説明

記録媒体並びに記録媒体からデータを再生する方法及び装置

記録媒体並びに記録媒体からデータを再生する方法及び装置が開示されている。記録媒体からデータを再生する装置は、ネットワーク構成情報を含むメモリユニットを備えており、ネットワークを介してダウンロードされたデータ及び記録媒体内に記録されたデータを再生する再生システムと、ユーザからの命令を受信し、受信されたユーザ命令によって再生システムを制御する制御部とを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録媒体と、記録媒体からデータを再生する方法及び装置に関する。特に、本発明は、記録媒体の再生装置内に多様な状態情報を格納し、この状態情報を用いて記録媒体のデータを再生する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
大容量のデータを記録できる光ディスクが光記録媒体として広く使用されている。特に、最近では、高画質のビデオデータと高音質のオーディオデータを長時間の間記録・格納できる高密度光記録媒体、例えば、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc(登録商標);BD)が開発されている。
【0003】
次世代の記録媒体技術に基づくBDは、既存のDVDを凌駕するデータを格納できる次世代の光記録ソリューションであると考えられている。最近、多くの開発者たちは、他のデジタル機器と一緒に、BDに対する世界標準の技術仕様を規定するために集中的な研究を行っている。
【0004】
これと関連して、BDの世界標準の技術仕様に基づく再生装置(これは、‘プレイヤー’ともいう。)の開発も開始されたが、未だにBDの世界標準の技術仕様が完備しておらず、再生装置を開発するのに多くの制約や難題が生じている。
【0005】
特に、再生装置がネットワークと接続された状況下で記録媒体のデータを再生可能にし、かつ、ネットワークを介して提供されるデータを記録媒体のデータと同時に再生するための要求が急速に増加している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記のような再生装置が未だに開発されておらず、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされたコンテンツプロバイダ(CP)のデータを、記録媒体内のデータと同時に再生することができなかった。したがって、ネットワークを活用したBD基盤の再生装置を開発するのに多くの制約及び難題が生じている。
【0007】
したがって、本発明は、記録媒体と、記録媒体からデータを再生するための方法及び装置を対象にし、関連技術の不便さ及び制約による1つまたは複数の問題を実質的に克服するためのものである。
【0008】
本発明の目的は、記録媒体からデータを効率的に再生する再生装置を提供することにある。
【0009】
また、本発明の他の目的は、記録媒体内のデータとダウンロードされたデータを効率的に再生する再生装置を提供することにある。
【0010】
また、本発明の更に他の目的は、ネットワーク構成情報を含む多様なプレイヤー状態情報を格納する再生装置(すなわち、プレイヤー)を提供することにある。
【0011】
また、本発明の更に他の目的は、プレイヤー状態情報を活用して記録媒体からデータを再生する方法を提供することにある。
【0012】
また、本発明の更に他の目的は、再生装置を制御可能なプログラムを含む記録媒体を提供することにある。
【0013】
本発明の追加的な利点、目的、及び特徴は、以下の詳細な説明において一部が説明され、以下の実施形態に基づいて当業者に明らかになり、本発明の実施形態から分かるだろう。本発明の目的及び他の利点は、添付図面とともに発明の詳細な説明及び特許請求の範囲において特に指摘された構造によって理解され、得ることができる。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明の目的及び他の長所を獲得するために、本明細書において具体的かつ広く記載されているように、記録媒体からデータを再生するための装置は、ネットワーク構成情報を含むメモリユニットを備えており、ネットワークを介してダウンロードされたデータ及び記録媒体内に記録されたデータを再生する再生システムと、ユーザ命令を受信し、受信されたユーザ命令によって再生システムを制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
【0015】
本発明の他の態様によると、本発明は、a)メモリユニット内に記録されたネットワーク構成情報を参照することによってネットワーク状態を確認するステップと、b)ネットワーク状態が、ネットワーク利用可能であると判断される場合に、ネットワークを介して外部からデータをダウンロードするステップと、c)ダウンロードされたデータと記録媒体内に記録されたデータを同時にまたは選択的に再生するステップと、を備えることを特徴とする、記録媒体からデータを再生する方法を提供する。
【0016】
本発明の更に他の態様によると、本発明は、記録媒体の再生装置がネットワーク接続可能であるか否かを確認し、ネットワーク状態を確認するためのプログラムを含むプログラム領域を含む記録媒体を提供する。
【0017】
本発明の前述した一般的な説明及び後述する詳細な説明は、例示的なものであり、かつ説明のためのものであり、特許請求の範囲として本発明のさらなる説明を提供することを意図している。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、本発明のさらなる理解を提供するために含まれ、かつ本願に組み込まれてその一部を構成する添付図面は、本発明の原理を説明するのに役立つ詳細な説明と共に本発明の実施形態を説明する。以下では、本発明の好適な実施形態、つまり添付図面において説明される実施例についての詳細な参照がなされる。可能な限り、同一の参照番号は、同一のまたは類似の部分を示すために図面全体を通して使用される。
