説明

設備機器の操作端末

【課題】 一定のセキュリティ性を確保して簡易な入力操作で、インターネット上の種々の情報を閲覧可能な設備機器の操作端末を提供する。
【解決手段】 操作端末1のユーザを識別するためのユーザ情報を登録してある特定サーバに対するユーザ情報の削除または一時的な無効化を行うユーザ登録解除処理の起動用画面を画面表示装置3に表示出力し、ユーザ登録解除処理の起動用画面に基づく操作入力を入力操作装置2から受け付け、特定サーバにアクセスしてユーザ登録解除データの交換を行うユーザ登録解除処理部6と、ユーザ情報が未登録または無効化されている特定サーバに対するユーザ情報の登録または有効化を行うユーザ情報登録処理の起動用画面を画面表示装置3に表示出力し、ユーザ情報登録処理の起動用画面に基づく操作入力を入力操作装置2から受け付け、特定サーバにアクセスしてユーザ情報登録データの交換を行うユーザ情報登録処理部7を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建造物に固定的に設置される設備機器の操作端末に関し、更に詳細には、インターネット接続機能を備えインターネット上の情報を閲覧可能な設備機器の操作端末に関する。
【背景技術】
【0002】
建造物に固定的に設置される設備機器の操作端末として、インターネット接続機能を備えインターネット上の情報を閲覧可能な給湯暖房機のリモコン端末がある(例えば、特許文献1、及び、非特許文献1を参照)。
【0003】
特許文献1では、内部サーバを有するプライベートネットワークやVPN技術を利用することなく、インターネットを利用して家庭内等における種々の情報を外部サーバとの間で双方向通信することができる給湯器が開示されており、特許文献1の図5には、インターネット上の情報を閲覧可能な給湯器のリモコン端末が開示されている。
【0004】
非特許文献1では、インターネット接続用のインターフェイスとWebブラウザを内蔵し、インターネット上の生活情報やガス使用量等を閲覧可能な給湯暖房機のリモコン端末が開示されている。
【0005】
【特許文献1】特開2003−279118号公報
【非特許文献1】「新築集合住宅向けインターネット接続機能付きガス給湯暖房機用リモコン(ネットワークリモコン)カタログ」、大阪瓦斯株式会社、2004年10月1日
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一方、給湯暖房機等の設備機器に限らず、情報家電と称されるインターネット接続機能を備えインターネット上のWebサーバとデータ送受信可能な電気機器が開発されている。しかし、給湯暖房機、空調機、セキュリティ機器等の設備機器は、一般的な情報家電と異なり、住居等の建造物に固定的に設置されるため、転居等により使用者が移動しても、元の設置個所に残されたまま次に移転した住人に使用されるのが通常である。
【0007】
ところで、非特許文献1に開示されているように、リモコン端末で閲覧可能な情報としては、天気予報やマンション内のお知らせ等の一般情報に加え、ガス使用量等の個人情報も含まれるため、転居後に次に転入してきた住人に閲覧されて不都合な情報が含まれる場合がある。かかる場合には、パソコン等からインターネットを介して行うオンライン銀行取引やオンラインショッピング等の場合のように、ユーザIDやパスワード等によるユーザ認証を行った上で、セキュリティ性を高くして機密データの送受信を行うようにすれば、転居後の次の住人等の第三者に、個人情報等の第三者に閲覧されたくない個人的情報の閲覧を防止できる。しかしながら、設備機器のリモコン端末から、簡易且つ即座に閲覧したい情報に対して、いちいちユーザIDやパスワード等の入力を行う操作が煩わしいという一面がある。また、設備機器のリモコン端末は、台所や居間の壁等に設置されている場合には、パソコン等に比べ複雑な入力操作に対する操作性に劣る場合もあり、なるべく簡易な入力操作で種々の操作が可能な構成が好ましい。更に、個人情報等の第三者に閲覧されたくない情報を管理するサーバ側で、転居等のユーザ状況の変化を管理すれば済むとも考えられるが、転出するユーザからの連絡が無かったり、遅れたりすると転居等のユーザ状況の変化が反映されないまま、次の住人等の第三者に対して個人的情報の閲覧を放置する結果となる。
【0008】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、一定のセキュリティ性を確保して簡易な入力操作で、インターネット上の種々の情報を閲覧可能なインターネット接続機能を備えた設備機器の操作端末を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明に係る設備機器の操作端末は、筐体外面部にユーザ入力操作用の入力操作装置と情報出力用の画面表示装置を有し、インターネット接続機能を備え、インターネットを介した1または複数の外部サーバとの情報の送受信を行う通信インターフェイスと、前記入力操作装置からの操作入力を受け付け、前記通信インターフェイスを介して、前記操作入力に基づいて前記外部サーバの1つにアクセスして、前記外部サーバから出力される表示用データの受信を行い、前記表示用データを前記画面表示装置に表示出力する外部情報送受信制御部と、前記操作端末のユーザを識別するためのユーザ情報を登録してある前記外部サーバの内の1または複数の特定サーバに対する前記ユーザ情報の削除または一時的な無効化を行うユーザ登録解除処理の起動用画面を前記画面表示装置に表示出力し、前記ユーザ登録解除処理の起動用画面に基づく操作入力を受け付け、前記特定サーバの少なくとも1つにアクセスして、所定のユーザ登録解除データの交換を行うユーザ登録解除処理部と、を備えることを第1の特徴とする。
