説明

車両用エンジンの冷却装置

【課題】この発明は、冷却装置の冷却水配管内に混入したエアを排出し易くし、車両に外力が加わった際にエア抜きホースを保護することを目的とする。
【解決手段】この発明は、車両のエンジンルームの前部にラジエータを配置し、ラジエータの後方に搭載したエンジンの前側にターボ過給機を取り付け、ターボ過給機の車両幅方向側方に吸気ホースを介して接続したエアクリーナを配置し、エアクリーナ側に気液分離タンクを配置し、エンジンとラジエータとを冷却水配管によって接続し、ラジエータと気液分離タンクとをエア抜きホースで接続した車両用エンジンの冷却装置において、車両正面視にて、吸気ホースをS字状またはクランク状に湾曲させ、エア抜きホースを接続するラジエータ側連結部を吸気ホースとエアクリーナとで囲まれた空間部に向くように配置し、エア抜きホースを空間部を貫通してラジエータ側連結部に接続したことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は車両用エンジンの冷却装置に係り、特に、ラジエータと気液分離タンクとを接続するエア抜きホースを外力から保護し、また、エアを排出し易くした車両用エンジンの冷却装置に関する。
【背景技術】
【0002】
図7に示すように、車両101においては、エンジンルーム102に搭載したエンジン103を冷却するために冷却装置104を備えている。エンジン103の冷却装置104は、エンジンルーム102の前部にラジエータ105を配置し、エンジン103とラジエータ105とを冷却水が循環する冷却水配管であるラジエータインレットホース106およびラジエータアウトレットホース107で接続し、エンジン103を冷却している。
また、冷却装置104は、冷却水配管内の冷却水通路に混入したエアを排出するために、気液分離タンク108を備えている。気液分離タンク108は、エンジン103の車両幅方向側方に配置したエアクリーナ109側であって、エアクリーナ109の外方に配置されるバッテリ110を挟んでさらに車両幅方向外方に配置している。
冷却装置104は、ラジエータ105に設けたラジエータ側連結部111と気液分離タンク110に設けた気液分離タンク側連結部112とをエア抜きホース113で接続し、冷却水通路に混入するエアをエア抜きホース113で気液分離タンク108に排出する。エア抜きホース113は、振動を規制するために、途中をクリップ114を介して車体側に取り付けている。
【0003】
このようなエンジンの冷却装置には、車両のエンジンルームの前部に配置したラジエータの後方にエンジンを搭載し、エンジンの車両幅方向側方であってエアクリーナの外方に気液分離タンクを配置し、ラジエータと気液分離タンクとを冷却水配管内の冷却水通路に混入するエアを排出するエア抜きホースで接続したものがある。(特開2009−68337号公報)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−68337号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、前記図7や前記特許文献1に示す冷却装置の構造では、エア抜きホースを接続するラジエータに設けたラジエータ側連結部をエアクリーナの前側に配置し、エアクリーナの車両幅方向側部から外方に離れた位置に気液分離タンクを配置し、エア抜きホースを介してラジエータと気液分離タンクとを接続している。
しかし、このような構造の冷却装置では、車両が車両前方から外力を受けた際に、ラジエータが車両後方に移動して、ラジエータ側連結部がエアクリーナに接触することがある。この接触によって、エア抜きホースがラジエータ側連結部から抜け落ちる虞があった。
また、エア抜きホースは、ラジエータ側連結部近傍で車両幅方向外方に屈曲して、ラジエータ側連結部から離れるように延びている。一般的に、エア抜きホース等の冷却系で使用するホースは、補強系部材を編み込んでいるため、ゴム単層で形成されるホースと比べて、エア抜きホースは伸び難い構造となっている。このため、車両が車両前方から外力を受けた際に、ラジエータが車両後方に移動して、エア抜きホースがラジエータまたはラジエータ側連結部によって引っ張られて、ラジエータ側連結部からエア抜きホースが外れたり、周辺部品と接触したりする虞があった。
