説明

車載機、サーバおよび地点情報音声出力方法

【課題】 ダウンロードに要する時間を最小限に抑えることが可能な「車載機、サーバおよび地点情報音声出力方法」を提供する。
【解決手段】 コンテンツサーバ150は地点情報およびこれを音声出力するためのTTSファイルをリスト化して管理する。車載機110は、地点リストで管理された地点情報において、対応するTTSファイルが存在しないものがある場合、「全件読み出し」ボタンを選択不可能の状態に設定し、無駄なダウンロードまたはダウンロード指示を防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車載機、サーバおよび地点情報音声出力方法に関し、特に地点情報を一括して音声出力する機能を備えた車載機、サーバおよび地点情報音声出力方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット上のサーバなどへアクセスするための通信機能を備えた車載機が存在する。このような車載機のなかにはXML(eXtensible Markup Language)を解析して表示する機能を備えたものも存在し、XMLによって記述されたコンテンツデータをサーバから取得して表示することが可能となっている。
【0003】
上記のような車載機のなかには地点情報を取得する機能を搭載したものがある(特許文献1)。地点情報とは花火大会やコンサートなどのイベントが開催される場所などを含む情報である。個々の地点情報は地点リストと呼ばれるリストにリンクされている。車載機は地点リストを参照し、これにリンクされている地点情報を取得する。また、地点情報にはTTS(Text to Speak)ファイルが対応付けられている。TTSファイルとはこれを音声にして出力するためのファイルである。ドライバは例えば車載機に実装された「全件読み上げ」機能を実行することで、車載機は地点リストから全件の地点情報とこれに対応づけられたTTSファイルを取得し、各地点情報を読み上げる。
【特許文献1】特開2001−273203
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した従来技術では、地点リストにリンクされた全ての地点情報に対してTTSファイルが存在する場合のみ、TTSファイルの全件読み出しが可能である。すなわち、TTSファイルが存在しない地点情報が1つでもある場合、全件読み出し機能を実行することが不可能である。従来技術において、全ての地点情報に関してTTSファイルが存在するか否かは、実際に地点リンクに従ってTTSファイルをダウンロードすることで判別される。このため、TTSファイルが存在しない地点情報が存在する場合、他のTTSファイルをダウンロードするために費やした時間が無駄となってしまうという問題が存在する。
という問題が存在する。
【0005】
そこで本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、ダウンロードに要する時間を最小限に抑えることが可能な車載機、サーバおよび地点情報音声出力方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
かかる目的を達成するために、本発明は、地点情報を音声出力するためのTTSファイルを所定のサーバからダウンロードする機能を備えた車載機であって、前記サーバから前記地点情報のリストを取得するリスト取得手段と、前記リストで管理された地点情報と対応するTTSファイルを一括して前記所定のサーバから取得するTTSファイル取得手段と、前記TTSファイル取得手段で取得したTTSファイルを順次音声出力する音声出力手段とを有し、前記リストが地点情報ごとにTTSファイルの存在有無を示す記述を含み、前記TTSファイル取得手段が前記リストにおいてTTSファイルが存在しない記述が含まれる場合、TTSファイルの取得を実行しないように構成される。地点情報またはTTSファイルを実際にダウンロードせずとも、TTSファイルが存在するか否かを判定することができるため、これを無駄にダウンロードする手間および時間を削除することができ、ダウンロードに要する時間を最小限に抑えることが可能となる。
【0007】
また、本発明は例えば、前記リストで管理された地点情報と対応するTTSファイルを一括して取得することを指示するための全件読み出し指示手段を有し、前記全件読み出し指示手段が、前記リストにおいてTTSファイルが存在しない記述が含まれる場合、無効とされるように構成されてもよい。TTSファイルが無い地点情報が存在する場合、「全件読み出し」機能を無効とするように構成することで、これのTTSファイルをダウンロードする指示をユーザに無駄に入力させることを防止でき、使用勝手を向上させることができる。
