにつながれることがある(例えば、インターネット・サービス・プロバイダを使用してインターネットを介して)。
【0059】
本発明は、本発明の実施形態に従った方法、装置(システム)およびコンピュータ・プログラム製品の流れ図の例またはブロック図あるいはその両方を参照して上で説明した。理解されることであろうが、流れ図の例またはブロック図あるいはその両方の各ブロック、および流れ図の例またはブロック図あるいはその両方のブロックの組合せは、コンピュータ・プログラム命令で実現することができる。これらのコンピュータ・プログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラマブル・データ処理装置のプロセッサに供給されて、コンピュータまたは他のプログラマブル・データ処理装置のプロセッサによって実行される命令が流れ図またはブロック図あるいはその両方の1つまたは複数のブロックで指定される機能/行為を実現するための手段を生成するような機械を製造することがある。
【0060】
これらのコンピュータ・プログラム命令は、また、コンピュータ読取可能媒体に格納された命令が流れ図またはブロック図あるいはその両方の1つまたは複数のブロックで指定される機能/行為を実現する命令手段を含んだ製造品を製造するような特定のやり方で、コンピュータまたは他のプログラマブル・データ処理装置に機能するように指示することができるコンピュータ読取可能媒体に格納されることがある。
【0061】
コンピュータ・プログラム命令は、また、一連の動作ステップがコンピュータまたは他のプログラマブル装置で実施されるようにするようにコンピュータまたは他のプログラマブル・データ処理装置にロードされて、コンピュータまたは他のプログラマブル装置で実行される命令が、流れ図またはブロック図あるいはその両方の1つまたは複数のブロックで指定される機能/行為を実現するプロセスを生成するように、コンピュータ実施プロセスを生成することがある。
【0062】
図の流れ図およびブロック図は、本発明の様々な実施形態に従ったシステム、方法およびコンピュータ・プログラム製品の可能な実現のアーキテクチャ、機能、および動作を説明する。この点に関して、流れ図またはブロック図中の各ブロックは、指定された論理機能を実現する1つまたは複数の実行可能な命令を含むコードのモジュール、セグメント、または部分を表すことがある。また、留意されるべきことであるが、いくつかの代替えの実現では、ブロック中に示された機能は、図に示された順序から外れて行われることがある。例えば、連続して示された2つのブロックは、実際には実質的に同時に実行されることがあり、またはそれらのブロックは、含まれる機能に依存して、ときには逆の順序で実行されることもある。また、留意されることであるが、ブロック図または流れ図あるいはその両方の例の各ブロック、およびブロック図または流れ図あるいはその両方の例のブロックの組合せは、指定された機能または行為を実施する専用ハードウェア・ベースのシステムによって、または専用ハードウェアとコンピュータ命令の組合せによって実現することができる。
【0063】
本発明のいくつかの例が示され説明されたが、本発明の原理および精神から逸脱することなくこれらの実施形態に変更が加えられるかもしれないことを当業者は理解するだろう。本発明の範囲は特許請求の範囲およびその同等物で定義される。
【符号の説明】
【0064】
10 DUT試験用の基本回路構成要素
12 トランジスタ・デバイス(被試験デバイス、DUT)
12a〜12d、12n DUT
13 ゲート端子
14 ドレイン端子
15 ソース端子
23〜25 バス
30、40、50 ゲーティング回路
54 ソース感知電圧出力
60A ストレス状態
60B リラックス状態
60C 測定状態
72 導体線
74 信号線
75、76 パスゲート・デバイス
80 電力供給回路デバイス
81〜84 信号線
90 バス・デバイス
94 信号線
95 パスゲート・デバイス
100 基本回路構成要素10を含むアレイ・アーキテクチャ
100A〜100C DUTスイッチ・アレイ
101〜104 パスゲート・スイッチ
400 テスタまたはウェーハ上の試験構造アレイ・アーキテクチャ(アレイ試験構造)
410 アナログ信号
411 入力ディジタル制御信号
412 出力信号
415 スイッチ制御回路
420 テスタのディジタルおよびアナログ・ポート
430 スキャン・チェーン・ラッチ回路
500 半導体ウェーハ試験プラットフォーム
502 ウェーハ
508 加熱チャック
510 ウェーハ試験プローブ・アセンブリ
512 テスタ・プローブ
530 メモリ記憶デバイス
550 試験装置
560 プロセッサまたは同様な論理回路デバイス
600 ソース・フォロワ回路
