説明

計量カップと該計量カップ装着容器

【課題】 液体用計量カップに収納液体少量注出部を設けてその計量カップ口部からの通常排出のほか、必要に応じて少量注出もできるようにした。
【解決手段】 中央部に弁孔4を穿設したカップ本体2の底壁3上へ、弁体付き平板11を載置固定させ、該平板が有する複数連結片13付きの弁体12で弁孔上面を弾性閉塞させて吐出弁15となし、かつ弁体中央部から弁孔内へ遊挿させて垂設した棒状物16押上げで吐出弁15が弾性に抗して開弁可能とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、計量カップと該計量カップ付きの装着容器に関する。
【背景技術】
【0002】
吸込み弁および吸上げパイプ付きのシリンダを容器体内へ垂下させて該シリンダ内から上下動自在に、下端部に環状ピストンを有する吸上げ管を起立し、又該吸上げ管上端に吐出弁を介して計量カップを付設しておき、吸上げ管付き計量カップ引上げにより、シリンダ内へ容器体内液体が吸込みされ、次いで押下げすると、シリンダ内液体が吸上げ管を介して計量カップ内へ入り、該状態から計量カップを引上げしてその計量カップ内液体を使用できるよう設けた計量カップ付き容器が知られている(特許文献1)。
【特許文献1】特許第3667497号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の計量カップは、計量だけを行っているが、例えば液状洗剤用の計量カップであれば、衣類に付着したシミ等除去のために、そのシミ部分へ液状洗剤を極く少量塗布することの出来る機能をその計量カップに持たせることが望ましい。
【0004】
本発明は計量カップ内に収納させた液体を極く少量流出させることができると共に該計量カップを液体容器に取付ければその計量カップ内への定量液体注入が可能としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の手段として、底壁3中央部に弁孔4を穿設したカップ本体2と、該カップ本体の底壁上へ載置固定させた弁体付き台11とからなり、該台が有する複数の弾性連結片13付きの弁体12で弁孔4上面を弾性閉塞させて吐出弁15となし、かつ弁体中央部から弁孔内へ遊挿させて垂設した棒状物16押上げで吐出弁15が開弁可能に形成した。
【0006】
第2の手段として、上記第1の手段を有すると共に上記棒状物16を注入パイプ26で形成し、かつ弁体12を貫通させてカップ本体2の上部内まで起立させた。
【0007】
第3の手段として、上記第1又は第2の手段を有すると共に上記弁孔4の周縁から、棒状物16よりも短く保護筒9を垂下させた。
【0008】
第4の手段として、上記第1、第2、又は第3の手段を有すると共に上記保護筒9を囲んで底壁3下面から擦付材10を棒状物16下端面とほぼ同一位置まで垂下させた。
【0009】
第5の手段として、上記第1、第2、第3又は第4の手段を有すると共に上記計量カップ1の底壁外周から起立する周壁5の上端開口面を、口部18付きの頂板19で閉塞すると共に、その口部18を蓋板21で開閉自在に閉塞させた。
【0010】
第6の手段として、容器31内へ垂設されたシリンダ35の上部へガイド筒38を嵌着すると共に、上記シリンダ内から上方付勢されかつガイド筒内を通って、起立するステム32の上部外面から受皿33を起立させて、該受皿の上下動で容器体内液体をシリンダ内へ吸込み、該シリンダ内液体をステム32上端から噴出可能としたポンプ式の液体容器を設け、上記受皿33内へ、請求項1ないし請求項5記載の計量カップの下部を着脱自在に嵌合させて、ステム32の上端面を弁孔4外周の底壁部分下面へ水密に当接させた。
【0011】
第7の手段として上記第6の手段を有すると共に上記受皿33から雄ねじ筒としての嵌合筒33aを垂下させて、該雄ねじ筒をガイド筒38の内面へ螺合させた
ことを特徴とする請求項6記載の計量カップ装着容器。
【0012】
第8の手段として、上記第6又は第7の手段を有すると共に上記受皿33周壁上端部の対向位置から係合子41を外方突出させてこれ等係合子外端でレバー42中間部を揺動可能に吊持ちさせ、
