説明

車体の剛性補強構造

【課題】車両の艤装性や整備性が低下することを防ぎながら、車体の剛性を向上させることが出来るようにする。
【解決手段】車両10のサスペンションの上端を支持するサスペンション支持部19と、車両10の幅方向に延在し車体の一部を形成する第1車幅方向部材15と、サスペンション支持部19に固定され第1車幅方向部材15の端部が連結される接続補強部材19と、車両10の幅方向に延在して第1車幅方向部材15および接続補強部材19に対して着脱可能に固定された第2車幅方向部材16とを備えて構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車体の剛性補強構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、車両のサスペンション装置を支持する車体部分(いわゆる、スプリングハウス)の剛性を向上させる構造が知られており、その一例としては、以下の特許文献1の技術が挙げられる。
ここで、この特許文献1の技術について図4を用いて簡単に説明する。なお、この図4は、特許文献1の図2に対応するものであって、車両100の前部右側を上方から見た平面図である。
【0003】
この図4に示すように、車両100には、前後方向に延在するアッパフレーム117が設けられている。なお、この図4においては、車両100の右側に設けられたアッパフレーム117のみを示すが、車両100の左側にも同様のアッパフレーム117が設けられている。
一対のアッパフレーム117,117間には、カウルトップ120が設けられている。このカウルトップ120は、車両100の幅方向に延在するものであって、その両端はそれぞれ一対のアッパフレーム117,117に接合されている。
【0004】
また、この車両100には、スプリングハウス118が設けられている。このスプリングハウス118は、図示しないサスペンション装置の上部を支持するものである。
そして、特許文献1の技術においては、このスプリングハウス118の上面をカウルトップ120の下面に接合する構造としている。これにより、スプリングハウス118の剛性を高めるとともに、サスペンション装置からスプリングハウス118に入力された荷重をスプリングハウス118とカウルトップ120とに分散させるようになっている。
【特許文献1】特開平9−221068号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の技術のように、スプリングハウス118の上面とカウルトップ120の下面とを接合する構造にすると、カウルトップ120の下方のスペースへのアクセスが困難になるという課題がある。
つまり、カウルトップ120の下方のスペースへ車両部品(例えば、図4に示すブレーキブースタ121)の搭載作業や整備作業が困難になる場合が生じる。
【0006】
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、車両の艤装性や整備性が低下することを防ぎながら、車体の剛性を向上させることが出来る、車体の剛性補強構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本発明の車体の剛性補強構造(請求項1)は、車両のサスペンションの上端を支持するサスペンション支持部と、該車両の幅方向に延在し該車体の一部を形成する第1車幅方向部材と、該サスペンション支持部に固定され該第1車幅方向部材の端部が連結される接続補強部材と、該車両の幅方向に延在して該第1車幅方向部材および該接続補強部材に対して着脱可能に固定された第2車幅方向部材とを備えることを特徴としている。
【0008】
また、請求項2記載の本発明の車体の剛性補強構造は、請求項1記載の内容において、該サスペンション支持部の上面には、該サスペンションの上端を支持するサスペンション支持穴が形成され、該補強接続部材は、該サスペンション支持部の上面で且つ該サスペンション支持穴を避けた部分に固着されている該サスペンション支持部の上面には、該サスペンションの上端を支持するサスペンション支持穴が形成され、該補強接続部材は、該サスペンション支持部の上面で且つ該サスペンション支持穴を避けた部分に固着されていることを特徴としている。
【0009】
