車両用端末及びその動作方法、そして情報提供サーバー及びその情報提供方法
【課題】車両端末は、交差路に設置された信号機の識別子情報を利用して交差路に進入したと判断されれば、以前の交差路を通過してから現在の交差路に進入するまでの交差路運行時間情報を情報提供サーバーに伝送する。また、車両端末は、現在の交差路を通過すれば、現在の交差路での交差路での信号待機時間情報を情報提供サーバーに伝送する。
【解決手段】情報提供サーバーは、交差路運行時間情報及び交差路での信号待機時間情報に基づいて交通状況情報を使用者に提供する。
【解決手段】情報提供サーバーは、交差路運行時間情報及び交差路での信号待機時間情報に基づいて交通状況情報を使用者に提供する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用端末及びその動作方法、そして情報提供サーバー及びその情報提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
DMBなどの携帯移動放送が開始されたことによって、リアルタイム交通情報(Transport Protocol Expert Group、TPEG)サービスが脚光を浴びている。
【0003】
TPEGサービスは、DMB放送周波数チャンネルのうちの一部の周波数チャンネルを利用してリアルタイム交通情報を提供するサービスである。
【0004】
このようなTPEGサービスを提供するサーバーでは、ビーコン(Beacon)という位置発信機及び交通情報収集車両を利用して交通情報を収集する。しかし、運行費用によってビーコン(Beacon)という位置発信機及び交通情報収集車両の数は限定されているため、リアルタイムで交通情報を収集するのは難しい実情にある。そのため、使用者に不正確な交通情報が提供されることもある。
【0005】
したがって、交通情報の正確性を高めるためには、位置発信機及び交通情報収集車両の数を増加させなければならない。しかし、位置発信機及び交通情報収集車両に、交通情報を収集するための高価な装備を装着しなければならないので、装備の価格及び市場規模を考慮した時、費用対比効果に対する疑問が提起されている。
【0006】
また、信号待機時間も不正確な交通情報の主要因として作用しているが、これに対する対策はいまだ不十分な実情にある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】大韓民国特許出願公開第2007−0033524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする技術的課題は、正確な交通情報を提供することができる車両用端末及びその動作方法、そして情報提供サーバー及びその情報提供方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施例によれば、車両用端末が提供される。車両用端末は、受信部、GPS受信部、情報算出部、および情報送受信部を含む。受信部は、各信号機に設置された信号機情報送出機から前記各信号機の識別子情報及び前記各信号機のGPS(Global−Positioning−Systemystem)情報を含む複数の信号機情報を受信する。GPS受信部は、前記車両用端末のGPS情報を受信する。情報算出部は、前記複数の信号機情報のうちの前記車両用端末が信号待機中である信号機に該当する信号機情報及び前記車両用端末のGPS情報を利用して現在の交差路での信号待機時間を計算し、以前の交差路及び前記現在の交差路間の交差路運行時間を計算する。そして、情報送受信部は、交差路での信号待機時間情報及び交差路運行時間情報を情報提供サーバーに伝送する。
【0010】
本発明の他の一実施例によれば、情報提供サーバーが提供される。情報提供サーバーは、受信部、交通情報処理部、そして伝送部を含む。受信部は、車両用端末が信号待機中である位置に設置された信号機から送出された信号機情報を利用して前記車両用端末が計算した交差路進入時間情報、交差路間の交差路運行時間情報、及び交差路での信号待機時間情報のうちの少なくとも1つを受信する。交通情報処理部は、受信した前記情報を利用して交通状況を分析して交通状況情報を生成する。そして、伝送部は、前記交通状況情報を使用者に伝送する。
【0011】
本発明のまた他の一実施例によれば、車両用端末の動作方法が提供される。動作方法は、前記車両用端末が信号待機中である信号機に該当する信号機情報及び前記車両用端末のGPS(Global−Positioning−Systemystem)情報を利用して現在の交差路に進入したと判断されれば、以前の交差路及び前記現在の交差路間の交差路運行時間を計算する段階、前記信号機情報及び前記車両用端末のGPS情報を利用して前記現在の交差路を通過したと判断されれば、前記現在の交差路での信号待機時間を計算する段階、そして計算された交差路での信号待機時間情報及び交差路運行時間情報を情報提供サーバーに伝送する段階を含む。
【0012】
本発明のまた他の一実施例によれば、情報提供サーバーが使用者に交通状況情報を提供する方法が提供される。情報提供方法は、車両用端末が信号待機中である位置に設置された信号機から送出された信号機情報を利用して前記車両用端末が計算した進入時間情報、交差路間の交差路運行時間情報、及び交差路での信号待機時間情報のうちの少なくとも1つを受信する段階、受信した前記情報を利用して交通状況を分析して交通状況情報を生成する段階、そして前記交通状況情報を使用者に伝送する段階を含む。
【発明の効果】
【0013】
本発明の実施例によれば、正確な交通情報を迅速に提供することができ、固定路線を運行している車両を利用して交通情報を収集するので、車両の運行費用が追加されず、交通情報収集車両の数も増加するので、リアルタイムで交通情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施例による交通情報提供システムを示した図である。