【0008】
また、本発明は、地点情報を音声出力するためのTTSファイルを所定のサーバからダウンロードする機能を備えた車載機であって、前記サーバから前記地点情報のリストを取得するリスト取得手段と、前記リストで管理された地点情報と対応するTTSファイルを一括して前記所定のサーバから取得するTTSファイル取得手段と、前記TTSファイル取得手段で取得したTTSファイルを順次音声出力する音声出力手段とを有し、前記リストが地点情報ごとにTTSファイルの存在有無を示す記述を含み、前記TTSファイル取得手段が前記リストにおいてTTSファイルが存在しない記述が含まれる場合、存在しないTTSファイルを除外して他のTTSファイルを取得するように構成される。ダウンロードしたTTSファイルを確実に再生することが可能となり、無駄にダウンロードするという行為を防止することが可能となる。すなわち、無駄なダウンロードをなくすことで、ダウンロードに要する時間を最小限に抑えることが可能となる。
【0009】
また、本発明は、地点情報および当該地点情報を音声出力するためのTTSファイルをリスト化して管理するサーバであって、前記リストが地点情報ごとにTTSファイルの存在有無を示す記述を含むように構成される。TTSファイルが存在するか否かをリスト化して管理することで、これからTTSファイルをダウンロードする車載機などが無駄なダウンロードをすることを回避することができる。
【0010】
また、本発明は、地点情報を音声出力するための地点情報音声出力方法であって、前記地点情報および当該地点情報を音声出力するためのTTSファイルをリスト化して管理する所定のサーバから当該リストを取得する第1ステップと、前記リストで管理されたTTSファイルを一括して前記所定のサーバから取得する第2ステップと、前記第2ステップで取得したTTSファイルを順次音声出力する第4ステップとを有し、前記リストが地点情報ごとにTTSファイルの存在有無を示す記述を含み、前記第2ステップが前記リストにおいてTTSファイルが存在しない記述が含まれる場合、TTSファイルの取得を実行しないように構成される。地点情報またはTTSファイルを実際にダウンロードせずとも、TTSファイルが存在するか否かを判定することができるため、これを無駄にダウンロードする手間および時間を削除することができ、ダウンロードに要する時間を最小限に抑えることが可能となる。
【0011】
また、本発明は、地点情報を音声出力するための地点情報音声出力方法であって、前記地点情報および当該地点情報を音声出力するためのTTSファイルをリスト化して管理する所定のサーバから当該リストを取得する第1ステップと、前記リストで管理されたTTSファイルを一括して前記所定のサーバから取得する第2ステップと、前記第2ステップで取得したTTSファイルを順次音声出力する第4ステップとを有し、前記リストが地点情報ごとにTTSファイルの存在有無を示す記述を含み、前記第2ステップが前記リストにおいてTTSファイルが存在しない記述が含まれる場合、存在しないTTSファイルを除外して他のTTSファイルを取得するように構成される。ダウンロードしたTTSファイルを確実に再生することが可能となり、無駄にダウンロードするという行為を防止することが可能となる。すなわち、無駄なダウンロードをなくすことで、ダウンロードに要する時間を最小限に抑えることが可能となる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、ダウンロードに要する時間を最小限に抑えることが可能な車載機、サーバおよび地点情報音声出力方法を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
【実施例1】
【0014】
まず、本発明による実施例1について図面を用いて詳細に説明する。図1は本実施例による地点情報提供システム100のシステム構成を示す図である。
【0015】
図1に示すように、地点情報提供システム100は、自動車に搭載された車載機110および出力装置120と、ユーザが所有する携帯電話機130と、サービス提供側が管理・運用するコンテンツサーバ150とを有して構成される。この構成において、車載機110は携帯電話機130からインターネット140を介してコンテンツサーバ150へアクセスする。また、コンテンツサーバ150はデータベースなどの記憶手段に記憶されたコンテンツデータ160へアクセスすることが可能である。
【0016】
車載機110は、携帯電話機130と通信するための送受信部101と、コンテンツサーバ150から受信した各種データ(コンテンツともいう)を解析するためのコンテンツ解析部102と、コンテンツ解析部102で解析した結果を出力装置120から画像出力または音声出力するための出力制御部103とを有して構成される。