さらに、このような構造の冷却装置では、ラジエータ側連結部と気液分離タンク側連結部との間の距離が拡大し、エア抜きホースの全長が長くなると同時に、エア抜きホースの途中を車両上下方向と車両幅方向に湾曲または屈曲させていた。そのため、エア抜きホース内の湾曲または屈曲した部分にエアが溜まり易くなり、冷却水通路に混入したエアを気液分離タンクヘと流し難くなる虞があった。
また、使用者がエア抜きホースの途中を車体側に取り付けるのを忘れて車両を走行した場合、エア抜きホースの途中は、その自重によって垂れ下がり、車両の振動等でエア抜きホースが変位や振動する。このため、エア抜きホースの途中が垂れ下がったり、また、変位したりして、エア抜きホースの途中でエアが溜まり易くなり、冷却水通路に混入したエアの排出性能が低下する虞があった。
【0006】
この発明は、車両用エンジンの冷却装置において、冷却水配管内に混入したエアを排出し易くするとともに、車両に外力が加わった際に、エア抜きホースを保護することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明は、車両のエンジンルームの前部にラジエータを配置し、前記ラジエータの後方にクランク軸を車両幅方向に向けたエンジンを搭載し、前記エンジンの前側にターボ過給機を取り付け、前記ターボ過給機の車両幅方向側方に吸気ホースを介して接続したエアクリーナを配置し、前記エンジンの車両幅方向側方のうち前記エアクリーナ側に気液分離タンクを配置し、前記エンジンと前記ラジエータとを冷却水が循環する冷却水配管によって接続し、前記ラジエータと前記気液分離タンクとを前記冷却水配管内に混入したエアを排出するエア抜きホースで接続した車両用エンジンの冷却装置において、車両正面視にて、前記吸気ホースをS字状またはクランク状に湾曲させ、前記エア抜きホースを接続する前記ラジエータに設けたラジエータ側連結部を前記吸気ホースと前記エアクリーナとで囲まれた空間部に向くように配置し、前記エア抜きホースを前記空間部を貫通して前記ラジエータ側連結部に接続したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
この発明の車両用エンジンの冷却装置は、ラジエータ側連結部を、S字状またはクランク状に湾曲させた吸気ホースとエアクリーナとで囲まれた空間部に向くように配置した構造によって、車両が車両前方から外力を受けた際に、ラジエータが車両後方に移動するのに伴い、ラジエータ側連結部を吸気ホースとエアクリーナとで囲まれた空間部に入り込ませることができる。
これによって、この発明の車両用エンジンの冷却装置は、ラジエータ側連結部がエアクリーナと接触するのを防止して、ラジエータ側連結部やエア抜きホースを保護することができる。
また、この発明の車両用エンジンの冷却装置は、ラジエータ側連結部を吸気ホースとエアクリーナとで囲まれた空間部に向くように配置し、エア抜きホースを空間部を貫通してラジエータ側連結部に接続した構造によって、エア抜きホースをラジエータ側連結部から空間部側へと略直線状に延ばすことができ、エア抜きホースの全長を従来構造と比べて短縮できる。
これによって、この発明の車両用エンジンの冷却装置は、冷却水配管内に混入したエアをラジエータからエア抜きホースヘと排出し易くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は車両のエンジンルームの平面図である。(実施例)
【図2】図2は車両のエンジンルームの側面図である。(実施例)
【図3】図3は車両のエンジンルームの正面図である。(実施例)
【図4】図4はエア抜きホース付近の拡大平面図である。(実施例)
【図5】図5はエア抜きホース付近の拡大正面図である。(実施例)
【図6】図6はエア抜きホース付近の拡大側面図である。(実施例)
【図7】図7は車両のエンジンルームの平面図である。(従来例)