660 ソース・フォロワ・デバイス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体ウェーハ内に形成された多数のトランジスタ・デバイスの特性を試験するための試験装置であって、
前記多数のトランジスタ・デバイスの各々の第1の端子を、信号が前記トランジスタの端子に伝えられるのを許すか妨げる1つまたは複数の第1のスイッチ・デバイスを通して、接続する1つまたは複数の第1の導体と、
前記多数のトランジスタ・デバイスの各々の第2の端子を、信号が前記トランジスタの端子に伝えられるのを許すか妨げる1つまたは複数の第2のスイッチ・デバイスを通して、接続する1つまたは複数の第2の導体と、
前記多数のトランジスタ・デバイスの各々の第3の端子を、信号が前記トランジスタの端子に伝えられるのを許すか妨げる1つまたは複数の第3のスイッチ・デバイスを通して、接続する1つまたは複数の第3の導体と、
前記1つまたは複数の第1のスイッチ・デバイス、前記1つまたは複数の第2のスイッチ・デバイスおよび前記1つまたは複数の第3のスイッチ・デバイスの活動化を同時に制御して、予め決められた時間に予め決められた継続時間の間、信号が各前記トランジスタ・デバイスの各それぞれの前記第1、第2および第3の端子に伝わることを可能にする信号を生成するために前記ウェーハ内に構成された制御回路であって、前記信号が前記多数のトランジスタ・デバイスの各々にストレスを加える構成を実現するものである制御回路と、
前記多数のトランジスタ・デバイスの特定の1つを選ぶためのさらに他の局所信号を予め決められた時間に生成し、さらに、特性データを得るための1つまたは複数の条件に合わせて、選ばれたトランジスタ・デバイスを局所的に構成することを、印加された信号によって可能にするように構成された前記制御回路と、を備え、
前記制御回路が、前記多数のうちの残りの前記トランジスタ・デバイスに同時にストレスを加えながら、前記選ばれたトランジスタ・デバイスの特性データを収集することを可能にするように構成されている試験装置。
【請求項2】
前記ウェーハ内に構成された前記制御回路が、
前記1つまたは複数の第1のスイッチ・デバイス、前記1つまたは複数の第2のスイッチ・デバイスおよび前記1つまたは複数の第3のスイッチ・デバイスの前記活動化を制御して、予め決められた時間に予め決められた継続時間の間、信号が、選ばれたトランジスタ・デバイスの各それぞれの前記第1、第2および第3の端子に伝わることを可能にする制御信号に応答する、前記多数のトランジスタ・デバイスの各々に対応して形成されたスイッチ構成回路を含む、請求項1に記載の試験装置。
【請求項3】
前記ウェーハ内に構成された前記制御回路が、
複数のディジタル制御信号を受け取って、前記多数のトランジスタ・デバイスの特定の1つを選ぶための前記さらに他の局所信号を生成する回路をさらに含む、請求項2に記載の試験装置。
【請求項4】
前記多数のトランジスタ・デバイスの特定の1つを選ぶための前記さらに他の局所信号が、選ばれたトランジスタ・デバイスの前記1つまたは複数の第1のスイッチ・デバイス、前記1つまたは複数の第2のスイッチ・デバイスおよび前記1つまたは複数の第3のスイッチ・デバイスの前記活動化を制御するために、関連したスイッチ構成回路に入力される、請求項3に記載の試験装置。
【請求項5】
データを格納するためのメモリ記憶デバイスと、
測定動作モード中に、選ばれた前記トランジスタ・デバイスの端子の信号の値を感知するための回路手段と、をさらに備え、感知した前記信号の値が記憶のために前記メモリ記憶デバイスに出力される、請求項3に記載の試験装置。
【請求項6】
前記多数のトランジスタ・デバイスの各々が、前記第1、第2および第3の端子を持つMOSFETデバイスであり、多数のトランジスタ・デバイスの前記特性が前記MOSFETデバイスの閾値電圧Vを含めて試験される、請求項3に記載の試験装置。
【請求項7】
前記ディジタル制御信号を受け取る前記回路が、スキャン・チェーンを形成し、それによって複数のトランジスタ・デバイスが並列にストレス条件の状態で保たれ、前記スキャン・チェーンが、生成されたさらに他の局所信号に従って選ばれた個々のトランジスタ・デバイスの順次のリラクゼーションと試験を可能にし、前記選ばれた1つのトランジスタ・デバイスが、残りのトランジスタ・デバイスがストレス条件に保たれている状態で、個々に試験され、さらに、前記試験が感知信号出力値をもたらす、請求項3に記載の試験装置。
【請求項8】
前記スキャン・チェーンを形成した回路が、さらに、生成されたさらに他の局所信号に従って、前記多数のトランジスタ・デバイスを一度に1つずつ連続して試験することを可能にし、前記感知信号出力値の各々が、後の統計解析のためにメモリ記憶デバイスに記録される、請求項7に記載の試験装置。
【請求項9】
前記ストレスの印加中に前記複数のトランジスタ・デバイスに温度バイアスを加えるヒータ・デバイスをさらに備える、請求項1に記載の試験装置。
【請求項10】