【0019】
以下では、記録媒体、並びに記録媒体からデータを再生する方法及び装置について、添付図面を参照しつつ説明する。
【0020】
本発明の説明をする前に、本発明において開示されるほとんどの用語は、当該技術分野において周知な一般的な用語に対応するが、必要に応じて本件特許出願人が任意に選定した用語もあり、この場合には該当する発明の説明部分で詳細にその意味を定義した。したがって、本件特許出願人によって定義された用語は、本明細書における意味に基づいて理解されることが好ましい。
【0021】
本発明において使用される“記録媒体(recording medium)”とは、例えば、その記録方式にかかわらず、光ディスク及び磁気テープなどの全ての記録可能媒体を指し示す。本発明でいう“ディスク”は、本発明に係る“記録媒体”と同一概念である。
【0022】
本発明の更なる理解及び説明の便宜上、BDやHD−DVDなどの光ディスクを本発明における上述したような記録媒体として例示的に使用する。本発明の技術思想は、本発明の範囲及び要旨から離れることなく他の記録媒体にも同一に適用可能である。
【0023】
図1は、本発明に係る記録媒体からデータを再生する方法及び装置を説明する概念図である。再生装置10と周辺機器との統合的な使用の一例を図1に示す。
【0024】
再生装置10は、様々な規格を有する多様な光ディスクを記録または再生可能である。必要ならば、再生装置10は、BDなどの特定の光ディスクのみから特定のデータを再生可能にすることもできる。ただし、説明の便宜上、本発明では、高密度記録媒体と周辺機器との連係性を考慮した上で、高密度記録媒体からデータを再生することができるプレイヤー(例えば“BDプレイヤー”または“HD−DVDプレイヤー”)を例に挙げて説明する。これと関連して、再生装置10がコンピュータなどの特定の装置に内蔵される駆動装置(ドライブ)にも適用可能なことは周知の事実である。
【0025】
再生装置10は、光ディスク30にデータを記録し、光ディスク30からデータを再生する機能の他にも、外部入力信号を受信し、受信した信号を信号処理した後、他の外部ディスプレイ20に信号処理した結果を伝送して、その結果、ユーザは、ディスプレイ20上で信号処理した結果を見ることができる。この場合、入力可能な外部信号に特別な制限はない。例えば、代表的な外部入力信号は、DTV(Digital multimedia broadcasting TV)関連の信号及びインターネット関連の信号などである。特に、インターネットは、現在のところ誰でも容易にアクセスできる通信ネットワークであり、ユーザは、再生装置10を使用してインターネット上の特定のデータをダウンロード可能であり、そのダウンロードしたデータを使用することができる。また、インターネットによってユーザは所望のサーバからリアルタイムに特定のデータを受信できるため、ユーザはリアルタイムにその受信したデータを使用することができる。
【0026】
これと関連して、外部入力ソースとして使用されるコンテンツデータを提供する者を総称して“コンテンツプロバイダー(CP)40”と命名する。
【0027】
再生装置10内にローディングされた光ディスク30にオリジナルデータが記録されており、インターネットなどの外部の格納場所にオリジナルデータと関連した付加データが存在する場合に、本発明は、オリジナルデータと付加データを一緒に再生することを目的とする。
【0028】
これを具体的に説明すると、例えば、多重化されたAV(音声/映像)ストリームを光ディスク内に記録されたオリジナルデータとして記録しておき、インターネット上において使用される付加データはオリジナルデータのオーディオストリーム(例えば、韓国語)と相異なるオーディオストリームであると仮定することができる。この場合、ユーザによっては、付加データである特定のオーディオストリーム(例えば、英語)をインターネットからダウンロードし、オリジナルデータであるAVストリームと一緒にダウンロードしたオーディオストリームを再生したいということが可能であり、または、付加データのみを再生したいということが可能である。このようなユーザの要求を実装するために、オリジナルデータと付加データとの間の関連性を規定し、これらのデータをユーザの要求に合わせて管理・再生する体系化した方法が必要となる。
【0029】
説明の便宜上、光ディスク内に記録された信号をオリジナルデータと命名し、ディスクの外部に存在する信号を付加データと命名したが、これは、単にそれぞれのデータを取得する方法によって区分しただけで、オリジナルデータと付加データが必ずしも特定のデータに限定されることはない。
【0030】
したがって、一般的な付加データとしては、オーディオデータ、プレゼンテーショングラフィック(PG)データ、インタラクティブグラフィック(IG)データ、またはテキストサブタイトル(Text subtitle)などを示すことが可能であるが、これらに限定されず、上記に列挙したデータとビデオデータを全て含む多重化されたAVストリームを示すことも可能である。すなわち、光ディスクの外部に存在すると同時に、オリジナルデータと関連した如何なる属性のデータも付加データとすることが可能である。
【0031】
以下、記録媒体のコンテンツプログラムとネットワーク装置を備えた再生装置との間の関係を詳細に説明する。
【0032】
図2A及び図2Bは、記録媒体のカテゴリー情報に適した再生装置が本発明に係る記録媒体のデータを再生するかどうかに対する特定の情報を示した概念図である。
【0033】
例えば、図2Aは、ネットワーク環境下で高密度記録媒体として使用されるBD−ROMやHD−DVDに記録されたコンテンツプログラミングのタイプを例示した図である。
【0034】
また、図2Bは、ネットワーク装置を備えたプレイヤー(Network equipped player)とネットワーク装置を備えていないプレイヤーの状態によって、再生装置が図2Aの各タイプを再生するかどうかを説明する特定の状態を示す。