【0010】
更に、本発明に係る設備機器の操作端末は、上記第1の特徴に加えて、前記ユーザ情報が未登録または一時的に無効化されている1または複数の前記特定サーバに対する前記ユーザ情報の登録または有効化を行うユーザ情報登録処理の起動用画面を前記画面表示装置に表示出力し、前記ユーザ情報登録処理の起動用画面に基づく操作入力を受け付け、前記特定サーバの少なくとも1つにアクセスして、所定のユーザ情報登録データの交換を行うユーザ情報登録処理部を備えることを第2の特徴とする。
【0011】
更に、本発明に係る設備機器の操作端末は、上記第1または第2の特徴に加えて、前記ユーザ情報は、前記操作端末のユーザに固有の情報であって、前記操作端末に固有の設置場所情報は含まず、前記操作端末に固有の端末識別情報と関連付けられて、前記特定サーバに登録されることを第3の特徴とする。
【0012】
更に、本発明に係る設備機器の操作端末は、上記第3の特徴に加えて、前記外部サーバの1つである所定の管理サーバに対する前記操作端末の初期設定処理の起動用画面を前記画面表示装置に表示出力し、前記初期設定処理の起動用画面に基づく操作入力を受け付け、前記管理サーバにアクセスして、前記操作端末に固有の端末識別情報を含む端末認証情報を交換するとともに、前記操作端末の設置場所情報の前記管理サーバへの登録処理を行う初期設定処理部を備えることを第4の特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
上記第1の特徴の設備機器の操作端末によれば、操作端末のユーザは、操作端末の設置されている建造物から転出する場合等において、ユーザ登録解除処理部が画面表示装置に表示出力するユーザ登録解除処理の起動用画面に従って操作入力を行えば、既にユーザ情報を登録してある1または複数の特定サーバに対するユーザ情報の削除または一時的な無効化を行うユーザ登録解除処理が、ユーザ登録解除処理部によって特定サーバの少なくとも1つにアクセスしてユーザ登録解除データの交換を行うことで実行される。これにより、全ての特定サーバにアクセスしてユーザ登録解除データの交換を行った場合には、各特定サーバにおいて登録されているユーザ情報が削除または無効化されるため、また、管理用の1つの特定サーバにアクセスしてユーザ登録解除データの交換を行った場合には、当該管理用の特定サーバが他の特定サーバにアクセスして各特定サーバにおいて登録されているユーザ情報が削除または無効化されるため、同じ操作端末から他のユーザが何れの特定サーバにアクセスしても、ユーザ情報が削除または無効化された解除状態であるので、当該他のユーザは解除前のユーザに固有の情報を閲覧することができない。従って、転出するユーザは、当該ユーザ登録解除処理を行うことで、次に転入してくる新しいユーザによる同じ操作端末からのユーザ固有情報の閲覧を防止することができ、転出前においては、転出後のセキュリティ性を確保しつつ、パスワードの照合等によるユーザ認証を行わずに簡易な入力操作でインターネット上の種々の情報を閲覧可能となる。更に、転出するユーザによる当該ユーザ登録解除処理によって、操作端末のインターネット接続を管理している管理者は、転出するユーザの転出事実を事前に把握でき、次に転入してくるユーザに対する外部サーバ側での必要な事前準備等も可能となる。
【0014】
尚、ユーザ情報の無効化とは、ユーザ情報は削除せずに維持したままユーザ固有情報の閲覧が不可能な状態としておくことで、将来有効化した場合に、元のユーザ情報やユーザ固有情報を一から登録し直す手間を省くことができる。また、ユーザ情報を有効化する際に、別の操作端末と関連付けることで、当該別の操作端末から有効化したユーザ情報に関連付けられたユーザ固有情報の閲覧が可能となり、ユーザ情報を無効化したときの前の操作端末からの閲覧は無効化されたままとすることができる。
【0015】
