貯蔵バッグを排気する装置および方法
食物などを貯蔵、保存する貯蔵システムが、シール可能な貯蔵バッグを含み、その貯蔵バッグは、貯蔵バッグの内部容積と連通する一方向弁要素を備える。システムはまた、内部容積内に取り込まれた空気を、弁要素を介して排気するために、一方向弁要素全体にわたって配置され得る排気装置を含む。貯蔵バッグに潜在的なダメージを与えないように、排気装置は、一平方インチ当たり6ポンド以上の最大排気圧を形成するように構成されている。一実施例として、排気装置の最大排気圧を制御するために、排気装置は圧力制御要素を含むことができ、その圧力制御要素は他の実施例としては、圧力で稼働するものでも、あるいはユーザーにより選択可能なものであってもよい。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
食物の貯蔵のような目的で、一般的に貯蔵バッグが利用されている。このような貯蔵バッグは典型的に柔軟な熱可塑性ウェブ材で作られ、食物を入れる内部容積を形成するように構成されている。入れた食物を保存するために、内部容積内に接近できるようにするための開口部を閉鎖シールするための、相互連結締め付けストリップのような閉鎖機構も含む。
【背景技術】
【0002】
上記したような貯蔵バッグについての一つの問題は、開口部を閉鎖シールした後に、内部容積に潜在空気が閉じ込められることである。保持された空気は、食物を腐らせ、あるいは脱水させる。保持された空気を除去するために、一方向弁要素が内部容積と連通できるようにする。この一方向弁要素により、閉じ込められた空気の排気が可能となる一方で、内部容積へと周囲の空気が入ることが防止される。閉じ込められた空気を、弁要素を通して出す方法としては、柔軟な側壁をひねって空気を弁要素から押し出すこと、または一方向弁要素と連結できる機械的な排気装置を使用することなどがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
排気装置が使用されると、排気装置は一方向弁要素の両側に圧力差を生じされて、弁要素を開かせる。閉じ込められた空気は、排気装置により一方向弁要素を通じて内部容積から吸い出され、周囲へと排気される。排気装置が取り外されると、典型的に圧力が14.7PSI(ポンド/平方インチ)の周囲と内部容積との間の圧力差は、弁要素を閉鎖する。一つの問題は、弁要素を開き、そこを通して空気を引くために使用される圧力差が貯蔵バッグにダメージを与えることである。他の問題は、内部容積から空気を排気することにより、柔軟な側壁が、貯蔵された貯蔵物にダメージを与えるように潰れることである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、一方向弁要素を介して、柔軟な貯蔵バッグの内部容積から空気を排気するシステムおよび方法を提供する。本発明は、ユーザーにより握られるハウジング、および貯蔵バッグ上の一方向弁要素を覆うように位置する入口開口部をもつノズルを有する携帯式排気装置を含む。ハウジング内には、入口開口部を通して空気を引き出すための空気流形成ユニットが位置する。空気流形成ユニットにより生成される最大の排気圧は、約6PSIA(絶対圧)以上でもよい。参考に、絶耐圧はゼロPSIから、海面での圧力(典型的に14.7PSI)の全測定可能な圧力である。種々の態様において、最大圧力が約6PSIAとなることを確実にするために、排気装置はまた、圧力で稼働ができ、ユーザーが選択できる圧力制御の特徴を含む。
【0005】
本発明はまた、新鮮さおよび外観を保存するように食物を貯蔵する方法を提供する。本方法は、内部容積および内部容積と連通する一方向弁要素を有する柔軟な貯蔵バッグを使用する。食物が内部容積内に入れられ、貯蔵バックの開口が閉じられる。携帯型排気装置が、一方向弁要素全体に配置される。排気装置は、機動すると、約6PSIA以上の最大排気圧力を実現し、内部容積に閉じ込められた空気を、弁要素を通じて引き出す。
【0006】
本発明の利点は、約6PSIAの最大排気圧力を実現することにより、貯蔵バッグへの潜在的なダメージを防止できることである。他の利点は、内部容積内に生ずる排気後の圧力が約6PSIA以上であることである。この排気後の圧力では、多くの食物が十分に保存できる一方で、同時に、柔軟な側壁が過度に食物に張り付くことがなく、食物にダメージが与えられず、あるいは外観が歪まない。他の利点は、食物のある中で6PSIA以上の排気では、その排気の際に生ずる食物からの流体やジュースの除去、脱水を避け、または減少させられる点である。さらに他の利点は、約6PSIA以上の排気が、食物のある中での排気に要求される複雑さ、正確さを必要とせずに行えるものである点である。本発明の以上およびその他の利点と特徴は、詳細な説明と添付図面から明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
次に、類似の参照番号が類似の要素を指す図面を参照すると、図1には、食品などの品物の貯蔵および/保存のための貯蔵バッグのための貯蔵システムのいろいろな要素が示されている。システムは、第一の側壁と、内部容積を画定するために、第一の側壁と向かい合って重なる第二の側壁とから作られた柔軟な貯蔵バッグ100を含む。第一および第二の側壁102、104は、第一の側方縁110、平行または平行でない第二の側方縁112、および第一および第二の側方縁の間に伸長する、閉じた底部の縁にそって接合されている。
【0008】
第一および第二の側壁102、104はスムーズで薄い材料に作られた柔軟で、曲げやすい可塑性材料から作ってもよい。熱可塑性材料の例としては、高密度のポリエチレン、低密度のポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンビニルアセテート、ナイロン、ポリエステル、ポリアミド、エチレンビニルアルコールが挙げられ、このような材料が単独の層、または多層に作られ得る。熱可塑性材料は、透明、半透明、不透明、または着色されたものでもよい。さらに、側壁用に使用される材料はガス不浸透性のものでもよい。側壁の厚さは適切なものとすることができる。厚さを例示すると、第一の範囲としては、0.0010から0.0100インチ(0.0254から0.2540mm)である。第二の範囲としては、0.0020から0.0050インチ(0.508から0.1270mm)である。第三の範囲としては、0.0025から0.0035インチ(0.0635から0.0889mm)である。側壁102、104は第一および第二の側方端、ならびに底部端にそって、たとえばシーリングのような適切なプロセスにより接合することができる。一実施例として、底部端は、側壁を折りたたんだことによるものであってもよい。
【0009】
内部容積106内に接近するために、底部端114の反対側にある第一および第二の側壁102、104の上部端120、122は開口部124を画定できるように接合されてはいない。開口部124を閉じてシールするために、第一および第二の相互留め付けストリップ126、128が第一および第二の側壁102、104の内面に、それぞれ設けられている。第一および第二の留め付けストリップ126、128は第一および第二の側方端120、122の間にあって、上部端120、122から平行でかつ間隔をあけたところに伸長している。他の実施例では、バッグ100は、開口部での開閉を容易にするために、留め付けストリップ126、128を跨って可動なスライダーを有してもよい。他の実施例としては、留め付けストリップに代えて、第一および第二の側壁は、開口部の上方をシールするために、感圧性接着剤、またはコールドシール接着剤(ここで全体として組み込まれる特許文献1に開示のようなもの)、シートシーリングまたはクリング(cling)を備えるように構成されてもよい。
【特許文献1】米国特許第6,149,304号明細書