また、請求項3記載の本発明の車体の剛性補強構造は、請求項1または2記載の内容において、該接続補強部材は、該サスペンション支持部において上方に立設し且つ略車幅方向に延びる固定壁部を有し、該第2車幅方向部材は、該固定壁部の後方に配設され、該固定壁部および該第2車幅方向部材は、該第1車幅方向部材を挟んで相互に連結されていることを特徴としている。
【0010】
また、請求項4記載の本発明の車体の剛性補強構造は、請求項1〜3いずれか1項に記載の内容において、該第1車幅方向部材,該第2車幅方向部材および該接続補強部材は、共通固定部により共締め固定されていることを特徴としている。
また、請求項5記載の本発明の車体の剛性補強構造は、請求項1〜4いずれか1項に記載の内容において、該第2車幅方向部材は、該接続補強部材に対して第1締結部材により固定されると共に、該第1車幅方向部材に対して第2締結部材により固定され、該第1締結部材と該第2締結部材とは、挿通方向が異なることを特徴としている。
【0011】
また、請求項6記載の本発明の車体の剛性補強構造は、請求項1〜5いずれか1項に記載の内容において、該サスペンション支持部は、該車両の両側にそれぞれ1つずつ設けられ、該第1車幅方向部材は、一対の該サスペンション支持部に亘って形成され、該接続補強部材は、一対の該サスペンション支持部の上面にそれぞれ固定されることを特徴としている。
【発明の効果】
【0012】
本発明の車体の剛性補強構造によれば、第1車幅方向部材と第2車幅方向部材とが、接続補強部材を介してサスペンション支持部と連結されるので、車体の剛性を向上させることが出来る。また、これらの第1車幅方向部材および接続補強部材に対して着脱可能に第2車幅方向部材を連結することが可能となり、車両の艤装性や整備性が低下することを防ぐことが出来る。(請求項1)
また、接続補強部材とサスペンション支持部との固着点をサスペンション支持穴から回避させることで、サスペンション支持部に直接サスペンションの上端部を取り付けることができ、固定剛性および取付精度を向上させることが出来る。(請求項2)
また、第1車幅方向部材,第2車幅方向部材および固定壁部のうち、第2車幅方向部材が最後方に配設され、且つ、固定壁部および第2車幅方向部材は第1車幅方向部材を挟んで相互に連結されているので、第2車幅方向部材の取外しおよび取付けが容易となり、車両の艤装性や整備性を向上させることが出来る。(請求項3)
また、第1車幅方向部材,第2車幅方向部材および接続補強部材は、共通締結固定部により共締め固定されているので、第2車幅方向部材の取外しおよび取付けが容易となり、車両の艤装性や整備性を向上させることが出来る。(請求項4)
また、第1締結部材と該第2締結部材とは、挿通方向が異なるように設定されているので、第1車幅方向部材,第2車幅方向部材および接続補強部材に対して種々の方向からの入力される荷重に対する剛性を確保することができる。(請求項5)
また、第1車幅方向部材が一対のサスペンション支持部に亘って形成され、且つ、接続補強部材が一対のサスペンション支持部の上面にそれぞれ固定されているので、一対のサスペンション支持部間の剛性を特に高めることが出来る。(請求項6)
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、図面により、本発明の一実施形態に係る車体の剛性補強構造について説明すると、図1は車両の前部を構成する車体を示す模式的な斜視図、図2はスプリングハウス近傍の構成を示す模式的な斜視図、図3はスプリングハウス近傍の構成を示す模式的な断面図である。
図1に示すように、車両10の前部には、この車両10の前後方向に延在するアッパフレーム11,11が左右両側にそれぞれ1つずつ設けられ、車体の一部を形成している。
【0014】
また、これらのアッパフレーム11,11には、スプリングハウス(サスペンション支持部)12,12がそれぞれ設けられている。
各スプリングハウス12は、円筒状に形成された部材であって、図示しないサスペンション装置の上部をその内部に収容し且つ支持するものである。
また、図2に示すように、このスプリングハウス12の上面12aには、サスペンション部材を固定するボルト(図示略)が挿通されるボルト穴(サスペンション支持穴)12bが3つ形成されるとともに、サスペンション装置の上端が挿入されるセンタ穴12cが1つ形成されている。
【0015】
また、図3に示すように、このスプリングハウス12には、上面12aと側面12dとの間に面取り部12eが形成されている。
