説明

車両用照明装置

【課題】均一な照明でかつ外観見栄えがよい車両用照明装置を提供する。
【解決手段】本発明の照明装置は、コンソール本体20の意匠面側部分に取り付けられる意匠面パネル32と、この意匠面パネル32に沿って長尺状に設けられ、一端側から内部に導入された光を他端側に導く途中で外部に発光させる導光体34と、この導光体34を覆う形態で設けられ、導光体34の内部から外部に発光された光を透過させるカバーレンズ35とを備え、このカバーレンズ35は、意匠面パネル32と係合する係止孔41と、コンソール本体20と係合する規制突部45とを有し、意匠面パネル32は、係止孔41と係合する係止突部40を有し、コンソール本体20は、規制突部45と係合する保持孔22を有し、導光体34は、係止孔41と係止突部40の係合および規制突部45と保持孔22の係合により、意匠面パネル32とカバーレンズ35との間に挟み込まれた状態で保持される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、車両用照明装置として、例えば下記特許文献1および2に記載のものが知られている。特許文献1のものは、コンソールボックスの背面側に照明装置を設けたものである。この照明装置は、車両後方に開口する開口部を有する照明ケースを備え、この照明ケースの奥側(車両前方側)にLEDが配置されている。また、照明ケースの開口部には、照明スリットを有するランプカバーが装着されており、LEDから照射された光が照明スリットを通って外部に発光されるようになっている。
【0003】
このように、LEDをランプカバーの背面側(車両前方側)に対向状態で配置することが理想的であるものの、車両の形状などによってはLEDの設置スペースを自由に確保できない場合がある。そこで、導光体を用いてLEDから照射された光を所定の箇所に導く手法が採用されている。例えば特許文献2のものは、コンソールボックスの上面に板状の導光体を配置したものである。導光体は、上部に発光面を有し、この発光面の周囲の端面に、LEDランプが配置されている。LEDランプから照射された光は、導光体の端面から内部に導入され、発光面から外部に発光されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−104067号公報
【特許文献2】特開2007−203959号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記した導光体としては、設置スペースや意匠上の都合により、様々な形状の導光体が用いられている。例えば図10に示す長尺状の導光体1を用いる場合、パネル2に固定爪3を設けて、この固定爪3によって導光体1を支持することが行われている。しかしながら、固定爪3を設けた場合、導光体1から発光された光は、固定爪3によって遮られ、固定爪3の周辺部が暗くなってしまう。また、パネル2にカバーレンズ4を取り付けた場合、固定爪3の影がカバーレンズ4に映り込み、その影が外部から見えるため、外観見栄えが悪くなる。
【0006】
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、均一な照明でかつ外観見栄えがよい車両用照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の車両用照明装置は、コンソール本体の意匠面側部分に取り付けられる意匠面パネルと、この意匠面パネルに沿って長尺状に設けられ、一端側から内部に導入された光を他端側に導く途中で外部に発光させる導光体と、この導光体を覆う形態で設けられ、導光体の内部から外部に発光された光を透過させるカバーレンズとを備え、このカバーレンズは、意匠面パネルと係合する第1係合部と、コンソール本体と係合する第2係合部とを有し、意匠面パネルは、第1係合部と係合する第1被係合部を有し、コンソール本体は、第2係合部と係合する第2被係合部を有し、導光体は、第1係合部と第1被係合部の係合および第2係合部と第2被係合部の係合により、意匠面パネルとカバーレンズとの間に挟み込まれた状態で保持されている構成としたところに特徴を有する。
【0008】
このような構成によると、第1係合部と第1被係合部の係合および第2係合部と第2被係合部の係合により、意匠面パネルとカバーレンズとの間に導光体を挟み込んだ状態で保持することができるため、導光体を固定する固定爪をなくすことができる。カバーレンズは、前記した係合により導光体を覆う形態でコンソール本体と意匠面パネルとに固定されており、導光体の一端側から内部に導入された光は、他端側へ向かう途中で外部に発光される。ここで、前記した固定爪によって外部に発光される光が遮られることはなく、照明ムラをなくして均一な照明を実現できる。また、固定爪の影がカバーレンズに映り込むこともなく、外観見栄えを損ねることもない。したがって、均一な照明でかつ外観見栄えがよい車両用照明装置を提供することができる。