上記第2の特徴の設備機器の操作端末によれば、操作端末の新規ユーザは、操作端末の設置されている建造物に新たに移転してきた場合等において、ユーザ情報登録処理部が画面表示装置に表示出力するユーザ情報登録処理の起動用画面に従って操作入力を行えば、ユーザ情報が削除または無効化されてある1または複数の特定サーバに対する新たなユーザ情報の登録または既存のユーザ情報を有効化するユーザ情報登録処理が、ユーザ情報登録処理部によって特定サーバの少なくとも1つにアクセスしてユーザ情報登録データの交換を行うことで実行される。これにより、全ての特定サーバにアクセスしてユーザ情報登録データの交換を行った場合には、各特定サーバにおいて新たなユーザ情報の登録または既存のユーザ情報を有効化され、また、管理用の1つの特定サーバにアクセスしてユーザ情報登録データの交換を行った場合には、当該管理用の特定サーバが他の特定サーバにアクセスして各特定サーバにおいて新たなユーザ情報の登録または既存のユーザ情報を有効化されるため、特定サーバにアクセスして、転出した前のユーザのユーザ情報ではなく新規ユーザのユーザ情報の閲覧が可能となる。
【0016】
上記第3の特徴の設備機器の操作端末によれば、ユーザ情報が、操作端末に固有の設置場所情報及び操作端末に固有の端末識別情報とは区別して登録されているため、ユーザ情報が削除または無効化されても、操作端末に固有の端末識別情報等は、外部サーバ側で有効であるため、操作端末から外部サーバへのアクセスに対して、外部サーバは登録済みの正規の操作端末からのアクセスであることを認識できるため、当該アクセスを許可して所定の特定のユーザに関連しない一般情報の閲覧が可能となる。
【0017】
また、ユーザ情報の登録または有効化を行う場合においても、操作端末に固有の端末識別情報等は解除されずに以前のまま登録済みであるので、再度、操作端末の端末認証処理等を外部サーバとの間で行う必要がない。
【0018】
上記第4の特徴の設備機器の操作端末によれば、操作端末の新規ユーザ、或いは、操作端末の設置工事を行う作業者は、操作端末の設置後最初のインターネット接続時等において、初期設定処理部が画面表示装置に表示出力する初期設定処理の起動用画面に従って操作入力を行えば、初期設定処理部によって管理サーバにアクセスして、管理サーバに対する端末認証情報の交換と操作端末の設置場所情報の登録処理を行う。これにより、管理サーバは、操作端末とのインターネット接続が予定されている他の外部サーバに対して、端末認証情報を登録することができ、操作端末はこれらの外部サーバにアクセスした場合に、外部サーバ側で登録済みの正規の操作端末からのアクセスであることを認識できるため、当該アクセスを許可して所定の情報、少なくとも特定のユーザに関連しない一般情報の閲覧が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明に係る設備機器の操作端末(以下、適宜「本発明端末」と略称する)の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1に示すように、本発明端末1は、建造物10(例えば、戸建住宅或いは集合住宅等の住居)に固定的に設置される設備機器の一例である給湯暖房機11のリモコン端末であり、建造物10内に設置されたLAN(ローカルネットワーク)12に接続して、同じくLAN12に接続したルータ13と回線接続機器14を介してインターネット15を介して、外部サーバ(管理サーバ16、コンテンツサーバ17,18)に接続可能に構成されている。LAN12には、パソコンや他の情報家電等(図示せず)も接続して、インターネット15に接続可能であり、また、本発明端末1との間でのデータの送受信が可能であるが、本発明の本旨と直接関係ないので説明は割愛する。尚、図1中の回線接続機器14は、インターネット15に物理的に接続するための通信回線(ADSL(非対称デジタル加入者線)、光通信ケーブル、無線通信回線、等)とルータ13間を接続するためのADSLモデム、光回線終端装置等である。本実施形態では、LAN12は一般に普及しているTCP/IP(transmission control protocol/internet protocol)を通信プロトコルとするLANを想定している。LAN12の物理的な構成は、本発明端末1、ルータ13、及び、他の端末機器を、ハブ(図示せず)を介してLANケーブルで接続する構成、無線LANで接続する構成、その他の方式の何れでも構わない。
【0021】
管理サーバ16は、本発明端末1のインターネット接続を含む種々の運用に必要なデータの設定や登録を管理するサーバで、Webサーバとしての機能とデータベース管理機能を有する。コンテンツサーバ17,18は、本発明端末1との間で予め相互に端末認証を行っておくことで、本発明端末1を正規のクライアント端末と認識して、各サーバで管理する情報(例えば、天気予報、ユーザへのお知らせ、居住地域のタウン情報、料理レシピ、ユーザのガス使用量、等)の閲覧を許可して本発明端末1へ当該情報のHTML(hypertext markup language)やXML(extensible markup language)等のマークアップ言語で記述された表示用データを送信するWebサーバである。
【0022】
