説明

記録読取装置

【課題】ダビングや録画の設定条件の設定操作を簡単にし、設定条件を設定する際の手間を大幅に省いた記録読取装置を提供する。
【解決手段】制御部2は、図5に示すファンクション画面をTV300でOSD表示する。ユーザは、このファンクション画面を見て、希望の設定条件に対応する番号列を複数の番号キー205の操作により入力する。番号列が入力されると、制御部2は、その番号列に対応する設定条件が設定テーブル111Aにあるかどうかを判断する。入力された番号列に対応する設定条件が設定テーブル111Aにある場合、制御部2は、設定テーブル111Aの複数の設定条件の内の、該番号列に対応する1つの設定条件に従って、ダビング処理を実行する。このように、ユーザは、希望の設定条件に対応する番号列を入力するだけで、希望の設定条件に従ってダビングできる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハードディスクや光ディスクなどの複数のメディアに対し、データの記録又は読取りを行う記録読取装置に関し、特に、設定された設定条件に従ってダビングや録画を実行する記録読取装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、ハードディスクや光ディスクなどの複数のメディアに対し、データの記録又は読取りを行う記録読取装置が各種考案されている。例えば記録読取装置の1つであるハードディスク付き光ディスクレコーダは、光ディスクに対しデータの記録又は読取りを行う光ディスクドライブと、ハードディスク(以下、「HD」と称する。)に対しデータの記録又は読取りを行うハードディスクドライブ(以下、「HDD」と称する。)と、を備える。光ディスクは、例えばブルーレイディスク、又はDVDである。
【0003】
このHD付き光ディスクレコーダでは、ダビング機能や録画機能を有する装置が多い。ここで、ダビングは、HDに記録されているデータを読取って光ディスクに記録する処理である。又は、録画は、入力ソースから入力されてきたコンテンツデータをHD又は光ディスクに記録する処理である。
ダビング又は録画を行う場合、ユーザは、ダビング又は録画の設定条件を設定する必要がある。この設定方法や設定条件の意味が分からない場合、ユーザは、装置の取扱い方法が印刷された説明書を見て、設定条件を設定する。この設定条件は、例えば録画画質、録画時間である。これにより、HD付き光ディスクレコーダは、設定された設定条件に従ってダビングや録画を実行する。
一方、特許文献1では、ガイダンスシステムが提案されている。
【特許文献1】特開2001−236155公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、複数のメディアに対しデータの記録又は読取りを行うHD付き光ディスクレコーダでは、上記ダビングや上記録画で設定しなければならない設定条件(設定項目)が多く、複雑である。さらに、説明書の文章を読み、説明に該当する機能をリモコンの操作盤で探し、説明に記載された操作をユーザ自ら行うのは、非常に大変である。
よって、従来の記録読取装置では、ダビングや録画の設定条件を設定する際に非常に手間がかかっていた。従って、ユーザの使い勝手が非常に悪かった。
【0005】
本発明はこのような従来の課題を解決しようとするものであり、ダビングや録画の設定条件の設定操作を簡単にし、設定条件を設定する際の手間を大幅に省いた記録読取装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の記録読取装置は、前記課題を解決するために以下の構成を備えている。
【0007】
(1)第1のメディアに対するデータの記録又は読取を行う第1のドライブと、
第2のメディアに対するデータの記録又は読取を行う第2のドライブと、
前記両ドライブを制御して、前記第1のメディアに記録されているデータを読取って前記第2のメディアに記録するダビング処理、又は、入力ソースから入力されてきたコンテンツデータを前記第1のメディア又は前記第2のメディアに記録する録画処理、を、設定された設定条件に従って実行する制御手段と、
を備える記録読取装置において、
それぞれ異なる記号で表される複数の記号キーであって該記号の入力を受付ける複数の記号キーを有する操作手段と、
前記記号の組み合わせからなる記号列がそれぞれ異なる複数の記号列と、前記設定条件の内容がそれぞれ異なる複数の設定条件と、が対応付けて予め記述された設定テーブルと、を備え、
