説明

複相シリサイドの作製方法及び複相シリサイド

【課題】高温において十分な組織安定性を有し、これによって十分な高温強度を有して実用に足る(C40/C11b)複相シリサイドの作製方法、並びにこの(C40/C11b)複相シリサイドを提供する。
【解決手段】光学式浮遊帯域溶融法により(Mo0.85Nb0.15)Siなる組成の多結晶状のバルク体1から、2.5mm/時間以下の結晶化速度で、平衡状態図におけるC40の固相線上における液相濃度(CLE)と固相濃度(C)との平衡状態が維持されるようにして凝固させ、C40単相の結晶3を得る。次いで、この結晶3に対して非酸化性雰囲気で加熱処理を施すことにより、C40相からC11b相を晶出させ、C40相とC11b相とからなる(C40/C11b)複相シリサイドを得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、C40相及びC11b相を含む(C40/C11b)複相シリサイドの作製方法、及びその(C40/C11b)複相シリサイドに関し、詳しくは、航空宇宙関連分野、ガスタービン翼、及びボイラーなどに好適に用いることのできる超高温耐熱性構造材料として好適に用いることのできる、前記(C40/C11b)複相シリサイドの作製方法及び前記(C40/C11b)複相シリサイドに関する。
【背景技術】
【0002】
C40相及びC11b相を含む(C40/C11b)複相シリサイドは、航空宇宙関連分野、ガスタービン翼、及びボイラーなどに好適に用いることのできる超高温耐熱性構造材料として期待されている。
【0003】
しかしながら、従来の(C40/C11b)複相シリサイドは、これを構成するC40相及びC11b相はある程度の高温特性を有するにもかかわらず、これらが2相化されることによって不特定多数の結晶粒界を有することから、(C40/C11b)複相シリサイド自体の高温特性は劣化してしまう。具体的には、高温における(C40/C11b)複相シリサイドの組織安定性並びに力学特性の劣化が問題になる。この結果、超高温耐熱性構造材料として実用に足るものが得られていないのが現状である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、高温において十分な組織安定性を有し、これによって十分な高温強度を有して実用に足る(C40/C11b)複相シリサイドの作製方法、並びにこの(C40/C11b)複相シリサイドを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成すべく、本発明は、C40相及びC11b相を含む(C40/C11b)複相シリサイドの作製方法であって、
前記C40シリサイドの構成元素と、前記C11bシリサイドの構成元素とを含む多結晶状のバルク体を溶解して溶融体を生成させた後、平衡状態図の、C40相の液相線上における液相濃度と固相線上における固相濃度との平衡状態が維持されるようにして前記溶融体を冷却及び凝固させて、C40型の結晶構造を有する単相シリサイドを作製し、この単相シリサイドを加熱することによって前記単相シリサイド中にC11b型のシリサイドを晶出させて、前記(C40/C11b)複相シリサイドを形成することを特徴とする、(C40/C11b)複相シリサイドの作製方法に関する。
【0006】
図1は、NbSi及びMoSiの2元系状態図である。以下、この状態図を参照しながら本発明の作製方法について説明する。
今、仮に(Mo0.85Nb0.15)Siの組成(組成C)を有するバルク体を融解させて凝固させる場合について考える。前記バルク体を融解して溶融体を生成した後、この溶融体を冷却させていくことにより、図1の状態図に示すように、初晶線Aに至って前記溶融体を構成する液相からC11bの固相が析出する。
【0007】
さらに、冷却させることによって包晶線Bに至り、包晶反応が進行して、C11bの固相を包むようにしてC40の固相が析出する。その後、さらに冷却が進むと固相線Cに至って、残留する液相からC40の固相が析出するとともに、C11bの固相からC40の固相が晶出して、総てがC40の固相となる。
【0008】
しかしながら、通常の凝固過程は、上述したような理想的な凝固過程と異なるようにして行なわれるため、最終的に得る結晶相中にはC40相の他にC11b相が含まれてしまう。C40相及びC11b相の結晶方向は根本的に異なるため、結果的に得られる結晶は、単結晶ではなく多結晶状のものとなってしまう。また、最終的にC40相単相となったとしても、凝固過程で少しでもC11b相が出現する場合には、その結晶学的な特徴より、C40相は単結晶化を阻害され、多結晶体となる。
【0009】
さらに、このような結晶を加熱処理してC40相からC11b相を晶出させた際においても、C40相の結晶方位が異なっているため、晶出したC11b相の結晶方位は互いに異なるようになり、熱処理後の結晶も不特定多数の結晶粒界を有する多結晶となってしまう。この結果、上述したように、高温における組織安定性並びに力学特性の劣化が問題となる。
【0010】