【0009】
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
導光体の内部から外部に発光された光をカバーレンズ側に反射させる反射部材を備え、導光体は、意匠面パネルとカバーレンズとの間で反射部材と一体に挟み込まれている構成としてもよい。
【0010】
このような構成によると、意匠面パネルとカバーレンズとの間で導光体を反射部材と一体に挟み込むことができるため、反射部材を固定する部材を設けなくてもよい。また、導光体から外部に発光された光のうち、反射部材側に発光された光をカバーレンズ側に反射させることができるため、カバーレンズにおける照度を高めることができる。
【0011】
第1係合部は、カバーレンズの一縁に設けられた差込片とされ、この差込片は、係止部を有しており、第1被係合部は、差込片が差し込まれる差込孔と、この差込孔に差し込まれた差込片の係止部と係止してカバーレンズの一縁を保持する被係止部とを備えている構成としてもよい。
【0012】
このような構成によると、差込片を差込孔に差し込むことにより、カバーレンズを意匠面パネルに取り付ける動作を案内できる。また、係止部を被係止部に係止させることにより、カバーレンズの一縁を意匠面パネルに保持することができる。
【0013】
第2係合部は、カバーレンズの他縁に設けられた規制突部とされており、第2被係合部は、規制突部と係止してカバーレンズの他縁の開きを規制する規制凹部を備えている構成としてもよい。
【0014】
このような構成によると、規制突部を規制凹部に係止させることにより、カバーレンズの他縁の開きを規制することができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、均一な照明でかつ外観見栄えがよい車両用照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】実施形態におけるコンソールボックスの斜視図
【図2】意匠面パネルの斜視図
【図3】意匠面パネルにカバーレンズを装着する前の状態を示した斜視図
【図4】コンソール本体に照明装置を装着する前の状態を示した斜視図
【図5】照明装置を側方(車幅方向)から見た側面図
【図6】照明装置を裏面側から見た底面図
【図7】図6におけるA−A線断面図
【図8】図7の分解断面図
【図9】図6におけるB−B線断面図
【図10】従来における導光体の取付構造を示した斜視図
【発明を実施するための形態】
【0017】
<実施形態>
本発明の実施形態を図1ないし図9の図面を参照しながら説明する。本実施形態におけるコンソールボックス10は、図1に示すように、車両前後方向に長い形態をなしており、ポリプロピレンなどの合成樹脂からなるコンソール本体20を主体部として構成されている。このコンソールボックス10は、車両における左右のフロントシート間に配置されるものである。コンソール本体20の車両前側は、車両後側よりも上方に突出した形態をなしている。コンソール本体20の車両後方における上部には、上方に開口する箱形をなす収容部21が形成されており、この収容部21は、小物入れとして使用されるようになっている。
【0018】
コンソール本体20の車両前側における上部には、照明装置30が設けられている。照明装置30は、図4に示すように、コンソール本体20とは別体に設けられ、コンソール本体20に後付けされるようになっている。照明装置30は、車両前後方向に長いライン状をなす一対のライン照明31と、両ライン照明31の一端側に配置されたLED(図示せず)とを備えて構成されている。両ライン照明31に対して一つのLEDが配置されており、一つのLEDから二手に分岐された光は、それぞれ両ライン照明31の一端側に導かれるようになっている。
【0019】
両ライン照明31は、図2に示す意匠面パネル32の左右両側縁部に凹設された装着凹部33に嵌め込まれて装着されている。意匠面パネル32は、前端がやや下方に垂れ下がった湾曲形状をなしている。これに合わせて両ライン照明31も、意匠面パネル32と同じ湾曲形状をなしている。なお、意匠面パネル32の中央部には、パネル開口が貫通して形成されており、このパネル開口の内側には、操作パネル(図示せず)が配置されるようになっている。
【0020】