前記制御手段は、前記複数の記号キーの操作により前記記号列が入力されると、前記設定テーブルの前記複数の設定条件の内の、該記号列に対応する1つの設定条件に従って、前記ダビング処理または前記録画処理を実行する。
【0008】
この構成において、第1のメディアは、ハードディスクである。また、第2のメディアは、半導体メモリ、光ディスクである。半導体メモリは、例えばフラッシュメモリである。また、記号は、例えば番号(数字)、アルファベットである。
また、設定テーブルには、エンドユーザがよく行う設定条件を推定して、推定した設定条件だけを記号列に対応付けて予め記述しておく。そして、記録読取装置に付属する説明書に、両者の対応関係を記載しておくと良い。ユーザは、この説明書を見て、又は過去に記号列を入力した時の記憶を手がかりに、希望の設定条件に対応する記号列を複数の記号キーの操作により入力する。すると、制御手段が、その記号列に対応する設定条件に従って、ダビング処理または録画処理を実行する。即ち、記録読取装置が、データを、希望の設定条件に従ってダビング又は録画する。
以上より、ユーザは、希望の設定条件に対応する番号列を入力するだけで、希望の設定条件に従ってダビング又は録画できる。そのため、ダビングや録画の設定条件を設定する際にかかる手間を省くことができる。従って、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
【0009】
(2)予め定められた所定のタイミングで、前記設定テーブルの内容を表示する表示手段を備える。
【0010】
この構成では、ユーザは、設定テーブルの内容を見て、複数の記号キーの操作により記号列を入力する。この表示により、ユーザは、説明書を見なくとも済む。そのため、ダビングの設定条件を設定する際にかかる手間を一層省くことができる。従って、ユーザの使い勝手を一層向上させることができる。
【0011】
(3)前記録画処理における前記設定条件は、録画画質、録画時間を含み、
前記ダビング処理における前記設定条件は、ダビング画質、ダビング時間を含む。
【0012】
(4)前記制御手段により実行された前記ダビング処理または前記録画処理の前記設定条件を、履歴として記憶する履歴テーブルを備え、
前記制御手段は、前記履歴の頻度が多い前記設定条件から順番に前記記号列を対応付けて記述した前記設定テーブルを作成する。
【0013】
この構成では、ユーザが設定条件を設定してダビング又は録画を行う都度に、その設定条件を履歴テーブルに記録していく。そして、制御手段が、その履歴に応じて設定テーブルを作成する。
これにより、記録読取装置を購入したユーザの使用方法に応じた設定テーブルを作成できる。
【0014】
(5)前記第1のメディアは、ハードディスクであり、
前記第2のメディアは、光ディスクである。
【0015】
この構成において、光ディスクは、例えばブルーレイディスク、又はDVDである。
【発明の効果】
【0016】
この発明によれば、ダビングや録画の設定条件を設定する際にかかる手間を省くことができる。従って、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態である記録読取装置について説明する。
【0018】
図1は、本発明の実施形態であるHD付きDVDレコーダの構成を示すブロック図である。HD付きDVDレコーダ1は、記録指示に応じて入力されたデータを所定のメディアに記録し、且つ再生指示に応じて既に記録されているデータを再生する記録再生部104と、記録再生部104への記録動作及び記録再生部104からの再生動作、及び以下に説明する各部の動作を制御する制御部2と、を備える。
【0019】
記録再生部104は、DVD100(Digital Versatile Disk)に対する(TV番組等の)コンテンツデータの記録及び読取を行う光ディスクドライブ20と、内蔵するHD30Aに対する(TV番組等の)コンテンツデータの記録及び読取を行うHDD(ハードディスクドライブ)300と、データプロセッサ40と、を備える。
DVD100は、追記録可能なDVD−Rや書換え可能なDVD−RAM等の記録可能光ディスクとする。
なお、この実施形態では、DVD100で説明しているが、実施の際は、ブルーレイディスクでも構わない。
【0020】
さらに、HD付きDVDレコーダ1は、AV入力端子101と、チューナ102と、エンコーダ103と、デコーダ106と、出力部107と、OSD生成部108と、TV(テレビジョン)300が接続されるAV出力端子109と、受信部110と、記憶部111と、を備える。