【0017】
送受信部101と携帯電話機130とは、例えば無線LANやBluetooth(登録商標)または有線ケーブルを用いたネットワークを介して相互にデータを送受信する。
【0018】
コンテンツ解析部102は例えばCPU(中央演算処理装置)などで実現され、コンテンツサーバ150から送受信部101を介して受信したコンテンツを解析する。本実施例では、例としてコンテンツがXMLで記述されているものとする。したがって、コンテンツ解析部102はXMLを解析可能な構成で実現される。
【0019】
出力制御部103は、画像出力制御手段と音声出力制御手段とを含んで構成される。画像出力制御手段は、例えばビデオチップやビデオメモリなどを含んで構成され、コンテンツ解析部102の解析結果を入力し、所定の処理を施した後、画像データとして出力する。音声出力制御手段は、例えばDSP(Dgital Signal Processor)などを含んで構成され、コンテンツ解析部102の解析結果を入力し、所定の処理を施した後、音声データとして出力する。
【0020】
出力装置120は、車載機110から入力された画像データを表示出力するためのディスプレイと、音声データを音声出力するためのスピーカとを有して構成される。
【0021】
コンテンツサーバ150は、一般的なサーバ装置またはパーソナルコンピュータで構成される情報処理装置である。コンテンツサーバ150は、本実施例の特徴である地点リンクを保持・管理する。また、コンテンツデータ160は、地点リンクでリンクされた地点情報と、これに対応づけられたTTSファイル(本実施例ではこれを地点情報読み出し用TTSファイルという)とを含む。図2に本実施例による地点リンクと地点情報および地点情報読み出し用TTSファイルとを示す。
【0022】
図2に示すように、地点リンクは「地点情報aへのリンク」、「地点情報bへのリンク」、「地点情報cへのリンク」、…というように、各地点情報へのリンク情報の集合でなる。また、各リンク情報には、これにリンク付けがなされた地点情報に地点情報読み出し用TTSファイルが対応づけられているか否かを示すフラグが付与されている。このようなリンク情報およびフラグは、例えば以下のような記述とすることができる。なお、使用言語はXMLである。また、“filetype”とはリンク先のコンテンツの種別、すなわち地点情報を示す。“linktype”とはリンク先のコンテンツに更にリンクされてるコンテンツの種別、すなわち地点情報読み出し用TTSファイルを示す。
<link filetype=”POIX” linktype=”TTS”>spot.php?cd=1602536</link>
【0023】
以上の記述において、地点情報はPOIX(Point Of Interest eXchange Language)形式のファイルで記述されていることが示されている。また、“linktype=”TTS””はフラグであり、地点情報読み出し用TTSファイルが存在することを示している。なお、地点情報読み出し用TTSファイルが存在しない場合、例えば“linktype=”””と記述することができる。図2では、地点情報読み出し用TTSファイルが存在することを示すフラグを「TTS有り」とし、存在しないことを示すフラグを「TTS無し」としている。
【0024】
次に、本実施例による車載機110の動作を図面と共に説明する。図3は車載機110の動作を示すフローチャートである。
【0025】
図3に示すように、車載機110は、まず、携帯電話機130へアクセスし、インターネット140へのアクセスを要求する(ステップS101)。これに対し、携帯電話機130は例えば所定のアクセスポイントへダイアルアップし、インターネットへアクセスする。
【0026】
このようにインターネット140へアクセスすると、車載機110はコンテンツサーバ150へアクセスし(ステップS102)、これから地点リストを取得する(リスト取得手段:ステップS103)。
【0027】
次に車載機110は、受信した地点リスト、特にフラグを解析し(ステップS104)、全てのリンク情報に関するフラグが「TTS有り」となっているか否かを判定する(ステップS105)。
【0028】
ステップS105の判定の結果、全てのリンク情報に関するフラグが「TTS有り」となっている場合(ステップS105のYes)、車載機110は出力装置120のディスプレイに表示した「全件読み出し」ボタンを選択可能とし、この機能を有効とする(ステップS106)。一方、ステップS105の判定の結果、何れかのリンク情報に関するフラグが「TTS無し」となっている場合(ステップS106のNo)、車載機110は出力装置120のディスプレイに表示した「全件読み出し」ボタンを選択不可能とし、この機能を無効とする(ステップS107)。この際、「全件読み出し不可能」などのメッセージをディスプレイに表示してもよい。