【0035】
図2Aを参照すると、まず、Aタイプのディスクは、ネットワーク機能を備えておらず、高画質映像データのみを有する記録媒体を意味し、Bタイプのディスクは、ネットワーク機能を備えるプログラムを有する記録媒体を意味する。
【0036】
例えば、BD−ROM(ブルーレイディスク再生専用フォーマット)において、Aタイプのディスクは、ネットワークプログラムを有することなく高画質映像データのみを有するHDMV内蔵ディスクであり、一方、Bタイプのディスクは、当該高画質映像データを有するHDMVに加えて、ネットワーク機能を可能にするプログラムを格納するディスクである。Bタイプのディスクは、ネットワークのためのプログラムがディスク内に記録されているので、該当のディスクが再生装置内にローディングされた後、再生装置は、外部との通信(またはネットワーク形成)によって外部からデータをダウンロードすることができる。
【0037】
これと関連して、例えば、上記プログラムとしては、Java(登録商標)プログラムが使用されており、Javaプログラムが内蔵されたディスクをBD−Jアドバンスト・プロファイル(BD-J Advanced Profile)内蔵ディスクと定義する。
【0038】
他の例として、HD−DVD(高解像度DVD)の場合、Aタイプのディスクは、ネットワークプログラムが内蔵されず、高画質映像データのみを有するスタンダードVTS(Standard VTS)ディスクを意味し、Bタイプのディスクは、ネットワーク機能を備えたプログラムがディスク内に記録されているので、再生装置が外部装置とネットワーク形成できるストリーミングディスクを意味する。
【0039】
図2Bは、再生装置であるプレイヤーの状態情報(status information)と、記録媒体であるディスクのタイプによってプレイヤーがデータを再生するかどうかを示す特定の情報を説明した図である。これと関連して、図2Bに示したAタイプのディスクとBタイプのディスクは、図2Aに示したAタイプ及びBタイプと同じである。
【0040】
まず、Aタイプのディスクデータは、ネットワーク装置を備えたプレイヤーとネットワーク装置を備えていないプレイヤーの全てにおいて再生可能である。すなわち、Aタイプのディスクは、ネットワークを介してデータを受信せずに、ディスクに記録された高画質データのみを再生するので、プレイヤーがネットワーク接続可能か否かと関係なしにAタイプのディスクのデータを再生することができる。
【0041】
これと関連して、Bタイプのディスクの場合、ネットワーク装置を備えていないプレイヤーでは、Bタイプのディスク内に記録された高画質映像データであるHDMVやスタンダードVTSのみを再生することができる。また、ネットワーク装置を備えたプレイヤーの場合は、ネットワーク接続状況によって再生状態が変わる。
【0042】
例えば、ネットワーク接続状況が不安定な接続状況(すなわち、接続状況が悪い)であると判断されると、ユーザは、再生装置に命令して、記録媒体に記録された高画質映像データのみを再生し、ネットワークを介して受信されるダウンロードデータを再生しない場合もある。ただし、ネットワーク接続状況が安定的な接続状況(すなわち、接続状況が良い)であると判断されると、ユーザは、再生装置に命令して、記録媒体に記録された高画質映像データを再生するだけでなく、ネットワークを介して外部のコンテンツプロバイダーからダウンロードしたデータも再生することができる。
【0043】
記録媒体のデータと外部のCPからダウンロードされたデータを再生するためには、ネットワークを介してデータを送受信できるプログラムが記録媒体に記録されていなければならない。これに対しては、以下の図3A〜図4に基づいて説明する。
【0044】
図3A及び図3Bは、本発明に係るネットワークと関連した情報がディスク内に記録される形態のディスク構造を例示した図である。
【0045】
図3に示すように、ディスクの内周から見ると、上記のディスク構造は、順番に、全ファイルを管理することが可能なシステム情報として使用されるファイルシステム情報領域と、ディスクの管理情報を格納する管理領域と、オーディオ/ビデオ/グラフィックなどのデータを格納するストリームファイル領域(ストリーム領域ともいう)とを含む。図3Aは、例えば、ネットワーク形成のためのプログラムが管理領域内に記録される例を示した図である。そして、図3Bは、例えば、ネットワーク形成のためのプログラムがストリーム領域内に記録される例を示した図である。
【0046】
また、例えば、当該プログラムはJavaプログラムであり、Javaプログラムは、Javaプログラムストリームの形態で記録される。例えば、Javaプログラムは、“*.jar”ファイルの形態で記録される。
【0047】
図4は、記録媒体に記録されるJavaプログラムストリームのシンタックス(Syntax)を例示した図である。図4を参照すると、まず、シンタックス上の“If(Network Equipped Player)”と“If(Network Connection==OK)”領域は、ネットワーク状態を確認するためのパラメータを意味する。
【0048】
すなわち、“If(Network Equipped Player)”領域は、外部ソースからデータを受信したり、外部ソースにデータを送信することができるネットワーク機能を備えたプレイヤーであるかどうかを確認するためのパラメータを示す。また、“If(Network Connection==OK)”領域は、再生装置が外部ソースからデータを受けるプログラムを有するかどうかを表すネットワーク接続状態を確認するパラメータを示す。また、“If(Network Connection==OK)”領域は、ネットワーク送受信伝送速度を確認するためのパラメータとして活用することもできる。
【0049】
