説明

車両用モールディング材の製造方法及び車両用モールディング材の湾曲加工治具

【課題】痕跡を意匠面に残すことなく凹状に湾曲加工できる車両用モールディング材の製造方法及び車両用モールディング材の湾曲加工治具の提供。
【解決手段】車両の凹状の湾曲部に沿って意匠面が露出するように取り付けられる車両用モールディング材の製造方法において、上記車両用モールディング材の非露出面に対して荷重を付加して、上記意匠面を上記湾曲部に対応するように凹状に湾曲させる湾曲加工工程(ステップS2〜S4)を有する、という手法を採用する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用モールディング材の製造方法及び車両用モールディング材の湾曲加工治具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動車には、種々の長尺の樹脂製モールディング材が取り付けられている。例えば、下記特許文献には、ドアガラスウェザーストリップ付きの車両用モールディング材が開示されている。この車両用モールディング材は、装飾を目的とした意匠面を有し、この意匠面を外側に露出するようにして、ドアパネルの凹状の湾曲部に沿って取り付けられる。すなわち、この車両用モールディング材は意匠面を内側にするように曲げられている。
【0003】
一般的に、モールディング材は、押出成形機から連続的に押し出されてくる樹脂モールディング材を、所定長さ毎に切断することにより製造される。また、このモールディング材を取り付ける部位が、上記凹状に湾曲している場合には、後加工にて、このモールディング材を当該湾曲部に沿うように曲げ加工する。従来では、この曲げ加工手段として、プレス曲げ加工手段、または、ベンダー曲げ加工手段を用いていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開昭62−189957号公報
【特許文献2】実開昭59−126720号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記曲げ加工手段では、いずれも、モールディング材を所定形状の金型に押し付けながら曲げるため、痕跡(加圧痕)が残ってしまう虞があった。また、曲げ方向、曲げ角度によっては、モールディング材の意匠面側から凹状に加圧湾曲させなければならない場合があり、このような場合、意匠面(外観)が悪化してしまう虞があった。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、痕跡を意匠面に残すことなく凹状に湾曲加工できる車両用モールディング材の製造方法及び車両用モールディング材の湾曲加工治具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明は、車両の凹状の湾曲部に沿って意匠面が露出するように取り付けられる車両用モールディング材の製造方法において、上記車両用モールディング材の非露出面に対して荷重を付加して、上記意匠面を上記湾曲部に対応するように凹状に湾曲させる湾曲加工工程を有する、という手法を採用する。
【0008】
また、本発明では、上記湾曲加工工程は、湾曲加工治具に上記車両用モールディング材を設置する設置工程を含み、上記湾曲加工治具は、上記湾曲部に対応する凹状の湾曲形状を有する固定湾曲部と、直線形状を有すると共に、上記固定湾曲部に連続するように倣った第1の位置及び上記固定湾曲部に非連続となるように離間した第2の位置の間で可動自在な可動直線部と、上記可動直線部を上記第2の位置から上記第1の位置に向けて付勢する付勢部と、上記可動直線部に設けられ、上記車両用モールディング材をクランプするクランプ部と、を備える、という手法を採用する。
【0009】
また、本発明では、上記湾曲加工工程は、上記設置工程に先だって、上記車両用モールディング材の上記非露出面側の一部を切り欠いて上記クランプ部がクランプする部位を形成する切り欠き工程を含む、という手法を採用する。
【0010】
また、本発明では、上記車両用モールディング材は熱可塑性を有し、上記湾曲加工工程は、上記車両用モールディング材を加熱する加熱工程を含む、という手法を採用する。
【0011】
また、本発明では、凹状の湾曲形状を有する固定湾曲部と、直線形状を有すると共に、上記固定湾曲部に連続するように倣った第1の位置と、上記固定湾曲部に非連続となるように離間した第2の位置との間で可動自在な可動直線部と、上記可動直線部を上記第2の位置から上記第1の位置に向けて付勢する付勢部と、上記可動直線部に設けられ、車両用モールディング材をクランプするクランプ部と、を備える車両用モールディング材の湾曲加工治具を採用する。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、痕跡を意匠面に残すことなく凹状に湾曲加工できる車両用モールディング材の製造方法が得られる。また、本発明によれば、痕跡を意匠面に残すことなく凹状に湾曲加工できる車両用モールディング材の湾曲加工治具が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施形態における車両用モールディング材が取り付けられたドアパネルを示す図である。