また、図1に示すように、この車両10には、エンジンルーム13とキャビンと14の間で、車幅方向に延在し車体の一部を形成する第1カウルトップ(第1車幅方向部材)15が設けられている。この第1カウルトップ15は、車両10のフロントウィンド(図示略)の下端においてエンジンルーム13の上端の一部を形成しているものであり、また、その両端が、図示しないピラーにそれぞれ溶接されている。なお、この第1カウルトップ15は、溶組デッキとも呼ばれるものである。
【0016】
また、図3に示すように、この第1カウルトップ15には、上端部15a,壁部15b,傾斜部15cおよび下端部15dが一体に形成されている。
これらのうち、上端部15aは第1カウルトップ15の先端から略水平に後方へ延在する部分である。また、壁部15bは上端部15aの後端から略鉛直下方に延在する部分である。また、傾斜部15cは壁部15bの下端から斜め下方に延在する部分であって、スプリングハウス12の面取り部12に溶接されている。そして、下端部15dは傾斜部15cの後端から略水平に後方へ延在する部分である。
【0017】
また、壁部15bには、A固定ボルト(共通締結固定部,第1締結部材)17が挿通されるAカウルトップ穴15eが形成されている。
また、図1に示すように、第1カウルトップ15には、その両側端部と車幅中心C1との間において、それぞれ中間溶組デッキ穴15j,15jが形成されている。
また、図1に示すように、この車両10には、車幅方向に延在し第1カウルトップ15上に着脱可能に固定された第2カウルトップ(第2車幅方向部材)16が設けられている。なお、この第2カウルトップ16は、艤装デッキとも呼ばれるものである。
【0018】
この第2カウルトップ16には、図3に示すように、上端部16a,壁部16b,傾斜部16cおよび下端部16dが一体に形成されている。
これらのうち、上端部16aは第2カウルトップ16の先端から略水平に後方へ延在する部分であって、第1カウルトップ15の上端部15aに上方から当接している。
また、壁部16bは上端部16aの後端から略鉛直下方に延在する部分であって、第1カウルトップ15の壁部15bに後方から当接している。
【0019】
また、傾斜部16cは壁部16bの下端から斜め下方に延在する部分であって、第1カウルトップ15の傾斜部15cから僅かに上方へ離隔して形成されている。
また、下端部16dは傾斜部16cの後端から略水平に後方へ延在する部分であって、第1カウルトップ15の下端部15dに上方から当接している。
そして、壁部16bには、A固定ボルト17が挿通されるA艤装デッキ穴16eが形成されている。また、壁部16bの後面には、このA艤装デッキ穴16eと対応する位置にA固定ナット18が溶接により固定されている。
【0020】
また、この壁部16bには、図2に示すように、A艤装デッキ穴16eよりも車幅中心C1側にB艤装デッキ穴16fおよびC艤装デッキ穴16gが穿設されている。さらに、この壁部16bの裏面には、B艤装デッキ穴16fと対応する位置にB固定ナット(図示略)が溶接により固定され、また、C艤装デッキ穴16gと対応する位置にC固定ナット(図示略)が溶接により固定されている。
【0021】
また、図1に示すように、この第2カウルトップ16には、その両側端部と車幅中心C1との間に、それぞれ、中間艤装デッキ穴16j,16jが形成されている。これらの中間艤装デッキ穴16j,16jは、第2カウルトップ16が第1カウルトップ15に固定された際に、第1カウルトップ15に形成された中間溶組デッキ穴15j,15jと連通するようになっている。
【0022】
そして、これらの中間艤装デッキ穴16j,16jおよび中間溶組デッキ穴15j,15jには、鉛直ボルト(第2締結部材)20,20がそれぞれ略上下方向に挿入され、中間溶組デッキ穴15j,15jの下面に溶接された図示しないナットに対して螺合することで、第1カウルトップ15と第2カウルトップ16とを着脱可能に連結することができるようになっている。
【0023】
そして、図1に示すように、スプリングハウス12,12には、それぞれ、スプリングハウス・ガセット(接続補強部材)19,19が1つずつ設けられている。なお、このスプリングハウス・ガセット19を、以下単に“ガセット19”という。これらのガセット19,19には、それぞれ、第1カウルトップ15の車幅方向の両端部が連結されている。
【0024】
