説明

負荷調整装置、負荷調整方法、再生装置、再生システム、プログラム

【課題】宅内ネットワークシステム上の特定機器の機器リソースに対する処理が集中し、コンテンツの再生に失敗する事態が生じる。
【解決手段】受信機100の備える機器負荷予測部108は、宅内ネットワークシステム1上の各機器の高負荷時間帯を予測し、コンテンツ予測選別部107は、軽減対象となる対象機器の保持するコンテンツの中で、利用者が視聴を希望するコンテンツを予測し、移動制御部109は、予測されたコンテンツを高負荷時間帯の開始までに、対象機器から他の機器へ移動させる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれが、コンテンツに係るリソースを、少なくとも1以上備える第1機器及び第2機器を含む宅内ネットワークの構成要素である負荷調整装置であって、
将来の予測対象期間において、前記第1機器の備えるリソースの使用数が所定以上になると予測される高負荷時間帯を特定する負荷予測手段と、
必要に応じて、前記第1機器のリソースに割り当てられているコンテンツの中で、利用者の希望すると予測される予測コンテンツを特定するコンテンツ予測手段と、
前記第1機器の高負荷時間帯までに、前記予測コンテンツを前記第2機器のリソースに割り当てる制御手段と
を備えることを特徴とする負荷調整装置。
【請求項2】
前記負荷予測手段は、
過去の参照期間において、前記第1機器が受け付けた操作であって、前記第1機器のリソースを使用する処理に関する操作を示し、少なくとも前記処理が実行された時間帯を示す操作履歴を記憶している操作履歴記憶部と、
前記操作履歴に含まれる時間帯から、前記第1機器のリソースの使用数が所定以上であった時間帯を検出し、前記予測対象期間において、検出した時間帯と一致する時間帯を前記高負荷時間帯として特定する負荷特定部とを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の負荷調整装置。
【請求項3】
前記第1機器及び第2機器の備えるリソースは、コンテンツの記憶及び入出力に供するリソースであり、前記第1機器の備えるリソースは、割り当てられたコンテンツとして、前記コンテンツを記憶しており、
前記制御手段は、前記第2機器のリソースに前記予測コンテンツを記憶させるように、前記第1機器及び前記第2機器を制御する
ことを特徴とする請求項2に記載の負荷調整装置。
【請求項4】
前記コンテンツ予測手段は、
当該宅内ネットワーク内の機器において、過去に再生されたコンテンツを示す再生履歴を記憶している再生履歴記憶部と、
前記再生履歴の示すコンテンツの種類から、利用者が好んで再生したコンテンツの種類を特定し、特定した種類に属するコンテンツを前記予測コンテンツとして選別するコンテンツ選別部とを含む
ことを特徴とする請求項3に記載の負荷調整装置。
【請求項5】
前記コンテンツ選別部は、
前記再生履歴のうち、前記参照期間内の、前記第1機器の高負荷時間帯と一致する時間帯において再生されたコンテンツを示す部分履歴を抽出し、
抽出した部分履歴の示すコンテンツの属する種類から、前記利用者が好んで再生したコンテンツの種別を特定する
ことを特徴とする請求項4に記載の負荷軽減装置。
【請求項6】
前記コンテンツ選別部は、
前記参照期間内の複数の所定の時間帯それぞれにおいて、利用者が好んで再生したコンテンツの種類を特定し、特定した種類、それぞれに属する、複数の候補コンテンツを選択し、選択した複数の候補コンテンツの中で、前記参照期間内において、前記第1機器の高負荷時間帯と一致する時間帯と対応する候補コンテンツを前記予測コンテンツとする
ことを特徴とする請求項4に記載の負荷調整装置。
【請求項7】
前記コンテンツ予測手段は、
現在時刻から前記最大負荷時間帯の開始時刻までの時間に、当該宅内ネットワークの通信速度をかけて得られたサイズ上限値を算出する算出部と、
前記サイズ上限値以下のサイズを有するコンテンツの中から、前記予測コンテンツを選別するコンテンツ選別部とを含む
ことを特徴とする請求項3に記載の負荷調整装置。
【請求項8】
前記負荷予測手段は、さらに、
前記予測対象期間において、前記第2機器の備えるリソースの使用数が所定以上になると予測され、前記第1機器の高負荷時間帯より後の高負荷時間帯を特定し、
前記コンテンツ予測部は、
遅くとも前記第1機器の高負荷時間帯の終了時刻から、前記第2機器の高負荷時間帯の開始時刻までの、時間内に再生できる長さのコンテンツを前記予測コンテンツとして特定する
ことを特徴とする請求項3に記載の負荷調整装置。
【請求項9】
前記宅内ネットワーク内の何れかの機器は、放送コンテンツを受信する放送受信機能を備え、
前記負荷調整装置は、さらに、