ライン照明31の発光面は、図3に示すように、透明なポリカーボネートからなるカバーレンズ35によって構成されている。カバーレンズ35は、車両前後方向に長い形状をなしている。カバーレンズ35の上縁36には、複数の差込片37が設けられている。各差込片37には、略門形をなす係止孔41が貫通して設けられている。一方、意匠面パネル32におけるカバーレンズ35との対向壁38には、複数の差込孔39が開口している。複数の差込孔39に対して複数の差込片37が車幅方向から差し込まれることにより、カバーレンズ35が装着凹部33に取り付けられる。
【0021】
意匠面パネル32の下面には、図6に示すように、複数の係止突部40が下方に突出して設けられている。具体的には、車幅方向に並んで配置された2個の係止突部40が1セットとなって、長手方向に複数セットが配置されている。カバーレンズ35を意匠面パネル32に対して車幅方向から装着すると、各差込片37が各差込孔39に差し込まれ、カバーレンズ35が正規の取付位置に至ると、各係止突部40が各係止孔41に嵌り込んで車幅方向に係止することにより、カバーレンズ35が正規の取付位置に保持される。
【0022】
対向壁38は、図7に示すように、その下端部からカバーレンズ35側に延出され、その延出端部には下方に突出する形態の保持突部42が形成されている。保持突部42は、図5に示すように、車両前後方向に複数設けられている。一方、コンソール本体20の上部には、複数の保持突部42と対応する位置に複数の保持孔22が設けられている。保持突部42は、図7に示すように、保持孔22の孔縁部に対して上下方向に係止するようになっている。これにより、意匠面パネル32がコンソール本体20の上部に対して正規の取付位置に保持される。
【0023】
なお、保持突部42の近傍には、図5に示すように、ガイド片46が設けられている。ガイド片46は、複数の保持突部42と対応して車両前後方向に複数設けられている。ガイド片46の先端外縁部は、テーパ状に形成されており、このテーパ状の部分が保持孔22の孔縁に摺接するようになっている。これにより、意匠面パネル32が正規の取付位置に案内されるとともに、保持突部42が保持孔22の内部に案内される。
【0024】
ライン照明31の内部には、図3に示すように、対向壁38に沿って車両前後方向に延びる棒状の導光体34が配設されている。導光体34はアクリルで構成されており、その一端側から内部に導入された光を他端側へ導くことができる導光部材の一つである。導光体34の表面には、当該導光体34の内部に導入された光を外部に向けて透過させつつ散光させることのできるフッ素処理(透過散光処理)が施されている。このため、導光体34の一端側から導光体34の内部に導入された光は、他端側へ向かう途中で外部に発光され、カバーレンズ35の発光面全体が発光することになる。
【0025】
装着凹部33の車両前後方向両端部には、図2に示すように、一対の孔47が形成されている。この両孔47には、図3および図6に示すように、導光体34の両端部が差し込まれるようになっている。導光体34の両端部が、装着凹部33の両孔47から意匠面パネル32の下面側(非意匠面側)に差し込まれることにより、導光体34は、意匠面パネル32に仮止めされる。これにより、カバーレンズ35を意匠面パネル32に装着する際に、導光体34が装着凹部33から外れないように手で押さえる必要がなくなる。
【0026】
図8は、照明装置30を組み立てる前の状態を示した分解図であって、導光体34の下側には、導光体34と同様に、車両前後方向に長い板状をなす反射部材43が予め敷設されている。反射部材43は、導光体34の外周下面に密着する弧状面を有している。このため、導光体34を上下方向および車幅方向に対して良好に取り付け固定できるようになっている。
【0027】
また、反射部材43は、白色のポリプロピレンによって構成されている。つまり、反射部材43は、導光体34から外部に発光された光を反射する機能を有している。このため、反射部材43側に発光された光については、反射部材43で反射されてカバーレンズ35側に集光されるため、カバーレンズ35の発光面における照度をより高くできる。また、反射部材43を設けたことにより、導光体34の両端部と中央部との明暗の差を少なくすることができる。
【0028】
さて、装着凹部33に仮止めされた導光体34に対してカバーレンズ35を車幅方向から装着すると、図7に示すように、導光体34が、反射部材43と一体になって意匠面パネル32の対向壁38とカバーレンズ35との間に挟み込まれた状態で保持される。詳細には、導光体34は、カバーレンズ35の内面と対向壁38の外面とにほぼ接触状態とされ、反射部材43を介してカバーレンズ35に接触状態とされている。つまり、カバーレンズ35は、導光体34を覆う形態とされており、対向壁38側に開口する略門形の断面形状を有している。これにより、導光体34は、カバーレンズ35と対向壁38との間で三方向から押さえ込まれた状態となって正規の取付位置に保持される。