また、シンタックス上の“check the network line”領域は、ユーザインターフェースからユーザ確認命令(User Confirm Command)を受信し、次のプロセスを行うようにするパラメータを示す。また、シンタックス上の“do streaming and play”領域は、ストリーミングメディアの種類別の収容可否を表すパラメータを示す。より詳細には、“do streaming and play”領域は、予めローディングが必要であるときの装置に必要となるストレージサイズや、コーデック別の再生能力情報などのためのパラメータとして使用される。
【0050】
特に、本発明に係る再生装置内には、固定されたストレージとして“ローカルストレージ”を備えることができ、移動式ストレージとして“リムーバブルストレージ”を活用することもできる。リムーバブルストレージの代表的な例としては、例えば、“USBストレージ”、“メモリスティック”などが挙げられる。
【0051】
以下、ディスクをローディングする再生装置(図3A〜図4に示した)について説明する。
【0052】
図5は、本発明に係る再生装置(すなわち、プレイヤー)を説明するブロック図である。
【0053】
図5を参照すると、本発明に係る再生装置10は、ピックアップ部11、サーボ部14、信号処理部13、マイクロコンピュータ16を含む。ピックアップ部11は、光ディスクに記録されたデータ及び再生管理ファイル情報を含む管理情報を読み出す。サーボ部14は、ピックアップ部11の動作を制御する。信号処理部13は、ピックアップ部11から再生信号を受信し、受信した再生信号を所望の信号値に復元するか、記録される信号を光ディスクに記録される他の信号に変調して、復元または変調された結果を伝送する。マイクロコンピュータ16は、ピックアップ部11、サーボ部14及び信号処理部13の動作全体を制御する。ピックアップ部11、サーボ部14、信号処理部13及びマイクロコンピュータ16を含む再生装置10は、記録/再生部または駆動装置(ドライブ)という。
【0054】
また、再生装置10はローカルストレージ15を備えており、再生装置10の外部ソースであるコンテンツプロバイダー40からデータをダウンロードし、ダウンロードしたデータをローカルストレージ15に格納した後、ダウンロードしたデータと光ディスクのデータとを一緒に再生することができる。上述したように、リムーバブルストレージをローカルストレージとして用いることもできる。
【0055】
また、再生システム17は、ディスクのデータ及びローカルストレージ15内のデータを一緒に再生するための再生部として使用され、外部ソースに存在するデータをネットワークを介してダウンロードし、これをローカルストレージ15に格納する。したがって、再生システム17は、ディスク内のデータとローカルストレージ内のデータを、ユーザの要求を受信することによって再生する。
【0056】
これと関連して、再生システム17は、上述したような多様なネットワーク構成情報を格納するためのメモリユニットである少なくとも1つのPSR(Player Status Register)171を備える。PSR内に格納される情報に対しては、図6A以後で詳細に説明する。
【0057】
また、AVエンコーダ18は、光ディスクに所望の信号を記録できるように、制御部12から制御信号を受信すると入力信号を特定のフォーマットの信号(例えば、MPEG2トランスポートストリーム)に変換し、これを信号処理部13に送信する。
【0058】
制御部12は、再生装置10の動作全体を制御する。特に、制御部12は、ユーザとの通信を介してユーザ命令を受信し、このユーザ命令を用いて上記各構成要素の動作を制御する。
【0059】
図6A〜図8Dは、再生システム17内に備わった複数のPSRs内に格納される多様な情報に関連する様々な好適な実施形態を示す。
【0060】
図6A及び図6Bは、本発明の第1の好適な実施形態に係る再生装置内に含まれるPSRsの一実施例を説明する構造図である。図6Aは、再生装置10によって光ディスクのデータを再生するときに活用されるPSRsのカテゴリー情報を示す。すなわち、再生装置10は、再生システム17内に含まれる各PSR内に指定された値を参照して光ディスクのデータを再生する。
【0061】
特に、PSRsは、大きく2種類のPSRsに区分される(すなわち、Playback Status Registers、及び、Player Setting Registers)。1つ目のPSRである“Playback Status Registers”は、PSR0〜PSR12のレジスタに該当し、再生タイトル番号やチャプター番号を示す再生状態パラメータを格納することができる。また、2つ目のPSRである“Player Setting Parameter”は、PSR13〜PSR18及びPSR30〜PSR31のレジスタに該当し、オーディオ言語の選択情報などのプレイヤー構成パラメータを格納する。また、それぞれのPSRは、32ビットで構成される。
【0062】
これと関連して、1つ目のPSRである“Playback Status Registers”(PSR0〜PSR12)は、現在再生されている光ディスクの状態を示すさまざまな情報で構成される。例えば、PSR0には再生されるインタラクティブグラフィックストリームナンバー(Interactive Graphics Stream Number)が記録される。PSR1には、再生されるオーディオストリームナンバー(Audio Stream Number)が記録される。PSR2には、再生されるプレゼンテーショングラフィックストリームナンバーまたはテキストサブタイトルストリームナンバーが記録される。PSR3には、再生されるアングルナンバーが記録される。PSR4には、再生されるタイトルナンバーが記録される。PSR5には、再生されるチャプターナンバーが記録される。PSR6には、再生されるプレイリストファイルIDが記録される。PSR7には、再生されるプレイアイテムIDが記録される。PSR8〜PSR9には、プレゼンテーション時間情報及びナビゲーションタイマー情報が記録される。PSR10には、選択されたボタン情報(すなわち、Button id in selected state)が記録される。PSR11には、再生されるメニューページ情報(Menu page id)が記録される。PSR12には、再生されるテキストサブタイトルストリームのユーザスタイル情報が記録される。