【図2】本発明の実施形態における車両用モールディング材の非露出面側を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態における車両用モールディング材の湾曲加工治具を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態における湾曲加工治具の可動時を示す斜視図である。
【図5】図3における矢視A−A断面での車両用モールディング材のクランプ状態を示す図である。
【図6】本発明の実施形態における車両用モールディング材の製造方法を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の実施形態における湾曲加工治具を用いた湾曲加工工程を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、車両後部のドアパネルに取り付けられる長尺の車両用モールディング材について例示する。
【0015】
(車両用モールディング材)
図1は、本発明の実施形態における車両用モールディング材1が取り付けられたドアパネル100を示す図である。図2は、本発明の実施形態における車両用モールディング材1の非露出面2b側を示す斜視図である。
【0016】
図1に示すように、本実施形態のドアパネル100には、車両用モールディング材1が取り付けられている。車両用モールディング材1は、装飾を目的とした意匠面2aを有する。車両用モールディング材1は、意匠面2aが外部に露出するように、ドアパネル100の凹状の湾曲部101に沿って取り付けられている。車両用モールディング材1(意匠面2a)は、湾曲部101に沿って凹状に湾曲した形状を有している。
【0017】
図2に示すように、本実施形態の車両用モールディング材1の非露出面2b側には、水切り用のウェザーストリップ3a,3bが設けられている。ウェザーストリップ3a,3bは、モール本体4の長手方向に沿って並列に延在して設けられている。ウェザーストリップ3bは、モール本体4の湾曲が開始する位置付近において、部分的に切り欠かれた切り欠き部5を有する。
【0018】
ウェザーストリップ3a,3bは、モール本体4と一体的に形成されている。本実施形態の車両用モールディング材1は、熱可塑性を有する樹脂材から形成されている。より詳しくは、車両用モールディング材1は、熱可塑性を有する、例えば硬質または軟質のポリ塩化ビニルから形成されている。
【0019】
(車両用モールディング材の湾曲加工治具)
図3は、本発明の実施形態における車両用モールディング材1の湾曲加工治具10を示す斜視図である。図4は、本発明の実施形態における湾曲加工治具10の可動時を示す斜視図である。図5は、図3における矢視A−A断面での車両用モールディング材1のクランプ状態を示す図である。
【0020】
図3に示すように、湾曲加工治具10は、固定湾曲部20と、可動直線部30と、付勢部40と、クランプ部50とを有する。
固定湾曲部20は、車両の凹状の湾曲部101に対応する凹状の湾曲形状を有している。本実施形態の固定湾曲部20は、凹状に湾曲した湾曲支持面21を端面に有する板材である。この固定湾曲部20は、基台11に対し、直角に固定されている。
【0021】
可動直線部30は、直線形状を有している。本実施形態の可動直線部30は、直線状の直線支持面31を端面に有する長尺矩形板材である。この可動直線部30は、基台11上において、固定湾曲部20と平面視で一直線上となる位置に配置されており、固定湾曲部20に臨む側は傾斜面となっている。可動直線部30には、その固定湾曲部20に臨む側と反対側の端部に、回転軸32が設けられており、基台11に対し、回転軸32を中心として回転自在な構成となっている。
【0022】
また、可動直線部30には、その固定湾曲部20に臨む側の端部に、ガイド板33が設けられている。ガイド板33は、固定湾曲部20を板厚方向で挟み込むように配置されている。さらに、可動直線部30には、その固定湾曲部20に臨む側の端部に、後述する付勢部40によって付勢されるフランジ部34が設けられている。
【0023】
上記構成の可動直線部30は、固定湾曲部20に連続するように倣った第1の位置(図3参照)及び固定湾曲部20に非連続となるように離間した第2の位置(図4参照)との間で可動自在な構成となっている。
可動直線部30が第1の位置に位置するとき、図3に示すように、その直線支持面31が固定湾曲部20の湾曲支持面21と滑らかに連なり、協働して連続的支持面を形成する。
一方、可動直線部が第2の位置に位置するとき、図4に示すように、その直線支持面31が固定湾曲部20の湾曲支持面21と非連続となり、段差が生じ、それぞれ分離した支持面となる。
【0024】