これに対して本発明は、液相線Cにおける液相濃度(CLE)と固相線Dにおける固相濃度(バルク体の組成)(C)とが平衡となる理想的な平衡状態を実質的に維持するようにして凝固を進行させる。この結果、最終的に得られる結晶は、C11b相を含むことなく、実質的にC40単相から構成されるようになる。さらに、前記C40相の結晶方位が一方向に揃えられる。したがって、このようにして得た結晶を加熱処理することによって、前記C40相から結晶方位の揃ったC11b相が晶出し、一方向に揃った層状組織を有する(C40/C11b)複相シリサイドが得られるものである。
【0011】
なお、本発明の好ましい態様においては、液相線C上における液相濃度(CLE)と固相線Dにおける固相濃度(C)との平衡状態は、前記溶融体の凝固過程における結晶化速度を制御することによって維持する(第1の作製方法)。このような手段を採ることにより、前記平衡状態を容易に維持することができ、本発明の(C40/C11b)複相シリサイドを簡易に得ることができる。
【0012】
また、本発明の他の好ましい態様においては、液相線C上における液相濃度(CLE)と固相線Dにおける固相濃度(C)との平衡状態は、前記溶融体の凝固方向と略垂直方向の幅を経時的に変化させて前記溶融体の凝固を行なうことにより維持する。具体的には、前記溶融体の凝固方向と略垂直方向の幅を狭小化させて前記溶融体の凝固を行なった後、前記溶融体の凝固方向と略垂直方向の幅を拡大させて前記溶融体の凝固を行なうことにより維持することが好ましい(第2の作製方法)。このような手段を採ることにより、前記平衡状態を容易に維持することができ、本発明の(C40/C11b)複相シリサイドを簡易に得ることができる。
【0013】
さらに、上述した第1の作製方法及び第2の作製方法は、光学式浮遊帯域溶融法を用いることによって簡易に行なうことができる。
【発明の効果】
【0014】
以上説明したように、本発明によれば、高温において十分な組織安定性を有し、これによって十分な高温強度を有して実用に足る(C40/C11b)複相シリサイドを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明を、上述した好ましい態様である第1の作製方法及第2の作製方法に基づいて詳細に説明する。
最初に、第1の作製方法の、光学式浮遊帯域溶融法を用いた好ましい態様について説明する。図2は、光学浮遊帯域溶融法の説明図である。なお、図中の矢印は、バルク体の移動方向を示す。バルク体1に図示しないランプからの光を集光し照射して加熱すると、バルク体1が溶融して溶融体2が形成される。そして、バルク体1を一定の速度で下方に移動することにより、溶融体2は光の照射位置からはずれ、冷却及び凝固されることによって結晶3が生成される。
【0016】
そして、連続体であるバルク体1は所定の大きさを有するため、上述した光照射と、バルク体1の下方移動とを連続して行なうことにより、バルク体1からは溶融体2が連続的に生成されるとともに、溶融体1の下方には結晶3が連続的に生成される。
【0017】
本発明の第1の作製方法においては、バルク体1を、例えば、C40型の結晶構造を有するNbSiと、C11b型の結晶構造を有するMoSiとからなる(Mo0.85Nb0.15)Siから構成する。そして、(Mo0.85Nb0.15)Siからなるバルク体1を溶解させた後、本発明にしたがって、NbSi及びMoSiの平衡状態図における、C40の液相線上における液相濃度(CLE)と固相線上における固相濃度(C)とが平衡状態を維持するように、結晶化速度を制御する。
【0018】
具体的には、結晶化速度を低くすることによって、上記平衡状態を維持することができ、好ましくは2.5mm/時間以下とすることが好ましい。
【0019】
上述した光学式浮遊帯域溶融法を用いる場合、上記結晶化速度はバルク体1の下方への移動速度によって支配されるので、この移動速度を適宜制御することによって、上述した範囲内の結晶化速度に設定する。この場合、結晶化速度が極めて低いために、前記移動速度と前記結晶化速度とは実質的に等しくなる。
このような第1の作製方法によれば、C11b相を凝固過程で実質的に含まない、C40単相の単結晶を得ることができる。
【0020】
次に、本発明の第2の作製方法の、光学式浮遊帯域溶融法を用いた好ましい態様について説明する。図3は、第2の作製方法における光学浮遊帯域溶融法の説明図である。
【0021】
第2の作製方法においても、図示しないランプから光を照射するとともに、バルク体1を下方へ連続的に移動させることによって、溶融体2を連続して生成するとともに、連続的に冷却及び凝固を行なって結晶3を生成する。但し、この連続した工程において、バルク体1を一時的に上方へ引き上げることにより、図3に示すように、溶融体2の中央部において凝固方向と略垂直方向の幅が狭小化されたネック2Aを形成する。
【0022】
