説明

記録媒体および素材管理装置

【課題】リムーバブルメディアの大容量化に伴い、格納できる映像の数が増大し、検索に対する要求が増してくることが予想されるため、互換性を維持しつつ、リムーバブルで扱う映像数に適した検索機構を実現するためのフォーマットおよび機器を提供する。
【解決手段】素材記録手段201は、映像、音声などのマルチメディアデータで構成される素材をリムーバブルメディア211からリムーバブルメディア212にコピーする際、素材をメディア毎にグループ分けして記録する。検索キー抽出手段202は、記録した素材のメタデータから検索キーを抽出する。検索キーデータ作成手段203は、抽出した検索キーを集計してグループごとの検索キーデータを作成し,リムーバブルメディア212上に記録する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、素材をコピーあるいは取り込む際に、検索効率を考慮したデータ構造を構築し、素材を管理する素材管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、放送局の番組制作は、まずカメラレコーダでテープに映像を素材として記録し、その映像をVTRでダビングしながら特殊効果を加えて編集し、編集後の映像、いわゆる完パケをテープに書き戻し、それを送出するという工程からなっている。編集の工程では、所望の映像を見つけるために、まず映像の収められたテープを探して、タイムコードを頼りにテープの早送りや巻き戻しを行っていた。
【0003】
しかし、ノンリニア編集機の登場により、テープで撮った映像の素材を一旦ハードディスク(HDD)にクリップとして取り込んで、PCで編集を行うスタイルが確立されてきている。これにより、PC内でファイルを検索する感覚で映像を検索することが可能になってきた。たとえば、素材をノンリニア編集機でデジタイズしたクリップのファイルに名前をつけ、適切なフォルダに入れておくと、フォルダをたどっていくか、あるいは名前でキーワード検索することにより所望の映像を見つけることができる。
【0004】
さらに、光ディスクや半導体メモリ、HDDなどのランダムアクセス媒体を用いた撮影装置の登場により、このような検索スタイルがカメラレコーダや録画再生機などノンPC機器へ応用されることが予想される。
【0005】
このような映像検索のスタイルをいち早く確立しているものとして、コンテンツサーバーがある。コンテンツサーバーは膨大な数のデータを、適当なキーワードにより瞬時に検索するもので、特許文献1や特許文献2に記載されたものなどがある。コンテンツサーバーは映像に付随する情報(メタデータ)を専用の形式でデータベース内に格納し、データベースマネージメントシステム(DBMS)というソフトを用いて、メタデータを検索することにより映像の高速な検索を実現している。
【特許文献1】特表2001−533496号公報
【特許文献2】特開2004−246480号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一方、ランダムアクセスメディアを用いた撮影装置は、不特定の機器に装着して使用する可能性のあるリムーバブルメディアを採用しているという性質上、映像のメタデータをeXtensible Markup Language(XML)など汎用フォーマットのテキストデータで蓄積し、DBMSのような特定のソフトウェアに依存せずに汎用性を保った構造を構築している。そのため、コンテンツサーバーのように高速化や効率化のために最適化されたファイル形式を採用して映像の高速検索を実現することができない。
【0007】
リムーバブルメディアの大容量化に伴い、格納できる映像の数が増大し、検索に対する要求が増してくることが予想される。しかしながらリムーバブルメディアの記録容量はコンテンツサーバーに比べるとまだまだ小さく、コンテンツサーバーで実現されているのとは異なる簡易な検索方法が要求される。
【0008】
本願発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、汎用性を維持しつつ、リムーバブルメディアで扱う映像数に適した検索機構を実現するためのフォーマットおよび機器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明の素材管理装置は、映像及び音声の少なくともいずれか一方を含むマルチメディアデータ及びマルチメディアデータに関するメタデータのファイルを含んだ素材を外部記録媒体から記録媒体に記録する際に同一の外部記録媒体に記録されている素材を同一のグループにグループ分けして記録する素材記録手段と、記録した素材のメタデータから検索キーを抽出する検索キー抽出手段と、抽出した検索キーを集計してグループごとの検索キーデータを作成する検索キーデータ作成手段とを具備する構成としたものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明の素材管理装置によれば、リムーバブルメディアに格納するのにリーズナブルな数(数百から数千程度)の映像の検索を高速かつ容易に実現できる。