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説明する。
【実施例】
【0011】
図1〜図6は、この発明の実施例を示すものである。図1〜図3において、1は車両、2はエンジンルーム、3はエンジンである。車両1は、エンジンルーム2にクランク軸4を車両幅方向に向けたエンジン3を搭載し、エンジン3の車両幅方向端部から離れた車両幅方向側方(左方)にバッテリ5を搭載している。エンジン3は、車両幅方向端部に取り付けた変速機を介して前輪6を駆動する。
前記エンジン3は、前側に排気マニホルド7を取り付け、排気マニホルド7にターボ過給機8を接続している。ターボ過給機8には、触媒コンバータ9を接続している。触媒コンバータ9には、排気を車両後方に導く排気管10を接続している。
前記エンジン3は、ターボ過給機8の車両幅方向側方(左方)であって、バッテリ5の前方にエアクリーナ11を配置している。エアクリーナ11は、車両幅方向左方の下部に接続した吸気ダクト12によって空気を取り入れる。エアクリーナ11は、車両幅方向右側の上部に吸気ホース13の上流端部を接続している。吸気ホース13は、下流端部をエアクリーナ11よりも下方に配置した前記ターボ過給機8に接続している。
前記吸気ホース13は、図3に示すように、エアクリーナ11から車両幅方向右方に延びる上流部13Aと、上流部13Aから湾曲して下方に延びる中流部13Bと、中流部13Bから湾曲して車両幅方向右方に延び前記ターボ過給機8に接続する下流部13Cとからなる。これにより、吸気ホース13は、車両1の正面視にて、S字状またはクランク状に湾曲させている。吸気ホース13とエアクリーナ11との間には、吸気ホース13の上流部13Aおよび中流部13Bとエアクリーナ11の車両幅方向右方の壁部14とで囲まれた空間部15を形成している。
前記ターボ過給機8には、インタークーラインレットホース16の上流端部を接続している。インタークーラインレットホース16は、下流端部をインタークーラ17の下部に接続している。インタークーラ17は、エンジン3の前側であって車両幅方向右方に配置している。インタークーラ17の上部には、インタークーラアウトレットホース18の上流端部を接続している。インタークーラアウトレットホース18は、エンジン3の前側上部を車両幅方向左方に延びてから湾曲して車両後方に延び、エンジン3の後側でスロットルボディ19に接続している。スロットルボディ19は、エンジン3の後側に取り付けられた吸気マニホルド20に接続している。
【0012】
前記車両1は、エンジン3の冷却装置21を備えている。冷却装置21は、エンジンルーム2の前部にラジエータ22を配置している。ラジエータ22の後方には、エンジンルーム2に搭載した前記エンジン3を配置している。また、ラジエータ22の車両幅方向右方には、前記インタークーラ17を配置している。ラジエータ22は、コア部23の上下にそれぞれ上側タンク部24および下側タンク部25を備えている。
上側タンク部24は、ラジエータインレットホース26によりサーモスタット27を介してエンジン3に接続している。ラジエータインレットホース26は、図4〜図6に示すように、エンジン3の車両幅方向左方側端部の壁面28に設けたサーモスタット27から吸気ホース13とエアクリーナ11とで囲まれた空間部15を通り、上部タンク部24の略中央に接続している。下部タンク部25は、ラジエータアウトレットホース29によりウォータポンプを介してエンジン3に接続している。ラジエータアウトレットホース29は、下部タンク部25から触媒コンバータ9とインタークーラ17との間を通り、エンジン3の車両幅方向右端部に設けたウォータポンプに接続している。
冷却装置21は、エンジン3とラジエータ22とを冷却水が循環する冷却水配管であるラジエータインレットホース26およびラジエータアウトレットホース26で接続し、エンジン3を冷却している。
