説明

車両用コミュニケーション装置

【課題】乗車時に対向車、後続車、対オートバイ、対人などに、道を譲ってもらった場合など、意思表示の道具が車両には全く設けられていないという問題を解決することを特徴とする。
【解決手段】柔軟な本体1に、発光体または多数の発光素子2を配置し、その下にレール3を設け、側面の接ぎ部分5に電動機6と吸盤8を設け、本体1の端と電動機6を繋ぐ線4を設け、配線にスイッチ9を設けた、車両の電源10を利用して電動機6が動作し、発光体または多数の発光素子2が発光し、車両の電源10を利用して無線を送受信できる無線機7で「ありがとう」などの音声を発声する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、乗車時に対向車、後続車、対オートバイ、対人などに、道を譲ってもらった場合など、相手に意志表示が可能な車両用コミュニケーション装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車の運転中に、対向車や後続車両の運転者に対して、道を譲ってもらったり、または、そうせざるを得ない時など、クラクションやハザードランプで相手に意思表示をしてきた。しかし、クラクションはできる限り鳴らしてはいけないし、ハザードランプも非常時以外は使わないのが常用である。
【0003】
また、特開2004−122804号では、数々のサイン表示装置を提案しているが、「サイン表示体を透明柔軟なシートの基盤に一体に配設して発光サイン表示体を形成し・・・・」とあるが、運転者にとって少なからず視界を遮るものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−122804号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、車に意思表示可能な装置がついていない点と、運転者にとって最小限視界の邪魔にならない点、これらの欠点を除くためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
柔軟な本体1に、発光体または多数の発光素子2を配置し、その下にレール3を設ける。その側面の接ぎ部分5に電動機6と吸盤8を設け、本体1の端と電動機6を繋ぐ線4を設ける。そして発光体または多数の発行素子2と電動機6の配線にスイッチ9を設ける。そして車両の電源10を利用して電動機6が動作し、発光体または多数の発光素子2が発光する。同時に、同様の車載用コミュニケーション装置を持つ対向車や後続車に、無線機7で「ありがとう」などの音声が流れる。
本発明は、以上の構成からなる車両用コミュニケーション装置である。
【発明の効果】
【0007】
本発明の車両用コミュニケーション装置は、対向車・対オートバイや後続車両から見て、喜ぶ表情の眉毛が車全体で表現でき、なおかつ運転者にとって極力視界の邪魔にならないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の通電した図面である。
【図2】本発明の通電した上面図である。
【図3】本発明の通常通電していない図面である。
【図4】本発明のフロントガラス装着図である。
【図5】本発明のリアガラス装着図である。
【図6】本発明の他の実施例を示す図面である。
【図7】本発明の他の配線例を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
スイッチ9を押すと、真直ぐに伸びた本体1を電動機6が線4に繋がれた本体1を弓状にし、同時に発光体または多数の発光素子2が光り、喜ぶ表情の眉毛の形が実現する。また、同様の車載用コミュニケーション装置を持つ対向車や後続車に、電波または赤外線などが飛び、無線機7で用意した「ありがとう」などの音声が流れる。適秒おいて電動機6の制御で本体1はフラットにもどる。
【実施例】
【0010】
以下、本発明の実施例を説明する。
(イ) 柔軟な本体1に、発光体または多数の発光素子2を配置し、その下にレール3を設ける。
(ロ) その側面の接ぎ部分5に電動機6と吸盤8を設け、本体1の端と電動機6を繋ぐ線4を設ける。
(ハ) 発光体または多数の発行素子2と電動機6の配線にスイッチ9を設ける。
(ニ) 車両の電源10を利用して電動機6が動作し、発光体または多数の発光素子2が発光する。
(ホ) 同時に、同様の車載用コミュニケーション装置を持つ対向車や後続車に、無線機7にあらかじめ用意がされた「ありがとう」などの音声が流れる。
本発明は以上のような構造で、これを使用するときは、フロントまたはリアガラス面に吸盤8で本発明を固定する。吸盤は接ぎ部にとしているが、レールの適当な部分でもよい。または車両に取り付けてもよい。電源10を車の電源に通し、スイッチ9を押す。電源はシガレット電源でもよいが、車体から直接配線するのもよい。またスイッチ9はマイクロスイッチを利用すると発光体または発光素子2が点滅するなどいろいろな変化をつけることができる。真直ぐに伸びた本体1を電動機6が線4に繋がれた本体1を弓状にする。電動機はモーターとしているが、電磁石や油圧または、空気圧発生装置などでもよい。また線4はギヤーでもよい。同時に発光体または多数の発光素子2が光り、喜ぶ表情の眉毛の形が実現する。またレール部にも発光体または適数の発光素子を追加において発光するのもよい。同様の車載用コミュニケーション装置を持つ対向車や後続車に、電波または赤外線などが飛び、無線機7で用意した「ありがとう」などの音声が流れる。適秒おいて電動機6の制御で本体1はフラットにもどる。線4はゴムやバネなど元に戻る際によい。
フロントガラスに本発明を装着した場合、運転の視覚を遮られるのは、ワイパーの1〜2往復分ぐらいであり、ほとんど視界の妨げにならない。
ヘッドライトは目であり、バンパーやフロントスポイラーは口であるように、車はよく顔に似ているといわれている。この特長を利用して、喜ぶ表情の眉毛の形が、対運転者や人の緊張を適度にほぐし、良好な関係を作り出すことができる。
【産業上の利用可能性】
【0011】
交通戦争と呼ばれる昨今、喜ぶ表情の眉毛の形を形成する本発明が、対運転者や人の緊張を適度にほぐし、良好な関係を作り出すことができる。
【符号の説明】
【0012】
1 本体
2 発光素子
3 レール
4 線
5 接ぎ部分
6 電動機
7 無線機
8 吸盤
9 スイッチ
10 電源

【特許請求の範囲】
【請求項1】
柔軟な本体1に、発光体または多数の発光素子2を配置し、その下にレール3を設け、側面の接ぎ部分5に電動機6と吸盤8を設け、本体1の端と電動機6を繋ぐ線4を設け、配線にスイッチ9を設けた、車両の電源10を利用して電動機6が動作し、発光体または多数の発光素子2が発光する車両用コミュニケーション装置。
【請求項2】
車両の電源10を利用して無線を送受信できる無線機7の付いた請求項1の車両用コミュニケーション装置。

【図2】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図1】
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【図3】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−69446(P2012−69446A)
【公開日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−214690(P2010−214690)
【出願日】平成22年9月27日(2010.9.27)
【出願人】(399005840)
【Fターム(参考)】