この場合、凝固時に生成されたC11bの固相は溶融体2の上部2Bの表面近傍に偏析するようになる。したがって、残りの溶融体部分においては、実質的に液相とC40相とが存在するようになる。この結果、溶融体2内においては、C40の固相線上の、液相濃度(CLE)と固相濃度(C)とが平衡状態とが比較的容易に維持されるようになる。
【0023】
この結果、凝固時における結晶化速度、すなわちバルク体1の下方への移動速度を比較的大きくした場合においても上記平衡状態を簡易に実現することができ、C40単相の結晶を生成することができる。
【0024】
次いで、第1の作製方法及び第2の作製方法いずれの場合においても、上述のように凝固させて得たC40単相の単結晶に対して加熱処理を施す。加熱処理は、好ましくは非酸化性雰囲気中において、1000〜1500℃、さらには1300〜1400℃で加熱する。これによって、C40相から11b相が晶出し、(C40/C11b)複相シリサイドが得られる。
前記非酸化性雰囲気としては、不活性ガス雰囲気又は真空排気雰囲気などを例示することができる。
【0025】
また、加熱時間は、6時間以上であることが好ましい。これによって、高温における降伏又は破壊強度などの剛性のみならず、破壊歪みなどの靱性にも優れた(C40/C11b)複相シリサイドを得ることができる。
【0026】
以上のような工程を経て作製された(C40/C11b)複相シリサイドは、層状組織を有し、1400℃における降伏又は破壊強度が800MPa以上の極めて高い強度特性を示す。
【0027】
本発明における、バルク体1を構成するC40型の結晶構造を有するC40シリサイドとしては、NbSi、TaSi、CrSi、及びVSiを例示することができ、C11b型の結晶構造を有するC11bシリサイドとしては、MoSi、WSi、及びReSiを例示することができる。そして、本発明の(C40/C11b)複相シリサイドを構成する母合金であるバルク体1としては、上述したC40シリサイド及びC11bシリサイドからなる、例えば、(Mo0.85Nb0.15)Siなる組成の多結晶体などがある。
【実施例】
【0028】
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に示す。
(実施例1〜4)
(複相シリサイドの作製)
本実施例は、第1の作製方法の、光学式浮遊帯域溶融法を用いる好ましい態様に従って(C40/C11b)複相シリサイドを作製した。
直径12mm、長さ100mmの(Mo0.85Nb0.15)Siバルク体1を用い、このバルク体1に、ハロゲンランプより回転楕円体の反射板を用いて集光させた光を照射するとともに、バルク体1を下方に連続的に移動させて、溶融体2を連続的に生成させるとともに、結晶3を連続的に生成させた。なお、バルク体1の移動速度(結晶化速度)は2.5mm/時間とした。
【0029】
上述のようにして得た結晶3の一部を切り取り、アルゴンガス雰囲気中、1400℃で、1時間、6時間、24時間、及び168時間の加熱処理を実施した。
加熱処理後の結晶組織を観察したところ、C40相とC11b相との層状組織を有することが判明した。
【0030】
(複合シリサイドの評価)
このようにして得た(C40/C11b)複相シリサイドの層状組織と平行な方向(φ=0°)及び前記層状組織と45度の方向(φ=45°)の、1400℃における降伏強度又は破壊強度、並びに破壊歪みを測定して評価した。結果を図4に示す。
【0031】
図4から明らかなように、いずれの場合においても、1400℃という高温状態にもかかわらず、高い降伏応力又は破壊応力を有し、特に層状組織と平行な方向(φ=0°)においては、800MPa以上の破壊応力を有することが分かる。また、加熱処理時間が1時間の場合においては、1100MPa程度の極めて高い破壊応力を示すことが分かる。
【0032】
さらに、前記層状組織と45度の方向(φ=45°)においては、6時間以上の加熱処理によって破壊歪みが有限の値を有し、加工性も向上していることが分かる。したがって、得られた(C40/C11b)複相シリサイドの方位を適宜に選択することによって、高温強度や加工性などを任意に制御することができ、用途に応じた超高温耐熱性構造材料として提供することができる。
【0033】
以上、具体例を挙げながら発明の実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明してきたが、本発明は上記内容に限定されるものではなく、本発明の範疇を逸脱しない限りにおいてあらゆる変形や変更が可能である。
【0034】
例えば、上記においては、バルク体1を下方へ移動させることによって、溶融体2をバルク体1の下方に形成し、冷却及び凝固を進行させて溶融体2の下方において結晶3を作製するようにしている。しかしながら、バルク体1を上方へ移動し、このバルク体1の上方で溶融体2を形成し、冷却及び凝固させることにより、溶融体2の上側で結晶3作製することもできる。
【0035】
すなわち、光学式浮遊帯域溶融法を用いる限り、バルク体1の移動方向を上方及び下方のいずれへ設定しても、本発明に従って冷却及び凝固を進行させて、本発明の(C40/C11b)複相シリサイドを簡易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】NbSi及びMoSiの2元系状態図である。