記録した前記感知信号出力値が、前記複数のトランジスタ・デバイスについて負バイアス温度不安定性(NBTI)の統計解析を可能にする、請求項9に記載の試験装置。
【請求項11】
半導体ウェーハ内に形成された複数のデバイスをストレス試験する方法であって、
1つまたは複数のスイッチ・デバイスの並列接続を前記半導体ウェーハ内に形成するステップであって、1つまたは複数のスイッチ・デバイスの各並列接続が、前記複数のデバイスの各デバイスの構造と接続されて、信号が前記デバイスの構造に伝えられるのを許すか妨げるものである、当該ステップと、
前記並列接続の選ばれた複数のスイッチを、関連した選ばれた複数のデバイスの各々のその接続された構造にストレス信号を同時に予め決められた時間の間ずっと加えることを可能にするように、構成するステップと、
他の前記選ばれた複数のデバイスが引き続き前記ストレス信号を加えられている間に、前記選ばれた複数のデバイスの第1のデバイスに関連したスイッチ・デバイスを切り換えて前記ストレス信号の印加を除去するステップであって、前記印加したストレスの前記除去が前記第1のデバイスのリラクゼーション状態を引き起こす、当該ステップと、
前記デバイスのリラクゼーション中または後の予め決められた時間に前記第1のデバイスの構造から測定信号を得るステップと、
前記第1のデバイスをストレス信号の印加に再び構成するステップと、
他の前記選ばれた複数のデバイスが引き続き前記ストレス信号を加えられている間に、前記選ばれた複数のデバイスの第2のデバイスに関連したスイッチを切り換えて前記ストレス信号の印加を除去するステップであって、前記印加したストレスの前記除去が前記第2のデバイスのリラクゼーション状態を引き起こす、当該ステップと、
試験されるべき前記複数のデバイスの次に続くデバイスを選ぶステップ、他の前記選ばれた複数のデバイスが引き続き前記ストレス信号を加えられている間に、前記次に続くデバイスのストレス信号の除去のためにその続くスイッチ・デバイスを切り換えるステップ、前記次に続くデバイスから前記予め決められた時間の前記測定を得るステップ、および、後で前記ストレス信号を前記次に続くデバイスに再び加えるステップの使用を繰り返すステップと、を含み、
半導体ウェーハ内に形成された前記複数のデバイスが、並列にストレスを加えられ、さらに、現在試験されない残りの前記複数のデバイスに引き続きストレス信号を加えることを可能にしながら、選ばれたデバイスの個々の試験測定を連続して得るように制御される方法。
【請求項12】
前記第1のデバイスおよび次に続くデバイスの構造からの前記得られた測定信号の値をメモリ記憶デバイスに記録するステップと、
前記第1のデバイスおよび次に続くデバイスの構造から得られた、メモリ記憶デバイス中の記録された前記測定信号を統計解析のために処理するステップと、をさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
試験されるべき前記複数のデバイスの並列に前記ストレスを起動するための信号を前記半導体ウェーハ内のスイッチ構成回路で受け取るステップであって、前記スイッチ構成回路が前記受け取られた信号に応答して、各前記複数のデバイスの前記1つまたは複数のスイッチ・デバイスを活動化するための制御信号を生成するものである、当該ステップと、
前記活動化された1つまたは複数のスイッチ・デバイスを通して、予め決められた時間に予め決められた継続時間の間、試験されるべき各前記複数のデバイスの前記構造にストレス信号を加えるステップと、をさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
試験されるべき各前記複数のデバイスがトランジスタ・デバイスを備え、トランジスタ・デバイスの前記構造が第1、第2または第3のトランジスタ・デバイス端子を備え、さらに、1つまたは複数のスイッチ・デバイスの前記並列接続が、
信号が前記第1のトランジスタ・デバイス端子に伝えられるのを許すか妨げる1つまたは複数の第1のスイッチ・デバイス、信号が前記第2のトランジスタ・デバイス端子に伝えられるのを許すか妨げる1つまたは複数の第2のスイッチ・デバイス、および信号が前記第3のトランジスタ・デバイス端子に伝えられるのを許すか妨げる1つまたは複数の第3のスイッチ・デバイス、を備え、
前記半導体ウェーハ内の個々のスイッチ構成回路が、試験される多数の前記トランジスタ・デバイスの各々に対応して形成され、さらに、前記1つまたは複数の第1のスイッチ・デバイス、前記1つまたは複数の第2のスイッチ・デバイスおよび前記1つまたは複数の第3のスイッチ・デバイスの前記活動化を制御して、前記予め決められた時間に予め決められた継続時間の間、信号が、選ばれたトランジスタ・デバイスの各それぞれの前記第1、第2および第3の端子に伝わることを可能にする信号に応答する、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