【0010】
開口部が閉じてシールされた後、最後または取り込まれた空気を排気するために、一方向弁要素130が内部容積106と連通するように設けられている。図示の実施例では、一方向弁要素は第一の側壁102の上方角部に付設されているが、他の実施例として、貯蔵バッグ100の他の適切な位置に設けられてもよい。一実施例として、一方向弁要素130は、適用される圧力差の下で開き、このことにより空気が内部容積106から逃げることができるようにし、圧力差の除去または減少後に閉じ、したがって、内部容積に周囲の空気が侵入することが防止される。
【0011】
開部容積106から取り込まれた空気を一方向弁要素130により除去するために、システムはまた、携帯型排気装置150を含んでもよい。携帯型排気装置150は伸長したハウジング152をもってもよく、このハウジングの一端は、ノズル154を形成すべくテーパーがつけられている。ハウジング152は、ユーザーが手で握れるようにしてもよい。ノズル154はハウジング152内にある円形入口開口部156を備えるように形成されている。ノズル154を含むハウジング152は、成形された熱可塑性材料のような適切な材料から作られ得る。排気装置150を貯蔵バッグ100に確実に取り付けるために、種々の実施例において、柔軟なガスケットが入口開口部156のリム付近に設けられ得る。
【0012】
入口開口156における排気圧力の形成のため、言い換えると吸引のため、排気装置150はハウジング152内に包含され、ノズル154と連通する空気流形成ユニット160を含む。図1の実施例では、空気流形成ユニット160はd電気モータ162を含む。電気モータ162には、ひとつ以上の電池により、またはソケットにプラグが接続されたコードにより、電力が供給される。空気流形成ユニット162を選択的に起動するために、排気装置150はハウジング152から露出する電源スイッチ166を含んでもよい。
【0013】
空気を取り込んだ貯蔵バッグ100を排気装置150で排気するために、排気装置は、入口開口部156が一方向弁要素130を覆うように配置される。起動したとき、空気流形成ユニット160は、ノズル154の領域から空気を除去し、このことにより、ノズル内の排気圧力が減少する。ノズル154内の排気圧力がシールされた内部容積106内に取り込まれた空気の圧力より低いときに、一方向弁要素130に圧力差が生じる。この圧力差により弁要素130が開き、このことにより、内部要素器106に取り込まれた空気は、弁要素を通して排気装置150へと引かれ、大気へと排気される。
【0014】
本発明の態様にしたがって、排気装置により形成された最大の排気圧は約6PSIA以上であってもよい。たとえば、最大の排気圧力は約6PSIAと約10PSIAの範囲であってもよい。排気圧を測定するために、適切な測定装置がノズルの入口開口の付近に配置され得る。
【0015】
約6PSIAの最大排気圧を形成することの利点とは、貯蔵バッグの内部要素器を多くの食物を貯蔵、保存するために十分と信じられている圧力近くまで排気できる点である。さらに、内部容積内のこのような排気圧の影響の下では柔軟な側壁は、食品にぴったりと張り付いて食品にダメージを与えたり、外観を悪くすることがないと考えられている。また、約6PSIA以上の排気力を働かせることで、低排気圧で生ずることがある柔軟な貯蔵バックまたは弁要素へのダメージを防止することができる。
【0016】
図1に図示の排気装置の実施例において、空気流形成ユニットは、6PSIAの最大排気圧で吸引することができるように構成されている。しかし、他の実施例として、排気制御装置は圧力制御の要素を備えてもよい。図2は、圧力により稼働する圧力制御要素220を組み込んだ手動の排気装置200の他の実施例を示す。
【0017】
上述のとおり、排気装置200は、円形の入口開口部206を備えることができるノズル204を形成するために、先端へと傾斜したものでもよい堅固なハウジング202を有する。ハウジング202内にある空気流形成ユニット212は、手動ポンプ212を操作できるように構成されている。ピストン214をチャンバー216内で動かすために、ピストンは、ハウジング202からノズル214の端部の反対側に突き出し、ハンドル219に至る伸長したシャフト218に連結されている。他の実施例では、圧力で稼働する圧力制御要素220は、上述した電気的に動作する空気流形成ユニットとともに使用され得る。
【0018】
圧力で稼働する圧力制御要素は、種々の排気装置とともに操作され得るものである。図2に実施例において、図示の圧力制御220は可動プランジャー222、およびハウジング202を通って大気に連通する円筒状穴226内に配置されたバイアススプリング224を有する。穴226はまた、ハウジング202内に連通している。空気流形成ユニット210が稼働し、排気圧で吸引すると、圧力差が圧力制御要素220に当たって形成される。たとえば、排気圧力が6PSIAであると、プランジャー222は穴226内のスプリング224に抗して押し込められるように力を受ける。スプリング224のばね定数は、プランジャー222の作用によりスプリングが縮むようなもので、このことにより大気は排気装置内に流れ込むことができ、最大の排気圧に限界が定められる。
【0019】
もちろん、他の実施例として、他のタイプの圧力制御要素も使用され得る。たとえば、図3および図4において排気装置300の実施例が図示され、ユーザーが選択可能な圧力制御要素320を含む。ユーザーが選択可能な圧力制御要素320はハウジング322に取り付けられ、ハウジングとともに回転可能なリング322を含む。一つ以上の穴324、326、328、330が、リング322の周囲の少なくとも一部に渡っても設けられている。各穴は、次第に直径の大きな穴となるように連続して位置している。たとえば穴324は、穴326よりも直径が大きく、穴326は穴328よりも直径が大きく、穴328は穴330よりも直径が大きい。
【0020】
最も大きい穴324と少なくとも同じ直径をもってもよい開口334が、排気装置300のハウジング302を貫通して設けられている。いろいろな穴324、326、328、は、ハウジングに関して、リング322を回転することにより、開口334と整列され得る。開口と各穴が整列すると、大気がハウジングに入り込み、選択される最大の排気圧となるように制御することができる。種々の大きさをもつ多数の穴が設けられ、リングと開口が回転することから、ユーザーは最大の排気圧を選択することができる。たとえば、図3において、開口334は穴330と整合する。逆に、図4に示されているように、開口334は穴328と整合する。さらに、穴は、所定の最大排気圧と関連するように形成され得る。たとえば、穴324は10PSIAと関連し、穴328は8PSIAと関連し、穴330は6PSIAと関連する。
【0021】
図5および図6に、ユーザーが選択可能な圧力制御要素370をもつ携帯型排気装置350の他の実施例が示されている。図示の排気装置では、排気装置のノズル354は、ほぼ矩形の入口開口部356を形成するように端部に向かって傾斜している。ユーザーが選択可能な圧力制御要素370は前述した原理で作動するが、ノズル354に連結され、ノズルに関して回転可能な可動スライド372を含む。種々の大きさをもつ多数の穴374および376がスライド372の長さ方向にそって位置している。
【0022】