また、外部サーバ16〜18の内の管理サーバ16を含む一部または全部の外部サーバは、本発明端末1の端末認証用の情報以外に、本発明端末1のユーザを識別するためのユーザ情報(例えば、ユーザ氏名やユーザ識別番号等)を登録してあり、以下の説明では説明の便宜上、「特定サーバ」と称する。本実施形態では、特定サーバとして、管理サーバ16以外に、例えば、ユーザのガス使用量の過去の実績値等の個人情報を含む端末関連データを提供するコンテンツサーバが含まれる。
【0023】
図2に、本発明端末1のインターネット接続機能に関係する機能ブロック構成を模式的に示す。本発明端末1は、給湯暖房機11の制御に係る機能を本来的に備えているが、当該本来的機能は、通常の給湯暖房機リモコンと同様の機能であり、本発明の本旨と直接関係ないので説明は割愛する。
【0024】
図2に示すように、本発明端末1は、筐体外面部(図示せず)に設置されたユーザ入力操作用の入力操作装置2と情報出力用の画面表示装置3を有し、更に、通信インターフェイス4、外部情報送受信制御部5、ユーザ登録解除処理部6、ユーザ情報登録処理部7、初期設定処理部8、不揮発性記憶装置9を備えて構成される。ここで、通信インターフェイス4、外部情報送受信制御部5、ユーザ登録解除処理部6、ユーザ情報登録処理部7、初期設定処理部8は、何れも機能的手段であり、本発明端末1を構成するコンピュータのハードウェア資源を利用して、各機能を実現する各コンピュータプログラムを当該コンピュータの中央演算処理装置が実行することによってソフトウェア的に実現されるものである。
【0025】
入力操作装置2は、筐体外面部に固定的に設置されたタッチスイッチとタッチパネル機能を備えた画面表示装置3の表示画面上にソフトウェア的に形成されたタッチスイッチで構成される。画面表示装置3は、筐体外面部に固定的に設置されたタッチパネル機能を備えた液晶表示装置で、入力操作用のタッチスイッチや、情報出力用の画面表示を行う。
【0026】
通信インターフェイス4は、ルータ13、回線接続機器14、及び、インターネット15を介し、外部サーバ16〜18との間でTCP/IP通信によるデータの送受信を行う通信インターフェイスである。
【0027】
外部情報送受信制御部5は、入力操作装置2からの操作入力を受け付け、通信インターフェイスを介して、受け付けた操作入力に基づいて指定される外部サーバ16〜18等の1つのWebサーバにアクセスして、アクセスした外部サーバから出力されるHTMLやXML等で記述された表示用データの受信を行い、受信した表示用データを内蔵のWebブラウザ機能で解釈して、画面表示装置3の表示画面上に表示出力する。
【0028】
ユーザ登録解除処理部6は、特定サーバに対するユーザ情報の削除を行うユーザ登録解除処理の起動用画面を画面表示装置3に表示出力し、ユーザ登録解除処理の起動用画面に基づく入力操作装置2からの操作入力を受け付け、全ての特定サーバに順番にアクセスして、ユーザ登録解除データの交換を行う。これにより、特定サーバ側では、ユーザ登録解除データに基づいて、アクセスのあった本発明端末1のユーザ情報の削除を行う。
【0029】
ユーザ情報登録処理部7は、本発明端末1のユーザ情報が未登録である特定サーバに対してユーザ情報の登録を行うユーザ情報登録処理の起動用画面を画面表示装置3に表示出力し、ユーザ情報登録処理の起動用画面に基づく入力操作装置2からの操作入力を受け付け、全ての特定サーバに順番にアクセスして、ユーザ情報登録データの交換を行う。これにより、特定サーバ側では、ユーザ情報登録データに基づいて、アクセスのあった本発明端末1のユーザ情報の登録を行う。
【0030】
初期設定処理部8は、管理サーバ16に対する本発明端末1の初期設定処理の起動用画面を画面表示装置3に表示出力し、初期設定処理の起動用画面に基づく入力操作装置2からの操作入力を受け付け、管理サーバ16にアクセスして、本発明端末1に固有の端末識別情報を含む端末認証情報を交換するとともに、本発明端末1の設置場所情報を送信する。これにより、管理サーバ16側では、操作端末データベース19に端末識別情報及び設置場所情報等が登録される。以降、この処理結果によって管理サーバ16と本発明端末1間で相互に正規の操作端末、正規の管理サーバであることの確認を取り合うことができる。
【0031】
不揮発性記憶装置9は、本発明端末1を構成するコンピュータに内蔵、或いは、外付けの記憶装置で、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性半導体メモリや磁気ディスクメモリ(HDD)等で構成され、本発明端末1からのアクセスを事前に設定してある外部サーバ16〜18のURL(uniform resource locator)またはIPアドレス、外部サーバ16〜18との端末認証用データ等を記憶する。
【0032】