【0011】
撮影装置等で記録したメディアから他のメディアへ素材をコピーするとき、撮影日や撮影者が同じなど撮影メディアに記録されている素材のデータには偏りがあるため、コピー元のメディアに記録されている素材データごとフォルダを分けてコピーすると、検索用のファイルサイズの抑制および検索時間の高速化を見込むことができる。
【0012】
また、フォルダ構成をコピー元メディアでのそれと同じにすることにより、コピー元のメディアを読み書きすることができるノンリニア編集機などの機器であれば、特に構成を変更することなく素材記録手段中の映像を扱うことができ、互換性を保つことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0014】
まず、クリップと素材の概念について説明する。撮影装置で記録した映像、音声等のマルチメディアデータ、これらマルチメディアデータに関するサムネール及びメタデータは、それぞれが素材と呼ばれる。また、映像、音声にサムネールやメタデータなどが関連付けられて記録されている一塊のデータをクリップという。光ディスクや半導体メモリのようなランダムアクセスメディアを記録媒体として用いたカメラレコーダ等の撮影装置で撮影した場合、それらはそれぞれが素材であり、その集合がクリップである。また、テープを記録媒体として用いた撮影装置で撮影した場合、テープに記録されるのは例えば映像、音声及びメタデータ等の素材であり、ノンリニア編集機へのデジタイズ等の操作によってこれにサムネールが追加され、メタデータが加工されてクリップが作成される。このようにして作成されたクリップは、主にノンリニア編集に使用される。なお、サムネールやメタデータは素材に含めないこととする場合もあるが、本実施の形態では便宜上、これらも素材に含めることとする。
【0015】
本実施の形態では、クリップを撮影したメモリーカード等の記録媒体からノンリニア編集機のハードディクスドライブ(HDD)等、別の記録媒体へコピーし、その後コピーした素材(クリップ)を検索することを例にとって説明する。
【0016】
コピー元の媒体におけるクリップの格納形態を、図1を例に説明する。この媒体のルートディレクトリ(単独の“/”で表される)には、Contentsというフォルダが設けられている。Contentsの下にはさらに4つのフォルダ、Clip、Video、Audio、Iconが設けられている。クリップを構成する各ファイルは、これら4つのフォルダに格納される。Clipフォルダ101はメタデータを格納するフォルダを、Videoフォルダ102は映像データを格納するフォルダを、Audioフォルダ103は音声データを格納するフォルダを、Iconフォルダ104は映像データの代表画像としてのサムネールを格納するフォルダを表す。なおサムネールは、例えば映像データの先頭のフレームを縮小することにより得ることができる。
【0017】
クリップを構成する各ファイルは、先頭から6文字が同じ名前のファイル名で関連付けられており、その6文字はクリップ名を表す。図1の例において、クリップ名000001というクリップは、メタデータファイル000001.xml、映像ファイル000001.mxf、1チャンネル目の音声ファイル000001_1.mxf、2チャンネル目の音声ファイル000001_2.mxf、サムネールファイル000001.bmpで構成されている。このようにすることで、ファイル名の一部を見ることにより、異なるフォルダに格納されていても、同一のクリップに含まれるファイルがどれであるかを識別することができる。
【0018】
なお、ここではクリップの関連付けをファイル名の先頭6文字としたが、文字数は何文字でも良い。また、クリップごとにフォルダを分け、それをひとつの単位として管理するなど他のフォルダ構成でも同様に処理できる。
【0019】
図2は、本発明の素材管理装置の構成を示した図である。素材管理装置200は、内蔵する記録媒体としてのメディア212にデータを記録する記録過程と、記録したデータを検索する検索課程の大きく二つの処理を行う。
【0020】