付勢部40は、可動直線部30を第2の位置から第1の位置に向けて付勢する構成となっている。付勢部40は、ガイドピン41と、コイルバネ42と、を有する。ガイドピン41は、フランジ部34を挿通し、基台11に対して立設している。コイルバネ42は、ガイドピン41の先端部とフランジ部34との間に設けられている。このコイルバネ42は、圧縮バネであり、図3に示す常態においても、可動直線部30を基台11に対して押し付ける付勢力を発現している。
【0025】
クランプ部50は、可動直線部30に設けられている。図5に示すように、本実施形態のクランプ部50は、可動直線部30との間で車両用モールディング材1を挟み込んでクランプする構成となっている。具体的に、本実施形態では、クランプ部50として、ノブ51の押し引きによりノーズ52が出し入れ可能なノーズロック型スプリングプランジャーを採用している。
【0026】
モール本体4は、断面視略U字形状を有している。クランプ状態のとき、可動直線部30は、モール本体4の略U字状の溝4aに沿って配置される。一方、ノーズ52は、モール本体4の溝4a外側であって、非露出面2bを押圧可能に配置される。なお。ノーズ52の押圧位置は、ウェザーストリップ3bの切り欠き部5の形成位置に対応している。このため、車両用モールディング材1がクランプ状態のとき、クランプ部50によって、非露出面2bのみが加圧(クランプ)される。
【0027】
(車両用モールディング材の製造方法)
図6は、本発明の実施形態における車両用モールディング材の製造方法を説明するためのフローチャートである。図7は、本発明の実施形態における湾曲加工治具10を用いた湾曲加工工程を説明するための図である。
【0028】
図6に示すように、本製造方法では、押出成形工程(ステップS1)と、切り欠き工程(ステップS2)と、設置工程(ステップS3)と、加熱工程(ステップS4)とを順に行う。なお、ステップS2〜S4が、本製造方法に係る湾曲加工工程に該当する。
【0029】
押出成形工程(ステップS1)は、車両用モールディング材1を、押出成形機から連続的に押し出し、所定長さ毎に切断する工程である。
この押出成形工程(ステップS1)によって、ウェザーストリップ3a,3b、モール本体4等が一体的に成形された直線状の車両用モールディング材1が得られる。この直線状の車両用モールディング材1は、後の湾曲加工工程(ステップS2〜S4)を経て、凹状に湾曲加工される。
【0030】
切り欠き工程(ステップS2)は、設置工程(ステップS3)に先だって行われる工程であり、車両用モールディング材1の非露出面2b側の一部を切り欠いてクランプ部50がクランプする部位を形成する工程である。
この切り欠き工程(ステップS2)によって、非露出面2b側のウェザーストリップ3bの一部を切り欠いてクランプ部50がクランプする切り欠き部5(図2参照)を形成する。ウェザーストリップ3bは、ポリ塩化ビニルから形成されており、容易に切り欠くことができる。
【0031】
設置工程(ステップS3)は、湾曲加工治具10に車両用モールディング材1を設置する工程である。
この設置工程(ステップS3)では、図7(a)に示すように、車両用モールディング材1を固定湾曲部20と可動直線部30との両方に跨るようにして湾曲加工治具10に設置する。詳しくは、先ず、可動直線部30を、図3に示す第1の位置から図4に示す第2の位置に、付勢部40の付勢に抗して可動させる。次に、クランプ部50を用いて、可動直線部30に車両用モールディング材1をクランプする。
【0032】
具体的には、図5に示すように、可動直線部30の直線支持面31を跨ぐようにモール本体4を配置し、ノブ51を操作し、不図示のスプリングの付勢によって、ノーズ52を切り欠き部5に押圧させる。これにより、モール本体4の意匠面2aでない非露出面2b側の一部が、ノーズ52と可動直線部30との間に挟まれクランプされる。このクランプの後、手を離し、付勢部40の付勢に抗する力を解除すると、車両用モールディング材1に付勢部40の付勢力が作用し、車両用モールディング材1の非露出面2bに荷重が付与される状態となる。
【0033】
加熱工程(ステップS4)は、車両用モールディング材1を加熱する工程である。
この加熱工程(ステップS4)では、図7(a)に示すように湾曲加工治具10に設置した熱可塑性を有する車両用モールディング材1を、湾曲加工治具10ごと加熱炉の中に入れて加熱する。加熱によって、車両用モールディング材1が軟化すると、図7(a)に示す状態を維持しようとする自身の曲げ剛性が小さくなり、図7(b)に示すように固定湾曲部20に沿って湾曲加工される。
【0034】
具体的には、軟化によって、付勢部40の付勢力が、車両用モールディング材1の曲げ剛性に打ち勝つと、可動直線部30が、第2の位置から第1の位置へと徐々に可動する。可動直線部30が第1の位置に移動すると、固定湾曲部20と可動直線部30とが連続するように倣い、湾曲支持面21と直線支持面31とが連続的支持面を形成する。この連続的支持面は、湾曲部101に対応した凹状を有し、車両用モールディング材1が湾曲支持面21に沿って引き付けられ、変形することで、凹状に湾曲加工される。その後、加熱炉から車両用モールディング材1を取り出して冷却し、クランプ部50のクランプ解除を行うことで、凹状に意匠面2aが湾曲した車両用モールディング材1が得られる(図1参照)。