【0063】
特に、1つ目のPSRである“Playback Status Registers”(PSR0〜PSR12)は、光ディスクがローディングされると、初期化段階で予め決定された初期値に決定される。その後、当該予め決定された値は、ユーザの選択した再生ストリーム及び再生方式によって変更される。
【0064】
また、2つ目のPSRである“Player Setting Registers"(PSR13〜PSR18、PSR30〜PSR31)は、再生装置の再生状態を示す情報で構成される。例えば、PSR13には、未成年が不適切なプログラムを見ることを防止できる視聴制限レベル(Parental level)情報が記録される。PSR15には、再生可能なオーディオフォーマット(例えば、LPCM、AC−3、DTSデコーディング可能可否状態)に関連する情報(すなわち、Player configuration for audio)が記録される。PSR16〜PSR18には、再生されるオーディオ、テキストサブタイトル及びメニュー情報の言語情報(すなわち、Language code)がそれぞれ記録される。PSR30には、テキストサブタイトルストリームの再生可能可否を示す情報(すなわち、Player capability for Text Subtitle)が記録される。PSR31には、再生装置の再生バージョンを示す情報(すなわち、Player Version)が記録される。
【0065】
図6Aに示すような本発明の好適な一実施形態にしたがって、再生装置の再生バージョンを示す情報(Player Version)を指定するPSR31にネットワーク構成情報を記録する。すなわち、図6Bは、32ビットで構成されたプレイヤーバージョンを含むPSR31を示す。
【0066】
図6Bに示すように、PSR31の全体32ビットのうち16ビット(b0〜b15)は、プレイヤーバージョンの情報として使用され、残りの16ビット(b16〜b31)は、ストリーミングメディア再生能力(Streaming Media Playability)の有無を示すために使用される。ここで、プレイヤーバージョンとして使用する16ビット(b0〜b15)が全て0である“0000000000000000b”であるならば、プレイヤーは、ディスクに記録された高密度映像データのみを再生できるHDMVプレイヤーであると決定される。
【0067】
特に、プレイヤーバージョンとして使用する16ビット(b0〜b15)のうち1ビット(b1)は、ネットワーク通信のためのJavaプログラムの収容可否を表すBD−Jプロファイル収容可否を示すために使用される。例えば、b1のビットが“1”であるならば、b1ビットの“1”は、BD−Jプロファイルが収容可能であることを意味する。一方、b1のビットが“0”であるならば、b1ビットの“0”は、BD−Jプロファイルが収容不可能であることを意味する。
【0068】
また、プレイヤーバージョンとして使用する16ビット(b0〜b15)のうち1ビット(b2)は、現在のプレイヤーがネットワーク装置を備えたプレイヤーであるかどうかを判断するために使用される。例えば、b2のビットが“1”であるならば、ネットワーク形成が利用可能な状態であることを意味し、逆に、b2のビットが“0”であるならば、ネットワーク形成が利用不可能な状態であることを意味する。
【0069】
また、ストリーミングメディア再生能力の有無を示すために使用する16ビット(b16〜b31)は、例えば、該当のビットのうちb16のみが“1”の値を有し、残りのビットが全て“0”の値を有する場合、ストリーミングメディア再生能力があることを意味する。もし該当のビット(b16〜b31)の全てが“0”になる“0000000000000000b”であるならば、ストリーミングメディア再生能力がないことを意味する。ただし、上記はあくまでも例であり、該当のビット列を多様に定義可能であることは、当業者にとって自明な事実である。
【0070】
図7A〜図7Cは、本発明の第2の好適な実施形態に係る再生装置内に含まれるPSRsの他の例を説明する構造図である。まず、図7Aは、再生装置10によって光ディスクのデータを再生するときに活用されるPSRsのカテゴリーを示した図である。図6Aに示した例と比較すると、図7AのPSRsのプレイヤーバージョンを示すPSR31とストリーミングメディア再生能力を示すPSR32は、図6Aの場合と差異点を有する。以下、図7A〜図7Cを参照して詳細に説明する。
【0071】
図7Bは、図7Aの全てのPSRsのうち32ビットで構成された例示的なレジスタPSR31(すなわち、PlayerVersion)を示す。PSR31の32ビットのうち16ビット(b0〜b15)は、プレイヤーバージョン情報として使用し、残りの16ビット(b16〜b31)は、予備(reserved)領域として使用する。ここで、プレイヤーバージョンとして使用する16ビット(b0〜b15)が全て“0”である“0000000000000000b”であるならば、プレイヤーは、ディスクに記録された高密度映像データのみを再生可能なHDMVプレイヤーであると判断される。
【0072】