本発明端末1は、給湯暖房機11とともに建造物10に設置された時点で、図3に示すステップ#1からステップ#4までのネットワーク初期設定処理が実行される。具体的には、本発明端末1とルータ13間がLANケーブルで通信可能に接続された段階で、初期設定処理部8を起動して、ルータ13との間の通信設定として、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイアドレス等の設定を行う(ステップ#1)。初期設定処理部8は、操作者による入力操作装置2の所定の入力操作によって起動されるか、或いは、通信設定の未設定状態を認識して、自動的に起動される構成でもよい。初期設定処理部8が起動されると、初期設定処理部8が初期設定処理の起動用画面を画面表示装置3の表示画面上に表示出力するので、操作者が表示された起動用画面から初期設定処理の起動を実行すると、画面表示装置3に通信設定用の入力画面が表示されるので、操作者が入力画面から入力操作することで、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイアドレス等の設定を行う。この時点で、インターネット接続可能な状態となる。
【0033】
引き続き、初期設定処理部8は、ステップ#1の通信設定の完了を認識すると、不揮発性記憶装置9に記憶している管理サーバ16のURLまたはIPアドレスを読み出し、管理サーバ16にアクセスして、同じく不揮発性記憶装置9に記憶している本発明端末1に固有の端末識別情報を含む端末認証用データと本発明端末1の設置場所情報等を読み出し、管理サーバ16との間で端末認証情報の交換を行い(ステップ#2)、更に、管理サーバ16に対し、本発明端末1の設置場所情報等を送信する(ステップ#3)。これにより、管理サーバ16側では、操作端末データベース19に端末認証情報及び設置場所情報等が登録される。以降、この処理結果によって管理サーバ16と本発明端末1間で相互に正規の操作端末、正規の管理サーバであることの確認を取り合うことが可能となる。更に、管理サーバ16は他の外部サーバにアクセスして、本発明端末1の端末認証情報の登録を別途行う。
【0034】
引き続き、ユーザ情報登録処理部7を起動して、ユーザ情報登録処理を実行する(ステップ#4)。ユーザ情報登録処理部7は、操作者による入力操作装置2の所定の入力操作によって起動されるか、或いは、ステップ#2及び#3の完了を認識して、自動的に起動される構成でもよい。ユーザ情報登録処理部7が起動されると、ユーザ情報登録処理部7がユーザ情報登録処理の起動用画面を画面表示装置3の表示画面上に表示出力するので、操作者または本発明端末1のユーザが表示された起動用画面からユーザ情報登録処理の起動を行うと、画面表示装置3にユーザ情報登録用の入力画面が表示されるので、必要なユーザ情報の入力操作を行うことで、ユーザ情報が本発明端末1内の一時記憶装置(図示せず)または不揮発性記憶装置9に一時的に記憶される。引き続き、ユーザ情報登録処理部7は、不揮発性記憶装置9に記憶している1または複数の特定サーバのURLまたはIPアドレスを読み出し、各特定サーバに順番にアクセスして、一時的に記憶されたユーザ情報を各特定サーバに送信する。これにより、各特定サーバ側では、管理サーバから先行して送信された端末認証情報と本発明端末1から送信されたユーザ情報を相互に関連付けて登録する。
【0035】
以上のネットワーク初期設定処理は、本発明端末1の新規設置時或いは修理交換時に、工事作業者によって行われ場合が想定されるが、ステップ#4のユーザ情報登録処理は、ステップ#1〜#3の一連の処理後に、時間を置いて、本発明端末1のユーザが実行するようにしても構わない。更に、上記ネットワーク初期設定処理の一部(例えば、ステップ#1〜#3)または全部(ステップ#1〜#4)は、本発明端末1において実行せず、LAN12を介して本発明端末1に接続する外部制御端末(パソコン等)からの制御によって実行するようにしても構わない。
【0036】
次に、ネットワーク初期設定処理済みの状態で、本発明端末1のユーザが転居等の理由で、本発明端末1を使用しなくなる場合のユーザ登録解除処理について説明する。現行のユーザが転出しても、設置済みの給湯暖房機11とそのリモコン端末である本発明端末1はそのまま建造物10に使用可能な状態で設置されているので、次に転入してくる新たなユーザは、引き続いて設置済みの給湯暖房機11と本発明端末1を使用できる。ところで、本発明端末1のインターネット接続機能も継続して使用できるので、現在のユーザは、ネットワーク初期設定処理のユーザ情報登録処理(ステップ#4)で各特定サーバに登録されたユーザ情報を削除しておく必要がある。
【0037】
現在のユーザは、転出時または転出直前に、入力操作装置2の所定の入力操作によってユーザ登録解除処理部6を起動し、ユーザ登録解除処理の起動用画面を画面表示装置3に表示出力させる。そして、表示された起動用画面上の起動スイッチボタンを押下すると、ユーザ登録解除処理部6がユーザ登録解除処理を開始する。ユーザ登録解除処理部6は、ネットワーク初期設定処理のユーザ情報登録処理(ステップ#4)でユーザ情報を登録した全ての特定サーバに順番にアクセスして、ユーザ登録解除データの交換を行う。ユーザ登録解除データは、例えば、本発明端末1と相手方サーバの端末認証情報、削除すべきユーザ情報、ユーザ情報の削除要求で構成される。ユーザ登録解除データを受信した特定サーバは、本発明端末1が正規の登録済みの操作端末であって、自己のサーバに対する正式なユーザ情報の削除要求であることを認識すると、本発明端末1の端末認証情報は削除せずに、ユーザ情報だけを削除する。従って、ユーザ情報の削除後も本発明端末1からのアクセスは許可される。