【図2】フレームの構造を示した図である。
【図3】本発明の実施例による車両用端末の概略的な構成図である。
【図4】本発明の実施例による車両用端末の動作を示したフローチャート図である。
【図5】本発明の実施例による情報提供サーバーの概略的な構成図である。
【図6】本発明の実施例による情報提供方法を示したフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付した図を参照して、本発明の実施例について、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施することができるように詳細に説明する。しかし、本発明は、多様な相異なる形態で具現され、ここで説明する実施例に限定されない。そして、図では、本発明を明確に説明するために、説明に不必要な部分は省略し、明細書全体を通して類似した部分には、類似した図面符号を付けた。
【0016】
明細書及び特許請求の範囲全体で、ある部分がある構成要素を「含む」とする時、これは特に反対する記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含むことを意味する。
【0017】
それでは、本発明の実施例による車両用端末及びその動作方法、そして情報提供サーバー及びその情報提供方法について、図を参照して詳細に説明する。
【0018】
図1は本発明の実施例による交通情報提供システムを示した図であり、図2はフレームの構造を示した図である。
【0019】
図1を参照すると、交通情報提供システムは、信号機情報送出機100、車両用端末200、及び情報提供サーバー300を含む。
【0020】
信号機情報送出機100は、信号機に設置されて、信号機情報を無線通信を利用して周期的に車両用端末200に伝送し、信号機情報は、フレーム単位で交差路の一定範囲内にある車両用端末200にブロードキャスティングされる。信号機情報は、信号機の識別子情報及び信号機の地理的位置を確認することができるGPS(Global−Positioning−Systemystem)情報を含み、信号機情報送出機100は、信号機情報を保存している。
【0021】
図2を参照すると、フレームは、フレームヘッダ(FH)及びペイロード(PL)を含み、ペイロード(PL)に信号機の識別子情報及びGPS情報が含まれる。
【0022】
再び、図1を参照すると、車両用端末200は、信号機情報送出機100から伝送される信号機情報を利用して交差路の進入及び通過を判断し、交差路に進入した時に交差路進入時間情報を情報提供サーバー300に提供し、以前の交差路を通過してから現在の交差路に進入するまでの交差路運行時間情報を情報提供サーバー300に伝送する。また、車両用端末200は、交差路を通過すれば、現在の交差路での信号待機時間情報を情報提供サーバー300に伝送する。
【0023】
情報提供サーバー300は、車両用端末200から交差路進入時間情報、交差路運行時間情報、及び交差路での信号待機時間情報を受信し、これに基づいて交差路間及び周辺の交通状況を分析して、現在の交通状況情報をDMB放送周波数チャンネルのうちの一部の周波数チャンネルを利用して使用者に提供する。
【0024】
図3は本発明の実施例による車両用端末の概略的な構成図である。
【0025】
図3を参照すると、車両用端末200は、受信部210、GPS受信部220、情報算出部230、及び情報送受信部240を含む。
【0026】
受信部210は、信号機情報送出機100から無線通信を利用して伝送される信号機情報を受信する。
【0027】
GPS受信部220は、GPS衛星から車両用端末200の位置情報、つまりGPS(Global−Positioning−Systemystem)情報を受信する。
【0028】
情報算出部230は、信号機情報送出機100から受信した信号機情報及び車両用端末200の位置情報を利用して、現在の交差路に進入したか、現在の交差路を通過したかを判断する。そして、情報算出部230は、現在の交差路に進入すれば、交差路進入時間を確認して、以前の交差路を通過してから現在の交差路に進入するまでにかかった交差路運行時間を計算する。また、情報算出部230は、現在の交差路を通過すれば、現在の交差路での交差路での信号待機時間を計算する。
【0029】
情報送受信部240は、交差路進入時間情報、交差路運行時間情報、及び交差路での信号待機時間情報を無線通信網を利用して情報提供サーバー300に伝送する。
【0030】
最近では、バスの運営及び管理を容易にするために、バス管理システム(Bus Management System、BMS)が導入されていて、バスには無線通信装置が設置されている。したがって、車両用端末200として無線通信装置が設置されているバス、つまり固定路線を運行している車両を利用すれば、交通情報収集のための車両用端末の運行費用を追加しなくても、情報提供サーバー300は、車両用端末200から交差路進入時間情報、交差路運行時間情報、及び交差路での信号待機時間情報を受信することができる。
【0031】
図4は本発明の実施例による車両用端末の動作を示したフローチャート図である。
【0032】
図4を参照すると、車両用端末200は、自身の位置情報を得るために、GPS受信部220を通じてGPS情報を受信する(S402)。
【0033】
また、車両用端末200は、受信部210を通じて信号機情報送出機100から信号機情報を受信する(S404)。
【0034】