このガセット19には、図3に示すように、下面部19a,後壁部(固定壁部)19bおよびフランジ部19cが形成されている。
これらのうち、下面部19aは、ガセット19の下端を形成しスプリングハウス12の上面12aに当接する部分である。
図2に示すように、この下面部19aには、スプリングハウス12の上面12aに形成されたサスペンションボルト穴12bを塞がないように切り欠き部19dが形成されている。また、この下面部19aは、スプリングハウス12の上面12aにおける第2カウルトップ16に隣接した部分に配設され、スプリングハウス上面12aにおいてサスペンションボルト穴12bを避けた部分に溶接されている。
【0025】
後壁部19bは、下面部19aの後端から略鉛直に立設する壁状の部分である。また、この後壁部19bには、A固定ボルト17,B固定ボルト(図示略)およびC固定ボルト(図示略)がそれぞれ略水平に挿通されるAガセット穴19e,Bガセット穴19fおよびCガセット穴19gが形成されている。
なお、この後壁部19bの後方には第2カウルトップ16が配設され、この後壁部19bおよび第2カウルトップ16は、第1カウルトップ15を挟んで相互にA固定ボルト17により相互に連結されている。つまり、第1カウルトップ15,第2カウルトップ16およびガセット19の後壁部19bは、A固定ボルト17により共締め固定されている。
【0026】
フランジ部19cは、下面部19aの車幅中心C1側の端部から斜め上方に立設する部分である。また、このフランジ部19cにもボルト穴19h,19iが形成されている。
本発明の一実施形態に係る車体の剛性補強構造は上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。
第2カウルトップ16が、第1カウルトップ15およびガセット19に対して着脱可能に固定され、且つ、ガセット19が第2カウルトップ16および第1カウルトップ15に対して着脱可能に固定されているので、エンジンルーム13における第2カウルトップ16下のスペースに対するアクセス性を向上させることを可能としながら、車両10の車体剛性を向上させることが可能となる。
【0027】
つまり、車両10の艤装性や整備性が低下することを防ぎながら、車体の剛性を向上させることが出来るのである。
また、ガセット19とスプリングハウス12との固着点をボルト穴12bから回避させることで、図示しないサスペンションの固定剛性および取付精度を向上させることが出来る。
【0028】
また、第1カウルトップ15,第2カウルトップ16およびガセット19の後壁部19bのうち、第2カウルトップ16が最後方に配設され、且つ、後壁部19bおよび第2カウルトップ16は第1カウルトップ15を挟んで相互に連結されているので、第2カウルトップ16の取外しおよび取付けが容易となり、車両10の艤装性や整備性を向上させることが出来る。
【0029】
また、第1カウルトップ15,第2カウルトップ16およびガセット19は、A固定ボルト17により共締め固定されているので、第2カウルトップ16の取外しおよび取付けが容易となり、車両10の艤装性や整備性を向上させることが出来る。
また、A固定ボルト17は第1カウルトップ15,第2カウルトップ16およびガセット19に対して略水平方向に挿通されるのに対し、鉛直ボルト20は第1カウルトップ15および第2カウルトップ16に対して略鉛直方向に挿通される。即ち、A固定ボルト17と鉛直ボルト20とは、挿通方向が互いに異なるように設定されているので、種々の方向から車体に入力される荷重に対する剛性を確保することができる。
【0030】
また、第1カウルトップ15一対のスプリングハウス12,12に亘って形成され、且つ、ガセット19が一対のスプリングハウス12,12の上面にそれぞれ固定されているので、一対のスプリングハウス12、12間の剛性を特に高めることが出来る。
また、ガセット19を、スプリングハウス12の上面12aにおける第2カウルトップ16に隣接した部分に固着することで、車体の剛性を向上させながら、ガセット19の小型化を図ることが可能となる。
【0031】
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが出来る。
上述の実施形態においては、車両10の前方にエンジンルーム13が形成された場合を例にとって説明したが、このような場合に限定するものではなく、例えば、車両の後方にエンジンルームが形成された場合においても、本発明を適用することが出来る。