【0038】
さて、ユーザ登録解除処理を行ったユーザが転出した後に、次の新規ユーザが転入してきた場合には、設置済みの給湯暖房機11とそのリモコン端末である本発明端末1はそのまま建造物10に使用可能な状態で残されているので、当該新規ユーザは、本発明端末1を操作して外部サーバにアクセスすることは可能であるが、各特定サーバではユーザ登録解除処理された状態のままであるので、当該新規ユーザは自己の端末関連データの閲覧が許可されない状態である。従って、当該新規ユーザは、上記ネットワーク初期設定処理のユーザ情報登録処理(ステップ#4)と同じ処理を再度行う必要がある。以下、新規ユーザによるユーザ情報再登録処理について説明する。
【0039】
新規ユーザは、ユーザ情報登録処理部7を起動して、ユーザ情報再登録処理を実行する。ユーザ情報登録処理部7は、操作者による入力操作装置2の所定の入力操作によって起動されるか、或いは、ユーザ登録解除処理済み状態であることを認識して、自動的に起動される構成でもよい。ユーザ情報登録処理部7が起動されると、ユーザ情報登録処理部7がユーザ情報登録処理の起動用画面を画面表示装置3の表示画面上に表示出力するので、本発明端末1の新規ユーザが表示された起動用画面からユーザ情報登録処理の起動を行うと、画面表示装置3にユーザ情報登録用の入力画面が表示されるので、必要なユーザ情報の入力操作を行うことで、ユーザ情報が本発明端末1内の一時記憶装置または不揮発性記憶装置9に一時的に記憶される。引き続き、ユーザ情報登録処理部7は、不揮発性記憶装置9に記憶している1または複数の特定サーバのURLまたはIPアドレスを読み出し、各特定サーバに順番にアクセスして、一時的に記憶されたユーザ情報を各特定サーバに送信する。これにより、各特定サーバ側では、管理サーバから送信された端末認証情報と本発明端末1から送信された新たなユーザ情報を相互に関連付けて登録する。
【0040】
次に、上述のネットワーク初期設定処理、ユーザ登録解除処理、及び、ユーザ情報再登録処理の各処理によって本発明端末1の状態が遷移する様子を、図4に模式的に示す。図4に示すように、本発明端末1は、初期設定処理部8によるネットワーク初期設定処理(ステップ#1〜#3)によって、新規設置状態(S00)から端末認証情報登録状態(S01)に遷移し、更に、ユーザ情報登録処理部7によるネットワーク初期設定処理のユーザ情報登録処理(ステップ#4)によって、端末認証情報登録状態(S01)から端末認証情報及びユーザ情報登録状態(S11)に遷移する。端末認証情報及びユーザ情報登録状態(S11)では、ユーザは本発明端末1から特定サーバにアクセスして、端末関連データの閲覧が可能である。本発明端末1は、ユーザ登録解除処理部6によるユーザ登録解除処理によって、端末認証情報及びユーザ情報登録状態(S11)から端末認証情報登録状態(S01)に遷移する。端末認証情報登録状態(S01)では、ユーザは本発明端末1から特定サーバにアクセス可能であるが、端末関連データの閲覧は不可能である。しかし、端末関連データ以外の一般情報の閲覧は可能である。本発明端末1は、ユーザ情報登録処理部7による単独のユーザ情報再登録処理によって、端末認証情報登録状態(S01)から端末認証情報及びユーザ情報登録状態(S11)に遷移する。
【0041】
以上、本発明端末1では、ユーザ登録解除処理部6とユーザ情報登録処理部7によって、端末認証情報登録状態(S01)と端末認証情報及びユーザ情報登録状態(S11)の2状態間を交互に遷移可能であるので、本発明端末1のユーザが転居等で変化しても、その都度、転出するユーザによるユーザ登録解除処理と転入してきたユーザによるユーザ情報再登録処理を順次実行することで、転入してきたユーザは、転出したユーザの端末関連データは閲覧できず、自己の端末関連データの閲覧が可能となり、一定のセキュリティ性を確保して簡易な入力操作で、インターネット上の種々の情報を閲覧可能な環境をユーザに提供できる。
【0042】
次に、本発明システムの別実施形態について説明する。
【0043】
〈1〉上記実施形態では、ユーザ情報登録処理部7によるユーザ情報登録処理及びユーザ情報再登録処理では、本発明端末1のユーザ情報が未登録である全ての特定サーバに順番にアクセスして、ユーザ情報登録データの交換を行う処理形態を説明したが、ユーザ情報登録処理部7が管理サーバ16にのみアクセスして、ユーザ情報登録データの交換を行う処理形態であってもよい。この場合、管理サーバ16が他の特定サーバに順番にアクセスして、本発明端末1の端末認証情報とユーザ情報とユーザ情報登録要求を送信して、各特定サーバが、受信した端末認証情報とユーザ情報によって、本発明端末1のユーザ情報を登録するのも好ましい形態である。
【0044】