交差路に設置された信号機情報送出機100は、一定の範囲にある車両用端末200に信号機情報をブロードキャスティングするので、車両用端末200は、自身が信号待機中でない位置に設置された信号機情報送出機100から信号機情報を受信することができる。したがって、車両用端末200は、受信した信号機情報のうちから自身が信号待機中である位置に設置された信号機情報送出機100から伝送された信号機情報を判断しなければならない。このために、車両用端末200は、GPS受信部220を通じて受信したGPS情報及び進行方向情報を情報送受信部240を通じて情報提供サーバー300に伝送する(S406)。
【0035】
情報提供サーバー300は、車両用端末200から車両用端末200のGPS情報及び進行方向情報を受信すると、車両用端末200のGPS情報及び進行方向情報に基づいて車両用端末200が信号待機中である位置に設置された信号機の識別子情報を検索して、検索された信号機の識別子情報を車両用端末200に伝送する。
【0036】
車両用端末200は、情報提供サーバー300から信号機の識別子情報を情報送受信部240を通じて受信する(S408)。
【0037】
車両用端末200の情報算出部230は、信号機情報送出機100から受信した信号機情報のうちから情報提供サーバー300から受信した信号機の識別子情報と一致する識別子情報が含まれている信号機情報を抽出する(S410)。
【0038】
車両用端末200の情報算出部230は、抽出された信号機情報を利用して、現在の交差路に進入したか、現在の交差路を通過したかを判断する。
【0039】
つまり、車両用端末200の情報算出部230は、抽出された信号機情報を初めて受信したかを判断する(S412)。これは、抽出された信号機情報の識別子情報によって判断される。
【0040】
判断の結果、抽出された信号機情報が初めて受信された場合には、車両用端末200の情報算出部230は、現在の交差路に進入して信号待機を始めた状態であると判断する。
【0041】
現在の交差路に進入して信号待機を始めれば、車両用端末200の情報算出部230は、現在の交差路進入時間を確認して、情報送受信部240を通じて交差路進入時間情報を情報提供サーバー300に伝送する(S414)。また、情報算出部230は、信号待機時間タイマーを動作させて、交差路での信号待機時間を計算し始め(S416)、交差路運行時間タイマーの値を情報送受信部240を通じて情報提供サーバー300に伝送して(S418)、交差路運行時間タイマーを初期化させる(S420)。この時、交差路運行時間タイマーの値は、以前の交差路を通過してから現在の交差路に進入するまでにかかった交差路運行時間を示す。
【0042】
一方、抽出された信号機情報が初めて受信されたのではない場合には、情報算出部230は、抽出された信号機情報のGPS情報及び車両用端末200のGPS情報に基づいて現在の交差路を通過したかを判断する(S422)。
【0043】
判断の結果、現在の交差路を通過したと判断されれば、情報算出部230は、信号待機時間タイマーの値を情報送受信部240を通じて情報提供サーバー300に伝送して(S424)、信号待機時間タイマーを初期化させる(S426)。また、情報算出部230は、交差路運行時間タイマーを動作させる(S428)。この時、信号待機時間タイマーの値は、現在の交差路での信号待機時間を示す。
【0044】
情報提供サーバー300は、交差路進入時間情報、交差路運行時間タイマーの値、及び信号待機時間タイマーの値を通じて交差路間の交通の流れを把握することができる。
【0045】
図5は本発明の実施例による情報提供サーバーの概略的な構成図であり、図6は本発明の実施例による情報提供方法を示したフローチャート図である。
【0046】
図5を参照すると、情報提供サーバー300は、受信部310、交通情報処理部320、及び伝送部330を含む。
【0047】
図6を参照すると、受信部310は、車両用端末200から交差路進入時間情報、交差路運行時間タイマーの値、及び信号待機時間タイマーの値を受信する(S610)。また、受信部310は、車両用端末200から車両用端末200のGPS情報及び進行方向情報を受信する。
【0048】
交通情報処理部320は、交差路進入時間情報、交差路運行時間タイマーの値、及び信号待機時間タイマーの値を利用して交差路間及び周辺の交通状況を分析して現在の交通状況情報を生成する(S620)。また、交通情報処理部320は、車両用端末200から車両用端末200のGPS情報及び進行方向情報を受信すると、車両用端末200が信号待機中である位置に設置された信号機の識別子情報を検索して、検索された信号機の識別子情報を車両用端末200に提供する。このような交通情報処理部320は、各交差路に設置されている信号機の信号機情報を保存している。
【0049】
伝送部330は、現在の交通状況情報を使用者に伝送する(S630)。この時、伝送部330は、DMB(Digital Multimedia Broadcasting)放送周波数チャンネルのうちの一部の周波数チャンネルを利用して使用者に提供する。
【0050】
本発明の実施例は、以上で説明した装置及び/または方法によってのみ具現されるのではなく、本発明の実施例の構成に対応する機能を実現するプログラムまたはそのプログラムが記録された記録媒体によって具現されることもでき、このような具現は、前記で説明した実施例の記載から、本発明が属する技術分野の専門家であれば容易に具現することができる。
【0051】
以上で、本発明の実施例について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されず、特許請求の範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の多様な変形及び改良形態も、本発明の権利範囲に属する。
【符号の説明】
【0052】
100 信号機情報送出機
200 車両用端末
210 受信部
220 GPS受信部
230 情報算出部
240 情報送受信部
300 情報提供サーバー
310 受信部