排気装置に使用される一方向弁要素は適切な一方向弁要素でよい。図7、図8および図9に示されているように、前述のタイプの貯蔵バッグと共に使用される一方向弁要素400は、可動ディスク612と協力して弁要素を開閉する堅固な弁本体410を備えることができる。弁本体410は、平行な第一および第二のフランジ面420と422の間に延在する環状のフランジ部分414を有する。フランジ部分614に対して同心で第二のフランジ面622から突出して、第一および第二のフランジ面と平行な平らなボス面424で終端する環状ボス部分418が突出している。環状ボス部分418は、フランジ部分414より直径が小さく、したがって第二のフランジ面622の最も外側の環状リムが露出したままになる。弁本体410は、ナイロンのようなモールド成形可能な熱可塑性材料、HDPE、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)、ポリカーボネート(PC)などの任意の適切な材料から作られ得るものである。
【0023】
弁本体410にはカウンタ穴428が同心で開けられている。カウンタ穴428は、第一のフランジ面420からボス面424へと途中まで延在している。カウンタ穴428は、円筒状穴の壁430を画定する。カウンタ穴428は、ボス面424へと途中までしか延在していないので、弁本体410内に好ましくは平らな弁座432を形成する。弁本体410の両端に渡って流体連通を確立するために、弁座432には少なくとも1つの穴434が貫通するように開けられている。実際に、図示の実施例では、円筒状穴の壁430から内方に、離間して複数の穴434が同心で位置している。
【0024】
可動ディスク412を収容するために、ディスクはカウンタ穴428に挿入される。したがって、ディスク412は、好ましくはカウンタ穴628より径が小さく、第一のディスク面440と第二のディスク面442の間で測ったときに、第一のフランジ面420と弁座432との間のカウンタ穴428の長さより実質的に小さい厚さを有する。ディスク412をカウンタ穴428内に保持するために、第一のフランジ面420の近くに複数の半径方向内側に延在するフィンガ444が形成されている。ディスク412は、例えば、弾性エラストマーなどの任意の適切な材料で作られ得る。
【0025】
図9に示されているように、カウンタ穴428内のディスク412がフィンガ444の近くに移動したとき、弁要素400は、第一のフランジ面420とボス面424の間に空気を通すことができる、開いた構造となる。しかしながら、ディスク612が弁座432と隣り合いそれにより穴434が覆われると、弁要素400は閉じた構造になる。穴434の上にディスク412をシールするのを助けるために、弁座432にシール液を塗布することができる。さらに、閉じた状態でディスク412と弁座432の密着を実現するために、カウンタ穴428内に発泡材料や他の弾性部材を塗布してもよい。
【0026】
図9に示されているように、弁要素400を第一の側壁に取り付けるために、第二のフランジ面422の露出した環状リム部分に接着剤を塗布してもよい。次に、弁要素400を第一の側壁の外側面の隣りに配置することができ、その結果、ボス部分418が、側壁に開けられた穴に収容され、それにより内部容積内に通る。当然ながら、他の実施形態では、第一のフランジ面などの弁要素の他の部分に、側壁に取り付ける前に接着剤を配置することができる。
【0027】
他の実施形態では、一方向弁要素は異なる構造を有することができる。例えば、一方向弁要素は、特許文献2(米国特許第2,927,722号)、特許文献4(米国特許第2,946,502号)および特許文献4(米国特許第2,821,338号)に開示されたものと類似の柔軟性のあるフィルム材料で構成することができ、これらの特許はすべて、参照文献として全体が本明細書に組み込まれる。
特許
【特許文献2】米国特許第2,927,722号明細書
【特許文献3】米国特許第2,946,502号明細書
【特許文献4】米国特許第2,821,338号明細書
【0028】
図10に示さているように、この様式に従って作られたそのような柔軟性のある一方向弁要素510は、柔軟性のある円形底部の端の層512を有することができ、この底部端の層512は、対応する円形の弾性上部の層514と協力して弁要素を開閉する。上部の層と底部の層は、例えば、柔軟性のある熱可塑性フィルムなどの任意の適切な材料から作成することができる。底部端の層512の中心には開口556が開けられ、それにより底部の層は環状形になる。上部端の層514は、底部の層512の上に配置され、開口516の両側に沿って延在する2つの平行なストリップの接着剤518によって底部の層512に接着され、それにより穴が上部層で覆われチャネルが形成される。次に、底部の層512は、第一の側壁502に開けられた穴508を覆うように、リングの接着剤520によって柔軟なバッグ500に接着される。
【0029】
当業者には理解されるように、たとえば弁要素のまわりの第一の側壁502の隣りに排気装置のノズルを配置することによって弁要素の両側に圧力差を加えたとき、上部の層514を底部の層512から部分的にずらし、それにより開口516をさらすことができる。内部容積506からの空気は、穴508と開口516を通り、粘着性ストリップ518の間にできたチャネルに沿って通ることができ、そこで、取り出された空気が排気装置に入る。排気装置によって生成された吸引力が除去されたとき、弾性の上部の層514は前の形状に戻って開口516を覆って密閉する。弁要素510は、また、空気がバッグに再び入るのを防ぐために2つの層の間にオイル、グリース、潤滑剤などの粘性材料を有することができる。一実施形態では、下部層512はまた硬質シート材料でもよい。
【0030】
図11に、軟質のビニルバッグ600に取り付けることができる弁要素610の別の実施例を示す。弁要素610は、第一の端部612と第二の端部614を有する矩形で柔軟性のある熱可塑性フィルムである。弁要素610は、第一の側壁に開けられた穴608を覆って密閉するように第一の側壁602に取り付けられる。弁要素610は、第一および第二の端612と614に対応するように穴608の両側に配置された接着剤618のパッチによって側壁602に取り付けることができる。排気装置に取り付けられたノズルが、弁要素610のまわりの第一の側壁602と隣接して配置されたとき、内部容積606からの空気が、柔軟性のある弁要素610をずらして穴608を開ける。内部容積606から空気を排出した後で、弁要素610は再び穴608を覆って密閉する。
【0031】
本明細書で引用した出版物、特許出願および特許を含むすべての参考文献は、それぞれの参照文献が、参照により組み込まれるように個別に具体的に示され、全体が本明細書で説明されたのと同じように参照により本明細書に組み込まれる。
【0032】
本明細書で特に示すか文脈によって明らかに否定されない限り、単数と複数の両方をカバーするように解釈されるべきである。用語「含む」、「有する」、「もつ」等は、特に断らない限り、オープンエンドの用語(即ち、「含むが限定されない」の意味)として解釈されるべきである。本明細書における値の範囲の列挙は、本明細書で特に示さない限り、範囲内にあるそれぞれの別の値を個々に参照する簡略的な方法として役立つように意図されており、それぞれの別の値は、本明細書で個々に引用されたかのように本明細書に組み込まれる。本明細書で述べたすべての方法は、本明細書に特に示さないかまたは文脈によって明らかに否定しない限り、任意の適切な順序で実行することができる。本明細書に提供される任意およびすべての例、または例示的用語(例えば、「のような」)の使用は、単に本発明をよりよく解明するように意図されており、特に請求しない限り本発明の範囲を限定しない。本明細書内の言語は、本発明の実施に不可欠なものとしていかなる非請求要素も示すように解釈されるべきでない。
【0033】