図7Cは、図7Aに示した全てのPSRsのうちPSR32(すなわち、Network Configuration and Streaming Media Playability)の例を示す。PSR32の全体32ビットのうち、特に1ビット(b1)は、ネットワーク通信のためのJavaプログラムの収容可否を表すBD−Jプロファイル収容可否を示すために使用される。例えば、b1のビットが“1”であると、b1ビットの“1”は、BD−Jプロファイルが収容可能であることを意味する。一方、b1のビットが“0”であると、b1ビットの“0”は、BD−Jプロファイルが収容不可能であることを意味する。また、他の1ビット(b2)は、現在のプレイヤーがネットワーク装置を備えたプレイヤーであるかどうかを判断するために使用される。例えば、b2のビットが“1”であると、b2ビットの“1”は、ネットワーク形成が利用可能なプレイヤーであることを意味する。一方、b2のビットが“0”であると、b2ビットの“0”は、ネットワーク形成が利用不可能なプレイヤーであることを意味する。また、ストリーミングメディア再生能力の有無を示すために使用する16ビット(b16〜b31)は、図6Bに基づいて説明した通りに定義して使用することができる。使用されていない残りのビット(b0、b3〜b15)は、予備領域として残しておく。
【0073】
図8A乃至図8Dは、本発明の第3の好適な実施形態に係る再生装置内に含まれるPSRsの実施例を説明するための構造図である。図8Aは、再生装置10によって光ディスクのデータを再生するときに活用されるPSRsのカテゴリー情報を示す。図7Aに示した実施例と比較したとき、一つのPSRに多様な情報が記録された図7Aとは異なって、図8Aに示された3個のPSRにはそれぞれ異なる3つの情報が記録される。以下、これを図8A〜図8Dに基づいて詳細に説明する。
【0074】
例えば、3個のPSRは、“ネットワークのためのプレイヤー構造(Player Configuration for Network)”を意味するPSR32(Network Configuration)と、ダウンロードされたデータを格納するための“ローカルストレージのメモリサイズ(Local Storage Size for Memory)”を意味するPSR33(Local Storage Size)と、ストリーミングメディアデータ再生のための“ストリーミングメディア向けプレイヤー能力(Player Capability for Streaming Media)”を意味するPSR34(Streaming Media Capability)とから構成される。
【0075】
以下、図8B〜図8Dを参照して、PSR32(Network Configuration)、PSR33(Local Storage Size)及びPSR34(Streaming Media Capability)を詳細に説明する。
【0076】
図8Bは、図8AのPSRsのうち32ビットで構成されたPSR32(Network Configuration)を例に挙げて詳細に示した図である。PSR32の全体32ビットのうち、特に1ビット(b0)は、ネットワーク通信のためのJavaプログラムの収容可否を表すBD−Jプロファイル収容可否を示すために使用される。例えば、b0のビットが“1”であると、b0ビットの“1”は、BD−Jプロファイルが収容可能であることを意味する。一方、b0のビットが“0”であると、b0ビットの“0”は、BD−Jプロファイルが収容不可能であることを意味する。
【0077】
また、他の1ビット(b1)は、現在のプレイヤーがネットワーク装置を備えたプレイヤーであるかどうかを判断するために使用される。例えば、b1のビットが“1”であると、b1ビットの“1”は、ネットワーク形成が利用可能なプレイヤーであることを意味する。一方、b1のビットが“0”であると、b1ビットの“0”は、ネットワーク形成が利用不可能なプレイヤーであることを意味する。
【0078】
さらに、他の1ビット(b2)は、ネットワーク接続状態を示すために使用される。例えば、b2のビットが“1”であると、b2ビットの“1”は、ネットワーク接続状態が良好であることを意味する。一方、b2のビットが“0”であると、b2ビットの“0”は、ネットワーク接続状態が良好でないことを意味する。
【0079】
また、全ビットのうち7ビット(b8〜b15)は、Txスピード(すなわち、データ送信速度)を示すために使用される。例えば、この7ビット全て(b8〜b15)が“1”を有する場合、送信端でのTxスピードが速いと判断される。一方、この7ビット全て(b8〜b15)が“0”であると、データが所望の宛先に伝送不可能であると判断される。もしこの7ビットのうち一つ(b8)が“1”である場合は、送信端がデータを伝送可能であるとしても、送信端でのTxスピードが速くないと判断される。
【0080】
また、全ビットのうち16ビット(b16〜b31)は、Rxスピード(すなわち、データ受信速度)を示すために使用される。例えば、この16ビット全て(b16〜b31)が“1”を有する場合、受信端でのRxスピードが速いと判断される。一方、この16ビット全て(b16〜b31)が“0”であると、受信端がデータを受けることが不可能であると判断される。もしこの16ビットのうち一つ(b16)が“1”である場合は、受信端が低いRxスピードでデータを受けることは可能であると判断される。上記と同様に、使用されていない各ビット(b3〜b7)は、予備領域として残しておく。
【0081】
図8Cは、図8AのPSRsのうち32ビットで構成されたPSR33(Local Storage Size)を例に挙げて詳細に示した図である。PSR33の全ビット(b0〜b31)は、ネットワークを介して再生装置に伝送されたデータを格納するストレージのサイズを示すために使用される。図8Cから分かるように、ローカルストレージは、記憶装置として例示的に使用されているが、同様に、リムーバブルストレージも記憶装置として使用可能である。例えば、PSR33の全ビット(b0〜b31)が全て“0”であると、ストレージが存在しないことを意味するか、ストレージに格納余力がないことを意味する。したがって、ネットワークを介してデータが再生装置に伝送される場合も、再生装置には臨時的にデータを格納できる領域がなくなる。また、例えば、PSR33の全ビット(b0〜b31)のうち1ビット(b0)が“1”であると、予め定められたデータ量(すなわち、1GB)を臨時的に格納できるストレージが存在すると判断される。また、PSR33の全ビット(b0〜b31)のうち2ビット(b0、b1)が“1”であると、他のデータ量(10GB)を臨時的に格納できるストレージが存在すると判断される。