放送される予定の放送コンテンツを示す放送予定情報を基に、前記高負荷時間帯において、利用者が視聴を希望する放送コンテンツが放送されるか否かを判断する判断手段を備え、
前記コンテンツ予測手段は、
利用者が視聴を希望する放送コンテンツが放送される場合、前記予測コンテンツの特定を中止する
ことを特徴とする請求項3に記載の負荷調整装置。
【請求項10】
リソースは、ハードディスクユニット及びその入出力機構であって、
前記負荷特定部は、ハードディスクユニットへのアクセスを生じさせる操作を示す前記操作履歴を基に、前記高負荷時間帯を特定する
ことを特徴とする請求項2に記載の負荷調整装置。
【請求項11】
前記第1機器及び第2機器の備えるリソースは、コンテンツの記憶に供するリソースであって、
前記コンテンツ予測手段は、前記第1機器の高負荷時間帯において、利用者が、前記第1機器のリソースに録画を予約している放送コンテンツを前記予測コンテンツとして特定し、
前記制御手段は、前記放送コンテンツ録画先を、前記第2機器のリソースに変更することで、前記予測コンテンツを前記第2機器のリソースに割り当てる
ことを特徴とする請求項2に記載の負荷調整装置。
【請求項12】
前記負荷予測手段は、さらに、
前記第2機器の備えるリソースの使用数が所定以上になると予測される将来の高負荷時間帯を特定し、
前記制御手段は、前記第1機器の高負荷時間帯及び前記第2機器の高負荷時間帯の何れにも含まれない調整可能時間帯を算出し、算出した調整可能時間帯において、前記予測コンテンツを前記第2機器のリソースに割り当てる
ことを特徴とする請求項2に記載の負荷調整装置。
【請求項13】
前記第1機器のリソースは、放送受信用のチューナーであって、
前記負荷特定部は、前記チューナーの動作を生じさせる操作を示す前記操作履歴を基に、前記高負荷時間帯を特定する
ことを特徴とする請求項2に記載の負荷調整装置。
【請求項14】
それぞれが、コンテンツに係るリソースを、少なくとも1以上備える負荷調整装置及び他の機器を含む宅内ネットワークの前記負荷調整装置であって、
将来の予測対象期間において、自身の備えるリソースの使用数が所定以上になると予測される高負荷時間帯を特定する負荷予測手段と、
必要に応じて、自身のリソースに割り当てられているコンテンツの中で、利用者の希望すると予測される予測コンテンツを特定するコンテンツ予測手段と、
前記高負荷時間帯までに、前記予測コンテンツを前記他の機器のリソースに割り当てる制御手段と
を備えることを特徴とする負荷調整装置。
【請求項15】
それぞれが、コンテンツに係るリソースを、少なくとも1以上備える負荷調整装置及び他の機器を含む宅内ネットワークの前記負荷調整装置であって、
将来の予測対象期間において、前記他の機器の備えるリソースの使用数が所定以上になると予測される高負荷時間帯を特定する負荷予測手段と、
必要に応じて、前記他の機器のリソースに割り当てられているコンテンツの中で、利用者の希望すると予測される予測コンテンツを特定するコンテンツ予測手段と、
前記高負荷時間帯までに、前記予測コンテンツを自身のリソースに割り当てる制御手段と
を備えることを特徴とする負荷調整装置。
【請求項16】
コンテンツの再生を許可する権利情報を用いて前記コンテンツの再生を行う複数の再生装置を含むコンテンツ再生システム内の1の再生装置であって、
前記コンテンツ再生システム内における、前記権利情報の所在を示す所在情報を記憶している所在情報記憶手段と、
前記コンテンツの再生要求を取得する取得手段と、
前記再生要求を取得すると、前記所在情報を基に、前記権利情報の取得を試みる要求手段と、
取得できなかった場合に、前記所在情報の示す所在を提示して、利用者に所定の操作を促す操作指示手段と
を備えることを特徴とする再生装置。
【請求項17】
前記再生装置は、さらに、
前記権利情報を取得した場合、取得後の前記権利情報の所在を示すように、前記所在情報を書き換える書換手段
を備えることを特徴とする請求項16に記載の再生装置。
【請求項18】
コンテンツと対応する副権利情報を用いて、コンテンツの再生を行う再生装置を含むコンテンツ再生システムであって、
主権利情報を記憶している記憶手段と、
少なくとも、利用可能状態及び利用不可状態の2つの状態を有する前記副権利情報を取得する取得手段と、
前記主権利情報を用いて、前記副権利情報の状態を利用不可状態から利用可能状態へ変換する変換手段と、
前記コンテンツの再生が要求される前に、前記変換が行われるように、前記変換手段を制御する制御手段と
を含むことを特徴とするコンテンツ再生システム。
【請求項19】
前記記憶手段と前記変換手段とは、可搬型記録媒体を形成し、
前記再生装置は、前記可搬型記録媒体を装着可能である
ことを特徴とする請求項18に記載のコンテンツ再生システム。
【請求項20】