【0021】
まず、録画時について説明する。
AV入力端子101は、記録対象である映像信号や音声信号等をHD付きDVDレコーダ1の外部から入力し、接続されているエンコーダ103に出力する。外部には、例えばインターネットが接続されている。
【0022】
チューナ102は、例えば放送事業者から配信されるテレビ放送信号が受信されるアンテナ(不図示)と接続されている。そして、チューナ102は、アンテナで受信したテレビ放送信号から選択されているチャンネルのテレビ放送信号を抽出し、エンコーダ103に出力する。
なお、この実施形態では、AV入力端子101及びチューナ102が、本発明の「入力ソース」に相当する。
【0023】
エンコーダ103は、AV入力端子101から入力された映像信号や音声信号を(例えばMPEG2で)エンコードして圧縮し、コンテンツデータとして、データプロセッサ40に出力する。
また、エンコーダ103は、チューナ102から入力されたテレビ放送信号から映像信号、音声信号を分離する。そして、エンコーダ103は、映像信号や音声信号を(例えばMPEG2で)エンコードして圧縮し、コンテンツデータとして、データプロセッサ40に出力する。
【0024】
データプロセッサ40は、制御部2の制御に従って、エンコーダ103から出力されたコンテンツデータを、光ディスクドライブ20とHDD30とのいずれか一方に供給する。
なお、ダビング時において、データプロセッサ40は、制御部2の制御に従って、光ディスクドライブ20から読み出されたデータをHDD30に供給したり、HDD30から読み出されたデータを光ディスクドライブ20に供給したりする。この際、データプロセッサ40は、制御部2から指示された画質に従って、データの画質を調節する。また、データプロセッサ40は、制御部2から指示されたチャプタの有の指示に従って、データにチャプタを付ける。
【0025】
次に、再生時について説明する。
データプロセッサ40は、DVD100の映像音声データを光ディスクドライブ20から取り込んで、デコーダ106に供給する。または、データプロセッサ40は、HD30Aの映像音声データをHDD30から取り込んで、デコーダ106に供給する。
【0026】
デコーダ106は、記録再生部104から出力された映像音声データをデコードして伸長する。デコーダ106は、デコードされた映像音声データを、テレビ等の再生装置に供給するためのAV出力端子109が接続されている。
【0027】
OSD生成部108は、制御部2から入力されるデータに基づいて、OSD(on screen display)画像を示すOSD画像データを生成する。そして、OSD生成部108は、OSD画像データを出力部107に出力する。
【0028】
出力部107は、OSD画像データおよび映像データを入力して、制御部2の制御のもとにいずれかを選択的に受取り、AV出力端子109を介してTV300に出力する。または、セレクタ18は、制御部2の制御のもとに、OSD画像データと映像音声データ中の映像データとを合成し、AV出力端子109を介してTV300に出力する。さらに、セレクタ18は、映像音声データ中の音声データも、TV300に出力する。
【0029】
以上により、TV300は、AV出力端子109を介して与えられる映像データに基づく画面、与えられる合成画像信号に基づく画面、または与えられるOSD画像データに基づくOSDのみの画面を再生する。さらに、音声信号も、TV300に設けられているスピーカで処理され、音声がそのスピーカから再生される。この結果、ユーザは、このTV300において、テレビ番組を視聴する。
【0030】
記憶部111は、例えばEEPROMで構成される。記憶部111は、装置本体各部の制御方法が記述された制御プログラムを格納する。
【0031】
図2は、図1に示すリモコン200の概略図である。リモコン200は、制御信号を送信する赤外LED201と、番号入力を開始するためのトリガとなるファンクションキー(以下、Fキーと称する)207、番号の入力を受付ける複数の番号キー205、入力した番号を確定するための決定キー204、方向キー、及びその他の操作キーを有している。複数の番号キー205は、それぞれ異なる番号で表されている。ユーザは、これらのキー操作により、録画、再生、ダビング、及び録画予約の設定等を行う。リモコン200は、操作されたキーに応じた制御信号を赤外LED201から送信する。
【0032】
受信部110は、リモコン200から送信された制御信号を受信し、その制御信号を制御部2へ出力する。
【0033】