320 交通情報処理部
330 伝送部
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用端末及びその動作方法、そして情報提供サーバー及びその情報提供方法に関する。
【背景技術】
【0002】
DMBなどの携帯移動放送が開始されたことによって、リアルタイム交通情報(Transport Protocol Expert Group、TPEG)サービスが脚光を浴びている。
【0003】
TPEGサービスは、DMB放送周波数チャンネルのうちの一部の周波数チャンネルを利用してリアルタイム交通情報を提供するサービスである。
【0004】
このようなTPEGサービスを提供するサーバーでは、ビーコン(Beacon)という位置発信機及び交通情報収集車両を利用して交通情報を収集する。しかし、運行費用によってビーコン(Beacon)という位置発信機及び交通情報収集車両の数は限定されているため、リアルタイムで交通情報を収集するのは難しい実情にある。そのため、使用者に不正確な交通情報が提供されることもある。
【0005】
したがって、交通情報の正確性を高めるためには、位置発信機及び交通情報収集車両の数を増加させなければならない。しかし、位置発信機及び交通情報収集車両に、交通情報を収集するための高価な装備を装着しなければならないので、装備の価格及び市場規模を考慮した時、費用対比効果に対する疑問が提起されている。
【0006】
また、信号待機時間も不正確な交通情報の主要因として作用しているが、これに対する対策はいまだ不十分な実情にある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】大韓民国特許出願公開第2007−0033524号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明が解決しようとする技術的課題は、正確な交通情報を提供することができる車両用端末及びその動作方法、そして情報提供サーバー及びその情報提供方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一実施例によれば、車両用端末が提供される。車両用端末は、受信部、GPS受信部、情報算出部、および情報送受信部を含む。受信部は、各信号機に設置された信号機情報送出機から前記各信号機の識別子情報及び前記各信号機のGPS(Global−Positioning−Systemystem)情報を含む複数の信号機情報を受信する。GPS受信部は、前記車両用端末のGPS情報を受信する。情報算出部は、前記複数の信号機情報のうちの前記車両用端末が信号待機中である信号機に該当する信号機情報及び前記車両用端末のGPS情報を利用して現在の交差路での信号待機時間を計算し、以前の交差路及び前記現在の交差路間の交差路運行時間を計算する。そして、情報送受信部は、交差路での信号待機時間情報及び交差路運行時間情報を情報提供サーバーに伝送する。
【0010】
本発明の他の一実施例によれば、情報提供サーバーが提供される。情報提供サーバーは、受信部、交通情報処理部、そして伝送部を含む。受信部は、車両用端末が信号待機中である位置に設置された信号機から送出された信号機情報を利用して前記車両用端末が計算した交差路進入時間情報、交差路間の交差路運行時間情報、及び交差路での信号待機時間情報のうちの少なくとも1つを受信する。交通情報処理部は、受信した前記情報を利用して交通状況を分析して交通状況情報を生成する。そして、伝送部は、前記交通状況情報を使用者に伝送する。
【0011】
本発明のまた他の一実施例によれば、車両用端末の動作方法が提供される。動作方法は、前記車両用端末が信号待機中である信号機に該当する信号機情報及び前記車両用端末のGPS(Global−Positioning−Systemystem)情報を利用して現在の交差路に進入したと判断されれば、以前の交差路及び前記現在の交差路間の交差路運行時間を計算する段階、前記信号機情報及び前記車両用端末のGPS情報を利用して前記現在の交差路を通過したと判断されれば、前記現在の交差路での信号待機時間を計算する段階、そして計算された交差路での信号待機時間情報及び交差路運行時間情報を情報提供サーバーに伝送する段階を含む。
【0012】
本発明のまた他の一実施例によれば、情報提供サーバーが使用者に交通状況情報を提供する方法が提供される。情報提供方法は、車両用端末が信号待機中である位置に設置された信号機から送出された信号機情報を利用して前記車両用端末が計算した進入時間情報、交差路間の交差路運行時間情報、及び交差路での信号待機時間情報のうちの少なくとも1つを受信する段階、受信した前記情報を利用して交通状況を分析して交通状況情報を生成する段階、そして前記交通状況情報を使用者に伝送する段階を含む。
【発明の効果】
【0013】
本発明の実施例によれば、正確な交通情報を迅速に提供することができ、固定路線を運行している車両を利用して交通情報を収集するので、車両の運行費用が追加されず、交通情報収集車両の数も増加するので、リアルタイムで交通情報を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施例による交通情報提供システムを示した図である。
【図2】フレームの構造を示した図である。
【図3】本発明の実施例による車両用端末の概略的な構成図である。
【図4】本発明の実施例による車両用端末の動作を示したフローチャート図である。
【図5】本発明の実施例による情報提供サーバーの概略的な構成図である。