記録過程は、素材記録手段201と検索キー抽出手段202と検索キーデータ作成手段203とによって行われる。この過程では、素材管理装置200の外部から素材の入力を受け、素材記録手段201がメディア212に素材をコピーして記録すると共に、検索キー抽出手段202がメディア211中のメタデータから検索キーを抽出し、検索キーデータ作成手段が検索キーから検索キーデータを作成してメディア212に記録する。
【0021】
検索過程は、検索条件入力手段204とグループ特定手段205と素材特定手段206とにより構成される。この過程では、検索条件入力手段204が素材管理装置200の外部から素材やクリップを特定するための検索条件を受け、グループ特定手段205が記録過程で記録した検索キーデータをもとに素材やクリップの含まれるグループを検索し、さらに素材特定手段206がそのグループ内から素材やクリップの検索を行い、その検索結果を返す。
【0022】
以下、図1の3つのクリップ000001、000002、000003を、本発明の素材管理装置200によってメディア212にコピーする記録過程を図2を用いて説明する。なお、クリップ000001、000002、000003は外部記録媒体としてのメディア211に記録されていることとし、コピー先である記録媒体としてのメディア212にはすでに0001フォルダが存在するものとする。
【0023】
まず、メディア211中のクリップを素材記録手段201が読み取り、メディア212へコピーする。また、検索キー抽出手段202がメディア211中のメタデータからクリップの検索キーを抽出する。検索キーデータ作成手段203は、抽出された検索キーから検索キーデータを作成してメディア212に記録する。
【0024】
素材記録手段201は、クリップをメディア212にコピーする際、コピーするクリップをコピー元のメディア単位でグループ分けしてメディア212に記録する。まず素材記録手段201は、メディア212上で新規にメディア211のクリップを格納するためのフォルダを作成する。ここでは0001フォルダがすでにメディア212上に存在しているため、0002フォルダを作成する。そして、コピー元メディア211上のContentsフォルダ以下の全クリップをコピー先メディア212の0002フォルダへコピーする。その結果、同一の記録媒体であるメディア211に記録されているクリップは同一のグループにグループ分けされてメディア212内の対応するフォルダにコピーされ、メディア212には図3のようにファイルが配置される。図3はコピー元が同一メディアにあった0001というグループと0002というグループにグループ分けされて、フォルダ分けされている。そして、メディア211のContentsフォルダ以下の内容が、メディア212の0002フォルダ以下にフォルダ構成を保った状態でコピーされている。
【0025】
なお、素材記録手段201がコピーするフォルダの名前は0002でなくても既存のフォルダと重複しないものなら別の名前でも良い。また、グループの分け方としてコピー元のメディアごとに分けたが、検索の効率面から日付や撮影者などの検索キーを単位に分けても良い。複数のキーを使用する場合などはフォルダの下にさらにフォルダを作成するなど、フォルダの階層を深くしても良い。また、メディア中の特定のクリップや素材のみをコピーする場合でも同様の処理を行えばよい。
【0026】
次に、検索キーデータ(図3ではKeyData.xmlに格納)を作成する過程を説明する。検索キー抽出手段202は、メディア212にコピーしたクリップを素材記録手段201から取得し、そのクリップのメタデータから検索キーとなる作成時間、開始タイムコード、撮影者、撮影場所を抽出する。図4は、3つのクリップのメタデータの内容を示した図である。メタデータはXML構造で記録されている。ClipContentは、クリップ全体を表し、ClipNameはクリップの名前を、CreationDateはクリップの作成時間を、Timecodeはクリップに含まれる映像及び音声の開始タイムコードを、Shooterはクリップの撮影者(作成者)を、Locationはクリップの撮影場所をそれぞれ表す。
【0027】
図4のようにクリップ000001、000002、000003のメタデータがそれぞれメタデータ221、222、223であるとき、これらから抽出される作成時間はそれぞれ(2004−10.20T12:00:00、 2004−10.20T12:10:00、2004−11.01T12:00:00)である(これらはそれぞれ2004年10月20日12:00:00、2004年10月20日12:10:00、2004年11月1日12:00:00を表す)。同様に開始タイムコードとして(00:00:00:00、00:10:00:00、00:20:00:00)、撮影者として(satoh、satoh、suzuki)、撮影場所として(Tokyo、Tokyo、Osaka)をそれぞれ抽出する。括弧内の3項目は前から順にクリップ000001、000002、000003に対応している。