本明細書において、本発明を実施するために発明者に知られている最良の形態を含む本発明の好ましい実施形態が説明される。そのような好ましい実施形態の変形例は、以上の説明を読むことにより当業者に明らかになる。発明者は、当業者がそのような変形例を適切に使用することを期待し、また発明者は、本明細書に具体的に示された以外の方法で本発明を実施することを意図する。従って、本発明は、準拠法によって許可されるように添付された特許請求の範囲内で列挙された内容のすべての修正物と均等物を含む。更に、すべての可能な変形例における前述の要素の任意の組み合わせは、本明細書に特に示されず文脈によって明確に否定されない限り、本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】図1は、一方向弁要素を有する貯蔵バッグおよび電気モータで駆動する携帯型排気装置を含む排気可能な貯蔵システムの要素の斜視図である。
【図2】図2は、手動ポンプのように動作する圧力調整手段を有する携帯型排気装置の他の実施例の一部切り欠きされた側面図である。
【図3】図3は、回転リングおよび整列可能な穴をもつ、ユーザーが選択可能な圧力調整手段を有する携帯型排気装置の他の実施例の側面図である。
【図4】図4は、異なる位置にある圧力調整手段を示す、図3の携帯型排気装置の側面図である。
【図5】図5は、回転リングおよび整列可能な穴をもつ、ユーザーが選択可能な圧力調整手段を有する携帯型排気装置の他の実施例の斜視図である。
【図6】図6は、異なる位置にある圧力調整手段を示す、図5の携帯型排気装置の側面図である。
【図7】図7は、本発明の柔軟なバッグに使用される堅固な一方向弁要素の実施例の正面斜視図である。
【図8】図8は、図7の一方向弁要素の背面斜視図である。
【図9】図9は、図7の線7−7にそった一方向弁要素の断面図である。
【図10】図10は、柔軟なバッグに取り付けるための、柔軟な層から作られた一方向弁要素の他の実施例の分解図である。
【図11】図11は、柔軟なバッグに取り付けるための、一つの柔軟な層から作られた一方向弁要素の他の実施例の分解図である。
【技術分野】
【0001】
食物の貯蔵のような目的で、一般的に貯蔵バッグが利用されている。このような貯蔵バッグは典型的に柔軟な熱可塑性ウェブ材で作られ、食物を入れる内部容積を形成するように構成されている。入れた食物を保存するために、内部容積内に接近できるようにするための開口部を閉鎖シールするための、相互連結締め付けストリップのような閉鎖機構も含む。
【背景技術】
【0002】
上記したような貯蔵バッグについての一つの問題は、開口部を閉鎖シールした後に、内部容積に潜在空気が閉じ込められることである。保持された空気は、食物を腐らせ、あるいは脱水させる。保持された空気を除去するために、一方向弁要素が内部容積と連通できるようにする。この一方向弁要素により、閉じ込められた空気の排気が可能となる一方で、内部容積へと周囲の空気が入ることが防止される。閉じ込められた空気を、弁要素を通して出す方法としては、柔軟な側壁をひねって空気を弁要素から押し出すこと、または一方向弁要素と連結できる機械的な排気装置を使用することなどがある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
排気装置が使用されると、排気装置は一方向弁要素の両側に圧力差を生じされて、弁要素を開かせる。閉じ込められた空気は、排気装置により一方向弁要素を通じて内部容積から吸い出され、周囲へと排気される。排気装置が取り外されると、典型的に圧力が14.7PSI(ポンド/平方インチ)の周囲と内部容積との間の圧力差は、弁要素を閉鎖する。一つの問題は、弁要素を開き、そこを通して空気を引くために使用される圧力差が貯蔵バッグにダメージを与えることである。他の問題は、内部容積から空気を排気することにより、柔軟な側壁が、貯蔵された貯蔵物にダメージを与えるように潰れることである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、一方向弁要素を介して、柔軟な貯蔵バッグの内部容積から空気を排気するシステムおよび方法を提供する。本発明は、ユーザーにより握られるハウジング、および貯蔵バッグ上の一方向弁要素を覆うように位置する入口開口部をもつノズルを有する携帯式排気装置を含む。ハウジング内には、入口開口部を通して空気を引き出すための空気流形成ユニットが位置する。空気流形成ユニットにより生成される最大の排気圧は、約6PSIA(絶対圧)以上でもよい。参考に、絶耐圧はゼロPSIから、海面での圧力(典型的に14.7PSI)の全測定可能な圧力である。種々の態様において、最大圧力が約6PSIAとなることを確実にするために、排気装置はまた、圧力で稼働ができ、ユーザーが選択できる圧力制御の特徴を含む。
【0005】
本発明はまた、新鮮さおよび外観を保存するように食物を貯蔵する方法を提供する。本方法は、内部容積および内部容積と連通する一方向弁要素を有する柔軟な貯蔵バッグを使用する。食物が内部容積内に入れられ、貯蔵バックの開口が閉じられる。携帯型排気装置が、一方向弁要素全体に配置される。排気装置は、機動すると、約6PSIA以上の最大排気圧力を実現し、内部容積に閉じ込められた空気を、弁要素を通じて引き出す。
【0006】
本発明の利点は、約6PSIAの最大排気圧力を実現することにより、貯蔵バッグへの潜在的なダメージを防止できることである。他の利点は、内部容積内に生ずる排気後の圧力が約6PSIA以上であることである。この排気後の圧力では、多くの食物が十分に保存できる一方で、同時に、柔軟な側壁が過度に食物に張り付くことがなく、食物にダメージが与えられず、あるいは外観が歪まない。他の利点は、食物のある中で6PSIA以上の排気では、その排気の際に生ずる食物からの流体やジュースの除去、脱水を避け、または減少させられる点である。さらに他の利点は、約6PSIA以上の排気が、食物のある中での排気に要求される複雑さ、正確さを必要とせずに行えるものである点である。本発明の以上およびその他の利点と特徴は、詳細な説明と添付図面から明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
次に、類似の参照番号が類似の要素を指す図面を参照すると、図1には、食品などの品物の貯蔵および/保存のための貯蔵バッグのための貯蔵システムのいろいろな要素が示されている。システムは、第一の側壁と、内部容積を画定するために、第一の側壁と向かい合って重なる第二の側壁とから作られた柔軟な貯蔵バッグ100を含む。第一および第二の側壁102、104は、第一の側方縁110、平行または平行でない第二の側方縁112、および第一および第二の側方縁の間に伸長する、閉じた底部の縁にそって接合されている。
【0008】
第一および第二の側壁102、104はスムーズで薄い材料に作られた柔軟で、曲げやすい可塑性材料から作ってもよい。熱可塑性材料の例としては、高密度のポリエチレン、低密度のポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンビニルアセテート、ナイロン、ポリエステル、ポリアミド、エチレンビニルアルコールが挙げられ、このような材料が単独の層、または多層に作られ得る。熱可塑性材料は、透明、半透明、不透明、または着色されたものでもよい。さらに、側壁用に使用される材料はガス不浸透性のものでもよい。側壁の厚さは適切なものとすることができる。厚さを例示すると、第一の範囲としては、0.0010から0.0100インチ(0.0254から0.2540mm)である。第二の範囲としては、0.0020から0.0050インチ(0.508から0.1270mm)である。第三の範囲としては、0.0025から0.0035インチ(0.0635から0.0889mm)である。側壁102、104は第一および第二の側方端、ならびに底部端にそって、たとえばシーリングのような適切なプロセスにより接合することができる。一実施例として、底部端は、側壁を折りたたんだことによるものであってもよい。
【0009】