又請求項1ないし5記載の計量カップの周壁5下部を、外向きフランジ6を介して小外径部に形成すると共に該小外径部の下部外面と外向きフランジ6の外周下面とには第1、第2突条7、8を周設しておき、
受皿33内へ計量カップの下部を嵌合させたとき、第1突条7は受皿周壁の上部内面に形成した凹条内へ嵌合し、かつレバー42上端面は第2突条8内方の外向きフランジ部分下面へ係合し、該状態から両レバー42下部を内方へ押込むことで、レバー上端が第2突条8を介して計量カップ1を押上げて該押上げで第1突条7か凹条上方へ離脱可能に形成した
ことを特徴とする、請求項6又は7記載の計量カップ装着容器。
【0013】
第9の手段として、弾性圧搾可能な胴部を有する容器口頸部に、受筒53から垂下する装着筒54を嵌合させて計量カップ装着用容器となし、上記受筒53は、周壁5下部を内向きフランジ55を介して小径部とすると共に底板56中央部に吐出パイプ57を、該パイプ上部57aを上方突出し、かつ下部57bを垂下させて形成し、
請求項2ないし5記載の計量カップの底壁3外周を上記内向きフランジ55上面へ載置させて、周壁5下部内へ計量カップ1下部を着脱自在に嵌合させ、かつ弁体12下方の注入パイプ部分を上記吐出パイプ57内へ遊挿させて吐出パイプ上部57a上端面を計量カップ底壁3の弁孔外周部下面へ水密に当接させた。
【発明の効果】
【0014】
請求項1記載の構成とすることで、弁孔4上面を弾性閉塞する弁体12から垂下させた棒状物16押上げで吐出弁15を開弁できるからその棒状物16を大きく、又少く押上げすることで吐出弁開弁による液体吐出量を多く、又少く加減でき、又少量流出の場合は棒状物を伝わって流下させることができ、しみ等の付着部分にだけ液体を流出させることが出来る。
【0015】
請求項2のようにすることで、計量カップ内への液体注入を注入パイプ26を介して行うことも出来ると共に請求項1の場合と同様に弁体下方へ垂下する注入パイプ部分押上げで、吐出弁を大きく、又小さく開弁できる。
【0016】
請求項3のようにすることで、棒状物押上げの際、該棒状物を保護筒9が囲むこととなるため、その棒状物が大きく傾き弾性連結片13を破損することがない。
【0017】
請求項4のようにすることで、衣服等の汚れ部分を擦付材10で擦って落とすことが出来る。
【0018】
請求項5のようにすることで、口部18から計量カップ内へ液体注入でき又その口部を蓋板21で開閉自在に閉塞できる。
【0019】
請求項6のようにすることで、液体容器への計量カップ1の取付けが容易で又その計量カップ内への液体注入が容易であり、計量カップ内に入った液体放出は受皿33から計量カップを外して行える。
【0020】
請求項7のようにすることで、受皿33およびステム32を押下げ状態に低く保持させることが出来る。
【0021】
請求項8のようにすることで、受皿33内への計量カップ下部の嵌合を確実とでき、又その受皿内からの計量カップ取外しをレバー42操作で容易に行うことが出来る。
【0022】
請求項9のようにすることで、計量カップ1内への容器体内液体の注入が容易で又その計量カップ内液体注出の際は、その計量カップ1を取外しでき、又棒状物16押上げにより少量液体注出も又計量カップ上端開口からの大量注出も出来る便利がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下図面について説明すると、1は第1実施形態で示す計量カップで、該計量カップはカップ本体2を有する。該カップ本体は底壁3中央部に弁孔4を有し、底壁外周から周壁5を起立する。周壁5の中間部には外向きフランジ6を設けて上部を大外径部としている。周壁下半の下部外面には第1突条7を、又外向きフランジ外周部の下面には第2突条8を、それぞれ周設している。又弁孔外周からは保護筒9を垂下させている。又保護筒9を囲んで底壁3下面からは、多数のブラシで形成した擦付材10を垂下させている、該擦付材はスポンジ等で形成してもよく、衣服等に付着した汚れを擦ってその汚れを落とすことが可能とするものである。