【0035】
このように、湾曲加工治具10に車両用モールディング材1を設置し、非露出面2bに対して荷重を付加することによって、意匠面2aに加圧痕跡を残すことなく、意匠面2aを凹状に湾曲させることができる。このため、湾曲加工によって車両用モールディング材1の外観が損なわれてしまうリスクを極力なくすことができる。また、本実施形態では、クランプ部50の一点を支点としているため、車両用モールディング材1を容易に曲げることができる。また、本実施形態では、ウェザーストリップ3bの一部を切り欠いているため、当該切り欠き部5によって、車両用モールディング材1を容易に曲げることができ、また、クランプ部50によるクランプも容易とさせることができる。
【0036】
したがって、上述の本実施形態によれば、車両の凹状の湾曲部101に沿って意匠面2aが露出するように取り付けられる車両用モールディング材1の製造方法において、車両用モールディング材1の非露出面2bに対して荷重を付加して、意匠面2aを湾曲部101に対応するように凹状に湾曲させる湾曲加工工程(ステップS2〜S4)を有する、という手法を採用することによって、痕跡を意匠面2aに残すことなく凹状に湾曲加工できる車両用モールディング材1の製造方法が得られる。また、本実施形態によれば、痕跡を意匠面2aに残すことなく凹状に湾曲加工できる車両用モールディング材1の湾曲加工治具10が得られる。
【0037】
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
【0038】
例えば、本実施形態では、ウェザーストリップ3a,3bを有する車両用モールディング材1を例示して説明したが、ウェザーストリップ3a,3b等がなく、そのままでもクランプできる車両用モールディング材の場合、切り欠き工程(ステップS2)は必ずしも要しない。
【0039】
また、例えば、本実施形態では、設置工程(ステップS3)の後に、加熱工程(ステップS4)を行ったが、結果として湾曲加工治具10に設置した状態で車両用モールディング材1が加熱されていればよいため、加熱タイミングの前後は問わない。
また、付勢部40の付勢のみによって塑性変形可能な材質によって、車両用モールディング材1を形成した場合には、加熱工程(ステップS4)は必ずしも要しない。
【符号の説明】
【0040】
1…車両用モールディング材、2a…意匠面、2b…非露出面、5…切り欠き部、10…湾曲加工治具、20…固定湾曲部、30…可動直線部、40…付勢部、50…クランプ部、S2…切り欠き工程(湾曲加工工程)、S3…設置工程(湾曲加工工程)、S4…加熱工程(湾曲加工工程)、101…湾曲部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の凹状の湾曲部に沿って意匠面が露出するように取り付けられる車両用モールディング材の製造方法において、
前記車両用モールディング材の非露出面に対して荷重を付加して、前記意匠面を前記湾曲部に対応するように凹状に湾曲させる湾曲加工工程を有することを特徴とする車両用モールディング材の製造方法。
【請求項2】
前記湾曲加工工程は、湾曲加工治具に前記車両用モールディング材を設置する設置工程を含み、
前記湾曲加工治具は、
前記湾曲部に対応する凹状の湾曲形状を有する固定湾曲部と、
直線形状を有すると共に、前記固定湾曲部に連続するように倣った第1の位置及び前記固定湾曲部に非連続となるように離間した第2の位置の間で可動自在な可動直線部と、
前記可動直線部を前記第2の位置から前記第1の位置に向けて付勢する付勢部と、
前記可動直線部に設けられ、前記車両用モールディング材をクランプするクランプ部と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用モールディング材の製造方法。
【請求項3】
前記湾曲加工工程は、前記設置工程に先だって、前記車両用モールディング材の前記非露出面側の一部を切り欠いて前記クランプ部がクランプする部位を形成する切り欠き工程を含むことを特徴とする請求項2に記載の車両用モールディング材の製造方法。
【請求項4】
前記車両用モールディング材は熱可塑性を有し、
前記湾曲加工工程は、前記車両用モールディング材を加熱する加熱工程を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両用モールディング材の製造方法。
【請求項5】
凹状の湾曲形状を有する固定湾曲部と、
直線形状を有すると共に、前記固定湾曲部に連続するように倣った第1の位置と、前記固定湾曲部に非連続となるように離間した第2の位置との間で可動自在な可動直線部と、
前記可動直線部を前記第2の位置から前記第1の位置に向けて付勢する付勢部と、
前記可動直線部に設けられ、車両用モールディング材をクランプするクランプ部と、を備えることを特徴とする車両用モールディング材の湾曲加工治具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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