内部容積106内に接近するために、底部端114の反対側にある第一および第二の側壁102、104の上部端120、122は開口部124を画定できるように接合されてはいない。開口部124を閉じてシールするために、第一および第二の相互留め付けストリップ126、128が第一および第二の側壁102、104の内面に、それぞれ設けられている。第一および第二の留め付けストリップ126、128は第一および第二の側方端120、122の間にあって、上部端120、122から平行でかつ間隔をあけたところに伸長している。他の実施例では、バッグ100は、開口部での開閉を容易にするために、留め付けストリップ126、128を跨って可動なスライダーを有してもよい。他の実施例としては、留め付けストリップに代えて、第一および第二の側壁は、開口部の上方をシールするために、感圧性接着剤、またはコールドシール接着剤(ここで全体として組み込まれる特許文献1に開示のようなもの)、シートシーリングまたはクリング(cling)を備えるように構成されてもよい。
【特許文献1】米国特許第6,149,304号明細書
【0010】
開口部が閉じてシールされた後、最後または取り込まれた空気を排気するために、一方向弁要素130が内部容積106と連通するように設けられている。図示の実施例では、一方向弁要素は第一の側壁102の上方角部に付設されているが、他の実施例として、貯蔵バッグ100の他の適切な位置に設けられてもよい。一実施例として、一方向弁要素130は、適用される圧力差の下で開き、このことにより空気が内部容積106から逃げることができるようにし、圧力差の除去または減少後に閉じ、したがって、内部容積に周囲の空気が侵入することが防止される。
【0011】
開部容積106から取り込まれた空気を一方向弁要素130により除去するために、システムはまた、携帯型排気装置150を含んでもよい。携帯型排気装置150は伸長したハウジング152をもってもよく、このハウジングの一端は、ノズル154を形成すべくテーパーがつけられている。ハウジング152は、ユーザーが手で握れるようにしてもよい。ノズル154はハウジング152内にある円形入口開口部156を備えるように形成されている。ノズル154を含むハウジング152は、成形された熱可塑性材料のような適切な材料から作られ得る。排気装置150を貯蔵バッグ100に確実に取り付けるために、種々の実施例において、柔軟なガスケットが入口開口部156のリム付近に設けられ得る。
【0012】
入口開口156における排気圧力の形成のため、言い換えると吸引のため、排気装置150はハウジング152内に包含され、ノズル154と連通する空気流形成ユニット160を含む。図1の実施例では、空気流形成ユニット160はd電気モータ162を含む。電気モータ162には、ひとつ以上の電池により、またはソケットにプラグが接続されたコードにより、電力が供給される。空気流形成ユニット162を選択的に起動するために、排気装置150はハウジング152から露出する電源スイッチ166を含んでもよい。
【0013】
空気を取り込んだ貯蔵バッグ100を排気装置150で排気するために、排気装置は、入口開口部156が一方向弁要素130を覆うように配置される。起動したとき、空気流形成ユニット160は、ノズル154の領域から空気を除去し、このことにより、ノズル内の排気圧力が減少する。ノズル154内の排気圧力がシールされた内部容積106内に取り込まれた空気の圧力より低いときに、一方向弁要素130に圧力差が生じる。この圧力差により弁要素130が開き、このことにより、内部要素器106に取り込まれた空気は、弁要素を通して排気装置150へと引かれ、大気へと排気される。
【0014】
本発明の態様にしたがって、排気装置により形成された最大の排気圧は約6PSIA以上であってもよい。たとえば、最大の排気圧力は約6PSIAと約10PSIAの範囲であってもよい。排気圧を測定するために、適切な測定装置がノズルの入口開口の付近に配置され得る。
【0015】
約6PSIAの最大排気圧を形成することの利点とは、貯蔵バッグの内部要素器を多くの食物を貯蔵、保存するために十分と信じられている圧力近くまで排気できる点である。さらに、内部容積内のこのような排気圧の影響の下では柔軟な側壁は、食品にぴったりと張り付いて食品にダメージを与えたり、外観を悪くすることがないと考えられている。また、約6PSIA以上の排気力を働かせることで、低排気圧で生ずることがある柔軟な貯蔵バックまたは弁要素へのダメージを防止することができる。
【0016】
図1に図示の排気装置の実施例において、空気流形成ユニットは、6PSIAの最大排気圧で吸引することができるように構成されている。しかし、他の実施例として、排気制御装置は圧力制御の要素を備えてもよい。図2は、圧力により稼働する圧力制御要素220を組み込んだ手動の排気装置200の他の実施例を示す。
【0017】
上述のとおり、排気装置200は、円形の入口開口部206を備えることができるノズル204を形成するために、先端へと傾斜したものでもよい堅固なハウジング202を有する。ハウジング202内にある空気流形成ユニット212は、手動ポンプ212を操作できるように構成されている。ピストン214をチャンバー216内で動かすために、ピストンは、ハウジング202からノズル214の端部の反対側に突き出し、ハンドル219に至る伸長したシャフト218に連結されている。他の実施例では、圧力で稼働する圧力制御要素220は、上述した電気的に動作する空気流形成ユニットとともに使用され得る。
【0018】
圧力で稼働する圧力制御要素は、種々の排気装置とともに操作され得るものである。図2に実施例において、図示の圧力制御220は可動プランジャー222、およびハウジング202を通って大気に連通する円筒状穴226内に配置されたバイアススプリング224を有する。穴226はまた、ハウジング202内に連通している。空気流形成ユニット210が稼働し、排気圧で吸引すると、圧力差が圧力制御要素220に当たって形成される。たとえば、排気圧力が6PSIAであると、プランジャー222は穴226内のスプリング224に抗して押し込められるように力を受ける。スプリング224のばね定数は、プランジャー222の作用によりスプリングが縮むようなもので、このことにより大気は排気装置内に流れ込むことができ、最大の排気圧に限界が定められる。
【0019】
もちろん、他の実施例として、他のタイプの圧力制御要素も使用され得る。たとえば、図3および図4において排気装置300の実施例が図示され、ユーザーが選択可能な圧力制御要素320を含む。ユーザーが選択可能な圧力制御要素320はハウジング322に取り付けられ、ハウジングとともに回転可能なリング322を含む。一つ以上の穴324、326、328、330が、リング322の周囲の少なくとも一部に渡っても設けられている。各穴は、次第に直径の大きな穴となるように連続して位置している。たとえば穴324は、穴326よりも直径が大きく、穴326は穴328よりも直径が大きく、穴328は穴330よりも直径が大きい。
【0020】
最も大きい穴324と少なくとも同じ直径をもってもよい開口334が、排気装置300のハウジング302を貫通して設けられている。いろいろな穴324、326、328、は、ハウジングに関して、リング322を回転することにより、開口334と整列され得る。開口と各穴が整列すると、大気がハウジングに入り込み、選択される最大の排気圧となるように制御することができる。種々の大きさをもつ多数の穴が設けられ、リングと開口が回転することから、ユーザーは最大の排気圧を選択することができる。たとえば、図3において、開口334は穴330と整合する。逆に、図4に示されているように、開口334は穴328と整合する。さらに、穴は、所定の最大排気圧と関連するように形成され得る。たとえば、穴324は10PSIAと関連し、穴328は8PSIAと関連し、穴330は6PSIAと関連する。
【0021】