それぞれが、コンテンツに係るリソースを、少なくとも1以上備える第1機器及び第2機器を含む宅内ネットワークの構成要素である負荷調整装置において用いられる負荷調整方法であって、
将来の予測対象期間において、前記第1機器の備えるリソースの使用数が所定以上になると予測される高負荷時間帯を特定する負荷予測ステップと、
必要に応じて、前記第1機器のリソースに割り当てられているコンテンツの中で、利用者の希望すると予測される予測コンテンツを特定するコンテンツ予測ステップと、
前記第1機器の高負荷時間帯までに、前記予測コンテンツを前記第2機器のリソースに割り当てる制御ステップと
を含むことを特徴とする負荷調整方法。
【請求項21】
それぞれが、コンテンツに係るリソースを、少なくとも1以上備える第1機器及び第2機器を含む宅内ネットワークの構成要素である負荷調整装置において用いられる負荷調整プログラムであって、
将来の予測対象期間において、前記第1機器の備えるリソースの使用数が所定以上になると予測される高負荷時間帯を特定する負荷予測ステップと、
必要に応じて、前記第1機器のリソースに割り当てられているコンテンツの中で、利用者の希望すると予測される予測コンテンツを特定するコンテンツ予測ステップと、
前記第1機器の高負荷時間帯までに、前記予測コンテンツを前記第2機器のリソースに割り当てる制御ステップと
を含むことを特徴とする負荷調整プログラム。
【請求項22】
コンテンツの再生を許可する権利情報を用いて前記コンテンツの再生を行う複数の再生装置を含むコンテンツ再生システム内の1の再生装置において用いられる制御方法であって、
前記再生装置は、前記コンテンツ再生システム内における、前記権利情報の所在を示す所在情報を記憶している所在情報記憶手段を備え、
前記制御方法は、
前記コンテンツの再生要求を取得する取得ステップと、
前記再生要求を取得すると、前記所在情報を基に、前記権利情報の取得を試みる要求ステップと、
取得できなかった場合に、前記所在情報の示す所在を提示して、利用者に所定の操作を促す操作指示ステップと
を含むことを特徴とする制御方法。
【請求項23】
コンテンツの再生を許可する権利情報を用いて前記コンテンツの再生を行う複数の再生装置を含むコンテンツ再生システム内の1の再生装置において用いられる制御プログラムであって、
前記再生装置は、前記コンテンツ再生システム内における、前記権利情報の所在を示す所在情報を記憶している所在情報記憶手段を備え、
前記制御プログラムは、
前記コンテンツの再生要求を取得する取得ステップと、
前記再生要求を取得すると、前記所在情報を基に、前記権利情報の取得を試みる要求ステップと、
取得できなかった場合に、前記所在情報の示す所在を提示して、利用者に所定の操作を促す操作指示ステップと
を含むことを特徴とする制御プログラム。
【請求項24】
コンテンツと対応する副権利情報を用いて、コンテンツの再生を行う再生装置を含むコンテンツ再生システムにおいて用いられる制御方法であって、
前記コンテンツ再生システムは、主権利情報を記憶している記憶手段を含み、
前記制御方法は、
少なくとも、利用可能状態及び利用不可状態の2つの状態を有する前記副権利情報を取得する取得ステップと、
前記主権利情報を用いて、前記副権利情報の状態を利用不可状態から利用可能状態へ変換する変換ステップと、
前記コンテンツの再生が要求される前に、前記変換が行われるように、前記変換手段を制御する制御ステップと
を含むことを特徴とする制御方法。
【請求項25】
コンテンツと対応する副権利情報を用いて、コンテンツの再生を行う再生装置を含むコンテンツ再生システムにおいて用いられる制御プログラムであって、
前記コンテンツ再生システムは、主権利情報を記憶している記憶手段を含み、
前記制御プログラムは、
少なくとも、利用可能状態及び利用不可状態の2つの状態を有する前記副権利情報を取得する取得ステップと、
前記主権利情報を用いて、前記副権利情報の状態を利用不可状態から利用可能状態へ変換する変換ステップと、
前記コンテンツの再生が要求される前に、前記変換が行われるように、前記変換手段を制御する制御ステップと
を含むことを特徴とする制御プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【公開番号】特開2008−72484(P2008−72484A)
【公開日】平成20年3月27日(2008.3.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−249640(P2006−249640)
【出願日】平成18年9月14日(2006.9.14)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】