また、冷却装置21は、ラジエータインレットホース26およびラジエータアウトレットホース29内の冷却水通路に混入したエアを排出するために、気液分離タンク30を備えている。気液分離タンク30は、図4に示すように、エンジン3の車両幅方向側方のうちエアクリーナ11側であって、エアクリーナ11の後方のエンジン3とバッテリ5との間に配置している。冷却装置21は、ラジエータ22の上部タンク24の略中央に設けたラジエータ側連結部31と、気液分離タンク30の上部前側に設けた気液分離タンク側連結部32とを、エア抜きホース33で接続している。冷却装置21は、冷却水通路に混入したエアをエア抜きホース33で気液分離タンク30に排出する。
前記エア抜きホース33を連結するラジエータ22のラジエータ側連結部31は、図4〜図6に示すように、車両1の正面視にてS字状またはクランク状に湾曲させた吸気ホース13とエアクリーナ11とで囲まれた空間部15に向くように配置している。エア抜きホース33は、この空間部15を貫通してラジエータ22のラジエータ側連結部31に接続している。一方、前記エア抜きホース33を接続する気液分離タンク側連結部32は、エアクリーナ11の後方側の壁面34に近づけるとともに、エンジン3の車両幅方向端部の壁面28に近づけている。なお、エア抜きホース33は、振動を規制するために、空間部15を通る途中の部分にクリップ35を取り付け、このクリップ35を介してエアクリーナ11の右側の空間部15に臨む壁面14に取り付けている。
【0013】
このように、エンジン3の冷却装置21は、ラジエータ側連結部31を、S字状またはクランク状に湾曲させた吸気ホース13とエアクリーナ11とで囲まれた空間部15に向くように配置した構造によって、車両1が車両前方から外力を受けた際に、ラジエータ22が車両後方に移動するのに伴い、ラジエータ側連結部31を吸気ホース13とエアクリーナ11とで囲まれた空間部15に入り込ませることができる。
これによって、冷却装置21は、ラジエータ側連結部31がエアクリーナ11と接触するのを防止して、ラジエータ側連結部31やエア抜きホース33を保護することができる。
また、冷却装置21は、ラジエータ側連結部31を吸気ホース13とエアクリーナ11とで囲まれた空間部15に向くように配置し、エア抜きホース33を空間部15を貫通してラジエータ側連結部31に接続した構造によって、エア抜きホース33をラジエータ側連結部31から空間部15側へと略直線状に延ばすことができ、エア抜きホース33の全長を従来構造と比べて短縮できる。
これによって、このエンジン3の冷却装置21は、冷却水配管であるラジエータインレットホース26およびラジエータアウトレットホース29内の冷却水通路に混入したエアをラジエータ22からエア抜きホース33ヘと排出し易くすることができる。
【0014】
さらに、エンジン3の冷却装置21は、エア抜きホース33の振動を規制するために、エア抜きホース33の空間部15を通る途中の部分を、クリップ35を介してエアクリーナ11に取り付けている。
しかし、万一、使用者がエア抜きホース33の途中をクリップ35に固定するのを忘れた場合や、車両走行時にエア抜きホース33の途中がクリップ35から外れた場合であっても、空間部15を囲む吸気ホース13やエアクリーナ11によって、エア抜きホース32が大きく変位することや振動するのを規制でき、エア抜きホース33が大きく揺れるのを抑制できる。
これによって、冷却装置21は、エア抜きホース33の変位量や振動が低減できるため、エア抜きホース33の途中でエアが溜まり難くなり、ラジエータ22から気液分離タンク30ヘと流れるエアの排出性能を向上できる。
【0015】
また、このエンジン3の冷却装置21は、気液分離タンク側連結部32を、エアクリーナ11の後方側の壁面34に近づけ、エンジン3の車両幅方向左方側の端部の壁面28に近づけた構造によって、車両幅方向にて、気液分離タンク側連結部32をラジエータ側連結部31の車両後側に近づけて位置することができる。
そのため、車両1を上方から見た場合、エア抜きホース33の全長を車両前後方向で略直線状に延ばすことができるとともに、エア抜きホース33の全長の長さを従来構造と比べて短縮できる。
これによって、冷却装置21は、エア抜きホース33の途中が自重によって垂れ下がったり、急激に屈曲したりするのを抑制できるため、エア抜きホース33内を流れるエアをスムーズにラジエータ22から気液分離タンク30ヘと流し込むことができる。