図5および図6に、ユーザーが選択可能な圧力制御要素370をもつ携帯型排気装置350の他の実施例が示されている。図示の排気装置では、排気装置のノズル354は、ほぼ矩形の入口開口部356を形成するように端部に向かって傾斜している。ユーザーが選択可能な圧力制御要素370は前述した原理で作動するが、ノズル354に連結され、ノズルに関して回転可能な可動スライド372を含む。種々の大きさをもつ多数の穴374および376がスライド372の長さ方向にそって位置している。
【0022】
排気装置に使用される一方向弁要素は適切な一方向弁要素でよい。図7、図8および図9に示されているように、前述のタイプの貯蔵バッグと共に使用される一方向弁要素400は、可動ディスク612と協力して弁要素を開閉する堅固な弁本体410を備えることができる。弁本体410は、平行な第一および第二のフランジ面420と422の間に延在する環状のフランジ部分414を有する。フランジ部分614に対して同心で第二のフランジ面622から突出して、第一および第二のフランジ面と平行な平らなボス面424で終端する環状ボス部分418が突出している。環状ボス部分418は、フランジ部分414より直径が小さく、したがって第二のフランジ面622の最も外側の環状リムが露出したままになる。弁本体410は、ナイロンのようなモールド成形可能な熱可塑性材料、HDPE、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)、ポリカーボネート(PC)などの任意の適切な材料から作られ得るものである。
【0023】
弁本体410にはカウンタ穴428が同心で開けられている。カウンタ穴428は、第一のフランジ面420からボス面424へと途中まで延在している。カウンタ穴428は、円筒状穴の壁430を画定する。カウンタ穴428は、ボス面424へと途中までしか延在していないので、弁本体410内に好ましくは平らな弁座432を形成する。弁本体410の両端に渡って流体連通を確立するために、弁座432には少なくとも1つの穴434が貫通するように開けられている。実際に、図示の実施例では、円筒状穴の壁430から内方に、離間して複数の穴434が同心で位置している。
【0024】
可動ディスク412を収容するために、ディスクはカウンタ穴428に挿入される。したがって、ディスク412は、好ましくはカウンタ穴628より径が小さく、第一のディスク面440と第二のディスク面442の間で測ったときに、第一のフランジ面420と弁座432との間のカウンタ穴428の長さより実質的に小さい厚さを有する。ディスク412をカウンタ穴428内に保持するために、第一のフランジ面420の近くに複数の半径方向内側に延在するフィンガ444が形成されている。ディスク412は、例えば、弾性エラストマーなどの任意の適切な材料で作られ得る。
【0025】
図9に示されているように、カウンタ穴428内のディスク412がフィンガ444の近くに移動したとき、弁要素400は、第一のフランジ面420とボス面424の間に空気を通すことができる、開いた構造となる。しかしながら、ディスク612が弁座432と隣り合いそれにより穴434が覆われると、弁要素400は閉じた構造になる。穴434の上にディスク412をシールするのを助けるために、弁座432にシール液を塗布することができる。さらに、閉じた状態でディスク412と弁座432の密着を実現するために、カウンタ穴428内に発泡材料や他の弾性部材を塗布してもよい。
【0026】
図9に示されているように、弁要素400を第一の側壁に取り付けるために、第二のフランジ面422の露出した環状リム部分に接着剤を塗布してもよい。次に、弁要素400を第一の側壁の外側面の隣りに配置することができ、その結果、ボス部分418が、側壁に開けられた穴に収容され、それにより内部容積内に通る。当然ながら、他の実施形態では、第一のフランジ面などの弁要素の他の部分に、側壁に取り付ける前に接着剤を配置することができる。
【0027】
他の実施形態では、一方向弁要素は異なる構造を有することができる。例えば、一方向弁要素は、特許文献2(米国特許第2,927,722号)、特許文献4(米国特許第2,946,502号)および特許文献4(米国特許第2,821,338号)に開示されたものと類似の柔軟性のあるフィルム材料で構成することができ、これらの特許はすべて、参照文献として全体が本明細書に組み込まれる。
特許
【特許文献2】米国特許第2,927,722号明細書
【特許文献3】米国特許第2,946,502号明細書
【特許文献4】米国特許第2,821,338号明細書
【0028】
図10に示さているように、この様式に従って作られたそのような柔軟性のある一方向弁要素510は、柔軟性のある円形底部の端の層512を有することができ、この底部端の層512は、対応する円形の弾性上部の層514と協力して弁要素を開閉する。上部の層と底部の層は、例えば、柔軟性のある熱可塑性フィルムなどの任意の適切な材料から作成することができる。底部端の層512の中心には開口556が開けられ、それにより底部の層は環状形になる。上部端の層514は、底部の層512の上に配置され、開口516の両側に沿って延在する2つの平行なストリップの接着剤518によって底部の層512に接着され、それにより穴が上部層で覆われチャネルが形成される。次に、底部の層512は、第一の側壁502に開けられた穴508を覆うように、リングの接着剤520によって柔軟なバッグ500に接着される。
【0029】
当業者には理解されるように、たとえば弁要素のまわりの第一の側壁502の隣りに排気装置のノズルを配置することによって弁要素の両側に圧力差を加えたとき、上部の層514を底部の層512から部分的にずらし、それにより開口516をさらすことができる。内部容積506からの空気は、穴508と開口516を通り、粘着性ストリップ518の間にできたチャネルに沿って通ることができ、そこで、取り出された空気が排気装置に入る。排気装置によって生成された吸引力が除去されたとき、弾性の上部の層514は前の形状に戻って開口516を覆って密閉する。弁要素510は、また、空気がバッグに再び入るのを防ぐために2つの層の間にオイル、グリース、潤滑剤などの粘性材料を有することができる。一実施形態では、下部層512はまた硬質シート材料でもよい。
【0030】
図11に、軟質のビニルバッグ600に取り付けることができる弁要素610の別の実施例を示す。弁要素610は、第一の端部612と第二の端部614を有する矩形で柔軟性のある熱可塑性フィルムである。弁要素610は、第一の側壁に開けられた穴608を覆って密閉するように第一の側壁602に取り付けられる。弁要素610は、第一および第二の端612と614に対応するように穴608の両側に配置された接着剤618のパッチによって側壁602に取り付けることができる。排気装置に取り付けられたノズルが、弁要素610のまわりの第一の側壁602と隣接して配置されたとき、内部容積606からの空気が、柔軟性のある弁要素610をずらして穴608を開ける。内部容積606から空気を排出した後で、弁要素610は再び穴608を覆って密閉する。
【0031】
本明細書で引用した出版物、特許出願および特許を含むすべての参考文献は、それぞれの参照文献が、参照により組み込まれるように個別に具体的に示され、全体が本明細書で説明されたのと同じように参照により本明細書に組み込まれる。
【0032】
本明細書で特に示すか文脈によって明らかに否定されない限り、単数と複数の両方をカバーするように解釈されるべきである。用語「含む」、「有する」、「もつ」等は、特に断らない限り、オープンエンドの用語(即ち、「含むが限定されない」の意味)として解釈されるべきである。本明細書における値の範囲の列挙は、本明細書で特に示さない限り、範囲内にあるそれぞれの別の値を個々に参照する簡略的な方法として役立つように意図されており、それぞれの別の値は、本明細書で個々に引用されたかのように本明細書に組み込まれる。本明細書で述べたすべての方法は、本明細書に特に示さないかまたは文脈によって明らかに否定しない限り、任意の適切な順序で実行することができる。本明細書に提供される任意およびすべての例、または例示的用語(例えば、「のような」)の使用は、単に本発明をよりよく解明するように意図されており、特に請求しない限り本発明の範囲を限定しない。本明細書内の言語は、本発明の実施に不可欠なものとしていかなる非請求要素も示すように解釈されるべきでない。