制御部2は、例えばマイクロコンピュータで構成される。制御部2は、記憶部111に記憶されている制御プログラムで処理されるデータを展開するためのワークフィールドとしてのRAM(不図示)と、後述の録画時間やダビング時間を計測するタイマー回路(不図示)と、を内蔵する。
制御部2は、リモコン200から送信された制御信号に従って、HD30A及びDVD100に対するデータの記録動作、読取動作等を制御する。
【0034】
ここで、ダビングと録画を代表して、ダビングの設定条件の設定について以下詳述していく。
【0035】
図3は、設定テーブル111Aの記憶内容を示す図である。記憶部111は、設定テーブル111Aを記憶する。設定テーブル111Aは、番号の組み合わせからなる番号列がそれぞれ異なる複数の番号列と、設定条件の内容がそれぞれ異なる複数の設定条件と、が対応付けて予め記述されたテーブルである。ここで、設定テーブル111Aには、エンドユーザがよく行う設定条件を推定して、推定した設定条件だけを番号列に対応付けて予め記述しておく。そして、HD付きDVDレコーダ1に付属する説明書に、両者の対応関係を記載しておく。
【0036】
図4は、本発明の実施形態であるHD付きDVDレコーダの制御部2が行う動作を示すフローチャートである。この動作は、ユーザがFキー207を押下した時の動作である。また、図5は、TV300で表示されるファンクション画面の一例を示す図である。
【0037】
まず、制御部2は、設定テーブル111Aの内容を示すOSD画像データをOSD生成部108に生成させて、図5に示すファンクション画面をTV300でOSD表示する(S1)。ユーザは、このファンクション画面を見て、希望の設定条件に対応する番号列を複数の番号キー205の操作により入力する。このため、ユーザが説明書を見る手間を省くことができる。また、制御部2は、図5に示すファンクション画面の右下に、複数の番号キー205の操作により入力した番号を、入力確認用としてOSD表示しておく。これにより、ユーザは、自分の入力した番号が受付けられていることを確認できる。
なお、この実施形態では、図5に示すファンクション画面を表示しているが、実施の際は、S1をスルーしても良い。この場合、ユーザは、上記の説明書を見て、希望の設定条件に対応する番号列を複数の番号キー205の操作により入力する。そして、入力完了後、ユーザは決定キー204を操作して番号列を確定する。
【0038】
番号列が入力されて決定キー204が操作されるのを待って(S2)、制御部2は、その番号列に対応する設定条件が設定テーブル111Aにあるかどうかを判断する(S3)。例えば、入力された番号列が「1325」であれば(図5参照)、図3の設定テーブル111Aの上から2つ目に設定条件が記述されているため、判断肯定となる。
【0039】
そして、入力された番号列に対応する設定条件が設定テーブル111Aにある場合、制御部2は、設定テーブル111Aの複数の設定条件の内の、該番号列に対応する1つの設定条件に従って、ダビング処理を実行する(S4)。例えば、入力された番号列が「1325」であれば(図5参照)、制御部2は、図3の設定テーブル111Aの上から2つ目の設定条件に従って、ダビング処理を実行する。即ち、HD付きDVDレコーダ1は、データを、HD30AからDVD100へ、SP(Standard Play)モードの画質で、30分間、チャプタを付けてダビングする。
【0040】
以上より、ユーザは、希望の設定条件に対応する番号列を入力するだけで、希望の設定条件に従ってダビングできる。そのため、ダビングの設定条件を設定する際にかかる手間を省くことができる。従って、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
また、図5に示すファンクション画面の表示により、ユーザが説明書を見る手間を省くことができる。そのため、ダビングの設定条件を設定する際にかかる手間を一層省くことができる。従って、ユーザの使い勝手を一層向上させることができる。
【0041】
一方、入力された番号列に対応する設定条件が設定テーブル111Aに無い場合、制御部2は、入力された番号列に対応する設定条件が存在しない旨のNGメッセージをTV300で表示する(S5)。そして、制御部2は、入力確認用の番号列をリセットし(S6)、S2に戻り処理を継続する。これにより、ユーザは、このNGメッセージを見て、複数の番号キー205の操作により番号列を再び入力する。
【0042】