【図6】本発明の実施例による情報提供方法を示したフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、添付した図を参照して、本発明の実施例について、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施することができるように詳細に説明する。しかし、本発明は、多様な相異なる形態で具現され、ここで説明する実施例に限定されない。そして、図では、本発明を明確に説明するために、説明に不必要な部分は省略し、明細書全体を通して類似した部分には、類似した図面符号を付けた。
【0016】
明細書及び特許請求の範囲全体で、ある部分がある構成要素を「含む」とする時、これは特に反対する記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含むことを意味する。
【0017】
それでは、本発明の実施例による車両用端末及びその動作方法、そして情報提供サーバー及びその情報提供方法について、図を参照して詳細に説明する。
【0018】
図1は本発明の実施例による交通情報提供システムを示した図であり、図2はフレームの構造を示した図である。
【0019】
図1を参照すると、交通情報提供システムは、信号機情報送出機100、車両用端末200、及び情報提供サーバー300を含む。
【0020】
信号機情報送出機100は、信号機に設置されて、信号機情報を無線通信を利用して周期的に車両用端末200に伝送し、信号機情報は、フレーム単位で交差路の一定範囲内にある車両用端末200にブロードキャスティングされる。信号機情報は、信号機の識別子情報及び信号機の地理的位置を確認することができるGPS(Global−Positioning−Systemystem)情報を含み、信号機情報送出機100は、信号機情報を保存している。
【0021】
図2を参照すると、フレームは、フレームヘッダ(FH)及びペイロード(PL)を含み、ペイロード(PL)に信号機の識別子情報及びGPS情報が含まれる。
【0022】
再び、図1を参照すると、車両用端末200は、信号機情報送出機100から伝送される信号機情報を利用して交差路の進入及び通過を判断し、交差路に進入した時に交差路進入時間情報を情報提供サーバー300に提供し、以前の交差路を通過してから現在の交差路に進入するまでの交差路運行時間情報を情報提供サーバー300に伝送する。また、車両用端末200は、交差路を通過すれば、現在の交差路での信号待機時間情報を情報提供サーバー300に伝送する。
【0023】
情報提供サーバー300は、車両用端末200から交差路進入時間情報、交差路運行時間情報、及び交差路での信号待機時間情報を受信し、これに基づいて交差路間及び周辺の交通状況を分析して、現在の交通状況情報をDMB放送周波数チャンネルのうちの一部の周波数チャンネルを利用して使用者に提供する。
【0024】
図3は本発明の実施例による車両用端末の概略的な構成図である。
【0025】
図3を参照すると、車両用端末200は、受信部210、GPS受信部220、情報算出部230、及び情報送受信部240を含む。
【0026】
受信部210は、信号機情報送出機100から無線通信を利用して伝送される信号機情報を受信する。
【0027】
GPS受信部220は、GPS衛星から車両用端末200の位置情報、つまりGPS(Global−Positioning−Systemystem)情報を受信する。
【0028】
情報算出部230は、信号機情報送出機100から受信した信号機情報及び車両用端末200の位置情報を利用して、現在の交差路に進入したか、現在の交差路を通過したかを判断する。そして、情報算出部230は、現在の交差路に進入すれば、交差路進入時間を確認して、以前の交差路を通過してから現在の交差路に進入するまでにかかった交差路運行時間を計算する。また、情報算出部230は、現在の交差路を通過すれば、現在の交差路での交差路での信号待機時間を計算する。
【0029】
情報送受信部240は、交差路進入時間情報、交差路運行時間情報、及び交差路での信号待機時間情報を無線通信網を利用して情報提供サーバー300に伝送する。
【0030】
最近では、バスの運営及び管理を容易にするために、バス管理システム(Bus Management System、BMS)が導入されていて、バスには無線通信装置が設置されている。したがって、車両用端末200として無線通信装置が設置されているバス、つまり固定路線を運行している車両を利用すれば、交通情報収集のための車両用端末の運行費用を追加しなくても、情報提供サーバー300は、車両用端末200から交差路進入時間情報、交差路運行時間情報、及び交差路での信号待機時間情報を受信することができる。
【0031】
図4は本発明の実施例による車両用端末の動作を示したフローチャート図である。
【0032】
図4を参照すると、車両用端末200は、自身の位置情報を得るために、GPS受信部220を通じてGPS情報を受信する(S402)。
【0033】
また、車両用端末200は、受信部210を通じて信号機情報送出機100から信号機情報を受信する(S404)。
【0034】
交差路に設置された信号機情報送出機100は、一定の範囲にある車両用端末200に信号機情報をブロードキャスティングするので、車両用端末200は、自身が信号待機中でない位置に設置された信号機情報送出機100から信号機情報を受信することができる。したがって、車両用端末200は、受信した信号機情報のうちから自身が信号待機中である位置に設置された信号機情報送出機100から伝送された信号機情報を判断しなければならない。このために、車両用端末200は、GPS受信部220を通じて受信したGPS情報及び進行方向情報を情報送受信部240を通じて情報提供サーバー300に伝送する(S406)。
【0035】
情報提供サーバー300は、車両用端末200から車両用端末200のGPS情報及び進行方向情報を受信すると、車両用端末200のGPS情報及び進行方向情報に基づいて車両用端末200が信号待機中である位置に設置された信号機の識別子情報を検索して、検索された信号機の識別子情報を車両用端末200に伝送する。