【0024】
上記カップ本体の底壁3上へは弁体付き台11を載置固定させる。該台は図2が示すように中央部を弁体12とし、該弁体外周からは同一螺旋方向へ等間隔に弾性連結片13を弧状に突出させてその各先端を台外周が形成するリング状板14内縁へ連結する。各弾性連結片間の弁体12とリング状板14との間は空隙とされており、図が示すように弁体12で弁孔4上面を閉塞して吐出弁15を形成しており、又弁体中心からは弁孔内に通して棒状物16を垂下して、該棒状物下端押上げにより上記弾性連結片13の弾性に抗して弁体12が押上げられ、吐出弁15が開き、又上記押上げを離すことで弾性連結片は弾性復元して吐出弁は閉塞する。
【0025】
計量カップ周壁の上端面は、短筒状ノズル17で形成した口部18付きの頂板19で閉塞し、又その口部は、頂板外周一部に付設したヒンジ20を介して突出させた蓋板21で開閉自在に閉塞させている。蓋板外周からは周壁を垂下させてその周壁下端部を頂板19外周面へ着脱自在に嵌合し、該嵌合状態で蓋板21から垂設したシール筒22が短筒状ノズル17内面へ水密に嵌合するよう設けている。
【0026】
図4は第2実施形態で示す計量カップで、第1実施形態と同一部分については同一符号を付することで説明を省略し、相違部分についてだけ説明すると、カップ本体周壁5の中間部外面には下向き段部23を形成し、かつ周壁下半外面には雄ねじ24を設け、又周壁上端からは肉薄ヒンジ25を介して周壁上端面開閉用の蓋板21を突出させており、周壁上端内面へは別に設けた頂板19外周から垂下する周壁を嵌合させ、又その頂板19には短筒状ノズル17を起立させて形成した口部18を設け、上記蓋板21へ閉蓋により蓋板から垂設したシール筒22が短筒状ノズル17内面へ水密に嵌合するよう設けている。
【0027】
既述棒状物16は、注入パイプ26で形成し、該パイプを弁体12中央に貫設させてその上端をカップ本体周壁の上部内まで起立させている。該パイプは上端面を閉塞し、かつ上部外方へ透孔27を開口させて形成しており、注入パイプ26を通して液体を計量カップ1内へ噴出させることで、噴出液体は透孔27を通ってカップ本体内へ入り、その透孔27よりも上方のカップ本体内へ入った液体は、注入パイプを通しての液体注入の停止によって透孔27および注入パイプ26内を通って排出され、よって図4が示すようにカップ本体内には透孔下端位置を水面とする量の液体が、カップ本体内に残ることとなるよう設けている。
【0028】
既述第1実施形態の計量カップ1は、図3が示す第1実施形態の容器31へ装着させる。該容器は、公知のポンプ式液体噴出容器の一部を改変して形成したものであり、主たる改変部分はステム上端に嵌合させるノズル付き押下げヘッドを外し、該ヘッドに代えてステム32上部外面から受皿33を起立させたものである。
【0029】
尚公知部分について簡単に説明すると、34は口頸部で、その口頸部上端面上へパッキングを介して容器体内へ垂設されたシリンダ35上端の外向きフランジが載置させてあり、そのシリンダ内からは下部外面に筒状ピストン36を有するステム32が上方付勢させて起立させてあり、外向きフランジ上面から起立させた嵌着筒37に嵌着させてシリンダ上部内面へガイド筒38が嵌合させてある。又シリンダ上端の外向きフランジ外周部上面へは、容器体口頸部外面へ螺合させた装着筒39上端の内向きフランジ下面が係合させてある。
【0030】
既述ステム32は上部を上向き段部40を介して小径部としており、又受皿33は底壁中央に透孔を穿設してその透孔内にステムの小径部を貫通させ、又透孔周辺部下面を上向き段部上面へ当接させて底壁下面から垂設した嵌合筒33aを上向き段部40よりも下方のステム部分外面へ嵌合させており、その嵌合筒は雄ねじ筒としてその外面をガイド筒38内面へ螺合させている。受皿33はその周壁上端部の左右ないし前後対向位置から係合子41、41を外方突出させてこれ等係合子外端をレバー42の上下方向中間やや上部へレバーの揺動が自在に連結しており、受皿周壁の上部内面には凹条を周設しており、該凹条内へは既述第1実施形態計量カップ1の突条7を嵌合させ、又レバー42上端面は上記計量カップ第2突条8内方の内向きフランジ部分下面へ係合させている。