なお、上記の設定テーブル111Aは、ユーザがよく行う設定条件を推定して予め作成されている。しかし、HD付きDVDレコーダ1に、上記の設定テーブル111Aを作成させても構わない。その作成方法について以下説明する。
【0043】
図6は、履歴テーブル111Bの記憶内容を示す図である。記憶部111に、履歴テーブル111Bを記憶させる(図1参照)。履歴テーブル111Bは、実行されたダビング処理または録画処理の設定条件が、履歴として制御部2に記録されるテーブルである。履歴テーブル111Bでは、その設定条件が設定された回数を、頻度として記憶する。ユーザが設定条件を設定してダビング又は録画を行う都度に、その設定条件を履歴テーブル111Bに記録していく。
そして、制御部2は、履歴の頻度が多い設定条件から順番に番号列を対応付けて記述して設定テーブル111Aを作成する。これにより、HD付きDVDレコーダ1を購入したユーザの使用方法に応じた設定テーブル111Aを作成できる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の実施形態であるHD付きDVDレコーダの構成を示すブロック図
【図2】図1に示すリモコンの概略図
【図3】設定テーブル111Aの記憶内容を示す図
【図4】本発明の実施形態であるHD付きDVDレコーダの制御部2が行う動作を示すフローチャート
【図5】TV300で表示されるファンクション画面の一例を示す図
【図6】履歴テーブル111Bの記憶内容を示す図
【符号の説明】
【0045】
1−DVDレコーダ
2−制御部
18−セレクタ
20−光ディスクドライブ
30A−HD
30−HDD
40−データプロセッサ
100−DVD
101−AV入力端子
102−チューナ
103−エンコーダ
104−記録再生部
106−デコーダ
107−出力部
108−OSD生成部
109−AV出力端子
110−受信部
111−記憶部
111A−設定テーブル
111B−履歴テーブル
200−リモコン
204−決定キー
205−番号キー
300−TV

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のメディアに対するデータの記録又は読取を行う第1のドライブと、
第2のメディアに対するデータの記録又は読取を行う第2のドライブと、
前記両ドライブを制御して、前記第1のメディアに記録されているデータを読取って前記第2のメディアに記録するダビング処理、又は、入力ソースから入力されてきたコンテンツデータを前記第1のメディア又は前記第2のメディアに記録する録画処理、を、設定された設定条件に従って実行する制御手段と、
を備える記録読取装置において、
それぞれ異なる記号で表される複数の記号キーであって該記号の入力を受付ける複数の記号キーを有する操作手段と、
前記記号の組み合わせからなる記号列がそれぞれ異なる複数の記号列と、前記設定条件の内容がそれぞれ異なる複数の設定条件と、が対応付けて予め記述された設定テーブルと、を備え、
前記制御手段は、前記複数の記号キーの操作により前記記号列が入力されると、前記設定テーブルの前記複数の設定条件の内の、該記号列に対応する1つの設定条件に従って、前記ダビング処理または前記録画処理を実行する記録読取装置。
【請求項2】
予め定められた所定のタイミングで、前記設定テーブルの内容を表示する表示手段を備える請求項1に記載の記録読取装置。
【請求項3】
前記録画処理における前記設定条件は、録画画質、録画時間を含み、
前記ダビング処理における前記設定条件は、ダビング画質、ダビング時間を含む請求項1又は2に記載の記録読取装置。
【請求項4】
前記制御手段により実行された前記ダビング処理または前記録画処理の前記設定条件を、履歴として記憶する履歴テーブルを備え、
前記制御手段は、前記履歴の頻度が多い前記設定条件から順番に前記記号列を対応付けて記述した前記設定テーブルを作成する請求項1から3のいずれかに記載の記録読取装置。
【請求項5】
前記第1のメディアは、ハードディスクであり、
前記第2のメディアは、光ディスクである請求項1から4のいずれかに記載の記録読取装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−287840(P2008−287840A)
【公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−134153(P2007−134153)
【出願日】平成19年5月21日(2007.5.21)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】