【0032】
また、上述の実施形態においては、車両10の車幅中心C1近傍において、第1カウルトップ15と第2カウルトップ16とが鉛直ボルト20,20により固定されている場合について説明したが、このような場合に限定するものではない。例えば、第1カウルトップ15および第2カウルトップ16の両端部を鉛直ボルト20,20により着脱可能に連結する構成としてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の一実施形態に係る車体の剛性補強構造の全体構成を示す模式的な斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る車体の剛性補強構造の要部構成を示す模式的な斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る車体の剛性補強構造の要部構成を示す模式的な断面図である。
【図4】従来の車体の剛性補強構造を示す模式的な平面図である。
【符号の説明】
【0034】
10 車両
12 スプリングハウス(サスペンション支持部)
12b ボルト穴(サスペンション支持穴)
15 第1カウルトップ(第1車幅方向部材;溶組デッキ)
16 第2カウルトップ(第2車幅方向部材;艤装デッキ)
17 A固定ボルト(共通締結固定部,第1締結部材)
19 スプリングハウス・ガセット(接続補強部材)
19b 後壁部(固定壁部)
20 鉛直ボルト(第2締結部材)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両のサスペンションの上端を支持するサスペンション支持部と、
該車両の幅方向に延在し該車体の一部を形成する第1車幅方向部材と、
該サスペンション支持部に固定され該第1車幅方向部材の端部が連結される接続補強部材と、
該車両の幅方向に延在して該第1車幅方向部材および該接続補強部材に対して着脱可能に固定された第2車幅方向部材とを備える
ことを特徴とする、車体の剛性補強構造。
【請求項2】
該サスペンション支持部の上面には、該サスペンションの上端を支持するサスペンション支持穴が形成され、
該補強接続部材は、該サスペンション支持部の上面で且つ該サスペンション支持穴を避けた部分に固着されている
ことを特徴とする、請求項1記載の車体の剛性補強構造。
【請求項3】
該接続補強部材は、該サスペンション支持部において上方に立設し且つ略車幅方向に延びる固定壁部を有し、
該第2車幅方向部材は、該固定壁部の後方に配設され、
該固定壁部および該第2車幅方向部材は、該第1車幅方向部材を挟んで相互に連結されている
ことを特徴とする、請求項1または請求項2記載の車体の剛性補強構造。
【請求項4】
該第1車幅方向部材,該第2車幅方向部材および該接続補強部材は、共通締結固定部により共締め固定されている
ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の車体の剛性補強構造。
【請求項5】
該第2車幅方向部材は、該接続補強部材に対して第1締結部材により固定されると共に、該第1車幅方向部材に対して第2締結部材により固定され、
該第1締結部材と該第2締結部材とは、挿通方向が異なる
ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車体の剛性補強構造。
【請求項6】
該サスペンション支持部は、該車両の両側にそれぞれ1つずつ設けられ、
該第1車幅方向部材は、一対の該サスペンション支持部に亘って形成され、
該接続補強部材は、一対の該サスペンション支持部の上面にそれぞれ固定される
ことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1項に記載の車体の剛性補強構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−162316(P2008−162316A)
【公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−351293(P2006−351293)
【出願日】平成18年12月27日(2006.12.27)
【出願人】(000006286)三菱自動車工業株式会社 (2,892)
【Fターム(参考)】