【0031】
図3の実施形態において計量カップ内へ液体を収入させる場合は、受皿33を回し、ガイド筒38から螺脱させる。該螺脱でステム32は受皿33と共に計量カップ1を上方付勢により押上げ該押上げによりシリンダ下端の吸込み弁43を通ってシリンダ内へ容器体内液体が吸込みされ、該状態からの計量カップ1の押下げでシリンダ内液体はステム32内を通り、更に吐出弁の弁体12を押上げして計量カップ1内へ流入し、受皿33解放によるステム32等の上昇で再度シリンダ内へ予備液体が流入する。該状態からレバー42下部の内方押込みでレバー上端が外方揺動して第2突条8を押上げすることで、第1突条7は凹条から外れるから、該状態から計量カップ1を外し、開蓋して該計量カップ内液体を放出させればよい。計量カップ内液体放出は該計量カップを容器から外さないまま行うことも出来る。尚計量カップ内液体を少量放出させたい場合は計量カップ内に液体がある状態から棒状物16下端を被洗濯物等に押付けすれば、弾性連結片13の弾性に抗して弁体12が押上げられることで吐出弁15が開き、該吐出弁を介して計量カップ内液体を流下させることが出来、擦付材10使用の際はその流下させた液体としての液体洗剤等が付着した被洗濯物部分をその擦付材で擦ればよい。
【0032】
図5は、計量カップ装着容器を第2実施形態で示している。該実施形態は、弾性圧接可能な胴部51を有する容器体口頸部52外面へ受筒53外面から垂下させた装着筒54を螺合させて受筒53内へ図4が示す第2実施形態の計量カップを着脱自在に装着させた例を示すもので、その受筒53は周壁の中間下方寄り部分に内向きフランジ55を有し、該内向きフランジ下方の周壁部分を小径としてその周壁下端の底板56の中央部に、上部57aを上方突出させ、かつ下部57bを下方へ垂下させて吐出パイプ57を貫設して形成している。内向きフランジ55よりも上方の周壁部分は雌ねじ筒として該雌ねじ筒内へ計量カップの下部を螺合させるとよく、上記内向きフランジ55上へは計量カップの底壁3の外周下面を載置させ、かつ弁体12下方の注入パイプ部分を上記吐出パイプ上部57a内へ挿入させて、該吐出パイプ上部57a上端を弁孔4下面外周部へ水密に当接させ、擦付材10は内向きフランジ55下方の受筒部分内へ垂下させている。
【0033】
該実施形態にあっては計量カップ1内への液体流入を、容器体胴部の圧搾により行う。該圧搾による容器体内の高圧化で該容器体内液体は吐出パイプ57内、更に注入パイプ26内を通って計量カップ1内へ入り、該カップ内へ入った余分の液体は透孔27を通り、かつ注入パイプ内を通って排出され、該計量カップ内には定量の液体が残るから、該計量カップ内に残った定量の液体を計量カップを外して使用する。この場合も第1実施形態の場合と同様、計量カップを外さないまま放出できる。尚計量カップ内液体の少量注出および擦付材10の使用は第1実施形態の場合と同様に行う。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明計量カップを第1実施形態で示す断面図である。
【図2】図1計量カップの主要部材としての弁体付き台の平面図である。
【図3】図1計量カップを、第1実施形態としての本発明計量カップ装着容器に装着させて示す断面図である。
【図4】本発明計量カップを、第2実施形態で示す断面図である。
【図5】図4計量カップを、第2実施形態としての本発明計量カップ装着容器に装着させて示す断面図である。
【符号の説明】
【0035】
1 計量カップ 4 弁孔
9 保護筒 10 擦付材
11 弁体付き台 12 弁体
15 吐出弁 16 棒状物
26 注入パイプ 31 容器
32 ステム 33 受皿
37 装着筒 38 ガイド筒
41 係合子 42 レバー