【図2】本発明の第1の作製方法における光学浮遊帯域溶融法の説明図である。
【図3】本発明の第2の作製方法における光学浮遊帯域溶融法の説明図である。
【図4】(C40/C11b)複相シリサイドの高温強度特性を示すグラフである。
【符号の説明】
【0037】
1 バルク体
2 溶融体
3 結晶
2A ネック

【特許請求の範囲】
【請求項1】
C40相及びC11b相を含む(C40/C11b)複相シリサイドの作製方法であって、
前記C40シリサイドの構成元素と、前記C11bシリサイドの構成元素とを含む多結晶状のバルク体を溶解して溶融体を生成させた後、平衡状態図の、C40相の液相線上における液相濃度と固相線上における固相濃度との平衡状態が維持されるようにして前記溶融体を冷却及び凝固させて、C40型の結晶構造を有する単相シリサイドを作製し、この単相シリサイドを加熱することによって前記単相シリサイド中にC11b型のシリサイドを晶出させて、前記(C40/C11b)複相シリサイドを形成することを特徴とする、(C40/C11b)複相シリサイドの作製方法。
【請求項2】
前記C40相の液相線上における前記液相濃度と固相線上における固相濃度との平衡状態は、前記溶融体の凝固過程における結晶化速度を制御することによって維持するようにしたことを特徴とする、請求項1に記載の(C40/C11b)複相シリサイドの作製方法。
【請求項3】
前記溶融体の結晶化速度を2.5mm/時間以下とすることを特徴とする、請求項2に記載の(C40/C11b)複相シリサイドの作製方法。
【請求項4】
前記単相シリサイドの作製は、光学式浮遊帯域溶融法によって行ない、前記溶融体の凝固過程における前記結晶化速度の制御は、前記光学式浮遊帯域溶融法における前記多結晶状バルク体の移動速度を制御することによって行なうことを特徴とする、請求項2又は3に記載の(C40/C11b)複相シリサイドの作製方法。
【請求項5】
前記C40相の液相線上における前記液相濃度と固相線上における前記固相濃度との平衡状態は、前記溶融体の凝固方向と略垂直方向の幅を経時的に変化させて前記溶融体の凝固を行なうことにより維持することを特徴とする、請求項1に記載の(C40/C11b)複相シリサイドの作製方法。
【請求項6】
前記C40相の液相線上における前記液相濃度と固相線上における固相濃度との平衡状態は、前記溶融体の凝固方向と略垂直方向の幅を狭小化させて前記溶融体の凝固を行なった後、前記溶融体の凝固方向と略垂直方向の幅を拡大させて前記溶融体の凝固を行なうことにより維持することを特徴とする、請求項5に記載の(C40/C11b)複相シリサイドの作製方法。
【請求項7】
前記単相シリサイドの作製は、光学式浮遊帯域溶融法によって行ない、前記C40相の液相線上における前記液相濃度と固相線上における前記固相濃度との平衡状態は、前記光学式浮遊帯域溶融法による前記溶融体の凝固過程において、前記多結晶状バルク体を上方へ移動させることによって前記溶融体の凝固方向と略垂直方向の幅を狭小化させて前記溶融体の凝固を行なった後、前記多結晶状バルク体を下方へ移動させることによって前記溶融体の凝固方向と略垂直方向の幅を拡大させて前記溶融体の凝固を行なうことにより維持することを特徴とする、請求項6に記載の(C40/C11b)複相シリサイドの作製方法。
【請求項8】
前記単相シリサイドに対する加熱処理は、非酸化性雰囲気中、1000〜1500℃で行なうことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一に記載の(C40/C11b)複相シリサイドの作製方法。
【請求項9】
前記単相シリサイドに対する加熱処理時間が、6時間以上であることを特徴とする、請求項8に記載の(C40/C11b)複相シリサイドの作製方法。
【請求項10】
C40相とC11b相とが層状組織をなして存在することを特徴とする、(C40/C11b)複相シリサイド。
【請求項11】
1400℃における降伏又は破壊応力が、800MPa以上であることを特徴とする、請求項10に記載の(C40/C11b)複相シリサイド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−273715(P2006−273715A)
【公開日】平成18年10月12日(2006.10.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−153181(P2006−153181)
【出願日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【分割の表示】特願2001−314174(P2001−314174)の分割
【原出願日】平成13年10月11日(2001.10.11)
【出願人】(504176911)国立大学法人大阪大学 (1,536)
【Fターム(参考)】