【0082】
図8Dは、図8AのPSRsのうち32ビットで構成されたPSR34(Streaming Media Capability)を例に挙げて詳細に示した図である。PSR34の全ビット(b0〜b31)のうち16ビット(b0〜b15)は、ストリーミングメディア再生能力の有無を示すために使用される。例えば、該当のビット(b0〜b15)のうちの1ビットである“b0”のみが“1”を有し、残りのビットが全て“0”の値を有する場合、ストリーミングメディア再生能力があると判断される。もし、該当のビット(b0〜b15)全てが“0”になる“0000000000000000b”が生成される場合には、ストリーミングメディア再生能力がないと判断される。上記と同様に、使用されていない各ビット(b16〜b31)は、予備領域として残しておく。
【0083】
上述したような再生システム17内のPSRs171に対する各好適な実施形態は、多様な記録媒体のうちBD−ROMで使用されるPSRを例としたものである。したがって、このPSRの活用概念は、HD−DVDにも同様に適用することができる。この場合、HD−DVDではSPRMとして定義して使用される。
【0084】
図9は、本発明に係るネットワークを介して受信されたデータを再生する方法を説明するためのフローチャートである。記録媒体であるディスクが再生装置にローディングされた後、再生装置は、ステップS100において、現在の再生装置がネットワーク装置を備えたプレイヤーであるかどうかを判断する。ステップS100において、再生装置がネットワーク装置を備えていないプレイヤーであると判断された場合、再生装置は、ステップS120において、ディスクに記録された高画質の映像データを再生する。
【0085】
これと関連して、ステップS100において、再生装置がネットワーク装置を備えたプレイヤーであると判断されたとしても、ローディングされたディスクが、ネットワーク機能のためのBD−Jプロファイルが記録されていないディスク(例えば、図2Aに示したAタイプのディスク)であると判断される場合には、再生装置は、ディスクに記録された高画質の映像データのみを再生する。
【0086】
また、ステップS100において、再生装置がネットワーク装置を備えたプレイヤーであると判断された場合には、ステップS110において、再生装置がネットワークと接続されているかどうかが判断される。ステップS110において、再生装置がネットワークと接続されていないと判断された場合、ステップS120において、再生装置は、ディスクに記録された高画質の映像データを再生する。しかし、ステップS110において、再生装置がネットワークと接続されていると判断された場合に、ステップS130において、再生装置と外部ソースであるコンテンツプロバイダーと間のネットワーク接続状態が安定しているかどうか(すなわち、良好な接続状態かどうか)が判断される。
【0087】
ステップS130において、ネットワーク接続状態が安定的な接続状態ではないと判断された場合、ステップS140において、再生装置は、ユーザからの命令を受信してディスクに記録された高画質の映像データのみを再生するか、または、外部のコンテンツプロバイダーからネットワークを介してダウンロードされたストリーミングメディアデータを、ディスクに記録された高画質の映像データと一緒に再生する。
【0088】
しかし、ステップS130において、ネットワーク接続状態が安定的な状態であると判断された場合、ステップS150において、再生装置は、外部のコンテンツプロバイダーからネットワークを介してダウンロードされたストリーミングメディアデータを、ディスクに記録された高画質の映像データと一緒に再生する。
【0089】
上述した説明から明らかなように、本発明に係る記録媒体、及び当該記録媒体からデータを再生する方法及び装置は、記録媒体のデータを再生できるだけでなく、ネットワークを介して受信した外部データも再生できるという効果を有する。
【産業上の利用可能性】
【0090】
本発明の要旨及び範囲から離れることなく本発明において様々な変形及び修正を行うことが可能であることは当業者には自明である。したがって、この発明の変形及び修正が特許請求の範囲やその均等の範囲に属するのであれば、本発明はそれらの変形及び修正の範囲にわたる。
【図面の簡単な説明】
【0091】
【図1】本発明に係る記録媒体からデータを再生するための方法及び装置を示した概念図である。
【図2A】本発明に係る記録媒体のカテゴリー情報に適した再生装置が記録媒体のデータを再生するかどうかを表す具体的な状態を示した概念図である。
【図2B】本発明に係る記録媒体のカテゴリー情報に適した再生装置が記録媒体のデータを再生するかどうかを表す具体的な状態を示した概念図である。
【図3A】本発明に係る記録媒体の構造を例示して説明するための図である。
【図3B】本発明に係る記録媒体の構造を例示して説明するための図である。
【図4】本発明に係る記録媒体に記録されるシンタックスを示した図である。
【図5】本発明に係る再生装置(すなわち、プレイヤー)を説明するためのブロック図である。
【図6A】本発明の第1の好適な実施形態に係る再生装置内に含まれるPSRsの一実施例を示した構造図である。
【図6B】本発明の第1の好適な実施形態に係る再生装置内に含まれるPSRsの一実施例を示した構造図である。
【図7A】本発明の第2の好適な実施形態に係る再生装置内に含まれるPSRsの一実施例を説明するための構造図である。
【図7B】本発明の第2の好適な実施形態に係る再生装置内に含まれるPSRsの一実施例を説明するための構造図である。
【図7C】本発明の第2の好適な実施形態に係る再生装置内に含まれるPSRsの一実施例を説明するための構造図である。
【図8A】本発明の第3の好適な実施形態に係る再生装置内に含まれるPSRsの一実施例を説明するための構造図である。