53 受筒 57 吐出パイプ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底壁3中央部に弁孔4を穿設したカップ本体2と、該カップ本体の底壁上へ載置固定させた弁体付き台11とからなり、該台が有する複数の弾性連結片13付きの弁体12で弁孔4上面を弾性閉塞させて吐出弁15となし、かつ弁体中央部から弁孔内へ遊挿させて垂設した棒状物16押上げで吐出弁15が開弁可能に形成した
ことを特徴とする計量カップ。
【請求項2】
上記棒状物16を注入パイプ26で形成し、かつ弁体12を貫通させてカップ本体2の上部内まで起立させた
ことを特徴とする請求項1記載の計量カップ。
【請求項3】
上記弁孔4の周縁から、棒状物16よりも短く保護筒9を垂下させた
ことを特徴とする請求項1又は2記載の計量カップ。
【請求項4】
上記保護筒9を囲んで底壁3下面から擦付材10を棒状物16下端面とほぼ同一位置まで垂下させた
ことを特徴とする、請求項1、2又は3記載の計量カップ。
【請求項5】
上記計量カップ1の底壁外周から起立する周壁5の上端開口面を、口部18付きの頂板19で閉塞すると共に、その口部18を蓋板21で開閉自在に閉塞させた
ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の計量カップ。
【請求項6】
容器31内へ垂設されたシリンダ35の上部へガイド筒38を嵌着すると共に、上記シリンダ内から上方付勢されかつガイド筒内を通って、起立するステム32の上部外面から受皿33を起立させて、該受皿の上下動で容器体内液体をシリンダ内へ吸込み、該シリンダ内液体をステム32上端から噴出可能としたポンプ式の液体容器を設け、上記受皿33内へ、請求項1ないし請求項5記載の計量カップの下部を着脱自在に嵌合させて、ステム32の上端面を弁孔4外周の底壁部分下面へ水密に当接させた
ことを特徴とする計量カップ装着容器。
【請求項7】
上記受皿33から雄ねじ筒としての嵌合筒33aを垂下させて、該雄ねじ筒をガイド筒38の内面へ螺合させた
ことを特徴とする請求項6記載の計量カップ装着容器。
【請求項8】
上記受皿33周壁上端部の対向位置から係合子41を外方突出させてこれ等係合子外端でレバー42中間部を揺動可能に吊持ちさせ、
又請求項1ないし5記載の計量カップの周壁5下部を、外向きフランジ6を介して小外径部に形成すると共に該小外径部の下部外面と外向きフランジ6の外周下面とには第1、第2突条7、8を周設しておき、
受皿33内へ計量カップの下部を嵌合させたとき、第1突条7は受皿周壁の上部内面に形成した凹条内へ嵌合し、かつレバー42上端面は第2突条8内方の外向きフランジ部分下面へ係合し、該状態から両レバー42下部を内方へ押込むことで、レバー上端が第2突条8を介して計量カップ1を押上げて、該押上げで第1突条7が凹条上方へ離脱可能に形成した
ことを特徴とする、請求項6又は7記載の計量カップ装着容器。
【請求項9】
弾性圧搾可能な胴部を有する容器口頸部に、受筒53から垂下する装着筒54を嵌合させて計量カップ装着用容器となし、上記受筒53は、周壁5下部を内向きフランジ55を介して小径部とすると共に底板56中央部に吐出パイプ57を、該パイプ上部57aを上方突出し、かつ下部57bを垂下させて形成し、
請求項2ないし5記載の計量カップの底壁3外周を上記内向きフランジ55上面へ載置させて、周壁5下部内へ計量カップ1下部を着脱自在に嵌合させ、かつ弁体12下方の注入パイプ部分を上記吐出パイプ57内へ遊挿させて吐出パイプ上部57a上端面を計量カップ底壁3の弁孔外周部下面へ水密に当接させた
ことを特徴とする計量カップ装着容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−99322(P2007−99322A)
【公開日】平成19年4月19日(2007.4.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−289312(P2005−289312)
【出願日】平成17年9月30日(2005.9.30)
【出願人】(000006909)株式会社吉野工業所 (2,913)
【Fターム(参考)】