【0029】
また、図9に示すように、カバーレンズ35の下縁44には、下方に突出する規制突部45が設けられている。規制突部45は、図5に示すように、複数の保持突部42と対応して車両前後方向に複数設けられている。各規制突部45は、各保持突部42に隣り合う配置とされている。このため、各規制突部45は、対応する各保持突部42と同じ保持孔22に差し込まれる。つまり、保持孔22は、隣り合う規制突部45と保持突部42の双方が差し込まれる共用の孔とされている。
【0030】
規制突部45は、図9に示すように、保持孔22を構成する内壁に対して車幅方向に係止しており、これによりカバーレンズ35の下縁44が側方に開くことが規制されている。例えば、導光体34がやや大きめの径を有している場合には、導光体34が対向壁38とカバーレンズ35の双方に対して接触するとともに、カバーレンズ35の下縁44を側方に押し出す方向に作用することが考えられる。その場合においても、規制突部45が保持孔22の内壁に係止しているため、導光体34が正規の取付位置に保持されるとともに、カバーレンズ35の下縁44の開きが規制される。
【0031】
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。まず、照明装置30の組み立て方法について簡単に説明する。図2に示す意匠面パネル32の装着凹部33に反射部材43を装着しておき、その反射部材43の上に導光体34を装着する。すると、図3に示すように、導光体34の両端部が両孔47に差し込まれた状態となり、導光体34が反射部材43とともに装着凹部33に仮止めされる。この状態から、図8に示すように、カバーレンズ35を装着凹部33に対して車幅方向から取り付ける。このとき、差込片37が差込孔39に差し込まれることでカバーレンズ35の取り付け動作が案内され、図7に示すように、係止突部40に対して係止孔41が嵌り込むことで係止突部40と係止孔41の内壁とが車幅方向に係止する。これにより、カバーレンズ35の上縁36が意匠面パネル32に対して固定され、照明装置30が完成する。
【0032】
次に、図4に示すように、照明装置30をコンソール本体20の車両前方側における上部に取り付ける。まず、ガイド片46の先端外縁部が保持孔22の孔縁に摺接することで、照明装置30が正規の取付位置へ案内される。これにより、保持突部42が保持孔22に案内されるとともに、規制突部45も保持孔22に案内される。照明装置30が正規の取付位置に至ると、図7に示すように、保持突部42が保持孔22に嵌り込んで保持孔22の孔縁部に係止することにより、照明装置30がコンソール本体20に固定される。また、図9に示すように、規制突部45が保持孔22に嵌り込んでカバーレンズ35の下縁44の開きが規制される。この結果、導光体34および反射部材43は一体となって、意匠面パネル32の対向壁38とカバーレンズ35との間に挟み込まれた状態となり、上下方向および車幅方向に移動することが規制され、正規の取付位置に保持される。
【0033】
以上のように本実施形態によると、導光体34を意匠面パネル32の対向壁38とカバーレンズ35との間に挟み込んで保持するようにしたから、導光体34を固定する固定爪をなくすことができる。このため、導光体34から外部に発光される光が固定爪によって遮られることをなくし、均一なライン照明31によって外観見栄えを向上させることができる。
【0034】
また、例えば昼間に固定爪の影がカバーレンズ35の発光面に映り込むこともないため、外観見栄えを向上させることができる。また、導光体34を固定爪の内側に嵌め込む作業がなくなり、作業工数を低減できる。また、導光体34を三方向から押さえ込むとともに反射部材43の弧状面で支持しているため、装着凹部33において上下方向および車幅方向にガタツキがない状態で安定して導光体34を取り付け固定できる。
【0035】
また、導光体34から発光された光を反射部材43で反射させてカバーレンズ35側に集光することができるから、カバーレンズ35の発光面における照度を向上させることができる。また、差込片37を差込孔39に差し込むようにしたから、カバーレンズ35を意匠面パネル32に取り付ける動作を案内することができる。また、規制突部45が保持孔22に嵌り込んで車幅方向に係止することにより、導光体34の寸法公差にかかわらずカバーレンズ35の下縁44の開きを規制できる。
【0036】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では棒状の導光体34を例示しているものの、本発明によると、板状で長尺の導光体としてもよい。