【0036】
車両用端末200は、情報提供サーバー300から信号機の識別子情報を情報送受信部240を通じて受信する(S408)。
【0037】
車両用端末200の情報算出部230は、信号機情報送出機100から受信した信号機情報のうちから情報提供サーバー300から受信した信号機の識別子情報と一致する識別子情報が含まれている信号機情報を抽出する(S410)。
【0038】
車両用端末200の情報算出部230は、抽出された信号機情報を利用して、現在の交差路に進入したか、現在の交差路を通過したかを判断する。
【0039】
つまり、車両用端末200の情報算出部230は、抽出された信号機情報を初めて受信したかを判断する(S412)。これは、抽出された信号機情報の識別子情報によって判断される。
【0040】
判断の結果、抽出された信号機情報が初めて受信された場合には、車両用端末200の情報算出部230は、現在の交差路に進入して信号待機を始めた状態であると判断する。
【0041】
現在の交差路に進入して信号待機を始めれば、車両用端末200の情報算出部230は、現在の交差路進入時間を確認して、情報送受信部240を通じて交差路進入時間情報を情報提供サーバー300に伝送する(S414)。また、情報算出部230は、信号待機時間タイマーを動作させて、交差路での信号待機時間を計算し始め(S416)、交差路運行時間タイマーの値を情報送受信部240を通じて情報提供サーバー300に伝送して(S418)、交差路運行時間タイマーを初期化させる(S420)。この時、交差路運行時間タイマーの値は、以前の交差路を通過してから現在の交差路に進入するまでにかかった交差路運行時間を示す。
【0042】
一方、抽出された信号機情報が初めて受信されたのではない場合には、情報算出部230は、抽出された信号機情報のGPS情報及び車両用端末200のGPS情報に基づいて現在の交差路を通過したかを判断する(S422)。
【0043】
判断の結果、現在の交差路を通過したと判断されれば、情報算出部230は、信号待機時間タイマーの値を情報送受信部240を通じて情報提供サーバー300に伝送して(S424)、信号待機時間タイマーを初期化させる(S426)。また、情報算出部230は、交差路運行時間タイマーを動作させる(S428)。この時、信号待機時間タイマーの値は、現在の交差路での信号待機時間を示す。
【0044】
情報提供サーバー300は、交差路進入時間情報、交差路運行時間タイマーの値、及び信号待機時間タイマーの値を通じて交差路間の交通の流れを把握することができる。
【0045】
図5は本発明の実施例による情報提供サーバーの概略的な構成図であり、図6は本発明の実施例による情報提供方法を示したフローチャート図である。
【0046】
図5を参照すると、情報提供サーバー300は、受信部310、交通情報処理部320、及び伝送部330を含む。
【0047】
図6を参照すると、受信部310は、車両用端末200から交差路進入時間情報、交差路運行時間タイマーの値、及び信号待機時間タイマーの値を受信する(S610)。また、受信部310は、車両用端末200から車両用端末200のGPS情報及び進行方向情報を受信する。
【0048】
交通情報処理部320は、交差路進入時間情報、交差路運行時間タイマーの値、及び信号待機時間タイマーの値を利用して交差路間及び周辺の交通状況を分析して現在の交通状況情報を生成する(S620)。また、交通情報処理部320は、車両用端末200から車両用端末200のGPS情報及び進行方向情報を受信すると、車両用端末200が信号待機中である位置に設置された信号機の識別子情報を検索して、検索された信号機の識別子情報を車両用端末200に提供する。このような交通情報処理部320は、各交差路に設置されている信号機の信号機情報を保存している。
【0049】
伝送部330は、現在の交通状況情報を使用者に伝送する(S630)。この時、伝送部330は、DMB(Digital Multimedia Broadcasting)放送周波数チャンネルのうちの一部の周波数チャンネルを利用して使用者に提供する。
【0050】
本発明の実施例は、以上で説明した装置及び/または方法によってのみ具現されるのではなく、本発明の実施例の構成に対応する機能を実現するプログラムまたはそのプログラムが記録された記録媒体によって具現されることもでき、このような具現は、前記で説明した実施例の記載から、本発明が属する技術分野の専門家であれば容易に具現することができる。
【0051】
以上で、本発明の実施例について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されず、特許請求の範囲で定義している本発明の基本概念を利用した当業者の多様な変形及び改良形態も、本発明の権利範囲に属する。
【符号の説明】
【0052】
100 信号機情報送出機
200 車両用端末
210 受信部
220 GPS受信部
230 情報算出部
240 情報送受信部
300 情報提供サーバー
310 受信部
320 交通情報処理部
330 伝送部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両用端末であって、
各信号機に設置された信号機情報送出機から前記各信号機の識別子情報及び前記各信号機のGPS情報を含む複数の信号機情報を受信する受信部と、
前記車両用端末のGPS情報を受信するGPS受信部と、
前記複数の信号機情報のうちの前記車両用端末が信号待機中である信号機に該当する信号機情報及び前記車両用端末のGPS情報を利用して現在の交差路での交差路での信号待機時間を計算し、以前の交差路及び前記現在の交差路間の交差路運行時間を計算する情報算出部と、
交差路での信号待機時間情報及び交差路運行時間情報を情報提供サーバーに伝送する情報送受信部と