【0029】
ここで、図4に出力装置120のディスプレイに表示される画面例を示す。図4に示すように、ディスプレイにはコンテンツ解析結果と「全件読み出し」ボタンとが表示される。この「全件読み出し」ボタンは全件読み出し指示手段として機能する。図3のステップS106では、この「全件読み出し」ボタンが選択可能とされ、ステップS107では選択不可能とされる。
【0030】
図4に示す画面において、「全件読み出し」ボタンが選択されると、車載機は携帯電話機130を介してコンテンツサーバ150へアクセスし、地点情報および地点情報読み出し用TTSファイルをダウンロードし(TTSファイル取得手段)、地点情報読み出し用TTSファイルを音声出力する(音声出力手段)。
【0031】
以上のように構成することで、地点情報またはTTSファイルを実際にダウンロードせずとも、TTSファイルが存在するか否かを判定することができるため、これを無駄にダウンロードする手間および時間を削除することができ、ダウンロードに要する時間を最小限に抑えることが可能となる。
【0032】
なお、以上で説明した実施例1は本発明を実施するための最良の形態の一つにすぎず、本発明はその趣旨を逸脱しない限り種々変形して実施可能である。
【実施例2】
【0033】
次に、本発明の実施例2について図面を用いて詳細に説明する。尚、以下の説明において、実施例1と同様の構成については、同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。また、特記しない構成に関しては実施例1と同様である。
【0034】
本実施例は地点情報読み出し用TTSファイルが存在しない場合、これを飛ばすように構成される。
【0035】
本実施例は実施例1と同様の構成を引用することができるため、ここでは詳細な説明を省略する。また、本実施例における車載機110の動作は図3に示す動作でなく、図5に示すようになる。
【0036】
図5に示すように、図4に示す画面において「全件読み出し」ボタンが選択されると、車載機110は、まず、携帯電話機130へアクセスし、インターネット140へのアクセスを要求する(ステップS201)。これに対し、携帯電話機130は例えば所定のアクセスポイントへダイアルアップし、インターネットへアクセスする。
【0037】
このようにインターネット140へアクセスすると、車載機110はコンテンツサーバ150へアクセスし(ステップS202)、これから地点リストを取得する(リスト取得手段:ステップS203)。
【0038】
次に車載機110は、受信した地点リスト、特にフラグを解析し(ステップS204)、フラグが「TTS有り」となっている地点情報読み出し用TTSファイルを全て取得する(TTSファイル取得手段:ステップS205)。
【0039】
次に車載機110は、地点リストの最初のリストを選択し(ステップS206)、これのフラグが「TTS有り」であるか否かを判定する(ステップS207)。フラグが「TTS有り」の場合(ステップS207のYes)、車載機110は対応する地点情報読み出し用TTSファイルを音声出力する(音声出力手段:ステップS208)。これに対し、フラグが「TTS無し」の場合(ステップS207のNo)、車載機110は地点情報読み出し用TTSファイルが無いことを音声出力する(ステップS209)。これは、例えば「TTSファイルがありません」などを音声出力することで実現することができる。
【0040】
以上のように地点情報読み出し用TTSファイルまたはこれが無いことを音声出力すると、車載機110は全てのリストに関して以上のような処理を実行したか否かを判定し(ステップS210)、全てのリストに関する処理を終了した場合(ステップS210のYes)、処理を終了する。一方、全てのリストに関する処理が未完了である場合(ステップS210のNo)、次のリストを選択し(ステップS211)、ステップS207へ帰還する。
【0041】
以上のように構成することで、ダウンロードしたTTSファイルを確実に再生することが可能となり、無駄にダウンロードするという行為を防止することが可能となる。すなわち、無駄なダウンロードをなくすことで、ダウンロードに要する時間を最小限に抑えることが可能となる。
【0042】
なお、上記実施例1および実施例2は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の実施例1による地点情報提供システム100のシステム構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例1による地点リスト、地点情報および地点情報読み出し用TTSファイルを示す図である。