【0033】
本明細書において、本発明を実施するために発明者に知られている最良の形態を含む本発明の好ましい実施形態が説明される。そのような好ましい実施形態の変形例は、以上の説明を読むことにより当業者に明らかになる。発明者は、当業者がそのような変形例を適切に使用することを期待し、また発明者は、本明細書に具体的に示された以外の方法で本発明を実施することを意図する。従って、本発明は、準拠法によって許可されるように添付された特許請求の範囲内で列挙された内容のすべての修正物と均等物を含む。更に、すべての可能な変形例における前述の要素の任意の組み合わせは、本明細書に特に示されず文脈によって明確に否定されない限り、本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】図1は、一方向弁要素を有する貯蔵バッグおよび電気モータで駆動する携帯型排気装置を含む排気可能な貯蔵システムの要素の斜視図である。
【図2】図2は、手動ポンプのように動作する圧力調整手段を有する携帯型排気装置の他の実施例の一部切り欠きされた側面図である。
【図3】図3は、回転リングおよび整列可能な穴をもつ、ユーザーが選択可能な圧力調整手段を有する携帯型排気装置の他の実施例の側面図である。
【図4】図4は、異なる位置にある圧力調整手段を示す、図3の携帯型排気装置の側面図である。
【図5】図5は、回転リングおよび整列可能な穴をもつ、ユーザーが選択可能な圧力調整手段を有する携帯型排気装置の他の実施例の斜視図である。
【図6】図6は、異なる位置にある圧力調整手段を示す、図5の携帯型排気装置の側面図である。
【図7】図7は、本発明の柔軟なバッグに使用される堅固な一方向弁要素の実施例の正面斜視図である。
【図8】図8は、図7の一方向弁要素の背面斜視図である。
【図9】図9は、図7の線7−7にそった一方向弁要素の断面図である。
【図10】図10は、柔軟なバッグに取り付けるための、柔軟な層から作られた一方向弁要素の他の実施例の分解図である。
【図11】図11は、柔軟なバッグに取り付けるための、一つの柔軟な層から作られた一方向弁要素の他の実施例の分解図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
食物を貯蔵、保存するためのシステムであって、
内部容積を形成する柔軟な側壁、内部容積内へと接近可能にするためのシール可能な開口部、および前記柔軟な側壁に取り付けられ、前記内部容積と連通する弁要素を含む貯蔵バッグと、
ユーザーが握るハウジング、該ハウジング内に包含される空気流形成ユニット、および入口開口部をもつノズルを含む携帯型排気装置と、
を含み、
前記排気装置により形成される最大の排気圧は6PSIA以上である、
ことを特徴とするシステム。
【請求項2】
前記排気装置により形成される最大排気圧がノズルのところで測定されたものである、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記空気流形成ユニットが約6PSIAから約10PSIAの間の最大排気圧を形成する、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記排気装置が、最大排気圧を約6PSIAから約10PSIAの間に制限する圧力制御要素を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記圧力制御要素が圧力で稼働する圧力制御要素である、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記圧力で稼働する圧力制御要素がスプリング要素および可動なプランジャーを含む、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
圧力制御要素が、複数の穴をもつ回転リング、および前記ハウジングに設けられた開口を含み、前記リングは、少なくとも一つの前記穴と前記開口とが整列するように回転可能である、請求項4に記載のシステム。
【請求項8】
前記空気流形成ユニットが電気モータを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記空気流形成ユニットがユーザーにより操作される手動ポンプを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記側壁が、0.001から0.010インチ(0.025から0.254cm)の厚さをもつ、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
貯蔵バッグが前記開口部を閉じるための閉鎖要素を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記閉鎖要素が第一および第二の相互連結締め付けストリップを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
前記弁要素が堅固な本体および可動なバルブディスクを有する、請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
前記弁要素が前記側壁を貫通する開口全体にわたって配置される底部の層および該底部の層にかぶさる柔軟な上部の層を有する、請求項1に記載のシステム。
【請求項15】
前記圧力制御要素が複数の穴をもつ可動な側部および前記ハウジングを貫通する開口を含む、前記側部は少なくとも一つの前記穴と前記開口とが整列するように動くことができる、請求項1に記載のシステム。
【請求項16】
食物を貯蔵する方法であって、
内部容積を形成する柔軟な側壁、シール可能な開口部、および前記内部容積と連通する弁要素を含む貯蔵バッグを用意する行程と、
食物を前記開口部と通して前記内部容積へと挿入する行程と、
前記開口部をシールする行程と、
ハウジング内に包含され、ノズルを介して入口開口部と連通する空気流形成ユニットを含む携帯型排気装置を前記弁要素全体にわたって配置する工程と、
6PSIA以上の排気圧を形成することにより前記内側容積を排気する行程と、
を含む方法。
【請求項17】
前記排気装置により形成される最大排気圧が約6PSIAと約10PSIAとの間である、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
形成される最大排気圧を約6PISAに制限するために、前記排気装置内に包含される、圧力で稼働する圧力制御要素を稼働する行程を、さらに含む請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記空気流形成ユニットが電気モータを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記空気流形成ユニットが手動ポンプを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項21】
形態型排気装置であって、
入口開口部を有するノズルを含む、ユーザーが握ることができる伸長したハウジングと、
前記ハウジング内に包含され、前記ノズルを介して入口開口部と連通する空気流形成ユニットと、
を含み、
前記排気装置は6PSIA以上の最大排気圧を形成する、
ことを特徴とする形態型排気装置。
【請求項22】