複数のディジタル制御信号を前記ウェーハ内のスキャン・チェーン回路で受け取り、応答して、予め決められた時間に、多数の前記トランジスタ・デバイスの特定の1つを選ぶときに使用するさらに他の局所信号を生成するステップをさらに含み、
対応する個々のスイッチ構成回路が、前記さらに他の局所選択信号および前記活動化するための制御信号に応答して、前記複数のうちの選ばれたトランジスタ・デバイスを個々の試験測定を得るために局所的に構成し、一方で、残りの選ばれないトランジスタ・デバイスが依然として並列に前記ストレスの状態のままであるようにする、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記複数のトランジスタ・デバイスの各々が、前記第1、第2および第3の端子を持つMOSFETデバイスであり、多数のトランジスタ・デバイスの特性が、前記MOSFETデバイスの閾値電圧Vを含めて試験される、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
複数のトランジスタ・デバイスに並列にストレスを加えるステップと、
一度に1つの個々のトランジスタ・デバイスを選び、さらに、残りのトランジスタ・デバイスがストレス条件に保たれている状態で前記個々のトランジスタ・デバイスを試験するステップであって、前記試験がトランジスタ・デバイス端子の信号出力値を感知することを含むステップと、を含む、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記スキャン・チェーン回路によって、多数の前記トランジスタ・デバイスを一度に1つずつ連続して試験することを可能にするステップと、
感知した前記信号出力値を統計解析のために前記メモリ記憶デバイスに記録するステップと、をさらに含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記ストレス信号の印加中に前記複数のトランジスタ・デバイスに温度バイアスを加えるステップをさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項20】
前記複数の被試験デバイスの記録された感知した前記信号出力値が、負バイアス温度不安定性(NBTI)について統計的に解析される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
半導体ウェーハ・レベル試験デバイスであって、
多数のデバイスの並列試験をサポートするように構成された個々のスイッチ・マトリックスのアレイであって、前記アレイの各スイッチ・マトリックスは、前記多数のデバイスの個々のデバイスに対応し、
1つまたは複数のスイッチ・デバイスの並列接続を備え、1つまたは複数のスイッチ・デバイスの各並列接続は、前記多数のデバイスの各それぞれのデバイスの構造に接続されて、信号が前記デバイスの構造に伝えられるのを許すか妨げるものであるアレイと、
ストレス、リラックス、または測定条件の1つに従って前記多数のデバイスの各々を構成するために各個々のスイッチ・マトリックス・アレイに結合された回路手段と、を備え、
前記回路手段は、前記並列接続の1つまたは複数のスイッチ・デバイスの少なくとも1つを活動化して前記多数のデバイスを前記ストレスの条件に入れるストレス信号の印加を可能にする第1の組の信号に応答し、さらに、前記回路手段は、前記リラックスまたは測定条件を適用するために単一の個々のデバイスをさらに活動化する局所選択信号を生成する第2の組の信号に応答するものであり、
半導体ウェーハ内に形成された前記多数のデバイスは、並列にストレスを加えられ、さらに、現在試験測定されない残りのデバイスに引き続きストレス信号を加えることを可能にしながら、選ばれたデバイスの個々の試験測定を連続して得るように制御される、半導体ウェーハ・レベル試験デバイス。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2010−287891(P2010−287891A)
【公開日】平成22年12月24日(2010.12.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−129538(P2010−129538)
【出願日】平成22年6月7日(2010.6.7)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
【出願人】(390009531)インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション (4,084)
【氏名又は名称原語表記】INTERNATIONAL BUSINESS MASCHINES CORPORATION
【Fターム(参考)】