〈2〉上記実施形態では、ユーザ登録解除処理部6によるユーザ登録解除処理では、本発明端末1のユーザ情報を登録した全ての特定サーバに順番にアクセスして、ユーザ登録解除データの交換を行う処理形態を説明したが、ユーザ情報登録処理部7が管理サーバ16にのみアクセスして、ユーザ登録解除データの交換を行う処理形態であってもよい。この場合、管理サーバ16が他の特定サーバに順番にアクセスして、本発明端末1の端末認証情報とユーザ情報とユーザ登録解除要求を送信して、各特定サーバが、受信した端末認証情報とユーザ情報によって、本発明端末1のユーザ情報を削除するのも好ましい形態である。
【0045】
〈3〉上記実施形態では、ユーザ登録解除処理部6によるユーザ登録解除処理では、全ての特定サーバに登録された本発明端末1のユーザ情報を削除する場合を想定して説明したが、各特定サーバに登録された本発明端末1のユーザ情報を削除するのではなく、単に無効化するのも好ましい。ユーザ情報を無効化することで、ユーザ情報とユーザ情報に関連付けられて保存されている端末関連データはそのまま保存され、単に端末関連データの閲覧だけが禁止される状態となる。これにより、無効化したユーザ情報を後に有効化することで、既存の端末関連データの閲覧が可能となる。
【0046】
従って、ユーザ登録解除処理部6によるユーザ登録解除処理でユーザ情報を削除するのではなく無効化した場合には、ユーザ情報登録処理部7によるユーザ情報再登録処理では、新たなユーザ情報を登録するのではなく、無効化したユーザ情報の有効化を行うことになる。この場合、別の本発明端末1からユーザ情報の有効化を行う場合には、別の本発明端末1の端末認証情報とユーザ情報の関連付けが行われ、以前に使用していた本発明端末1から閲覧していた端末関連データを別の本発明端末1から閲覧可能となる。ここで、ユーザ情報の無効化の際に、有効化の際に使用するユーザIDやパスワードを発行しておくことで、第三者による不正な有効化を防止することができる。
【0047】
本別実施形態〈3〉の場合には、上述のネットワーク初期設定処理、ユーザ登録解除処理、及び、ユーザ情報再登録処理の各処理によって本発明端末1の状態は、図5に模式的に示すような遷移となる。図5に示すように、本発明端末1は、初期設定処理部8によるネットワーク初期設定処理(ステップ#1〜#3)によって、新規設置状態(S00)から端末認証情報登録状態(S01)に遷移し、更に、ユーザ情報登録処理部7によるネットワーク初期設定処理のユーザ情報登録処理(ステップ#4)によって、端末認証情報登録状態(S01)から端末認証情報及びユーザ情報登録状態(S11)に遷移する。端末認証情報及びユーザ情報登録状態(S11)では、ユーザは本発明端末1から特定サーバにアクセスして、端末関連データの閲覧が可能である。ここまでは、上記実施形態と同じである。本別実施形態〈3〉の場合には、本発明端末1は、ユーザ登録解除処理部6によるユーザ登録解除処理によって、端末認証情報及びユーザ情報登録状態(S11)から端末認証情報登録・ユーザ情報無効化状態(Sx1)に遷移する。端末認証情報登録・ユーザ情報無効化状態(Sx1)では、ユーザは本発明端末1から特定サーバにアクセス可能であるが、端末関連データの閲覧は不可能である。しかし、端末関連データ以外の一般情報の閲覧は可能である。本発明端末1は、ユーザ情報登録処理部7による単独のユーザ情報再登録処理によって、端末認証情報登録・ユーザ情報無効化状態(Sx1)から端末認証情報及びユーザ情報登録状態(S11)に遷移する。
【0048】
〈4〉上記実施形態では、図1において、建造物10として戸建住宅を想定して、建造物10内に、本発明端末(設備機器の操作端末)1と給湯暖房機(設備機器)11が1組だけ設置されている場合を例示したが、建造物10として集合住宅を想定した場合には、建造物10内に、本発明端末1と給湯暖房機11が複数組設置され、各操作端末がLAN12を介して共通のルータ13に接続する構成としてもよい。尚、集合住宅内に本発明端末1と設備機器11が複数組設置されている場合に、各設備機器11は、必ずしも同じ設備機器或いは機種である必要はない。同様に、各操作端末1も、必ずしも同じ仕様、外観である必要はない。
【0049】
更に、建造物10内に、本発明端末(設備機器の操作端末)1と給湯暖房機(設備機器)11が1組だけ設置されている場合において、本発明端末1が、LAN12とルータ13を介さずに、直接、回線接続機器14に接続してインターネット15に接続可能に構成されていても構わない。
【0050】
〈5〉上記実施形態において、本発明端末1は、設備機器本体から分離したリモコン端末を想定して説明したが、本発明端末1の一部または全部が、設備機器本体側に設けられていても構わない。例えば、リモコン端末側に入力操作装置2と画面表示装置3だけを備えて、通信インターフェイス4、外部情報送受信制御部5、ユーザ登録解除処理部6、ユーザ情報登録処理部7、初期設定処理部8、不揮発性記憶装置9等を、設備機器本体側に設けても構わない。
【0051】