前記最大排気圧が前記ノズルのところで測定されたものである、請求項21に記載の携帯型排気装置。
【請求項23】
前記排気装置が、形成される最大排気圧を約6PSIAに制限するための圧力制御要素を含む、請求項21に記載の形態型排気装置。
【請求項24】
前記空気流形成ユニットが電気モータを含む、請求項21に記載の携帯型排気装置。
【請求項25】
前記空気流形成ユニットが手動ポンプを含む、請求項21に記載の携帯型排気装置。
【請求項1】
食物を貯蔵、保存するためのシステムであって、
内部容積を形成する柔軟な側壁、内部容積内へと接近可能にするためのシール可能な開口部、および前記柔軟な側壁に取り付けられ、前記内部容積と連通する弁要素を含む貯蔵バッグと、
ユーザーが握るハウジング、該ハウジング内に包含される空気流形成ユニット、および入口開口部をもつノズルを含む携帯型排気装置と、
を含み、
前記排気装置により形成される最大の排気圧は6PSIA以上である、
ことを特徴とするシステム。
【請求項2】
前記排気装置により形成される最大排気圧がノズルのところで測定されたものである、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記空気流形成ユニットが約6PSIAから約10PSIAの間の最大排気圧を形成する、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記排気装置が、最大排気圧を約6PSIAから約10PSIAの間に制限する圧力制御要素を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記圧力制御要素が圧力で稼働する圧力制御要素である、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記圧力で稼働する圧力制御要素がスプリング要素および可動なプランジャーを含む、請求項5に記載のシステム。
【請求項7】
圧力制御要素が、複数の穴をもつ回転リング、および前記ハウジングに設けられた開口を含み、前記リングは、少なくとも一つの前記穴と前記開口とが整列するように回転可能である、請求項4に記載のシステム。
【請求項8】
前記空気流形成ユニットが電気モータを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記空気流形成ユニットがユーザーにより操作される手動ポンプを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記側壁が、0.001から0.010インチ(0.025から0.254cm)の厚さをもつ、請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
貯蔵バッグが前記開口部を閉じるための閉鎖要素を含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記閉鎖要素が第一および第二の相互連結締め付けストリップを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
前記弁要素が堅固な本体および可動なバルブディスクを有する、請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
前記弁要素が前記側壁を貫通する開口全体にわたって配置される底部の層および該底部の層にかぶさる柔軟な上部の層を有する、請求項1に記載のシステム。
【請求項15】
前記圧力制御要素が複数の穴をもつ可動な側部および前記ハウジングを貫通する開口を含む、前記側部は少なくとも一つの前記穴と前記開口とが整列するように動くことができる、請求項1に記載のシステム。
【請求項16】
食物を貯蔵する方法であって、
内部容積を形成する柔軟な側壁、シール可能な開口部、および前記内部容積と連通する弁要素を含む貯蔵バッグを用意する行程と、
食物を前記開口部と通して前記内部容積へと挿入する行程と、
前記開口部をシールする行程と、
ハウジング内に包含され、ノズルを介して入口開口部と連通する空気流形成ユニットを含む携帯型排気装置を前記弁要素全体にわたって配置する工程と、
6PSIA以上の排気圧を形成することにより前記内側容積を排気する行程と、
を含む方法。
【請求項17】
前記排気装置により形成される最大排気圧が約6PSIAと約10PSIAとの間である、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
形成される最大排気圧を約6PISAに制限するために、前記排気装置内に包含される、圧力で稼働する圧力制御要素を稼働する行程を、さらに含む請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記空気流形成ユニットが電気モータを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項20】
前記空気流形成ユニットが手動ポンプを含む、請求項16に記載の方法。
【請求項21】
形態型排気装置であって、
入口開口部を有するノズルを含む、ユーザーが握ることができる伸長したハウジングと、
前記ハウジング内に包含され、前記ノズルを介して入口開口部と連通する空気流形成ユニットと、
を含み、
前記排気装置は6PSIA以上の最大排気圧を形成する、
ことを特徴とする形態型排気装置。
【請求項22】
前記最大排気圧が前記ノズルのところで測定されたものである、請求項21に記載の携帯型排気装置。
【請求項23】
前記排気装置が、形成される最大排気圧を約6PSIAに制限するための圧力制御要素を含む、請求項21に記載の形態型排気装置。
【請求項24】
前記空気流形成ユニットが電気モータを含む、請求項21に記載の携帯型排気装置。
【請求項25】
前記空気流形成ユニットが手動ポンプを含む、請求項21に記載の携帯型排気装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公表番号】特表2009−538802(P2009−538802A)
【公表日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−513353(P2009−513353)
【出願日】平成19年4月17日(2007.4.17)
【国際出願番号】PCT/US2007/066776
【国際公開番号】WO2007/143282
【国際公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【出願人】(501090940)ザ・グラッド・プロダクツ・カンパニー (28)
【氏名又は名称原語表記】THE GLAD PRODUCTS COMPANY
【住所又は居所原語表記】1221 Broadway, Oakland, California, United States of America
【Fターム(参考)】
【公表日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年4月17日(2007.4.17)
【国際出願番号】PCT/US2007/066776
【国際公開番号】WO2007/143282
【国際公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【出願人】(501090940)ザ・グラッド・プロダクツ・カンパニー (28)
【氏名又は名称原語表記】THE GLAD PRODUCTS COMPANY
【住所又は居所原語表記】1221 Broadway, Oakland, California, United States of America
【Fターム(参考)】
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