(2)上記実施形態では導光体34を三方向から押さえ込んで固定しているものの、本発明によると、導光体34をコンソール本体20と意匠面パネル32との間で二方向から押さえ込んで固定してもよいし、四方向以上から押さえ込んで固定してもよい。
【0037】
(3)上記実施形態では反射部材43の上面に導光体34を装着しているものの、本発明によると、導光体34の両端部と中央部とで照明ムラがない場合には、反射部材43を設置しなくてもよい。また、反射部材43を導光体34の外周面に沿って延長して形成することにより、導光体34と対向壁38との間にも反射部材43を配置してもよい。
(4)上記実施形態では差込片37に係止孔41を設け、意匠面パネル32に係止突部40を設けているものの、本発明によると、差込片37に係止突部を設け、意匠面パネル32に係止孔を設けてもよい。また、差込片37を差込孔39に差し込んで固定しなくてもよく、別体のクリップなどを用いて固定してもよい。
【0038】
(5)上記実施形態では規制突部45を保持孔22に嵌め込むようにしているものの、本発明によると、規制突部45が嵌り込む孔を保持孔22とは別に設けてもよい。
(6)上記実施形態では左右一対のフロントシート間に配置されるコンソールボックスに本発明を適用しているものの、車室内の天井面に配置されるオーバーヘッドコンソールに本発明を適用してもよい。この場合、本実施形態とは異なり、差込片をカバーレンズの下縁に設け、規制突部をカバーレンズの上縁に設ければよい。
【符号の説明】
【0039】
20…コンソール本体
22…保持孔(第2被係合部、規制凹部)
30…照明装置
32…意匠面パネル
34…導光体
35…カバーレンズ
36…上縁(一縁)
37…差込片(第1係合部)
39…差込孔(第1被係合部)
40…係止突部(第1被係合部、被係止部)
41…係止孔
43…反射部材
44…下縁(他縁)
45…規制突部(第2係合部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンソール本体の意匠面側部分に取り付けられる意匠面パネルと、
この意匠面パネルに沿って長尺状に設けられ、一端側から内部に導入された光を他端側に導く途中で外部に発光させる導光体と、
この導光体を覆う形態で設けられ、前記導光体の内部から外部に発光された光を透過させるカバーレンズとを備え、
このカバーレンズは、前記意匠面パネルと係合する第1係合部と、前記コンソール本体と係合する第2係合部とを有し、前記意匠面パネルは、前記第1係合部と係合する第1被係合部を有し、前記コンソール本体は、前記第2係合部と係合する第2被係合部を有し、
前記導光体は、前記第1係合部と前記第1被係合部の係合および前記第2係合部と前記第2被係合部の係合により、前記意匠面パネルと前記カバーレンズとの間に挟み込まれた状態で保持されていることを特徴とする車両用照明装置。
【請求項2】
前記導光体の内部から外部に発光された光を前記カバーレンズ側に反射させる反射部材を備え、
前記導光体は、前記意匠面パネルと前記カバーレンズとの間で前記反射部材と一体に挟み込まれていることを特徴とする請求項1に記載の車両用照明装置。
【請求項3】
前記第1係合部は、前記カバーレンズの一縁に設けられた差込片とされ、この差込片は、係止部を有しており、
前記第1被係合部は、前記差込片が差し込まれる差込孔と、この差込孔に差し込まれた前記差込片の前記係止部と係止して前記カバーレンズの一縁を保持する被係止部とを備えていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用照明装置。
【請求項4】
前記第2係合部は、前記カバーレンズの他縁に設けられた規制突部とされており、
前記第2被係合部は、前記規制突部と係止して前記カバーレンズの他縁の開きを規制する規制凹部を備えていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の車両用照明装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2011−126486(P2011−126486A)
【公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−289163(P2009−289163)
【出願日】平成21年12月21日(2009.12.21)
【出願人】(000241500)トヨタ紡織株式会社 (2,945)
【出願人】(000002967)ダイハツ工業株式会社 (2,560)
【Fターム(参考)】