【0028】
検索キーデータ作成手段203は、これらの検索キーから検索キーデータを作成する。具体的には、同一のフォルダに格納されたクリップの中で、撮影時間および開始タイムコードの数値データは最小値と最大値とを求め、撮影者、撮影場所のテキストデータは重複を取り除く処理を行い、それぞれを検索キーデータファイルへ書き込む。図4のメタデータから抽出した検索キーからは、次のような検索キーデータが作成される。すなわち、フォルダ0002における撮影時間の最小値は2004−10.20T12:00:00、最大値は2004−11.01T12:00:00、開始タイムコードの最小値は00:00:00:00、最大値は00:20:00:00、撮影者はsatoh、suzukiの二者、撮影場所はTokyo、Osakaの二箇所がそれぞれ作成される。
【0029】
このデータは検索キーデータとして図5に図示する形式でメディア212のルートディレクトリに記録される。検索キーデータはXML構造で記録され、大きくGroup要素で区切られる。Group要素はグループ分けしたデータ(本例では、コピー元のメディアごとにグループ分けされている)を表し、folder属性はその素材が格納されているフォルダ名を示す。0002フォルダの場合は、folder=”0002”と記述される。Group要素下のCreationDate要素及びTimecode要素中のFrom要素はそれぞれ抽出した検索キーのうち撮影時間の最小値2004−10.20T12:00:00およびタイムコードの最小値00:00:00:00を、To要素は同様に撮影時間の最大値2004−11.01T12:00:00およびタイムコードの最大値00:20:00:00を示す。Shooter要素、Location要素はそれぞれperson要素(satoh、suzuki)とname要素(Tokyo、Osaka)で検索キーに対応する値を列挙している。図5においてはperson要素として、抽出した検索キーから撮影者データであるsatoh及びsuzukiが列挙され、name要素として、撮影場所データであるTokyo及びOsakaが列挙されている。
【0030】
なお、ここでは検索キーデータの形式をXMLとしたが、CSV(Comma Separated Values)などのほかのテキスト形式でも良いし、KLV(Key−Length−Value)などのバイナリ形式でも良い。また、メタデータとして撮影時間、撮影者、撮影場所、タイムコードを例に取ったが、番組名やクリップ長などテキストや数値で表されるものであれば良い。また、検索キーデータの格納場所はルートディレクトリに限らず、メディア212内であればどこに記録しておいてもよい。
【0031】
なお、コピー先の記録媒体は素材管理装置200に内蔵のメディア212としたが、リムーバブルメディアに記録するようにしてもよいし、外付けの記録装置に対して記録するようにしてもよい。
【0032】
以上により、図3に示すようにコピー元のメディアごとにグループ分けしてフォルダに格納したクリップと、グループごとに集計した検索キーデータファイルとを記録したフォルダ構成を持つメディアができる。
【0033】
次に、図5に示す検索キーデータを用いて素材を検索する過程を、図2を用いて説明する。
【0034】
検索条件入力手段204はユーザからの検索条件の入力を受け付ける。たとえば、作成日2004年10月、かつ、撮影者satohというような条件を受け付ける。
【0035】
グループ特定手段205は、媒体212に格納されている検索キーデータから検索条件に合うグループを検索し、そのグループを格納したフォルダを出力する。図5の検索キーデータによると、folder属性が0001とfolder属性が0002のGroup要素の作成日時情報(CreationDate要素)は、それぞれ2004−10−18T11:50:47〜2004−10−21T12:00:00(2004年10月18日11:50:47から2004年10月21日12:00:00)、2004−10−20T12:00:00〜2004−11−01T12:00:00(2004年10月20日12:00:00から2004年11月1日12:00:00)であるので、ともに2004年10月を含んでおり、フォルダ0001、フォルダ0002ともに2004年10月に合致するクリップを含む可能性がある。一方、撮影者情報(Shooter要素)にsatohを含むものはフォルダ0002のみであるので、検索条件に合致するものはフォルダ0002に存在することが特定される。
【0036】