【0016】
図7に示す従来の冷却装置の構造では、車両が車両前方から外力を受けた際に、ラジエータが車両後方に移動すると、エア抜きホースがラジエータまたはラジエータ側連結部によって引っ張られて、ラジエータ側連結部からエア抜きホースが外れたり、周辺部品と接触したりする虞があった。
これに対して、このエンジン3の冷却装置21は、気液分離タンク側連結部32を、エアクリーナ11の後方側の壁面34に近づけ、エンジン3の車両幅方向左方側の端部の壁面28に近づけた構造によって、エア抜きホース33を略直線状に車両前後方向へ延ばすことができるため、エア抜きホース33を車両1の低い位置から高い位置へと湾曲する形状とすることができる。
そして、このような構造を設けた車両1が車両前方から外力を受けた際、ラジエータ22、または、ラジエータ側連結部31が車両後方に移動して、エア抜きホース33を車両後方に押して、その中間部を車両下方へ垂れ下がるように屈曲させることができる。
これによって、ラジエータ側連結部31でエア抜きホース33が引っ張られなくなり、さらに、エア抜きホース33の車両下方への屈曲によって、エア抜きホース33と周辺部品との接触を防止することができる。
その結果、冷却装置21は、エア抜きホース33がラジエータ側連結部31から抜け落ちるのを防止できるとともに、エア抜きホース33を保護することができる。
【産業上の利用可能性】
【0017】
この発明は、冷却水配管内に混入したエアを排出し易くするとともに、車両に外力が加わった際に、エア抜きホースを保護することができるものであり、エンジンルーム内の各種配管類の配置に応用することが可能である。
【符号の説明】
【0018】
1 車両
2 エンジンルーム
3 エンジン
4 バッテリ
8 ターボ過給機
11 エアクリーナ
13 吸気ホース
15 空間部
21 冷却装置
22 ラジエータ
26 ラジエータインレットホース
29 ラジエータアウトレットホース
30 気液分離タンク
31 ラジエータ側連結部
32 気液分離タンク側連結部
33 エア抜きホース

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のエンジンルームの前部にラジエータを配置し、前記ラジエータの後方にクランク軸を車両幅方向に向けたエンジンを搭載し、前記エンジンの前側にターボ過給機を取り付け、前記ターボ過給機の車両幅方向側方に吸気ホースを介して接続したエアクリーナを配置し、前記エンジンの車両幅方向側方のうち前記エアクリーナ側に気液分離タンクを配置し、前記エンジンと前記ラジエータとを冷却水が循環する冷却水配管によって接続し、前記ラジエータと前記気液分離タンクとを前記冷却水配管内に混入したエアを排出するエア抜きホースで接続した車両用エンジンの冷却装置において、車両正面視にて、前記吸気ホースをS字状またはクランク状に湾曲させ、前記エア抜きホースを接続する前記ラジエータに設けたラジエータ側連結部を前記吸気ホースと前記エアクリーナとで囲まれた空間部に向くように配置し、前記エア抜きホースを前記空間部を貫通して前記ラジエータ側連結部に接続したことを特徴とする車両用エンジンの冷却装置。
【請求項2】
前記エア抜きホースを接続する前記気液分離タンクに設けた気液分離タンク側連結部を前記エアクリーナの後方側の壁面に近づけるとともに、前記エンジンの車両幅方向端部の壁面に近づけて配置したことを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの冷却装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2013−15075(P2013−15075A)
【公開日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−148331(P2011−148331)
【出願日】平成23年7月4日(2011.7.4)
【出願人】(000002082)スズキ株式会社 (3,196)
【Fターム(参考)】