を含むことを特徴とする車両用端末。
【請求項2】
前記情報算出部は、前記情報提供サーバーから前記車両用端末が信号待機中である信号機の識別子情報を受信して、前記複数の信号機情報のうちの受信した前記信号機の識別子情報と一致する識別子情報を有する信号機情報を前記車両用端末が信号待機中である信号機に該当する信号機情報であると判断することを特徴とする請求項1に記載の車両用端末。
【請求項3】
前記情報送受信部は、前記情報提供サーバーが前記車両用端末が信号待機中である信号機の識別子情報を検索するのに必要な前記車両用端末のGPS情報及び運行方向情報を前記情報提供サーバーに伝送することを特徴とする請求項2に記載の車両用端末。
【請求項4】
前記情報算出部は、現在の交差路への交差路進入時間を確認し、
前記情報送受信部は、前記交差路進入時間情報を前記情報提供サーバーに伝送することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用端末。
【請求項5】
使用者に交通状況情報を提供する情報提供サーバーであって、
車両用端末が信号待機中である位置に設置された信号機から送出された信号機情報を利用して前記車両用端末が計算した交差路進入時間情報、交差路間の交差路運行時間情報、及び交差路での信号待機時間情報のうちの少なくとも1つを受信する受信部と、
受信した前記情報を利用して交通状況を分析して交通状況情報を生成する交通情報処理部と、
前記交通状況情報を使用者に伝送する伝送部と
を含むことを特徴とする情報提供サーバー。
【請求項6】
前記伝送部は、DMB放送周波数チャンネルのうちの一部の周波数チャンネルを利用して前記交通状況情報を伝送することを特徴とする請求項5に記載の情報提供サーバー。
【請求項7】
前記交通情報処理部は、交差路に設置されている信号機の信号機情報を保存していて、前記車両用端末からGPS情報及び進行方向情報を受信すると、前記車両用端末が信号待機中である位置に設置された信号機の識別子情報を検索して前記車両用端末に提供することを特徴とする請求項5に記載の情報提供サーバー。
【請求項8】
車両用端末の動作方法であって、
前記車両用端末が信号待機中である信号機に該当する信号機情報及び前記車両用端末のGPS情報を利用して現在の交差路に進入したと判断されれば、以前の交差路及び前記現在の交差路間の交差路運行時間を計算する段階と、
前記信号機情報及び前記車両用端末のGPS情報を利用して前記現在の交差路を通過したと判断されれば、前記現在の交差路での交差路での信号待機時間を計算する段階と、
計算された交差路での信号待機時間情報及び交差路運行時間情報を情報提供サーバーに伝送する段階と
を含むことを特徴とする車両用端末の動作方法。
【請求項9】
前記信号機情報は、信号機の識別子情報及び信号機のGPS情報を含むことを特徴とする請求項8に記載の車両用端末の動作方法。
【請求項10】
前記現在の交差路に進入したと判断されれば、前記現在の交差路に進入した時間を確認して、進入時間情報を前記情報提供サーバーに伝送する段階をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の車両用端末の動作方法。
【請求項11】
一定の範囲内に設置された複数の信号機から複数の信号機情報を受信する段階と、
前記複数の信号機情報のうちから前記車両用端末が信号待機中である信号機に該当する信号機情報を判別する段階と
をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の車両用端末の動作方法。
【請求項12】
前記判別する段階は、
前記車両用端末のGPS情報を受信して、
前記車両用端末のGPS情報及び進行方向情報を前記情報提供サーバーに伝送し、
前記車両用端末のGPS情報及び進行方向情報を受信した前記情報提供サーバーから前記車両用端末が信号待機中である信号機に該当する信号機情報を受信することによって行なわれることを特徴とする請求項11に記載の車両用端末の動作方法。
【請求項13】
情報提供サーバーが使用者に交通状況情報を提供する方法であって、
車両用端末が信号待機中である位置に設置された信号機から送出された信号機情報を利用して前記車両用端末が計算した進入時間情報、交差路間の交差路運行時間情報、及び交差路での信号待機時間情報のうちの少なくとも1つを受信する段階と、
受信した前記情報を利用して交通状況を分析して交通状況情報を生成する段階と、
前記交通状況情報を使用者に伝送する段階と
を含むことを特徴とする情報提供方法。
【請求項14】
前記伝送する段階は、DMB放送周波数チャンネルのうちの一部の周波数チャンネルを利用して前記交通状況情報を伝送することを特徴とする請求項13に記載の情報提供方法。
【請求項1】
車両用端末であって、
各信号機に設置された信号機情報送出機から前記各信号機の識別子情報及び前記各信号機のGPS情報を含む複数の信号機情報を受信する受信部と、
前記車両用端末のGPS情報を受信するGPS受信部と、
前記複数の信号機情報のうちの前記車両用端末が信号待機中である信号機に該当する信号機情報及び前記車両用端末のGPS情報を利用して現在の交差路での交差路での信号待機時間を計算し、以前の交差路及び前記現在の交差路間の交差路運行時間を計算する情報算出部と、
交差路での信号待機時間情報及び交差路運行時間情報を情報提供サーバーに伝送する情報送受信部と
を含むことを特徴とする車両用端末。
【請求項2】
前記情報算出部は、前記情報提供サーバーから前記車両用端末が信号待機中である信号機の識別子情報を受信して、前記複数の信号機情報のうちの受信した前記信号機の識別子情報と一致する識別子情報を有する信号機情報を前記車両用端末が信号待機中である信号機に該当する信号機情報であると判断することを特徴とする請求項1に記載の車両用端末。
【請求項3】