〈6〉上記実施形態において、本発明端末1と接続する設備機器として、給湯暖房機を想定したが、給湯暖房機はガス給湯暖房機でも電気給湯暖房機でもよく、また、給湯暖房機以外の設備機器、例えば、空調専用機器や、ホームセキュリティ機器であっても構わない。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明に係る設備機器の操作端末は、インターネット接続機能を備えた給湯暖房機のリモコン端末等の建造物に固定的に設置される設備機器の操作端末に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明に係る設備機器の操作端末の一実施形態におけるインターネット接続環境の概略のシステム構成を示すブロック図
【図2】本発明に係る設備機器の操作端末の一実施形態におけるインターネット接続機能に関係する概略の機能構成を示すブロック図
【図3】本発明に係る設備機器の操作端末の一実施形態におけるネットワーク初期設定処理の処理手順を示すフローチャート
【図4】本発明に係る設備機器の操作端末の一実施形態におけるネットワーク初期設定処理、ユーザ登録解除処理、及び、ユーザ情報再登録処理の各処理による状態の遷移を示す状態遷移図
【図5】本発明に係る設備機器の操作端末の別実施形態におけるネットワーク初期設定処理、ユーザ登録解除処理、及び、ユーザ情報再登録処理の各処理による状態の遷移を示す状態遷移図
【符号の説明】
【0054】
1: 本発明に係る設備機器の操作端末(給湯暖房機のリモコン端末)
2: 入力操作装置
3: 画面表示装置
4: 通信インターフェイス
5: 外部情報送受信制御部
6: ユーザ登録解除処理部
7: ユーザ情報登録処理部
8: 初期設定処理部
9: 不揮発性記憶装置
10: 建造物(住居)
11: 設備機器(給湯暖房機)
12: LAN
13: ルータ
14: 回線接続機器
15: インターネット
16: 外部サーバ(管理サーバ)
17: 外部サーバ(コンテンツサーバ)
18: 外部サーバ(コンテンツサーバ)
19: 操作端末データベース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建造物に固定的に設置される設備機器の操作端末であって、
筐体外面部にユーザ入力操作用の入力操作装置と情報出力用の画面表示装置を有し、
インターネット接続機能を備え、インターネットを介した1または複数の外部サーバとの情報の送受信を行う通信インターフェイスと、
前記入力操作装置からの操作入力を受け付け、前記通信インターフェイスを介して、前記操作入力に基づいて前記外部サーバの1つにアクセスして、前記外部サーバから出力される表示用データの受信を行い、前記表示用データを前記画面表示装置に表示出力する外部情報送受信制御部と、
前記操作端末のユーザを識別するためのユーザ情報を登録してある前記外部サーバの内の1または複数の特定サーバに対する前記ユーザ情報の削除または一時的な無効化を行うユーザ登録解除処理の起動用画面を前記画面表示装置に表示出力し、前記ユーザ登録解除処理の起動用画面に基づく操作入力を受け付け、前記特定サーバの少なくとも1つにアクセスして、所定のユーザ登録解除データの交換を行うユーザ登録解除処理部と、
を備えることを特徴とする設備機器の操作端末。
【請求項2】
前記ユーザ情報が未登録または一時的に無効化されている1または複数の前記特定サーバに対する前記ユーザ情報の登録または有効化を行うユーザ情報登録処理の起動用画面を前記画面表示装置に表示出力し、前記ユーザ情報登録処理の起動用画面に基づく操作入力を受け付け、前記特定サーバの少なくとも1つにアクセスして、所定のユーザ情報登録データの交換を行うユーザ情報登録処理部を備えることを特徴とする請求項1に記載の設備機器の操作端末。
【請求項3】
前記ユーザ情報が、前記操作端末のユーザに固有の情報であって、前記操作端末に固有の設置場所情報は含まず、前記操作端末に固有の端末識別情報と関連付けられて、前記特定サーバに登録されることを特徴とする請求項1または2に記載の設備機器の操作端末。
【請求項4】
前記外部サーバの1つである所定の管理サーバに対する前記操作端末の初期設定処理の起動用画面を前記画面表示装置に表示出力し、前記初期設定処理の起動用画面に基づく操作入力を受け付け、前記管理サーバにアクセスして、前記操作端末に固有の端末識別情報を含む端末認証情報を交換するとともに、前記操作端末の設置場所情報の前記管理サーバへの登録処理を行う初期設定処理部を備えることを特徴とする請求項3に記載の設備機器の操作端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−257233(P2007−257233A)
【公開日】平成19年10月4日(2007.10.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−80024(P2006−80024)
【出願日】平成18年3月23日(2006.3.23)
【出願人】(000000284)大阪瓦斯株式会社 (2,453)
【Fターム(参考)】