【図3】本発明の実施例1による車載機110の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施例1において出力装置120のディスプレイに表示される画面を示す図である。
【図5】本発明の実施例2による車載機110の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0044】
100 地点情報提供システム
101 送受信部
102 コンテンツ解析部
103 出力制御部
110 車載機
120 出力装置
130 携帯電話機
140 インターネット
150 コンテンツサーバ
160 コンテンツデータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
地点情報を音声出力するためのTTSファイルを所定のサーバからダウンロードする機能を備えた車載機であって、
前記サーバから前記地点情報のリストを取得するリスト取得手段と、
前記リストで管理された地点情報と対応するTTSファイルを一括して前記所定のサーバから取得するTTSファイル取得手段と、
前記TTSファイル取得手段で取得したTTSファイルを順次音声出力する音声出力手段とを有し、
前記リストは地点情報ごとにTTSファイルの存在有無を示す記述を含み、
前記TTSファイル取得手段は前記リストにおいてTTSファイルが存在しない記述が含まれる場合、TTSファイルの取得を実行しないことを特徴とする車載機。
【請求項2】
前記リストで管理された地点情報と対応するTTSファイルを一括して取得することを指示するための全件読み出し指示手段を有し、
前記全件読み出し指示手段は、前記リストにおいてTTSファイルが存在しない記述が含まれる場合、無効とされることを特徴とする請求項1記載の車載機。
【請求項3】
地点情報を音声出力するためのTTSファイルを所定のサーバからダウンロードする機能を備えた車載機であって、
前記サーバから前記地点情報のリストを取得するリスト取得手段と、
前記リストで管理された地点情報と対応するTTSファイルを一括して前記所定のサーバから取得するTTSファイル取得手段と、
前記TTSファイル取得手段で取得したTTSファイルを順次音声出力する音声出力手段とを有し、
前記リストは地点情報ごとにTTSファイルの存在有無を示す記述を含み、
前記TTSファイル取得手段は前記リストにおいてTTSファイルが存在しない記述が含まれる場合、存在しないTTSファイルを除外して他のTTSファイルを取得することを特徴とする車載機。
【請求項4】
地点情報および当該地点情報を音声出力するためのTTSファイルをリスト化して管理するサーバであって、
前記リストは地点情報ごとにTTSファイルの存在有無を示す記述を含むことを特徴とするサーバ。
【請求項5】
地点情報を音声出力するための地点情報音声出力方法であって、
前記地点情報および当該地点情報を音声出力するためのTTSファイルをリスト化して管理する所定のサーバから当該リストを取得する第1ステップと、
前記リストで管理されたTTSファイルを一括して前記所定のサーバから取得する第2ステップと、
前記第2ステップで取得したTTSファイルを順次音声出力する第4ステップとを有し、
前記リストは地点情報ごとにTTSファイルの存在有無を示す記述を含み、
前記第2ステップは前記リストにおいてTTSファイルが存在しない記述が含まれる場合、TTSファイルの取得を実行しないことを特徴とする地点情報音声出力方法。
【請求項6】
地点情報を音声出力するための地点情報音声出力方法であって、
前記地点情報および当該地点情報を音声出力するためのTTSファイルをリスト化して管理する所定のサーバから当該リストを取得する第1ステップと、
前記リストで管理されたTTSファイルを一括して前記所定のサーバから取得する第2ステップと、
前記第2ステップで取得したTTSファイルを順次音声出力する第4ステップとを有し、
前記リストは地点情報ごとにTTSファイルの存在有無を示す記述を含み、
前記第2ステップは前記リストにおいてTTSファイルが存在しない記述が含まれる場合、存在しないTTSファイルを除外して他のTTSファイルを取得することを特徴とする地点情報音声出力方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2006−65772(P2006−65772A)
【公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−250496(P2004−250496)
【出願日】平成16年8月30日(2004.8.30)
【出願人】(000101732)アルパイン株式会社 (2,424)
【Fターム(参考)】