前記情報送受信部は、前記情報提供サーバーが前記車両用端末が信号待機中である信号機の識別子情報を検索するのに必要な前記車両用端末のGPS情報及び運行方向情報を前記情報提供サーバーに伝送することを特徴とする請求項2に記載の車両用端末。
【請求項4】
前記情報算出部は、現在の交差路への交差路進入時間を確認し、
前記情報送受信部は、前記交差路進入時間情報を前記情報提供サーバーに伝送することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用端末。
【請求項5】
使用者に交通状況情報を提供する情報提供サーバーであって、
車両用端末が信号待機中である位置に設置された信号機から送出された信号機情報を利用して前記車両用端末が計算した交差路進入時間情報、交差路間の交差路運行時間情報、及び交差路での信号待機時間情報のうちの少なくとも1つを受信する受信部と、
受信した前記情報を利用して交通状況を分析して交通状況情報を生成する交通情報処理部と、
前記交通状況情報を使用者に伝送する伝送部と
を含むことを特徴とする情報提供サーバー。
【請求項6】
前記伝送部は、DMB放送周波数チャンネルのうちの一部の周波数チャンネルを利用して前記交通状況情報を伝送することを特徴とする請求項5に記載の情報提供サーバー。
【請求項7】
前記交通情報処理部は、交差路に設置されている信号機の信号機情報を保存していて、前記車両用端末からGPS情報及び進行方向情報を受信すると、前記車両用端末が信号待機中である位置に設置された信号機の識別子情報を検索して前記車両用端末に提供することを特徴とする請求項5に記載の情報提供サーバー。
【請求項8】
車両用端末の動作方法であって、
前記車両用端末が信号待機中である信号機に該当する信号機情報及び前記車両用端末のGPS情報を利用して現在の交差路に進入したと判断されれば、以前の交差路及び前記現在の交差路間の交差路運行時間を計算する段階と、
前記信号機情報及び前記車両用端末のGPS情報を利用して前記現在の交差路を通過したと判断されれば、前記現在の交差路での交差路での信号待機時間を計算する段階と、
計算された交差路での信号待機時間情報及び交差路運行時間情報を情報提供サーバーに伝送する段階と
を含むことを特徴とする車両用端末の動作方法。
【請求項9】
前記信号機情報は、信号機の識別子情報及び信号機のGPS情報を含むことを特徴とする請求項8に記載の車両用端末の動作方法。
【請求項10】
前記現在の交差路に進入したと判断されれば、前記現在の交差路に進入した時間を確認して、進入時間情報を前記情報提供サーバーに伝送する段階をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の車両用端末の動作方法。
【請求項11】
一定の範囲内に設置された複数の信号機から複数の信号機情報を受信する段階と、
前記複数の信号機情報のうちから前記車両用端末が信号待機中である信号機に該当する信号機情報を判別する段階と
をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の車両用端末の動作方法。
【請求項12】
前記判別する段階は、
前記車両用端末のGPS情報を受信して、
前記車両用端末のGPS情報及び進行方向情報を前記情報提供サーバーに伝送し、
前記車両用端末のGPS情報及び進行方向情報を受信した前記情報提供サーバーから前記車両用端末が信号待機中である信号機に該当する信号機情報を受信することによって行なわれることを特徴とする請求項11に記載の車両用端末の動作方法。
【請求項13】
情報提供サーバーが使用者に交通状況情報を提供する方法であって、
車両用端末が信号待機中である位置に設置された信号機から送出された信号機情報を利用して前記車両用端末が計算した進入時間情報、交差路間の交差路運行時間情報、及び交差路での信号待機時間情報のうちの少なくとも1つを受信する段階と、
受信した前記情報を利用して交通状況を分析して交通状況情報を生成する段階と、
前記交通状況情報を使用者に伝送する段階と
を含むことを特徴とする情報提供方法。
【請求項14】
前記伝送する段階は、DMB放送周波数チャンネルのうちの一部の周波数チャンネルを利用して前記交通状況情報を伝送することを特徴とする請求項13に記載の情報提供方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【公開番号】特開2011−22988(P2011−22988A)
【公開日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−26960(P2010−26960)
【出願日】平成22年2月9日(2010.2.9)
【出願人】(596180076)韓國電子通信研究院 (733)
【氏名又は名称原語表記】Electronics and Telecommunications Research Institute
【住所又は居所原語表記】161 Kajong−dong, Yusong−gu, Taejon korea
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年2月3日(2011.2.3)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年2月9日(2010.2.9)
【出願人】(596180076)韓國電子通信研究院 (733)
【氏名又は名称原語表記】Electronics and Telecommunications Research Institute
【住所又は居所原語表記】161 Kajong−dong, Yusong−gu, Taejon korea
【Fターム(参考)】
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