【図8B】本発明の第3の好適な実施形態に係る再生装置内に含まれるPSRsの一実施例を説明するための構造図である。
【図8C】本発明の第3の好適な実施形態に係る再生装置内に含まれるPSRsの一実施例を説明するための構造図である。
【図8D】本発明の第3の好適な実施形態に係る再生装置内に含まれるPSRsの一実施例を説明するための構造図である。
【図9】本発明に係るネットワークを介して受信されたデータを再生するための方法を説明するフローチャートである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録媒体からデータを再生する装置であって、
ネットワーク構成情報を含むメモリユニットを含み、ネットワークを介してダウンロードされたデータ及び前記記録媒体内に記録されたデータを再生する再生システムと、
ユーザから命令を受信し、受信されたユーザ命令によって前記再生システムを制御する制御部と
を備えたことを特徴とする装置。
【請求項2】
前記メモリユニットは、少なくとも一つのPSRを含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記少なくとも一つのPSRは、ストリーミングメディア再生能力情報をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項4】
前記少なくとも一つのPSRは、Javaプロファイルを再生可能か否かを示す特定の情報をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項5】
前記少なくとも一つのPSRは、プレイヤーバージョン情報をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項6】
前記少なくとも一つのPSRは、ストレージサイズ情報をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項7】
前記ストレージは、ローカルストレージであることを特徴とする請求項6に記載の装置。
【請求項8】
前記少なくとも一つのPSRは、前記ローカルストレージのデータ伝送速度の情報をさらに含むことを特徴とする請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記ストレージは、リムーバブルストレージであることを特徴とする請求項6に記載の装置。
【請求項10】
前記少なくとも一つのPSRは、前記リムーバブルストレージのデータ送信速度(Txスピード)情報をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記少なくとも一つのPSRは、プレイヤーのデータ送信速度(Txスピード)情報を含むことを特徴とする請求項2に記載の装置。
【請求項12】
記録媒体からデータを再生する方法であって、
前記方法は、
a)メモリユニット内に記録されたネットワーク構成情報を参照することによってネットワーク状態を確認するステップと、
b)前記ネットワーク状態がネットワーク利用可能な状態であると判断される場合に、ネットワークを介して外部からデータをダウンロードするステップと、
c)前記ダウンロードされたデータと前記記録媒体内に記録されたデータとを同時にまたは選択的に再生するステップと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項13】
前記メモリユニットは、少なくとも一つのPSRを含むことを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
記録媒体の再生装置がネットワーク接続機能を実行可能か否かを確認し、ネットワーク状態を確認するプログラムを含むプログラム領域を備えたことを特徴とする記録媒体。
【請求項15】
前記記録媒体は、ブルーレイディスク(BD)であることを特徴とする請求項14に記載の記録媒体。
【請求項16】
前記記録媒体は、HD−DVD(高解像度DVD)であることを特徴とする請求項14に記載の記録媒体。
【請求項17】
前記プログラム領域は、前記記録媒体の管理領域内に含まれることを特徴とする請求項14に記載の記録媒体。
【請求項18】
前記プログラム領域は、前記記録媒体のストリーム領域内に含まれることを特徴とする請求項14に記載の記録媒体。
【請求項19】
前記プログラムは、Javaプログラムであることを特徴とする請求項14に記載の記録媒体。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図4】
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【図5】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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【図7C】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図8D】
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【図9】
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【公表番号】特表2008−532195(P2008−532195A)
【公表日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−552055(P2007−552055)
【出願日】平成18年1月17日(2006.1.17)
【国際出願番号】PCT/KR2006/000176
【国際公開番号】WO2006/078111
【国際公開日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【出願人】(596066770)エルジー エレクトロニクス インコーポレーテッド (384)
【Fターム(参考)】