素材特定手段206は、グループ特定手段205で特定されたグループのフォルダ0002に格納されているクリップのメタデータから検索条件に合うクリップを探し出す。図4のメタデータ221から223に対して、CreationDate要素とShooter要素がそれぞれ2004年10月、satohに合うか調べ、条件に合うものとしてクリップ000001とクリップ000002を見つける。
【0037】
さらに検索条件入力手段により条件を絞り込むことも可能である。
【0038】
なお、本実施の形態では、コピー元が半導体メモリ等のランダムアクセスメディアであり素材のメタデータがオーディオやビデオとは別のファイルとして抜き出されていることを想定したが、たとえばコピー元の記録媒体がテープであるときは、メタデータが別ファイルとして構成されていないような素材が入力される場合もある。このときは、たとえばUMID(Universal Material Identifier SMPTE330M参照)のうちの日時、場所、人などで構成される拡張UMIDなどのビデオデータのフレーム毎に埋め込まれているメタデータを用いて検索キーデータの抽出を行っても良い。このときの検索キー抽出手段202は、まず先頭のビデオデータに多重されているタイムコードとUMIDを抽出し、検索キーとなる作成時間、開始タイムコード、撮影者、撮影場所などを抽出するようにすればよい。
【産業上の利用可能性】
【0039】
本発明は、リムーバブルメディアに格納するのにリーズナブルな数の映像の検索を高速かつ容易に実現できるため、ランダムアクセスメディアに記録された素材を編集作業などにおいて検索するための素材管理装置等にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】コピー元のメディアのフォルダ構成を示した図
【図2】本発明の素材管理装置の構成を示した図
【図3】コピー後のフォルダ構成を示した図
【図4】クリップのメタデータの内容を示した図
【図5】検索キーデータの内容を示した図
【符号の説明】
【0041】
101 Clipフォルダ
102 Videoフォルダ
103 Audioフォルダ
104 Iconフォルダ
200 素材管理装置
201 素材記録手段
202 検索キー抽出手段
203 検索キーデータ作成手段
204 検索条件入力手段
205 グループ特定手段
206 素材特定手段
211 コピー元メディア
212 コピー先メディア
221 クリップ名000001のメタデータ
222 クリップ名000002のメタデータ
223 クリップ名000003のメタデータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像及び音声の少なくともいずれか一方を含むマルチメディアデータのファイルを含んだ素材をグループごとに格納するフォルダが少なくとも1つ記録され、
前記各グループに含まれる素材のメタデータの一部またはすべてを検索キーとしてグループごとに集計した検索キーデータを記録した検索キーデータファイルが記録されている記録媒体。
【請求項2】
前記検索キーデータファイルは、数字データについては最小値と最大値とを検索キーとして集計し、テキストデータについては重複を除いたものを検索キーとして集計して記録した請求項1記載の記録媒体。
【請求項3】
映像及び音声の少なくともいずれか一方を含むマルチメディアデータ及び前記マルチメディアデータに関するメタデータのファイルを含んだ素材を外部記録媒体から記録媒体に記録する際に前記素材をグループ分けして記録する素材記録手段と、
前記記録した素材のメタデータから検索キーを抽出する検索キー抽出手段と、
前記抽出した検索キーを集計してグループごとの検索キーデータを作成する検索キーデータ作成手段とを具備する素材管理装置。
【請求項4】
ユーザからの検索条件の入力を受け付ける検索条件入力手段と、
前記検索条件に応じて前記検索キーデータを検索することにより、前記検索条件に合致する前記素材が含まれるグループを特定するグループ特定手段と、
前記特定したグループから前記素材のメタデータを参照して検索条件に合致する前記素材を検索する素材特定手段とを具備する請求項3記載の素材管理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−178569(P2006−178569A)
【公開日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−368784(P2004−368784)
【出願日】平成16年12月21日(2004.12.21)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】